JP2599590Y2 - 原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置 - Google Patents
原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置Info
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- JP2599590Y2 JP2599590Y2 JP1993018982U JP1898293U JP2599590Y2 JP 2599590 Y2 JP2599590 Y2 JP 2599590Y2 JP 1993018982 U JP1993018982 U JP 1993018982U JP 1898293 U JP1898293 U JP 1898293U JP 2599590 Y2 JP2599590 Y2 JP 2599590Y2
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- JP
- Japan
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- arm
- pressure vessel
- along
- probe
- support frame
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、原子炉圧力容器溶接継
手部の自動探傷装置に係り、特に原子炉圧力容器の支持
脚等の傾斜部における狭隘な作業空間で探傷検査が容易
にできるようにした自動探傷装置に関する。
手部の自動探傷装置に係り、特に原子炉圧力容器の支持
脚等の傾斜部における狭隘な作業空間で探傷検査が容易
にできるようにした自動探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器には、その健全性を維持
するための供用期間中検査が義務付けられており、例え
ば溶接継手部の探傷検査等が行われている。上記圧力容
器は、その胴部や支持脚等に周方向に沿って溶接継手部
を有しており、従来型(BWR型)の圧力容器において
は、図6に示すように支持脚1cが胴部1aと同じ外径
であったので、胴部1aの溶接継手3b用に開発された
自動探傷装置60が支持脚1cの溶接継手部3cの探傷
検査にも利用されていた。
するための供用期間中検査が義務付けられており、例え
ば溶接継手部の探傷検査等が行われている。上記圧力容
器は、その胴部や支持脚等に周方向に沿って溶接継手部
を有しており、従来型(BWR型)の圧力容器において
は、図6に示すように支持脚1cが胴部1aと同じ外径
であったので、胴部1aの溶接継手3b用に開発された
自動探傷装置60が支持脚1cの溶接継手部3cの探傷
検査にも利用されていた。
【0003】この自動探傷装置60は、溶接継手部3c
の外側を囲む環状の走行路(レール)6を金属保温材4
の内側に敷設し、この走行路6を走行する走行車7に溶
接継手部3cと直交し、かつ支持脚1cと平行なアーム
61を設け、このアーム61に沿って探触子9を移動可
能に設けて構成されている。この自動探傷装置によれ
ば、走行車7の水平走行と探触子9の上下移動により探
触子9が走査して溶接継手部3c及びその周縁部の探傷
検査を自動的に行うことができる。
の外側を囲む環状の走行路(レール)6を金属保温材4
の内側に敷設し、この走行路6を走行する走行車7に溶
接継手部3cと直交し、かつ支持脚1cと平行なアーム
61を設け、このアーム61に沿って探触子9を移動可
能に設けて構成されている。この自動探傷装置によれ
ば、走行車7の水平走行と探触子9の上下移動により探
触子9が走査して溶接継手部3c及びその周縁部の探傷
検査を自動的に行うことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、新型原
子炉(ABWR)の圧力容器においては、支持脚が円錐
状に傾斜していたり、胴部においても傾斜した下鏡リン
グ部を有しており、またその傾斜部により金属保温材と
の間の作業空間が狭隘になっているため、これらの部分
には上記自動探傷装置を利用することが困難である。
子炉(ABWR)の圧力容器においては、支持脚が円錐
状に傾斜していたり、胴部においても傾斜した下鏡リン
グ部を有しており、またその傾斜部により金属保温材と
の間の作業空間が狭隘になっているため、これらの部分
には上記自動探傷装置を利用することが困難である。
【0005】そこで、本考案の目的は、支持脚等の傾斜
部における狭隘な作業空間での探傷検査を容易に行うこ
とができる原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置を
提供することにある。
部における狭隘な作業空間での探傷検査を容易に行うこ
とができる原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置を
提供することにある。
【0006】
【課題解決するための手段】上記課題を解決するために
本考案は、支持脚等の傾斜部又はその近傍に周方向に沿
って溶接継手部を有する原子炉圧力容器において、上記
溶接継手部の外側にこれを囲むように設けられた走行路
と、該走行路に沿って走行する走行車と、該走行車に上
記傾斜部の傾斜方向に揺動かつ上記傾斜部方向に進退可
能に設けられたアーム支持枠と、このアーム支持枠に設
けられ上記溶接継手部と直交して上記傾斜部に沿うよう
に傾斜し、かつ上記アーム支持枠に対して傾斜方向にス
ライド移動可能なアームと、該アームに沿って移動可能
に設けられ上記溶接継手部の探傷を行う探触子とを備え
たことを特徴としている。
本考案は、支持脚等の傾斜部又はその近傍に周方向に沿
って溶接継手部を有する原子炉圧力容器において、上記
溶接継手部の外側にこれを囲むように設けられた走行路
と、該走行路に沿って走行する走行車と、該走行車に上
記傾斜部の傾斜方向に揺動かつ上記傾斜部方向に進退可
能に設けられたアーム支持枠と、このアーム支持枠に設
けられ上記溶接継手部と直交して上記傾斜部に沿うよう
に傾斜し、かつ上記アーム支持枠に対して傾斜方向にス
ライド移動可能なアームと、該アームに沿って移動可能
に設けられ上記溶接継手部の探傷を行う探触子とを備え
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、走行車に設けられた揺動か
つ進退可能なアーム支持枠によってアームが傾斜部に沿
うように傾斜していると共にその傾斜方向にアーム支持
枠に対して移動可能となる。そして、このアームに沿っ
て探触子が移動可能に設けられているため、コンパクト
な構造で広範囲の操作が可能となり、支持脚等の傾斜部
における狭隘な作業空間での探傷検査を容易に行うこと
ができる。
つ進退可能なアーム支持枠によってアームが傾斜部に沿
うように傾斜していると共にその傾斜方向にアーム支持
枠に対して移動可能となる。そして、このアームに沿っ
て探触子が移動可能に設けられているため、コンパクト
な構造で広範囲の操作が可能となり、支持脚等の傾斜部
における狭隘な作業空間での探傷検査を容易に行うこと
ができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0009】本考案の第1の実施例を示す図1におい
て、1は胴部1aの下部に外面が円錐状に傾斜した下鏡
リング部1bを有する原子炉圧力容器で、その傾斜部2
の上側近傍には周方向に沿って溶接継手部3が形成され
ている。そして、上記圧力容器1の外側にはこれを囲む
ように原子炉遮蔽壁4が設けられ、この遮蔽壁4と上記
傾斜部2を有する圧力容器1との間の狭隘な作業空間S
には上記溶接継手部3の探傷検査を行うための自動探傷
装置5が設けられる。
て、1は胴部1aの下部に外面が円錐状に傾斜した下鏡
リング部1bを有する原子炉圧力容器で、その傾斜部2
の上側近傍には周方向に沿って溶接継手部3が形成され
ている。そして、上記圧力容器1の外側にはこれを囲む
ように原子炉遮蔽壁4が設けられ、この遮蔽壁4と上記
傾斜部2を有する圧力容器1との間の狭隘な作業空間S
には上記溶接継手部3の探傷検査を行うための自動探傷
装置5が設けられる。
【0010】この自動探傷装置5は、上記溶接継手部3
の外側にこれを囲むように設けられた環状の走行路(レ
ール)6と、この走行路6に沿って走行する走行車7
と、この走行車7に設けられたアーム支持枠17と、こ
のアーム支持枠17に上記溶接継手部3と直交して上記
傾斜部2に沿うように傾斜し、かつ上記アーム支持枠1
7に対して傾斜方向にスライド移動可能に設けられたア
ーム8と、このアーム8に沿って移動可能に設けられ上
記溶接継手部3の探傷検査を行う探触子9とからその主
要部が構成されている。上記走行路6は金属保温材4の
内側に敷設され、走行車7にはその走行路6に上下から
係合して走行車7を走行自在に支持する車輪10が設け
られている。また、その走行手段として、走行路6には
ラック11が設けられ、走行車7にはそのラック11に
噛合する駆動ピニオン12を有する駆動機構13が搭載
されている。
の外側にこれを囲むように設けられた環状の走行路(レ
ール)6と、この走行路6に沿って走行する走行車7
と、この走行車7に設けられたアーム支持枠17と、こ
のアーム支持枠17に上記溶接継手部3と直交して上記
傾斜部2に沿うように傾斜し、かつ上記アーム支持枠1
7に対して傾斜方向にスライド移動可能に設けられたア
ーム8と、このアーム8に沿って移動可能に設けられ上
記溶接継手部3の探傷検査を行う探触子9とからその主
要部が構成されている。上記走行路6は金属保温材4の
内側に敷設され、走行車7にはその走行路6に上下から
係合して走行車7を走行自在に支持する車輪10が設け
られている。また、その走行手段として、走行路6には
ラック11が設けられ、走行車7にはそのラック11に
噛合する駆動ピニオン12を有する駆動機構13が搭載
されている。
【0011】上記走行車7にはアーム支持基台14がガ
イド15を介して圧力容器1側へ進退自在に設けられる
と共に、そのアーム支持基台14を進退させるアーム押
し付け機構であるシリンダ16が設けられている。アー
ム支持基台14にはアーム支持枠17がピン18を介し
て揺動自在(垂直回動自在)に設けられ、図2に示すよ
うにこのアーム支持枠17に上記アーム8がその長手方
向にリニアガイド19を介して摺動自在に支持されてい
る。アーム支持枠17には胴部1aに当接してアーム8
を傾斜部2に沿うように、具体的には垂直の胴部1aか
ら下鏡リング部1bに亘ってこれらとは非接触で傾斜す
るように支持するための複数(実施例では4本)の支持
脚20が設けられ、これら支持脚20には胴部1aの外
周面を転動するボール21が設けられている。なお、支
持脚20はアーム8の両側に配置されているが、アーム
8の片側だけに配置されていてもよい。
イド15を介して圧力容器1側へ進退自在に設けられる
と共に、そのアーム支持基台14を進退させるアーム押
し付け機構であるシリンダ16が設けられている。アー
ム支持基台14にはアーム支持枠17がピン18を介し
て揺動自在(垂直回動自在)に設けられ、図2に示すよ
うにこのアーム支持枠17に上記アーム8がその長手方
向にリニアガイド19を介して摺動自在に支持されてい
る。アーム支持枠17には胴部1aに当接してアーム8
を傾斜部2に沿うように、具体的には垂直の胴部1aか
ら下鏡リング部1bに亘ってこれらとは非接触で傾斜す
るように支持するための複数(実施例では4本)の支持
脚20が設けられ、これら支持脚20には胴部1aの外
周面を転動するボール21が設けられている。なお、支
持脚20はアーム8の両側に配置されているが、アーム
8の片側だけに配置されていてもよい。
【0012】上記アーム支持枠17にはアーム8を長手
方向に移動させる手段としてのシリンダ22が設けられ
ている。アーム8は断面逆U字状に形成され、その内側
の一側には探触子9をアーム8に沿って移動させる手段
としてのボールねじ23が軸受を介して回転自在に取付
けられ、このボールねじ23の一端には図3に示すよう
に歯車24を介してモータ25が連結されている。アー
ム8の内側にはボールねじ23と螺合するナット部26
を有する探触子支持基台27がリニアガイド28を介し
て長手方向に摺動自在に支持され、この探触子支持基台
27には探触子押付機構であるシリンダ29を介して探
触子支持枠30が圧力容器1側へ進退自在に設けられて
いる。そして、探触子支持枠30には探触子9を備えた
探触子回転機構31がピン32を介して揺動自在に設け
られている。この探触子回転機構31は図1の実線で示
す位置(溶接継手部3の上方)から仮想線で示す位置
(溶接継手部3の下方)に探触子9を移動させた時に、
探触子9を探傷方向に向くよう180度回転させるよう
になっている。
方向に移動させる手段としてのシリンダ22が設けられ
ている。アーム8は断面逆U字状に形成され、その内側
の一側には探触子9をアーム8に沿って移動させる手段
としてのボールねじ23が軸受を介して回転自在に取付
けられ、このボールねじ23の一端には図3に示すよう
に歯車24を介してモータ25が連結されている。アー
ム8の内側にはボールねじ23と螺合するナット部26
を有する探触子支持基台27がリニアガイド28を介し
て長手方向に摺動自在に支持され、この探触子支持基台
27には探触子押付機構であるシリンダ29を介して探
触子支持枠30が圧力容器1側へ進退自在に設けられて
いる。そして、探触子支持枠30には探触子9を備えた
探触子回転機構31がピン32を介して揺動自在に設け
られている。この探触子回転機構31は図1の実線で示
す位置(溶接継手部3の上方)から仮想線で示す位置
(溶接継手部3の下方)に探触子9を移動させた時に、
探触子9を探傷方向に向くよう180度回転させるよう
になっている。
【0013】なお、走行装置13、アーム移動用のシリ
ンダ22やボールねじ23のモータ25等にはエンコー
ダ等の位置検出器が設けられており、これらによる位置
検出によって自動探傷装置5が遠隔操作で制御されるよ
うになっている。
ンダ22やボールねじ23のモータ25等にはエンコー
ダ等の位置検出器が設けられており、これらによる位置
検出によって自動探傷装置5が遠隔操作で制御されるよ
うになっている。
【0014】以上の構成からなる自動探傷装置5は、探
触子9を圧力容器1の周方向の移動のみの場合にはアー
ム8をアーム押付機構であるシリンダ16により圧力容
器1から後退させた状態で走行車7を走行させ、探傷検
査を行う場合には支持脚20が圧力容器1に当接するま
で前進させる。アーム8上における探触子9の位置を変
える場合には探触子押し付け機構であるシリンダ29に
より探触子9を圧力容器1から後退させた状態でボール
ねじ23の回転により所定の探傷位置まで移動し、探傷
検査を行う場合には探触子9を前進させて圧力容器1の
胴部1a或いは下鏡リング部1bの傾斜部2に圧接させ
ればよい。
触子9を圧力容器1の周方向の移動のみの場合にはアー
ム8をアーム押付機構であるシリンダ16により圧力容
器1から後退させた状態で走行車7を走行させ、探傷検
査を行う場合には支持脚20が圧力容器1に当接するま
で前進させる。アーム8上における探触子9の位置を変
える場合には探触子押し付け機構であるシリンダ29に
より探触子9を圧力容器1から後退させた状態でボール
ねじ23の回転により所定の探傷位置まで移動し、探傷
検査を行う場合には探触子9を前進させて圧力容器1の
胴部1a或いは下鏡リング部1bの傾斜部2に圧接させ
ればよい。
【0015】特に、上記アーム8が傾斜部2に沿うよう
に傾斜して支持されていると共にその傾斜方向に移動可
能に設けられ、このアーム8に沿って探触子9が移動可
能に設けられているため、コンパクトな構造で広範囲の
走査が可能となり、傾斜部2における狭隘な作業空間S
での探傷検査を容易に行うことができる。
に傾斜して支持されていると共にその傾斜方向に移動可
能に設けられ、このアーム8に沿って探触子9が移動可
能に設けられているため、コンパクトな構造で広範囲の
走査が可能となり、傾斜部2における狭隘な作業空間S
での探傷検査を容易に行うことができる。
【0016】図4,図5は本考案の第2の実施例を示
し、前記第1の実施例と同一の部分には同一参照符号が
付されている。本実施例の自動探傷装置5aは、圧力容
器の円錐状に傾斜した支持脚1cに周方向に沿って形成
された溶接継手部3aの探傷検査に適用されている。走
行車7にはガイド35を介して支持脚1cの傾斜部2に
対して垂直に第1支持枠36が進退自在に設けられ、こ
の第1支持枠36にピン37を介して第2支持枠38が
揺動自在に連結されている。この第2支持枠38にはア
ーム8の背面部を押圧する押圧部材39がピン40及び
長穴41を介して進退自在に設けられ、この押圧部材3
9と走行車7との間にアーム押し付け機構であるシリン
ダ16が介設されている。
し、前記第1の実施例と同一の部分には同一参照符号が
付されている。本実施例の自動探傷装置5aは、圧力容
器の円錐状に傾斜した支持脚1cに周方向に沿って形成
された溶接継手部3aの探傷検査に適用されている。走
行車7にはガイド35を介して支持脚1cの傾斜部2に
対して垂直に第1支持枠36が進退自在に設けられ、こ
の第1支持枠36にピン37を介して第2支持枠38が
揺動自在に連結されている。この第2支持枠38にはア
ーム8の背面部を押圧する押圧部材39がピン40及び
長穴41を介して進退自在に設けられ、この押圧部材3
9と走行車7との間にアーム押し付け機構であるシリン
ダ16が介設されている。
【0017】第2支持枠38には上記傾斜部2に沿うよ
うにアーム8がリニアガイド42を介して傾斜方向に摺
動自在に取付けられ、このアーム8には支持脚1cの外
周面と当接する支持脚20が設けられている。アーム8
をその長手方向に移動させる手段として、アーム8の背
面部にはラック43が設けられ、第2支持枠38にはそ
のラック43と噛合する駆動ピニオン44を有するモー
タ45が取付けられている。アーム8の前面部には探触
子支持基台27がリニアガイド46を介して長手方向に
摺動自在に設けられ、その移動手段としてアーム8の前
面部にはラック47が設けられると共に探触子支持基台
27にはそのラック47と噛合する駆動ピニオン48を
有するモータ49が取付けられている。
うにアーム8がリニアガイド42を介して傾斜方向に摺
動自在に取付けられ、このアーム8には支持脚1cの外
周面と当接する支持脚20が設けられている。アーム8
をその長手方向に移動させる手段として、アーム8の背
面部にはラック43が設けられ、第2支持枠38にはそ
のラック43と噛合する駆動ピニオン44を有するモー
タ45が取付けられている。アーム8の前面部には探触
子支持基台27がリニアガイド46を介して長手方向に
摺動自在に設けられ、その移動手段としてアーム8の前
面部にはラック47が設けられると共に探触子支持基台
27にはそのラック47と噛合する駆動ピニオン48を
有するモータ49が取付けられている。
【0018】そして、上記探触子支持基台27には探触
子支持枠50が回転機構51を介して回転可能に設けら
れ、この探触子支持枠50には探触子9がピン32を介
して揺動自在に支持されている。なお、本実施例では、
アーム8が傾斜部2と平行に支持されるため、探触子支
持基台27には探触子9を傾斜部2に押付ける探触子押
付機構が設けられていないが、探触子押付機構を設けて
もよい。
子支持枠50が回転機構51を介して回転可能に設けら
れ、この探触子支持枠50には探触子9がピン32を介
して揺動自在に支持されている。なお、本実施例では、
アーム8が傾斜部2と平行に支持されるため、探触子支
持基台27には探触子9を傾斜部2に押付ける探触子押
付機構が設けられていないが、探触子押付機構を設けて
もよい。
【0019】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、原子炉圧
力容器の支持脚等の傾斜部又はその近傍に有する溶接継
手部の外側にこれを囲むように走行路を設け、この走行
路を走行する走行車に上記溶接継手部と直交して上記傾
斜部に沿うように傾斜し、かつその傾斜方向に移動可能
にアームを設け、このアームに沿って探触子を移動可能
に設けたので、コンパクトな構造で広範囲の走査が可能
となり、支持脚等の傾斜部における狭隘な作業空間での
探傷検査を容易に行うことができる。
力容器の支持脚等の傾斜部又はその近傍に有する溶接継
手部の外側にこれを囲むように走行路を設け、この走行
路を走行する走行車に上記溶接継手部と直交して上記傾
斜部に沿うように傾斜し、かつその傾斜方向に移動可能
にアームを設け、このアームに沿って探触子を移動可能
に設けたので、コンパクトな構造で広範囲の走査が可能
となり、支持脚等の傾斜部における狭隘な作業空間での
探傷検査を容易に行うことができる。
【図1】本考案の第1の実施計を示す自動探傷装置の正
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2におけるアーム部の底面図である。
【図4】本考案の第2の実施例を示す自動探傷装置の正
面図である。
面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】従来の自動探傷装置の一例を示す正面図であ
る。
る。
1 原子炉圧力容器 2 傾斜部 3 溶接継手部 6 走行路 7 走行車 8 アーム 9 探触子17 アーム支持枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 近藤 明宣 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)考案者 田村 満 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (56)参考文献 特開 昭57−182162(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 29/00 - 29/28
Claims (1)
- 【請求項1】 支持脚等の傾斜部又はその近傍に周方向
に沿って溶接継手部を有する原子炉圧力容器において、
上記溶接継手部の外側にこれを囲むように設けられた走
行路と、該走行路に沿って走行する走行車と、該走行車
に上記傾斜部の傾斜方向に揺動かつ上記傾斜部方向に進
退可能に設けられたアーム支持枠と、このアーム支持枠
に設けられ上記溶接継手部と直交して上記傾斜部に沿う
ように傾斜し、かつ上記アーム支持枠に対して傾斜方向
にスライド移動可能なアームと、該アームに沿って移動
可能に設けられ上記溶接継手部の探傷を行う探触子とを
備えたことを特徴とする原子炉圧力容器溶接継手部の自
動探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018982U JP2599590Y2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993018982U JP2599590Y2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678860U JPH0678860U (ja) | 1994-11-04 |
JP2599590Y2 true JP2599590Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=11986814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993018982U Expired - Lifetime JP2599590Y2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 原子炉圧力容器溶接継手部の自動探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599590Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117949544B (zh) * | 2024-03-21 | 2024-06-18 | 天津市塘沽永利工程有限公司 | 一种超声波探伤仪探头压力控制装置 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP1993018982U patent/JP2599590Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0678860U (ja) | 1994-11-04 |
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