JP2601022Y2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2601022Y2
JP2601022Y2 JP1992049249U JP4924992U JP2601022Y2 JP 2601022 Y2 JP2601022 Y2 JP 2601022Y2 JP 1992049249 U JP1992049249 U JP 1992049249U JP 4924992 U JP4924992 U JP 4924992U JP 2601022 Y2 JP2601022 Y2 JP 2601022Y2
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健一 大原
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、挿入部の先端に設け
た超音波プローブを囲むバルーンを挿入部の外周に形成
された環状溝にOリングによって固定するようにした超
音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、凸面状に形成されたいわゆるコ
ンベックスタイプの超音波プローブ81を挿入部82の
先端に設けた従来の超音波内視鏡を示している。
【0003】超音波プローブ81の周囲は、脱気水等を
満たすために膨縮性のあるバルーン83で囲まれてい
る。そして、バルーン83の口元部分は、挿入部82の
外周に形成された環状溝84に、着脱自在なOリング8
5によって固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】コンベックス型の超音
波プローブ81を用いた超音波内視鏡においては、超音
波プローブ81の形状との関係から、バルーン83を固
定する環状溝84部分の断面形状は、図8に示されるよ
うに、円形の上半部を切除したような非円形形状になっ
ている。
【0005】そのような非円形断面の環状溝84にバル
ーン83をOリング85で締め付け固定すると、Oリン
グ85の締め付け力が全周に均一に働かず、図8に矢印
で示される部分などでは締め付け力が弱い。
【0006】そのため、脱気水等を注入してバルーン8
3を膨らませたとき、締め付け力の弱い部分から液漏れ
が発生して、バルーン83を充分に膨らませることがで
きない場合があった。
【0007】そこで、Oリング85自体の締め付け力を
強くすることによって液漏れを防いでいるが、Oリング
85装着時にOリング85を拡げるのが容易でなく、誤
って超音波プローブ81をOリング85で締め付けて、
故障発生の原因になる場合があった。
【0008】また、Oリング85を取り外す際には刃物
でOリング85を切断しなければならず、超音波プロー
ブ81や挿入部82を破損してしまう場合があった。そ
こで本考案は、Oリング自体に過度な締め付け力を与え
ることなく、バルーンを液漏れのないようにOリングに
よって確実に固定することができる超音波診断装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の超音波診断装置は、超音波を発受信走査す
る超音波プローブを挿入部の先端に設けると共に、上記
超音波プローブを囲む膨縮自在なバルーンを伸縮性のあ
るOリングによって上記挿入部の外周に形成された環状
溝に固定するようにした超音波診断装置において、上記
Oリングの内周長を上記環状溝の底周長を越えない長さ
に形成すると共に、上記Oリングの線径を上記環状溝の
溝幅より太く、溝深さの2倍より細く形成したことを特
徴とする。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図5は超
音波内視鏡の全体的構成を示しており、患者の体腔内に
挿入される可撓性の内視鏡挿入部20の先端に、先端部
本体1が設けられている。また、内視鏡挿入部20の先
端側には、遠隔操作により屈曲自在な湾曲部21が形成
されている。
【0011】内視鏡挿入部20の基端側には、操作部3
0が連結されている。操作部30には、湾曲部21の曲
がり量を遠隔操作するための湾曲操作ノブ31、処置具
挿通チャンネル3へ処置具を挿入するための処置具挿入
口3a、送気ノズル5及び送水ノズル6から空気及び水
を噴出させる操作を行う送気送水スイッチ32、処置具
挿通チャンネル3などを経由しての吸引操作を行う吸引
スイッチ33などが設けられている。
【0012】34は、先端部本体1に着脱自在なバルー
ン8を取り付けたときに脱気水をバルーン8内に送り込
むための注水口。35は、吸引管路を、処置具挿通チャ
ンネル3とバルーン8からの排水管路(図示せず)とに
切り換えるための吸引管路切換レバーである。
【0013】操作部30には接眼レンズを内蔵した接眼
部40が突設されており、図示されていないイメージガ
イドファイババンドルの基端側がその観察位置に配置さ
れている。したがって、先端部本体1内の対物光学系に
よって結像された被検体表面の光学像を、接眼部40を
通して観察することができる。
【0014】50は、図示されていない照明用ライトガ
イドファイババンドルの入射端を光源装置に接続するた
めのコネクタであり、51は送気送水ソケット、52は
通気口金、53は吸引ニップル、54は機能接地端子で
ある。
【0015】また、60は、先端部本体1に設けられた
超音波プローブに対する電気的処理を行う処理回路。6
1は、超音波断層像を表示して観察するためのCRTモ
ニタである。
【0016】図1及び図2は、超音波内視鏡の挿入部2
0の先端に形成された先端部本体1を示している。図2
は、バルーン8が取り付けられていない状態の平面図。
図1は、バルーン8を取り付けた状態の側面部分断面図
である。
【0017】先端部本体1は、被検体表面の光学像を得
るための前方斜視型の観察用対物光学系2を内蔵した対
物側ブロック1aと、その先側に連結されて、被検体の
超音波断層像を得るために超音波を発受信走査する超音
波走査部1bとによって構成されている。
【0018】2aは対物光学系2表面の観察窓であり、
観察視野範囲2bは、先端部本体1の斜め前方に向いて
いる。なお、対物光学系2によって結像される観察像
は、イメージガイドファイババンドルによって伝達され
るが、それに代えて像伝送を電気的に行う固体撮像素子
を用いてもよい。
【0019】4は、ライトガイドファイババンドルの光
出射端に対向して設けられた照明窓であり、ここから出
射される照明光によって観察視野範囲2bが照明され
る。5,6は、観察窓2aの表面に空気及び水を噴出す
るための送気ノズル及び送水ノズルである。
【0020】7は、先端部本体1に膨縮自在なバルーン
8を取り付けた際に、バルーン8を膨らませるための脱
気水をバルーン8内に送り出す送水口であり、図示され
ていない反対側には、脱気水を排出するための排水口が
形成されている。
【0021】超音波走査部1bには、凸面状に形成され
たいわゆるコンベックスタイプの超音波発受信装置(以
下「超音波プローブ」という)11が設けられている。
超音波プローブ11は先端部本体1の中心軸を含む平面
内で、先端部本体1の側方を扇状に走査するように形成
されている。超音波プローブ11としては、本実施例で
は電子走査式の超音波プローブが用いられているが、走
査を機械的に行う方式のものを用いてもよい。
【0022】先端部本体1の対物側ブロック1aと超音
波走査部1bとは嵌合接続されており、その接続部分に
は、シール用のOリング12が取着されており、先端部
本体1の水密性を維持している。13は、対物側ブロッ
ク1aと超音波走査部1bとを固定するための固定ビス
である。
【0023】バルーン8は、薄くて膨縮性のあるシリコ
ンゴムなどによって、一端側だけが開口するサック状に
形成されている。そして、先端部本体1の対物側ブロッ
ク1aの前端部近くの外周には、バルーン8の口元を固
定するOリング10を嵌め込むための環状溝9が形成さ
れている。環状溝9部分の断面形状は、図3に示される
ように円形の上半部側を切除した非円形形状になってい
る。
【0024】Oリング10は、図4に示されるように、
伸縮性のあるゴム材によって、断面形状が円形の直径t
の素線を、継ぎ目のない環状に形成したものである。そ
して、図1に示されるように、先端部本体1の超音波走
査部1bに先端側から被せられたバルーン8の口元側
が、Oリング10と環状溝9との間に挟み込まれて固定
される。
【0025】このように構成された上記実施例装置にお
いて、Oリング10は、内周10aの長さが環状溝9の
底周9aの長さを越えない長さに形成されている。ただ
しOリング10は、環状溝9を強く締め付け過ぎる状態
にならない程度の周長に形成するのがよい。
【0026】また、Oリング10の線径tは、環状溝9
の溝幅Bより太く、溝深さAの2倍より細く形成されて
いる。したがって、バルーン8を間に挟み込んで環状溝
9にOリング10を嵌め込むと、Oリング10は径方向
に少し伸ばされるだけでなく、環状溝9の幅方向に圧縮
される。その結果、バルーン8は、Oリング10の径方
向の締め付け力と幅方向の弾性圧縮力の両方によって、
環状溝9とOリング10との間に挟み付けられて、先端
部本体1に固定される。
【0027】したがって、Oリング10を径方向に強く
締め付けなくても、バルーン8に対して充分な圧着力が
働き、バルーン8内に脱気水等を注入したときOリング
10による固定部周辺からの脱気水の漏れが生じない。
【0028】なお、使用後に細い棒などを差し込んでO
リング10を容易に取り外し易くするために、例えば図
6に示されるような、環状溝9に通じる溝9bを形成し
てもよい。
【0029】また上記実施例においては、内視鏡が超音
波プローブに併設された超音波内視鏡に本考案を適用し
た例を示したが、内視鏡が併設されていない超音波診断
装置に本考案を適用してもよい。
【0030】
【考案の効果】本考案の超音波診断装置によれば、バル
ーンを間に挟み込んで環状溝にOリングを嵌め込むと、
Oリングの径方向の締め付け力と幅方向の弾性圧縮力に
よってバルーンが固定されるので、環状溝が非円形形状
であっても、Oリングの締め付け力を過大にすることな
く、脱気水等の漏れがないようにバルーンを挿入部の先
端に確実に固定することができ、バルーンの着脱を軽く
容易に行うことができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の側面部分断面図である。
【図2】本考案の実施例の平面図である。
【図3】本考案の実施例のIII−III断面図である。
【図4】本考案の実施例のOリングの正面図である。
【図5】本考案の実施例の超音波内視鏡の全体図であ
る。
【図6】本考案の実施例の部分側面図である。
【図7】従来例の側面図である。
【図8】従来例のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 8 バルーン 9 環状溝 10 Oリング 11 超音波プローブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波を発受信走査する超音波プローブを
    挿入部の先端に設けると共に、上記超音波プローブを囲
    む膨縮自在なバルーンを伸縮性のあるOリングによって
    上記挿入部の外周に形成された環状溝に固定するように
    した超音波診断装置において、 上記Oリングの内周長を上記環状溝の底周長を越えない
    長さに形成すると共に、上記Oリングの線径を上記環状
    溝の溝幅より太く、溝深さの2倍より細く形成したこと
    を特徴とする超音波診断装置。
JP1992049249U 1992-07-14 1992-07-14 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP2601022Y2 (ja)

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