JP2600639Y2 - 浴室用出窓の化粧板固定構造 - Google Patents
浴室用出窓の化粧板固定構造Info
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- JP2600639Y2 JP2600639Y2 JP1993023624U JP2362493U JP2600639Y2 JP 2600639 Y2 JP2600639 Y2 JP 2600639Y2 JP 1993023624 U JP1993023624 U JP 1993023624U JP 2362493 U JP2362493 U JP 2362493U JP 2600639 Y2 JP2600639 Y2 JP 2600639Y2
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- bus unit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、浴室用出窓の化粧板
固定構造に係り、更に詳しくは、浴室の開口部に出窓形
成用のサッシ枠を設け、そのサッシ枠から浴室開口部の
下方内周面にかけて固定される化粧板の固定構造に関す
るものである。
固定構造に係り、更に詳しくは、浴室の開口部に出窓形
成用のサッシ枠を設け、そのサッシ枠から浴室開口部の
下方内周面にかけて固定される化粧板の固定構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、居室や台所のみならず浴室におい
ても、その室内空間に広がりを持たせるとともに、より
多くの自然採光を担保するべく出窓が用いられるに至っ
ている。そのような出窓は、いわゆるサッシ枠で形成さ
れ、屋内と屋外を隔てる躯体壁の開口部に設けられてい
た。
ても、その室内空間に広がりを持たせるとともに、より
多くの自然採光を担保するべく出窓が用いられるに至っ
ている。そのような出窓は、いわゆるサッシ枠で形成さ
れ、屋内と屋外を隔てる躯体壁の開口部に設けられてい
た。
【0003】また、近年における浴室は、浴室内部の構
成部品をユニット化したいわゆるバスユニットを使用し
て形成されるに至っている。このような浴室に出窓を形
成する場合に、躯体壁の四角枠状の開口部内周面とバス
ユニットの四角枠状の開口部内周面とを覆うように、当
該開口部内周面の上下左右の四面に対して化粧板が設け
られ、その化粧板の屋外側の開口縁付近から屋外側に突
設するように出窓用のサッシ枠が固定されていた。ここ
で、上記開口部内周面のうち下面に相当する内周面(以
下、「開口部下方内周面」とする。)を覆う化粧板を、
以下、「出窓カウンター」とする。係る出窓カウンター
の全体形状は、ほぼ四角状であって出窓の突出形状に合
致したものとなっている。
成部品をユニット化したいわゆるバスユニットを使用し
て形成されるに至っている。このような浴室に出窓を形
成する場合に、躯体壁の四角枠状の開口部内周面とバス
ユニットの四角枠状の開口部内周面とを覆うように、当
該開口部内周面の上下左右の四面に対して化粧板が設け
られ、その化粧板の屋外側の開口縁付近から屋外側に突
設するように出窓用のサッシ枠が固定されていた。ここ
で、上記開口部内周面のうち下面に相当する内周面(以
下、「開口部下方内周面」とする。)を覆う化粧板を、
以下、「出窓カウンター」とする。係る出窓カウンター
の全体形状は、ほぼ四角状であって出窓の突出形状に合
致したものとなっている。
【0004】このようなサッシ枠の反屋外側の部分であ
って開口部内周面に当接する部分は、出窓カウンターを
含む上記化粧板に対してビス止めによって固定されてい
た。係る固定において、ビス止めされたビスの頭は露出
させたままにしておくか若しくはビス頭を隠すためにシ
ール材を充填するなどしておき、さらにサッシ枠と化粧
板との当接部分にシール材を充填して水密を担保するの
が従来の施工であった。
って開口部内周面に当接する部分は、出窓カウンターを
含む上記化粧板に対してビス止めによって固定されてい
た。係る固定において、ビス止めされたビスの頭は露出
させたままにしておくか若しくはビス頭を隠すためにシ
ール材を充填するなどしておき、さらにサッシ枠と化粧
板との当接部分にシール材を充填して水密を担保するの
が従来の施工であった。
【0005】また、出窓カウンターの固定は、バスユニ
ット側に面した一辺を除く他の三辺に相当する部分をビ
ス等で固定することによって行われていた。
ット側に面した一辺を除く他の三辺に相当する部分をビ
ス等で固定することによって行われていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の浴室用出窓の化粧板固定構造にあって
は、浴室にて発生する水蒸気により、化粧板たる出窓カ
ウンターに「そり」が生じてしまうことが多かった。す
なわち、出窓カウンターの固定は、バスユニット側に面
した一辺を除く他の三辺に相当する部分をビス等で固定
することによって行われていたため、特に、固定の行わ
れていない手前側の一辺部分にそりが発生して、必要な
水勾配が担保されなくなるばかりか、見栄えも悪いとい
う問題点があった。 また、サッシ枠と出窓カウンター
とのビス止め作業も手間がかかるものであり、施工性が
悪かった。
たような従来の浴室用出窓の化粧板固定構造にあって
は、浴室にて発生する水蒸気により、化粧板たる出窓カ
ウンターに「そり」が生じてしまうことが多かった。す
なわち、出窓カウンターの固定は、バスユニット側に面
した一辺を除く他の三辺に相当する部分をビス等で固定
することによって行われていたため、特に、固定の行わ
れていない手前側の一辺部分にそりが発生して、必要な
水勾配が担保されなくなるばかりか、見栄えも悪いとい
う問題点があった。 また、サッシ枠と出窓カウンター
とのビス止め作業も手間がかかるものであり、施工性が
悪かった。
【0007】またさらに、サッシ枠と出窓カウンターと
のビス止め箇所を露出させておく場合はもちろん、露出
させないでシール材を充填する場合においてもシール箇
所が点在することとなるので、当該部分の見栄えが悪い
という問題点もあった。そこで本考案の目的は、前記問
題点を解決するためになされたものであり、浴室用出窓
の化粧板を簡易に施工できるとともに、当該化粧板にそ
りが生じるのを有効に防止し、かつ、必要な水密と水勾
配をも確保できるような浴室用出窓の化粧板固定構造を
提供することにある。
のビス止め箇所を露出させておく場合はもちろん、露出
させないでシール材を充填する場合においてもシール箇
所が点在することとなるので、当該部分の見栄えが悪い
という問題点もあった。そこで本考案の目的は、前記問
題点を解決するためになされたものであり、浴室用出窓
の化粧板を簡易に施工できるとともに、当該化粧板にそ
りが生じるのを有効に防止し、かつ、必要な水密と水勾
配をも確保できるような浴室用出窓の化粧板固定構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板固定
構造は、屋外と屋内とを隔てる壁パネル(60)に設けられ
た開口部たる壁パネル開口部(100)と、その壁パネル開
口部(100)の屋外側に出窓(72)を形成するために屋外側
に突出させるとともに壁パネル開口部(100)の屋外側に
固定されたサッシ枠(80)と、前記壁パネル(60)のバスユ
ニット側に位置させるとともに、浴室内部の構成部品を
ユニット化したバスユニットの壁(90)に形成した開口部
であって前記壁パネル開口部(100)に対向するように形
成したバスユニット開口部(110)と、壁パネル開口部(10
0)から屋外側に突出しているサッシ枠(80)のバスユニッ
ト側と壁パネル開口部(100)の下方内周面(105)及びバス
ユニット開口部(110)の下方内周面(115)を覆うための化
粧板(10)とを備えた浴室の出窓構造において、サッシ枠
(80)のバスユニット側に鍔状の飲み込み鍔部(85)をバス
ユニット側に突出するように設けることによって、飲み
込み鍔部(85)の下方に化粧板(10)の屋外側端部を挿入固
定可能に形成するとともに、バスユニット開口部(110)
の下方内周面(115)付近のバスユニット壁(90)の反屋外
側に化粧板(10)のバスユニット側端部を固定可能に形成
された固定部材(12)を設け、その飲み込み鍔部(85)の下
方に化粧板(10)の屋外側端部を挿入固定し、固定部材(1
2)に化粧板(10)のバスユニット側端部を固定することに
よって所定の水勾配を有するように化粧板(10)を固定し
た構造であって、前記飲み込み鍔部(85)は、化粧板(10)
を壁パネル(60)の厚さ方向にスライド可能に形成され、
化粧板(10)のバスユニット側端部には、バスユニット開
口部(110)の下方であって反屋外側の開口付近を覆うた
めに化粧板(10)のバスユニット側端部から下方に延設し
た垂直延設部(10A)を一体に設けるとともに、その垂直
延設部(10A)から屋外側に向かって延設した水平延設部
(10B)を一体に設けて形成され、前記固定部材(12)は、
化粧板(10)を固定した際に垂直延設部(10A)及び水平延
設部(10B)に隠れるようにバスユニット壁(90)に設けら
れるとともに、水平延設部(10B)を固定可能に形成さ
れ、化粧板(10)とサッシ枠(80)の飲み込み鍔部(85)との
召し合わせ部分及び化粧板(10)とバスユニット壁との当
接部分にシール材(40,20)を付着させたことを特徴とす
る。
め、請求項1記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板固定
構造は、屋外と屋内とを隔てる壁パネル(60)に設けられ
た開口部たる壁パネル開口部(100)と、その壁パネル開
口部(100)の屋外側に出窓(72)を形成するために屋外側
に突出させるとともに壁パネル開口部(100)の屋外側に
固定されたサッシ枠(80)と、前記壁パネル(60)のバスユ
ニット側に位置させるとともに、浴室内部の構成部品を
ユニット化したバスユニットの壁(90)に形成した開口部
であって前記壁パネル開口部(100)に対向するように形
成したバスユニット開口部(110)と、壁パネル開口部(10
0)から屋外側に突出しているサッシ枠(80)のバスユニッ
ト側と壁パネル開口部(100)の下方内周面(105)及びバス
ユニット開口部(110)の下方内周面(115)を覆うための化
粧板(10)とを備えた浴室の出窓構造において、サッシ枠
(80)のバスユニット側に鍔状の飲み込み鍔部(85)をバス
ユニット側に突出するように設けることによって、飲み
込み鍔部(85)の下方に化粧板(10)の屋外側端部を挿入固
定可能に形成するとともに、バスユニット開口部(110)
の下方内周面(115)付近のバスユニット壁(90)の反屋外
側に化粧板(10)のバスユニット側端部を固定可能に形成
された固定部材(12)を設け、その飲み込み鍔部(85)の下
方に化粧板(10)の屋外側端部を挿入固定し、固定部材(1
2)に化粧板(10)のバスユニット側端部を固定することに
よって所定の水勾配を有するように化粧板(10)を固定し
た構造であって、前記飲み込み鍔部(85)は、化粧板(10)
を壁パネル(60)の厚さ方向にスライド可能に形成され、
化粧板(10)のバスユニット側端部には、バスユニット開
口部(110)の下方であって反屋外側の開口付近を覆うた
めに化粧板(10)のバスユニット側端部から下方に延設し
た垂直延設部(10A)を一体に設けるとともに、その垂直
延設部(10A)から屋外側に向かって延設した水平延設部
(10B)を一体に設けて形成され、前記固定部材(12)は、
化粧板(10)を固定した際に垂直延設部(10A)及び水平延
設部(10B)に隠れるようにバスユニット壁(90)に設けら
れるとともに、水平延設部(10B)を固定可能に形成さ
れ、化粧板(10)とサッシ枠(80)の飲み込み鍔部(85)との
召し合わせ部分及び化粧板(10)とバスユニット壁との当
接部分にシール材(40,20)を付着させたことを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2記載の考案に係る浴室用出
窓の化粧板固定構造は、請求項1記載の考案に係る浴室
用出窓の化粧板固定構造の構成要件をすべて含むほか、
壁パネル開口部(100)の下方内周面(105)に、サッシ枠(8
0)を固定するための基板(50)を屋外側に突出するように
設け、その基板(50)の屋外側端部にサッシ枠(80)のバス
ユニット側を固定することによって壁パネル開口部(10
0)に基板(50)を介してサッシ枠(80)を固定させるととも
に、当該基板(50)と前記サッシ枠(80)の飲み込み鍔部(8
5)との間に、化粧板(10)の厚さよりも大きな間隙(86)を
形成し、基板(50)の屋外側の上面に、化粧板(10)を載
置させて垂直方向の位置調整が可能となるように形成し
た高さ調整材(30B)を設け、化粧板(10)の屋外側端部
に、飲み込み鍔部(85)下方への化粧板(10)の水平方向の
挿入量が調整可能となるように形成した飲み込み調整材
(30A)を設けたことを特徴とする。
窓の化粧板固定構造は、請求項1記載の考案に係る浴室
用出窓の化粧板固定構造の構成要件をすべて含むほか、
壁パネル開口部(100)の下方内周面(105)に、サッシ枠(8
0)を固定するための基板(50)を屋外側に突出するように
設け、その基板(50)の屋外側端部にサッシ枠(80)のバス
ユニット側を固定することによって壁パネル開口部(10
0)に基板(50)を介してサッシ枠(80)を固定させるととも
に、当該基板(50)と前記サッシ枠(80)の飲み込み鍔部(8
5)との間に、化粧板(10)の厚さよりも大きな間隙(86)を
形成し、基板(50)の屋外側の上面に、化粧板(10)を載
置させて垂直方向の位置調整が可能となるように形成し
た高さ調整材(30B)を設け、化粧板(10)の屋外側端部
に、飲み込み鍔部(85)下方への化粧板(10)の水平方向の
挿入量が調整可能となるように形成した飲み込み調整材
(30A)を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板
固定構造によれば、以下のような作用を奏する。サッシ
枠(80)のバスユニット側と壁パネル開口部(100)の下方
内周面(105)及びバスユニット開口部(110)の下方内周面
(115)を、化粧板(10)にて覆うことによって、当該部分
の体裁を整えることができる。特に、化粧板(10)のバス
ユニット側端部には、垂直延設部(10A)及び水平延設部
(10B)を設けたので、バスユニット開口部(110)の下方で
あって反屋外側の開口付近を覆うことができ、当該部分
の体裁を整えることができる。
固定構造によれば、以下のような作用を奏する。サッシ
枠(80)のバスユニット側と壁パネル開口部(100)の下方
内周面(105)及びバスユニット開口部(110)の下方内周面
(115)を、化粧板(10)にて覆うことによって、当該部分
の体裁を整えることができる。特に、化粧板(10)のバス
ユニット側端部には、垂直延設部(10A)及び水平延設部
(10B)を設けたので、バスユニット開口部(110)の下方で
あって反屋外側の開口付近を覆うことができ、当該部分
の体裁を整えることができる。
【0011】また、サッシ枠(80)に飲み込み鍔部(85)を
設けたので、飲み込み鍔部(85)の下方に化粧板(10)の屋
外側端部を壁パネル(60)の厚さ方向にスライドさせるこ
とによって固定位置を調整できる。また、固定部材(12)
は、化粧板(10)を固定した際に垂直延設部(10A)及び水
平延設部(10B)に隠れるので、当該部分の体裁を損なう
ことなく化粧板(10)を固定できるとともに、乾湿の差等
による化粧板(10)のそり等を有効に防止する。
設けたので、飲み込み鍔部(85)の下方に化粧板(10)の屋
外側端部を壁パネル(60)の厚さ方向にスライドさせるこ
とによって固定位置を調整できる。また、固定部材(12)
は、化粧板(10)を固定した際に垂直延設部(10A)及び水
平延設部(10B)に隠れるので、当該部分の体裁を損なう
ことなく化粧板(10)を固定できるとともに、乾湿の差等
による化粧板(10)のそり等を有効に防止する。
【0012】さらに、化粧板(10)とサッシ枠(80)の飲み
込み鍔部(85)との召し合わせ部分及び化粧板(10)とバス
ユニット壁との当接部分にシール材(40,20)を付着させ
たので、当該部分の水密を担保することができる。ま
た、請求項2記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板固定
構造は、請求項1記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板
固定構造の奏する作用を奏するほか、以下のような作用
を奏する。
込み鍔部(85)との召し合わせ部分及び化粧板(10)とバス
ユニット壁との当接部分にシール材(40,20)を付着させ
たので、当該部分の水密を担保することができる。ま
た、請求項2記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板固定
構造は、請求項1記載の考案に係る浴室用出窓の化粧板
固定構造の奏する作用を奏するほか、以下のような作用
を奏する。
【0013】すなわち、壁パネル開口部(100)の下方内
周面(105)に基板(50)を設けたので、その基板(50)の屋
外側端部にサッシ枠(80)のバスユニット側を固定するこ
とによって壁パネル開口部(100)に基板(50)を介してサ
ッシ枠(80)を固定することができる。また、基板(50)と
前記サッシ枠(80)の飲み込み鍔部(85)との間に、化粧板
(10)の厚さよりも大きな間隙(86)を形成するとともに、
基板(50)の屋外側の上面に高さ調整材(30B)を設けたこ
とによって化粧板(10)の垂直方向の位置調整が容易とな
り、さらに化粧板(10)の屋外側端部に飲み込み調整材(3
0A)を設けたので化粧板(10)の水平方向の挿入量の調整
が容易となる。
周面(105)に基板(50)を設けたので、その基板(50)の屋
外側端部にサッシ枠(80)のバスユニット側を固定するこ
とによって壁パネル開口部(100)に基板(50)を介してサ
ッシ枠(80)を固定することができる。また、基板(50)と
前記サッシ枠(80)の飲み込み鍔部(85)との間に、化粧板
(10)の厚さよりも大きな間隙(86)を形成するとともに、
基板(50)の屋外側の上面に高さ調整材(30B)を設けたこ
とによって化粧板(10)の垂直方向の位置調整が容易とな
り、さらに化粧板(10)の屋外側端部に飲み込み調整材(3
0A)を設けたので化粧板(10)の水平方向の挿入量の調整
が容易となる。
【0014】
【実施例】本実施例は、請求項2記載の考案の一実施例
に対応するものである。以下、本実施例に係る構成につ
いて図1に従って説明する。ここで図1は、本実施例を
示す垂直断面図であって、浴室の開口部の下方内周面付
近を示したものである。なお、説明の便宜上、この図示
例において左側を「屋外側」、右側を「バスユニット
側」として示した。
に対応するものである。以下、本実施例に係る構成につ
いて図1に従って説明する。ここで図1は、本実施例を
示す垂直断面図であって、浴室の開口部の下方内周面付
近を示したものである。なお、説明の便宜上、この図示
例において左側を「屋外側」、右側を「バスユニット
側」として示した。
【0015】先ず、本実施例が形成される浴室の出窓構
造の概略を説明する。本実施例に係る浴室の出窓構造
は、屋外と屋内とを隔てる壁パネル60に設けられた開
口部たる壁パネル開口部100と、その壁パネル開口部
100の屋外側に出窓72を形成するために壁パネル開
口部100の屋外側に固定されたサッシ枠80と、前記
壁パネル60の反屋外側に位置させるとともに、浴室内
部の構成部品をユニット化したバスユニットのバスユニ
ット壁90に形成した開口部であって前記壁パネル開口
部100に対向するように形成したバスユニット開口部
110とを備えた構成となっている。なお、これら壁パ
ネル開口部100及びバスユニット側開口部110の内
周面を、それぞれ壁パネル開口部内周面105、バスユ
ニット開口部内周面115とする。
造の概略を説明する。本実施例に係る浴室の出窓構造
は、屋外と屋内とを隔てる壁パネル60に設けられた開
口部たる壁パネル開口部100と、その壁パネル開口部
100の屋外側に出窓72を形成するために壁パネル開
口部100の屋外側に固定されたサッシ枠80と、前記
壁パネル60の反屋外側に位置させるとともに、浴室内
部の構成部品をユニット化したバスユニットのバスユニ
ット壁90に形成した開口部であって前記壁パネル開口
部100に対向するように形成したバスユニット開口部
110とを備えた構成となっている。なお、これら壁パ
ネル開口部100及びバスユニット側開口部110の内
周面を、それぞれ壁パネル開口部内周面105、バスユ
ニット開口部内周面115とする。
【0016】前記壁パネル60は、四角状の開口枠たる
壁パネル開口部100を形成するための構造材62の屋
内側、屋外側にそれぞれ内板64、外板65を備えた構
成となっている。なお図示例は省略するが、図1におけ
るバスユニット側にも所定の壁パネルを設置することに
よって、バスユニットを設置する浴室空間が形成されて
いる。なお、このような浴室空間にバスユニットを設置
した場合に、バスユニット壁90と、壁パネル60の内
板64との間には、施工のためのいわゆる遊び寸法たる
間隙96が生じることとなる。この間隙96の大きさ
は、施工の仕方によって異ならざるを得ないものであ
る。
壁パネル開口部100を形成するための構造材62の屋
内側、屋外側にそれぞれ内板64、外板65を備えた構
成となっている。なお図示例は省略するが、図1におけ
るバスユニット側にも所定の壁パネルを設置することに
よって、バスユニットを設置する浴室空間が形成されて
いる。なお、このような浴室空間にバスユニットを設置
した場合に、バスユニット壁90と、壁パネル60の内
板64との間には、施工のためのいわゆる遊び寸法たる
間隙96が生じることとなる。この間隙96の大きさ
は、施工の仕方によって異ならざるを得ないものであ
る。
【0017】また、バスユニット壁90のバスユニット
開口部110の屋外側外縁には、当該バスユニット開口
部110の補強部材たる角パイプ状のバスユニット開口
部補強材34が設けられている。一方、バスユニット壁
90のバスユニット開口部110の反屋外側外縁には、
前記バスユニット開口部補強材34と対向するように長
尺状のLアングル材たる固定部材12が固定ネジ15に
よって固定されている。この固定部材12は、後述する
出窓カウンター10の水平延設部10Bを固定するため
の部材である。
開口部110の屋外側外縁には、当該バスユニット開口
部110の補強部材たる角パイプ状のバスユニット開口
部補強材34が設けられている。一方、バスユニット壁
90のバスユニット開口部110の反屋外側外縁には、
前記バスユニット開口部補強材34と対向するように長
尺状のLアングル材たる固定部材12が固定ネジ15に
よって固定されている。この固定部材12は、後述する
出窓カウンター10の水平延設部10Bを固定するため
の部材である。
【0018】また、壁パネル開口部内周面105には、
外板65とともにサッシ枠80を固定するための基板5
0が、屋外側に突出するように、スクリュー釘56によ
って壁パネル60の構造材62に固定されている。この
場合において、基板50と構造材62との間には、水密
担保のための止水プレート54が設けられている。サッ
シ枠80のバスユニット側は、壁パネル60の外板65
及び上記基板50の屋外側端部に、それぞれサッシ枠固
定ネジ82、83によって固定されている。
外板65とともにサッシ枠80を固定するための基板5
0が、屋外側に突出するように、スクリュー釘56によ
って壁パネル60の構造材62に固定されている。この
場合において、基板50と構造材62との間には、水密
担保のための止水プレート54が設けられている。サッ
シ枠80のバスユニット側は、壁パネル60の外板65
及び上記基板50の屋外側端部に、それぞれサッシ枠固
定ネジ82、83によって固定されている。
【0019】また、サッシ枠80の反屋外側には、上記
基板50と所定の空隙部86を有するように鍔状に形成
されたカウンター飲み込み鍔部85を反屋外側に突出す
るように備えている。次に、上記のように形成された出
窓構造において固定される出窓カウンター10について
説明する。出窓カウンター10は、いわゆる人工大理石
にて形成された板状部材である。この出窓カウンター1
0の、壁パネルの厚さ方向における長さは、上記基板5
0の上面とバスユニット開口部内周面115を覆えるよ
うなものとなっている。
基板50と所定の空隙部86を有するように鍔状に形成
されたカウンター飲み込み鍔部85を反屋外側に突出す
るように備えている。次に、上記のように形成された出
窓構造において固定される出窓カウンター10について
説明する。出窓カウンター10は、いわゆる人工大理石
にて形成された板状部材である。この出窓カウンター1
0の、壁パネルの厚さ方向における長さは、上記基板5
0の上面とバスユニット開口部内周面115を覆えるよ
うなものとなっている。
【0020】出窓カウンター10のバスユニット側の端
部は、バスユニット壁90のバスユニット側の面であっ
てバスユニット開口部内周面115側の開口縁付近を覆
えるように垂直下方に一体に延設された垂直延設部10
Aと、さらにその垂直延設部10Aの先端部を屋外側に
延設して一体に形成した水平延設部10Bとを備えるよ
うに形成されている。水平延設部10Bには、前記固定
部材12に対して固定ネジ11にて固定するための貫通
穴が穿設されている。
部は、バスユニット壁90のバスユニット側の面であっ
てバスユニット開口部内周面115側の開口縁付近を覆
えるように垂直下方に一体に延設された垂直延設部10
Aと、さらにその垂直延設部10Aの先端部を屋外側に
延設して一体に形成した水平延設部10Bとを備えるよ
うに形成されている。水平延設部10Bには、前記固定
部材12に対して固定ネジ11にて固定するための貫通
穴が穿設されている。
【0021】以上の構成において、出窓カウンター10
の屋外側の端部は、前記基板50とカウンター飲み込み
鍔部85の間における垂直方向の位置決めをさせるため
に基板50上に設けられた高さ調整材30Bによって支
持されているとともに、水平方向における位置決めをさ
せるために設けられた飲み込み調整材30Aとによって
位置決めがなされている。なお、これら飲み込み調整材
30A及び高さ調整材30Bとして、ポリエチレンフォ
ームが使用されている。
の屋外側の端部は、前記基板50とカウンター飲み込み
鍔部85の間における垂直方向の位置決めをさせるため
に基板50上に設けられた高さ調整材30Bによって支
持されているとともに、水平方向における位置決めをさ
せるために設けられた飲み込み調整材30Aとによって
位置決めがなされている。なお、これら飲み込み調整材
30A及び高さ調整材30Bとして、ポリエチレンフォ
ームが使用されている。
【0022】出窓カウンター10のバスユニット側の端
部は、水平延設部10Bを、前記バスユニット壁90に
設けられた固定部材12に対して固定ネジ11によって
固定することによって固定されている。なお、前記サッ
シ枠80のカウンター飲み込み鍔部85と出窓カウンタ
ー10の屋外側端部との間に生じている若干の隙間に
は、シール材40を充填することによって水密を担保し
ている。また、出窓カウンター10の水平延設部10B
とバスユニット壁90とで形成される入り隅部分には、
下方から水蒸気の進入を防いで水密を担保するためにシ
ール材20を充填してある。
部は、水平延設部10Bを、前記バスユニット壁90に
設けられた固定部材12に対して固定ネジ11によって
固定することによって固定されている。なお、前記サッ
シ枠80のカウンター飲み込み鍔部85と出窓カウンタ
ー10の屋外側端部との間に生じている若干の隙間に
は、シール材40を充填することによって水密を担保し
ている。また、出窓カウンター10の水平延設部10B
とバスユニット壁90とで形成される入り隅部分には、
下方から水蒸気の進入を防いで水密を担保するためにシ
ール材20を充填してある。
【0023】次に、このような構成からなる本考案の一
実施例に係る作用について図1に従って説明する。予
め、壁パネル60及びバスユニット壁90は、所定位置
に形成してあるとする。また、これら壁パネル60及び
バスユニット壁90にも、予め壁パネル開口部100及
びバスユニット側開口部110を形成しておく。またさ
らに、壁パネル開口部100の壁パネル開口部内周面1
05には、前記基板50を設けておくとともに、その基
板50と壁パネル60の外板65の所定位置にサッシ枠
80をサッシ枠固定ネジ82、83にて固定しておく。
そのように固定された基板50の屋外側端部と、サッシ
枠80のカウンター飲み込み鍔部85との間には、出窓
カウンター10を所定位置に固定できるように形成され
た飲み込み調整材30A及び高さ調整材30Bを予め設
けておく。なお、係る飲み込み調整材30A及び高さ調
整材30Bは、出窓カウンター10の屋外側端部の所定
位置に予め設けておくこともできる。
実施例に係る作用について図1に従って説明する。予
め、壁パネル60及びバスユニット壁90は、所定位置
に形成してあるとする。また、これら壁パネル60及び
バスユニット壁90にも、予め壁パネル開口部100及
びバスユニット側開口部110を形成しておく。またさ
らに、壁パネル開口部100の壁パネル開口部内周面1
05には、前記基板50を設けておくとともに、その基
板50と壁パネル60の外板65の所定位置にサッシ枠
80をサッシ枠固定ネジ82、83にて固定しておく。
そのように固定された基板50の屋外側端部と、サッシ
枠80のカウンター飲み込み鍔部85との間には、出窓
カウンター10を所定位置に固定できるように形成され
た飲み込み調整材30A及び高さ調整材30Bを予め設
けておく。なお、係る飲み込み調整材30A及び高さ調
整材30Bは、出窓カウンター10の屋外側端部の所定
位置に予め設けておくこともできる。
【0024】一方、前記したバスユニット壁90の所定
位置にも固定部材12を固定ネジ15によって固定して
おく。このように形成された出窓構造に対して出窓カウ
ンター10を固定するには、以下のように行う。すなわ
ち、出窓カウンター10の屋外側端部は、サッシ枠80
のカウンター飲み込み鍔部85下部に形成された空隙部
86に挿入し、飲み込み調整材30A及び高さ調整材3
0Bによって水平及び垂直方向の位置決めを行う。出窓
カウンター10のバスユニット側端部は、水平延設部1
0Bを、前記バスユニット壁90に設けられた固定部材
12に対して固定ネジ11によって固定することによっ
て固定する。
位置にも固定部材12を固定ネジ15によって固定して
おく。このように形成された出窓構造に対して出窓カウ
ンター10を固定するには、以下のように行う。すなわ
ち、出窓カウンター10の屋外側端部は、サッシ枠80
のカウンター飲み込み鍔部85下部に形成された空隙部
86に挿入し、飲み込み調整材30A及び高さ調整材3
0Bによって水平及び垂直方向の位置決めを行う。出窓
カウンター10のバスユニット側端部は、水平延設部1
0Bを、前記バスユニット壁90に設けられた固定部材
12に対して固定ネジ11によって固定することによっ
て固定する。
【0025】このような出窓カウンター10の固定を、
バスユニット壁90と壁パネル60との間に形成された
間隙96の大きさに応じて適切に行うには、出窓カウン
ター10を、サッシ枠80のカウンター飲み込み鍔部8
5下部に形成された空隙部86に挿入する量を適宜加減
することによって対処することができる。また、出窓カ
ウンター10の屋外側端部の垂直方向の位置決め調整
は、高さ調整材30Bによって行い、所定の水勾配を確
保する。
バスユニット壁90と壁パネル60との間に形成された
間隙96の大きさに応じて適切に行うには、出窓カウン
ター10を、サッシ枠80のカウンター飲み込み鍔部8
5下部に形成された空隙部86に挿入する量を適宜加減
することによって対処することができる。また、出窓カ
ウンター10の屋外側端部の垂直方向の位置決め調整
は、高さ調整材30Bによって行い、所定の水勾配を確
保する。
【0026】なお、図1の紙面の手前側と奥行き側方向
における出窓カウンター10の両端部分の固定は、その
両端部分に垂直方向に位置することとなる図示しない他
の化粧板によって担保されている。以上のように固定さ
れた出窓カウンター10は、出窓カウンター10のバス
ユニット側の端部に設けられた水平延設部10Bにおい
て固定されているので、当該部分に乾湿の差によるそり
が生じるのを防止し、必要な水勾配を確保する。また、
仮にそりが生じる場合があっても、当該そりは、ビス固
定されていない出窓カウンター10の屋外側に生じるこ
ととなる。
における出窓カウンター10の両端部分の固定は、その
両端部分に垂直方向に位置することとなる図示しない他
の化粧板によって担保されている。以上のように固定さ
れた出窓カウンター10は、出窓カウンター10のバス
ユニット側の端部に設けられた水平延設部10Bにおい
て固定されているので、当該部分に乾湿の差によるそり
が生じるのを防止し、必要な水勾配を確保する。また、
仮にそりが生じる場合があっても、当該そりは、ビス固
定されていない出窓カウンター10の屋外側に生じるこ
ととなる。
【0027】次に、本考案の一実施例に係る効果を説明
する。すなわち、出窓カウンター10を、サッシ枠80
のカウンター飲み込み鍔部85下部に形成された空隙部
86に挿入する量を加減することによって、バスユニッ
ト壁90と壁パネル60との間に形成された間隙96に
影響されずに出窓カウンター10を施工することができ
る。
する。すなわち、出窓カウンター10を、サッシ枠80
のカウンター飲み込み鍔部85下部に形成された空隙部
86に挿入する量を加減することによって、バスユニッ
ト壁90と壁パネル60との間に形成された間隙96に
影響されずに出窓カウンター10を施工することができ
る。
【0028】また、出窓カウンター10の屋外側端部の
垂直方向の位置決め調整を高さ調整材30Bによって行
っているので、所定の水勾配を確保することができる。
さらに出窓カウンター10は、出窓カウンター10のバ
スユニット側の端部に備えられた水平延設部10Bにお
いて固定されているので、当該部分に乾湿の差によるそ
りが生じるのを防止し、必要な水勾配を確保することが
できるとともに、見栄えをも担保できる。
垂直方向の位置決め調整を高さ調整材30Bによって行
っているので、所定の水勾配を確保することができる。
さらに出窓カウンター10は、出窓カウンター10のバ
スユニット側の端部に備えられた水平延設部10Bにお
いて固定されているので、当該部分に乾湿の差によるそ
りが生じるのを防止し、必要な水勾配を確保することが
できるとともに、見栄えをも担保できる。
【0029】また、仮にそりが生じる場合があっても、
当該そりは、ビス固定されていない出窓カウンター10
の屋外側に生じることとなり、したがって浴室利用者に
目だつことがないため、見栄えを担保することができ
る。出窓カウンター10の固定に際しては、出窓カウン
ター10の屋外側端部をサッシ枠80のカウンター飲み
込み鍔部85下部に形成された空隙部86に挿入し、出
窓カウンター10の水平延設部10Bをバスユニット壁
90に設けた固定部材12に固定するだけでよいので、
施工作業が簡単である。
当該そりは、ビス固定されていない出窓カウンター10
の屋外側に生じることとなり、したがって浴室利用者に
目だつことがないため、見栄えを担保することができ
る。出窓カウンター10の固定に際しては、出窓カウン
ター10の屋外側端部をサッシ枠80のカウンター飲み
込み鍔部85下部に形成された空隙部86に挿入し、出
窓カウンター10の水平延設部10Bをバスユニット壁
90に設けた固定部材12に固定するだけでよいので、
施工作業が簡単である。
【0030】また、出窓カウンター10に水勾配を持た
せるに際して、出窓カウンター10の屋外側端部を高さ
調整材30Bにて垂直方向の位置決めをしているので、
出窓カウンター10を施工するための下地材たる基板5
0に対して水勾配形成のための特別の施工をする必要が
なくなり、係る観点からも施工性が良くなるといえる。
せるに際して、出窓カウンター10の屋外側端部を高さ
調整材30Bにて垂直方向の位置決めをしているので、
出窓カウンター10を施工するための下地材たる基板5
0に対して水勾配形成のための特別の施工をする必要が
なくなり、係る観点からも施工性が良くなるといえる。
【0031】また更に、当該固定に際して、ビス止めさ
れている箇所は、水平延設部10Bの下面のみであるの
で、ビス頭が目立つこともない。さらに当該ビス頭にシ
ール材等で隠す必要もないので施工の省力化に寄与する
とともに、見栄えを担保することができる。また、シー
ル材20及びシール材40を上記所定箇所に充填してあ
るので、水密を担保することができる。
れている箇所は、水平延設部10Bの下面のみであるの
で、ビス頭が目立つこともない。さらに当該ビス頭にシ
ール材等で隠す必要もないので施工の省力化に寄与する
とともに、見栄えを担保することができる。また、シー
ル材20及びシール材40を上記所定箇所に充填してあ
るので、水密を担保することができる。
【0032】続いて、本考案のバリエーションを説明す
る。上記実施例にあっては、出窓カウンター10の材質
として人工大理石を使用するものとして説明したが、本
実施例に限られず、他の材質に係るものであってもよ
い。また、バスユニット壁90に固定された固定部材1
2にネジ棒を下方に向けて突設させるとともに、出窓カ
ウンター10の水平延設部10Bには、当該ネジ棒が挿
通可能な貫通穴を設け、その貫通穴に当該ネジ棒を挿通
させた後、ネジ棒にねじ込み可能なナットをねじ込むこ
とによって、出窓カウンター10のバスユニット側の垂
直方向の位置決めを調節可能に形成することもできる。
る。上記実施例にあっては、出窓カウンター10の材質
として人工大理石を使用するものとして説明したが、本
実施例に限られず、他の材質に係るものであってもよ
い。また、バスユニット壁90に固定された固定部材1
2にネジ棒を下方に向けて突設させるとともに、出窓カ
ウンター10の水平延設部10Bには、当該ネジ棒が挿
通可能な貫通穴を設け、その貫通穴に当該ネジ棒を挿通
させた後、ネジ棒にねじ込み可能なナットをねじ込むこ
とによって、出窓カウンター10のバスユニット側の垂
直方向の位置決めを調節可能に形成することもできる。
【0033】
【考案の効果】請求項1及び請求項2記載の考案によれ
ば、浴室用出窓の化粧板を簡易に施工できるとともに、
当該化粧板にそりが生じるのを有効に防止し、かつ、必
要な水密と水勾配をも確保できるような浴室用出窓の化
粧板固定構造を提供することができる。
ば、浴室用出窓の化粧板を簡易に施工できるとともに、
当該化粧板にそりが生じるのを有効に防止し、かつ、必
要な水密と水勾配をも確保できるような浴室用出窓の化
粧板固定構造を提供することができる。
【図1】本考案に係る実施例を示す垂直断面図であっ
て、浴室の開口部の下方内周面付近を示したものであ
る。
て、浴室の開口部の下方内周面付近を示したものであ
る。
10 出窓カウンター 10A 垂直
延設部 10B 水平延設部 11 固定ネジ 12 固定
部材 15 固定ネジ 20 シー
ル材 30A 飲み込み調整材 30B 高さ
調整材 34 バスユニット開口部補強材 40 シー
ル材 50 基板 54 止水
プレート 56 スクリュー釘 60 壁パ
ネル 62 構造材 64 内板 65 外板 70 外壁
材 72 出窓 80 サッ
シ枠 82 サッシ枠固定ネジ 83 サッ
シ枠固定ネジ 85 カウンター飲み込み鍔部 86 空隙
部 90 バスユニット壁 96 間隙 100 壁パネル開口部 105 壁
パネル開口部内周面 110 バスユニット開口部 115 バ
スユニット開口部内周面
延設部 10B 水平延設部 11 固定ネジ 12 固定
部材 15 固定ネジ 20 シー
ル材 30A 飲み込み調整材 30B 高さ
調整材 34 バスユニット開口部補強材 40 シー
ル材 50 基板 54 止水
プレート 56 スクリュー釘 60 壁パ
ネル 62 構造材 64 内板 65 外板 70 外壁
材 72 出窓 80 サッ
シ枠 82 サッシ枠固定ネジ 83 サッ
シ枠固定ネジ 85 カウンター飲み込み鍔部 86 空隙
部 90 バスユニット壁 96 間隙 100 壁パネル開口部 105 壁
パネル開口部内周面 110 バスユニット開口部 115 バ
スユニット開口部内周面
Claims (2)
- 【請求項1】 屋外と屋内とを隔てる壁パネルに設けら
れた開口部たる壁パネル開口部と、その壁パネル開口部
の屋外側に出窓を形成するために屋外側に突出させると
ともに壁パネル開口部の屋外側に固定されたサッシ枠
と、前記壁パネルのバスユニット側に位置させるととも
に、浴室内部の構成部品をユニット化したバスユニット
の壁に形成した開口部であって前記壁パネル開口部に対
向するように形成したバスユニット開口部と、壁パネル
開口部から屋外側に突出しているサッシ枠のバスユニッ
ト側と壁パネル開口部の下方内周面及びバスユニット開
口部の下方内周面を覆うための化粧板とを備えた浴室の
出窓構造において、サッシ枠のバスユニット側に鍔状の
飲み込み鍔部をバスユニット側に突出するように設ける
ことによって、飲み込み鍔部の下方に化粧板の屋外側端
部を挿入固定可能に形成するとともに、バスユニット開
口部の下方内周面付近のバスユニット壁の反屋外側に化
粧板のバスユニット側端部を固定可能に形成された固定
部材を設け、その飲み込み鍔部の下方に化粧板の屋外側
端部を挿入固定し、固定部材に化粧板のバスユニット側
端部を固定することによって所定の水勾配を有するよう
に化粧板を固定した構造であって、前記飲み込み鍔部
は、化粧板を壁パネルの厚さ方向にスライド可能に形成
され、化粧板のバスユニット側端部には、バスユニット
開口部の下方であって反屋外側の開口付近を覆うために
化粧板のバスユニット側端部から下方に延設した垂直延
設部を一体に設けるとともに、その垂直延設部から屋外
側に向かって延設した水平延設部を一体に設けて形成さ
れ、前記固定部材は、化粧板を固定した際に垂直延設部
及び水平延設部に隠れるようにバスユニット壁に設けら
れるとともに、水平延設部を固定可能に形成され、化粧
板とサッシ枠の飲み込み鍔部との召し合わせ部分及び化
粧板とバスユニット壁との当接部分にシール材を付着さ
せたことを特徴とする浴室用出窓の化粧板固定構造。 - 【請求項2】 壁パネル開口部の下方内周面に、サッシ
枠を固定するための基板を屋外側に突出するように設
け、その基板の屋外側端部にサッシ枠のバスユニット側
を固定することによって壁パネル開口部に基板を介して
サッシ枠を固定させるとともに、当該基板と前記サッシ
枠の飲み込み鍔部との間に、化粧板の厚さよりも大きな
間隙を形成し、基板の屋外側の上面に、化粧板を載置さ
せて垂直方向の位置調整が可能となるように形成した高
さ調整材を設け、化粧板の屋外側端部に、飲み込み鍔部
下方への化粧板の水平方向の挿入量が調整可能となるよ
うに形成した飲み込み調整材を設けたことを特徴とする
請求項1記載の浴室用出窓の化粧板固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023624U JP2600639Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 浴室用出窓の化粧板固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993023624U JP2600639Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 浴室用出窓の化粧板固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682369U JPH0682369U (ja) | 1994-11-25 |
JP2600639Y2 true JP2600639Y2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=12115757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993023624U Expired - Fee Related JP2600639Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 浴室用出窓の化粧板固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600639Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP1993023624U patent/JP2600639Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682369U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |