JP2600189Y2 - 送風機用ブラシレスモータ - Google Patents

送風機用ブラシレスモータ

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JP2600189Y2
JP2600189Y2 JP1993029730U JP2973093U JP2600189Y2 JP 2600189 Y2 JP2600189 Y2 JP 2600189Y2 JP 1993029730 U JP1993029730 U JP 1993029730U JP 2973093 U JP2973093 U JP 2973093U JP 2600189 Y2 JP2600189 Y2 JP 2600189Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は送風機用ブラシレスモー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】送風機用ブラシレスモータとして、外側
にシロッコファンを有する容器状のロータと、このロー
タの内側に設けられたステータと、ロータおよびステー
タの下方に配置され、ロータを回転自在に軸支すると共
にステータを固定保持する制御回路ケースとを有するも
のが知られている。制御回路ケースの内部には、ステー
タの電機子巻線の転流を制御するためのコミュテータ回
路等が載置された回路基板が収納されており、この回路
基板はスクリュウによってケースの内部に固定されてい
る。このような構成においては、モータ自体の振動、あ
るいは、車両用空調装置の送風機として用いられた場合
における車両の振動などにより、回路基板を固定してい
るスクリュウが緩み、ついには脱落するというおそれが
あった。
【0003】このようなスクリュウの脱落を防止する手
段として、実開平2−80211号公報に記載のスクリ
ュウ脱落防止用ワッシャがある。これは、スクリュウの
首下部分の凸起に係合する孔部と、伸縮自在のらせん状
の連結部と、被締結部材の止着部と係合する止着部とを
有するワッシャによって、バネワッシャと同様の機能を
果たさせると共に、ワッシャをスクリュウと被締結部材
の双方に係合させることによってスクリュウが脱落しな
いようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、複雑に構成されたワッシャを別部品として用意しな
ければならず、また、スクリュウに凸起を形成すると共
に被締結部材に止着部を形成する必要があるなど、部品
点数の増大と共に製造面の容易性を欠き、また、高コス
ト化を招来するなどの問題点がある。
【0005】本考案は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、部品点数を増加させることなく、簡単
な構造で、しかも、低コストスクリュウの脱落防止
図ることのできる送風機用ブラシレスモータを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案においては、外側
にファンを有し内側に永久磁石を備えたロータと、前記
ロータの内側に配置された、電機子巻線をを有するステ
ータと、前記ロータおよび前記ステータの下方に配置さ
れ、前記ロータを回転自在に軸支すると共に前記ステー
タを固定保持する、ケース本体とケース蓋体とによって
形成された制御回路ケースと、前記制御回路ケースの内
部に収納され、前記電機子巻線の転流を制御するための
コミュテータ回路を含む制御回路を有し、前記制御回路
ケースのケース本体にスクリュウで固定された回路基板
とを有し、前記制御回路ケースのケース蓋体が、前記
御回路ケースの内部に突出する、前記ケース蓋体と一体
成形で形成された脱落防止ピンをし、前記ケース蓋体
が前記ケース本体に装着された際に、前記回路基板を固
定する前記スクリュウが脱落しないように、前記脱落防
止ピンの先端面が前記スクリュウの頭部と接触もしくは
非接触の状態で対向するようにし、更に、前記制御回路
ケースの前記ロータおよび前記ステータと対向する面
に、前記ロータよりも大径で前記ロータの外側のファン
よりも小径の凹部を形成し、前記ファンの下端と前記制
御回路ケースとの間隙が小さくなるように、前記凹部に
前記ロータおよび前記ステータを配置するようにした送
風機用ブラシレスモータによって、上記目的を達成す
る。
【0007】
【作用】ケース蓋体と一体成形の脱落防止ピンによっ
て、スクリュウの頭部が接触もしくは非接触の状態でお
さえられることとなるので、スクリュウの脱落が完全に
防止される。脱落防止ピンはケース蓋体と一体成形で形
成されるので、部品点数が増加することはない。また、
複雑な構成のワッシャやスクリュウおよび被取付部材に
付加される脱落防止のための構成を必要せず、構造が簡
単で、低コスト化を図ることができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す構成図で
る。
【0009】図において、1はロータ、2はステータ、
3は制御回路ケースである。ロータ1およびステータ2
は制御回路ケース3の上方に設けられている。
【0010】ロータ1は、側部外側にシロッコファンな
どの遠心式ファン4が設けられた容器状で、閉成側が上
で開放側が下になるように配置されており、その側部内
側に円周方向に多磁極磁化された環状の永久磁石5が設
けられている。ロータ1は、その閉成側の中央部分に軸
穴6を有し、この軸穴6を介してモータ軸7の上部に固
着されている。モータ軸7は、制御回路ケース3の上部
に立設された支持筒8に、軸受9,10を介して回転自
在に支持されている。モータ軸7の下端部は、支持筒8
の下端部と共に、制御回路ケース3内に突出している。
制御回路ケース3内に突出しているモータ軸7の下端に
は、ロータ1の永久磁石5と同様に着磁された環状の永
久磁石11を有する回転円板12が固着されている。
【0011】ステータ2は、積層コア13と、コア13
のスロットに収納された例えば星形結線の電機子巻線1
4とを有し、ステータ保持部材15によってロータ1の
内側に固定配置されている。ステータ保持部材15は、
支持筒8を受容するように制御回路ケース3に立設され
ており、下端部が制御回路ケース3の上面に固定されて
いる。
【0012】制御回路ケース3は、上部のケース本体1
6と下部のケース蓋体17を有し、ケース本体16にケ
ース蓋体17がネジ18を介して固定されることによっ
て、制御回路室19が形成されるようになっている。ケ
ース蓋体17のケース本体16への固定は、ネジ18に
代えて接着やカシメなどの他の結合手段を用いることが
できる。
【0013】上部のケース本体16にはロータ1よりも
大きくファン4よりも小さい円形状の凹部20が形成さ
れており、この凹部20にロータ1およびステータ2が
配置されている。ロータ1およびステータ2が制御回路
ケース3の凹部20に配置されることで、ロータ1およ
びステータ2をファン4の内方にもぐり込ませることな
く、すなわち、ファン4の内容積に占めるロータ1およ
びステータ2の容積を大きくすることなく、ファン4の
下端と制御回路ケース3との間の間隙Tを小さくするこ
とができるようになっている。これにより、送風機とし
ての効率を低下させることなく、乱流の発生防止すなわ
ち騒音防止を図ることができる。また、ロータ1および
ステータ2の高さが凹部20によって一部吸収されるの
で、送風機の高さを低くすることができる。モータ軸7
は凹部20の略中央に位置している。支持筒8の下端部
とケース本体16との結合部にはシール部材21が設け
られており、結合部の防水が図られている。ステータ保
持部材15の下端部はシール部材22,23を介してケ
ース本体16の凹部20表面に固定されており、支持筒
8の下端部とケース本体16との結合部に向かって水が
侵入しないように構成されている。このように、結合部
に設けられたシール部材21とその外側に設けられたシ
ール部材22,23とによって、制御回路室19への水
の侵入が二重に防止されるようになっている。ケース本
体16の凹部20には、凹部20に溜った水を外部に排
出するためのドレン通路24が設けられている。ドレン
通路24は、単数もしくは複数で、例えば120°の角
度間隔で3つ設けられる。ドレン通路24は、上端が凹
部20に開口し、下方にのびて制御回路室19およびケ
ース蓋体17を貫通し、下端が外部下方に開口するよう
に、ケース本体16と一体成形で形成されている。ロー
タ1の下端は凹部20よりも所定長tだけ高くなるよう
に構成されており、凹部20に溜った水が氷結した場合
でも、氷結よって阻害されることなくロータ1が回転で
きるようになっている。
【0014】制御回路ケース3の制御回路室19には回
路基板25が収納されており、この回路基板25に、回
転円板12上の永久磁石11の磁極位置すなわちロータ
1の永久磁石5の磁極位置を検出するためのホール素子
などの磁気感応素子26、および、電機子巻線14の転
流を制御するためのの図示しないコミュテータ回路等が
設けられている。回路基板25は、その両端側に設けら
れたスクリュウ27,28によって、ケース本体16に
取付けられている。ケース蓋体17には、制御回路室1
9内に突出する脱落防止ピン29,30がケース蓋体1
7と一体成形で形成されている。脱落防止ピン29,3
0は、ケース蓋体17がケース本体16に装着固定され
た場合に、それらの先端面がスクリュウ27,28の頭
部と接触または非接触で対向し、それによってスクリュ
ウ27,28の脱落を防止するように、形成されてい
る。脱落防止ピン29,30は、スクリュウ27,28
の頭部と軽く当接する状態でもよく、また、スクリュウ
27,28の頭部を押圧する状態でもよく、また、スク
リュウ27,28の極端な緩み防止および脱落防止を図
ることのできる範囲内でスクリュウ27,28の頭部と
の間に間隙ができる状態でもよい。
【0015】なお、31はブロアケースで、ネジ32に
よって制御回路ケース3に固定されるようになってい
る。
【0016】このような送風機用ブラシレスモータは、
磁気感応素子26によって回転円板12上の永久磁石1
1の磁極位置の検出を介してロータ1の永久磁石5の磁
極位置を検出し、この検出に基づいてステータ2の電機
子巻線14の転流をコミュテータ回路で制御することよ
って、ロータ1すなわちファン4を回転駆動する。
【0017】以上のごとき構成によれば、スクリュウ2
7,28の頭部が脱落防止ピン29,30の先端面によ
ってスクリュウ27,28が脱落しないように接触また
は非接触の状態でおさえられることとなるので、スクリ
ュウ27,28の脱落を完全に防止することができる。
【0018】図2および図3は別の実施例を示す構成図
で、図3は図2の脱落防止ピン40の先端面40aを示
し、図1と同符号のものは同一物を表わしている。本例
では、脱落防止ピン40の先端面40aに格子状に複数
の溝を形成し、この先端面40aをスクリュウ27,2
8の頭部に押しつけるように構成されている。本例によ
れば、脱落防止ピン40の先端面40aとスクリュウ2
7,28の頭部との係合性の向上を図ることができるの
で、スクリュウ27,28の僅かな緩み防止に対しても
有効に機能させることができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ケ
ース蓋体と一体形成の脱落防止ピンによってスクリュウ
の頭部をスクリュウが脱落しないように接触もしくは非
接触の状態でおさえるように構成したので、部品点数を
増加することなく、また、複雑な構成を必要とせず、構
造が観点で、しかも低コスト化を図ることできる。ま
た、制御回路ケースに凹部を形成し、ファンの下端と制
御回路ケースとの間隙が小さくなるように、凹部に前記
ロータおよび前記ステータを配置するようにしたので、
送風機としての効率を低下させることなく、乱流の発生
防止すなわち騒音防止を図ることができると共に、ロー
タおよびステータの高さが凹部によって一部吸収され、
送風機の高さを低くすることができる。また、ロータの
下端が制御回路ケースの凹部よりも所定長だけ高くなる
ようにしたので、制御回路ケースの凹部に溜った水が氷
結した場合でも、氷結によってロータの回転が阻害され
るようなことを防止することができる。更に、脱落防止
ピンの先端面に格子状の溝を形成し、この先端面をスク
リュウの頭部に押しつけるようにしたので、脱落防止ピ
ンとスクリュウとの係合性が向上し、スクリュウの僅か
な緩み防止に対しても有効に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】図2は本考案の別の実施例を示す構成図であ
る。
【図3】図3は図2における脱落防止ピン40の先端面
40aを示す図である。
【符号の説明】
3 制御回路ケース 16 ケース本体 17 ケース蓋体 19 制御回路室 25 回路基板 27 スクリュウ 28 スクリュウ 29 脱落防止ピン 30 脱落防止ピン 40 脱落防止ピン 40a 脱落防止ピンの先端面

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側にファンを有し内側に永久磁石を備
    えたロータと、 前記ロータの内側に配置された、電機子巻線を有するス
    テータと、 前記ロータおよび前記ステータの下方に配置され、前記
    ロータを回転自在に軸支すると共に前記ステータを固定
    保持する、 ケース本体とケース蓋体とによって形成され
    た制御回路ケースと、 前記制御回路 ケースの内部に収納され、前記電機子巻線
    の転流を制御するためのコミュテータ回路を含む制御回
    路を有し、前記制御回路ケースのケース本体にスクリュ
    ウで固定された回路基板とを有し、 前記制御回路ケースの ケース蓋体が、前記制御回路ケー
    スの内部に突出する、前記ケース蓋体と一体成形で形成
    された脱落防止ピンをし、前記ケース蓋体が前記ケー
    ス本体に装着された際に、前記回路基板を固定する前記
    スクリュウが脱落しないように、前記脱落防止ピンの先
    端面が前記スクリュウの頭部と接触もしくは非接触の状
    態で対向するようにし 更に、前記制御回路ケースの前記ロータおよび前記ステ
    ータと対向する面に、前記ロータよりも大径で前記ロー
    タの外側のファンよりも小径の凹部を形成し、前記ファ
    ンの下端と前記制御回路ケースとの間隙が小さくなるよ
    うに、前記凹部に前記ロータおよび前記ステータを配置
    するようにした送風機用ブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記ロータの下端が前記制御回路ケース
    の凹部よりも所定長だけ高くなるようにした請求項1に
    記載の送風機用ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記脱落防止ピンの先端面に格子状の溝
    を形成し、前記ケース蓋体が前記ケース本体に装着され
    た際に、前記先端面が前記スクリュウの頭部に押しつけ
    られるようにした請求項1に記載の送風機用ブラシレス
    モータ。
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