JP4026686B2 - 薄組織断面の免疫標識化装置および方法 - Google Patents

薄組織断面の免疫標識化装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は薄組織断面の免疫標識化用スライドの搬送容器に関する。
組織や細胞のような生物試料の構造を電子顕微鏡や高解像度光学顕微鏡法を用いて調べるためには、超薄断面(僅か数nmの厚さの)を作成し、金属、好ましくはニッケル製の試料キャリアグリッド(以降、金属グリッドと称す)に適用する。顕微鏡検査については、断面には明暗をつけるか、または特別の細胞化学法を用いて試料の個々の構成要素を標識化する。
抗原/抗体対に関る数多くの方法が従来技術においては知られている。免疫組織化学および免疫細胞化学(以降、免疫標識化技術と称す)と呼ばれているものである。例えば、特許文献1には、造粒ゲル物質に液体試料からの抗原を吸収する方法が開示されている。ゲルペレットは、拡散バリアに囲まれており、スタンプアウトゲルマトリックスへブロックとして統合されて、後に組織試料と全く同様に免疫標識化技術が施される。特許文献2には、免疫金染色法を用いて配位子を標識化するためにコロイド金粒子を用いることが記載されている。試料中の抗原の定量および定性評価を可能とする大きく改善された方法が特許文献3にサンドイッチ検定法の形態で開示されている。ここで、抗原を結合する第1の抗体は、第1の抗体を結合する金標識化された第2の抗体で標識化されている。電子顕微鏡評価法を用いて、金粒子の量に基づいて試料に付随する抗原を定性および定量評価することができる。
薄組織断面の免疫標識化用の多くの免疫組織化学および免疫細胞化学プロトコルに共通の特徴は、10〜20の個々のプロセス工程を通常は含んでいるということである。これらプロセス工程の大半に、検査中の試料をバッファ溶液または標識化溶液で洗浄する操作が含まれている。
現在、これらの洗浄操作は煩雑なプロセスで手動で行われており、水性バッファ溶液または標識化溶液の個々の液滴がピペットにより疎水性基質(例えば、パラフィルム(Parafilm)(登録商標)、パルロジオン(Parlodion)(登録商標)、コロイジオン(Colloidion)またはフォルムファン(Formfan)(登録商標))に適用される。処理液と反応させるために、薄組織断面の金属グリッドを別個に載せる。金属グリッドが軽量であることと液滴の表面張力のために、金属グリッドは液的表面に浮く。この工程の特定の滞留時間(5〜10分であることが多い)の後、金属グリッドを次の液滴のためにピンセットで移動させる。標準プロトコルの最後の位置までこの操作を続ける。各免疫標識化反応について数時間という長い時間、技術者は拘束される。
この手動のプロセスには操作者による注意が常に必要であり、長い時間が必要とされるため人件費が高くかかることは明らかである。同時に処理される試料の数はかなり限定されており、非常に小さな容積の液滴を正確にピペットに取って配置する際に操作者によるエラーを排除することはできない。この手動の方法だと、免疫標識化中の長い処理時間後に、試料が混ざり合うのを排除することはできない。これは、特許文献4に示されているように、チップまたはバーコードの形態の識別子を有する試料キャリアを用いることにより防ぐことができる。
さらに、長期間にわたる標準プロトコルの最中の液滴の蒸発が重要な問題である。
米国特許第5,143,714号明細書 独国DE38 78 167 T2号明細書 米国特許第5,079,172号明細書 独国実用新案DE299 06 382U1
従って、本発明の目的は、自動処理プロセスに好適な薄組織断面の免疫標識化用スライドの搬送容器を利用可能とし、スライド上の薄組織断面の取扱いを確実にし、エラーをなくすことである。
この目的は、請求項1の特徴を備えた搬送容器により達成される。
この目的も、請求項1の特徴を備えた搬送容器により達成される。
本発明による搬送容器は、基部により閉じられる周囲区切り壁を含むトラフの形態で実現されるため特に有利である。搬送容器をスタックして配置すると、1つの搬送容器の基部がその下に配置された搬送容器のカバーを構成し特に有利である。搬送容器のスタッキングは、スライドに適用された液滴の蒸発を防ぐため、特に有利である。スライド周囲の封止された空間内の特定の水分レベルを確保するために、水分排除媒体を搬送容器に入れる。搬送容器は、基部により閉じられる周囲区切り壁を含むトラフの形態で実現される。区切り壁のトラフ内部において、スライドが搬送容器の基部から間隔を空けて載っている少なくとも1つの周囲段で実現される。
本発明は、図面に概略を示した実施例を参照すると明らかになろう。
図1に、上側1aおよび下側1bを画定するキャリアプレート1を示す。下側1bには、キャリアプレート1に印を付けた位置があり、そこには薄組織断面2a(図3参照)を有する金属グリッド2が配置されている。キャリアプレート1の金属グリッド2の位置を上げる(キャリアプレート1から金属グリッド2の位置が上げられている)。これによって、液滴と接触した際の、個々の金属グリッド2間の液体架橋の形成を防ぐ。金属グリッド2の位置とは逆のキャリアプレート1の上側1aに配置されているのは、磁石3、例えば、永久磁石を含むオリフィス3a(図3参照)である。これによって、磁力により、金属グリッド2がキャリアプレート1の下側1bの適所に配置される。金属グリッド2と磁石3の間の距離を出来る限り小さく(<2mm)保たなければならない。キャリアプレート1は、寸法安定性のある非金属材料、好ましくは、アルミニウム、真鍮または繊維強化プラスチックでできているのが好ましく、金属グリッド2を有する下側1bに疎水性コート(例えば、テフロン(登録商標)圧力コーティング)がなされているのが有利である。キャリアプレート1の形状およびキャリアプレート1上の金属グリッド2の配置に関しては数多くの実施形態が可能であることは当業者には明白である。ここに図示した実施形態において、約76×26mm(3×1インチ、顕微鏡スライドサイズ)の寸法を有する矩形プレートは、例えば、直径3mmの10×3の金属グリッド2を収容する。キャリアプレート1の下側1bの金属グリッド2は、キャリアプレート1の上側1aの磁石3のオリフィスとは逆に配置し、好ましくはまた、スライド4の上側4aの少なくとも1つの液滴6の位置とは逆に配置されているということが重要である(図2参照)。
更なる例証の実施形態において、金属グリッド2は電磁石(図示せず)によりキャリアプレート1の下側1bに保持されている。
図2は、上側4aと下側4bとを画定する、本発明によるスライド4の斜視図である。スライド4は、図示した実施形態において、列で構成され、それぞれ液滴6が充填された多数の凹部5(「ウェル」と呼ぶ)を上側4aに有している。液滴6は、従来技術に開示されているように、洗浄溶液または処理溶液を含んでいる。個々の凹部5に異なる液体を存在させることもできる(例えば、一列の凹部5には洗浄溶液を充填し、次の列の凹部5には様々な抗体を有する標識化溶液を充填)。スライド4は透明であるのが有利であり、寸法安定性材料でできている。スライド4は、ガラスまたはプラスチックでできているのが好ましく、凹部5を有する上側4aおよび凹部5自身に疎水性コート(例えば、テフロン(登録商標)圧力コーティング5aにより)する。凹部5は、テフロン(登録商標)コーティング5aの深さ対厚さD(図3参照)と同一である(凹部5は、テフロン(登録商標)コーティング5aの厚さDに対する深さが同一となるようにされている)。凹部5は約50μmのサイズであるのが有利である。凹部5は50μl〜5μlの容積を有する液滴6を支持する。洗浄溶液のための液滴6の容積は、抗体および/または金を含む液滴の容積より大きい。抗体または金溶液の容積を減じる理由は、かかる溶液のコストが高いことによる。テフロン(登録商標)圧力コーティングは様々な液滴サイズについて同じである。液滴6は、疎水性リムコーティングのために、大きい、または小さい範囲まで、上方へ膨張する。これらの液滴とグリッドを接触させるために、手順に関して、液滴サイズを知ることが絶対に必要である。というのは、液滴サイズによって、金属グリッド2の下部の動きが異なる位置となるからである。
スライド4とキャリアプレート1間の空間的相関図を部分断面図で図3に示す。空間断面図は、例えば、点線38で図1に示してある。そこに図示した例証の実施形態において、厚さDの疎水性コーティング5aがスライド4に適用される。磁石3のオリフィス3aはキャリアプレート1に提供されている。試料または薄組織断面2aは、キャリアプレート1の下側1bの印を付けた位置に提供される。各薄組織断面2aに近接しているのは金属グリッド2である。金属グリッド2、同じく薄組織断面2aは関連の磁石3により適所に保持されている。図1および3の点線29は、各薄組織断面2aが金属グリッド2と共にスライド4の凹部5の逆になるように、キャリアプレート1およびスライド4が構成されている、ということを示すものである。
図4(a)に、本発明に用いられるスライドの実施形態を示す。識別のために、スライド4は、例えば、特許文献4に図示されたような識別子を有していると有利である。識別子4cは、スライド4の表面4aに取り付けられており、バーコード、トランスポンダまたはチップの形態で実現することができる。スライド4のサイズおよび形状、ならびにスライド4の上側4aにある凹部5の構成に関しては数多くの可能な実施形態があることは当業者には明白である。スライド4の更なる実施形態を図4(b)に示す。スライドのテフロン(登録商標)コーティングにおいて、寸法76mm×26mmのスライド4の矩形表面には、直径2〜3mmの8×3個の凹部5が含まれている。記録の目的で、数字81を各凹部5に付けてある。図4(b)には、スライド4に液滴6の定義された塗布ができるマルチチャネルピペット80も示されている。さらに、必要な液体容積は、マルチチャネルピペット80により極めて正確に設定することができ、液滴6のスライドへの適用は特に有効である。スライド4は、8つの凹部5をそれぞれ有する列が3列あるため、マルチチャネルピペット80も、スライド4の凹部5に従って間隔の空いた8つの個々のチャネル82を同じく有している。
図8は、処理部40のスタック20を備えた搬送ホルダー34の相互作用の詳細な斜視図である。搬送容器40のスタック20はクランプ28により保持されている。クランプ28はスタック20が下方に落ちるのを防ぐ。図5に示すように、搬送ホルダー34はスタック20の直下に配置されている。搬送ホルダー34は、ブラケット43により搬送機構42(ここでは詳細は図示せず)に取り付けられている。スライド4は、搬送ホルダー34に載った搬送容器40に配置されている。多数の液滴6がスライド4に配置されている。ここに示す好ましい例証の実施形態においては、3×8個の液滴6がスライド4に配置されている。スタック20の最下部の搬送容器40は、クランプ28が搬送容器40の周囲区切り壁49の左右側壁53および54と相互作用するようにして、クランプ28により保持されている。クランプ28は、搬送容器40の左右側壁53および54と接触する少なくとも1つのラグ28aへと成形されている。
図9は、処理部16に配置されたキャリアプレート1を備えた搬送ホルダー34の相互作用の詳細な斜視図である。搬送機構42と、搬送容器40の搬送ホルダー34を保持するブラケット43とは、点線で示してある。スライド4が配置された搬送容器40は搬送ホルダー34に載っている。搬送容器40に配置されたスライド4の液滴6の位置は、キャリアプレート1の金属グリッド2の位置に対応している(図1参照)。キャリアプレート1は、処理部16のアーム36に取り付けられたホルダー35により処理部16に保持されている。ホルダー35は、処理部16のアーム36へホルダーを入れ、かつ/またはそこから取り外すのに用いる2つのグリップ凹部37を有している。処理部は、キャリアプレートを上から横に水平に中心に置く手段(図示せず)を有しており、金属グリッド2および液滴6の位置が一致する。スライド4は搬送機構42によりキャリアプレート1に近づく。スライド4とキャリアプレート1間の特別に短い距離で、液滴6が、組織断面2aと共にキャリアプレート1の金属グリッド2を濡らす。キャリアプレート1とスライド4間の距離は、液滴6の容積によって異なる。液滴の容積は変える方がよい。というのは、良好なクリーニング効果を達成するためには液滴を出来る限り大きくしなければならない一方で、抗体の標識化溶液は非常に高価であるため容積は出来る限り小さくしなければならないからである。搬送機構42は、ステッピングモータ45および位置センサを用いた駆動システムを有する線状ガイドシステムを有することができる。キャリアプレート1とスライド4間の距離を正確にするために、キャリアプレート1からスライド4までの距離を測定するセンサ44がある。液滴6をピペットで計量して、その容積を正確に求める。
搬送容器40の一実施形態の上面斜視図を図7(a)に示す。搬送容器40は、基部50により閉じられる周囲区切り壁49を含むトラフの形態で実現される。搬送容器40は、例えば、アルミニウム、複合体材料、充填ポリマー材料または未充填ポリマー材料のような寸法安定性のある材料から作成される。搬送容器40は、一般に、射出成形法を用いて作成される。その他の作成方法、例えば、ミリングもまた考えられるが、射出成形が最もコスト有効性がある。搬送容器40を作製する材料は好適なポリマー材料(例えば、シェブロンフィリップスケミカルカンパニー(Chevron Phillips Chemical Company)のリトン(RYTON)BR 111 BL)である。区切り壁49は、前壁51と後壁52を有しており、これらは左右側壁53および54により互いに結合されている。前壁51および後壁52はそれぞれ左右側壁53および54と直角を成している。区切り壁49は、内側に向かって、周囲の第1の段55、周囲の第2の段56および周囲の第3の段57を有している。次の搬送容器40(図5参照)は、第1の段55の基部50に載っている。搬送容器40の基部50は、このように、同時に、その下に配置された次の搬送容器40のカバーを構成している。スライド4は第3の段57に載っており、第2の段56の端部により同時に定位置に固定されている。搬送容器40の基部50は、それぞれ平面領域60を有する第1および第2の隆起部58および59を有している。平面領域60は、第3の段57の高さに配置され、隆起部はスライド4を支持する。第1の隆起部58は丸い。第2の隆起部59は楕円形である。さらに、水分排除媒体(図7(a)には図示せず)を搬送容器40の基部50に配置することができる。左右側壁53および54はそれぞれ突出部61を有している。突出部61の領域において、スライド4は左右側壁53および54とは完全には接触しておらず、例えば、搬送容器40の基部50にある水分排除媒体からの水分は液滴6を有するスライド4の表面に達する。突出部61も同様に、スライド4の搬送容器40からの取り外しを促す。搬送容器40の左右側壁53および54は、その前壁51の領域において、ユーザーが搬送容器40を確実に取扱うことができる2つのグリップ凹部62を有している。搬送容器40の後壁52はその上で成形された2つの平行なラグ63を有している。ラグ63は、搬送容器を自動的に処理することができる装置におけるガイドとして作用する。
図7(b)は、図7(a)に示した搬送容器40の一実施形態の下面斜視図である。第1の隆起部58および第2の隆起部59は中空で構成されている。第1の隆起部58は、円58aの形状の断面を有する凹部を備えている。第2の隆起部59は、長形孔59aの形状の断面を有する凹部を備えている。両凹部とも平面領域60の領域で終わっている。凹部は、搬送ホルダー34に搬送容器40を配置する役割を果たす。凹部に係合することにより搬送ホルダー34に搬送容器40を配置する2本のピン(図示せず)をその目的で搬送ホルダー34上に成形する。左側壁53、後壁52および右側壁54はリム41を備えている。少なくとも1つの留め具70が左側壁52と右側壁54にそれぞれある。留め具70は、例えば、搬送容器40のスタック20で作用して、その下に確実に搬送容器40が配置される。
図8は、図7(a)に示した点線A−Aに沿った搬送容器40の断面図である。第3の段57は、第1および第2の隆起部58および59の平面領域60として同じレベルにあるのは明らかである。図7(a)の説明で既に述べた通り、水分排除媒体64が搬送容器40の基部50にあり、水分が液滴(図5参照)を乾燥させるのを防ぐ。
図9は、図7(b)に示した点線B−Bに沿った搬送容器40の断面図である。搬送容器40は、セクション線B−Bに沿って実際にU形の断面を有しており、左側壁53と右側壁54はU形断面のヘリを構成している。留め具70は搬送容器の基部50から離れている。左右側壁53および54の区切り壁49は、内側に向かって、周囲の第1の段55、周囲の第2の段56および周囲の第3の段57を有している。次の搬送容器40(図5参照)は、第1の段55の基部50に載っている。搬送容器40の基部50は、このように、同時に、その下に配置された次の搬送容器40のカバーともなっている。スライド4は第3の段57に載っており、第2の段56の端部により同時に定位置に固定されている。
図1は、複数の金属グリッドを備えたキャリアプレートの斜視図である。 図2は、少なくとも1種類の処理液を充填可能な凹部を有するスライドの斜視図である。 図3は、スライドが装着されたキャリアプレートの空間的相関図を示す概略断面図である。 図4(a)は、スライドの一実施形態の平面図である。図4(b)は、図示されたのと同様のスライド、液滴の適用のためのピペットの更なる実施形態の平面図である。 図5は、第1または第2のステーション中に搬送容器のスタックを備えた搬送ホルダーの相互作用を示す詳細な斜視図である。 図6は、処理部に配置されたキャリアプレートを載せた搬送ホルダーの相互作用を示す詳細な斜視図である。 図7(a)は、搬送容器の一実施形態の上面斜視図である。図7(b)は、搬送容器の一実施形態の下面斜視図である。 図8は、図7(a)に示した点線A−Aに沿った搬送容器の断面図である。 図9は、図7(b)に示した点線B−Bに沿った搬送容器の断面図である。
符号の説明
1 キャリアプレート
1a 上側
1b 下側
2 金属グリッド
2a 薄組織断面
3 磁石
3a オリフィス
4 スライド
4a 上側
4b 下側
4c 識別子
5 凹部
5a コーティング
6 液滴
10 装置
11 ディスプレイ
12 入力部
13 入力ボタン
14 ステーション部
15a 第1のドア
15b 第2のドア
16 処理部
18 脚
19 カバー
20 第1のステーション
21 第2のステーション
22 ユーザーインターフェース
24a 第1のバー
24b 第2のバー
24c 第3のバー
25 染色装置
28 クランプ
28a ラグ
29 モータ
30 分配装置
31 モータ
32 搬送手段
33 分配管
34 搬送ホルダー
35 ホルダー
36 アーム
37 グリップ凹部
38 点線
40 搬送容器
41 突出部
42 搬送機構
43 ブラケット
44 センサ
45 ステッピングモータ
49 周囲区切り壁
50 基部
51 前壁
52 後壁
53 左側壁
54 右側壁
55 周囲の第1の段
56 周囲の第2の段
57 周囲の第3の段
58 第1の隆起部
58a 円
59 第2の隆起部
59a 長形孔
60 平面領域
61 突出部
62 グリップ凹部
63 ラグ
64 水分排除媒体
80 マルチチャネルピペット
81 数字
82 チャネル

Claims (9)

  1. 周囲区切り壁と、前記周囲区切り壁に取り付けられて、搬送容器を閉じる基部と、前記搬送容器の内部に形成された少なくとも1つの周囲段とを含み、前記搬送容器の前記基部にスライドが間隔を空けて載っている薄組織断面の免疫標識化用スライドの搬送容器。
  2. 前記搬送容器の前記周囲区切り壁が、後壁および前壁により互いに結合された左右側壁により構成されている請求項1記載の搬送容器。
  3. 少なくとも1つの留め具が前記左右の側壁にそれぞれある請求項2記載の搬送容器。
  4. 前記搬送容器がスタック可能で、1つの搬送容器の前記基部が、それぞれの場合において、下にある搬送容器のカバーを構成している請求項1記載の搬送容器。
  5. 前記搬送容器の前記区切り壁が、互いに逆に配置された前記前壁の2つのグリップ凹部の領域にある請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送容器。
  6. 前記搬送容器の前記区切り壁が、前記スタックの前記搬送容器を配置するためのガイドとして部分的に作用する前記後壁の2つの平行なラグの領域に成形された請求項1〜5のいずれか一項に記載の搬送容器。
  7. 前記区切り壁は前記左右側壁にそれぞれ少なくとも1つの突出部を有しており、前記スライドが前記突出部の領域において前記左右側壁と接触しないように構成されている請求項1記載の搬送容器。
  8. 後壁および前壁により互いに結合された左右側壁により構成される周囲区切り壁と、前記周囲区切り壁に取り付けられて、搬送容器を閉じる基部と、前記搬送容器の内部に形成された少なくとも1つの周囲段とを含み、前記搬送容器の前記基部にスライドが間隔を空けて載っており、グリップ凹部が前記前壁に近接した前記左右側壁に形成されている薄組織断面の免疫標識化用スライドの搬送容器。
  9. 後壁および前壁により互いに結合された左右側壁により構成される周囲区切り壁と、搬送容器を閉じる、前記周囲区切り壁に取り付けられた基部と、前記搬送容器の内部に形成された少なくとも1つの周囲段と、前記搬送容器をスタックに配置するガイドとして作用する前記後壁に形成された2つの平行なラグとを含み、前記搬送容器の前記基部にスライドが間隔を空けて載っている薄組織断面の免疫標識化用スライドの搬送容器。
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