JP2599812Y2 - コーナー部の結合構造 - Google Patents

コーナー部の結合構造

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JP2599812Y2
JP2599812Y2 JP1992084825U JP8482592U JP2599812Y2 JP 2599812 Y2 JP2599812 Y2 JP 2599812Y2 JP 1992084825 U JP1992084825 U JP 1992084825U JP 8482592 U JP8482592 U JP 8482592U JP 2599812 Y2 JP2599812 Y2 JP 2599812Y2
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corner block
corner
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忠雄 大野
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立山アルミニウム工業株式会社
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、アルミサッ
シ、額縁などの如く、枠材を結合してコーナー部を形成
するコーナー部の結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】枠材を結合してコーナー部を形成する技
術としては種々提案され実施されているが、その一例と
して特開平2−240388号公報に開示された発明が
ある。この発明は、それぞれ突出部を有する第1、第2
の脚部と基端部からなるコーナーファスナをフレーム部
材内に挿入して突出部をフレーム部材の空洞内の上面に
当接させ、基端部と第1、第2の脚部の先端部間にそれ
ぞれ挿入したねじを締付けることにより先端部が支点と
して作用し、フレーム部材を近接させて一体に結合する
ようにしたものである。
【0003】また、実開昭63−54790号公報に開
示された考案は、コーナーブロックに傾斜する孔を設
け、この孔に嵌合した摺動部材に縦材及び横材が連動す
るようにして両者を結合するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来のコ
ーナー部の結合構造は、コーナーファスナ又はコーナー
ブロックの一部をフレーム部材又は縦材、横材に当接さ
せるだけなので、使用により緩みが生じてつき合せ部の
目地が大きくなったり、両部材間にずれやガタを生じる
ことがある。
【0005】本考案は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、コーナー部を構成する両部材を強固かつ高精
度に結合し、長期間使用しても両部材間のつき合せ部の
目地が大きくなったり、ずれやガタが生じるおそれのな
いコーナー部の結合構造を得ることを目的としたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るコーナ部の
結合構造は、ほぼL字状で断面ほぼ四角形に形成され、
内側の面にそれぞれ端部に達するまで形成された傾斜
面、前記端部及び傾斜面に開口するガイド穴、該ガイド
穴の底部から外側の面まで互に干渉しないように貫設さ
れたボルト挿通穴を備えたコーナーブロックと、該コー
ナーブロックのガイド穴内に摺動可能に挿入される本
体、該本体の両側に設けられ前記コーナーブロックの傾
斜面に整合する傾斜面を有する楔部、前記本体の外側に
開口しナットが回動不能に挿入される有底穴及び該有底
穴の底部に設けられた貫通穴を備えた一対の楔部材とか
なり、前記有底穴にそれぞれナットが挿入された楔部材
を前記コーナーブロックのガイド穴に挿入し、前記コー
ナーブロックのボルト挿通穴及び楔部材の貫通穴にそれ
ぞれボルトを挿入して前記ナットに螺入し、端部につき
合せ部が形成された枠材を前記コーナーブロックの端部
からそれぞれ挿入してつき合せ部を当接し、前記ボルト
を締付けるようにしたものである。
【0007】
【作用】本考案においては、コーナーブロックのボルト
挿通穴にボルトを挿通し、楔部材をコーナーブロックの
ガイド穴に挿入してその有底穴に挿入されたナットに挿
入する。ついで、コーナーブロックの脚部にそれぞれ枠
材を挿入してつき合せ部を当接させ、ボルトを締付け
る。これにより楔部材の楔作用によりコーナーブロック
の外壁面が枠材の内壁に圧着され、両枠材は一体にかつ
強固に固定される。
【0008】
【実施例】図1は本考案の第1の実施例の縦断面図、図
2はその側面図、図3は図1の分解斜視図である。図に
おいて、1,1aは結合してコーナー部を構成する断面
四角形の中空の枠材で、その端部はそれぞれ45°に切
断されてつき合せ部2,2aが形成されており、外側の
外壁3,3aには互いに反対方向に偏った位置に貫通穴
4,4aが設けられている。5,5aはボルトである。
【0009】10は合成樹脂、アルミニウムの如き金属
材料からなり、基体部11と腕部12,12aからなる
ほぼL字状のコーナーブロックで、枠材1,1aの中空
部内に挿入しうる外形に形成されており、腕部12,1
2aの内側の面には端部13,13aに達する角度θの
傾斜面14,14aが設けられている。15,15aは
基体部11から腕部12,12aの端部13,13aに
かけて、外側の面とそれぞれ平行にかつ互いに干渉しな
い位置に貫設されたボルト挿通穴で、外側の面側はボル
ト5,5aの頭部が挿入しうるように大径に形成されて
いる。16,16aはコーナーブロック10の腕部1
2,12aの端部13,13a及び傾斜部14,14a
に開口するガイド穴で、ボルト挿通穴15,15aはこ
のガイド穴16,16aの底部に開口している。
【0010】20,20aは楔部材で、コーナーブロッ
ク10のガイド穴16,16aに摺動可能に挿入される
本体21,21a、本体21,21aの両側に設けら
れ、コーナーブロック10の傾斜面14,14aと同じ
角度θに形成された傾斜面23,23aを有する楔部2
2,22a、及び本体21,21aと楔部22,22a
の下面に設けられた底板30,30aとからなり、本体
21,21aには背面に開口する四角形の有底穴26,
26aが設けられ、有底穴26,26aの底部には貫通
穴27,27aが設けられている。28,28aはねじ
穴29,29aを有し、本体21,21aの有底穴2
6,26a内に摺動可能、回転不能に挿入されるナット
である。
【0011】次に、上記のように構成した本実施例の作
用を説明する。先ず、コーナーブロック10の貫通穴1
5,15aに、その頭部が大径部内に位置するまでそれ
ぞれボルト5,5aを挿通する。ついで、ナット28,
28aが有底穴26,26aに挿入された楔部材20,
20aをコーナーブロック10のガイド穴16,16a
に挿入し、その貫通穴27,27aをボルト5,5aに
挿入してそのねじをナット28,28aのねじ穴29,
29aに軽く螺入する。
【0012】この状態で、コーナーブロック10の脚部
11,11aにそれぞれ枠材1,1aを嵌入し、そのつ
き合せ部2,2aを当接させる。このとき、枠材1,1
aの外壁3,3aの内面はコーナーブロック10の外側
の面に当接するか又は近接して対向し、また枠材1,1
aの貫通穴4,4aはコーナーブロック10のボルト挿
通穴15,15aの大径部と整合する。そして、楔部材
20,20aの楔部22,22aは枠材1,1aの内壁
とコーナーブロック10の傾斜面14,14aとの間に
位置する。
【0013】ついで、枠材1,1aの貫通穴4,4aか
らドライバーを差込んでボルト5,5aを締付けると、
楔部材20,20aはガイド穴16,16a内を摺動し
てコーナーブロック10側に引き寄せられ、楔部22,
22aを枠材1,1aの内壁とコーナーブロック10の
傾斜面14,14aとの間に強く引き込む。このため、
コーナーブロック10は楔部材20,20aの楔作用に
より押上げられ、その外側の面を枠材1,1aの外壁
3,3aの内面に圧着し、これらを一体かつ強固に固定
する。
【0014】以上のように、本考案によれば、コーナー
部の位置合せ及び枠材の固定を正確かつ強固に行なうこ
とができ、しかも固定作業はねじを回動するだけでよい
ので、組立、調整も容易である。なお、本考案を水密を
要する部分又は特に強度を要する部分に実施する場合
は、両枠材のつき合せ部に接着剤を塗布して結合すれ
ば、水密性や強度をさらに向上させることができる。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案は楔作用に
よりL字状のコーナーブロックの少なくとも2つの面
を、コーナー部を形成する枠材の内壁に圧接し、これら
を一体に強固に固定するようにしたので、組立て、調整
が容易であり、その上使用中につき合せ部の目地が大き
くなったり、両枠材間にずれやガタを生ずるおそれがな
く、長期の使用に耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【符号の説明】
1,1a枠材 2,2a つき合せ部 10 コーナーブロック 12,12a 脚部 13,13a 端部 14,14a 傾斜面 15,15a ねじ挿通穴 16,16a ガイド穴 20,20a 楔部材 21,21a 本体 22,22a 楔部 26,26a 有底穴 27,27a 貫通穴 28,28a ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼL字状で断面ほぼ四角形に形成さ
    れ、内側の面にそれぞれ端部に達するまで形成された傾
    斜面、前記端部及び傾斜面に開口するガイド穴、該ガイ
    ド穴の底部から外側の面まで互に干渉しないように貫設
    されたボルト挿通穴を備えたコーナーブロックと、 該コーナーブロックのガイド穴内に摺動可能に挿入され
    る本体、該本体の両側に設けられ前記コーナーブロック
    の傾斜面に整合する傾斜面を有する楔部、前記本体の外
    側に開口しナットが回動不能に挿入される有底穴及び該
    有底穴の底部に設けられた貫通穴を備えた一対の楔部材
    とかなり、 前記有底穴にそれぞれナットが挿入された楔部材を前記
    コーナーブロックのガイド穴に挿入し、前記コーナーブ
    ロックのボルト挿通穴及び楔部材の貫通穴にそれぞれボ
    ルトを挿入して前記ナットに螺入し、端部につき合せ部
    が形成された枠材を前記コーナーブロックの端部からそ
    れぞれ挿入してつき合せ部を当接し、前記ボルトを締付
    けることを特徴とするコーナー部の結合構造。
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