JP2601259B2 - 磁気記録方式及び磁気記録再生方式 - Google Patents

磁気記録方式及び磁気記録再生方式

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JP2601259B2
JP2601259B2 JP61038929A JP3892986A JP2601259B2 JP 2601259 B2 JP2601259 B2 JP 2601259B2 JP 61038929 A JP61038929 A JP 61038929A JP 3892986 A JP3892986 A JP 3892986A JP 2601259 B2 JP2601259 B2 JP 2601259B2
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/09Digital recording
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/802Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving processing of the sound signal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録方式及び磁気記録再生方式に関する
ものであり、特に、映像信号及びディジタル音声信号等
の情報信号を回転シリンダを用いて編集記録するのに好
適なものである。
従来の技術 従来より、磁気テープの深層に回転音声ヘッドにより
FM音声信号を記録・再生し、磁気テープの表面に回転映
像ヘッドにより映像信号を記録・再生する方式がある。
この方式では回転音声ヘッドの再生出力信号のつなぎ目
(ヘッドスイッチング)の部分で、再生FM音声信号の位
相がテープ張力の差などによって完全に同一とならない
ので、これを復調して得た音声信号中にパルス性ノイズ
が発生してしまう。また、FM音声信号はアナログ信号で
あるため、ダビング記録の都度信号劣化が著しい。
このため、8mmビデオの如く、回転ビデオヘッドで記
録するトラックの一部にディジタル音声信号を記録する
ものがある。このディジタル音声信号は時間軸圧縮され
ているため、ヘッドスイッチング時の記録・再生を避け
ることができ、パルス性ノイズの発生を防止できる。ま
た、ディジタル信号であるからダビングによる信号劣化
が極めて少ない。
発明が解決しようとする問題点 上記の8mmビデオでは、映像信号の1フィールド毎
に、ディジタル化された音声信号より誤り検出及び訂正
符号を生成し、インターリーブを行なってディジタル音
声信号を得る。従って、1トラック内で符号が完結して
おり、既記録テープの任意のトラックより新たなディジ
タル音声信号の記録つまりつなぎ録りを行なった場合、
そのつなぎ目においても先に記録されたディジタル音声
信号と新たに記録されたディジタル音声信号とを夫々完
全に再生できる。しかし、両ディジタル音声信号をアナ
ログ音声信号に変換したとき、先の音声と新たな音声と
が不連続であるために、再生出力されるアナログ音声信
号は第2図に示す如く音声のつなぎ目で大きなクリック
音が発生するという問題点があった。
また、回転シリンダを用いた編集は、固定ヘッドに係
る編集の様にスプライシングテープを用いず電子編集を
行うため、編集位置が不明であり、何等の補正を再生時
に行うことができなかった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決した磁気記録方
式及び磁気記録再生方式を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 第1発明においては、情報信号を記録開始及び記録終
了を少なくとも表す2ビットの識別信号と共に同期信号
の後に記録する。
第2発明においては、磁気テープを再生し所望の傾斜
トラック以降に新たな情報信号を新記録する編集記録の
場合には、記録開始及び記録終了を少なくとも表す2ビ
ットの識別信号を、少なくとも新記録に係る最初の傾斜
トラックに新たな情報信号と共に新たな同期信号の後に
編集記録する。
また第3発明においては、磁気テープを再生し所望の
傾斜トラック以降に新たな情報信号を所定期間だけ挿入
記録するインサート記録の場合には、記録開始及び記録
終了を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少なくと
も挿入記録に係る最初と最後の傾斜トラックに新たな情
報信号と共に新たな同期信号の後に夫々編集記録する。
また第4発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値のサンプルを所定期
間内にサンプリングされた順番で奇数番目のサンプルと
偶数番目のサンプルとに分離し、奇数番目及び偶数番目
のサンプルのうちいずれか一方のサンプルを一定時間遅
延し、遅延された一方のサンプルと他方のサンプルとを
少なくともエンコードしてなるディジタル音声信号を記
録するに際し、磁気テープを再生し所望の傾斜トラック
以降に新たな情報信号を新記録する編集記録の場合に
は、記録開始及び記録終了を少なくとも表す2ビットの
識別信号を、少なくとも新記録に係る最初の傾斜トラッ
クに新たな情報信号と共に新たな同期信号の後に編集記
録する。
また第5発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値のサンプルを所定期
間内にサンプリングされた順番で奇数番目のサンプルと
偶数番目のサンプルとに分離し、奇数番目及び偶数番目
のサンプルのうちいずれか一方のサンプルを一定時間遅
延し、遅延された一方のサンプルと他方のサンプルとを
少なくともエンコードしてなるディジタル音声信号を記
録するに際し、磁気テープを再生し所望の傾斜トラック
以降に新たなディジタル音声信号を所定期間だけ挿入記
録するインサート記録の場合には、相互に判別可能な編
集開始と編集終了を表す2ビットの識別信号を挿入記録
に係る最初と最後の傾斜トラックに新たなディジタル音
声信号と共に新たな同期信号の後に編集記録する。
また第6発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値のサンプルを所定期
間内にサンプリングされた順番で奇数番目のサンプルと
偶数番目のサンプルとに分離し、奇数番目及び偶数番目
のサンプルのうちいずれか一方のサンプルを一定時間遅
延し、遅延された一方のサンプルと他方のサンプルとを
少なくともエンコードしてなるディジタル音声信号を記
録するに際し、磁気テープを再生し所望の傾斜トラック
以降に新たなディジタル音声信号を新記録する編集記録
の場合には、記録開始及び記録終了を少なくとも表す2
ビットの識別信号を、少なくとも新記録に係る最初の傾
斜トラックに新たなディジタル音声信号と共に新たな同
期信号の後に編集記録し、編集記録された磁気テープを
再生するに際し、編集を表す識別信号を再生するときに
は、再生された一方のサンプルと一定時間遅延した他方
のサンプルとのクロスフェードを行なって、クロスフェ
ードされた一方及び他方のサンプルからアナログの音声
信号を生成する。
作用 第1発明においては、情報信号を記録開始及び記録終
了を少なくとも表す2ビットの識別信号と共に同期信号
の後に記録しているので、編集ポイントなのかどうか、
編集ポイントならば、例えば、それが音声信号であるな
らば、フェードイン点かフェードアウト点かの識別が可
能となる。
第2発明においては、磁気テープを再生し所望の傾斜
トラック以降に新たな情報信号を新記録する編集記録の
場合には、記録開始及び記録終了を少なくとも表す2ビ
ットの識別信号を、少なくとも新記録に係る最初の傾斜
トラックに新たな情報信号と共に新たな同期信号の後に
編集記録するので、再生の際に編集記録された磁気テー
プを再生した場合に編集位置を知ることができる。
また第3発明においては、磁気テープを再生し所望の
傾斜トラック以降に新たな情報信号を所定期間だけ挿入
記録するインサート記録の場合には、記録開始及び記録
終了を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少なくと
も挿入記録に係る最初と最後の傾斜トラックに新たな情
報信号と共に新たな同期信号の後に夫々編集記録するの
で、再生の際に挿入記録に係る最後の編集位置を知るこ
とができる。
また第4発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値の奇数番目のサンプ
ルと偶数番目のサンプルとに分離して所定の処理を施し
たディジタル音声信号を記録するに際し、磁気テープを
再生し所望の傾斜トラック以降に新たな情報信号を新記
録する編集記録の場合には、記録開始及び記録終了を少
なくとも表す2ビットの識別信号を、少なくとも新記録
に係る最初の傾斜トラックに新たな情報信号と共に新た
な同期信号の後に編集記録するので、再生の際に編集記
録された磁気テープを再生した場合に編集位置を知るこ
とができる。
また第5発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値の奇数番目のサンプ
ルと偶数番目のサンプルとに分離して所定の処理を施し
たディジタル音声信号を記録するに際し、磁気テープを
再生し所望の傾斜トラック以降に新たなディジタル音声
信号を所定期間だけ挿入記録するインサート記録の場合
には、相互に判別可能な編集開始と編集終了を表す2ビ
ットの識別信号を挿入記録に係る最初と最後の傾斜トラ
ックに新たなディジタル音声信号と共に新たな同期信号
の後に編集記録するので、再生の際に挿入記録に係る最
後の編集位置を知ることができる。
また第6発明においては、アナログの音声信号をサン
プリングして得られるディジタル値の奇数番目のサンプ
ルと偶数番目のサンプルとに分離して所定の処理を施し
たディジタル音声信号を記録するに際し、磁気テープを
再生し所望の傾斜トラック以降に新たなディジタル音声
信号を新記録する編集記録の場合には、記録開始及び記
録終了を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少なく
とも新記録に係る最初の傾斜トラックに新たなディジタ
ル音声信号と共に新たな同期信号の後に編集記録し、編
集記録された磁気テープを再生するに際し、編集を表す
識別信号を再生するときには、再生された一方のサンプ
ルと一定時間遅延した他方のサンプルとのクロスフェー
ドを行ってクロスフェードされた一方及び他方のサンプ
ルからアナログの音声信号を生成するので、先に記録さ
れた音声と新たに記録された音声とを略連続した形態で
再生する。
実施例 第1図は本発明方式を適用した装置の一実施例のブロ
ック系統図を示す。同図中、端子1には標準カラー方式
の映像信号が入来し、映像信号処理回路2に供給され
る。映像信号処理回路2は公知の手段により輝度信号と
搬送色信号とを分離し、この輝度信号をFM変調して搬送
色信号を低域変換した信号に重畳して第3図(A)に示
す如き周波数スペクトラムの信号を出力する。第3図
中、IはFM輝度信号でその搬送周波数帯域は3.4MHz〜4.
4MHzである。IIは低域変換搬送色信号で、その低域変換
周波数は略629kHzである。上記の記録用の映像信号は記
録アンプ3を介して回転映像ヘッド5a,5bに供給され
る。また映像信号処理回路2は標準カラー方式の映像信
号を同期信号分離回路4に供給し、同期信号分離回路4
は垂直同期信号を分離して後述するサーボ回路17に供給
する。
また、端子10a,10b夫々には左チャンネル,右チャン
ネル夫々のアナログの音声信号が入来する。左右チャン
ネルの音声信号は、夫々低域フィルタ11a,11bで可聴帯
域を越える不要高域成分を除去された後、サンプリング
周波数例えば48kHzのサンプルホールド回路12a,12bを経
てA/D変換器13a,13bに供給され、ここでディジタル化さ
れる。ディジタル化された左右チャンネル夫々の音声信
号は奇偶分離回路14に供給される。
左右チャンネル夫々のディジタル化された音声信号の
各サンプルに、映像信号の1フィールド内でサンプリン
グされた順番に番号を付すと、奇偶分離回路14は奇数番
目のサンプルと、偶数番目のサンプルとを分離し、偶数
番目のサンプルESを遅延回路15に供給し、奇数番目のサ
ンプルOSをエンコーダ16に供給する。遅延回路15は偶数
番目のサンプルESを例えばフィールド周期の数分の1程
度の時間dlだけ遅延してエンコーダ16に供給する。
エンコーダ16は1フィールド期間の奇数番目のサンプ
ルOSと、これと同時に遅延されて供給される前のフィー
ルドの一部の偶数番目のサンプルES及び今のフィールド
の大半の偶数番目のサンプルESとが入来する毎に、この
1フィールド期間分のサンプルES及びOSより第4図
(A)に示すフォーマットで誤り検出及び訂正符号P,Q
を生成する。第4図(A)において、データDATA1,DATA
2は例えばサンプルES,OSであり、水平方向のワード単位
(1ワードは8ビット)の各行のデータDATA1,DATA2
(夫々8×50ビット)を所定の演算を行なってワード単
位の各行8×30ビットのパリティQを生成し、かつ、垂
直方向のワード単位の各列32ビットのデータDATA1,DATA
2,パリティQを所定を演算を行なってワード単位の各列
8×4ビットのパリティPを生成する。
上記のデータDATA1,DATA2及びパリティP,Qは、36ワー
ド毎に分割されて第4図(B)に示す如きデータブロッ
クが形成される。第4図(B)において、上記32ワード
のDATA1又はパリティQ又はDATA2と4ワードのパリティ
Pとの前に各8ビットの同期信号SYNC,識別信号ID,アド
レス信号ADDR,ブロックパリティ信号PARITYが付加され
ている。同期信号SYNCは各データブロックの開始を指示
する。識別信号IDは例えば8ビットで構成され、そのう
ちの上位2ビットがクロスフェードコントロール信号と
されている。クロスフェードコントロール信号は例えば
値“00"が通常録音を指示し、値“11"が録音開始を指示
し、値“10"が録音終了を指示する。即ち、“11",“10"
は編集を表す識別信号であり、“11"は編集開始を“10"
は編集終了を表す識別信号である。アドレス信号ADDRは
1トラック分のディジタル音声信号(即ち130データブ
ロック)中の各データブロックの順番を指示する。ブロ
ックパリティ信号PARITYは、PARITY=IDADDRで得られ
る誤り検出用の信号である。ここでは2を法とする加
算の演算子である。第4図(C)に示すデータエリアの
130データブロックで第4図(A)に示すデータDATA1,D
ATA2及びパリティP,Qが伝送されるが、その前及び後ろ
に各3データブロック分のクロック再生用のプリアンブ
ル信号及びポストアンプル信号が付加される。従って、
1フィールド(≒1/60sec)に136データブロック(=43
520ビット)のディジタル音声信号が伝送される。
上記のディジタル音声信号は4相DPSK変調器18に供給
される。
4相DPSK変調器18は入力ディジタルデータを直並列変
換した後所定の差動変換をする符号変換回路と、低域フ
ィルタを通したこの符号変換回路の2つの並列出力信号
で夫々互いに90゜位相が異なる搬送波を別々に平衡変調
する2個の平衡変調回路と、これら2個の平衡変調回路
の出力信号を夫々合成して4相差動位相偏移変調(DPS
K)されたディジタル音声信号を出力する合成回路とか
らなり、上記搬送波周波数は一例として、水平走査周波
数fHの127倍の周波数(NTSC方式の場合を例にとって説
明すると略2.00MHz)に選定されている。また、上記デ
ィジタル音声信号の伝送ビットレートは、2.6086Mb/sに
選定されている。従って、4相DPSK変調器18の出力ディ
ジタル音声信号の周波数スペクトラムは、搬送波周波数
2.00MHzで最大レベル,2.00MHzに対して±1.30MHz(=2.
6086MHz/2)離れた周波数で0となり、同様に2.00MHz±
n×1.30MHz(ただし、nは自然数)の周波数位置で0
となる、公知のくし歯状のスペクトラムとなる。
従って、上記4相DPSK変調器18の出力ディジタル音声
信号は不要周波数成分を除去するための帯域制限をし
て、かつ、符号間干渉を起こさないような、2.00MHzを
中心として通過帯域幅が前記伝送ビットレートの0.7倍
程度に選定された帯域フィルタ19を通されて第3図
(B)にIIIで示す如き周波数スペクトラムのディジタ
ル音声信号に帯域制限された後、記録アンプ20を介して
回転音声ヘッド21a,21bに供給される。
上記の4相のDPSK変調では4つの位相のいずれかで4
種の情報のいずれか一を伝送するから、2ビットに1回
の位相変調でよく、搬送波の位相の切換速度(シンボル
レート)はビットレートの半分で良くなり、ビットレー
ト分の帯域で伝送することができ、1.7MHz程度の狭帯域
で伝送することができる。
回転映像ヘッド5a,5bは互いに回転シリンダ(図示せ
ず)の180度の位置に取り付けられ、この回転映像ヘッ
ド5a,5b夫々に対して例えば120度先行する位置に回転音
声ヘッド21a,21bが取り付けられている。
ところで、サーボ回路17は同期信号分離回路4よりの
垂直同期信号をエンコーダ16に供給してエンコーダ16の
フィールド周期を取ると共に、回転シリンダを上記の垂
直同期信号に同期させて回転せしめる。従って、回転音
声ヘッド21a,21b夫々で磁気テープ23の磁性層の深層に
各トラック毎に符号が完結するディジタル音声信号が飽
和記録され、その後から回転映像ヘッド5a,5b夫々で磁
気テープ23の磁性層の表面に記録用の映像信号が記録さ
れる。回転映像ヘッド5a,5bと回転音声ヘッド21a,21bと
が夫々のアジマス角度を異ならしめられているのは勿論
である。更にサーボ回路17は垂直同期信号から生成した
コントロール信号を固定ヘッド22に供給し、これによっ
て磁気テープ23にコントロールトラックが記録される。
第5図(A)に実線Aで示すアナログの音声信号を1
フィールド単位でサンプリングしたとき、時刻t0〜t1
の1フィールドで得られる奇数番目のサンプルOSのう
ち、フィールドの開始から時間dlまでをサンプルO1aと
し、その後フィールドの終了までをサンプルO1bとし、
次のフィールドも同様にしてサンプルO2a,O2bとし、更
に次のフィールドをサンプルO3a,O3bとする。また時刻t
0〜t1間の1フィールドで得られる偶数番目のサンプルE
Sのうち、フィールドの開始から時間dlまでをサンプルE
1aとし、その後フィールドの終了までをサンプルE1bと
し、次のフィールドも同様にしてサンプルE2a,E2bとす
る。また、第5図(B)に示す磁気テープ23は、矢印B
方向に回転音声ヘッド21a,21bで走査され、矢印C方向
に走行して音声トラックT1,T2,…が記録される。このと
き、トラックT1にはサンプルE1aとE1bとO1bとO2aより得
られたディジタル音声信号が記録され、トラックT2には
サンプルE2aとE2bとO2bとO3aより得られたディジタル音
声信号が記録される。なお、第5図(B)に示すトラッ
クTcにはコントロール信号が記録される。
再生時においては、磁気テープ23の深層より回転音声
ヘッド21a,21b夫々で再生された信号はプリアンプ30に
供給され、磁気テープ23の表面より回転映像ヘッド5a,5
b夫々で再生された信号はスイッチングアンプ6に供給
される。また、磁気テープ23のトラックTcから固定ヘッ
ド22で再生された信号はサーボ回路17に供給される。サ
ーボ回路17はコントロール信号が基準周波数信号と同期
がとれるように回転シリンダの回転を制御する。
スイッチングアンプ6は回転映像ヘッド5a,5b夫々の
再生信号を増幅すると共にスイッチングして連続信号と
し、この信号をプリアンプ7を介して映像信号処理回路
8に供給する。映像信号処理回路8は公知の手段により
再生信号よりFM輝度信号、低域変換搬送色信号夫々を帯
域分離して取り出し、輝度信号を復調すると共に周波数
変換により搬送色信号を得て、輝度信号に搬送色信号を
重畳して標準カラー方式の映像信号として端子9より出
力する。
プリアンプ30は回転音声ヘッド21a,21b夫々よりの再
生信号を増幅すると共にスイッチングして連続信号とし
帯域フィルタ31に供給する。帯域フィルタ31で帯域分離
して取り出された第3図(B)に示す周波数スペクトラ
ムの再生信号はDPSK復調器32に供給され、ここでDPSK復
調されてディジタル音声信号とされデコーダ33に供給さ
れる。
デコーダ33にはサーボ回路17より再生コントロール信
号に同期して生成された垂直同期信号が供給されてお
り、ここで、デインターリーブ,誤り訂正,時間軸補正
及び伸長等の処理を行なわれて、1フィールド単位でサ
ンプルES及びOSが別々に出力される。また、このとき識
別信号IDのクロスフェードコントロール信号が取り出さ
れてクロスフェードコントロール回路34に供給される。
デコーダ33の出力する奇数番目のサンプルOSは遅延回路
35で時間dlだけ遅延されてクロスフェーダ36に供給さ
れ、偶数番目のサンプルESは直接クロスフェーダ36に供
給される。これによって、例えばトラックT2より再生さ
れたサンプルE2a,E2bがクロスフェーダ36に供給される
期間にトラックT1及びT2より再生されたサンプルO2a,O2
bがクロスフェーダ36に供給され、サンプルES及びOSの
時間合せが行なわれる。
クロスフェーダ36はクロスフェードコントロール回路
34よりの制御信号に制御されている。再生されたクロス
フェードコントロール信号の値が“00"の場合、クロス
フェーダ36は奇数番目のサンプルOSと偶数番目のサンプ
ルESとをクロスフェードすることなくA/D変換時と同一
の順番に組み合わせ、かつ左チャンネルのディジタル化
された音声信号と右チャンネルのディジタル化された音
声信号とに分離する。
クロスフェーダ36の出力する左右チャンネルのディジ
タル化された音声信号は、夫々D/A変換器37a,37b夫々で
アナログ化された後、デグリッチャ回路38a,38bでD/A変
換時に発生するノイズ成分を除去され、更に低域フィル
タ39a,39bで可聴周波数帯域を越える不要高域成分を除
去される。これによって端子40a,40b夫々より左チャン
ネル,右チャンネルのアナログの音声信号が出力され
る。
ここで、既記録テープを再生し、所望のトラック以降
に新たな映像信号及びディジタル音声信号等の情報信号
を記録する編集記録について説明する。尚、編集記録の
態様には新たな情報信号を記録済みの情報信号の最後の
部分と新たな情報信号の最初の部分を重複して記録する
つなぎ録りと、記録済みの情報信号中に新たな情報信号
を所定期間だけ挿入記録するインサート記録とがある。
編集記録の場合には、まず、磁気テープ23の再生が行
なわれ、サーボ回路17によって回転シリンダは再生コン
トロール信号に同期され、端子9より再生された映像信
号が出力され、かつ端子40a,40bより再生された音声信
号が出力される。これと共に端子1,10a,10bには記録す
べき新たな映像信号及び音声信号が入来する。しかし、
記録アンプ3,20夫々はサーボ回路17よりの制御信号に制
御されて出力を行なわない。
この状態で記録モードとすると、サーボ回路17は同期
信号分離回路4よりの垂直同期信号に同期をとって回転
シリンダの回転を制御する。回転シリンダの回転が同期
した後、エンコーダ16は記録開始の1トラックだけ識別
信号IDのフェードコントロール信号を値“11"とし、そ
の後のトラックのフェードコントロール信号を値“00"
としてエンコードを行ない、サーボ回路17に制御されて
記録アンプ20は出力を開始する。ここで、“11"を表す
フェードコントロール信号は新記録に係る最初のトラッ
クに編集記録される信号であり、編集開始を表す識別信
号といえる。このようにして得られた新たなディジタル
音声信号が回転音声ヘッド21a,21bにより既記録磁気テ
ープ23の深層に記録される。また、上記フェードコント
ロール信号の値が“11"とされたディジタル音声信号を
回転音声ヘッド21a(又は21b)が記録を開始して回転シ
リンダが120度回転した後、サーボ回路17の制御により
記録アンプ3は出力を開始し、この後新たな映像信号が
回転映像ヘッド5a,5bにより磁気テープ23の表面に記録
される。
つなぎ録りの場合は、その後ディジタル音声信号のフ
ェードコントロール信号を値“00"として最後まで記録
を行なうが、インサート記録の場合には、記録終了の1
トラックだけフェードコントロール信号を値“10"とし
て新たなディジタル音声信号を記録する。
この“10"を表すフェードコントロール信号は新記録
に係る最後のトラックに編集記録される信号であり、編
集終了を表す識別信号といえる。そして、インサート記
録の場合には挿入記録に係る最初のトラックには上記し
たように“11"を編集開始を表す識別信号として記録
し、一方、最後のトラックには“10"を編集終了を表す
識別信号として記録するので、挿入記録に係る最初と最
後のトラックに編集を表す識別信号は相互に判別可能な
識別信号であるといえる。
上記フェードコントロール信号の値が“10"とされた
ディジタル音声信号を回転音声ヘッド21a(又は21b)が
記録を終了すると、サーボ回路17は記録アンプ20の出力
を停止させる。これより回転シリンダが120度回転した
後、サーボ回路17は記録アンプ3の出力を停止させ、デ
ィジタル音声信号及び映像信号の記録が停止する。な
お、つなぎ録りの場合には新たなコントロール信号を固
定ヘッド22で磁気テープ23に記録するが、インサート記
録の場合にはコントロール信号の再記録は行なわれな
い。なお、上記のつなぎ録り及びインサート記録を開始
する場合には、上記の如く再生モードから記録モードに
切換える第1の方法の他に、まず記録モードで記録を行
なった後、一旦ストップモード又はポーズモードとし、
その後再び記録モードとする第2の方法がある。この場
合にはストップモード又はポーズモードとしたとき磁気
テープ23を多少巻き戻し、再び記録モードとしたとき、
磁気テープ23の既記録部分を再生して回転シリンダを再
生コントロール信号に同期をとった後記録を開始する。
上記の編集記録が行なわれて、ディジタル音声信号に
ついて見ると、第5図(B)に示すトラックT1までは前
回記録されたトラックで、トラックT2から新たにトラッ
クが記録されたものとする。つまり、トラックT2の識別
信号IDのクロスフェードコントロール信号の値は“11"
とされている。これによって再生時には、トラックT1
ら第6図(A)に示す波形に相当するサンプルが再生さ
れ、トラックT2から第6図(B)に示す波形に相当する
サンプルが再生されてクロスフェーダ36に供給される。
図中、○印は奇数番目のサンプルOSで、×印は偶数番目
のサンプルESである。
クロスフェードコントロール回路34に制御されている
クロスフェーダ36は、識別信号IDのクロスフェードコン
トロール信号が値“11"のとき、次の動作を行なう。1
フィールドの最初の時間dlにおいてサンプルO2aを平均
値補間又は前値ホールド補間して疑似的な偶数番目のサ
ンプルesを生成し、サンプルO2a及びesに係数αを乗算
し、第5図(C)に示す波形に相当するサンプルとす
る。この係数αは時間dlで値が1から0に徐々に変化す
る。また、これと共にサンプルE2aを平均値補間又は前
値ホールド補間して疑似的な奇数番目のサンプルosを生
成し、サンプルE2a及びosに係数(1−α)を乗算して
クロスフェードを行ない、第6図(D)に示す波形に相
当するサンプルとする。更に上記第6図(C),(D)
夫々に示すサンプルを加算してクロスフェードを行ない
第6図(E)に示す波形に相当するサンプルを得る。
これによって、端子40a,40bより出力されるアナログ
の再生音声信号は先に記録された音声信号と新たな音声
信号と連続したものとなり、つなぎ録り及びインサート
記録開始での音声のつなぎ目でクリック音が発生するこ
とがない。
また、クロスフェードコントロール信号の値が“10"
の場合、クロスフェーダ36は、1フィールドの最後の時
間dlで奇数番目のサンプルOSとこれを平均値補間又は前
値ホールド補間した偶数番目の疑似的なサンプルesとに
係数αを乗算し、偶数番目のサンプルESとこれを平均値
補間又は前値ホールド補間した奇数番目の疑似的なサン
プルosとに(1−α)を乗算して、これらを加算しクロ
スフェードを行なう。係数αの値は1から0にこの最後
の時間dlで徐々に変化する。これによってインサート記
録による新たな音声信号が先に記録された音声信号と連
続したものとなり、インサート記録終了での音声つなぎ
目でクリック音が発生することがない。このようにし
て、編集記録の場合に新記録に係る最初のトラックに編
集を表わす識別信号(“10")を編集記録したので、編
集位置を知ることができ、編集の前後で再生された情報
信号に係る編集再生の処理を通常再生の処理と異ならし
めることができる。また、特にインサート記録の場合に
は、挿入記録に係る最初と最後のトラックに編集を表す
識別信号は相異なる識別信号を記録したので、編集再生
の処理を挿入記録に係る最初と最後のトラックとで異な
らしめることができる。
ところで、第4図(A)に示す符号フォーマットの代
りに、第7図(A),(B)に示す符号フォーマットを
用いても良い。第7図(A)において、1フィールド分
のサンプルES及びOSを時間的に5分割して順次データDA
TA1,DATA2,DATA3,DATA4,DATA5とする。この各データDAT
A1〜DATA5夫々についてワード単位の各行8×6ビット
のパリティQ1〜Q5を生成し、データDATA1〜DATA5及びパ
リティQ1〜Q5夫々についてワード単位の各列8×4ビッ
トのパリティPを生成する。この場合には各フィールド
内で5回符号が完結しているので、ディジタル音声信号
のデコード及びエンコード時に発生する映像信号に対す
る音声信号の遅延時間を小とすることができ、ダビング
等に好適である。しかし、誤り訂正の可能なバースト長
も小となる。
第7図(B)においては、1フレーム(=2フィール
ド)分のサンプルES及びOSを時間的に10分割して順次デ
ータDATA1〜DATA10とする。例えばデータDATA1,DATA2等
の2つのデータを混合して8×20×32ビットのブロック
2個に振り分ける。上記各データDATA1〜DATA10夫々に
ついて各ブロック毎にワード単位の各行8×6ビットの
パリティQ1〜Q10を生成し、更にデータDATA1〜DATA10及
びパリティQ1〜Q10夫々についてワード単位の各列8×
4ビットのパリティPを生成する。この場合にはデコー
ド及びエンコードによる遅延時間は第7図(A)の例よ
りも大となるが、誤り訂正可能なバースト長が第7図
(A)の例よりも大となる。なお、第7図(B)の符号
フォーマットでは1フレーム内の第1フィールドの最後
のブロックと第2フィールドの最初のブロックにDATA5,
DATA6があるため、1フレームで符号が完結し、つなぎ
録り、インサート記録等の編集はフレーム単位で行なう
よう制御する必要がある。
なお、回転音声ヘッド21a,21bで磁気テープ23の深層
にディジタル音声信号を記録する代りに、回転シリンダ
への磁気テープ23の巻き付け角度を増加させ、ディジタ
ル音声信号と映像信号とを回転映像ヘッド5a,5bにより
時分割記録を行なっても良い。この場合には、例えば第
8図に示す如く、トラックT10,T11…の斜線部分にディ
ジタル音声信号が記録され、なし地部分に映像信号が記
録される。この場合においても、第5図(B)に示すト
ラックT1,T2と同様に、トラックT10にはサンプルE1aとE
1bとO1bとO2aより得られたディジタル音声信号が記録さ
れ、トラックT11にはサンプルE2aとE2bとO2bとO3aより
得られたディジタル音声信号が記録される。また、この
場合にはコントロールトラックは設けられず、傾斜トラ
ック毎に周波数の異なる例えば4つの周波数のパイロッ
ト信号を順次切り換えて記録し、このパイロット信号を
用いてトラッキングが行なわれる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
く、その他の種々の変形例も包含するものである。例え
ば音声信号の変調方式は4相PSC変調又はオフセット4
相DPSK変調でもよい。4相PSK変調は4相DPSK変調が、
搬送波の位相と符号との対応が基準位相をもたず、常に
直前の搬送波の位相を基準にしてそれから何度位相を変
えるかで符号と対応させたのに対し、搬送波の位相と符
号との対応が基準位相をもとにして固定されている点が
異なるだけで、4つの位相で4種の情報を伝送する点は
同じで4相DPSK変調と同様に狭帯域伝送ができる。オフ
セット4相DPSK変調は4相DPSKの2つの変調信号を1タ
イムスロットの1/2ずらせたもので180度の位相ジャンプ
がなく、定振幅性が向上し、4つの位相で4種の情報を
伝送する点は同じで狭帯域伝送ができる。
なお、上記実施例で左右チャンネルの音声信号を記録
・再生しているが、音声信号のチャンネル数は1又は3
以上であっても良く、上記実施例に限定されない。
発明の効果 本願発明の構成によれば、回転シリンダを用いて磁気
テープの長手方向に対して傾斜した傾斜トラックに情報
信号を記録する磁気記録方式であって、該情報信号を記
録開始及び記録終了を少なくとも表す2ビットの識別信
号と共に同期信号の後に記録しているので、編集ポイン
トなのかどうか、編集ポイントならば、例えば、それが
音声信号であるならば、フェードイン点かフェードアウ
ト点かの識別が可能となる。
また、本願発明の構成によれば、傾斜トラックに情報
信号(又はディジタル音声信号)を編集に係る情報を表
す識別信号と共に同期信号の後に記録することを前提と
しているので、すなわち、識別信号の記録領域が同期信
号の後に予め用意されているから、編集点の次のフレー
ムの同期信号の直前に識別信号を記録するものと比較し
て、情報の喪失がないという効果がある。また、識別信
号の記録に際して、特殊なトラックを必要とせず、編集
点を同期信号単位で特定でき、更に、同期信号検出を簡
易にできるという効果もある。
また、上述の如く本願発明の構成によれば、新記録に
係る最初の傾斜トラックに編集を表す識別信号を該新た
な情報信号と共に新たな同期信号の後に編集記録するの
で、編集点の次のフレームの同期信号の直前に識別信号
を記録するものと比較して、識別信号の判別が容易であ
り、且つ、その記録領域も少なくて済むという効果があ
る。
また、上述の如く本願発明の構成によれば、インサー
ト記録の場合には、挿入記録に係る最初と最後の傾斜ト
ラックに編集を表す識別信号を該新たな情報信号と共に
新たな同期信号の後に夫々編集記録するので、単に編集
点の次のフレームの同期信号の直前に識別信号を記録す
るものと比較して、挿入記録に係る最後の傾斜トラック
にも識別信号を記録するから、再生の際に挿入記録に係
る最後の編集位置を知ることができその前後で再生され
た情報信号に係る編集再生の処理を通常再生の処理と異
なるものとすることができるという効果がある。
また、上述の如く本願発明の構成によれば、最初と最
後の傾斜トラックに挿入記録する識別信号は、相互に判
別可能な編集開始と編集終了を夫々表す識別信号となる
ので、編集開始点と編集終了点で再生時の信号処理を異
ならしめることができるという効果がある。
また、上述の如く本願発明の構成によれば、ディジタ
ル音声信号を奇数番目のサンプルと偶数番目のサンプル
とに分離して所定の処理を施し記録するので、再生の際
に編集位置で先に記録された音声と新たに記録された音
声とを略連続した形態で再生クリック音の発生のない処
理を施すことができる磁気テープを生成できるという効
果があり、更に、編集位置でクロスフェードを行うこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方式を適用した装置の一実施例のブロッ
ク系統図、第2図は従来方式の装置の再生音声信号の一
例の波形図、第3図は本発明方式で磁気テープに記録さ
れる信号の一実施例の周波数スペクトラム、第4図は本
発明方式のディジタル音声信号の一実施例の信号フォー
マットを説明するための図、第5図は本発明方式のディ
ジタル音声信号とその記録トラックとの関係を説明する
ための図、第6図は本発明方式の各実施例の音声のつな
ぎ目の再生を説明するための図、第7図は符号フォーマ
ットの各変形居を説明するための図、第8図はディジタ
ル音声信号と映像信号との記録トラックの変形例を示す
図である。 2,8……映像信号処理回路、4……同期信号分離回路、1
4……奇偶分離回路、15,35……遅延回路、16……エンコ
ーダ、17……サーボ回路、18……4相DPSK変調器、32…
…復調回路、33……デコーダ、34……クロスフェードコ
ントロール回路、36……クロスフェーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−141483(JP,A) 特開 昭58−185012(JP,A) 特開 昭56−41566(JP,A) 特開 昭57−92411(JP,A) 特開 昭57−58274(JP,A) 特開 昭58−32280(JP,A) 特開 昭60−231979(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックに情報信号を記録する
    磁気記録方式であって、 該情報信号を記録開始及び記録終了を少なくとも表す2
    ビットの識別信号と共に同期信号の後に記録することを
    特徴とする磁気記録方式。
  2. 【請求項2】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックに情報信号を記録に係
    る情報を表す識別信号と共に同期信号の後に記録する磁
    気記録方式であって、 該磁気テープを再生し所望の傾斜トラック以降に新たな
    情報信号を新記録する編集記録の場合には、記録開始及
    び記録終了を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少
    なくとも新記録に係る最初の傾斜トラックに該新たな情
    報信号と共に新たな同期信号の後に編集記録することを
    特徴とする磁気記録方式。
  3. 【請求項3】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックに情報信号を記録に係
    る情報を表す識別信号と共に同期信号の後に記録する磁
    気記録方式であって、 該磁気テープを再生し所望の傾斜トラック以降に新たな
    情報信号を所定期間だけ挿入記録するインサート記録の
    場合には、記録開始及び記録終了を少なくとも表す2ビ
    ットの識別信号を、少なくとも挿入記録に係る最初と最
    後の傾斜トラックに該新たな情報信号と共に新たな同期
    信号の後に夫々編集記録することを特徴とする磁気記録
    方式。
  4. 【請求項4】上記情報信号がディジタル音声信号である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のう
    ちいずれか1項記載の磁気記録方式。
  5. 【請求項5】上記インサート記録の場合に最初と最後の
    傾斜トラックに挿入記録する識別信号は、相互に判別可
    能な編集開始と編集終了を夫々表す識別信号であること
    を特徴とする特許請求範囲第3項記載の磁気記録方式。
  6. 【請求項6】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックにディジタル音声信号
    を編集記録に係る情報を表す識別信号と共に同期信号の
    後に記録する磁気記録方式であって、 アナログの音声信号をサンプリングして得られるディジ
    タル値のサンプルを所定期間内にサンプリングされた順
    番で奇数番目のサンプルと偶数番目のサンプルとに分離
    し、該奇数番目及び偶数番目のサンプルのうちいずれか
    一方のサンプルを一定時間遅延し、遅延された一方のサ
    ンプルと他方のサンプルとを少なくともエンコードして
    なるディジタル音声信号を記録するに際し、該磁気テー
    プを再生し所望の傾斜トラック以降に新たな情報信号を
    新記録する編集記録の場合には、記録開始及び記録終了
    を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少なくとも新
    記録に係る最初の傾斜トラックに該新たな情報信号と共
    に新たな同期信号の後に編集記録することを特徴とする
    磁気記録方式。
  7. 【請求項7】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックにディジタル音声信号
    を編集記録に係る情報を表す識別信号と共に同期信号の
    後に記録する磁気記録方式であって、 アナログの音声信号をサンプリングして得られるディジ
    タル値のサンプルを所定期間内にサンプリングされた順
    番で奇数番目のサンプルと偶数番目のサンプルとに分離
    し、該奇数番目及び偶数番目のサンプルのうちいずれか
    一方のサンプルを一定時間遅延し、遅延された一方のサ
    ンプルと他方のサンプルとを少なくともエンコードして
    なるディジタル音声信号を記録するに際し、該磁気テー
    プを再生し所望の傾斜トラック以降に新たなディジタル
    音声信号を所定期間だけ挿入記録するインサート記録の
    場合には、相互に判別可能な編集開始と編集終了を表す
    2ビットの識別信号を挿入記録に係る最初と最後の傾斜
    トラックに該新たなディジタル音声信号と共に新たな同
    期信号の後に編集記録することを特徴とする磁気記録方
    式。
  8. 【請求項8】回転シリンダを用いて磁気テープの長手方
    向に対して傾斜した傾斜トラックにディジタル音声信号
    を編集記録に係る情報を表す識別信号と共に同期信号の
    後に記録する磁気記録方式であって、 アナログの音声信号をサンプリングして得られるディジ
    タル値のサンプルを所定期間内にサンプリングされた順
    番で奇数番目のサンプルと偶数番目のサンプルとに分離
    し、該奇数番目及び偶数番目のサンプルのうちいずれか
    一方のサンプルを一定時間遅延し、遅延された一方のサ
    ンプルと他方のサンプルとを少なくともエンコードして
    なるディジタル音声信号を記録するに際し、該磁気テー
    プを再生し所望の傾斜トラック以降に新たなディジタル
    音声信号を新記録する編集記録の場合には、記録開始及
    び記録終了を少なくとも表す2ビットの識別信号を、少
    なくとも新記録に係る最初の傾斜トラックに該新たなデ
    ィジタル音声信号と共に新たな同期信号の後に編集記録
    し、 編集記録された磁気テープを再生するに際し、該編集を
    表す識別信号を再生するときには、再生された一方のサ
    ンプルと該一定時間遅延した他方のサンプルとのクロス
    フェードを行ってクロスフェードされた一方及び他方の
    サンプルからアナログの音声信号を生成することを特徴
    とする磁気記録方式。
  9. 【請求項9】上記クロスフェードは、再生された一方の
    サンプルを平均値補間又は前置ホールド補間して疑似的
    な他方のサンプルを生成し、遅延された他方のサンプル
    を平均値補間又は前置ホールド補間して疑似的な一方の
    サンプルを生成し、該再生された一方のサンプル及び該
    疑似的な他方のサンプルと、該遅延された他方のサンプ
    ル及び該疑似的な一方のサンプルとのクロスフェードを
    行うことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の磁気
    記録方式。
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