JP2601280Y2 - コーヒー濾過具 - Google Patents

コーヒー濾過具

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JP2601280Y2
JP2601280Y2 JP1993046652U JP4665293U JP2601280Y2 JP 2601280 Y2 JP2601280 Y2 JP 2601280Y2 JP 1993046652 U JP1993046652 U JP 1993046652U JP 4665293 U JP4665293 U JP 4665293U JP 2601280 Y2 JP2601280 Y2 JP 2601280Y2
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Inventor
富夫 礒田
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小田 隆實
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、袋状のフランネル等か
ら成る濾過布にコーヒーの挽き粉を入れ、そこに熱湯を
注ぎ込んでコーヒーを抽出するために使用するコーヒー
濾過具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のコーヒー濾過具の斜視説明
図である。環状の針金部40の一方端から直線状に延び
る根元部41が合成樹脂製の把手部42の先端に固定さ
れている。環状の針金部40の他方端には鉤部43が形
成され、この鉤部43は根元部41に係脱可能に係合す
る。袋状の濾過布45の上端部は、下方に折り返されて
縫製され、針金挿通部46が形成されている。47、4
7は、針金挿通部46を形成する際に、この針金挿通部
46に多くの皺が寄らないようにするために設けられた
ダーツを図示している。濾過布45を交換する際は、鉤
部43を根元部41から外して、濾過布45の針金挿通
部46を環状の針金部40から抜き取り、新しい濾過布
45を取り付けることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のコーヒー濾過具
においては、袋状の濾過布の上端部を折り返して縫製
し、針金挿通部を形成していたため、皺等が寄らないよ
うに何箇所かでダーツ又はタックを取る必要があり、針
金挿通部の形成に手間が掛かっていた。また、これらの
ダーツ又はタックによってその外観が著しく見苦しいも
のとなっていた。他方、環状の針金部の一方端には鉤部
が設けられ、この鉤部を針金部の他方端から取り外して
濾過布の着脱を行っていたが、この鉤部の存在によって
濾過布の針金挿通部の大きさ(幅)をある程度大きく取
らねばならず、やはり外観の面で見苦しいという問題が
残っていた。さらに、環状の針金部40に濾過布45の
針金挿通部46を通した場合、この針金挿通部46の両
端間に空間kが空いてしまう。その結果、この空間から
濾過中のコーヒーがこぼれてしまうという問題もあっ
た。特に、濾過に際して、熱湯を注ぐとコーヒーの挽き
粉が膨張して濾過布の上端まで上昇する場合があり、こ
のような場合に空間kが空いていると、その空間k部分
から濾過中のコーヒーがこぼれ出してしまう。そこで、
本考案は、濾過布の針金挿通部の形成を簡略化すること
と、濾過具の外観を極めてスマートにし、さらに濾過に
際して濾過中のコーヒーがこぼれないようにすることを
その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、把手部10と、その先端部に設けられた
環状の針金部11と、この針金部11に取り付けられる
袋状の濾過布12とから成り、濾過布12の上端縁には
針金挿通部13が形成され、この針金挿通部13に前記
環状の針金部11を挿通させて濾過布12を取り付ける
コーヒー濾過具において、袋状の濾過布12の上端縁の
針金挿通部13を濾過布12と別体とし、この針金挿通
部13をバイアス生地にて形成した。また、上記コーヒ
ー濾過具において、把手部10の先端部に環状の針金部
11の一方端を固定すると共に穴部15を形成し、この
穴部15に環状の針金部11の他方端を着脱可能に嵌
入、固定しうるようにした。更に、この濾過具におい
て、環状の針金部11の一方端を把手部10の先端部の
左右何れか一方の側面に固定し、環状の針金部11の他
方端を嵌入、固定する穴部15を把手部10の先端部の
左右何れか他方の側面に形成した。
【0005】ここで、バイアス生地とは、織り目が裁断
縁に対して斜めの方向に走る生地を意味している。この
バイアス生地を使用することによって、本考案が完成し
たのである。その理由は、平織り生地の縦横の織り目に
沿って縦方向又は横方向に生地を引っ張っても殆ど生地
は伸縮しないが、縦横の織り目と約45度斜めの方向に
生地を引っ張ると、生地は極めてよく伸縮するという点
に存している。本考案者はこの事実に着目して本考案を
案出したのである。
【0006】
【作用】針金挿通部13を袋状の濾過布12と別体とし
てバイアス生地を使用したため、針金挿通部13にダー
ツやタックを取る必要がなくなり、針金挿通部13を形
成する作業が極めて簡単となり、その外観も非常にスマ
ートなものとなる。他方、環状の針金部11の一方端を
把手部10の先端に着脱可能に嵌入、固定することがで
きるため、濾過布12の上端縁に設けられた針金挿通部
13の幅を小さくすることができ、また、従来のような
鉤部の存在が不要となるため、濾過具の外観が極めてス
マートになる。さらに、環状の針金部11の一方端を把
手部10の先端部の左右何れか一方の側面に固定し、環
状の針金部11の他方端を嵌入、固定する穴部15を把
手部10の先端部の左右何れか他方の側面に形成するこ
とにより、針金挿通部13の開口端13a、13bが把
手部10に沿うようにして装着され、従来のように空間
が開くことがない。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面に基づき一実施例について
説明する。図1は、本考案の一実施例の全体斜視説明図
である。把手10の先端に環状の針金部11が設けられ
ており、その一方端が固定され、その他方端が着脱可能
に嵌入、固定されうるようになっている。フランネルか
ら成る袋状の濾過布12の上端縁には針金部11を挿通
させるための針金挿通部13が形成されており、この針
金挿通部13は、後に説明するバイアス生地を使用し
て、濾過布12とは別体に構成され、袋状の濾過布12
の上端縁に縫着される。ここで環状の針金部11の両端
部は把手部10の両側面に位置させているため、濾過布
12の針金挿通部13の開口端13a及び13bが把手
部10の先端部に沿うように装着されることになり、こ
れらの開口端の間に隙間が開かない。これによりコーヒ
ー抽出中に濾過中のコーヒーが漏れることがない。
【0008】図2は、その(A)が濾過布12と針金挿
通部13の部分の説明図であり、その(B)が針金挿通
部13の使用生地の説明図である。濾過布12は、適宜
形状の2枚のフランネル生地の上方部を除く周縁を縫製
して、袋状に形成したものである。その上端縁にはバイ
アス生地から成る針金挿通部13が縫着されている。
(B)に示した針金挿通部13の使用生地は、裁断縁2
5、26に対して織り目27、28が斜め方向に走るバ
イアス生地である。従って、バイアス織りの生地をその
まま使用したり、又は平織りの生地を斜めに裁断するこ
とによって得られる。このバイアス生地は、その長手
(横)方向及び縦方向の何れの方向にも極めてよく伸縮
するものである。それ故、袋状の濾過布12の上端縁の
開口部に縫着しても皺等が全く寄らず、ダーツ等を取る
必要がなく簡単に縫製することができる。濾過布12に
縫着するには、このバイアス生地の上縁及び下縁の裁断
縁25、25に縫い代を取り、中央線29の部分で二つ
に折り重ね、袋状の濾過布12の上端縁に縫い着ける。
このようにして形成された濾過布12は、その針金挿通
部13を濾過具の環状の針金部11に挿通させることに
よって、針金部11に取り付けられる。
【0009】図3は、把手部及び針金部の部分の斜視説
明図である。針金部11の一方端の端部21は、把手部
10の先端に固定されており、他方端の端部22は、把
手部10の先端の穴部15に着脱可能に嵌入、固定され
うる。穴部15の奥部の内径は入口部の内径よりも小さ
く形成されているため、針金部11の端部22を穴部1
5に強く嵌入させることにより把手部10に固定され、
他方、針金部11の端部22を穴部15から強く引き抜
くことにより針金部11が把手部10から抜脱されう
る。尚、把手部10は、上下の2つの部分である上半部
10a及び下半部10bとから成り、これらの間に針金
部11の一方の端部21を挟持して固定するように構成
している。
【0010】図4は、把手部と針金部との取付部分の内
部構造を示す説明図であって、上半部10aを取り外
し、下半部10bと針金部11の両端部を示している。
把手部10の下半部10bの内部に針金部11の一方の
端部21が嵌入、固定されており、この端部21は抜き
取りが不可能である。他方、針金部11のもう一方の端
部22は、穴部15内に嵌入、抜脱可能となっており、
穴部15の奥部17の内径が入口部16の内径より小さ
く形成されているため、端部22が強く嵌入されること
により、把手部10に固定され、また強く引き抜くこと
により抜脱されうる。以上、一実施例について説明した
が、各構成要素の大きさ、形状、材質、位置等は適宜変
更して実施することができる。
【0011】
【考案の効果】上記の構成から成る本考案においては、
針金挿通部にバイアス生地を使用しているため、ダーツ
やタックを取る必要がなく、針金挿通部の縫製作業が極
めて簡単となる。同様にバイアス生地を使用しているた
め、針金挿通部には、ダーツやタックの存在がなく、ま
た、皺も寄らず、その外観が極めてスマートになる。環
状の針金部の端部に鉤部の存在がないため、針金挿通部
の幅を小さくすることができ、この点においてもその外
観をスマートなものにすることができる。更に、針金部
の両端を把手部の側面に設けたものにあっては、針金挿
通部の開口端が把手部の先端部に沿って密着するため、
針金挿通部の両開口端間に隙間が開かず、濾過中のコー
ヒーがそこからこぼれてしまう恐れがなくなる。以上、
本考案は極めて大きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体斜視説明図である。
【図2】(A)が本考案の一実施例の濾過布と針金挿通
部の説明図であり、(B)が針金挿通部に使用する生地
の説明図である。
【図3】本考案の一実施例の把手部と環状の針金部の部
分を示す斜視説明図である。
【図4】図3に示した把手部と針金部の取付部分の内部
構造を示す説明図である。
【図5】従来のコーヒー濾過具の斜視説明図である。
【符号の説明】
10 把手部 11 針金部 12 濾過布 13 針金挿通部 15 穴部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手部(10)と、その先端部に設けられた
    環状の針金部(11)と、この針金部(11)に取り付けられる
    袋状の濾過布(12)とから成り、濾過布(12)の上端縁には
    針金挿通部(13)が形成され、この針金挿通部(13)に前記
    環状の針金部(11)を挿通させて濾過布(12)を取り付ける
    コーヒー濾過具において、袋状の濾過布(12)の上端縁の
    針金挿通部(13)を濾過布(12)と別体とし、この針金挿通
    部(13)をバイアス生地にて形成したことを特徴とするコ
    ーヒー濾過具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコーヒー濾過具におい
    て、把手部(10)の先端部に環状の針金部(11)の一方端を
    固定すると共に穴部(15)を形成し、この穴部(15)に環状
    の針金部(11)の他方端を着脱可能に嵌入、固定しうるよ
    うにしたことを特徴とするコーヒー濾過具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコーヒー濾過具におい
    て、環状の針金部(11)の一方端を把手部(10)の先端部の
    左右何れか一方の側面に固定し、環状の針金部(11)の他
    方端を嵌入、固定する穴部(15)を把手部(10)の先端部の
    左右何れか他方の側面に形成したことを特徴とするコー
    ヒー濾過具。
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JPH0712028U JPH0712028U (ja) 1995-02-28
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JP2010162116A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Masao Watanabe フィルター支持具およびフィルター支持具に用いられるフィルターならびに飲料抽出方法

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