JP3015989U - 高温測定用プローブカード及び高温測定用プローブカードに用いられる基板 - Google Patents

高温測定用プローブカード及び高温測定用プローブカードに用いられる基板

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JP3015989U
JP3015989U JP1994007810U JP781094U JP3015989U JP 3015989 U JP3015989 U JP 3015989U JP 1994007810 U JP1994007810 U JP 1994007810U JP 781094 U JP781094 U JP 781094U JP 3015989 U JP3015989 U JP 3015989U
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JP
Japan
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temperature measurement
high temperature
substrate
probe card
heater
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JP1994007810U
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English (en)
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昌男 大久保
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Japan Electronic Materials Corp
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Japan Electronic Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温測定に使用してもプローブの先端の接触
部の位置がずれず、しかも室温での測定をも行うことが
できるようにする。 【構成】 加熱状態にある測定対象物であるLSIチッ
プ800の電気的諸特性を測定する高温測定に用いられ
る高温測定用プローブカードであって、開口110が設
けられた基板100と、基板100の縁部を固定するホ
ルダー200と、開口110の周囲に取り付けられるリ
ング300と、リング300に取り付けられて開口11
0に臨む複数本のプローブ400とを備えており、基板
100の表面には基板100を加熱するヒータ500が
設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加熱状態にある測定対象物の電気的諸特性を測定する高温測定用プ ローブカードと、この高温測定用プローブカードに用いられる基板とに関する。
【0002】
【従来の技術】
測定対象物であるLSIチップの電気的諸特性の測定には、加熱状態(80℃ 〜120℃)で行われるもの、すなわち高温測定がある。 すなわち、加熱用ヒーターが内蔵されたホットチャックにLSIチップを搭載 した状態で測定を行うのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この高温測定に用いられるプローブカードには、室温(23℃〜25℃)での 測定に用いられるものが流用される。この室温用のプローブカードは、加熱され たLSIチップを測定すると、ホットチャックからの輻射熱によって基板が熱膨 張してプローブの先端の位置がずれる。すなわち、この基板は、室温状態におい て各部の位置合わせを行っており、しかも縁部がホルダーで固定されているため 、基板とホルダーとの膨張率の違いにより、加熱されると基板自体が変形する。 このため、正確な測定ができないようになる。
【0004】 高温測定専用のプローブカードを使用すれば上述したような問題は解消するの であるが、室温用のプローブカードを流用しているのが現状である。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、高温測定に使用してもプローブ の先端である接触部の位置がずれず、しかも室温での測定をも行うことができる 高温測定用プローブカードと、この高温測定用プローブカードに用いられる基板 とを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る高温測定用プローブカードは、加熱状態にある測定対象物の電気 的諸特性を測定する高温測定に用いられる高温測定用プローブカードであって、 開口が設けられた基板と、この基板の縁部を固定するホルダーと、前記開口の周 囲に取り付けられるリングと、このリングに取り付けられて前記開口に臨む複数 本のプローブとを備えており、前記基板には基板を加熱するヒータが設けられて いる。
【0007】 本考案に係る高温測定用プローブカードに用いられる基板は、加熱状態にある 測定対象物の電気的諸特性を測定する高温測定用プローブカードに用いられる基 板であって、加熱するヒータが設けられている。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の第1の実施例に係る高温測定に用いられるプローブカードの断 面図、図2は本考案の第2の実施例に係る高温測定に用いられるプローブカード の断面図、図3は第3の実施例に係る高温測定用プローブカードの断面図、図4 は本考案の第4の実施例に係る高温測定に用いられるプローブカードの断面図で ある。
【0009】 第1の実施例に係る高温測定用プローブカードは、図1に示すように、加熱状 態にある測定対象物であるLSIチップ800の電気的諸特性を測定する高温測 定に用いられる高温測定用プローブカードであって、開口110が設けられた基 板100と、この基板100の縁部を固定するホルダー200と、前記開口11 0の周囲に取り付けられるリング300と、このリング300に取り付けられて 前記開口110に臨む複数本のプローブ400とを備えており、前記基板100 の表面には基板100を加熱するヒータ500が設けられている。
【0010】 基板100は、例えばポリイミド樹脂からなる絶縁性薄板材を積層して構成さ れるものであり、円形に形成されている。かかる基板100の中央部には、LS Iチップ800に対応した形状(図1では長方形)の開口110が開設されてい る。この開口110には、段差部111が設けられている。
【0011】 かかる基板100の表面には、面ヒータであるヒータ500が、少なくとも開 口部110を除いて設けられている。このヒータ500は、基板100を加熱す るものである。すなわち、高温測定用プローブカードの組立作業時に、ヒータ5 00によって基板100を加熱し、その状態でプローブ400の先端の接触部4 10がLSIチップ800のパッドの位置に合致するように位置合わせを行うの である。
【0012】 かかる基板100は、リング状のホルダー200に取り付けられている。すな わち、基板100の縁部は、ホルダー200によって固定されている。
【0013】 前記ホルダー200は、基板100より膨張率が低い金属等から構成されてお り、全体として略リング状に形成されている。
【0014】 一方、リング300は、開口110に対応した長方形状に形成されている。ま た、当該リング300は、開口110の段差部111に対応した鍔部320が形 成され、当該鍔部320の裏面側、すなわちこのリング300が開口110に取 り付けられた状態で裏面側になる面がテーパ面321として形成されている。こ のテーパ面321は、エポキシ系樹脂等によってプローブ400の中腹部が取り 付けられる部分である。
【0015】 プローブ400は、タングステン等からなり、先端がLSIチップ800のパ ッドに接触する接触部410として折曲されている。また、このプローブ400 の後端は、基板100の裏面に形成された配線パターン120に接続される。
【0016】 基板100の開口110にリング300を接着剤で取り付ける。そして、プロ ーブ400を基板100に取り付ける。すなわち、プローブ400の接触部41 0をLSIチップ800のパッドの位置に対応させ、この状態でプローブ400 の中腹部をリング300のテーパ面321にエポキシ系樹脂等によって取り付け る。さらに、プローブ400の後端を基板100の配線パターン120に接続す る。
【0017】 このようにして構成された高温測定用プローブカードは、加熱用ヒーター82 0が内蔵されたホットチャック810に搭載されたLSIチップ800の高温測 定に用いられる。この際、ヒータ500に通電しておき、基板100を予め加熱 しておく。すると、基板100は熱膨張するが、プローブ400の接触部410 の位置合わせは熱膨張した状態で行われているので、接触部410は確実にLS Iチップ800のパッドに接触する。また、ヒータ500の加熱があるため、ホ ットチャック810からの熱によるいわば受動的な熱膨張がない。
【0018】 なお、上述した第1の実施例では基板100は円形であるとしたが、本考案が これに限定されるわけではない。例えば、矩形状であってもよい。さらに、開口 110は長方形ではなく、円形等の他の形状であってもよい。この開口110の 形状は、測定対象物であるLSIチップ800の形状或いはパッドの配置等によ って決定されるべきものである。
【0019】 なお、開口110が円形の場合には、リング300も円形に形成しておく。ま た、破断部310に関しても上述したものと同様となっている。
【0020】 次に、第2の実施例に係る高温測定用プローブカードについて図2を参照しつ つ説明する。 第2の実施例に係る高温測定用プローブカードは、加熱状態にある測定対象物 であるLSIチップ800の電気的諸特性を測定する高温測定に用いられる高温 測定用プローブカードであって、開口110が設けられた基板100と、この基 板100の縁部を固定するホルダー200と、前記開口110の周囲に取り付け られるリング300と、このリング300に取り付けられて前記開口110に臨 む複数本のプローブ400とを備えており、前記基板100の裏面には基板10 0を加熱するヒータ500が設けられている。
【0021】 この第2の実施例に係る高温測定用プローブカードでは、基板100の裏面側 にヒータ500が設けられている点が、第1の実施例に係るものとは相違する。 このような場合には、配線パターン120が表面側に設けられている。すなわち 、当該基板100には、スルーホール130が設けられており、当該スルーホー ル130を介して配線パターン120とプローブ400とを接続しているのであ る。これは、配線パターン120を基板100の裏面側に設けると、ヒータ50 0の配置の障害となるからである。
【0022】 ヒータ500は、基板100の裏面に設けられているのであるが、プローブ4 00の配置の障害とならないように設定されていることは勿論である。例えば、 図2に示すように、プローブ400とスルーホール130とが接続された部分よ り外側(基板100の縁部側)に配置することが考えられる。
【0023】 また、図3に示す高温測定用プローブカードでは、リング300のテーパ面3 21が開口110の内側になり、プローブ400の後端は配線パターン120が 直接接続されている。このように構成されている高温測定用プローブカードでは 、基板100の裏面にはプローブ400等に関する配線パターン120がないた め、裏面の全面(ただし、開口110は除いた部分)にわたってヒータ500を 設けることができ、特にプローブ400の配置等の問題を考慮する必要がない。
【0024】 次に、第3の実施例に係る高温測定用プローブカードについて図4を参照しつ つ説明する。 第3の実施例に係る高温測定用プローブカードは、加熱状態にある測定対象物 であるLSIチップ800の電気的諸特性を測定する高温測定に用いられる高温 測定用プローブカードであって、開口110が設けられた基板100と、この基 板100の縁部を固定するホルダー200と、前記開口110の周囲に取り付け られるリングと、このリング300に取り付けられて前記開口110に臨む複数 本のプローブ400とを備えており、前記基板100には基板を加熱するヒータ 500が設けられ、かつ前記基板100は、絶縁性薄板材を複数層にわたって積 層したものであって、前記ヒータ500は絶縁性薄板材に挟み込まれている。
【0025】 前記基板100は、エポキシ系樹脂等からなる絶縁性薄板材によって、ヒータ 500をいわばサンドイッチしたものである。従って、ヒータ500が配線パタ ーン140の配置の障害となることはない。ただし、基板100にスルーホール を設ける場合には、ヒータ500を避けなければならないが、スルーホールに対 応する部分に孔を設けることで対応することができる。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係る高温測定用プローブカードは、加熱状態にある測定対象物の電気 的諸特性を測定する高温測定に用いられる高温測定用プローブカードであって、 開口が設けられた基板と、この基板の縁部を固定するホルダーと、前記開口の周 囲に取り付けられるリングと、このリングに取り付けられて前記開口に臨む複数 本のプローブとを具備しており、前記基板には基板を加熱するヒータが設けられ ている。このため、組立時にヒータに通電した状態でプローブの接触部の位置合 わせを行っておき、高温測定時にヒータに通電しておくと、プローブの接触部は 組立時の位置に正確に合致するので、測定対象物に正確に接触し、正確な測定が 可能となる。また、ヒータに通電しなければ、室温測定にも用いることができる 。
【0027】 特に、前記ヒータが面ヒータであると、高温測定用プローブカードの組立が非 常に容易になる。
【0028】 また、ヒータが基板の表面側にあると基板の裏面側に配線パターンを形成する ことができ、裏面側にあると基板の表面側に配線パターンを形成することができ る。すなわち、高温測定用プローブカードに要求されるスペック、例えばプロー ブの配置密度等に応じてヒータを設置することができる。特に、基板の内部にヒ ータを設けると、基板の両面に配線パターンを形成することができるので、より 好都合である。
【0029】 一方、本考案に係る高温測定用プローブカードに用いられる基板も上述したの と同様の効果を有しており、より優れた高温測定用プローブカードに適したもの となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る高温測定に用いら
れるプローブカードの断面図である。
【図2】本考案の第2の実施例に係る高温測定に用いら
れるプローブカードの断面図である。
【図3】本考案の第3の実施例に係る高温測定に用いら
れるプローブカードの断面図である。
【図4】本考案の第4の実施例に係る高温測定に用いら
れるプローブカードの断面図である。
【符号の説明】
100 基板 110 開口 200 ホルダー 300 リング 400 プローブ 500 ヒータ 800 LSIチップ
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項8】 前記ヒータは、基板の裏面に設けられて
いることを特徴とする請求項6又は7記載の高温測定用
プローブカードに用いられる基板。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月10日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱状態にある測定対象物の電気的諸特
    性を測定する高温測定に用いられる高温測定用プローブ
    カードにおいて、開口が設けられた基板と、この基板の
    縁部を固定するホルダーと、前記開口の周囲に取り付け
    られるリングと、このリングに取り付けられて前記開口
    に臨む複数本のプローブとを具備しており、前記基板に
    は基板を加熱するヒータが設けられていることを特徴と
    する高温測定用プローブカード。
  2. 【請求項2】 前記ヒータは、面ヒータであることを特
    徴とする請求項2記載の高温測定用プローブカード。
  3. 【請求項3】 前記ヒータは、基板の表面に設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の高温測定用
    プローブカード。
  4. 【請求項4】 前記ヒータは、基板の裏面に設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の高温測定用
    プローブカード。
  5. 【請求項5】 前記基板は、絶縁性薄板材を複数層にわ
    たって積層したものであって、前記ヒータは絶縁性薄板
    材に挟み込まれていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の高温測定用プローブカード。
  6. 【請求項6】 加熱状態にある測定対象物の電気的諸特
    性を測定する高温測定用プローブカードに用いられる基
    板において、加熱するヒータが設けられていることを特
    徴とする高温測定用プローブカードに用いられる基板。
  7. 【請求項7】 前記ヒータは、面ヒータであることを特
    徴とする請求項6記載の高温測定用プローブカードに用
    いられる基板。
  8. 【請求項8】 前記ヒータは、基板の表面に設けられて
    いることを特徴とする請求項6又は7記載の高温測定用
    プローブカード。
  9. 【請求項9】 前記ヒータは、基板の裏面に設けられて
    いることを特徴とする請求項6又は7記載の高温測定用
    プローブカード。
  10. 【請求項10】 加熱状態にある測定対象物の電気的諸
    特性を測定する高温測定用プローブカードに用いられる
    基板において、絶縁性薄板材を複数層にわたって積層さ
    れたものであって、ヒータが絶縁性薄板材に挟み込まれ
    ていることを特徴とする請求項6又は7記載の高温測定
    用プローブカードに用いられる基板。
JP1994007810U 1994-06-07 1994-06-07 高温測定用プローブカード及び高温測定用プローブカードに用いられる基板 Expired - Lifetime JP3015989U (ja)

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