JP2600566B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

Info

Publication number
JP2600566B2
JP2600566B2 JP4344600A JP34460092A JP2600566B2 JP 2600566 B2 JP2600566 B2 JP 2600566B2 JP 4344600 A JP4344600 A JP 4344600A JP 34460092 A JP34460092 A JP 34460092A JP 2600566 B2 JP2600566 B2 JP 2600566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
opening
switch
closing
frequency heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4344600A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06196258A (ja
Inventor
栄 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP4344600A priority Critical patent/JP2600566B2/ja
Publication of JPH06196258A publication Critical patent/JPH06196258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600566B2 publication Critical patent/JP2600566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子レンジ等高周波
加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子レンジ等の高周波加熱装置で
は、ドアの開閉に応じてヒータ部およびマグネトロンの
電源回路が開閉されるようになっている一方、該ドアの
開閉状態を示すドア開閉信号(所謂ドア信号)が制御回路
側のマイクロコンピュータ(制御ユニット)に入力され、
当該マイクロコンピュータは上記ドア開閉信号によって
示されるドアの開閉状態に応じて調理制御プログラムの
実行又は実行停止、ヒータおよびマグネトロン、ファン
などのON,OFF制御を行うようになっている。
【0003】このような構成の従来の高周波加熱装置の
電気回路が図8に示されている。
【0004】すなわち、該図8において、先ず符号1は
電源ヒューズ、2は過加熱防止用のサーモスタットスイ
ッチ、S1はプッシュロッドを介してドア面と当接しド
アの開閉に対応して所定のストロークでOFF又はON
し電源ラインを遮断するラッチスイッチ、S2は同じ作
用のドアスイッチ、S5はスタートキーのONに連動し
てON動作され庫内ランプLPを点灯させるリレー接
点、S6はターンテーブルモータTM駆動用のリレー接
点、S7はファンモータFM駆動用のリレー接点、LP
は上記リレー接点S5のONにより点灯される庫内ラン
プ、S8,S9はオーブン又はトーストメニュー等ヒータ
メニューに対応した操作キーのON操作に対応してON
になる上下ヒータH1,H2加熱駆動用のリレー接点、R
SはマグネトロンON,OFF専用のリレー接点、HT
Rはマグネトロン駆動用の高圧電源トランス、TRMは
マイクロコンピュータ20用の電源トランス、S3は電
源ヒューズ溶断用のモニタースイッチ、20はマイクロ
コンピュータ(制御ユニット)である。
【0005】一方、符号PBがプリント基板によって構
成された制御基板であり、該制御基板PB上に上記マイ
クロコンピュータ(制御ユニット)20、電源トランスT
RM、リレー接点S5,S6,S7,S8,S9,RSの各々が配
設され、プリントパターン配線で各々対応する基板端子
に接続されている。
【0006】そして、制御基板PBにはドアの開閉に対
応して所定のストロークでON/OFFする上述のラッ
チスイッチS1に連動してON/OFFするドア信号ス
イッチS4が外付けされている。
【0007】したがって、該構成では、上述のようにド
アが開放されると、必ず上述したラッチスイッチS1
ドアスイッチS2の両方がOFFになって、上記ヒータ
1,H2、ファモータFM、ターンテーブルTM、マグ
ネトロンへの通電が確実に遮断される一方、それに対応
してドア信号スイッチS4がOFFになってドアが開か
れたことをマイクロコンピュータ(制御ユニット)20に
指示するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記ドア信号スイッチ
1は、ドアの開閉動作に可及的に連動して同時作動す
るものであることが好ましく、その意味では上記のよう
にラッチスイッチS1の動作に直接連動するスイッチ構
造は好ましいものである。
【0009】ところが、ラッチスイッチそのものがプッ
シュロッドを介してON,OFFするものでは、そのO
N,OFFストロークだけ動作タイミングに遅れを生じ
る一方、上記従来のドア信号スイッチS4によるドア信
号形成手段では、機械的な接点構造を有し、しかもラッ
チスイッチS1に機械的に連動する構成のものであるた
めに、必然的に制御基板に対して外付構造を採用せざる
を得ず、その分だけ余分なハーネス量と配線、組付工数
を必要とする。また、接続のためコネクタも必要である
などの問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、それぞれ次のように構成されてい
る。
【0011】(1) 請求項1記載の発明の構成 請求項1記載の発明の高周波加熱装置は、加熱室を有す
る高周波加熱装置本体と、該高周波加熱装置本体の上記
加熱室開口部に設けられ、当該加熱室開口部を開閉する
ドアと、マイクロ波出力により上記加熱室内の被加熱物
を加熱する高周波発振器と、上記ドアの開閉操作に対応
して開閉されるラッチスイッチと、ドアの開閉状態を検
出して制御ユニットに入力するドア開閉信号形成手段と
を備えてなる高周波加熱装置において、上記ラッチスイ
ッチがドア面の近接又は離間に対応してON,OFF作
動する無接点スイッチにより構成されている一方、上記
ドア開閉信号形成手段が該無接点スイッチの開閉作動に
応じて変化する電源電位の変化に応じて出力電位を変化
させる出力電位変化手段により構成され、かつ該出力電
位変化手段は制御基板上にプリントパターンで接続設置
されている。
【0012】(2) 請求項2記載の発明の構成 請求項2記載の発明の高周波加熱装置は、上記請求項1
記載の発明の構成を前提とし、同構成における上記出力
電位変化手段が、無接点スイッチの開閉によって変化す
る電源電位の変化に応じてON,OFFする発光ダイオ
ードと該発光ダイオードのON,OFFに対応してON,
OFFするフォトトランジスタとからなるフォトカプラ
によって形成されている。
【0013】
【作用】本願の請求項1および2記載の発明の高周波加
熱装置は、各々上記構成に対応して次のように作用す
る。
【0014】(1) 請求項1記載の発明の作用 請求項1記載の発明の高周波加熱装置の構成では、加熱
室を有する高周波加熱装置本体と、該高周波加熱装置本
体の上記加熱室開口部に設けられ、当該加熱室開口部を
開閉するドアと、マイクロ波出力により上記加熱室内の
被加熱物を加熱する高周波発振器と、上記ドアの開閉操
作に対応して開閉されるラッチスイッチと、ドアの開閉
状態を検出して制御ユニットに入力するドア開閉信号形
成手段とを備えてなる高周波加熱装置において、上記ラ
ッチスイッチがドア面の近接又は離間に対応してON,
OFF作動する無接点スイッチにより構成されている一
方、上記ドア開閉信号形成手段が該無接点スイッチの開
閉作動に応じて変化する電源電位の変化に応じて出力電
位を変化させる出力電位変化手段により構成され、かつ
該出力電位変化手段は制御基板上にプリントパターンで
接続設置されて構成されている。従って、ラッチスイッ
チは無接点スイッチであるため作動ストロークなく、ド
アの開閉に対応して極めて応答性良くON,OFF作動
するようになるとともに、他方同無接点スイッチよりな
るラッチスイッチのON,OFFに応動してドア開閉信
号を形成するドア開閉信号形成手段が当該無接点スイッ
チの開閉作動に応じて変化する電源電位の変化に応じて
出力電位を変化させる出力電位変化手段により構成され
ていて、制御基板上にプリントパターンで接続設置され
ているので、従来の機械的連動スイッチのように外付す
る必要はなくなり、そのためのハーネス、コネクタなど
も不要となる。
【0015】しかも、上記ドア開閉信号形成用出力電位
変化手段の出力電位変化動作は、上記ドアの開閉に対応
して応答性良く作動する無接点構造のラッチスイッチの
ON,OFF作動に応じて変化する電源電位の変化に対
して電気的に応答してなされるので、応答性そのものが
非常に高くなる。
【0016】(2) 請求項2記載の発明の作用 請求項2記載の発明の高周波加熱装置では、上記のよう
に、上記請求項1記載の発明の構成を前提とし、同構成
における上記出力電位変化手段が、無接点スイッチ構造
のラッチスイッチの開閉によって変化する電源電位の変
化に応じてON,OFFする発光ダイオードと該発光ダ
イオードのON,OFFに対応してON,OFFするフォ
トトランジスタとからなる電子部品としてのフォトカプ
ラによって形成されており、機械的連動接点構造のドア
信号スイッチと違って制御基板上のプリントパターン上
で接続設置することが極めて容易となる。
【0017】また、チャタリングや外部ノイズの影響が
なくなるので、信頼性も向上する。
【0018】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の高周波加熱装置
によると、ドア開閉検出動作の応答性が大きく向上す
る。そして、従来のような外付構造のドア信号スイッチ
が不要になり、全て制御基板上のプリントパターンのみ
で処理できるので、その分ハーネス量が低減できるとと
もに、配線、組付工数を減らすことが可能となる。さら
に、接続用のコネクタも不要となり、相当の部品コスト
の削減が可能となる。
【0019】
【実施例】図1〜図4は、本願発明の実施例に係るドア
開閉信号形成手段を備えた高周波加熱装置の構成を、又
図5は、その作用を各々示している。
【0020】先ず、図1は、当該高周波加熱装置1の全
体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体の内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
【0021】また、該加熱室2の底部には調理物載置用
のターンテーブル3が回転可能に設置されている。そし
て、該加熱室2の正面側開口部19周縁右側部上方の筺
体部前面プレート1aには後述するラッチスイッチS1
感知面18a部嵌装用の開孔部35が設けられている。
そして、該開口部35の裏面側には後述するようにラッ
チスイッチ18が取付けられている。
【0022】さらに、上記筺体右側部の空間70下部に
は、図示は省略するがヒンジレバー69および該ヒンジ
レバー69によってON/OFF作動せしめられるドア
スイッチ(図4のS2)が同様にして設けられている。
【0023】一方、上記筺体正面側の上記加熱室2の開
口部19の右側部(上記右側部空間70の前部)には当該
高周波加熱装置の各種の機能を操作・制御するための操
作パネル部26が設置されている。該操作パネル部26
には、例えば図1に詳細に示すように、先ず上方側から
下方側にかけて、表示部(液晶表示部)34、マニュアル
メニュー用の加熱時間設定キー(5分用27a,、1分用
27b、10秒用27cの2つのキーよりなる)、手動加
熱キー群(生もの解凍、トースター、ピザ加熱、おかゆ
の4つのキーよりなる)29、自動加熱キー群(酒のか
ん、トースト、冷凍トースト、炊飯の4つのキーよりな
る)30、マニュアルメニュー指定キー41、オートメ
ニュー指定キー42、スタートキー43、取消しキー4
4、仕上り調節キー45が各々適切に操作性良く配設さ
れている。
【0024】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
【0025】該操作パネル部26は、コンピュータを中
心として構成された電子レンジコントロール用のマイク
ロコンピュータ(制御ユニット)20とデータバスおよび
コントロールバスを介して接続されていて自由に入出力
信号の送受が行えるようになっている。
【0026】さらに、上記高周波加熱装置1の筺体10
側部の空間70内部には、従来同様上記加熱室2内のタ
ーンテーブル3上に載置された調理皿5上の被加熱物4
0にマイクロ波を放射吸収させることによって加熱する
マグネトロン13と、上記加熱室2内の換気を行うとと
もに上記マグネトロン13等電装品の冷却を行う換気お
よび冷却用のファン12aおよびファンモータ12bとが
各々設置されている。該ファン12aおよびファンモー
タ12bは、上記筺体の右側部空間70の背面側パネル
の吸気グリル部70に位置して固定されており、該吸気
グリル部70を介して吸引された風は破線の矢印で示す
ように発熱量の大きいマグネトロン13をフィン13a
を介して冷却した後、ダクト部71、換気口72を通し
て上記加熱室2内に供給されるようになっている。
【0027】一方、上記ダクト部71内には、上記マグ
ネトロン13部を通過した風が直交状態でぶつかるよう
に面配置され、一端側を上下方向のヒンジ75によって
支持されていて仮想線矢印で示すように水平方向に回動
可能となった風圧作動ダンパー73が設けられている。
また、上記ダクト部71の上記風圧作動ダンパー73の
上流部下面には、空気抜き口74が開口されている。
【0028】また、上記風圧作動ダンパー73は、上記
ヒンジ75に設けられ、捩りスプリング76のバネ圧に
よって常時図示実線位置(換気口72への通風を閉じる
状態)となるように付勢されている。
【0029】従って、該構成によれば、例えばオーブン
レンジ状態などの調理状態において、庫内の温度上昇促
進、加熱不足時の速やかな追加熱などの観点から見る
と、ファン12aを回さない方が好ましいが、一方電装
品保護の見地からは一定量の風量が必要であると言った
状態の時には、モータ駆動電流のデューティ制御によっ
てファンモータ12bの回転速度を下げて一定量の風量
は確保しながら、しかし、該風量による風圧では上記風
圧作動ダンパー73が開かないようにして上記加熱室2
内へ換気風が供給されないようにすることができるよう
になる。他方、レンジ加熱時のように十分に換気を行っ
ても調理物の加熱、温度上昇に余り影響がなく、しかも
十分にマグネトロン13を冷却する必要があるような時
には、上記ファンモータ12bの回転速度を上げて風量
を増大し、高い風圧によって上記風圧作動ダンパー73
を図示仮想線の状態まで開いて加熱室2内に十分な換気
風を供給するようにすることができる。
【0030】そして、さらに上記マイクロコンピュータ
(制御ユニット)20とターンテーブルモータ(図1のT
M)との間にはターンテーブルモータ駆動回路が、また
同マイクロコンピュータ(制御ユニット)20と上記ファ
ンモータ12bとの間にはファンモータ駆動回路が、さ
らに同マイクロコンピュータ(制御ユニット)20と上記
マグネトロン13との間にはマグネトロン駆動回路部が
各々介設されている(図示省略)。
【0031】ところで、上記本実施例のラッチスイッチ
1は、例えば図2および図3に示すように、その前面
側感知面部18aに金属(鉄、ニッケル等の磁性金属)が
近接したことを感知してONになる一方、同金属が離間
した時にOFFになる無接点式の磁気型近接スイッチ
(無接点スイッチ)により構成されており、それ自体と
しては全くON/OFF用の機械的な作動ストロークを
必要とせず、極めて応答性の良い構成のものとなってい
る。
【0032】すなわち、該ラッチスイッチS1は、上記
大径の開口部35の背後に位置して樹脂モールドされた
筒状のスイッチ部本体を取付ブラケット24および2枚
のナット部を有する挾着ナット25を介して筺体部前面
プレート1aに対し取付けて設置されている。そして、
その前面側感知面部18aを上記筺体部前面プレート1a
の上記開口35部に臨ませられており、上記ドア16の
ファインダー部17周縁の磁性金属製のフレーム面16
bの近接又は離間を磁気的に検知して同時にON又はO
FF作動するようになっている。該ラッチスイッチS1
は、その後端側に設けられた接続端子18bを介して例
えば図4に示すよう上記ドア16のヒンジレバー69に
よってON/OFFされる上記ドアスイッチS2と直列
に接続されている。
【0033】一般に本実施例のような電子レンジ等の高
周波加熱装置ではマグネトロン駆動のための数千ボルト
レベルの高圧電源回路を有することから、電気用品取締
法上、種々の厳格な要求がなされており、その1つとし
て、例えばドア開時には必ず高周波発振器であるマグネ
トロンの発振動作が停止される構成であることが必要と
され、しかも、それはドアの開閉に連動して確実にマグ
ネトロンをOFF/ONすることができる電気的に相互
に独立した少なくとも2組以上の直列の開閉スイッチを
用いて実現することが要件となっている。そのために、
本実施例では、それに対応して加熱室2の開口部19周
縁のラッチスイッチS1とドアの開閉をガイドするヒン
ジレバー69に関連するドアスイッチとの2組の相互に
独立して動作するスイッチが設けられている。
【0034】以上のように構成された本実施例の高周波
加熱装置の電気回路部は、例えば図4のように構成され
ている。
【0035】すなわち図4において、先ず符号1は電源
ヒューズ、2は過加熱防止用のサーモスタットスイッ
チ、S1は上述のラッチスイッチ、S2は上述のドアスイ
ッチ、S5は上記スタートキー43のONに連動してO
N動作され庫内ランプLPを点灯させるリレー接点、S
6はターンテーブルモータTM駆動用のリレー接点、S7
はファンモータ駆動用のリレー接点、LPは上記リレー
接点S5のONにより点灯される庫内ランプ、S8,S9
オーブン又はトーストメニュー等ヒータメニューに対応
した操作キーのON操作に対応してONになる上下ヒー
タH1,H2加熱駆動用のリレー接点、RSはマグネトロ
ンON,OFF用のリレー接点、HTRはマグネトロン
駆動用の高圧電源トランス、TRMはマイクロコンピュ
ータ(制御ユニット)20用の電源トランス、S3はヒュ
ーズ溶断用のモニタースイッチ、20はマイクロコンピ
ュータ(制御ユニット)である。
【0036】また、本実施例の上記マイクロコンピュー
タ(制御ユニット)20の制御基板(プリント基板)PB上
には、上記マグネトロン駆動用のリレー接点RS並びに
上下ヒータ駆動用のリレー接点S8,S9とともに抵抗
1,R2、LED83およびフォトトランジスタ84よ
りなるフォトカプラ、該フォトカプラのフォトトランジ
スタ84の出力を平滑する平滑回路100が設けられて
おり、これらを介してマイクロコンピュータ(制御ユニ
ット)20に上記ラッチスイッチS1およびドアスイッチ
2のON/OFFに連動してドア開閉信号(図5のa〜
d)が形成されて入力されるようになっている。そして、
上記フォトカプラが特許請求の範囲中の出力電位変化手
段を形成している。
【0037】すなわち、本実施例では上記フォトカプラ
のLED83の(+)側端子が電流制限用の抵抗R1を介
してラッチスイッチS1、ドアスイッチS2を介した電源
ラインL1に、また同(−)側端子が逆流防止用のダイオ
ードDを介してアースラインL2に接続されており、上
述したドア16の開閉に応じたラッチスイッチS1のO
N,OFFによる電源電位の変化(図5のa参照)に対応し
て、図5(b)のような入力信号を受けてON,OFF作動
(交流信号のため正電位時のみON)する。
【0038】他方、上記フォトカプラのフォトトランジ
スタ84は、抵抗R2を介して例えば5(V)の定電圧電
源ライン(+B)に接続されており、上記LED83のO
N,OFFに対応してON,OFFし、そのコネクタ電位
出力を図5の(c)に示すように変化させ、該出力が平滑
回路100を介して図5の(d)に示すように平滑されて
上記マイクロコンピュータ(制御ユニット)20にドア信
号として入力される。
【0039】従って、今、例えば、上記図2の実線に示
すように、ドア16が閉じられている状態では、上述の
ラッチスイッチS1はONで、ドアスイッチS2もONと
なっているので、上記LED83はONして発光し、該
LED83からの光がフォトトランジスタ84のベース
に入るため上記フォトトランジスタ84も導通する。こ
の結果、上記平滑回路100の入力はL電位(アース電
位)になり、該L電位信号(図5のC参照)が図5(d)に示
すように平滑されてドア閉状態表示信号としてマイクロ
コンピュータ(制御ユニット)20に入力される。
【0040】他方、該状態からドア16が図2の仮想線
に示すように開かれると、上記ラッチスイッチS1、ド
アスイッチS2の各々がOFFとなるので、上記LED
83、フォトトランジスタ84共にOFFとなって、上
記平滑回路100の入力はH電位(略電源電位)に変化す
る。この結果、該平滑回路100の出力も図5の(d)に
示すようにH信号となり、該H信号がマイクロコンピュ
ータ(制御ユニット)20に入力されてドア16が開かれ
たことを示す。
【0041】以上の構成では、ラッチスイッチS1がO
N,OFFストロークのない無接点スイッチである磁気
型近接スイッチにより構成されているとともに、出力電
位変化手段であるドア開閉信号形成用のスイッチがフォ
トカプラにより構成されているので、極めて応答性良く
ドアの開閉を検出することが可能となる。
【0042】なお、上記構成のドア開閉信号形成回路
は、上述した図8の従来のリレー接点RS部に使用され
ているリレーを例えば図7に示すように構成することに
よって容易に実現することができる。
【0043】すなわち、図7において符号85が同リレ
ーであり、該リレー85は、第1の端子85a、第2の
端子(タブ端子)85b、第3の端子87、第4の端子(コ
イル端子)88の4つの接続端子を備え、上記第1の端
子85aと第3の端子87とは内部配線86によって相
互に接続されている。そして、上記第1の端子85aを
上記図1のラッチスイッチS1側電源ラインL1に、また
該第1の端子85aと接続された第3の端子87を上記
制御基板PBのリレー接点S8,S9、LED83のコモ
ンパターンと接続するようにして取付ける。このように
すれば、上記第1、第3の端子85a,87を利用して制
御基板PB上で容易にラッチスイッチS1のON,OFF
に対応した電位変化を取出すことができ、それに確実に
同期したドア開閉信号を形成することができる。
【0044】すなわち、本実施例では、すでに述べた図
8の従来の回路の構成と異なり、従来のドア信号スイッ
チS4部に相当するドア開閉信号形成手段が無接点スイ
ッチング手段であるフォトカプラによって構成されてお
り、従来のようなラッチスイッチS1に機械的に連動す
る接点構造のドア信号スイッチS4および該ドア信号ス
イッチS4と制御基板PB間のハーネスが不用となる一
方、同スイッチS4を取付けるためのコネクタも不要と
なる。従って、組付および配線も容易となる。
【0045】なお、以上の説明では、ドア16の開閉に
応じたドア開閉信号の形成手段を上述の如くLED83
とフォトトランジスタ84よりなるフォトカプラによっ
て実現するようにしたが、該ドア開閉信号形成手段は例
えば図6に示すように、励磁コイル93と該励磁コイル
93によって開閉されるリードスイッチ94によって構
成することもでき、該構成によっても上記と同様の作用
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る高周波加熱装
置の筺体部構造を示す斜視図である。
【図2】図2は、同筺体部のドアおよび同ドアに対応す
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
【図3】図3は、同筺体部のドアおよび同ドアに対応す
るラッチスイッチ部並びに通風部の構造を示す一部切欠
平面図である。
【図4】図4は、同高周波加熱装置の電気回路図であ
る。
【図5】図5は、同高周波加熱装置のドア開閉検出回路
部の動作を示すタイムチャートである。
【図6】図6は、同ドア開閉検出回路部の変形例を示す
電気回路図である。
【図7】図7は、上記ドア開閉検出回路を形成するため
に使用されるリレーの正面図である。
【図8】図8は、従来の高周波加熱装置の電気回路図で
ある。
【符号の説明】 1aは筺体部前面プレート、13はマグネトロン、16
はドア、16aは把手部、16bは金属製フレーム部、2
0はマイクロコンピュータ(制御ユニット)、83はLE
D、84はフォトトランジスタ、100は平滑回路、S
1はラッチスイッチである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室を有する高周波加熱装置本体と、
    該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部に設けられ、
    当該加熱室開口部を開閉するドアと、マイクロ波出力に
    より上記加熱室内の被加熱物を加熱する高周波発振器
    と、上記ドアの開閉操作に対応して開閉されるラッチス
    イッチと、ドアの開閉状態を検出して制御ユニットに入
    力するドア開閉信号形成手段とを備えてなる高周波加熱
    装置において、上記ラッチスイッチがドア面の近接又は
    離間に対応してON,OFF作動する無接点スイッチに
    より構成されている一方、上記ドア開閉信号形成手段
    が、該無接点スイッチの開閉作動に応じて変化する電源
    電位の変化に応じて出力電位を変化させる出力電位変化
    手段により構成され、かつ該出力電位変化手段は制御基
    板上にプリントパターンで接続設置されていることを特
    徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 上記出力電位変化手段が、無接点スイッ
    チの開閉によって変化する電源電位の変化に応じてO
    N,OFFする発光ダイオードと該発光ダイオードのO
    N,OFFに対応してON,OFFするフォトトランジス
    タとからなるフォトカプラによって形成されていること
    を特徴とする高周波加熱装置。
JP4344600A 1992-12-24 1992-12-24 高周波加熱装置 Expired - Fee Related JP2600566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4344600A JP2600566B2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4344600A JP2600566B2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 高周波加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06196258A JPH06196258A (ja) 1994-07-15
JP2600566B2 true JP2600566B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=18370529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4344600A Expired - Fee Related JP2600566B2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600566B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101646399B1 (ko) * 2014-12-05 2016-08-05 동부대우전자 주식회사 후드 겸용 전자렌지 및 이의 사용 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6085502A (ja) * 1983-10-17 1985-05-15 Toshiba Corp 永久磁石
JPH07109797B2 (ja) * 1987-03-13 1995-11-22 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06196258A (ja) 1994-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1229664A (en) Cooling system for a cooking cartridge
JP3797900B2 (ja) 加熱調理システム、加熱調理器および換気ファン装置
JP2002535594A (ja) 輻射エネルギとマイクロ波エネルギとを使用する組合せオーブン
US4461940A (en) Fail-safe device for use in a heating apparatus
US6291809B1 (en) Wall-mounted microwave oven
JP2600566B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2000348857A (ja) 電子レンジの突入電流除去装置
JP5751972B2 (ja) 熱機器および該熱機器の操作受付判定方法
JP4969351B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2730412B2 (ja) 高周波加熱装置の電源遮断装置
JPH0714723Y2 (ja) 電子レンジ
KR20060063146A (ko) 전기오븐의 인쇄회로기판 장착구조
JP3026250B2 (ja) 機器の制御装置
JP3122279B2 (ja) 加熱調理器
JPH0473519A (ja) 加熱調理器
JPH0428924A (ja) 加熱調理器
JP2529715Y2 (ja) 加熱調理器
KR100209803B1 (ko) 개선된 전자렌지용 마이크로 스위치
JPH03114186A (ja) 組み込み式加熱調理器
JPH09134792A (ja) 操作パネルの静電気対策構造
JP2863733B2 (ja) 電子レンジのサーモパイル冷却装置及びその制御方法
KR100595439B1 (ko) 전자렌지
JPH01134120A (ja) 加熱装置
JPH10255966A (ja) 加熱調理器
JPH0243968B2 (ja) Jidokanetsuchorikinososasochi

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees