JP2599603Y2 - オートトランスミッションの試験装置との連結装置 - Google Patents
オートトランスミッションの試験装置との連結装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用オートトラン
スミッションの試験装置との連結装置に関するものであ
る。
スミッションの試験装置との連結装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の4輪駆動車用オートトラン
スミッションの構成を示し、1はエンジンに連結される
入力軸、2は入力軸1に取り付けられたトルク変換のた
めのトルクコンバータ、3はトルクコンバータ2の出力
側に連結された変速部、4は変速部3の出力軸5に取り
付けられた連結ギヤ、6は連結ギヤ4に連結された前後
輪差動吸収用デフ、7はデフ6の一方の出力ギヤ6aに
取り付けられたセンターシャフト、8はセンターシャフ
ト7に取り付けられた連結ギヤ、9は連結ギヤ8に連結
された後輪出力軸、10はデフ6の他方の出力ギヤ6b
に連結された前輪差動吸収用デフ、11,12は左右の
前輪出力軸である。各出力軸9,11,12は車輪側と
連結される。
スミッションの構成を示し、1はエンジンに連結される
入力軸、2は入力軸1に取り付けられたトルク変換のた
めのトルクコンバータ、3はトルクコンバータ2の出力
側に連結された変速部、4は変速部3の出力軸5に取り
付けられた連結ギヤ、6は連結ギヤ4に連結された前後
輪差動吸収用デフ、7はデフ6の一方の出力ギヤ6aに
取り付けられたセンターシャフト、8はセンターシャフ
ト7に取り付けられた連結ギヤ、9は連結ギヤ8に連結
された後輪出力軸、10はデフ6の他方の出力ギヤ6b
に連結された前輪差動吸収用デフ、11,12は左右の
前輪出力軸である。各出力軸9,11,12は車輪側と
連結される。
【0003】上記構成のオートトランスミッションの性
能試験においては、連結ギヤ8,後輪出力軸9,及び前
輪出力軸11,12は取り外され、代わりに図4
(a),(b)に示すように試験装置のダイナモメータ
側との連結軸13〜15が設けられる。連結軸13〜1
5にはそれぞれスプライン軸16〜18がスライド自在
に支持され、連結軸13〜15とスプライン軸16〜1
8との間にはばね19〜21が設けられている。そして
図5(a),(b)に示すように連結軸13〜15をス
ライドさせ、スプライン軸16〜18のスプライン部1
6a〜18aをセンターシャフト7のスプライン部7
a、及び前輪差動吸収用デフ10の出力ギヤ22,23
のスプライン部に嵌合し、オートトランスミッションを
試験装置側と連結する。スプライン嵌合が円滑に行われ
ないときはばね19〜21が圧縮され、スライド量を吸
収する。
能試験においては、連結ギヤ8,後輪出力軸9,及び前
輪出力軸11,12は取り外され、代わりに図4
(a),(b)に示すように試験装置のダイナモメータ
側との連結軸13〜15が設けられる。連結軸13〜1
5にはそれぞれスプライン軸16〜18がスライド自在
に支持され、連結軸13〜15とスプライン軸16〜1
8との間にはばね19〜21が設けられている。そして
図5(a),(b)に示すように連結軸13〜15をス
ライドさせ、スプライン軸16〜18のスプライン部1
6a〜18aをセンターシャフト7のスプライン部7
a、及び前輪差動吸収用デフ10の出力ギヤ22,23
のスプライン部に嵌合し、オートトランスミッションを
試験装置側と連結する。スプライン嵌合が円滑に行われ
ないときはばね19〜21が圧縮され、スライド量を吸
収する。
【0004】入力軸1は試験装置のエンジン、実際には
モータによって回転され、この回転はトルクコンバータ
2,変速部3,及び連結ギヤ4を介して前後輪差動吸収
用デフ6に伝えられ、前後輪の差動が吸収される。デフ
6の一方の出力はセンターシャフト7からスプライン軸
16を介して連結軸13に伝えられ、さらに試験装置の
後輪側のダイナモメータに伝えられる。デフ6の他方の
出力は前輪差動吸収用デフ10に伝えられ、左右の前輪
の差動が吸収されるとともに、スプライン軸17,18
及び連結軸14,15を介して試験装置の左右の前輪側
のダイナモメータに伝えられる。もちろん、ダイナモメ
ータ側からの駆動も可能である。
モータによって回転され、この回転はトルクコンバータ
2,変速部3,及び連結ギヤ4を介して前後輪差動吸収
用デフ6に伝えられ、前後輪の差動が吸収される。デフ
6の一方の出力はセンターシャフト7からスプライン軸
16を介して連結軸13に伝えられ、さらに試験装置の
後輪側のダイナモメータに伝えられる。デフ6の他方の
出力は前輪差動吸収用デフ10に伝えられ、左右の前輪
の差動が吸収されるとともに、スプライン軸17,18
及び連結軸14,15を介して試験装置の左右の前輪側
のダイナモメータに伝えられる。もちろん、ダイナモメ
ータ側からの駆動も可能である。
【0005】ここで、例えば前輪差動吸収用デフ10と
スプライン軸17,18との自動連結について説明す
る。まず、図6(a)に示すように前輪差動吸収用デフ
10の出力側ギヤ22,23にスプライン軸17,18
を当接させ、スプライン軸17,18を同一方向にダイ
ナモメータにより回転させると、先端の摩擦力が大きい
方のスプライン軸18に当接したギヤ23はスプライン
軸18と同一方向に回転し、従ってギヤ22はスプライ
ン軸17と逆方向に回転し、スプライン軸17とギヤ2
2は嵌合される。この結果、図6(b)に示すようにス
プライン軸17とギヤ22は同一方向に回転し、ギヤ2
3はスプライン軸18と逆方向に回転し、ギヤ23とス
プライン軸18も図6(c)に示すように嵌合される。
この状態になるとデフ10の全体が回転し、前後輪差動
吸収用デフ6が差動を始め、センターシャフト7が回転
し、センターシャフト7とスプライン軸16が嵌合す
る。
スプライン軸17,18との自動連結について説明す
る。まず、図6(a)に示すように前輪差動吸収用デフ
10の出力側ギヤ22,23にスプライン軸17,18
を当接させ、スプライン軸17,18を同一方向にダイ
ナモメータにより回転させると、先端の摩擦力が大きい
方のスプライン軸18に当接したギヤ23はスプライン
軸18と同一方向に回転し、従ってギヤ22はスプライ
ン軸17と逆方向に回転し、スプライン軸17とギヤ2
2は嵌合される。この結果、図6(b)に示すようにス
プライン軸17とギヤ22は同一方向に回転し、ギヤ2
3はスプライン軸18と逆方向に回転し、ギヤ23とス
プライン軸18も図6(c)に示すように嵌合される。
この状態になるとデフ10の全体が回転し、前後輪差動
吸収用デフ6が差動を始め、センターシャフト7が回転
し、センターシャフト7とスプライン軸16が嵌合す
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、オート
トランスミッションの中には図7に示すような構造のも
のもあり、このような構造のオートトランスミッション
の場合には試験装置側のスプライン軸16〜18を連結
することができなかった。即ち、図7においては連結ギ
ヤ4に連結ギヤ24を介して前後輪差動吸収用デフ6が
連結され、デフ6の出力ギヤ6a,6bにはそれぞれ前
輪出力用スプライン軸25及び後輪出力用スプライン軸
26が一体的に設けられ、出力用スプライン軸25,2
6は前輪出力用スプライン軸25を内側にして同心状に
配設されている。
トランスミッションの中には図7に示すような構造のも
のもあり、このような構造のオートトランスミッション
の場合には試験装置側のスプライン軸16〜18を連結
することができなかった。即ち、図7においては連結ギ
ヤ4に連結ギヤ24を介して前後輪差動吸収用デフ6が
連結され、デフ6の出力ギヤ6a,6bにはそれぞれ前
輪出力用スプライン軸25及び後輪出力用スプライン軸
26が一体的に設けられ、出力用スプライン軸25,2
6は前輪出力用スプライン軸25を内側にして同心状に
配設されている。
【0007】そこで、図8に示すように試験装置側との
連結軸27に2段のスプライン部27a,27bを設け
た場合、出力用スプライン軸25,26とスプライン部
27a,27bとが嵌合する条件は一方又は双方の位相
が偶然合ったときのみである。このため、例えば外側の
後輪出力用スプライン軸26の先端が外側のスプライン
部27bに当接し、内側の前輪出力用スプライン軸25
が内側のスプライン部27aと離れた状態で連結軸27
をダイナモメータにより回転させた場合、後輪出力用ス
プライン軸26が連結軸27と同一方向に回転し、デフ
6の作用によりスプライン軸25は逆方向に回転する
が、スプライン部27aとは離れているので嵌合しな
い。このように従来では、オートトランスミッションと
試験装置との連結が円滑に行われなかった。
連結軸27に2段のスプライン部27a,27bを設け
た場合、出力用スプライン軸25,26とスプライン部
27a,27bとが嵌合する条件は一方又は双方の位相
が偶然合ったときのみである。このため、例えば外側の
後輪出力用スプライン軸26の先端が外側のスプライン
部27bに当接し、内側の前輪出力用スプライン軸25
が内側のスプライン部27aと離れた状態で連結軸27
をダイナモメータにより回転させた場合、後輪出力用ス
プライン軸26が連結軸27と同一方向に回転し、デフ
6の作用によりスプライン軸25は逆方向に回転する
が、スプライン部27aとは離れているので嵌合しな
い。このように従来では、オートトランスミッションと
試験装置との連結が円滑に行われなかった。
【0008】この考案は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、オートトランスミッションを
その試験装置と連結する際に、確実に自動的に連結する
ことができるオートトランスミッションの試験装置との
連結装置を得ることを目的とする。
めに成されたものであり、オートトランスミッションを
その試験装置と連結する際に、確実に自動的に連結する
ことができるオートトランスミッションの試験装置との
連結装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案に係るオートト
ランスミッションの試験装置との連結装置は、同心状に
配設されたオートトランスミッションの前輪出力用スプ
ライン軸と後輪出力用スプライン軸のうち、外側の出力
用スプライン軸と嵌合する外側スプライン軸を連結軸に
第1のばねを介して軸方向移動自在に連結し、また内側
の出力用スプライン軸と嵌合する内側スプライン軸を外
側スプライン軸に第2のばねを介して軸方向移動自在に
連結し、かつ内側スプライン軸が外側スプライン軸より
先に出力用スプライン軸に当接するとともに、第2のば
ねを第1のばねより弱くしたものである。
ランスミッションの試験装置との連結装置は、同心状に
配設されたオートトランスミッションの前輪出力用スプ
ライン軸と後輪出力用スプライン軸のうち、外側の出力
用スプライン軸と嵌合する外側スプライン軸を連結軸に
第1のばねを介して軸方向移動自在に連結し、また内側
の出力用スプライン軸と嵌合する内側スプライン軸を外
側スプライン軸に第2のばねを介して軸方向移動自在に
連結し、かつ内側スプライン軸が外側スプライン軸より
先に出力用スプライン軸に当接するとともに、第2のば
ねを第1のばねより弱くしたものである。
【0010】
【作用】この考案においては、試験装置側との連結軸を
オートトランスミッション方向にスライドさせた際に、
まず内側のスプライン軸が内側の出力用スプライン軸に
当接し、第2のばねが圧縮される。次に、外側のスプラ
イン軸が外側の出力用スプライン軸に当接して第1のば
ねが圧縮される。第1のばねは第2のばねより強いので
外側の出力用スプライン軸の摩擦力が強くなり、連結軸
の回転により外側の出力用スプライン軸が同じ方向に回
転し、内側の出力用スプライン軸が逆方向に回転して内
側のスプライン軸と嵌合し、続いて外側の出力用スプラ
イン軸が外側のスプライン軸と嵌合する。
オートトランスミッション方向にスライドさせた際に、
まず内側のスプライン軸が内側の出力用スプライン軸に
当接し、第2のばねが圧縮される。次に、外側のスプラ
イン軸が外側の出力用スプライン軸に当接して第1のば
ねが圧縮される。第1のばねは第2のばねより強いので
外側の出力用スプライン軸の摩擦力が強くなり、連結軸
の回転により外側の出力用スプライン軸が同じ方向に回
転し、内側の出力用スプライン軸が逆方向に回転して内
側のスプライン軸と嵌合し、続いて外側の出力用スプラ
イン軸が外側のスプライン軸と嵌合する。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面とともに説明
する。図1はこの実施例によるオートトランスミッショ
ンの試験装置との連結装置の縦断面図を示し、28は後
輪出力用スプライン軸26と嵌合する外側スプライン軸
であり、内周に2段の段部28a,28bを設けるとと
もに、内周先端にスプライン部28cを設ける。又、外
側スプライン軸28の外周にはスプライン部28dが設
けられる。29は試験装置側との連結軸であり、その先
端内周にはスプライン部28dと嵌合するスプライン部
29aを有し、また外側スプライン軸28との間に第1
のばね30が設けられる。
する。図1はこの実施例によるオートトランスミッショ
ンの試験装置との連結装置の縦断面図を示し、28は後
輪出力用スプライン軸26と嵌合する外側スプライン軸
であり、内周に2段の段部28a,28bを設けるとと
もに、内周先端にスプライン部28cを設ける。又、外
側スプライン軸28の外周にはスプライン部28dが設
けられる。29は試験装置側との連結軸であり、その先
端内周にはスプライン部28dと嵌合するスプライン部
29aを有し、また外側スプライン軸28との間に第1
のばね30が設けられる。
【0012】31は前輪出力用スプライン軸25と嵌合
する内側スプライン軸であり、筒状の先端側に段部31
aを有するとともに、先端内周には前輪出力用スプライ
ン軸25と嵌合するスプライン部31bを設け、先端外
周には外側スプライン軸28のスプライン部28cと嵌
合するスプライン部31cを設ける。段部31aと段部
28bとの間には第2のばね32を設ける。第1のばね
30は第2のばね32よりばね定数が大きくなってい
る。内側スプライン軸31は外側スプライン軸28の孔
28eに挿入され、その端部にはねじ部31dが形成さ
れ、ねじ部31dにはストッパとしてのナット33が螺
着される。又、出力用スプライン軸25,26との当接
に際しては、内側スプライン軸31が外側スプライン軸
28より先に当接するように配設されている。
する内側スプライン軸であり、筒状の先端側に段部31
aを有するとともに、先端内周には前輪出力用スプライ
ン軸25と嵌合するスプライン部31bを設け、先端外
周には外側スプライン軸28のスプライン部28cと嵌
合するスプライン部31cを設ける。段部31aと段部
28bとの間には第2のばね32を設ける。第1のばね
30は第2のばね32よりばね定数が大きくなってい
る。内側スプライン軸31は外側スプライン軸28の孔
28eに挿入され、その端部にはねじ部31dが形成さ
れ、ねじ部31dにはストッパとしてのナット33が螺
着される。又、出力用スプライン軸25,26との当接
に際しては、内側スプライン軸31が外側スプライン軸
28より先に当接するように配設されている。
【0013】次に、上記構成の動作を図2及び図3の簡
略図を用いて説明する。まず、通常時は図2の状態にあ
り、ここで連結軸29をスライドさせて行くと、前輪出
力用スプライン軸25の先端に内側スプライン軸31の
先端が当接し、第2のばね32が圧縮される。さらに、
連結軸29をスライドさせると、後輪出力用スプライン
軸28に当接し、第1のばね30が圧縮され、スライド
動作が終了する。
略図を用いて説明する。まず、通常時は図2の状態にあ
り、ここで連結軸29をスライドさせて行くと、前輪出
力用スプライン軸25の先端に内側スプライン軸31の
先端が当接し、第2のばね32が圧縮される。さらに、
連結軸29をスライドさせると、後輪出力用スプライン
軸28に当接し、第1のばね30が圧縮され、スライド
動作が終了する。
【0014】ここで、連結軸29を回転させるとスプラ
イン嵌合しているスプライン軸28,31も同一方向に
回転し、ばね定数が大きな第1のばね30により押圧さ
れている外側スプライン軸28と後輪出力用スプライン
軸26との摩擦力が内側スプライン軸31と前輪出力用
スプライン軸25との摩擦力より大きいために、後輪出
力用スプライン軸26は外側スプライン軸28と同一方
向に回転する。このため、デフ6の差動動作により前輪
出力用スプライン軸25は内側スプライン軸31と逆方
向に回転し、位相が合った際にスプライン部25a,2
5bが数mmかみ合う。そこで、前輪出力用スプライン
軸25は内側スプライン軸31と同一方向に回転し、後
輪出力用スプライン軸26はデフ6の差動動作により逆
方向に回転し、後輪出力用スプライン軸26と外側スプ
ライン軸28のスプライン部26a,28cはかみ合
い、前輪出力用スプライン軸26と外側スプライン軸2
8も完全にかみ合い、結合が終了する。
イン嵌合しているスプライン軸28,31も同一方向に
回転し、ばね定数が大きな第1のばね30により押圧さ
れている外側スプライン軸28と後輪出力用スプライン
軸26との摩擦力が内側スプライン軸31と前輪出力用
スプライン軸25との摩擦力より大きいために、後輪出
力用スプライン軸26は外側スプライン軸28と同一方
向に回転する。このため、デフ6の差動動作により前輪
出力用スプライン軸25は内側スプライン軸31と逆方
向に回転し、位相が合った際にスプライン部25a,2
5bが数mmかみ合う。そこで、前輪出力用スプライン
軸25は内側スプライン軸31と同一方向に回転し、後
輪出力用スプライン軸26はデフ6の差動動作により逆
方向に回転し、後輪出力用スプライン軸26と外側スプ
ライン軸28のスプライン部26a,28cはかみ合
い、前輪出力用スプライン軸26と外側スプライン軸2
8も完全にかみ合い、結合が終了する。
【0015】上記実施例においては、前輪出力用スプラ
イン軸25を後輪出力用スプライン軸26より先に内側
スプライン軸31に当接させるとともに、第1のばね3
0を第2のばね32より強くしており、前後輪差動吸収
用デフ6の差動動作を作用して出力用スプライン軸2
5,26とスプライン軸31,28をそれぞれ円滑確実
にかつ自動的に嵌合することができる。
イン軸25を後輪出力用スプライン軸26より先に内側
スプライン軸31に当接させるとともに、第1のばね3
0を第2のばね32より強くしており、前後輪差動吸収
用デフ6の差動動作を作用して出力用スプライン軸2
5,26とスプライン軸31,28をそれぞれ円滑確実
にかつ自動的に嵌合することができる。
【0016】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、連結軸
に第1のばねを介して外側スプライン軸を連結するとと
もに、外側スプライン軸に第2のばねを介して内側スプ
ライン軸を連結し、出力用スプライン軸との当接を内側
スプライン軸の方を先にするとともに、第2のばねを第
1のばねより弱くしており、各出力用スプライン軸と各
スプライン軸との連結を前後輪差動吸収用デフの差動動
作を利用して円滑確実にかつ自動的に行うことができ
る。
に第1のばねを介して外側スプライン軸を連結するとと
もに、外側スプライン軸に第2のばねを介して内側スプ
ライン軸を連結し、出力用スプライン軸との当接を内側
スプライン軸の方を先にするとともに、第2のばねを第
1のばねより弱くしており、各出力用スプライン軸と各
スプライン軸との連結を前後輪差動吸収用デフの差動動
作を利用して円滑確実にかつ自動的に行うことができ
る。
【図1】この実施例によるオートトランスミッションの
試験装置との連結装置の非連結時の縦断面図である。
試験装置との連結装置の非連結時の縦断面図である。
【図2】この実施例によるオートトランスミッションの
試験装置との連結装置の連結開始時の縦断面図である。
試験装置との連結装置の連結開始時の縦断面図である。
【図3】オートトランスミッションの構成図である。
【図4】従来装置の非連結時の縦断面図である。
【図5】従来装置の連結開始時の縦断面図である。
【図6】従来装置の連結動作の説明図である。
【図7】他のオートトランスミッションの構成図であ
る。
る。
【図8】他の従来装置の連結開始時の縦断面図である。
1…入力軸 2…トルクコンバータ 3…変速部 6…前後輪差動吸収用デフ 6a,6b…出力ギヤ 25…前輪出力用スプライン軸 25a,26a,28c,28d,29a,31b,3
1c…スプライン部 26…後輪出力用スプライン軸 28…外側スプライン軸 29…連結軸 30…第1のばね 31…内側スプライン軸 32…第2のばね
1c…スプライン部 26…後輪出力用スプライン軸 28…外側スプライン軸 29…連結軸 30…第1のばね 31…内側スプライン軸 32…第2のばね
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン出力を入力される入力軸にトル
クコンバータ及び変速部を介して前後輪差動吸収用デフ
を連結し、前後輪差動吸収用ブの出力側ギヤにそれぞれ
一体的に設けられた前輪出力用スプライン軸と後輪出力
用スプライン軸を同心状に配設したオートトランスミッ
ションにおいて、外側の出力用スプライン軸と嵌合する
外側スプライン軸を試験装置側との連結軸に第1のばね
を介して軸方向移動自在で回転不能に連結し、内側の出
力用スプライン軸と嵌合する内側スプライン軸を外側ス
プライン軸に第2のばねを介して軸方向移動自在で回転
不能に連結し、連結軸をオートトランスミッション方向
にスライドさせた際に内側スプライン軸が外側スプライ
ン軸より先に出力用スプライン軸と当接するようにし、
かつ第2のばねを第1のばねより弱くしたことを特徴と
するオートトランスミッションの試験装置との連結装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064011U JP2599603Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートトランスミッションの試験装置との連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064011U JP2599603Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートトランスミッションの試験装置との連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734348U JPH0734348U (ja) | 1995-06-23 |
JP2599603Y2 true JP2599603Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13245817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993064011U Expired - Lifetime JP2599603Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | オートトランスミッションの試験装置との連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599603Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009119309A1 (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-01 | 株式会社明電舎 | トルクコンバータの試験装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP1993064011U patent/JP2599603Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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