JP2600605B2 - 搬送波再生回路 - Google Patents

搬送波再生回路

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JP2600605B2
JP2600605B2 JP6090889A JP9088994A JP2600605B2 JP 2600605 B2 JP2600605 B2 JP 2600605B2 JP 6090889 A JP6090889 A JP 6090889A JP 9088994 A JP9088994 A JP 9088994A JP 2600605 B2 JP2600605 B2 JP 2600605B2
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修 竹田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期機能を有し、
入力される変調信号から搬送波を抽出再生する搬送波再
生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送波再生回路として
は、例えば図3に示すような構成のものが挙げられる。
この搬送波再生回路は、ミキサ2,位相誤差検出器3,
ループフィルタ4,及び電圧制御発振器(VCO)8か
ら構成される。
【0003】この搬送波再生回路では、入力端子1から
入力される変調信号と後述する電圧制御発振信号とがミ
キサ2に入力される。ミキサ2ではこれらの各信号を混
合してベースバンド信号に変換する。位相誤差検出器3
は、ベースバンド信号から位相誤差情報を抽出し,位相
誤差データ信号を出力する。ループフィルタ4は、位相
誤差データ信号を所定の周波数帯域で濾過して発振制御
信号としての濾過信号を出力する。電圧制御発振器8
は、濾過信号に従って自走周波数で発振することによっ
て,周波数制御信号としての電圧制御発振信号を生成す
る。
【0004】この搬送波再生回路の場合、回路全体のル
ープによって位相同期機能が得られ、電圧制御発振器8
から出力される電圧制御発振信号の一部から搬送波が抽
出再生される。
【0005】因みに、このような位相同期機能を有する
搬送波再生回路に関連する技術としては、特開昭61−
87427号公報や特開平1−170141号公報に開
示されたフエーズロックループ(PLL)回路、特開平
2−189028号公報に開示された連続的適応型位相
ロックループシンセサイザ、特開昭63−178642
号公報に開示された搬送波再生回路等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3に示す搬
送波再生回路の場合、ループフィルタにおいてその定数
で決定されるループバンドは、入力される変調信号のC
/N比(信号対雑音電力比)に応じて最適値が異なる。
【0007】即ち、C/N比が高い場合は、比較的ルー
プバンドを広く設定することにより、搬送波の捕捉範囲
及び捕捉時間に関する基本性能の向上を目指すことが可
能となるが、C/N比が低い場合は、搬送波の捕捉確率
を一定値以上に確保するため、一般的にループバンドを
特定の帯域以下に設定する必要がある。従って、入力信
号のC/N比が低い場合、搬送波の捕捉範囲がループバ
ンドで決定される帯域以下に制限され、搬送波の捕捉時
間も所定値以上になるため、結果として、所望の性能が
得られなくなるという問題がある。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、入力される変調信号の
C/N比が低い場合でも搬送波の捕捉範囲及び捕捉時間
に関する基本性能を向上し得る搬送波再生回路を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、入力さ
れる変調信号と電圧制御発振信号とを混合してベースバ
ンド信号に変換するミキサと、ベースバンド信号から位
相誤差情報を抽出し,位相誤差データ信号を出力する位
相誤差検出器と、位相誤差データ信号を所定の周波数帯
域で濾過して濾過信号を出力するループフィルタと、位
相誤差データ信号から位相同期の確立状態を検出し,該
位相同期の確立結果に基づいて加算指示制御信号を生成
する同期検出器と、入力される発振制御信号の傾きを算
出して傾きデータ信号を出力する微分回路と、加算指示
制御信号に従って濾過信号と傾きデータ信号とを加算し
た加算結果の信号を発振制御信号として生成する加算器
と、発振制御信号に従って自走周波数で発振することに
よって,電圧制御発振信号を生成する電圧制御発振器と
を備えた搬送波再生回路が得られる。
【0010】本発明によれば、上記搬送波再生回路にお
いて、更に、ベースバンド信号の振幅を検出して演算指
示制御信号を生成する振幅検出器を備え、微分回路は演
算指示制御信号に従って発振制御信号の傾きを算出する
ものである搬送波再生回路が得られる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の搬送波再生回
路について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る搬送波再
生回路の基本構成をブロック図により示したものであ
る。
【0013】この搬送波再生回路も、図3に示した搬送
波再生回路と同様に、入力端子1から入力される変調信
号と電圧制御発振信号(後述する)とを混合してベース
バンド信号に変換するミキサ2と、ベースバンド信号か
ら位相誤差情報を抽出し,位相誤差データ信号を出力す
る位相誤差検出器3と、位相誤差データ信号を所定の周
波数帯域で濾過して濾過信号を出力するループフィルタ
4とを備えている。
【0014】但し、この搬送波再生回路の場合、その他
の構成として、位相誤差データ信号から位相同期の確立
状態を検出し,この位相同期の確立結果に基づいて加算
指示制御信号を生成する同期検出器5と、入力される発
振制御信号の傾きを算出して傾きデータ信号を出力する
微分回路6と、加算指示制御信号に従って濾過信号と傾
きデータ信号とを加算した加算結果の信号を発振制御信
号として生成する加算器7と、発振制御信号に従って自
走周波数で発振することによって,電圧制御発振信号を
生成する電圧制御発振器8と、ベースバンド信号の振幅
を検出し、この振幅の検出結果に基づいて微分回路6の
演算動作を制御する演算指示制御信号を生成する振幅検
出器9とを備えている。
【0015】この搬送波再生回路では、先ず搬送波の変
調信号が入力された時点(t=0)を振幅検出器9でミ
キサ2から出力されるベースバンド信号から検知した
後、この振幅検出器9から出力される演算指示制御信号
を受けた微分回路6が変調信号の入力後の比較的短い特
定時刻td までの間に発振制御信号の電圧(以下、発振
制御電圧とする)Vc における傾きを演算する。微分回
路6の内部には、発振制御電圧Vc の傾き値に対応する
同期確立後の発振制御電圧Vc に関する演算済みのデー
タを格納したテーブルが保有されており、その演算結果
に応じて所定の発振制御電圧Vc が与えられる傾きデー
タ信号を加算器7へ出力する。
【0016】加算器7ではループフィルタ4から出力さ
れる濾過信号の電圧と、傾きデータ信号における発振制
御電圧Vc とを加算して電圧制御発振器8に対する発振
制御信号を生成し、位相同期が外れるまで発振制御信号
を電圧制御発振器8へ出力する。この動作により、電圧
制御発振器8には特定時刻td において同期確立したと
きの電圧による発振制御信号が与えられることになる。
【0017】即ち、この搬送波再生回路の場合、搬送波
の変調信号の入力後の特定時刻tdまでの間に微分回路
6で電圧制御発振器8に対する発振制御電圧Vc の立上
がり速度を検出し、この立上がり速度から入力される変
調信号の位相誤差を予め予測した上、加算器7で位相誤
差を補償した発振制御信号を電圧制御発振器8に与えて
いるので、ループフィルタ4に備えられる積分器(図示
せず)への充電時間が短かくなり、結果として、搬送波
の捕捉時間が短縮される。
【0018】因みに、この搬送波再生回路の場合も、回
路全体のループによって位相同期機能が得られ、電圧制
御発振器8から出力される電圧制御発振信号の一部から
搬送波が抽出再生される。
【0019】図は、搬送波再生回路における変調信号
が入力された後の時刻tと発振制御電圧Vとの関係を
示したもので、同図(a)は従来の搬送波再生回路に関
するもの,同図(b)は本実施例の搬送波再生回路に関
するものである。但し、ここでは入力される変調信号が
所定のC/N比、オフセットキャリア周波数がΔf
Δf,Δf(Δf>Δf>Δf)である場合
を仮定している。
【0020】図3(a)及び(b)からは、従来の搬送
波再生回路の場合、発振制御信号(濾過信号)の電圧V
c は、各オフセットキャリア周波数Δf1 ,Δf2 ,Δ
3でそれぞれ異なった一定の傾きで立上がり、td
時間経過を過ぎてもしばらくの間はその傾きを維持し、
やがては緩やかに傾きを変えてts1,ts2,ts3の時間
経過後にそれぞれV1 ,V2 ,V3 の値に安定し、その
結果、同期が確立されていることが判る。
【0021】これに対して本実施例の搬送波再生回路の
場合、発振制御電圧Vc は、各オフセットキャリア周波
数Δf1 ,Δf2 ,Δf3 でそれぞれ異なった一定の傾
きで立上がり、td の時間経過後に直ちにそれぞれ
1 ,V2 ,V3 の値に安定し、その結果、同期が確立
されていることが判る。このように、本実施例の搬送波
再生回路では、従来の搬送波再生回路に比べて大幅に搬
送波の捕捉時間が短縮される。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の搬送波
再生回路によれば、搬送波の変調信号の入力後の比較的
短い特定時刻までの間に電圧制御発振器を制御する発振
制御電圧の立上がり速度を検出し、この立上がり速度か
ら入力される変調信号の位相誤差を予め予測し、この位
相誤差を補償した発振制御信号を電圧制御発振器に与え
ているので、入力される変調信号のC/N比が低い場合
でも搬送波の捕捉範囲が改善され、搬送波の捕捉時間が
大幅に短縮されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る搬送波再生回路の基本
構成を示したブロック図である。
【図2】搬送波再生回路における変調信号が入力された
後の時刻tと発振制御電圧Vcとの関係を示したもの
で、(a)は従来の搬送波再生回路に関するもの,
(b)は図1に示す搬送波再生回路に関するものであ
る。
【図3】従来の搬送波再生回路の基本構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 ミキサ 3 位相誤差検出器 4 ループフィルタ 5 同期検出器 6 微分回路 7 加算器 8 電圧制御発振器(VOC) 9 振幅検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される変調信号と電圧制御発振信号
    とを混合してベースバンド信号に変換するミキサと、前
    記ベースバンド信号から位相誤差情報を抽出し,位相誤
    差データ信号を出力する位相誤差検出器と、前記位相誤
    差データ信号を所定の周波数帯域で濾過して濾過信号を
    出力するループフィルタと、前記位相誤差データ信号か
    ら位相同期の確立状態を検出し,該位相同期の確立結果
    に基づいて加算指示制御信号を生成する同期検出器と、
    入力される発振制御信号の傾きを算出して傾きデータ信
    号を出力する微分回路と、前記加算指示制御信号に従っ
    て前記濾過信号と前記傾きデータ信号とを加算した加算
    結果の信号を前記発振制御信号として生成する加算器
    と、前記発振制御信号に従って自走周波数で発振するこ
    とによって,前記電圧制御発振信号を生成する電圧制御
    発振器とを備えたことを特徴とする搬送波再生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の搬送波再生回路におい
    て、更に、前記ベースバンド信号の振幅を検出して演算
    指示制御信号を生成する振幅検出器を備え、前記微分回
    路は前記演算指示制御信号に従って前記発振制御信号の
    傾きを算出するものであることを特徴とする搬送波再生
    回路。
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