JP2000028641A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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JP2000028641A
JP2000028641A JP10199066A JP19906698A JP2000028641A JP 2000028641 A JP2000028641 A JP 2000028641A JP 10199066 A JP10199066 A JP 10199066A JP 19906698 A JP19906698 A JP 19906698A JP 2000028641 A JP2000028641 A JP 2000028641A
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probe
cooling
cooling chamber
probe card
card
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Shunsuke Nebutani
俊 介 根布谷
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温状態の半導体試験においても、環境温度
を変えることなく、安定して電極コンタクトがとれ、着
実に正確な試験を行うことができるプローブカードを提
供する。 【解決手段】 カード基板1と、一端がカード基板1の
裏面に固着されることにより吊下され、他端が被試験体
である半導体装置の電極に接触するプローブ針3とを備
えたプローブカード10において、プローブ針3の基部
の少なくとも一部の領域を収容する内部空間を有するプ
ローブ冷却部11と、このプローブ冷却部11に吸熱媒
体である冷却用乾燥エアを供給する冷却用エア供給パイ
プ21と、ウェーハの電極パッドから伝導したプローブ
針3の熱をプローブ冷却部11で吸熱した冷却用乾燥エ
アを排出する冷却用エア排出パイプ31とを含む触針冷
却手段をさらに備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブカードに
関し、特に、ウェーハプロセス終了後の半導体ウェーハ
の高温環境における電気的特性の試験に用いるプローブ
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術によるプローブカードの一例
を図6に示す。図6は、プローブカード100の略示断
面図であり、その相互に対称な形状のうち、対応する部
分を省略したものである。
【0003】同図に示すように、絶縁樹脂材料でなる多
層基板であるカード基板1の裏面略中央に、セラミック
でなり略矩形の底面形状を有するリング2が形成されて
いる。このリング2の下方には、先端がフック状に折曲
し、後端がリング2の外側のカード基板1の裏面に形成
された電極4とはんだ付けされたプローブ針3がリング
2の端部に形成された樹脂製支持部材8の貫通孔を経由
してリング2の中空内に延在して配設され、その中央部
が樹脂製支持部材8により支持されている。
【0004】カード基板1は、内部に配線層18を有
し、この配線層18は、電極4に接続されている。
【0005】プローブ針3の先端が被試験体(DUT:
Device Under Test)であるウェーハ工程終了後の半
導体ウェーハ7上に形成された半導体装置の電極パッド
(図示せず)に垂直に接触した後、配線層18を介して
図示しないテストヘッドからテスト信号がDUTへ供給
され、また、これに応答してDUTから出力される信号
がプローブ針3および配線層18を介してテストヘッド
に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体装置の試験にお
いては、常温での電気的特性のみならず、高温時での電
気的特性をも測定する必要がある。しかしながら、図6
に示す従来のプローブカード100を用いて高温状態の
半導体ウェーハの試験を長時間行った場合、次のような
問題点があった。
【0007】即ち、電極パッドにプローブ針3を長時間
接触させると、半導体ウェーハ7の熱がプローブ針3を
伝導してカード基板1に到達し、カード基板1自体が高
温状態となる。このため、カード基板1が熱膨張を起
し、これにより、撓んだり、反りかえったりする。この
結果、カード基板1の各領域にわたってDUTの電極パ
ッドとの距離がまちまちとなるほか、X方向またはY方
向に位置ずれが生じてプローブ針3と電極パッドとがず
れ、十分なコンタクトがとれず、正確な測定ができない
という問題点があった。この問題は、特に、多数の半導
体チップを同時に測定するプローブカードに関して、チ
ップサイズやパッドピッチがますます狭小化することに
より、試験効率が著しく低下する、という問題が生じ
た。
【0008】このように熱を受けてプローブカードが変
形することによる問題を解消するため、従来から様々な
手法が提案されている。
【0009】例えば、特開平5−41424号公報によ
れば、電極パッドが下方に向く状態でDUTを保持し、
プローブ針の先端を上方に向けた状態でプローブカード
を設置し、供給ノズルから冷却エアを供給してウェー
ハ、プローブカードおよびテストヘッド内を流下させる
プローブ装置が提案されている。
【0010】この方法によれば、テストヘッドからの放
射熱を冷却エアで流下させるので、プローブカードをテ
ストヘッドからの放射熱の影響から保護することができ
るが、半導体試験の環境温度そのものを低下させるた
め、高温特性の試験に利用することはできなかった。
【0011】また、特開平7−35775号公報では、
DUTに対向する裏面側に断熱材を介して設けられた対
流熱移動阻止用プレートを有し、かつ、表面側に反り抑
制部材を設けたプローブカードが提案されている。これ
によれば、対流熱移動阻止用プレートと断熱材により、
高温空気を遮断してプローブカード本体への熱伝導を防
止することができ、さらに、反り抑制部材により、プロ
ーブカード本体が熱によって反りかえることを防止する
ことができる。
【0012】また、特開平2−192749号公報によ
れば、カードホルダーに内設した冷却用のパイプ内に冷
却媒体を流してカード基板を冷却する耐熱型プローブカ
ードが提案されている。
【0013】上記2つの提案に係るプローブカードは、
いずれも、DUTとプローブカードとの間の空間を介し
てDUTから伝導される輻射熱の遮断を図るものであ
る。
【0014】しかしながら、半導体試験においては、ウ
ェーハの電極パッドに金属導体であるプローブ針が長時
間接触するため、高温状態のウェーハからプローブカー
ドに伝導される熱のほとんどは、このプローブ針を経由
して伝導されたものであり、その割合は全体の約80%
〜約90%にも及ぶ。このため、カード基板に断熱部材
を設けたり、パイプをカード基板に近接して設けて冷却
媒体でこれを冷却しても、十分な効果を得ることができ
ないので、上述のプローブカードでは、冷却効率が著し
く低い、という問題点があった。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、高温状態の半導体試験において
も、環境温度を変えることなく、安定して電極コンタク
トがとれ、着実に正確な試験を行うことができるプロー
ブカードを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。即ち、本発明によれば、基
板と、一端が上記基板の裏面に固着されることにより吊
下され、他端が被試験体である半導体装置の電極に接触
する触針と、この触針の基部の少なくとも一部の領域を
収容する内部空間を有する第1の冷却室と、この第1の
冷却室に吸熱媒体を供給する第1の供給管と、上記第1
の冷却室から上記吸熱媒体を排出する排出管とを含む触
針冷却手段とを備えたプローブカードが提供される。
【0017】上記触針冷却手段は、上記第1の供給管と
上記第1の冷却室と上記第1の排出管により密閉された
空間内に吸熱媒体を流し、環境温度に影響を与えること
なく、被試験体から上記触針に伝導される熱を放散させ
る。
【0018】本発明に係るプローブカードは、上記被試
験体に対向する上記基板の裏面領域に上記被試験体より
発生する輻射熱を放散させる第2の冷却室を備え、この
第2の冷却室は、上記吸熱媒体を供給する第2の供給管
と、上記第2の冷却室から上記吸熱媒体を排出する第2
の排出管とをさらに備えることが好ましい。
【0019】また、上記第2の冷却室は、上記被試験体
に対応する上記基板の裏面位置に設けられた中空枠体
と、この中空枠体の壁部に張設されて内部空間を形成す
る蓋体とで形成され、上記中空枠体の外壁部は、上記第
1の冷却室の壁面の一部をなし、上記中空枠体の熱伝導
係数よりも小さい熱伝導係数を有する絶縁材料で上記中
空枠体の端部に形成され、上記触針の形成位置に対応し
て貫通孔が設けられた支持部材をさらに備え、上記触針
は、上記貫通孔を通って形成されることにより、その中
央部が上記支持部材により支持されることが望ましい。
また、上記吸熱媒体は、冷却された乾燥エアが好適であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。なお、以下
の各図において、同一の部分については、同一の参照番
号を付してその説明は適宜省略する。
【0021】本実施形態のプローブカード10の斜視図
を図1に示す。同図は、DUTに接触するプローブ針3
が配設されたプローブカードの裏面が上面となるように
記載している。
【0022】同図に示すように、プローブカード10
は、内部に配線層を有するカード基板1と、このカード
基板1の裏面略中央に設けられた略矩形の平面形状を有
するリング2と、リング2の外壁部に接して設けられた
4つのプローブ冷却部11と、カード基板1を貫通する
パイプホール9を通って主面側から裏面側へ延在し、各
プローブ冷却部11の矩形平面形状の短辺に対応する壁
面を貫通して配設された冷却用エア供給パイプ21と、
これと同様にパイプホール9を通って主面側から裏面側
へ延在し、各プローブ冷却部11の矩形平面形状の長辺
に対応する壁面を貫通して配設された冷却用エア排出パ
イプ31と、プローブ冷却部11内部のカード基板1の
表面に形成された電極4とはんだ付けされ(図5参
照)、プローブ冷却部11の内部からリング2の端部を
経由してリング2の中空内に延在して設けられたプロー
ブ針3とを備えている。
【0023】リング2の端部には、プローブ針3の形成
位置に対応する貫通孔を有する樹脂製支持部材8が設け
られ、この貫通孔を経由してプローブ3が配設されるこ
とにより、プローブ針3の中央部が樹脂製支持部材8に
より支持されている。プローブ針3の先端部は、カード
基板1に対して垂直になるようにフック状に折曲され、
DUTの電極パッド(図5参照)に当接できるようにな
っている。また、プローブ針3の後端部は、上述したカ
ード基板1の表面の電極4を介してカード基板1内の内
層配線18(図5参照)に接続されている。
【0024】冷却用エア供給パイプ21は、図示しない
冷却用エア生成手段に主面側で接続されている。また、
冷却用エア排出パイプ31も同様に、図示しない冷却用
エア回収手段に主面側で接続されている。
【0025】このように、本実施形態のプローブカード
10の特徴は、プローブ針3を直接冷却するプローブ冷
却部11と、吸熱媒体の供給・排出をそれぞれ行う冷却
用エア供給パイプ21および冷却用エア排出パイプ31
を有する触針冷却手段を備えた点にある。
【0026】この触針冷却手段とプローブ針3との関係
を図5を参照しながらより詳細に説明する。
【0027】図5は、図1のA−A切断面における断面
図であり、カード基板1の裏面を下面として示したもの
である。同図に示すように、カード基板1の裏面に形成
された電極4は、カード基板1の内層配線18に接続さ
れている。プローブ針3は、はんだ5によりこの電極4
と接続された後端部と第1の折曲部3aとの間の基部領
域がプローブ冷却部11の中に収容されている。プロー
ブ針3の先端部は、リング2の端部に設けられた樹脂製
支持部材8の貫通孔を経由してリング2内の中空内に延
在して形成され、第1の折曲部3aの近傍の中央部が樹
脂製支持部材8により支持されている。プローブ冷却部
11は、本実施形態において、リング2の外周側壁の一
部をその側壁の一部として用いている。冷却用エア排出
パイプ31は、カード基板1の周辺領域に設けられたパ
イプホール9を経由してプローブ冷却部11の側壁を貫
通するように配設されている。
【0028】本実施形態のプローブカード10の動作を
図2を参照しながら説明する。図2には、内部に加熱手
段(図示せず)を備え、X、Y、Zの3方向に可動自在
のプローバステージ6と、このプローバステージ6に支
持されたDUTである半導体ウェーハ7と、本実施形態
に係るプローブカード10の図1におけるB−B切断面
の断面形状とが示されている。
【0029】まず、プローバステージ6内に備えられた
加熱手段を用いて半導体ウェーハ7を高温状態になるま
で加熱する。
【0030】次に、プローバステージ6の位置を調整し
て半導体ウェーハ7の電極パッド上にプローブ針3の先
端が接触するように、半導体ウェーハ7を配置し、図示
しないテストヘッドから供給される試験信号を入力して
電気的特性の試験を開始する。
【0031】試験の開始と同時に、冷却用エアを図示し
ない冷却用エア生成手段から冷却用エア供給パイプ21
に流入させる。冷却用エアは、プローブ冷却部11内部
の結露を防止するため、乾燥した空気、理想的には、湿
度0の空気を用いる。その温度は、例えば、ウェーハ温
度が約80℃〜約90℃の場合には、常温(約20℃〜
約30℃)が好ましい。
【0032】流入した冷却用エアは、冷却用エア供給パ
イプ21の途中で分流され、各プローブ冷却部11に供
給される。プローブ冷却部11は、プローブ針3の先端
から伝導される半導体ウェーハ7の熱をその内部空間に
収容する基部から冷却用エアに吸収させる。プローブ針
3の基部から熱を吸収した冷却用エアは、各プローブ冷
却部11の外側側壁から内部空間に突出して設けられた
冷却用エア排出パイプ31から排出され、図示しない冷
却用エア回収手段に送られて回収される。
【0033】このように、本実施形態のプローブカード
10によれば、プローブ針3の基部の少なくとも一部の
領域を冷却する冷却手段を備えているので、高温状態の
半導体ウェーハを試験した場合であっても、その熱が効
率よく放散される。これにより、プローブ針3の先端の
熱が基部を介してカード基板1に達することがない。こ
の結果、カード基板1の熱膨張による反りや撓みが発生
することがないので、プローブ針3の位置精度が低下す
ることなく、安定したコンタクトを得ることができる。
また、冷却用エアは、供給・排出経路のいずれにおいて
も完全に密閉されているので、プローブ冷却手段から外
部に漏れることがない。従って、高温状態の試験環境を
保持したまま、長時間安定して正確な半導体試験を行う
ことができる。このことは、小パッドサイズ、狭パッド
ピッチの多数個同時測定において特に有用である。
【0034】次に、本発明に係るプローブカードの第2
の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0035】図3は、本実施形態のプローブカード40
の斜視図である。図1と同様に、同図もDUTに接触す
るプローブ針3が配設されたプローブカードの裏面が上
面となるように記載している。
【0036】図1との対比において明らかなように、図
3に示すプローブカード40の特徴は、図1に示す構成
に加え、DUTから輻射される輻射熱を放散させる輻射
熱放散部41を備えている点にある。
【0037】即ち、リング2の中空内には、リング2の
端部に張設された蓋体と、この蓋体とリング2により形
成された内部空間を略2等分する仕切壁により、2つの
輻射熱放散部41が設けられ、さらに、カード基板1を
貫通して設けられたパイプホール9を経由して、カード
基板1の主面側から裏面側に延在して設けられた冷却用
エア供給パイプ21がリング2の略矩形平面形状の短辺
に対応する側壁を貫通して配設されている。また、輻射
熱放散部の一側壁をなすカード基板1を貫通して、同図
の破線で示すパイプホール9が形成され、このパイプホ
ール9を経由して同図の破線に示す冷却用エア排出パイ
プ31がカード基板1の主面側から輻射熱放散部41内
に延在して配設されている。
【0038】本実施形態のプローブカード40の動作を
図4を用いてより詳細に説明する。図4は、プローバス
テージ6と、このプローバステージ6に支持された半導
体ウェーハ7と、本実施形態に係るプローブカード40
の図3におけるC−C切断面の断面形状を示す。
【0039】半導体ウェーハ7が加熱により高温状態に
なり、半導体試験が開始されると、これと同時に、図示
しない冷却用エア生成手段から冷却用エアが冷却用エア
供給パイプ21に流入する。冷却用エアは、冷却用エア
供給パイプ21の途中で矢印のとおり分流し、各プロー
ブ冷却部11と輻射熱放散部41に供給される。輻射熱
放散部41は、プローブ針3の先端部を介して半導体ウ
ェーハ7からプローブ針3の先端部の周囲の空間に輻射
される輻射熱を冷却用エアに吸収させる。輻射熱を吸収
した冷却用エアは、同図の破線に示す冷却用エア排出パ
イプ31から図示しない冷却用エア回収手段に送られて
回収される。
【0040】このように、本実施形態のプローブカード
40によれば、触針冷却手段に加え、プローブ針3の先
端部を介して半導体ウェーハから輻射される輻射熱を冷
却する輻射熱放散部を備えているので、プローブ針3の
先端部を介してリング2の中空内に伝導される熱を高い
効率で放散させることができる。これにより、カード基
板1の反り・撓みをより確実に防止することができるの
で、プローブ針3の位置精度をより一層高めることがで
きる。これにより、高温状態の試験環境を保持しながら
さらに正確な半導体試験を行うことができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は、以下の
効果を奏する。即ち、本発明にかかるプローブカードに
よれば、触針の基部の少なくとも一部の領域を収容する
内部空間を有する第1の冷却室と、この第1の冷却室に
吸熱媒体を供給する第1の供給管と、この第1の冷却室
から吸熱媒体を排出する第1の排出管とを含む触針冷却
手段とを備えているので、DUTである半導体ウェーハ
の電極パッドから上記触針に伝導される熱を直接吸熱す
ることができる。このため、カード基板の熱による反り
・撓みを防止することができるので、プローブ針と電極
パッドとのコンタクトを安定してとることができる。ま
た、吸熱媒体は、上記第1の供給管、上記第1の冷却室
および上記第1の排出管により、密閉されているので、
DUT自体に与えられる熱が放散されることもない。こ
れにより、環境温度を変えることなく、長時間にわたり
正確な半導体試験を着実に行うことができるプローブカ
ードが提供される。
【0042】また、輻射熱を放散させる第2の冷却室
と、この第2の冷却室に吸熱媒体を供給する第2の供給
管と、この第2の冷却室から吸熱媒体を排出する第2の
排出管とをさらに備える場合は、プローブ針の先端部か
ら輻射される輻射熱をも吸熱するので、カード基板の反
り・撓みをさらに確実に防止することができる。この場
合においても、上記第2の供給管、上記第2の冷却室お
よび上記第2の排出管により吸熱媒体が密閉されている
ので、環境温度を変えることなく、長時間にわたり正確
な半導体試験をより一層着実に行うことができるプロー
ブカードが提供される。
【0043】また、上記吸熱媒体が冷却された乾燥エア
である場合は、取扱いが容易であるとともに、上記第1
の冷却室の内部空間で結露を生ずることがないので、電
流リークを生ずることなく、単純な構成で安定して半導
体試験を行うことができるプローブカードが提供され
る。
【0044】本発明に係るプローブカードは、上述の効
果を奏するので、小パッドサイズ、狭パッドピッチの多
数個同時測定において、特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプローブカードの第1の実施の形
態の要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブカードの動作の説明図であ
る。
【図3】本発明に係るプローブカードの第2の実施の形
態の要部を示す斜視図である。
【図4】図3に示すプローブカードの動作の説明図であ
る。
【図5】図1のA−A切断面の断面図である。
【図6】従来の技術によるプローブカードの一例を示す
略示断面図である。
【符号の説明】
1 カード基板 2 リング 3 プローブ針 4 電極 5 はんだ 6 プローバステージ 7 半導体ウェーハ 8 樹脂製支持部材 9 パイプホール 10,40,100 プローブカード 11 プローブ冷却部 18 内層配線 21 冷却用エア供給パイプ 31 冷却用エア排出パイプ 41 輻射熱放散部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA10 AD01 AG04 AG12 2G011 AA02 AA17 AB06 AB10 AC14 4M106 AA01 BA01 BA14 CA60 DD04 DD10 DD30 DJ33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 一端が前記基板の裏面に固着されることにより吊下さ
    れ、他端が被試験体である半導体装置の電極に接触する
    触針と、 前記触針の基部の少なくとも一部の領域を収容する内部
    空間を有する第1の冷却室と、この第1の冷却室に吸熱
    媒体を供給する第1の供給管と、前記第1の冷却室から
    前記吸熱媒体を排出する第1の排出管とを含む触針冷却
    手段とを備えたプローブカード。
  2. 【請求項2】前記被試験体に対向する前記基板の裏面領
    域に前記被試験体より発生する輻射熱を放散させる第2
    の冷却室を備え、この第2の冷却室は、前記吸熱媒体を
    供給する第2の供給管と、前記第2の冷却室から前記吸
    熱媒体を排出する第2の排出管とをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 【請求項3】前記第2の冷却室は、前記被試験体に対応
    する前記基板の裏面位置に設けられた中空枠体と、前記
    中空枠体の壁部に張設されて内部空間を形成する蓋体と
    で形成され、 前記中空枠体の外壁部は、前記第1の冷却室の壁面の一
    部をなし、 前記中空枠体の熱伝導係数よりも小さい熱伝導係数を有
    する絶縁材料で前記中空枠体の端部に形成され、前記触
    針の形成位置に対応して貫通孔が設けられた支持部材を
    さらに備え、 前記触針は、前記貫通孔を通って形成されることによ
    り、その中央部が前記支持部材により支持されることを
    特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  4. 【請求項4】前記吸熱媒体は、冷却された乾燥エアであ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のプローブカード。
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