JP2599815Y2 - クレーン車の操向モード切換え装置 - Google Patents

クレーン車の操向モード切換え装置

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JP2599815Y2
JP2599815Y2 JP1993045600U JP4560093U JP2599815Y2 JP 2599815 Y2 JP2599815 Y2 JP 2599815Y2 JP 1993045600 U JP1993045600 U JP 1993045600U JP 4560093 U JP4560093 U JP 4560093U JP 2599815 Y2 JP2599815 Y2 JP 2599815Y2
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steering
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佐敏 沢藤
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は前後輪が操向自在なク
レーン車の操向モード切換え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ラフテレーンクレーンのようなクレ
ーン車は作業性を向上させるため、前後輪が操向できる
ようになっている。また前後輪が操向自在なクレーン車
は、図1の(イ)ないし(ニ)に示すように4つの操向
モードを有していて、これら操向モードを、運転室に設
けられたスイッチにより選択することにより、狭所でも
容易かつ安全に旋回できるようになっている。
【0003】しかし上記従来の操向モードでは、前輪の
位相に対して後輪に4つの位相があり、これらモード間
でモードを切換える場合、まず前後輪を直進状態にして
から切換えないと、後輪が勝手な方向に向いてしまい、
所望とする操向操作ができない不具合がある。
【0004】すなわち図2の(イ)に示すように4輪操
向中に前輪操向モードに切換えると、前輪aは操向方向
へ動作するが、後輪bはその位置にロックされてしまっ
たり、前輪操向中に4輪操向に切換えると、図2の
(ロ)に示すように前後輪が逆位相でなくなるなど、運
転者の意に反した操向動作となって危険である。
【0005】かかる不具合を防止するため、例えば特開
平3−276873号公報や特開平3−74285号公
報で、車両が直進したときに操向モードが切換えられる
ようにしたものが提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来の装置
は構造が複雑なため高価である欠点があった。この考案
はかかる欠点を改善するためになされたもので、操向モ
ード間の切換えが安全に行えるクレーン車の操向モード
切換え装置を安価に提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】この考案
は上記目的を達成するために、前輪および後輪をステア
リングできる車両であり、前輪のみを操向するモード、
後輪のみを操向するモード、前輪と後輪を同時に逆位相
で操向するモード、前輪と後輪を同時に同位相で操向す
るモードの4つの操向モードを有し、かつこれら操向モ
ードを操向モード切換えスイッチにより選択できるよう
にし、前輪または後輪の操向状態から他の操向モードへ
切換えた場合、前輪センタ検出スイッチまたは後輪セン
タ検出スイッチよりステアリングコントローラへ入力さ
れる信号により、前輪または後輪の直進状態を検出し、
前輪または後輪が直進状態になったときに操向モードの
切換えを可能にしてなるクレーン車において、上記前輪
または後輪の直進状態のときにのみ操向モードが切換え
られるようにした論理を、車速が設定値以下であるとき
キャンセルするキャンセルスイッチを設けたものであ
る。
【0008】上記構成により前輪または後輪が中立位置
になってから操向モードの切換えが行われるため、運手
者の意に反した挙動を起こすことがなく、クレーン車を
安全に運転することができる。また前後輪が直進状態に
ないと操向モードを切換えられないという上記論理を、
所定の車速値以下でキャンセルするスイッチを設けたこ
とにより、後輪前輪に関係なくキャンセルスイッチによ
り操向モードを切換え狭所進入性を向上させることがで
きる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例を図3ないし図9に示す
図面を参照して詳述する。図3は操向モード切換え装置
の回路図を示す。
【0010】この図で1はステアリングコントローラ
で、入力側に操向モード切換えスイッチ2 〜2
設けられている。2 は前輪操向スイッチ、2 は後
輪操向スイッチ、2 は4輪操向スイッチ、2 はカ
ニ操向スイッチとなっていて、それぞれステアリングコ
ントローラ1と電源3の間に接続されており、これらス
イッチ2 〜2 の1個を選定することにより操向モ
ードが選択できるようになっている。
【0011】また上記ステアリングコントローラ1に
は、車速検出器4より車速が、また図示しない前輪操向
装置に設けられた前輪センタ検出スイッチ5より前輪セ
ンタ信号が、そして図4に示す後輪操向装置6に設けら
れた後輪センタ検出スイッチ7より後輪センタ信号がそ
れぞれ入力されるようになっている。
【0012】一方ステアリングコントローラ1の出力側
には操向モード信号8が出力されるようになっている。
操向モード出力信号8は後輪操向信号8、4輪操向
信号8及びカニ操向信号8よりなっていて、前
輪走行信号は8,8,8に出力しない状態
である。これにより図6に示す4輪操向回路に設けられ
た電磁弁9及び10へ出力され、これら電磁弁9、10
を切換えることにより、前輪11及び後輪12に接続さ
れたステアリングシリンダ13、14へ供給される油圧
が制御されて、切換えスイッチ2により選択した操向モ
ードが得られるようになっている。
【0013】またステアリングコントローラ1の出力側
には、選択された操向モードを表示する操向モード表示
ランプ16と、モードを切換える際に、車速が制限を越
えている場合に警告する警報ブザー17及び前後輪1
1、12が直進位置にあるのを表示する前輪直進ランプ
18と、後輪直進ランプ19が接続されている。
【0014】次に図7は後輪が操舵する操向モードから
それ以外のモードへ変更する場合のフローチャートであ
る。図7を参照して作用を説明すると、クレーン車の走
行中や作業中に操向モードを切換えるべく操向モード切
換えスイッチ2の1個を選定すると、フローチャートの
ステップ101で、ステアリングコントローラ1の出力
操向モードと、入力操向モードが一致しているかがステ
アリングコントローラ1内で判定され、一致している場
合は切換えの必要がないのでそのモードを維持する。
【0015】一致していない場合はステップ102へ進
んで後輪12がセンタ位置にあるかを判定し、センタ位
置にある場合はステップ103で操向モード切換えスイ
ッチ2で選択された操向モードを出力し、その操向モー
ドに切換える。またもし後輪12がセンタ位置にない場
合はステップ104へ進んでいままでの操向モードを維
持し、ステップ102へ戻る。そして後輪12がセンタ
位置になるまでループを繰返し、後輪12がセンタ位置
になったところでステップ103へ進んで、操向モード
切換えスイッチ2で選択された操向モードへ切換えられ
るようになる。
【0016】図7のフローチャートにおいて実際には図
8の(イ)に示すように例えば4輪操向モード(コーデ
ィネイトステアリングモード)から、前輪操向モードへ
切換えると、まず後輪12が図8の(ロ)に示すように
直進位置へ戻され、後輪12が直進状態になったのを後
輪センタ検出スイッチ7が検出したところで前輪操向モ
ードへ切換えられて、図8の(ハ)に示すように前輪操
向が可能になる。
【0017】また図9の(イ)に示すように前輪操向モ
ードより4輪操向モードへ切換えると、まず前輪11が
図9の(ロ)に示すように直進位置へ戻され、前輪11
が直進状態になったのを前輪センタ検出スイッチ5が検
出したところで、図9の(ハ)に示すように4輪操向が
可能になる。
【0018】なお前後輪11、12の直進状態のときに
のみ操向モードが切換えられるようにした論理をキャン
セルするキャンセルスイッチ(図示しない)を設けてお
くことにより、前後輪11、12の位相を敢えてずらし
て操向することが、このキャンセルスイッチをオンにし
て、前後輪直進表示ランプ18、19を見ながら操向モ
ード切換えスイッチ2を切換えることにより可能とな
る。さらにキャンセルスイッチは車速が設定値以上では
作動しないという論理をコントローラに設定することに
より安全が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)従来のクレーン車の操向モードを示す説明図であ
る。 (ロ)従来のクレーン車の操向モードを示す説明図であ
る。 (ハ)従来のクレーン車の操向モードを示す説明図であ
る。 (ニ)従来のクレーン車の操向モードを示す説明図であ
る。
【図2】 (イ)従来のクレーン車の操向モード切換え時の説明図
である。 (ロ)従来のクレーン車の操向モード切換え時の説明図
である。
【図3】この考案の一実施例になるクレーン車のモード
切換え装置を示す回路図である。
【図4】この考案の一実施例になるクレーン車の後輪操
向装置を示す平面図である。
【図5】図4のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図6】この考案の一実施例になるクレーン車の操向油
圧回路を示す回路図である。
【図7】この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用を示すフローチャートである。
【図8】 (イ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。 (ロ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。 (ハ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。
【図9】 (イ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。 (ロ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。 (ハ) この考案の一実施例になる操向モード切換え装
置の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコントローラ 2 操向モード切換えスイッチ 5 前輪センタ検出スイッチ 7 後輪センタ検出スイッチ 11 前輪 12 後輪
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 6/00 B62D 7/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪および後輪をステアリングできる車
    両であり、前輪のみを操向するモード、後輪のみを操向
    するモード、前輪と後輪を同時に逆位相で操向するモー
    ド、前輪と後輪を同時に同位相で操向するモードの4つ
    の操向モードを有し、かつこれら操向モードを操向モー
    ド切換えスイッチ(2)により選択できるようにし、前輪
    (11)または後輪(12)の操向状態から他の操向モードへ切
    換えた場合、前輪センタ検出スイッチ(5)または後輪セ
    ンタ検出スイッチ(7)よりステアリングコントローラ(1)
    へ入力される信号により、前輪(11)または後輪(12)の直
    進状態を検出し、、前輪(11)または後輪(12)が直進状態
    になったときに操向モードの切換えを可能にしてなるク
    レーン車において、上記前輪(11)または後輪(12)の直進
    状態のときにのみ操向モードが切換えられるようにした
    論理を、車速が設定値以下であるときキャンセルするキ
    ャンセルスイッチを設けたことを特徴とするクレーン車
    の操向モード切換え装置。
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