JP2529715Y2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2529715Y2
JP2529715Y2 JP1991072345U JP7234591U JP2529715Y2 JP 2529715 Y2 JP2529715 Y2 JP 2529715Y2 JP 1991072345 U JP1991072345 U JP 1991072345U JP 7234591 U JP7234591 U JP 7234591U JP 2529715 Y2 JP2529715 Y2 JP 2529715Y2
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cooking
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トッププレート及びこ
のトッププレートの下方に設けられたランプヒータから
構成された上部ユニットを備えると共に、この上部ユニ
ットの下方に設けられ魚等の食品を調理するのに好適な
下部ユニットとして例えばロースターを備えて成る加熱
調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器において、ロースタ
ーは、加熱調理室、この加熱調理室の前面開口部を開閉
する扉、加熱調理室内の食品を加熱調理するヒータ等か
ら構成されている。この構成の場合、加熱調理室内に食
品を収容すると共に扉を閉塞し、調理開始スイッチを操
作すると、ヒータへ通電されて加熱調理が開始されるよ
うになっている。尚、扉は加熱調理室の前面開口部に例
えば前方から着脱可能に設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成では、
ースターの扉が開放されている状態、即ち、扉が半開き
状態又は扉が取外されている状態であっても、上部ユニ
ット用またはロースター用の調理開始スイッチが操作さ
れると、上部ユニットのランプヒータまたはロースター
ヒータへ通電されるようになっている。しかし、ロー
スターで調理する場合、例えば扉が半開き状態で加熱調
理を行うと、食品に対して加熱が有効に行われず、食品
が美味しく調理されないという欠点があった。また、
ースターのヒータとしてガラス管ヒータを用いた構成の
場合、ガラス管が割れたときに、扉が開放されたままで
ヒータへ通電されると、感電するおそれがあった。
【0004】これに対して、ロースターの扉の開閉動作
に応じてオンオフする扉スイッチをロースターのヒータ
の通電路に設け、扉が開放されている状態ではロースタ
ーのヒータが通電されないようにする構成が考えられ
る。しかし、この構成では、使用者が扉をしっかり閉塞
しなかったとき、つまり扉が半開き状態であるときに、
使用者によりロースターの調理開始スイッチが操作され
ると、ロースターのヒータへ通電されることがないの
で、調理が全く実行されなくなる。
【0005】このため、使用者は、扉を閉塞したと思い
込んでいる状態で、調理開始スイッチを操作したにもか
かわらず、調理が行われないので、加熱調理器が故障し
たのではないかと誤認する可能性がある。
【0006】また、上記構成の場合、扉スイッチは、扉
の開閉動作に応じてオンオフする必要があるので、加熱
調理室の前面開口部の縁部に配設しなければならない。
ところが、加熱調理室の前面開口部の縁部は、かなり高
温になる部分であるので、扉スイッチを熱的に保護する
ために、扉スイッチに別途断熱対策を施す必要があり、
構成が複雑化するという欠点がある。更に、組立て時に
扉スイッチから導出されたリード線を制御装置へ接続す
る配線作業が必要であるので、組立性が悪いという欠点
もある。
【0007】そこで、本考案の目的は、扉が開放されて
いる状態でヒータが通電されることを防止でき、また、
調理開始スイッチを操作したときに扉が開放されている
ことを使用者が確実に認識することができる加熱調理器
を提供するにある。また、本考案の他の目的は、扉スイ
ッチを熱的に保護するに際して、構成を簡単化できると
共に、組立作業性を向上できる加熱調理器を提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の加熱調理器は、
トッププレート及びこのトッププレートの下方に設けら
れ該トッププレート上の被加熱物を加熱するランプヒー
タを備えて成る上部ユニットと、この上部ユニットの下
方に設けられた加熱調理室、この加熱調理室内の食品を
加熱調理するガラス管ヒータ及び前記加熱調理室の前面
開口部を開閉する扉を備えて成る下部ユニットと、前記
上部ユニット用の複数の操作スイッチ及び前記下部ユニ
ット用の複数の操作スイッチが配設された操作ユニット
と、この操作ユニット内に設けられ前記上部ユニット及
び前記下部ユニットの各ヒータを通電制御する1つの制
御装置と、前記下部ユニットのガラス管ヒータの一方の
端子と交流電源の一方の端子との間及び前記ガラス管ヒ
ータの他方の端子と交流電源の他方の端子との間にそれ
ぞれ設けられ前記下部ユニットの扉が閉塞されることに
応じてオンし、前記扉が開放されることに応じてオフす
る2個の扉スイッチとを備え、前記制御装置は、前記下
部ユニットの扉が開放されている状態で前記下部ユニッ
ト用の調理開始スイッチが操作されたときには報知動作
を行い、前記上部ユニット用の調理開始スイッチが操作
されたときには前記下部ユニットの扉の開閉状態に関係
なく前記上部ユニットのランプヒータを通電開始するよ
うに構成されているところに特徴を有する。
【0009】また、上記構成の場合、前記操作ユニット
を前記下部ユニットの加熱調理室の側方に断熱的に設
け、この操作ユニット内に前記2個の扉スイッチを配置
し、そして、前記操作ユニットに連動部材を前記下部ユ
ニットの扉の開閉動作に連動して変位すると共にその変
位に基づいて前記扉スイッチをオンオフするように設け
ることが好ましい。
【0010】
【作用】上記手段によれば、下部ユニットのガラス管ヒ
ータと交流電源とを接続する2本の通電路にそれぞれ設
けた2個の扉スイッチを、下部ユニットの扉が閉塞され
ることに応じてオンし且つ扉が開放されることに応じて
オフする構成としたので、扉が開放されている状態で、
下部ユニット用の調理開始スイッチを操作したとして
も、ガラス管ヒータが通電されることはない。このた
め、ガラス管ヒータがわれていることがあっても、使用
者が感電することを防止できる。特に、この場合、2個
の扉スイッチによりガラス管ヒータと交流電源とを接続
する2本の通電路を両切りする構成としたので、使用者
の感電をより一層確実に防止することができる。また、
下部ユニットの扉が開放されている状態で下部ユニット
用の調理開始スイッチが操作されたときには報知動作を
行う構成としたので、使用者が扉をしっかり閉塞しない
で調理開始スイッチを操作したときには、その旨が報知
される。従って、使用者は、この報知動作により扉が開
放状態であることに確実に気付くことができる。この構
成の場合、下部ユニットは上部ユニット(即ちトッププ
レート)の下方に配設されているので、使用者は下部ユ
ニットのヒータの動作を目で確認し難い状態にある。こ
のため、上記したように報知動作されることは、使用者
に対してかなり有効な効果をもたらす。尚、1つの制御
装置によって上部ユニット及び下部ユニットの各ヒータ
を通電制御する構成でありながら、上部ユニット用の調
理開始スイッチが操作されたときには、下部ユニットの
扉の開閉状態に関係なく上部ユニットのランプヒータを
通電開始する構成としたので、使用者が下部ユニットの
扉をしっかり閉塞していない場合(いわゆる半ドア時)
であっても、使用者は上部ユニット側で加熱調理を実行
することができる。
【0011】一方、ロースターの加熱調理室の側方に操
作ユニットを断熱的に設けると共に、この操作ユニット
に扉スイッチを配置する構成としたので、扉スイッチ専
用の断熱対策を不要にでき、扉スイッチを熱的に保護す
る構成を簡単化できる。特に、扉スイッチとロースター
加熱調理室との間の距離が大きくなるので、扉スイッ
チが熱的な悪影響を受け難くなる。
【0012】この場合、操作ユニットに連動部材を扉の
開閉動作に連動して変位するように設け、この連動部材
の変位に基づいて扉スイッチをオンオフする構成とする
だけであるから、扉スイッチの動作機構がそれほど複雑
化することもない。また、操作ユニットに扉スイッチ及
び制御装置を配置する構成であるから、扉スイッチのリ
ード線を制御装置へ接続する作業等を容易に行うことが
でき、組立作業性が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本考案をシステムキッチンに組込むタ
イプのクッキングヒータに適用した一実施例について、
図面を参照しながら説明する。まず、全体の構成を示す
図4及び図5において、クッキングヒータの上部ユニッ
ト1は、調理台2の上面部に配置されて組込まれてい
る。具体的には、調理台2の上面部を構成する天板3
に、矩形状の取付孔3aが形成されており、この取付孔
3a内に上部ユニット1が収容されていると共に、上部
ユニット1の外周に突設された鍔部4が取付孔3aの開
口縁部に載置支持されている。
【0014】上部ユニット1には、ハロゲンランプヒー
タ5を備えて成る加熱部6及びハロゲンランプヒータ
(図示しない)を備えて成る加熱部7が前部の右と左に
配設され、ニクロム線加熱部8が後部の中央に配設され
ている。これら加熱部6、加熱部7及びニクロム線加熱
部8は、トッププレート9により覆われている。上部ユ
ニット1の後辺部には、複数のスリット状の孔からなる
排気口10が設けられている。
【0015】また、調理台2の前面側には、魚等の食品
を加熱調理するのに適したロースターであるロースター
ユニット11が配設されており、このロースターユニッ
ト11の側方である例えば右側に操作ユニット12が断
熱的に設けられている。このロースターユニット11
は、図4及び図5に示すように、上部ユニット1の下方
に配設されており、本考案の下部ユニットを構成してい
る。上記ロースターユニット11は、内部を加熱調理室
13とする内箱14及び外箱15から構成されている。
この加熱調理室13内の上部には、図2及び図5に示す
ように、例えば3本のガラス管ヒータを直列に接続して
成るヒータ16が配設されている。
【0016】上記加熱調理室13の前面開口部は、扉1
7により開閉されるようになっており、この扉17は上
記前面開口部に例えば着脱可能に設けられている。上記
扉17は、扉枠18、扉枠18の前面上部に突設された
手掛け部19、扉枠18の窓部に設けられたガラス板2
0及び扉枠18の後面下部に連結されたロースター受け
21から構成されている。
【0017】この場合、ロースター受け21を加熱調理
室13内に収容しながら、扉17を加熱調理室13の前
面開口部に装着して該前面開口部を閉塞するようになっ
ていると共に、扉17を前面開口部から取外して前面開
口部を開放しながら、ロースター受け21を加熱調理室
13内から取り出すようになっている。尚、ロースター
受け21内には、食品である例えば魚22を載置するた
めの網23が収容されている。
【0018】また、扉枠18の後面上部の右端部には、
図2に示すように、スイッチプッシャー24が後方に向
けて突設されている。そして、加熱調理室13の前面開
口部の右側の開口縁部には、上記スイッチプッシャー2
4が挿入される貫通孔25が形成されている。
【0019】一方、操作ユニット12は、図3にも示す
ように、パネル枠26の前面側にパネル飾り27及び操
作パネル部28を取付けて構成されている。パネル枠2
6の上部には、図2及び図4にも示すように、電源スイ
ッチ29及び電源ランプ30が設けられている。この電
源スイッチ29は、2個の電源スイッチ29a及び29
b(図7参照)からなり、連動操作される。上記操作パ
ネル部28には、図6に示すように、操作部31及び表
示部32が設けられている。
【0020】操作部31には、ロースターユニット11
の加熱制御を行うための操作スイッチとして、調理開始
スイッチである例えばオンオフスイッチ33、自動モー
ド設定スイッチ34、仕上り設定スイッチ35が設けら
れている。また、操作部31には、上部加熱ユニット1
の3個の加熱部6,7,8の加熱制御を行うための操作
スイッチとして、3個のオンオフスイッチ36、3個の
出力設定スイッチ37が設けられている。更に、操作部
31の中央部には、タイマ時間を設定するための設定ス
イッチ38が設けられている。
【0021】また、表示部32には、ロースターユニッ
ト11に対応して、表焼き表示LED39、裏焼き表示
LED40、自動モード設定時の表示に対応する3個の
設定表示LED41,42,43、仕上り設定の表示に
対応する3個の設定表示LED44,45,46が配設
されている。更に、表示部32には、上部加熱ユニット
1の3個の加熱部6,7,8にそれぞれ対応して、動作
表示LED47、出力設定表示LED48が設けられて
いる。
【0022】そして、表示部32の中央部には、タイマ
に対応して、動作表示LED49、タイマ時間表示LE
D50が設けられている。尚、上記した各種操作スイッ
チ及び各種表示LEDは、図3に示すように、操作パネ
ル部28の裏面側に設けられたプリント配線基板51に
装着されている。
【0023】さて、図2及び図3に示すように、パネル
枠26の上部には、スイッチ基板部52が後方へ突設さ
れている。このスイッチ基板部52の上面中央部に、例
えばマイクロスイッチからなる扉スイッチ53が配設さ
れている。この扉スイッチ53は、2個の扉スイッチ5
3a及び53b(図7参照)からなり、連動操作され
る。
【0024】上記扉スイッチ53の左側には、連動部材
である例えばスイッチレバー54が軸55を支点として
その回りに回動可能に設けられている。このスイッチレ
バー54の右端部とスイッチ基板部52との間にコイル
ばね56が設けられており、このコイルばね56により
スイッチレバー54が図2中左回り方向へ回動付勢され
ている。
【0025】上記スイッチレバー54の左端部に形成さ
れた受け部54aが、加熱調理室13の開口縁部の貫通
口25に対向するように配置されており、前記扉17の
スイッチプッシャー24に当接するようになっている。
また、スイッチレバー54の右端部に形成された当接部
54bが、扉スイッチ53の操作子53cに当接して該
扉スイッチ53をオンオフするように構成されている。
【0026】この場合、図2に示すように、扉17が加
熱調理室13の前面開口部を閉塞した状態で、スイッチ
プッシャー24がスイッチレバー54の受け部54aに
当接して該スイッチレバー54を右回り方向へ回動さ
せ、スイッチレバー54の当接部54bが扉スイッチ5
3の操作子53cを押して該扉スイッチ53をオンする
ようになっている。一方、扉17が開放されると、スイ
ッチプッシャー24がスイッチレバー54の受け部54
aを押さなくなり、スイッチレバー54がコイルばね5
6により左回り方向へ回動して、スイッチレバー54の
当接部54bが扉スイッチ53の操作子53cを押さな
くなり、該扉スイッチ53がオフされるようになってい
る。
【0027】さて、電気的構成を図7を参照して説明す
る。ただし、上部ユニット1についての電気的構成は、
図7に図示することを省略している。この図7におい
て、商用交流電源57から電源母線58及び59が導出
されており、各電源母線58,59に電源スイッチ29
a,29bがそれぞれ設けられている。上記電源母線5
8,59間には、電源ランプ30及び抵抗60からなる
直列回路、定電圧回路61、ロースターユニット11の
ヒータ16及びこのヒータ16の通断電を制御するトラ
イアック62からなる直列回路が接続されている。
【0028】ここで、電源母線58のうちのヒータ16
と電源スイッチ29aとの間及び電源母線59のうちの
トライアック62と電源スイッチ29aとの間には、そ
れぞれ扉スイッチ53a及び53bが設けられている。
これにより、ヒータ16の通電路に扉スイッチ53が設
けられるようになっている。また、ヒータ16及びトラ
イアック62からなる直列回路の両端には、扉スイッチ
53のオンオフ状態を検出する検出手段である例えばフ
ォトカプラ63の発光ダイオード63a、抵抗64及び
ダイオード65からなる直列回路が並列に接続されてい
る。
【0029】一方、制御手段である例えばマイクロコン
ピュータ66は、上記定電圧回路61から所定の直流動
作電源が与えられるようになっている。このマイクロコ
ンピュータ66は、電源投入時にイニシャライズ回路6
7からリセット信号が与えられる。上記マイクロコンピ
ュータ66には、加熱調理運転を行うための制御プログ
ラムが記憶されている。
【0030】また、マイクロコンピュータ66は、駆動
回路68を介してトライアック62をオンオフ駆動し、
もってヒータ16を通断電制御するようになっている。
更に、マイクロコンピュータ66は、スイッチングトラ
ンジスタ69を介して報知手段である例えばブザー70
を通断電制御するようになっている。
【0031】上記マイクロコンピュータ66には、フォ
トカプラ63のフォトトランジスタ63bからの受光信
号が与えられると共に、前述した各種の操作スイッチを
有するスイッチ回路71から各種のスイッチ信号が与え
られる。また、マイクロコンピュータ66は、前述した
各種の表示LEDを有する表示回路72へ駆動信号を与
えて、各種の表示LEDを駆動制御するようになってい
る。尚、上述したマイクロコンピュータ66、トライア
ック62、フォトカプラ63等から成る制御装置は、前
記操作ユニット12内に配設されている。
【0032】次に、上記構成の作用を図1に示すタイム
チャートも参照して説明する。ロースター調理を行う場
合、電源スイッチ29をオンしておき、ロースター受け
21の網23上に魚22を載置すると共に、該ロースタ
ー受け21を加熱調理室13内へ収容する。
【0033】このとき、扉17をしっかり閉塞しなかっ
た場合、即ち、扉17が半開き状態で開放されている場
合、扉17のスイッチプッシャー24がスイッチレバー
54の受け部54aを押さないから、スイッチレバー5
4がコイルばね56により左回り方向へ回動して、スイ
ッチレバー54の当接部54bが扉スイッチ53の操作
子53aを押さない。これにより、扉スイッチ53即ち
扉スイッチ53a及び53bがオフされるから、ヒータ
16が断電されている。
【0034】従って、この状態で、使用者が図1に示す
ように時刻t1にてオンオフスイッチ33を押圧操作し
て調理を開始しようとしたとても、ヒータ16が通電さ
れることがない。そして、この場合、オンオフスイッチ
33の操作によるスイッチ信号を受けて、マイクロコン
ピュータ66は、トライアック62へ駆動信号を与える
が、扉スイッチ53a及び53bがオフされているか
ら、フォトカプラ63の発光ダイオード63aが通電さ
れない。
【0035】このため、発光ダイオード63aが発光し
ないから、フォトカプラ63のフォトトランジスタ63
bが受光動作せず、フォトトランジスタ63bからマイ
クロコンピュータ66へ受光信号が与えられない。これ
により、マイクロコンピュータ66は、扉スイッチ53
a及び53bがオフされていること、つまり扉17が開
放されていることを検出する。
【0036】続いて、マイクロコンピュータ66は、扉
17が開放されている状態でオンオフスイッチ33が操
作されたことを検出したから、スイッチングトランジス
タ69を間欠的にオンして、図1に示すように、ブザー
70を間欠的に通電駆動して鳴動させる。このブザー7
0の鳴動によって、使用者は扉17をしっかり閉塞しな
いでオンオフスイッチ33を操作したことを認識するこ
とができる。従って、使用者は、扉17が半開き状態で
あることに気付くから、時刻t2にて扉17の閉塞動作
を再び行い、扉17が完全に閉塞される。
【0037】扉17が閉塞すると、図2に示すように、
扉17のスイッチプッシャー24がスイッチレバー54
の受け部54aに当接して該スイッチレバー54を右回
り方向へ回動させる。これにより、スイッチレバー54
の当接部54bが扉スイッチ53の操作子53aを押し
て該扉スイッチ53即ち扉スイッチ53a及び53bを
オンする。
【0038】この状態で、使用者が時刻t3にてオンオ
フスイッチ33を押圧操作すると、マイクロコンピュー
タ66は、オンオフスイッチ33の操作によるスイッチ
信号を受けて、トライアック62へ駆動信号を与える。
この場合、扉スイッチ53a及び53bがオンされてい
るから、ヒータ16が通電駆動され、調理が開始され
る。そして、同時にフォトカプラ63の発光ダイオード
63aが通電されるから、発光ダイオード63aが発光
し、フォトカプラ63のフォトトランジスタ63bが受
光動作する。
【0039】このフォトトランジスタ63bからマイク
ロコンピュータ66へ受光信号が与えられることによ
り、マイクロコンピュータ66は、扉スイッチ53a及
び53bがオンされていること、つまり扉17が閉塞さ
れていることを検出する。そして、この場合には、マイ
クロコンピュータ66はブザー70を鳴動させない。
【0040】一方、ヒータ16の通電中に、例えば時刻
t4にて扉17が開放されたときには、扉スイッチ53
即ち扉スイッチ53a及び53bがオフされるから、ヒ
ータ16が断電される。尚、上部ユニット1側の加熱運
転は、従来構成と同様にして上記ロースターユニット1
1側の加熱運転と独立して行われるようになっている。
即ち、ロースターユニット11の扉17が開放されてい
る場合であっても、上部ユニット1用のオンオフスイッ
チ33(調理開始スイッチ)が操作されると、上部ユニ
ット1のハロゲンランプヒータ5へ通電開始されるよう
になっている。
【0041】このような構成の本実施例によれば、ヒー
タ16の通電路に設けた扉スイッチ53を、扉17が開
放されたときにオフし且つ扉17が閉塞されたときにオ
ンする構成としたので、扉17が開放されている状態で
オンオフスイッチ33を操作したとしてもヒータ16が
通電されることを防止できる。このため、例えば扉17
が半開き状態で加熱調理が実行されることがないから、
食品を美味しく調理することができる。
【0042】また、ヒータ16としてガラス管ヒータを
用いた構成の場合、ガラス管が割れたときに、扉17が
開放されたままでヒータ16へ通電されることがないか
ら、感電するおそれを確実に防止できる。特に、本実施
例では、図7に示すように、扉スイッチ53を構成する
2個の扉スイッチ53a,53bをヒータ16の両側に
設けるようにしたので、扉17が開放したときヒータ1
6を商用交流電源57から完全に遮断することができ、
ガラス管が割れたときに感電するおそれをより一層確実
に防止できる。
【0043】ところで、図5に示すように、調理台2の
天板3が可燃材で構成されている場合には、扉17が開
放されたままでヒータ16へ通電されると、加熱調理室
13の開口部から漏れ出る熱により、天板3が燃え出す
おそれもある。これに対して、上記実施例では、扉17
が開放されたままでヒータ16へ通電されることがない
から、天板3が燃え出すおそれを確実に防止し得る。特
に、天板3が高級な材料により構成されている際には、
天板3が熱により傷付くことがないから、より一層有効
な効果を奏する。
【0044】また、扉17が開放されている状態で、オ
ンオフスイッチ33が操作されたときには、ブザー70
を鳴動させる構成としたので、使用者が扉17をしっか
り閉塞しないでオンオフスイッチ33を操作したときに
は、使用者は、このブザー70の鳴動により扉17が半
開き状態であることに気付くことができる。従って、従
来構成とは異なり、加熱調理器が故障したのではないか
と誤認することを確実に防止できる。
【0045】更に、加熱調理室13の右側に、種々の操
作スイッチ及び制御装置を有する操作ユニット12を断
熱的に設け、この操作ユニット12のスイッチ基板部5
2に扉スイッチ53を配置する構成としたので、扉スイ
ッチ53専用の断熱対策を不要にでき、扉スイッチ53
を熱的に保護する構成を簡単化できる。特に、本実施例
では、扉スイッチ53と加熱調理室13との間の距離が
大きくなるから、扉スイッチ53が熱的な悪影響を受け
難くなる。
【0046】そして、この場合、操作ユニット12にス
イッチレバー54を扉17の開閉動作に連動して回動変
位するように設け、このスイッチレバー54の回動変位
に基づいて扉スイッチ53をオンオフする構成とするだ
けであるから、扉スイッチ54の動作機構がそれほど複
雑化することもない。
【0047】また、制御装置を有する操作ユニット12
に扉スイッチ53を配置する構成であるから、操作ユニ
ット12を組立てる際に、扉スイッチ53のリード線を
制御装置側へ接続する作業を行うことができるようにな
り、配線作業等を容易に行うことができ、組立作業性が
向上する。
【0048】
【考案の効果】本考案は、以上説明した通りであるので
次の効果を得ることができる。
【0049】請求項1の加熱調理器においては、操作ユ
ニット内に設けられ上部ユニット及び下部ユニットの各
ヒータを通電制御する1つの制御装置と、下部ユニット
のガラス管ヒータの一方の端子と交流電源の一方の端子
との間及びガラス管ヒータの他方の端子と交流電源の他
方の端子との間にそれぞれ設けられ下部ユニットの扉が
閉塞されることに応じてオンし、扉が開放されることに
応じてオフする2個の扉スイッチとを備え、そして、下
部ユニットの扉が開放されている状態で下部ユニット用
の調理開始スイッチが操作されたときには報知動作を行
い、上部ユニット用の調理開始スイッチが操作されたと
きには下部ユニットの扉の開閉状態に関係なく上部ユニ
ットのランプヒータを通電開始するように構成したの
で、下部ユニットの扉が開放されている状態で下部ユニ
ットのガラス管ヒータが通電されること並びに下部ユニ
ットのガラス管ヒータがわれたような場合に感電するこ
を防止できる。また、下部ユニット用の調理開始スイ
ッチを操作したときに下部ユニットの扉が開放されてい
ることを使用者が確実に認識することができる。更に、
上部ユニット用の調理開始スイッチが操作されたときに
は、下部ユニットの扉の開閉状態に関係なく上部ユニッ
トのランプヒータを通電開始する構成であるから、使用
者が下部ユニットの扉をしっかり閉塞していない場合
(いわゆる半ドア時)でも、使用者は上部ユニット側で
加熱調理を実行することができる。
【0050】請求項2の加熱調理器においては、加熱調
理室の側方に操作ユニットを断熱的に設け、この操作ユ
ニット内に2個の扉スイッチを配置する構成としたの
で、扉スイッチ専用の断熱対策を不要にできて、扉スイ
ッチを熱的に保護する構成を簡単化できると共に、組立
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すタイムチャート
【図2】ロースターユニット及び操作ユニットの横断面
【図3】操作ユニットの部分縦断側面図
【図4】全体の斜視図
【図5】ロースターユニットの縦断側面図
【図6】操作パネル部の正面図
【図7】電気回路図
【符号の説明】
1は上部ユニット、2は調理台、3は天板、5はハロゲ
ンランプヒータ、6は加熱部、7は加熱部、8はニクロ
ム線加熱部、11はロースターユニット(下部ユニッ
ト)、12は操作ユニット、13は加熱調理室、16は
ヒータ、17は扉、21はロースター受け、22は魚
(食品)、28は操作パネル部、33、36はオンオフ
スイッチ(調理開始スイッチ)、53は扉スイッチ、5
4はスイッチレバー(連動部材)、56はコイルばね、
63はフォトカプラ、66はマイクロコンピュータ、7
0はブザー(報知手段)を示す。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トッププレート及びこのトッププレート
    の下方に設けられ該トッププレート上の被加熱物を加熱
    するランプヒータを備えて成る上部ユニットと、 この上部ユニットの下方に設けられた加熱調理室、この
    加熱調理室内の食品を加熱調理するガラス管ヒータ及び
    前記加熱調理室の前面開口部を開閉する扉を備えて成る
    下部ユニットと、 前記上部ユニット用の複数の操作スイッチ及び前記下部
    ユニット用の複数の操作スイッチが配設された操作ユニ
    ットと、 この操作ユニット内に設けられ、前記上部ユニット及び
    前記下部ユニットの各ヒータを通電制御する1つの制御
    装置と、 前記下部ユニットのガラス管ヒータの一方の端子と交流
    電源の一方の端子との間及び前記ガラス管ヒータの他方
    の端子と交流電源の他方の端子との間にそれぞれ設けら
    れ、前記下部ユニットの扉が閉塞されることに応じてオ
    ンし、前記扉が開放されることに応じてオフする2個の
    扉スイッチとを備え、 前記制御装置は、 前記下部ユニットの扉が開放されてい
    る状態で前記下部ユニット用の調理開始スイッチが操作
    されたときには報知動作を行い、前記上部ユニット用の
    調理開始スイッチが操作されたときには前記下部ユニッ
    トの扉の開閉状態に関係なく前記上部ユニットのランプ
    ヒータを通電開始するように構成されていることを特徴
    とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記操作ユニットを前記下部ユニットの
    加熱調理室の側方に断熱的に設け、 この操作ユニット内に前記2個の扉スイッチを配置し、 そして、前記操作ユニットに連動部材を前記下部ユニッ
    トの扉の開閉動作に連動して変位すると共にその変位に
    基づいて前記2個の扉スイッチをオンオフするように設
    けたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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