JP2601023B2 - 周波数調整方法 - Google Patents

周波数調整方法

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JP2601023B2
JP2601023B2 JP2334671A JP33467190A JP2601023B2 JP 2601023 B2 JP2601023 B2 JP 2601023B2 JP 2334671 A JP2334671 A JP 2334671A JP 33467190 A JP33467190 A JP 33467190A JP 2601023 B2 JP2601023 B2 JP 2601023B2
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尚武 岡村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、共振器やフィルタなどの電子部品のコンデ
ンサ容量を、トリミングにより調節して電子部品の周波
数を調整する周波数調整方法に関する。
従来の技術及びその課題 上述した電子部品の周波数調整は、従来では次のよう
にして行っていた。即ち、共振器の場合には、ネットワ
ークアナライザなどの測定器を使用して共振周波数を測
定しつつ、レーザトリマなどのトリミング器を用いてト
リミングを行っている。また、フィルタの場合には、同
様に反射損失と中心周波数を測定しながらトリミングを
行っている。
したがって、従来の方法による場合は、製品1個をト
リミングするのに、測定器とトリミング器が各1台必要
であり、トリミング器に待ち時間が多く、生産能率が上
がらないという欠点があった。
また、例えば第8図に示すように、従来のトリミング
用電極20が、積層構造に作製された電子部品の表面に、
一部を内部に設けられた回路と接続した状態で印刷など
により形成されているので、電子部品の端からトリミン
グ用電極20までの距離aに誤差が生じ、また、作製され
た電子部品を所定のセット位置にセットし、その後、上
述のようにしてトリミングしているため、セットの際の
位置ずれにより、電子部品の端からトリミング位置(一
点鎖線にて示す)までの距離bに誤差が生じていた。こ
のため、いくらトリミング器をその待機位置から所望の
位置まで正確に移動させても、トリミングされる電極上
の位置が0.3〜0.5mm程度ずれてしまい、正確なトリミン
グを行えず、製品が不良品となっていた。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであ
り、トリミング用電極を形成するときの誤差や、電子部
品のセットの際に位置的な誤差があっても、それにかか
わらずに正確にトリミングすることができ、歩留の向上
を図れ、しかもトリミング器の稼働率を向上できる周波
数調整方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る周波数調整方法は、トリミング用コンデ
ンサ電極を有する電子部品を所定の位置にセットし、ト
リミング器を相対的に移動させて前記電極の一部をトリ
ミングして電子部品の周波数を調整する周波数調整方法
において、前記トリミング用コンデンサ電極を閉じたル
ープ状に形成し、当該ループ状電極を、並行な2本のト
リミング線によって、2つの領域に分割するように、ト
リミングすることを特徴とする。
作 用 本発明にあっては、トリミング器と電子部品との相対
的な移動により生じる寸法誤差を吸収できるようにトリ
ミング用コンデンサ電極を形成してあるので、一定量だ
けトリミングすると、残りの電極部分の面積が一定値と
なり、所望の周波数となる。
実 施 例 以下、本発明を具体的に説明する。第1図は本発明に
用いるトリミング用電極の一例が形成された電子部品を
示す平面図である。この電子部品は、例えば共振器を構
成するように作製され、例えば第2図に示すように、厚
み方向中央部にはコイル電極層1が配設され、このコイ
ル電極層1の下側には間に誘電体層3を挟んでシールド
電極層5が形成され、更にその下側には保護層9が形成
されている。
一方、コイル電極層1の上側は、間に誘電体層2を挟
んでシールド電極層4が形成され、このシールド電極層
4とコイル電極層1との間には、シールド電極層4と対
向させ、かつ間に前記誘電体層2の一部2aが存在する状
態で対向電極6が形成されており、そのシールド電極層
4の上側にはこれと対向し、誘電体層7を間に介装して
例えばループ状のトリミング用電極8が形成されてい
る。
かかる積層構造体の側面には、対向する2箇所に外部
接続端子11,12が形成されており、両外部接続端子11,12
には、第3図に示すように、誘電体層3の上側に形成し
ているコイル電極層1の両端部が接続されている。ま
た、一方の外部接続端子12には、第4図に破線にて示す
ように誘電体層7の下側に形成されたシールド電極層4
の一端部が接続されている。なお、シールド電極層5に
ついても、同図に破線にて示すように形成されていて、
同様にして外部接続端子12と接続されている。他方の外
部接続端子11には、シールド電極層4の両側にある対向
電極6とトリミング用電極8の一端部が接続されてお
り、シールド電極層4よりも上側にあるループ状をした
トリミング用電極8は、トリミング用に作製したもの
で、下側の対向電極6よりも面積を小さくしてある。
したがって、このように構成された共振器にあって
は、外部接続端子11,12を所定の外部端子と接続する
と、コイル電極層1はコイルとして働き、またシールド
電極層4と上下で対向する対向電極6とトリミング用電
極8は、シールド電極層4との間で夫々コンデンサを形
成する。第5図はその等価回路図である。
よって、上記トリミング用電極8をトリミングすると
容量が変化し、周波数を調整することができる。
次に、上記共振器を本発明方法によりトリミングする
場合を例に挙げて説明する。
先ず、図示しないレーザトリマなどのトリミング器の
周辺に配したセット位置に、上記共振器を移動させてセ
ットする。
その後、トリミング器を待機位置から所望距離移動さ
せて第1図に示すトリミング位置Aでトリミングを行っ
て、トリミング用電極8の途中を切断する。
その後、更にトリミング器を移動させ、トリミング位
置Bでトリミングを行って、トリミング用電極8の途中
を切断する。これにより、トリミング用電極8のC部分
が電気的に分断された状態となる。これにより、トリミ
ングが完了する。
なお、トリミング位置A,Bを含む電極部分8aの長さL
(第1図参照)は、予め共振器をトリミング位置にセッ
トするときなどに生じる位置的の誤差分l又はそれ以上
の長さ分を含んだ寸法に定めておく。また、前記電極部
分8aの幅Wは一定にしておく。
したがって、本発明によりトリミングを行うと、トリ
ミング位置Aの位置がトリミング器の誤差にてずれて
も、トリミング位置Aからトリミング位置Bまでは、ト
リミング器が規定通りに移動するため、トリミング位置
Bはトリミング位置Aと同じ方向、同じ長さだけずれ
る。よって、トリミング位置Aとトリミング位置Bとの
間の長さは一定となる。これにより、印刷などにより一
定面積に形成されたトリミング用電極8の残りの部分で
構成されるコンデンサ容量が所望の値となり、共振器の
周波数が目的とする周波数に調整されたものとなる。
よって、本発明による場合には、トリミング用電極の
形成のときや、電子部品をセットするときに多少の位置
的誤差が存在していても、各製品を同一量で必要な容量
分だけトリミングすることができ、正確に周波数を調整
することが可能である。
したがって、製品を作製する工程を次のようにするこ
とができる。即ち、 予め、トリミングにより周波数を調整できる範囲内に
ある電子部品を多数作製する。
次いで、目的周波数の製品個数に応じて上記電子部品
を区分けする。
区分けされた電子部品に本発明方法によるトリミング
を施す。
その後、各電子部品の周波数特性を測定して良品、不
良品に選別する。
このため、多数の電子部品を連続的にトリミング器で
はトリミングだけを、また測定器では測定だけを行うよ
うにでき、従来の場合のように製品1個をトリミングす
る際に、測定器とトリミング器の両方を同時に必要とし
ないので、トリミング器及び測定器の稼働率を向上させ
ることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施例では共振器の周波数を調
整しているが、第6図に示すようなトリミング用電極8
を2つ有するフィルタや、コンデンサ成分を有する他の
電子部品にも同様に適用できることは勿論である。第6
図中のA,Bは前同様トリミング位置を示す。
また、上記実施例ではトリミング用電極を第1,6図に
示すようなループ状に形成しているが、本発明はこれに
限らず、第7図に示すように矩形状をした大きな面積を
もつトリミング用電極18に形成し、この電極18の中央部
をトリミング器により一本の閉じた線Dで方形状にトリ
ミングを行うようにしてもよい。このようにしてトリミ
ングを行った場合にも、前記閉じた線Dが全体的に左右
上下に移動しても残った電極部分の面積は各製品毎に一
定となる。
更に、上記実施例ではトリミング用電極を電子部品の
表面に形成しているが、このトリミング用電極は電子部
品の内部であって、外側からトリミングが可能な表層部
分に形成してもよい。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、一定の容量
分だけトリミングすることが可能となり、残りの電極部
分の面積を一定値とすることができるので、電子部品を
所望の周波数に調整でき、製品の歩留を向上できる。ま
た、トリミングを行う際に特性を測定する必要がなく、
よってトリミング器の待ち時間を少なくできる。更に
は、トリミングと特性測定とを別の工程で行って電子部
品を製造することにより生産能率を上げることができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる電子部品を示す平面図、第2図
はその電子部品の側面断面図、第3図は第2図のコイル
電極層の近傍部分を示す平面図、第4図は第2図のトリ
ミング用電極の近傍部分を示す平面図、第5図は第2図
の電子部品の等価回路図、第6図は本発明の適用が可能
なトリミング用電極を2つ有するフィルタを示す平面
図、第7図は本発明の他の実施例を示す平面図、第8図
は従来方法の説明図である。 8,18……トリミング用電極、10……電子部品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 利根川 謙 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 平2−78212(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリミング用コンデンサ電極を有する電子
    部品を所定の位置にセットし、トリミング器を相対的に
    移動させて前記電極の一部をトリミングして電子部品の
    周波数を調整する周波数調整方法において、 前記トリミング用コンデンサ電極を閉じたループ状に形
    成し、 当該ループ状電極を、並行な2本のトリミング線によっ
    て、2つの領域に分割するように、トリミングすること
    を特徴とする周波数調整方法。
  2. 【請求項2】ループを形成する前記トリミング用コンデ
    ンサ電極は、幅が一定な直線部を有し、 前記電極を、前記トリミング線によって、前記直線部に
    おいてトリミングすることを特徴とする請求項1記載の
    周波数調整方法。
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