JP2599320Y2 - カセットサンプラー装置 - Google Patents

カセットサンプラー装置

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JP2599320Y2
JP2599320Y2 JP1993042633U JP4263393U JP2599320Y2 JP 2599320 Y2 JP2599320 Y2 JP 2599320Y2 JP 1993042633 U JP1993042633 U JP 1993042633U JP 4263393 U JP4263393 U JP 4263393U JP 2599320 Y2 JP2599320 Y2 JP 2599320Y2
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JP
Japan
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cassette
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container
sampling
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JP1993042633U
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JPH078769U (ja
Inventor
孝一 若竹
Original Assignee
株式会社ニッテク
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、生化学分析や免疫学
的分析を行う自動分析装置に好適なカセットサンプラー
装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、自動分析装置に配設され
ているカセットサンプラー装置の中には、図4に示すよ
うに、長方体で形成されたカセット本体2に、サンプリ
ングピペット(図示せず)の回転軌跡に対応させて各列
の孔軸心を偏位させてなるサンプル容器保持孔2aを、
例えば、各列10個づつ二列開設し、該サンプル容器保
持孔2aに血清等の検体試料が収容された複数個のサン
プル容器1を嵌合保持させて、所定のサンプリング位置
まで移送するように構成されてなるカセットサンプラー
装置が公知である。
【0003】しかしながら、上記従来のカセットサンプ
ラー装置にあっては、一本のカセット本体2に二列20
個のサンプル容器保持孔2aが一体に開設された構成で
あるため、例えば、緊急検査のように追加検体が発生し
た場合であっても、当該カセット本体2に保持されてい
る全てのサンプル容器1に対する検査が終了しなけれ
ば、上記追加検体を載せることができず、非常に使い勝
手が悪い、という問題を有していた。
【0004】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、サンプル容器
保持孔が一本のカセットに複数列開設されてなるカセッ
トサンプラー装置において、追加検査等が必要な場合に
は、サンプリングが終了した列に新たなサンプル容器を
保持したカセットを容易にセットすることができる構成
が簡易なカセットサンプラー装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案にあっては、カセットサンプラー装置を、複
数個のサンプル容器を直列に保持する少なくとも2以上
のカセット本体と、このカセット本体を並列に着脱自在
に保持する連結体と、この連結体に固着されたカセット
本体の各サンプル容器をサンプリング位置まで順次間欠
移送する駆動装置と、該サンプリング位置に到達したサ
ンプル容器内から所要量の検体試料を吸引して他の容器
にこれを分注するピペット装置と、を有して構成し、上
記駆動装置は、一列目と他列目のカセット本体に保持さ
れたサンプル容器の軸心が、上記ピペット装置の回転軌
跡上に位置するように、上記一列目と他列目のカセット
本体の移送距離を異ならしめるように駆動制御したこと
を特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の考案を詳細に説明する。
【0007】図1乃至図3に示すように、この実施例に
係るカセットサンプラー装置Cに用いられるカセット本
体21は、直方体状に形成された一列目のカセット本体
21aと二列目のカセット本体21bとを連結体23で
一体的に並列連結して構成されており、該各カセット本
体21a,21bには、サンプル容器1a,1bが立設
保持される複数個のサンプル容器保持孔22a,22b
が直列状に一列づつ開設されている。
【0008】上記各カセット本体21a,21bのサン
プル容器保持孔22a,22bは、同間隔毎に並列とな
るように開設されており、これら各カセット本体21
a,21bの各サンプル容器保持孔22a,22bに
は、サンプル容器1a,1bがそれぞれ嵌合保持され
る。
【0009】また、上記各カセット本体21a,21b
の側部には、カセット番号を表わすバーコード或は公知
の識別手段が付設されており、このカセット番号は、カ
セット移送路に配設されたカセットID読み取り装置2
4a,24bを介して自動的に読み取られ、検体の取り
違えミスが防止されるように構成されている。尚、上記
カセットID読み取り装置24a,24bは、例えば、
公知のバーコードリーダ等を用いることができるので、
その詳細な説明をここでは省略する。
【0010】一方、上記連結体23は、上記各カセット
本体21a,21bを並列状態で一体的に、かつ、着脱
自在に保持するもので、図2に示すように、正面形状が
略凹状に形成されており、両端部の立ち上り片部23
a,23bの間隔が上記各カセット本体21a,21b
の長さ寸法と略同一寸法で形成されていて、上記各カセ
ット本体21a,21bを嵌合挟持することで、容易に
脱着できるように構成されている。勿論、これに代え
て、例えば、上記連結体23の平板部に凸条を形成し、
この凸条に各カセット本体21a,21bの底部に溝部
(図示せず)を嵌合させて容易に脱着できるように構成
することもできる。
【0011】駆動装置は、図示はしないが、公知のカセ
ット式オートサンプラーに用いられる間欠駆動装置と同
様のものが用いられ、上記連結体23に固着されたカセ
ット本体21a,21bに保持された各サンプル容器1
a,1bをサンプリング位置aまたはbまで順次間欠移
送するように構成されている。
【0012】即ち、上記駆動装置は、一列目のカセット
本体21aに保持された各サンプル容器1aの軸心が、
サンプリングピペット装置のピペット3の回転軌跡上に
位置するサンプリング位置aへと順次間欠移送するよう
に駆動制御されているとともに、二列目のカセット本体
21bに保持された各サンプル容器1bの軸心が、サン
プリングピペット装置のピペット3の回転軌跡上に位置
するサンプリング位置bへと順次間欠移送するように駆
動制御されており、一列目と二列目とでは、カセット本
体21a,21bの移送距離が異なるように駆動制御さ
れる。このような駆動制御は、上記カセットID読み取
り装置24a,24bで読み取られた検体カセットID
に基づき自動的に行なわれる。
【0013】尚、上記サンプリングピペット装置は、公
知の構成からなるサンプリングピペット装置と同様、サ
ンプリング位置aまたはbに到達したサンプル容器1a
または1b内から所要量の検体試料を吸引して他の容器
(図示せず)にこれを分注するように構成されているの
で、その詳細な説明をここでは省略する。
【0014】次に、上記のように構成されたカセットサ
ンプラー装置の作用について図3に基づき説明する。
【0015】先ず、カセット移送路Lに連結体23で一
体化されたカセット本体21がセットされ、スタートス
イッチ(図示せず)がオンされると、ピペット3が回動
してサンプリング位置aへと移送される。
【0016】一方、これと同期して、カセット本体21
が駆動装置により図3左方向へと間欠移送され、一列目
のカセット本体21aのサンプル容器1aが順次サンプ
リング位置aへと間欠移送される。
【0017】このようにして、上記一列目のカセット本
体21aのサンプル容器1aがサンプリング位置aに到
達すると、上記ピペット3が下降してサンプル容器1a
内から所要量の検体試料を吸引し、これを他の容器内へ
と分注するように駆動制御される。このサンプリング作
業は、上記一列目のカセット本体21aに立設保持され
た全てのサンプル容器1aに対して連続して行なわれ
る。
【0018】このようにして上記一列目のカセット本体
21aに立設保持された全てのサンプル容器1aに対す
るサンプリング作業が終了した後は、駆動装置は、上記
連結体23に保持されたカセット本体21を最初のセッ
ト位置まで復動させ、上記カセットID読み取り装置2
4bが読み取った検体カセットIDに基づき制御装置
(図示せず)が二列目のカセット本体21bに保持され
たサンプル容器1bのサンプリングを指令した場合に
は、上記駆動装置が再び作動して連結体23に保持され
たカセット本体21を図3左方向へと間欠移送し、二列
目のカセット本体21bのサンプル容器1bが順次サン
プリング位置bへと間欠移送される。
【0019】このようにして、上記二列目のカセット本
体21bのサンプル容器1bがサンプリング位置bに到
達すると、上記ピペット3が下降してサンプル容器1b
内から所要量の検体試料を吸引し、これを他の容器内へ
と分注するように駆動制御される。このサンプリング作
業は、上記二列目のカセット本体21bに立設保持され
た全てのサンプル容器1bに対して連続して行なわれ
る。
【0020】従って、例えば、上記二列目のサンプル容
器1bに対するサンプリング作業が行なわれている間に
緊急検査の依頼があった場合には、連結体23からカセ
ット本体21aを取り外し、このカセット本体21aが
取り外された位置に新たな緊急検査用のカセット本体
(図示せず)をセットするとともに、上記制御装置の操
作盤(キィボード等)を操作して、上記二列目のサンプ
ル容器1bに対するサンプリング作業が終了した後、連
続して上記緊急検査用のカセット本体に保持されたサン
プル容器のサンプリングを行なうように指令しておくこ
とで、サンプリング作業を中断することなく、連続して
迅速に上記緊急検査に着手することができる。
【0021】勿論、この実施例に係るカセットサンプラ
ー装置にあっては、サンプリング位置を「a」の一箇所
に固定し、一列目の各サンプル容器1aのサンプリング
が終了した後に、一列目のカセット本体21aを取り出
して二列目のカセット本体21bをカセット本体21a
を取り外した位置に移動させ、この空いた部分に次のカ
セット本体を順次装着するように構成することもでき
る。勿論、サンプリング位置を「b」に固定してもよ
い。
【0022】また、この実施例に係るカセットサンプラ
ー装置にあっては、これを免疫自動分析装置に適用する
場合には、一列目のカセット本体21aに保持されるサ
ンプル容器1aに検体試料を収容し、二列目のカセット
本体21bに保持されるサンプル容器1bを希釈容器と
して用い、サンプル容器1aから吸引された検体試料を
サンプル容器1bで所定倍率まで希釈した後、該サンプ
ル容器1b内から所要量の希釈された検体試料を吸引し
て他の容器へと分注するように構成することもできる。
【0023】
【考案の効果】この考案に係るカセットサンプラー装置
は、以上説明したように構成されているので、追加検査
等が必要な場合には、サンプリングが終了した列に新た
なサンプル容器を保持したカセットを容易にセットする
ことができ、検査に対するフレキシビリティが大幅に拡
大し、しかも、緊急検査を迅速に行なうことができると
ともに、構成を簡易にできるため、廉価に提供すること
ができるなど、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るカセットサンプラー
装置に用いられるカセット本体の斜視図である。
【図2】同カセット本体の分解斜視図である。
【図3】同カセットサンプラー装置の概略的な構成を示
す平面説明図である。
【図4】従来のカセットサンプラー装置に用いられるカ
セット本体の平面図である。
【符号の説明】
C カセットサンプラー装置 a,b サンプリング位置 1a,1b サンプル容器 3 ピペット 21,21a,21b カセット本体 23 連結体 24a,24b カセットID読み取り装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のサンプル容器を直列に保持する
    少なくとも2以上のカセット本体と、このカセット本体
    を並列に着脱自在に保持する連結体と、この連結体に固
    着されたカセット本体の各サンプル容器をサンプリング
    位置まで順次間欠移送する駆動装置と、該サンプリング
    位置に到達したサンプル容器内から所要量の検体試料を
    吸引して他の容器にこれを分注するピペット装置と、を
    有して構成されてなり、上記駆動装置は、一列目と他列
    目のカセット本体に保持されたサンプル容器の軸心が、
    上記ピペット装置の回転軌跡上に位置するように、上記
    一列目と他列目のカセット本体の移送距離を異ならしめ
    るように駆動制御されることを特徴とするカセットサン
    プラー装置。
JP1993042633U 1993-07-08 1993-07-08 カセットサンプラー装置 Expired - Lifetime JP2599320Y2 (ja)

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JP5498851B2 (ja) * 2010-05-19 2014-05-21 株式会社エスアールエル 検体ラック及び分割ラック

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US10033307B2 (en) 2013-03-13 2018-07-24 Korea Research Institute Of Standards And Science Sample loading device for electrostatic levitation apparatus

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