JPS6338562Y2 - - Google Patents

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JPS6338562Y2
JPS6338562Y2 JP2211883U JP2211883U JPS6338562Y2 JP S6338562 Y2 JPS6338562 Y2 JP S6338562Y2 JP 2211883 U JP2211883 U JP 2211883U JP 2211883 U JP2211883 U JP 2211883U JP S6338562 Y2 JPS6338562 Y2 JP S6338562Y2
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JP
Japan
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strain
capacitance
coupling
resonator
resonators
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JP2211883U
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、誘電体同軸共振器を用いた高周波機
器に係り、詳しくは、誘電体同軸共振器の結合容
量とストレ(浮遊)容量との調整構造に関する。
従来の高周波機器たとえばフイルタ装置におい
ては、複数個の誘電体同軸共振器(以下、共振器
という)を並置するとともに、この並置方向に沿
つて長手となる誘電体基板を設け、この誘電体基
板上の上記共振器との対向位置に電極をパターン
状に形成し、この電極に各共振器の内導体を接続
するようにしたものがある。このような構成にお
いては、第1図に示すように、各共振器h1,h2
h3…は各共振器h1,h2,h3…が接続された電極e1
とe2,e2とe3,……間の誘電体基板内に発生する
結合容量c12,c23…で静電的に結合される。同時
に、これらの各共振器h1,h2,h3…は、電極e1
e2,e3…の存在により、これらの各電極e1,e2
e3…とたとえば各共振器h1,h2,h3…を収容する
ケースとの間で発生するストレ容量cs1,cs2,cs3
が…が生じる。このストレ容量cs1,cs2,cs3…は
共振周波数に大きく影響する。従つて、各共振器
h1,h2,h3…をフイルタ装置の素子として使用す
る場合などには上記ストレ容量cs1,cs2,cs3…を
充分考慮する必要がある。
ところで、従来、各電極e1,e2,e3…間の結合
容量c12,c23…の調整は、これら各電極e1,e2
e3…をレーザ等で一部トリミングすることにより
行なつている。しかしながらこのように電極e1
e2,e3…の一部を単にトリミングするのではスト
レ容量cs1,cs2…も同時に変化することになる。
すなわち、両容量のうち一方が変化すると他方も
これにともない大きく変化するので両容量を調整
する際、各電極e1,e2,e3…をどの程度トリミン
グすればよいかその目やすをつけるのが容易でな
い。従つて、この調整には長時間を要することに
なり、場合によつてはトリミング量が大きすぎて
修復不可能な不良品となる。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので
あつて、共振器の結合容量とストレ容量とをそれ
ぞれ独立して調整できるようにし、これによつ
て、トリミングが短時間で行なうことができ、不
良品の発生も低減できるようにすることを目的と
する。
本考案は、このような目的を達成するため、共
振器が接続される各電極の互いに隣接する縁部に
結合容量調整タブを、また同じ各電極の上記互い
に隣接する縁部と直交方向の縁部にストレ容量調
整タブをそれぞれ突出して形成するようにしてい
る。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。なお、この実施例においては高周
波機器としてフイルタ装置に適用した場合につい
て説明する。
第2図はフイルタ装置を一部省略して示す平面
図、第3図は、第2図の−線に沿う断面図で
ある。この実施例のフイルタ装置1は導電性のケ
ース2を備える。このケース2内には複数個の共
振器31,32,33…が互いに隣接して並置さ
れる。これら各共振器31,32,33…は同じ
構成を有する。従つて、今一つの共振器32につ
いてみると、この共振器31はセラミツクなどの
円筒状誘電体31aに外導体31bと内導体31
cとを形成し、この両導体31b,31cの一方
の端部を短絡して短絡端31dとし、他方の端部
を開放端31eとした外形が円筒状の1/4波長型
のものである。そして、これらの共振器31,3
2,33…は各開放端を同一方向に向けて配置さ
れており、この各開放端側の内導体にリード端子
41,42,43…の一端が接続されている。一
方、共振器31,32,33…の開放端側の近傍
位置には、共振器31,32,33…の並置方向
(第2図のX方向)に沿つて長手となる誘電体基
板5が設けられている。この誘電体基板5上の上
記各共振器31,32,33…との対向位置には
これらの共振器31,32,33…を互いに所定
の結合容量でもつて静電的に結合していくための
電極61,62,63…が形成されている。そし
て、これらの各電極61,62,63…の中央部
に前記リード端子41,42,43…の他端部が
接続されている。さらに、各電極61,62,6
3…には互いに隣接する縁部61a,62b,6
2a,62b,63a,63b…に結合容量調整
タブ71a,71b,72a,72b,73a,
73b…が、また、この互いに隣接する縁部61
a,61b,62a,62b,63a,63b…
と直交する方向の縁部61c,62c,63c…
にはストレ容量調整タブ81,82,83…がそ
れぞれ突出して形成されている。従つて、各共振
器31,32,33…は、各共振器31,32,
33…が接続された電極61と62,62と63
…間の誘電体基板5内に発生する結合容量で静電
的に結合されることになる。また、同時に各電極
61,62,63とケース2との間にストレ容量
が生じる。
このような構成において、たとえば、2つの共
振器31,32間の結合容量を調整する場合には
両電極61,62のうちの結合容量調整タブ71
b,72aの一方または両方を、各先端部から所
定の結合容量になるまでトリミングする。この場
合、各共振器31,32に対してストレ容量も若
干変化するが、結合容量調整タブ71b,72a
が互いに近接しているため、結合容量の変化割合
の方がはるかに大きい、従つて、結果的に、両電
極61,62間の結合容量のみが調整されること
になる。一方、所望の共振周波数を得るためスト
レ容量を調整する場合には、両電極61,62の
ストレ容量調整タブ81,82の一方、又は両方
を各先端部から所定のストレ容量になるまでトリ
ミングを行なう。この場合は両電極61,62間
の結合容量も若干変化するが、両ストレ容量調整
タブ81,82は両結合容量調整タブ71b,7
2aよりも離間しているので、ストレ容量の変化
割合の方がはるかに大きくなる。従つて、この場
合は、結果的に両電極61,62間のストレ容量
のみ調整されることになる。この様に、結合容量
の調整は、結合容量調整タブ71a,71b,7
2a,72b,73a,73b…を、ストレ容量
の調整はストレ容量調整タブ81,82,83…
をトリミングすることによりそれぞれ独立して行
なうことができる。
上記実施例においては、各電極61,62,6
3…の結合容量調整タブ71a,71b,72
a,72b,73a,73b…とストレ容量調整
タブ81,82,83…とはそれぞれ一本の突起
状に形成しているが、第4図に示すように、電極
100の結合容量調整タブ100a,100bと
ストレ容量調整タブ100cとを共にくし状に形
成してもよい。この場合は、各1本のタブを結合
容量やストレ容量の調整に必要な最小単位の値に
相当するものに形成しておけば、トリミングの本
数で上記結合容量やストレ容量を設定できること
になり、調整がより簡単になる。
なお、これらの実施例においては、フイルタ装
置について説明したが、共振器を用いた他の高周
波機器に対しても本例を適用できるのは勿論であ
る。
以上のように、本考案によれば電極に結合容量
調整タブとストレ容量調整タブとを形成したの
で、両タブをトリミングすることで、結合容量と
ストレ容量とをほぼ独立して調整することができ
る。従つて、容量の調整が簡単となり、トリミン
グの作業時間も短縮し、不良品の発生も低減され
るという優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、誘電体同軸共振器に対する結合容量
とストレ容量との関係の説明図、第2図ないし第
4図は本考案の実施例を示し、第2図はフイルタ
装置を一部省略して示す平面図、第3図は第2図
の−線に沿う断面図、第4図は電極の他の変
形例を示す平面図である。 1……高周波機器(フイルタ装置)、31,3
2,33……誘電体同軸共振器、5……誘電体基
板、61,62,63……電極、61a,61
b,61c,62a,62b,62c,63a,
63b,63c……縁部、71a,71b,72
a,72b,73a,73b……結合容量調整タ
ブ、81,82,83……ストレ容量調整タブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の誘電体同軸共振器が並置されるととも
    に、この並置方向に沿つて長手となる誘電体基板
    が設けられ、この誘電体基板上の前記各誘電体同
    軸共振器との対向位置には、これらの誘電体同軸
    共振器どうしを互いに静電的に結合するための電
    極が形成され、これらの各電極には、互いに隣接
    する縁部に結合容量調整タブが、また、これらの
    隣接する縁部と直交方向の縁部にストレ容量調整
    タブがそれぞれ突出して形成されていることを特
    徴とする誘電体同軸共振器を用いた高周波機器。
JP2211883U 1983-02-17 1983-02-17 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器 Granted JPS59127306U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2211883U JPS59127306U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器

Applications Claiming Priority (1)

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JP2211883U JPS59127306U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器

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Publication Number Publication Date
JPS59127306U JPS59127306U (ja) 1984-08-27
JPS6338562Y2 true JPS6338562Y2 (ja) 1988-10-12

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ID=30153230

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JP2211883U Granted JPS59127306U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 誘電体同軸共振器を用いた高周波機器

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JPH0731601Y2 (ja) * 1988-09-08 1995-07-19 ティーディーケイ株式会社 誘電体ローパスフィルタ

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JPS59127306U (ja) 1984-08-27

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