JPH066692Y2 - 車輌用発電機 - Google Patents

車輌用発電機

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JPH066692Y2
JPH066692Y2 JP9129788U JP9129788U JPH066692Y2 JP H066692 Y2 JPH066692 Y2 JP H066692Y2 JP 9129788 U JP9129788 U JP 9129788U JP 9129788 U JP9129788 U JP 9129788U JP H066692 Y2 JPH066692 Y2 JP H066692Y2
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JP
Japan
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bracket
brush holder
rotor
fan
partition plate
Prior art date
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JP9129788U
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JPH0214272U (ja
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小川  均
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ファンの効率を高めるための径方向片とブラ
シホルダとブラケットとの間の絶縁を図るための軸方向
片とからなる仕切板が取り付けられた車輌用発電機に関
する。
[従来の技術] 従来、車輌用発電機として第4図に示すような構造のも
のが知られている。第5図はその要部を一部断面として
示す正面図である。この発電機(オルタネータ)のフロ
ントおよびリアの二つのブラケット1,2は、発電機の
ハウジングを構成するケーシング部1a,2aと、発電
機をエンジンに取り付けるためのフランジ1b,2bと
からなり、両者が複数のボルト3によって一体に結合さ
れている。そして、これら両ブラケットに、ベアリング
4,5を介してロータ軸6が支承され、該ロータ軸6に
はロータ7が固定されている。ロータ7は、ポールコア
7aと、その内側のヨークに巻かれたフィールドコイル
(図示せず)とで構成されており、ロータ7の後方軸上
にはスリップリング8が形成されている。ロータ7の前
端および後端面には、一対のファン9a,9bが固定さ
れている。ロータ軸6はフロントブラケット1を貫通し
てフロント側に突出し、その先端部には駆動プーリ10
が固定されている。フロントブラケット1とリアブラケ
ット2の間には、ポールコア7aの外周に対向する位置
に、三相巻線を有するステータ11が配設固定されてい
る。また、リアブラケット2内には、レクチファイヤ1
2と、ブラシホルダ13が設置されている。そして、ブ
ラシホルダ13に、第6図に拡大斜視図で示す仕切板1
4が固定されている。この仕切板14は、取り付けられ
たときリア側のファン9bに隣接する径方向片14a
と、ブラシホルダ13とリアブラケット2の間に延びる
軸方向片14bを備えている。また、フロントブラケッ
ト1には、ファン9aに対向するケーシング部1a端面
と、ファン9aの外周側に位置するケーシング部1a周
壁にそれぞれ複数の通風口15a,15bが形成されて
いる。ファン9aが回転すると、端面側の通風口15a
から吸い込まれた空気がステータ11周辺に送られ、周
壁側の通風口15bから送り出される。一方、リアブラ
ケット2には、ケーシング部2aのレクチファイヤ12
側の端面とブラシホルダ13側端面にそれぞれ複数の通
風口16a,16bが設けられ、また、リア側ファン9
bの周面に対向する位置に排出用の通風口16cが設け
られている。第4図に符号17で示すのは、界磁電流を
制御して電圧制御を行うためのレギュレータである。ま
た、第5図で13a,13bはブラシホルダ13の端
子、13c,13dはピッグテールである。
キースイッチを入れると、バッテリ電圧がブラシホルダ
13の端子13aとピッグテール13cに印加され、こ
れによりロータ7のフィールドコイルに電流が流れ磁界
が発生する。この状態でエンジンによってロータ7が駆
動されると、ステータ11に交流の誘電起電力が発生す
る。これをレクチファイヤ12で全波整流して直流出力
とし、車輌の電気負荷に電源を供給するとともにバッテ
リの充電を行う。フロント側およびリア側のファン9
a,9bは、ロータ7とともに回転してハウジング内の
通風効果を高め、とくにステータ11およびレクチファ
イヤ12の冷却を促進する。その際、仕切板14の径方
向片14aは、リア側ファン9bの送風路を形成する側
板として機能する。それによってファン9bの効率を上
げることができる。また軸方向片14bは、ブラシホル
ダ13とリアブラケット2との間にあって絶縁板として
機能する。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の装置は、通常、第7図にリア側正面図で示す
ように、ブラシホルダ13側通風口16bが上側に位置
し、レクチファイヤ12側通風口16bが下側に位置す
るような姿勢でエンジンに装着されるが、場合によって
は、第8図に示すような姿勢で装着されることがある。
この場合、ブラシホルダ13は下側にくるので、雨天走
行時や洗車時にリアブラケット2後部の通風口16a,
16bから被水すると、第9図に示すように、ブラシホ
ルダ13と仕切板14の軸方向片14bの間,軸方向片
14bとリアブラケット2の間に表面張力によって被水
した水18が溜ってしまい、これが原因で、電位を持つ
ブラシホルダ13の端子13a,13bやピッグテール
13c,13dと、アース側であるリアブラケット2と
の間で電界が生じ、端子13a,13bやピッグテール
13c,13dが腐食断線して発電不良を発生するとい
う問題があった。機種に合わせて発電機の仕様を変えれ
ばこのような問題の発生を防ぐことはできるが、それで
は、標準化によるコスト低減が行えない。
本考案は上記問題点を解決するためになされたものであ
って、いかなる角度で装着されても水が溜ることによる
腐食断線を生ずることのない信頼性の高い車輌用発電機
を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る車輌用発電機は、径方向片と軸方向片とか
らなりブラシホルダに共締めにされた仕切片の径方向片
に、排水機能を有する穴を設けたことを特徴とするもの
である。発電機のブラケットにはロータ軸が回転可能に
支承されている。ロータ軸にはロータが固定され、該ロ
ータの両端にはファンが固定されている。そして、ロー
タの外周に位置してステータがブラケットに支持されて
いる。また、ブラケット内部にはレクチファイヤとブラ
シホルダが取り付けられている。仕切板の径方向片はブ
ラシホルダとファンの間に位置し、軸方向片はブラシホ
ルダとブラケットの間に延びている。
[作用] ロータのフィールドコイルに電流が流された状態でロー
タが回転駆動されると、ステータに交流の誘電起電力が
発生する。そして、これがレクチファイヤで直流に整流
されて出力される。また、ロータの回転に連動してファ
ンが回転し、ハウジング内、とくにステータおよびレク
チファイヤの冷却を行う。
仕切板の軸方向片近傍が被水した場合、この部分に溜ろ
うとする水は、ファンの回転に伴う吸引力によって径方
向の穴から排出されるため、ブラシホルダとブラケット
間に電界が生じて腐食断線を発生するような事態には到
らない。
[実施例] 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の全体構造を断面図で示した
ものであり、第2図は、同実施例の発電機のリア側部分
を第1図の矢印Aの方向から見た部分正面図である。
この実施例の発電機は、基本的には第4図および第5図
に示した従来装置と異ならない構造を有している。以
下、第4図および第5図の実施例と差異のない部分につ
いては図面に同一の符号を付すにとどめて詳細な説明を
省略し、この実施例に特有な部分を中心に説明する。
この実施例において、ブラシホルダ13には、第3図に
拡大斜視図で示す仕切板20が共締めで固定されてい
る。仕切板20は、取り付け状態においてリア側のファ
ン9bに隣接して位置する径方向片20aと、ブラシホ
ルダ13とリアブラケット2の間に延びる軸方向片20
bを備えている。そして、径方向片20aには、基端部
に一対の丸い排水穴20cが形成されている。
したがって、リアブラケット2のケーシング部2a内で
ブラシホルダ13が下側にくるような姿勢で発電機が装
着された場合には、被水によって流入した水はブラシホ
ルダ13と仕切板20の間に落ちるが、それらの水は径
方向片20aに設けた排水穴20cからファン9bの回
転に伴う冷却風の流れによって吸い出され、ファン9b
周面に対向する通風口16cから外部に排出される。そ
のため、ブラシホルダ13と仕切板20の軸方向片20
bの間に水が溜ることはない。
なお、上記実施例においては、排水用の穴として一対の
丸い穴を設けたが、この穴の数および形状はこれに限定
されるものではない。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成され、ブラシホルダと仕切板
の軸方向片の間に溜った水は径方向片の穴からファンの
回転に伴う吸引力によって吸い出されるため、発電機が
いかなる角度でエンジンに装着されても、ブラシホルダ
の端子等が腐食断線して発電不良を起こすという問題は
発生しない。したがって、発電機装着上の制約条件が少
なくなり、標準化によるコスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車輌用発電機の全体断
面図、第2図は同実施例の1部を第1図の矢印Aの方向
から見た部分正面図、第3図は同実施例における仕切板
の拡大斜視図、第4図は従来の車輌用発電機の全体断面
図、第5図は同従来装置の要部を一部断面にて示す正面
図、第6図は同従来装置における仕切板の拡大斜視図、
第7図および第8図は発電機のエンジンへの装着状態を
示す説明図、第9図は上記従来装置の被水時の状態を示
す第5図と同様の正面図である。 1:フロントブラケット、2:リアブラケット、6:ロ
ータ軸、7:ロータ、8:スリップリング、9a,9
b:ファン、11:ステータ、12:レクチファイヤ、
13:ブラシホルダ、20:仕切板、20a:径方向
片、20b:軸方向片、20c:排水穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングを構成するとともに取付用フラ
    ンジとしても機能するブラケットと、該ブラケットに回
    転可能に支承されたロータ軸と、該ロータ軸に固定され
    たロータと、該ロータの両端に設けられたファンと、前
    記ロータの外周に位置し前記ブラケットに支持されたス
    テータと、前記ブラケットの内部に取り付けられたレク
    チファイヤと、前記ロータ軸上のスリップリングに対向
    して位置し前記ブラケットに取り付けられたブラシホル
    ダと、該ブラシホルダと前記ファンの間に位置する径方
    向片と該ブラシホルダと前記ブラケットの間に延びる軸
    方向片とを有してなる仕切板とを備えた車輌用発電機に
    おいて、前記仕切板の径方向片に排水機能を有する穴を
    設けたことを特徴とする車輌用発電機。
JP9129788U 1988-07-08 1988-07-08 車輌用発電機 Expired - Lifetime JPH066692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9129788U JPH066692Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 車輌用発電機

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JP9129788U JPH066692Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 車輌用発電機

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Publication Number Publication Date
JPH0214272U JPH0214272U (ja) 1990-01-29
JPH066692Y2 true JPH066692Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31315781

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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