JP2730412B2 - 高周波加熱装置の電源遮断装置 - Google Patents
高周波加熱装置の電源遮断装置Info
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- JP2730412B2 JP2730412B2 JP4173019A JP17301992A JP2730412B2 JP 2730412 B2 JP2730412 B2 JP 2730412B2 JP 4173019 A JP4173019 A JP 4173019A JP 17301992 A JP17301992 A JP 17301992A JP 2730412 B2 JP2730412 B2 JP 2730412B2
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- switch
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子レンジ等高周波
加熱装置の発振停止を行う電源遮断装置に関するもので
ある。
加熱装置の発振停止を行う電源遮断装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に電子レンジ等の高周波加熱装置は
数千ボルトの高圧電源回路を有することから、電気用品
取締法上、種々の厳格な要求がなされている。
数千ボルトの高圧電源回路を有することから、電気用品
取締法上、種々の厳格な要求がなされている。
【0003】その1つとして、例えばドア開時には必ず
高周波発振器であるマグネトロンの発振動作が停止され
る構成であることが必要とされており、しかも、それは
ドアの開閉に連動して確実にマグネトロンの電源をOF
F/ONすることができる電気的に相互に独立した少な
くとも2組以上の直列の開閉スイッチを用いて実現する
ことが要件となっている。
高周波発振器であるマグネトロンの発振動作が停止され
る構成であることが必要とされており、しかも、それは
ドアの開閉に連動して確実にマグネトロンの電源をOF
F/ONすることができる電気的に相互に独立した少な
くとも2組以上の直列の開閉スイッチを用いて実現する
ことが要件となっている。
【0004】そこで、該要件を充足するために、従来よ
り加熱室の開口部周縁に設けられたラッチスイッチとド
アの開閉をガイドするヒンジレバーに関連するドアスイ
ッチの2組のスイッチが設けられている。
り加熱室の開口部周縁に設けられたラッチスイッチとド
アの開閉をガイドするヒンジレバーに関連するドアスイ
ッチの2組のスイッチが設けられている。
【0005】今、該ラッチスイッチとドアスイッチの2
組のスイッチを備えた従来の高周波加熱装置の機械的な
構成を図5ないし図7に、また電気的な構成を図8に各
々示す。
組のスイッチを備えた従来の高周波加熱装置の機械的な
構成を図5ないし図7に、また電気的な構成を図8に各
々示す。
【0006】先ず、図5は、当該高周波加熱装置1の全
体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体の内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体の内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
【0007】また、該加熱室2の底部には調理物載置用
のターンテーブル3が回転可能に設置されている。そし
て、該加熱室2の正面側開口部19周縁の筺体部前面プ
レート1aの右側部上方には後述するドア16側の押圧
ピン81の挿入により図6および図7に示すようにラッ
チスイッチ62操作用の作動レバー61の操作端(上端)
61aを押圧するための開孔82が設けられている。さ
らに、上記開口部19にはファインダー部17を形成し
たドア16がヒンジ68およびヒンジレバー69により
支持されて上下方向に開閉可能な状態で取付けられてい
る。そして、該ドア16の上記筺体側の開孔82に対応
した本体部裏側の金属製フレーム面16bには、ラッチ
スイッチ62作動レバー61の操作端押圧用の押圧ピン
81が設けられている。なお、符号16aは上記ドア1
6の把手部を示す。
のターンテーブル3が回転可能に設置されている。そし
て、該加熱室2の正面側開口部19周縁の筺体部前面プ
レート1aの右側部上方には後述するドア16側の押圧
ピン81の挿入により図6および図7に示すようにラッ
チスイッチ62操作用の作動レバー61の操作端(上端)
61aを押圧するための開孔82が設けられている。さ
らに、上記開口部19にはファインダー部17を形成し
たドア16がヒンジ68およびヒンジレバー69により
支持されて上下方向に開閉可能な状態で取付けられてい
る。そして、該ドア16の上記筺体側の開孔82に対応
した本体部裏側の金属製フレーム面16bには、ラッチ
スイッチ62作動レバー61の操作端押圧用の押圧ピン
81が設けられている。なお、符号16aは上記ドア1
6の把手部を示す。
【0008】一方、上記筺体部の右側部空間70内に
は、例えば図6および図7に示すように、上記ラッチス
イッチ作動レバー61および該ラッチスイッチ作動レバ
ー61によりON/OFF作動せしめられるラッチスイ
ッチ62、並びにヒンジレバー69および該ヒンジレバ
ー69によってON/OFF作動せしめられるドアスイ
ッチ91が各々設けられている。
は、例えば図6および図7に示すように、上記ラッチス
イッチ作動レバー61および該ラッチスイッチ作動レバ
ー61によりON/OFF作動せしめられるラッチスイ
ッチ62、並びにヒンジレバー69および該ヒンジレバ
ー69によってON/OFF作動せしめられるドアスイ
ッチ91が各々設けられている。
【0009】先ず、上記ラッチスイッチ作動レバー61
は、上記筺体開口部19周縁の前面プレート1aの背後
に位置して上下方向に配設されているとともに支軸60
によって矢印(イ),(ハ)又は(ロ),(ニ)方向に回動可能に
支持されており、常時コイルスプリング64によって矢
印(イ),(ハ)方向、つまり、その作動端61bが上記ラッ
チスイッチ62の操作ボタン62aを押圧せずにスイッ
チ部をOFF作動せしめる回動方向に付勢されている。
従って、上記ドア16が、その把手部16aを利用して
矢印(ホ)方向に開放された図5の状態では、上記ラッチ
スイッチ作動レバー61の操作端61aは上記前面プレ
ート1aの開孔82の裏面に当接して当該開孔82を塞
いだ状態に保持される一方、他方、その作動端61bは
上記ラッチスイッチ62の操作ボタン62aを外れた図
示仮想線の最後端位置に保持される。そして、その結
果、該状態では上記ラッチスイッチ62の操作ボタン6
2aが内部付勢バネの作用で上方に突出し、上記ラッチ
スイッチ62の接点部をOFF(開)にする。
は、上記筺体開口部19周縁の前面プレート1aの背後
に位置して上下方向に配設されているとともに支軸60
によって矢印(イ),(ハ)又は(ロ),(ニ)方向に回動可能に
支持されており、常時コイルスプリング64によって矢
印(イ),(ハ)方向、つまり、その作動端61bが上記ラッ
チスイッチ62の操作ボタン62aを押圧せずにスイッ
チ部をOFF作動せしめる回動方向に付勢されている。
従って、上記ドア16が、その把手部16aを利用して
矢印(ホ)方向に開放された図5の状態では、上記ラッチ
スイッチ作動レバー61の操作端61aは上記前面プレ
ート1aの開孔82の裏面に当接して当該開孔82を塞
いだ状態に保持される一方、他方、その作動端61bは
上記ラッチスイッチ62の操作ボタン62aを外れた図
示仮想線の最後端位置に保持される。そして、その結
果、該状態では上記ラッチスイッチ62の操作ボタン6
2aが内部付勢バネの作用で上方に突出し、上記ラッチ
スイッチ62の接点部をOFF(開)にする。
【0010】他方、これとは逆に図6および図7の実線
に示すように、ドア16が完全に閉じられると、上記ド
ア16側の押圧ピン81が上記開孔82を介して筺体内
部に挿入され、上記ラッチスイッチ作動レバー61の操
作端61aを矢印(ロ)方向に押圧するので、同ラッチス
イッチ作動レバー61の作動端61bが図示矢印(ニ)方
向に回動して上記ラッチスイッチ62の操作ボタン62
aを押圧してラッチスイッチ62の接点部をON(閉)に
する。
に示すように、ドア16が完全に閉じられると、上記ド
ア16側の押圧ピン81が上記開孔82を介して筺体内
部に挿入され、上記ラッチスイッチ作動レバー61の操
作端61aを矢印(ロ)方向に押圧するので、同ラッチス
イッチ作動レバー61の作動端61bが図示矢印(ニ)方
向に回動して上記ラッチスイッチ62の操作ボタン62
aを押圧してラッチスイッチ62の接点部をON(閉)に
する。
【0011】一方、ドアスイッチ91は、図7に詳細に
示すように上記ドア16の開閉をガイドするヒンジレバ
ー69の後端部上方に位置して設けられており、上記ド
ア16の開閉に連動して図示仮想線の軌跡に示すように
移動するヒンジレバー69のドアスイッチ操作片87に
よって回動操作されるドアスイッチ作動レバー95の矢
印(ヘ),(チ)又は(ト),(リ)方向の回動動作によって操作
ボタン91aが操作されてON/OFF作動せしめられ
るようになっている。
示すように上記ドア16の開閉をガイドするヒンジレバ
ー69の後端部上方に位置して設けられており、上記ド
ア16の開閉に連動して図示仮想線の軌跡に示すように
移動するヒンジレバー69のドアスイッチ操作片87に
よって回動操作されるドアスイッチ作動レバー95の矢
印(ヘ),(チ)又は(ト),(リ)方向の回動動作によって操作
ボタン91aが操作されてON/OFF作動せしめられ
るようになっている。
【0012】すなわち、上述の場合同様、先ずドア16
が矢印(ホ)方向に開放されると、それに応じて上記ヒン
ジレバー69も図7の仮想線に示すように順次引き出さ
れて行き、ドア16開放初期の段階で、上記ドアスイッ
チ操作片87が上記ドアスイッチ作動レバー95の操作
端95aを矢印(ヘ)方向に回動させる。
が矢印(ホ)方向に開放されると、それに応じて上記ヒン
ジレバー69も図7の仮想線に示すように順次引き出さ
れて行き、ドア16開放初期の段階で、上記ドアスイッ
チ操作片87が上記ドアスイッチ作動レバー95の操作
端95aを矢印(ヘ)方向に回動させる。
【0013】その結果、ドアスイッチ作動レバー95の
作動端95bが矢印(ト)方向に回動して上記ドアスイッ
チ91の操作ボタン91aの押圧状態を開放し、ドアス
イッチ91の接点部がOFF(開)になる。
作動端95bが矢印(ト)方向に回動して上記ドアスイッ
チ91の操作ボタン91aの押圧状態を開放し、ドアス
イッチ91の接点部がOFF(開)になる。
【0014】他方、これとは逆にドア16が図示実線の
状態に閉じられると、上記ヒンジレバー69は上記と反
対方向に動いて、上記ドアスイッチ作動レバー95を矢
印(チ),(リ)方向に回動させて上記ドアスイッチ91の
操作ボタン91aを押圧して当該ドアスイッチ91のス
イッチ部をON(閉)にする。
状態に閉じられると、上記ヒンジレバー69は上記と反
対方向に動いて、上記ドアスイッチ作動レバー95を矢
印(チ),(リ)方向に回動させて上記ドアスイッチ91の
操作ボタン91aを押圧して当該ドアスイッチ91のス
イッチ部をON(閉)にする。
【0015】そして、上記ラッチスイッチ62およびド
アスイッチ91は、サーモその他のスイッチ類とともに
例えば図8の回路に示すように、電源(AC100V)と
マグネトロン13との間に各々直列に組込まれている
(後述)。
アスイッチ91は、サーモその他のスイッチ類とともに
例えば図8の回路に示すように、電源(AC100V)と
マグネトロン13との間に各々直列に組込まれている
(後述)。
【0016】一方、上記筺体正面側の上記加熱室2の開
口部19の上記右側部空間70の前部には当該高周波加
熱装置の各種の機能を操作・制御するための操作パネル
部26が設置されている。該操作パネル部26には、例
えば図5に詳細に示すように、先ず上方側から下方側に
かけて、表示部(液晶表示部)34、マニュアルメニュー
用の加熱時間設定キー(5分用27a,、1分用27b、1
0秒用27cの2つのキーよりなる)、手動加熱キー群
(生もの解凍、トースター、ピザ加熱、おかゆの4つの
キーよりなる)29、自動加熱キー群(酒のかん、トース
ト、冷凍トースト、炊飯の4つのキーよりなる)30、
マニュアルメニュー指定キー41、オートメニュー指定
キー42、スタートキー43、取消しキー44、仕上り
調節キー45などが各々適切に操作性良く配設されてい
る。
口部19の上記右側部空間70の前部には当該高周波加
熱装置の各種の機能を操作・制御するための操作パネル
部26が設置されている。該操作パネル部26には、例
えば図5に詳細に示すように、先ず上方側から下方側に
かけて、表示部(液晶表示部)34、マニュアルメニュー
用の加熱時間設定キー(5分用27a,、1分用27b、1
0秒用27cの2つのキーよりなる)、手動加熱キー群
(生もの解凍、トースター、ピザ加熱、おかゆの4つの
キーよりなる)29、自動加熱キー群(酒のかん、トース
ト、冷凍トースト、炊飯の4つのキーよりなる)30、
マニュアルメニュー指定キー41、オートメニュー指定
キー42、スタートキー43、取消しキー44、仕上り
調節キー45などが各々適切に操作性良く配設されてい
る。
【0017】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
【0018】該操作パネル部26は、コンピュータを中
心として構成された電子レンジコントロール用の制御ユ
ニット20(図8参照)とデータバスおよびコントロール
バスを介して接続されていて自由に入出力信号の送受が
行えるようになっている。
心として構成された電子レンジコントロール用の制御ユ
ニット20(図8参照)とデータバスおよびコントロール
バスを介して接続されていて自由に入出力信号の送受が
行えるようになっている。
【0019】さらに、上記高周波加熱装置1の筺体内部
には、上記加熱室2内のターンテーブル3上に載置され
た調理皿5上の被加熱物40にマイクロ波を放射吸収さ
せることによって加熱するマグネトロン13と、当該加
熱室2内の被加熱物に必要に応じ赤外線を照射すること
によって加熱する上下ヒータH1,H2およびヒータ回路
と、換気用のファンおよびファンモータ12とが各々設
置されている。そして、上記制御ユニット20とターン
テーブルモータ4との間にはターンテーブルモータ駆動
回路が、また同制御ユニット20と上記ファンモータ1
2との間にはファンモータ駆動回路が、さらに同制御ユ
ニット20と上記マグネトロン13との間にはマグネト
ロン駆動部が各々介設されている。
には、上記加熱室2内のターンテーブル3上に載置され
た調理皿5上の被加熱物40にマイクロ波を放射吸収さ
せることによって加熱するマグネトロン13と、当該加
熱室2内の被加熱物に必要に応じ赤外線を照射すること
によって加熱する上下ヒータH1,H2およびヒータ回路
と、換気用のファンおよびファンモータ12とが各々設
置されている。そして、上記制御ユニット20とターン
テーブルモータ4との間にはターンテーブルモータ駆動
回路が、また同制御ユニット20と上記ファンモータ1
2との間にはファンモータ駆動回路が、さらに同制御ユ
ニット20と上記マグネトロン13との間にはマグネト
ロン駆動部が各々介設されている。
【0020】以上のように構成された高周波加熱装置の
構成を電気回路図にして示すと、例えば図8のようにな
る。
構成を電気回路図にして示すと、例えば図8のようにな
る。
【0021】図8中、符号STは加熱防止用のサーモス
タットスイッチ、RS1は上記操作パネル26側のスタ
ートキー43のONに連動してON動作されるリレー接
点、L1は同リレー接点RS1のONにより励磁される庫
内ランプ、RS2,RS3はオーブン又はトーストメニュ
ーに対応した操作キーのON操作に対応してONになる
上下ヒータH1,H2加熱用のリレー接点、RS4はマグネ
トロンOFF用のリレー接点、RS5は高圧リレー接
点、RS6はレンジ/オーブン切替用のリレー接点、TR
は高圧トランス、MSはヒューズ溶断用のモニタースイ
ッチである。
タットスイッチ、RS1は上記操作パネル26側のスタ
ートキー43のONに連動してON動作されるリレー接
点、L1は同リレー接点RS1のONにより励磁される庫
内ランプ、RS2,RS3はオーブン又はトーストメニュ
ーに対応した操作キーのON操作に対応してONになる
上下ヒータH1,H2加熱用のリレー接点、RS4はマグネ
トロンOFF用のリレー接点、RS5は高圧リレー接
点、RS6はレンジ/オーブン切替用のリレー接点、TR
は高圧トランス、MSはヒューズ溶断用のモニタースイ
ッチである。
【0022】また、上記制御ユニット20は制御基板5
0上に電源回路(定電圧電源回路)53を介して設けられ
ており、ドア開閉信号を得るために、上述のラッチスイ
ッチ62に連動してON/OFFするドア信号スイッチ
DS1が外付けされている。
0上に電源回路(定電圧電源回路)53を介して設けられ
ており、ドア開閉信号を得るために、上述のラッチスイ
ッチ62に連動してON/OFFするドア信号スイッチ
DS1が外付けされている。
【0023】したがって、該構成では、上述のようにド
ア16が開放されると、必ず上述したラッチスイッチ6
2とドアスイッチ91の両方がOFFになって、上記ヒ
ータH1,H2、ファンモータ12、ターンテーブルモー
タ4、マグネトロン13への通電が確実に遮断されるよ
うになっている。
ア16が開放されると、必ず上述したラッチスイッチ6
2とドアスイッチ91の両方がOFFになって、上記ヒ
ータH1,H2、ファンモータ12、ターンテーブルモー
タ4、マグネトロン13への通電が確実に遮断されるよ
うになっている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところが、該従来の電
源遮断装置の構成では、ドア側に上記ラッチスイッチを
作動させるための作動レバー押圧用のピン部材が必要で
あり、該ピン部材がドア周縁部分の所に突出しているた
めに非常に見映えが悪く、また調理物出入操作時の邪魔
になる欠点がある。該欠点を改善するために、例えば筺
体側前面にON/OFFピンを突出させることも考えら
れるが、そのようにすると指で押されることも生じ、好
ましくない。
源遮断装置の構成では、ドア側に上記ラッチスイッチを
作動させるための作動レバー押圧用のピン部材が必要で
あり、該ピン部材がドア周縁部分の所に突出しているた
めに非常に見映えが悪く、また調理物出入操作時の邪魔
になる欠点がある。該欠点を改善するために、例えば筺
体側前面にON/OFFピンを突出させることも考えら
れるが、そのようにすると指で押されることも生じ、好
ましくない。
【0025】しかも、上記従来の構成ではラッチスイッ
チを作動させるための作動レバーが必要とされ、機構的
にも複雑であり、ドアの開閉動作に対するスイッチ側O
N/OFF動作の応答性も悪いなどの問題がある。
チを作動させるための作動レバーが必要とされ、機構的
にも複雑であり、ドアの開閉動作に対するスイッチ側O
N/OFF動作の応答性も悪いなどの問題がある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記従来の
問題を解決することを目的としてなされたもので、次の
ように構成されている。
問題を解決することを目的としてなされたもので、次の
ように構成されている。
【0027】すなわち、本願発明の高周波加熱装置の電
源遮断装置は、加熱室を有する高周波加熱装置本体と、
該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部にに設けら
れ、当該加熱室開口部を開閉するドアと、マイクロ波出
力により上記加熱室内の被加熱物を加熱する高周波発振
器と、上記ドアの開閉操作に対応して上記高周波発振器
への通電状態を制御する電源開閉手段とを備えてなる高
周波加熱装置において、上記電源開閉手段を、上記ドア
閉時におけるドア磁性金属部の近接によりON動作する
一方、同ドア開時におけるドア磁性金属部の離間により
OFF動作する近接スイッチと、該近接スイッチのO
N,OFF動作に対応して作動する開閉制御回路と、該
開閉制御回路によって開閉制御される開閉接点とから構
成し、上記開閉制御回路を制御基板に、開閉接点を電源
回路に、それぞれ設けたものとなっている。
源遮断装置は、加熱室を有する高周波加熱装置本体と、
該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部にに設けら
れ、当該加熱室開口部を開閉するドアと、マイクロ波出
力により上記加熱室内の被加熱物を加熱する高周波発振
器と、上記ドアの開閉操作に対応して上記高周波発振器
への通電状態を制御する電源開閉手段とを備えてなる高
周波加熱装置において、上記電源開閉手段を、上記ドア
閉時におけるドア磁性金属部の近接によりON動作する
一方、同ドア開時におけるドア磁性金属部の離間により
OFF動作する近接スイッチと、該近接スイッチのO
N,OFF動作に対応して作動する開閉制御回路と、該
開閉制御回路によって開閉制御される開閉接点とから構
成し、上記開閉制御回路を制御基板に、開閉接点を電源
回路に、それぞれ設けたものとなっている。
【0028】
【作用】すなわち、本願発明の高周波加熱装置の電源遮
断装置では、上記のように、加熱室を有する高周波加熱
装置本体と、該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部
にに設けられ、当該加熱室開口部を開閉するドアと、マ
イクロ波出力により上記加熱室内の被加熱物を加熱する
高周波発振器と、上記ドアの開閉操作に対応して上記高
周波発振器への通電状態を制御する電源開閉手段とを備
えてなる高周波加熱装置において、先ず上記電源開閉手
段を、上記ドア閉時におけるドア磁性金属部の近接によ
りON動作する一方、同ドア開時におけるドア磁性金属
部の離間によりOFF動作する近接スイッチと、該近接
スイッチのON,OFF動作に対応して作動する開閉制
御回路と、該開閉制御回路によって開閉制御される開閉
接点とにより構成しているので、ドアの開閉を検出する
のに機械的な作動部材や連動機構を必要とすることな
く、応答性も良くなる。そして、従来のように、ドアに
開閉スイッチの操作ピン部材を本体から突出させる構成
を採る必要がないので、ドアの見映えが良くなり、突出
部からの塵埃の侵入を防止することができる。また作動
レバー等の機械的な連動機構が不要となるので、同機構
の機械的摩耗による故障の原因が解消される。
断装置では、上記のように、加熱室を有する高周波加熱
装置本体と、該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部
にに設けられ、当該加熱室開口部を開閉するドアと、マ
イクロ波出力により上記加熱室内の被加熱物を加熱する
高周波発振器と、上記ドアの開閉操作に対応して上記高
周波発振器への通電状態を制御する電源開閉手段とを備
えてなる高周波加熱装置において、先ず上記電源開閉手
段を、上記ドア閉時におけるドア磁性金属部の近接によ
りON動作する一方、同ドア開時におけるドア磁性金属
部の離間によりOFF動作する近接スイッチと、該近接
スイッチのON,OFF動作に対応して作動する開閉制
御回路と、該開閉制御回路によって開閉制御される開閉
接点とにより構成しているので、ドアの開閉を検出する
のに機械的な作動部材や連動機構を必要とすることな
く、応答性も良くなる。そして、従来のように、ドアに
開閉スイッチの操作ピン部材を本体から突出させる構成
を採る必要がないので、ドアの見映えが良くなり、突出
部からの塵埃の侵入を防止することができる。また作動
レバー等の機械的な連動機構が不要となるので、同機構
の機械的摩耗による故障の原因が解消される。
【0029】一方、その上で上記開閉制御回路を制御基
板に設けるとともに、その開閉接点を電源回路側に設け
て構成しており、電源回路中には制御基板側の開閉制御
回路によって開閉制御される開閉接点のみを設け、該開
閉接点を上記のように近接スイッチのドアの開閉に伴う
ON・OFF動作に対応して間接的にON・OFF制御
する。そして、上記のように開閉制御回路は制御基板上
に設けられているので、その出力は、例えば同じ制御基
板上の制御ユニットに対してドアの開閉状態を示すドア
開閉状態表示信号として容易に入力させることができ
る。
板に設けるとともに、その開閉接点を電源回路側に設け
て構成しており、電源回路中には制御基板側の開閉制御
回路によって開閉制御される開閉接点のみを設け、該開
閉接点を上記のように近接スイッチのドアの開閉に伴う
ON・OFF動作に対応して間接的にON・OFF制御
する。そして、上記のように開閉制御回路は制御基板上
に設けられているので、その出力は、例えば同じ制御基
板上の制御ユニットに対してドアの開閉状態を示すドア
開閉状態表示信号として容易に入力させることができ
る。
【0030】
【発明の効果】したがって、従来のように、ドアに開閉
スイッチの操作ピン部材を本体から突出させる構成を採
る必要がなく、ドアの見映えが良くなり、突出部からの
塵埃の侵入を防止することができる。また作動レバー等
の機械的な連動機構も不要となり、同機構の機械的摩耗
による故障の原因が解消される。
スイッチの操作ピン部材を本体から突出させる構成を採
る必要がなく、ドアの見映えが良くなり、突出部からの
塵埃の侵入を防止することができる。また作動レバー等
の機械的な連動機構も不要となり、同機構の機械的摩耗
による故障の原因が解消される。
【0031】さらに、近接スイッチの出力により制御基
板内でドアの開閉状態を表す信号を形成できるから、従
来のような外付けのドア信号スイッチが不要となる。
板内でドアの開閉状態を表す信号を形成できるから、従
来のような外付けのドア信号スイッチが不要となる。
【0032】
【実施例】図1〜図4は、本願発明の実施例に係る電源
遮断装置を備えた高周波加熱装置の構成を示している。
遮断装置を備えた高周波加熱装置の構成を示している。
【0033】先ず、図1は、当該高周波加熱装置1の全
体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体の内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体の内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
【0034】また、該加熱室2の底部には調理物載置用
のターンテーブル3が回転可能に設置されている。そし
て、該加熱室2の正面側開口部19周縁右側部上方の筺
体部前面プレート1aには後述するラッチスイッチ18
の感知面18a部嵌装用の開孔部35が設けられてい
る。そして、該開口部35の裏面側には後述するように
ラッチスイッチ18が取付けられている。
のターンテーブル3が回転可能に設置されている。そし
て、該加熱室2の正面側開口部19周縁右側部上方の筺
体部前面プレート1aには後述するラッチスイッチ18
の感知面18a部嵌装用の開孔部35が設けられてい
る。そして、該開口部35の裏面側には後述するように
ラッチスイッチ18が取付けられている。
【0035】さらに、上記筺体右側部の空間70下部に
は、例えば図7に示した従来のものと同様のヒンジレバ
ー69および該ヒンジレバー69によってON/OFF
作動せしめられるドアスイッチ91が同様にして設けら
れている(図示省略)。
は、例えば図7に示した従来のものと同様のヒンジレバ
ー69および該ヒンジレバー69によってON/OFF
作動せしめられるドアスイッチ91が同様にして設けら
れている(図示省略)。
【0036】一方、上記筺体正面側の上記加熱室2の開
口部19の右側部(上記右側空間部70の前部)には上述
した従来のものと同様に当該高周波加熱装置の各種の機
能を操作・制御するための操作パネル部26が設置され
ている。該操作パネル部26には、例えば図1に詳細に
示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱時間設
定キー(5分用27a,、1分用27b、10秒用27cの
2つのキーよりなる)、手動加熱キー群(生もの解凍、ト
ースター、ピザ加熱、おかゆの4つのキーよりなる)2
9、自動加熱キー群(酒のかん、トースト、冷凍トース
ト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニュアルメニ
ュー指定キー41、オートメニュー指定キー42、スタ
ートキー43、取消しキー44、仕上り調節キー45が
各々適切に操作性良く配設されている。
口部19の右側部(上記右側空間部70の前部)には上述
した従来のものと同様に当該高周波加熱装置の各種の機
能を操作・制御するための操作パネル部26が設置され
ている。該操作パネル部26には、例えば図1に詳細に
示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱時間設
定キー(5分用27a,、1分用27b、10秒用27cの
2つのキーよりなる)、手動加熱キー群(生もの解凍、ト
ースター、ピザ加熱、おかゆの4つのキーよりなる)2
9、自動加熱キー群(酒のかん、トースト、冷凍トース
ト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニュアルメニ
ュー指定キー41、オートメニュー指定キー42、スタ
ートキー43、取消しキー44、仕上り調節キー45が
各々適切に操作性良く配設されている。
【0037】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
【0038】該操作パネル部26は、コンピュータを中
心として構成された電子レンジコントロール用の制御ユ
ニット20とデータバスおよびコントロールバスを介し
て接続されていて自由に入出力信号の送受が行えるよう
になっている。
心として構成された電子レンジコントロール用の制御ユ
ニット20とデータバスおよびコントロールバスを介し
て接続されていて自由に入出力信号の送受が行えるよう
になっている。
【0039】さらに、上記高周波加熱装置1の筺体内部
には、従来同様上記加熱室2内のターンテーブル3上に
載置された調理皿5上の被加熱物40にマイクロ波を放
射吸収させることによって加熱するマグネトロン13
と、当該加熱室2内の被加熱物に必要に応じ赤外線を照
射することによって加熱する上下ヒータH1,H2および
ヒータ回路と、換気用のファンおよびファンモータ12
とが各々設置されている。そして、上記制御ユニット2
0とターンテーブルモータ4との間にはターンテーブル
モータ駆動回路が、また同制御ユニット20と上記ファ
ンモータ12との間にはファンモータ駆動回路が、さら
に同制御ユニット20と上記マグネトロン13との間に
はマグネトロン駆動部が各々介設されている。
には、従来同様上記加熱室2内のターンテーブル3上に
載置された調理皿5上の被加熱物40にマイクロ波を放
射吸収させることによって加熱するマグネトロン13
と、当該加熱室2内の被加熱物に必要に応じ赤外線を照
射することによって加熱する上下ヒータH1,H2および
ヒータ回路と、換気用のファンおよびファンモータ12
とが各々設置されている。そして、上記制御ユニット2
0とターンテーブルモータ4との間にはターンテーブル
モータ駆動回路が、また同制御ユニット20と上記ファ
ンモータ12との間にはファンモータ駆動回路が、さら
に同制御ユニット20と上記マグネトロン13との間に
はマグネトロン駆動部が各々介設されている。
【0040】ところで、上記本実施例のラッチスイッチ
18は、例えば図2および図3に示すように、その前面
側感知面部18aに金属(鉄、ニッケル等の磁性金属)が
近接したことを感知してONになる一方、同金属が離間
した時にOFFになる無接点式の磁気型近接スイッチに
より構成されており、それ自体としては全くON/OF
F用の機械的な作動ストロークを必要としない構成とな
っている。
18は、例えば図2および図3に示すように、その前面
側感知面部18aに金属(鉄、ニッケル等の磁性金属)が
近接したことを感知してONになる一方、同金属が離間
した時にOFFになる無接点式の磁気型近接スイッチに
より構成されており、それ自体としては全くON/OF
F用の機械的な作動ストロークを必要としない構成とな
っている。
【0041】すなわち、該ラッチスイッチ18は、上述
した従来のラッチスイッチ作動用のピン嵌挿用開口82
部と略同様の位置に形成された上記大径の開口部35の
背後に位置して樹脂モールドされた筒状のスイッチ部本
体を取付ブラケット24および2枚のナット部を有する
挾着ナット25を介して筺体部前面プレート1aに対し
取付けて設置されている。そして、その前面側感知面部
18aを上記筺体部前面プレート1aの上記開口35部に
臨ませられており、上記ドア16のファインダー部17
周縁の磁性金属製のフレーム面16bの近接又は離間を
磁気的に検知してON又はOFF作動するようになって
いる。該ラッチスイッチ18は、その後端側に設けられ
た接続端子18bを介して例えば図4に示す制御ユニッ
ト20用の制御基板50上に新たに設けられたラッチ用
開閉制御回路71に対して接続されている。
した従来のラッチスイッチ作動用のピン嵌挿用開口82
部と略同様の位置に形成された上記大径の開口部35の
背後に位置して樹脂モールドされた筒状のスイッチ部本
体を取付ブラケット24および2枚のナット部を有する
挾着ナット25を介して筺体部前面プレート1aに対し
取付けて設置されている。そして、その前面側感知面部
18aを上記筺体部前面プレート1aの上記開口35部に
臨ませられており、上記ドア16のファインダー部17
周縁の磁性金属製のフレーム面16bの近接又は離間を
磁気的に検知してON又はOFF作動するようになって
いる。該ラッチスイッチ18は、その後端側に設けられ
た接続端子18bを介して例えば図4に示す制御ユニッ
ト20用の制御基板50上に新たに設けられたラッチ用
開閉制御回路71に対して接続されている。
【0042】以上のように構成された本実施例の高周波
加熱装置の構成を電気回路図にして示すと図4のように
なる。
加熱装置の構成を電気回路図にして示すと図4のように
なる。
【0043】図4中、上述した従来の回路(図8のもの)
と同様に、先ずSTは加熱防止用のサーモスタットスイ
ッチ、RS1はスタートキーのONに連動してON動作
されるリレー接点、L1は同リレー接点RS1のONによ
り励磁される庫内ランプ、RS2,RS3はオーブン又は
トーストメニューに対応した操作キーのON操作に対応
してONになる上下ヒータ加熱用のリレー接点、RS4
はマグネトロンOFF用のリレー接点、RS5は高圧リ
レー接点、RS6はレンジ/オーブン切替用のリレー接
点、TRは高圧トランス、MSはヒューズ溶断用のモニ
タースイッチである。
と同様に、先ずSTは加熱防止用のサーモスタットスイ
ッチ、RS1はスタートキーのONに連動してON動作
されるリレー接点、L1は同リレー接点RS1のONによ
り励磁される庫内ランプ、RS2,RS3はオーブン又は
トーストメニューに対応した操作キーのON操作に対応
してONになる上下ヒータ加熱用のリレー接点、RS4
はマグネトロンOFF用のリレー接点、RS5は高圧リ
レー接点、RS6はレンジ/オーブン切替用のリレー接
点、TRは高圧トランス、MSはヒューズ溶断用のモニ
タースイッチである。
【0044】また、上記制御ユニット20は制御基板5
0上に同じく電源回路53を介して設けられている。
0上に同じく電源回路53を介して設けられている。
【0045】しかし、本実施例では、上記図8の従来の
回路の構成と異なり、従来のラッチスイッチ62部が特
にリレー接点(a接点)RS7によって構成されており、電
気的にON/OFFするようになっている。
回路の構成と異なり、従来のラッチスイッチ62部が特
にリレー接点(a接点)RS7によって構成されており、電
気的にON/OFFするようになっている。
【0046】すなわち、本実施例の高周波加熱装置で
は、従来のようにラッチスイッチの機械的接点を電源回
路に直接組み込むのではなく、例えば同図4に詳細に示
すように、電源回路中には当該ラッチ用開閉制御回路7
1によってリレー制御される該リレー接点RS7のみを
組み込み、該リレー接点RS7を上記のように近接スイ
ッチによって構成されたラッチスイッチ18のドア16
の開閉に伴うON・OFF動作に対応して間接的にON
・OFF制御するように構成されている。そして、上記
ラッチ用開閉制御回路71の出力は、また同じ制御基板
50上のマイクロコンピュータ側制御ユニット20に対
してドアの開閉状態を示すドア開閉状態表示信号として
入力されるようになっている。
は、従来のようにラッチスイッチの機械的接点を電源回
路に直接組み込むのではなく、例えば同図4に詳細に示
すように、電源回路中には当該ラッチ用開閉制御回路7
1によってリレー制御される該リレー接点RS7のみを
組み込み、該リレー接点RS7を上記のように近接スイ
ッチによって構成されたラッチスイッチ18のドア16
の開閉に伴うON・OFF動作に対応して間接的にON
・OFF制御するように構成されている。そして、上記
ラッチ用開閉制御回路71の出力は、また同じ制御基板
50上のマイクロコンピュータ側制御ユニット20に対
してドアの開閉状態を示すドア開閉状態表示信号として
入力されるようになっている。
【0047】該ラッチ用開閉制御回路71は、上記ラッ
チスイッチ18の電源電圧(+Vb)を抵抗r2とr3で分圧
{[r3/(r2+r3)]・Vb}した分圧電圧V2を基準電圧と
し、同ラッチスイッチ18のON・OFFに応じて生じ
る検出抵抗r1間の出力電圧V1を比較電圧とするコンパ
レータ51を有して構成されている。
チスイッチ18の電源電圧(+Vb)を抵抗r2とr3で分圧
{[r3/(r2+r3)]・Vb}した分圧電圧V2を基準電圧と
し、同ラッチスイッチ18のON・OFFに応じて生じ
る検出抵抗r1間の出力電圧V1を比較電圧とするコンパ
レータ51を有して構成されている。
【0048】そして、該コンパレータ51は、図示仮想
線で示すように上記ドア16が閉じられて、上記ラッチ
スイッチ18がONになり、上記基準電圧V2よりもラ
ッチスイッチ出力側の比較電圧V1の方が高くなると、
抵抗r4,r5よりなるトランジスタTrのベース回路にH
(ハイ)出力を出力して同スイッチングトランジスタTr
をONにしてリレーコイルRLを励磁する。
線で示すように上記ドア16が閉じられて、上記ラッチ
スイッチ18がONになり、上記基準電圧V2よりもラ
ッチスイッチ出力側の比較電圧V1の方が高くなると、
抵抗r4,r5よりなるトランジスタTrのベース回路にH
(ハイ)出力を出力して同スイッチングトランジスタTr
をONにしてリレーコイルRLを励磁する。
【0049】その結果、上記電源回路のラッチ用リレー
接点RS7がONになって、上下ヒータH1,H2、マグネ
トロン13側に電源の供給を可能とする。
接点RS7がONになって、上下ヒータH1,H2、マグネ
トロン13側に電源の供給を可能とする。
【0050】一方、それと同時に、抵抗r6,r7によって
分圧されたコンパレータ出力V3が更にドア閉状態表示
信号として制御ユニット20に入力される。
分圧されたコンパレータ出力V3が更にドア閉状態表示
信号として制御ユニット20に入力される。
【0051】他方、上記の場合と反対に上記ドア16が
開かれた時には、上記コンパレータ51の出力がL(ロ
ー)出力となり、リレーコイルRLは励磁されないの
で、上記a接点構成のラッチ用リレー接点RS7はOFF
となり、上下ヒータH1,H2、マグネトロン13等への
電源の供給は確実に遮断される。又、ドア開閉状態表示
信号V3も、L(ロー)出力となってドア開状態表示信号
を形成する。
開かれた時には、上記コンパレータ51の出力がL(ロ
ー)出力となり、リレーコイルRLは励磁されないの
で、上記a接点構成のラッチ用リレー接点RS7はOFF
となり、上下ヒータH1,H2、マグネトロン13等への
電源の供給は確実に遮断される。又、ドア開閉状態表示
信号V3も、L(ロー)出力となってドア開状態表示信号
を形成する。
【0052】以上のように、本実施例の構成によれば、
ラッチスイッチ18を近接スイッチによって構成したこ
とから、ドア16の裏面に従来のような開閉スイッチの
操作ピン部材を本体から突出させた構成を採る必要がな
く、ドアの見映えが良くなり、突出部からの塵埃の侵入
を防止することができる。又筺体内にラッチスイッチ作
動レバー等機械的な連動機構を設けることが不要とな
り、同機構の機械的摩耗による故障の原因が解消され
る。さらに、コンパレータ51の出力により制御基板5
0内でドア16の開閉状態を表す信号を形成できるか
ら、従来のような外付けのドア信号スイッチDS1が不
要となる。
ラッチスイッチ18を近接スイッチによって構成したこ
とから、ドア16の裏面に従来のような開閉スイッチの
操作ピン部材を本体から突出させた構成を採る必要がな
く、ドアの見映えが良くなり、突出部からの塵埃の侵入
を防止することができる。又筺体内にラッチスイッチ作
動レバー等機械的な連動機構を設けることが不要とな
り、同機構の機械的摩耗による故障の原因が解消され
る。さらに、コンパレータ51の出力により制御基板5
0内でドア16の開閉状態を表す信号を形成できるか
ら、従来のような外付けのドア信号スイッチDS1が不
要となる。
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る高周波加熱装
置の筺体部構造を示す斜視図である。
置の筺体部構造を示す斜視図である。
【図2】図2は、同筺体部のドアおよび同ドアに対応す
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
【図3】図3は、同筺体部のドアおよび同ドアに対応す
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠平面図であ
る。
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠平面図であ
る。
【図4】図4は、同高周波加熱装置の電気回路図であ
る。
る。
【図5】図5は、従来の高周波加熱装置の筺体部構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】図6は、同筺体部のドアおよび同ドアに対応す
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
るラッチスイッチ部の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
【図7】図7は、同筺体部のドアヒンジレバーおよび同
ヒンジレバーに対応するドアスイッチ部の構造を示す一
部切欠側面図である。
ヒンジレバーに対応するドアスイッチ部の構造を示す一
部切欠側面図である。
【図8】図8は、同従来の高周波加熱装置の電気回路図
である。
である。
1aは筺体部前面プレート、13はマグネトロン、16
はドア、16aは把手部、16bは金属製フレーム部、1
8はラッチスイッチ、20は制御ユニット、35は開
口、51はコンパレータ、RLはリレーコイル、RS7
はラッチ用リレー接点である。
はドア、16aは把手部、16bは金属製フレーム部、1
8はラッチスイッチ、20は制御ユニット、35は開
口、51はコンパレータ、RLはリレーコイル、RS7
はラッチ用リレー接点である。
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱室を有する高周波加熱装置本体と、
該高周波加熱装置本体の上記加熱室開口部にに設けら
れ、当該加熱室開口部を開閉するドアと、マイクロ波出
力により上記加熱室内の被加熱物を加熱する高周波発振
器と、上記ドアの開閉操作に対応して上記高周波発振器
への通電状態を制御する電源開閉手段とを備えてなる高
周波加熱装置において、上記電源開閉手段を、上記ドア
閉時におけるドア磁性金属部の近接によりON動作する
一方、同ドア開時におけるドア磁性金属部の離間により
OFF動作する近接スイッチと、該近接スイッチのO
N,OFF動作に対応して作動する開閉制御回路と、該
開閉制御回路によって開閉制御される開閉接点とから構
成し、上記開閉制御回路を制御基板に、開閉接点を電源
回路に、それぞれ設けたことを特徴とする高周波加熱装
置の電源遮断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173019A JP2730412B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 高周波加熱装置の電源遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173019A JP2730412B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 高周波加熱装置の電源遮断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0620768A JPH0620768A (ja) | 1994-01-28 |
JP2730412B2 true JP2730412B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=15952703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4173019A Expired - Fee Related JP2730412B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 高周波加熱装置の電源遮断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2730412B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6963148B1 (en) | 1998-02-26 | 2005-11-08 | Anorad Corporation | Wireless encoder |
JP2021060174A (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5478550A (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Opening/closing detector for oven door |
JPS5852065A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-28 | 富士写真フイルム株式会社 | 処理液用容器 |
JPS6023187A (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-05 | 日立化成工業株式会社 | 組立式タンクと組立式機械室との接続構造 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4173019A patent/JP2730412B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620768A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |