JP2600533B2 - タッチ入力装置 - Google Patents

タッチ入力装置

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JP2600533B2
JP2600533B2 JP22689391A JP22689391A JP2600533B2 JP 2600533 B2 JP2600533 B2 JP 2600533B2 JP 22689391 A JP22689391 A JP 22689391A JP 22689391 A JP22689391 A JP 22689391A JP 2600533 B2 JP2600533 B2 JP 2600533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチ入力装置に係
り、特に、プラントの運転制御盤等で使用するタッチパ
ネルを用いた入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラントの運転操作に使用する操
作盤の小型化に伴い、CRTを利用した制御命令の入力
方法が一般的に用いられるようになった。そのような入
力装置では、プラントの系統図などCRTに表示した画
像情報から、操作を加えたい、あるいは、情報を取り出
したいシンボルを選択し、そのシンボルに対して操作あ
るいは情報を引き出す要求を送信することになる。この
ような場面で使用できるシンボルを選択する装置、すな
わち、ポインティング・デバイスには、様々なものがあ
る。プラントなどの操作の確実性および安全性を要求さ
れるCRTを用いた入力装置は、タッチパネルを用いた
ものが有効である。タッチパネルを利用した入力装置で
は、操作対象物を直接操作できる感触が得られ、選択し
た対象物を色を変えて表示するなどの操作者へのソフト
ウェア的なフィードバック処理が容易である。
【0003】タッチパネルを用いた入力装置は、例え
ば、特開平2−79117号(タッチパネルの制御装置)、あ
るいは特開平2−297618 号公報(タッチパネル式入力装
置)に論じられているものがある。これらの入力装置で
は、タッチ指示位置補正手段を設けたり、現在選択され
ている操作情報を表示させたりすることで操作者の入力
の効率化および信頼性の向上を図っている。
【0004】また、タッチパネル以外の入力装置は、特
開平3−179517 号(ポインティング・デバイス)に論じ
られているように、アイカメラとマイクあるいはキーボ
ードからの入力を解析することにより、表示図面データ
の中から操作者の注視している対象物を特定し、入力命
令を同定することによって命令を完成し、計算機に送る
ことのできる入力装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】タッチパネルを用いた
入力装置では、操作者の指の太さ,タッチパネルの構造
に起因するパネル上で指定できる座標の解像度の悪さか
ら、通常の場合、CRT上で、タッチパネルの範囲内に
複雑な図形を表示して、その中心から目的とするタッチ
対象物を指定することは難しい。また、同様な理由か
ら、複数のシンボルを非常に近い位置に表示すると、タ
ッチパネル装置の入力精度の悪さから、どのシンボルか
を特定できないという問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、タッチパネルのような入
力解像度のあまり良くない入力装置でも、複雑な図形を
扱うことができ、複数のシンボルを近い位置に表示して
も、その中から操作者の意図するシンボルを選択でき、
そのシンボルに対して操作,情報表示の要求を出すこと
のできるタッチ入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタッチ入力装置
は、操作者のタッチした対象物の候補を優先順位をつけ
て選定する手段と、優先順位とタッチ,音声,文字列の
いずれかの入力の解析により対象物の候補の中からタッ
チ対象物を特定する手段と、特定した対象物についての
確認を求める手段よりなる。更に、本発明のタッチ入力
装置は、音声,文字列,タッチによって入力解析手段に
訂正要求を入力することにより、入力解析手段で選択し
た対象候補の優先順位を最後にして、未選択の対象候補
の優先順位を上げて、それを再選択する手段よりなる
(請求項1)。
【0008】更に、本発明のタッチ入力装置は、対象物
名と、その対象物のタッチ領域の左下点と右上点の座標
に関する知識とから対象物の中心座標を求め、この中心
座標とタッチ座標との距離を用いて、タッチ対象候補、
および、その優先順位を決定する対象候補選定手段より
なる(請求項)。
【0009】更に、本発明のタッチ入力装置は、タッチ
座標と、タッチ対象との中心より求めたタッチ対象候補
の優先順位をプラントの制御命令に係わる情報によって
変更する手段よりなる(請求項3)。
【0010】更に、本発明のタッチ入力装置は、操作者
前回タッチ入力したときの近傍をタッチしたときは前
回タッチ入力で選択された対象物を前回の優先順位の
まで画面表示するタッチ履歴保存手段よりなる(請求項
)。
【0011】
【作用】本発明によれば、入力解像度の低いタッチパネ
ルを用いた入力装置において、タッチ対象候補に優先順
位をつけ、入力命令の解析結果を利用することにより、
互いに近い位置に表示されている複数のシンボルの中か
ら、操作者の意図する一つのシンボルの選択を図れる
(請求項1)。
【0012】
【実施例】図1は本発明のタッチ入力装置の実施例図を
示す。
【0013】図1は、本発明を実施したタッチ入力装置
の全体構成を示すブロック図である。
【0014】タッチパネル10は操作者からのタッチに
よる入力を受け付ける装置である。CRT表示装置11
は操作対象シンボルや操作シンボルを表示する装置であ
る。タッチ位置20はタッチパネル10の上で操作者が
タッチした位置の一例である。タッチ対象候補シンボル
21〜23はタッチパネル10の上で操作者が位置20
をタッチした結果選択されるシンボルの一例である。
【0015】命令表示領域30はタッチパネル10の上
で操作者からの命令の入力を受け付ける領域である。
【0016】操作スイッチ・シンボル31〜34はタッ
チパネル10の上の命令表示領域30内に表示される様
々な操作命令,表示命令などに対応するスイッチのシン
ボルである。
【0017】マイク40は操作者の音声による入力命令
を受け付ける装置である。
【0018】キーボード50は操作者の文字列による入
力命令を受け付ける装置である。
【0019】座標検出装置60はタッチパネル10の上
で操作者がタッチした位置の座標を検出する装置であ
る。
【0020】対象候補選定装置70はタッチ座標と画面
知識90から操作者のタッチしたシンボルの候補名を選
定する装置である。
【0021】入力解析装置80は操作者のタッチパネル
10の上の操作スイッチ・シンボル31〜34のいずれ
かのタッチ、または、マイク40からの音声、もしく
は、キーボード50からの文字列による入力命令を取り
込み、対象候補選定装置70から出力される対象候補名
から対象物名を入力命令の種類により一定選択し、操作
命令を確定する装置である。また、CRT表示装置11
に、選択した対象物を強調表示する役割を持っている。
【0022】画面知識90は対象物名と対象物のシンボ
ルを表示している領域の左下の点の座標と右上の点の座
標と対象物名の属性に関する知識である。ここでいう対
象物の属性とは、同じグループに属する対象物名に対し
て与えられる番号のことである。対象物の属性の値と入
力命令の種類に対応する番号の値の一致を対象物特定の
際の手がかりとする。
【0023】プラント100はタッチ入力装置を用いた
運転の対象となるプラントである。次に、図2は図1の
実施例のタッチ入力装置の処理のフローチャートを示
す。まず、操作者がタッチパネル10の上で接触した座
標を、座標検出装置60で検出する(1−a)。
【0024】対象候補選定装置70では、画面知識90
とタッチ座標を用いて、優先順位をつけて、タッチされ
たシンボルの対象候補を選定する(1−b)。
【0025】入力解析装置80では、タッチパネル10
またはマイク40もしくはキーボード50からの入力命
令の種類によって、対象候補選定装置70で選定された
対象候補群の中から各対象物名の優先順位と属性の情報
を用いて、対象物の優先順位の変更を行う。即ち、入力
命令の種類により密接に関係のある対象物の優先順位を
高くし、命令の種類に関係しない対象物の優先順位を下
げる。更に、入力解析装置80では、変更された優先順
位の最も高い対象物と入力解析装置80で解析された入
力命令からプラント100に対する制御命令を確定する
(1−c)。
【0026】また、入力解析装置80は選択したタッタ
対象物をCRT表示装置11で強調して表示する(1−
d)。
【0027】これを、操作者が確認するような要求をC
RT表示装置11に表示し(1−e)、もし、操作者が訂
正の指示を出せば(1−eでNoの場合)、入力解析装
置80で選択した対象物の優先順位を一番最後にして、
未選択の対象候補の優先順位を上げる(1−f)。そし
て、1−c,1−d,1−eの処理を繰り返す。
【0028】もし、操作者が確認の指示を出せば(1−
eでYesの場合)、1−cで確定した制御命令をプラ
ント100に送信する(1−g)。
【0029】図3はタッチ対象候補の優先順位決定の際
のタッチ座標とタッチチンボル領域との関係を示した図
である。
【0030】タッチ可能領域21はあるシンボルのタッ
チ選択可能な矩形の領域である。画面知識90のなかで
は、シンボルの左下の点の座標(xa,ya)と右上の
点の座標(xb,yb)の対で表現されている。
【0031】タッチ位置20はタッチパネル10の上で
操作者がタッチした位置である。対象候補選定装置70
へは、その座標(xt,yt)が送信される。
【0032】シンボル中心座標210はタッチ可能領域
21の中心の座標である。シンボルのタッチ可能領域2
1の左下の点の座標(xa,ya)と右上の点の座標
(xb,yb)の中点の座標(xc,yc)でもある。
【0033】シンボル中心座標−タッチ座標間距離22
0(Δ1)はタッチ位置20とシンボル中心座標210
との間の距離である。Δ1の小さいものほど入力解析装
置80でタッチ対象物を選択する際の優先順位が高い。
【0034】図4は画面知識90の中で表現されている
知識の一例を示す実施例図である。画面知識の中では、
対象物に唯一に与えられる対象物名、および対象物の左
下点の座標(xa,ya)、ならびに対象物の右上点の
座標(xb,yb)、対象物の属性の一組の知識を対象
物ごとに表したものである。ここで示している対象物の
属性とは、同じグループに属する対象物名に対して与え
られる番号のことである。ここでは、ポンプに対する属
性としては番号1を、バルブ1とバルブ2に対する属性
として番号2を与えている。
【0035】次に図5を用いて、図1のタッチ入力装置
の対象候補選定装置70における優先順位の決定方法を
説明する。
【0036】まず、画面知識90から、操作者のタッチ
した座標(xt,yt)がシンボルの左下の点(xa,
ya)と右上の点(xb,yb)で示される矩形領域に
含まれる対象物名とその属性に関する知識をタッチ対象
候補として抽出する(2−a)。
【0037】次に、抽出された対象候補について、それ
ぞれ、シンボルの中心点(xc,yc)とタッチ位置2
0の座標(xt,yt)ととの距離Δ1を求める(2−
b)。
【0038】更に、対象候補のΔ1が小さなものから順
に高い優先順位をつける。また、Δ1のみから順先順位
がつけられない場合(等しいΔ1を持つ対象物の候補が
二つ以上あった場合)は、画面知識90より抽出した対
象物の知識の並びの順に高い優先順位をつける(2−
c)。
【0039】最後に、対象候補物名と、その属性の対を
優先順位の高い順に並べ、入力解析装置80へ出力する
(2−d)。
【0040】以上の説明では、対象候補選定装置70内
では、タッチ座標と、シンボルの中心座標との距離によ
って優先順位を決定したが、図6は、優先順位を決める
他の実施例を示している。
【0041】タッチ座標60Aは座標検出装置60で検
出した、操作者のタッチパネル10上で接触した座標で
ある。
【0042】前回タッチ座標60Bは操作者が前回、タ
ッチパネル10にタッチした座標である。
【0043】座標比較部710は操作者の現在のタッチ
座標60Aと前回のタッチ座標60Bを比較し、両者があ
る範囲内で近いかどうかを調べ、決定済対象候補70A
を画面知識90Aから選ぶか、前回タッチ対象候補90
Bから選ぶかを決める対象候補選択要求信号750を出
力する。
【0044】前回タッチ座標記憶部720は前回の操作
者のタッチした座標、前回タッチ座標60Bを記憶して
おく部分である。
【0045】前回タッチ対象候補記憶部730は前回、
対象候補抽出部740で決定した優先順位付きの対象候
補と対象候補それぞれの属性の対を記憶しておく部分で
ある。
【0046】対象候補抽出部740は前回タッチ対象候
補90Bから対象候補を選択するときには、前回の優先
順位のまま対象候補正を選択し、画面知識90より新た
に対象候補90Aを選択するときには、タッチ座標60
Aと対象候補シンボルの中心座標との距離を比較するこ
とにより、優先順位を計算し、優先順位の順番に対象候
補名とそれに対する属性を並べ決定済対象候補70Aと
して入力解析装置80と前回タッチ対象候補記憶部73
0に出力する。
【0047】最大優先順位対象物強調表示要求信号74
0Aは優先順位がいちばん高い対象物のシンボルをCR
T表示装置11上で強調表示する要求信号である。
【0048】対象候補選択要求信号750は対象候補抽
出部740において、決定済対象候補70Aを画面知識
90から選ぶか、前回タッチ対象候補90Bから選ぶか
を決める要求信号である。
【0049】画面知識対象候補90Aは画面知識90よ
り選択される対象候補である。
【0050】前回タッチ対象候補90Bは前回、決定し
た優先順位つきの対象候補名と、そのそれぞれに対応す
る属性の組である。
【0051】決定済対象候補70Aは対象候補選定装置
70により最終的に決定した対象候補名と、そのそれぞ
れに対応する属性の組である。
【0052】次に図7のフローチャートを用いて、図6
の対象候補選定装置70の動作を説明する。
【0053】まず、座標比較部710にて、前回タッチ
座標記憶部720に格納されている座標60Bと次のタ
ッチ座標60Aに、ある範囲内で近いかどうか比較す
る。もし近ければ(3−aがYesの場合)、まず、タ
ッチ座標60Aを前回タッチ座標記憶部720に記憶さ
せる。そして、対象候補抽出部740に向けて、前回タ
ッチ対象候補記憶部730から、対象候補を選ぶモード
で対象候補選択要求信号750を出力する(3−b)。
【0054】次に、前回タッチ対象候補記憶部730か
ら前回タッチ対象候補90Bを前回の優先順位を付けて
候補抽出部740に送信する(3−c、ここまで、3−
aがYesの場合の処理)。
【0055】座標比較部710で、前回タッチ座標記憶
部720に格納されている座標60Bと次のタッチ座標6
0Aに、ある範囲内で近いかどうかを比較し、もし近く
なければ(3−aがNoの場合)、対象候補抽出部74
0に向けて、画面知識90より画面知識対象候補90A
を選択するモードで対象候補選択要求信号750を出力
する(3−d)。
【0056】次に、タッチ座標60Aと対象物の中心座
標210との距離の大きさ、あるいは、画面知識90内
の対象物名の並び順に優先順位を決定する(3−e、こ
こまで、3−aがNoの場合の処理)。
【0057】以上の3−aがYesあるいはNoの場合
の処理を終えた後、対象候補抽出部740で、優先順位
の順番に並べた対象物名と、そのそれぞれに対する属性
の組である決定済対象候補70Aを入力解析装置80に
向けて出力する(3−f)。最後に、対象物名と属性の
組である決定済対象候補70Aを前回タッチ対象候補記
憶部730に記憶させる(3−g)。
【0058】また、優先順位がいちばん高い対象物がC
RT表示装置11上で強調表示されるよう、最大優先順
位対象物強調表示要求信号740AをCRT表示装置1
1に向けて出力する。
【0059】図8は対象候補選定装置70により決定さ
れる優先順位付きの対象候補の一例を示す。
【0060】図中では、対象物の優先順位の値が小さい
ほど(対象物名が左側にあるほど)、優先順位が高い。
【0061】図8に示す例では、操作者の前回のタッチ
操作により優先順位が高い順にポンプ,バルブ2,バル
ブ1が対象候補として選定されている。その結果CRT
表示装置11上ではポンプが強調表示されている。しか
し、ここで、操作者が優先順位を変えたいと思った場
合、キーボード50もしくはマイク40から訂正要求信
号を入力することにより、バルブ2,バルブ1,ポンプ
の順に優先順位を変更することができる。この訂正要求
信号入力後には、バルブ2がCRT表示装置11上で強
調表示されることになる。
【0062】次に、図9は対象候補選定装置70と入力
解析装置80の内部構成を示す図である。
【0063】対象候補選定装置70の内部構成について
は、図6と同じものを表している。入力命令解析部81
0は入力装置(タッチパネルの命令表示領域30,マイ
ク40,キーボード50)からの入力であるタッチ入力
30A,音声入力40A,文字列入力50Aの入力命令
の内の一つを解析し、入力命令の種類を特定する部分で
ある。
【0064】解析済命令810Aは入力命令解析部81
0より得られる入力命令を解析した後の情報である。
【0065】対象物決定部820は対象候補抽出部74
0から出力される決定済対象候補70Aと入力命令解析
部810にて解析した結果得られた命令の種類とから、
タッチ対象物を一つ特定し、制御命令確定部840に対
象物名820Aを出力し、CRT表示装置11に優先順
位による強調表示とは異なるタッチ対象物確認用強調表
示要求信号820Bを出力する。
【0066】対象物名820Aは対象物決定部820で
決定済対象候補70Aの中から一つ特定されるタッチ対
象物名である。
【0067】タツチ対象物確認用強調表示要求信号82
0Bは対象物決定部820で決定した対象物をCRT表
示装置11に優先順位による強調表示とは異なる方法で
強調表示するように要求する信号である。
【0068】訂正要求出力部830は入力命令解析部8
10の解析で、操作者がタッチ対象物の訂正要求を出し
ているという結果が得られた場合、対象物決定部820
で決定された対象物を訂正する要求(対象物訂正要求)
830Aを対象候補抽出部740に向けて出力する。
【0069】対象物訂正要求830Aは対象物決定部8
20で決定された対象物を訂正する要求である。
【0070】制御命令確定部840は対象物決定部82
0からの対象物名820Aと入力命令解析部810から
の解析済命令810Aとを操作者の確認の操作を検出後
合成しプラントに対する制御命令840Aを確定する。
【0071】制御命令840Aはプラントに対する操作
の制御命令である。
【0072】図10のフローチャートを用いて図9の装
置の動作を説明する。対象候補選定装置70の動作は入
力解析装置80の動作の関与しない部分については、図
7のフローチャートに示すとおりである。従って、ここ
では、入力解析装置80の動作と対象候補選定装置70
の入力解析装置80に関与する部分の動作について説明
する。
【0073】まず、入力解析装置80の中の対象物決定
部820にて対象物と属性の組である決定済対象候補7
0Aを受け取る(4−a)。
【0074】次に、入力命令解析部810でタッチ入力
30A,音声入力40A,文字列入力50Aのいずれか
一つの入力を解析する。ここでは、入力が早かったもの
から入力命令の解析を行っていく(4−b)。
【0075】対象物決定部820で、入力命令の種類と
対象物の属性から対象物名820Aを一つ特定する(4
−c)。
【0076】対象物決定部820で対象物名820Aに
対するタッチ対象物確認用強調表示要求信号820Bを
出力し、CRT表示装置11上で強調表示する(4−
d)。入力命令の解析の結果、操作者が訂正要求を入力
していることがわかった場合(4−eがYesの場
合)、訂正要求出力部830から訂正要求830Aを出
力し、対象候補選定装置70内の対象候補抽出部740
において、対象候補物の優先順位を変更し(図7の3−
cと同じ処理、すなわち、前回優先順位が高かった対象
物の優先順位をいちばん最後にする。)、対象物名と属
性の組である決定済対象候補70Aを対象物決定部82
0に再出力する(4−f、ここまで、4−eがYesの
場合の処理)。
【0077】操作者が訂正要求を入力していなかった場
合(4−eがNoの場合)、または、4−fの処理が終
わった後、入力命令解析部810で、操作者の命令確認
を検出し、入力命令を制御命令に変換して制御命令確定
部840に出力する(4−g)。
【0078】制御命令確定部840で、制御命令と対象
物名820Aを合成して、プラントへの操作の制御命令
840Aを出力する。
【0079】図11は図9に示す対象候補選定装置70
と入力解析装置80を用いた場合の対象物名の決定の動
作の一例を表したものである。
【0080】8001は入力装置(タッチパネルの命令
表示領域30,マイク40,キーボード50)のうちの
一つから「開け」という命令が入力され、操作者のタッ
チ操作により、対象候補が対象候補選定装置70によ
り、ポンプ,バルブ2,バルブ1の順で優先順位がつけ
られ選定されている。この際、対象候補名のポンプの属
性としては1,バルブ2,バルブ1の属性としては2が
画面知識90より与えられている。
【0081】8002は入力解析装置80内の入力命令
解析部810では「開け」という命令に対しては、命令
属性としてあらかじめ2が与えられているものとする。
【0082】8003は優先順位がいちばん高くて、命
令属性が2である対象物名を対象候補の中から選択す
る。ここでは、対象物名として、バルブ2が選択されて
いる。以上の図1ないし図11で述べた本実施例によれ
ば、以下の如き効果がある。 (イ)本実施例によれば、CRT表示装置にシンボル群
が密に表示されていても、タッチ対象候補を優先順位を
つけて選定し、その優先順位とタッチ,音声,文字列の
いずれかの入力の解析により対象候補の中からタッチ対
象物を特定することができるため、入力解像度の低いタ
ッチパネルを用いた入力装置において、互いに近い位置
に表示されている複数のシンボルをタッチ入力により選
択しても、一つのシンボルを選択が可能となる。
【0083】(ロ)一つのタッチ対象物のタッチ可能領
域の中心の座標とタッタ座標との距離を用いて優先順位
をつけること、あるいは知識の並び順に優先順位をつけ
ることにより、タッチ対象候補を選定することができる
ため、入力解析装置において、効率的に対象候補を特定
ることが可能となる。
【0084】(ハ)対象物名とその対象物のタッチ可能
領域についての知識(タッチ領域の左下点と右上点に関
する知識)と対象物の属性についての知識を用いて、タ
ッチ対象候補、および、その優先順位を決定する対象候
補選定装置を有することで、入力解析装置において、効
率的に対象候補を特定するこが可能となる。
【0085】(ニ)本実施例のタッチ入力装置によれ
ば、音声,文字列,タッチによって入力解析装置に訂正
要求を入力することによって対象候補選定装置で決定し
た対象候補の優先順位を変えることができるため、操作
者の意図しない対象物が入力解析装置で選定されても、
訂正することができる。
【0086】(ホ)タッチ対象候補の中より選択した一
つの対象物をCRT表示装置で色を変えて表示するな
ど、強調表示することによって、操作者に確認および注
意を喚起するので、信頼性および安全性の高いタッチ入
力手段を確保できる。
【0087】図12は第一の実施例のタツチ入力装置を
利用した場合の、対象候補選定装置70で選定した対象
候補群の表示を操作者が選択し易いように拡大して表示
していることを表している図である。
【0088】操作者がタッチパネル10の上の位置20
にタッチした結果、対象候補選定装置70により、タッ
チ対象候補シンボル21〜23が対象候補として選定さ
れたとする。このとき、狭い領域に表示されている対象
候補群を拡大することにより拡大化タッチ対象候補シン
ボル21′〜23′をCRT表示装置11に表示する。
【0089】以上の図12で述べた本実施例によれば、
以下のような効果がある。
【0090】(イ)タッチした座標の近傍に複数のシン
ボルが表示されている場合、タッチパネル上でタッチ対
象候補となる図形部分を拡大して表示し、再度、操作者
にタッチ入力を求めることができるため、選択したい対
象物に関するシンボルを見やすくすることができ、信頼
性の高いタッチ対象候補選択方法を提供することが可能
である。
【0091】図13は、第一の実施例を変形させた場合
のタッチ入力装置の構成を示すブロック図である。第一
の実施例からの変更部分は、対象候補選定装置70にタ
ッチ履歴保存装置110を付け加えたことと、プラント
100の変化を検出する変化検出装置120を付け加え
たことである。
【0092】タッチ履歴保存装置110は対象候補選定
装置70で選定された対象候補の中から、入力解析装置
80で特定された対象物名とその際の操作者のタッチ座
標を画面知識90に書き込む機能を持っている。
【0093】変化検出装置120はプラント100の変
化を検出し、CRT表示装置11に操作対象物に対する
情報を表示させる機能を持っている。
【0094】次に本実施例のタッチ入力装置の動作を図
14のフローチャートを用いて説明する。
【0095】尚、図14では、操作者がタッチパネル上
でシンボルを選択し、その優先順位を変える等の処理
(1−aから1−fまでの処理)については図2のフロ
ーチャートと全く同じなので、ここでは説明を省略す
る。
【0096】入力解析装置70にて選択した対象物を操
作者が確認した場合(1−e Yesの場合)、入力解析
装置70で確定された制御命令840Aをプラント10
0に送信する。変化検出装置120では、プラント10
0の変化を検出し、制御命令840A送信後のプラント
100の操作対象物についての情報をCRT表示装置1
1に表示する(1−g′)。
【0097】最後に、操作者のタッチ座標60Aと入力
解析装置で特定した対象物名820Aを画面知識90にタッ
チ履歴として保存する(1−h)。
【0098】図15は画面知識90の中で表現されてい
る知識の一例を示す実施例図である。図4に表現されて
いる知識との違いは、タッチ履歴の項を付け加えたこと
である。ここでいうタッチ履歴とは以前に対象物名を特
定したときに、操作者がタッチパネル10にタッチした
座標(xh,yh)のことである。この例ではバルブ2
をタッチ対象物として特定した際の、操作者のタッチ座
標が(45,30)がタッチ履歴が記録されている。
【0099】以上の図13ないし図15で述べた本実施
例によれば、以下の如き効果がある。
【0100】(イ)操作者の対象物を選んだタッチ履歴
を画面知識に残せるので、このタッチ履歴を利用するこ
とにより効率的にタッチ対象物を選択することができ
る。
【0101】(ロ)本実施例のタッチ入力装置によるプ
ラントへの操作および制御命令に付する応答をCRT表
示装置で確認することができるため、信頼性の高いプラ
ントの運転が可能となる。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、入力解像度の低いタッ
チパネルを用いた入力装置において、タッチ対象候補に
優先順位をつけ、入力命令の解析結果を利用することに
より、互いに近い位置に表示されている複数のシンボル
の中から、操作者の意図する一つのシンボルの特定がで
きる。このため、CRT上に多数のシンボルからなる複
雑な図形を表示しても、その中からタッチ操作により目
的とする対象物のシンボルを選択することができる。
【0103】更に本発明によれば、タッチ対象候補に優
先順位をつけ、各対象物の優先順位,属性を用いること
により、効率的にタッチ対象候補の中からタッチ対象物
の特定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタッチ入力装置の全体構成のブロック
図。
【図2】図1の装置の動作を説明するフローチャート。
【図3】優先順位決定の際のタッチ座標とタッチ対象物
のシンボル領域との関係を示す説明図。
【図4】画面知識の中で表現されている知識の一例を示
す説明図。
【図5】図1の装置の中の対象候補選定装置における優
先順位と決定方法を説明するフローチャート。
【図6】図1のタッチ入力装置を構成する対象候補選定
装置の内部構成を示すブロック図。
【図7】図6の対象候補選定装置の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図8】図6の対象候補選定装置により決定される優先
順位付きの対象候補の一例を示す図。
【図9】対象候補選定装置と入力解析装置の内部構成を
示すブロック図。
【図10】図9の対象候補選定装置の一部と入力解析装
置の動作を説明するフローチャート。
【図11】図9に示す対象候補選定装置と入力解析装置
を用いた場合の対象物名の決定の動作の一例を表した説
明図。
【図12】図1のタッチ入力装置を利用した場合の、対
象候補選定装置で選定した対象候補群の表示を拡大して
表示していることを表している説明図。
【図13】図1のタッチ入力装置の変形例の構成を示す
ブロック図。
【図14】図13の装置の動作を説明するフローチャー
ト。
【図15】図13のタッチ入力装置の一部を構成する画
面知識の中で表現されているタッチ履歴を備えた知識の
一例の説明図。
【符号の説明】
10…タッチパネル、11…CRT表示装置、20…タ
ッチ位置、21〜23…タッチ対象候補シンボル、30
…命令表示領域、31〜34…操作スイッチ・シンボ
ル、40…マイク、50…キーボード、60…座標検出
装置、70…対象候補選定装置、80…入力解析装置、
90…画面知識、100…プラント。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タッチ入力装置上における操作者のタッチ
    した座標を検出する手段と、タッチした座標とタッチ対
    象候補の決定に係わる情報と画面知識からタッチ対象候
    補を優先順位付けして選択する手段と、タッチパネル上
    の命令表示領域からのタッチ入力,マイクからの音声入
    力,キーボードからの文字列入力のいずれかからの入力
    からなる命令の解析を行い、選択されたタッチ対象候補
    の優先順位付けを変更し、変更後の優先順位が最も高い
    タッチ候補を画面上で強調表示するように指示する入力
    解析手段と、強調表示されたタッチ候補が操作者が選択
    すべき候補に一致しているときは確認信号を入力するこ
    とにより制御命令をプラントに送信し、一致していない
    ときは変更信号を入力することにより前記変更後の優先
    順位を再度変更して未選択のタッチ対象候補を画面上で
    強調表示するための入力手段とを備えたタッチ入力装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記画面知識は、各タ
    ッチ対象毎のタッチ可能領域についての座標を有し、前
    記対象候補選定手段は、前記画面知識を利用してタッチ
    座標と画面表示されたタッチ対象の中心との距離の小さ
    いものから順にタッチ対象候補の優先順位を高くするよ
    うにしたことを特徴とするタッチ入力装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記画面知識に各タッ
    チ対象毎のタッチ可能領域の座標,属性を格納し、この
    画面知識を利用して、タッチ座標と画面表示された対象
    の中心との距離によりタッチ対象候補の優先順位付けを
    行い、前記入力解析手段の解析の結果得られるプラント
    の制御命令に係わる情報と画面知識の属性を利用して前
    記タッチ対象の優先順位を変更するようにしたタッチ入
    力装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記対象候補選定手段
    は、更に前回タッチして座標を記憶する手段と、前回の
    タッチ対象候補を優先順位を付して記憶する手段とを有
    し、今回タッチして座標が前回のタッチ座標との距離が
    予め定めた距離以内の場合には前回のタッチ対象候補を
    その優先順位のままで入力解析装置に送り、前記距離が
    それ以上の場合はタッチ座標と画面表示された対象の中
    心座標との距離により優先順位を決定するようにしたこ
    とを特徴とするタッチ入力装置。
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