JP2599174B2 - 給液システム装置 - Google Patents

給液システム装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は給液システム装置に係り、特にタンクローリ
車のタンクに残留する油液のベーパガスを除去した後安
全に油液の給液を行なえるよう構成した給液システム装
置に関する。
従来の技術 タンクローリ車のタンクに油液を出荷する油槽等にお
いては、空のタンクローリ車が到着すると、給液装置に
より予め設定された油種,給液量の油液がタンクの各ハ
ッチへ給液される。しかし、空のタンクローリ車の各ハ
ッチには僅かではあるが前回給液された油液がハッチ底
部の排出バルブ近傍に残留しているため、各ハッチ内に
は残留した油液の蒸発によりベーパガスが充満してい
る。ところが、次回給液される油種が前回給液された油
種と同一であるとは限らず、例えば前回ガソリンが積込
まれたハッチに次回は軽油を積込むこともあり、このよ
うに各ハッチには前回と異なる油種の油液が積込まれる
ことがある。
しかるに、前回の油液Aのベーパガスが充満している
ハッチ内に、前回と異なる油種の油液Bが給液される
と、ハッチ内で異なる油液AとBとのベーパガスが混合
されることになり、油液A,Bの油種,油液A,B及び空気の
混合比等によっては、ベーパの着火温度が下がり、引火
しやすくなる。このため、給液システム装置において
は、空のタンクローリ車が到着すると、まずタンクロー
リ車をガスバージ用ステージに停車させ、ハッチ挿入口
にガスパージ用のローディングアームを挿入して排風機
の作動によりハッチ内のベーパガスを外部に排出する。
そして、上記ガシパージによりハッチ内のベーパガス濃
度がある危険濃度以下になったら排風機を停止させてガ
スパージ用のローディングアームをハッチ挿入口より外
す。その後、タンクローリ車は出荷ステージに移動し、
そこで各ハッチへ油液の給液が行なわれる。
発明が解決しようとする課題 しかるに、上記のようにしてタンクローリ車の各ハッ
チ内のベーパガスをパージした後、直ちに油液の積込み
が行なわれないことが多く、例えばパージ後タンクロー
リ車を停止させておき、他の用事又は昼食等を済ませて
から出荷ステージへ向うことがある。ところが、このよ
うにパージした後ある程度時間が経過してしまうとハッ
チ底部に残留する油液が蒸発してハッチ内にペーパガス
が再び充満してしまう。従って、従来の給液システム装
置では、ガスパージ後タンクローリ車がガスパージ作業
から給液作業へ移行するまでの移行時間が長くかかって
いるのにそのまま給液が行なわれると、ハッチ内のベー
パガスが引火しやすい状態になるおそれがあるといった
課題がある。
そこで、本発明は上記課題を解決した給液システム装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は、給油前にタンクローリ車のタンク内のベー
パガスをパージするガスパージ装置から出力されるガス
パージ作業信号とタンクへ油液を給液する給液装置から
出力される給液作業信号とによりガスパージ作業から給
液作業へ移行する移行時間を計測する移行時間計測手段
と、移行時間計測手段により計測された移行時間を予め
定められた所定の移行基準時間と比較する比較手段と、
比較手段により移行時間が移行基準時間より長いと判定
されたとき給液装置の給液装置による給液作業を禁止す
る給液禁止手段とよりなり、ベーパガスパージ後タンク
ローリ車が給液作業に移行する間にタンクの底部に残留
する油液が蒸発してタンク内のベーパガス濃度が引火し
やすい危険濃度に達した場合には、そのまま給液せず再
度ガスパージを行なわせた後安全に給液できるようにし
たものである。
実施例 第1図乃至第8図に本発明による給液システム装置の
一実施例を示す。
第1図は給液システム装置の概略構成をブロック図で
示したものであり、第2図はその平面図である。両図
中、給液システム装置は油槽所に到着した空のタンクロ
ーリ車1にガスパージ作業を行なうガスパージ装置2
と、ガスパージ後タンクローリ車1に油液を給液する給
液装置3と、ガスパージ装置2と給液装置3とを制御す
る管理制御装置4とより大略構成されている。この管理
制御装置4は、ガスパージ装置2から出力されるガスパ
ージ作業信号と給液装置3から出力される給液作業信号
とによりガスパージ作業から給液作業へ移行する移行時
間を計測する移行時間計測手段5と、移行時間計測手段
5により計測された移行時間を予め定められた所定の移
行基準時間と比較する比較手段6と、比較手段6により
移行時間が移行基準時間より長いと判定されとき給液装
置3の給液作業を禁止する禁止手段7とを有する。又、
報知手段8bは禁止手段7からの禁止信号を報知信号とし
て受けて表示装置(後述する)を駆動してガスパージ作
業のやり直しを報知する。
管理制御装置4はガスパージ装置2のガースパージ制
御装置2a及び給液装置3の給液制御装置3aと信号ケーブ
ル9を介してシリアル伝達にて接続されている。
タンクローリ車1には第3図に示す如く、複数のハッ
タ10a〜10d(本実施例では4個)よりなるタンク10が搭
載されており、各ハッチ10a〜10dの底部には排出バルブ
11a〜11dが設けられている。各排出バルブ11a〜11dは通
常閉弁されていてタンク10上部に突出するハンドル11a1
〜11d1を回すことにより開,閉される。又、各排出バル
ブ11a〜11dの下流側には排出元バルブ12が配設されてい
る。
従って、各ハッチ10a〜10d内に積込まれた油液は各排
出バルブ11a〜11d及び排出元バルブ12を開くことにより
積み降される。
又、各ハッチ10a〜10dは例えば1K,2K,4Kといっ
た具合に異なる容量を有している。タンク10の上部に設
けられた各ハッチ10a〜10dの挿入口13a〜13dの近傍に
は、各ハッチ10a〜10d毎の容量を記憶したハッチカード
14a〜14dが紐又は鎖等により吊下されている。
第4図及び第6図に示す如く、ガスパージ装置2のス
テージ2cにはタンクローリ車2のハッチ10a〜10dに挿入
されるバージ用ローディングアーム15,カードリーダ2b,
パージコントローラ2dが設けられている。尚、パージコ
ントローラ2dはその前面にハッチ容量設定スイッチ2d1
と、パージスタート釦2d2と、パージOKであることを表
示する表示ランプ2d3とを有する。又、パージ用ローデ
ィングアーム15はパージ用配管16に接続され、パージ用
配管16の途中の分岐配管16aにはガス濃度を計測する濃
度計17が設けられ、配管16には排風機18が配設されてい
る。
19はハッチ容量を読み取るカードリーダで、ローディ
ングアーム15の途中に設けられ、信号ケーブル9を介し
て管理用制御装置4に接続されている。
20は表示装置で、ステージ2cの見やすい位置(本実施
例ではステージ2cの高所)に設けられている。この表示
装置20には第7図に示すように、タンクローリ車1の各
ハッチに対応するハッチNo.ランプ20a1,20a2…20an,及
びガスパージ作業中を表示するガスパージ中報知ランプ
20bが配設されている。又、第6図に示す21はアース装
置で、パージ作業前にタンクローリ車1の車体に接続さ
れる。
尚、ガスパージ制御装置2aには、カードリーダ2b,パ
ージコントローラ2d,濃度計17,排風機18のスタータ18a,
カードリーダ19,表示装置20,アース装置21が接続されて
いる。
第5図及び第6図に示す如く、給液装置3ではガスパ
ージ済みのタンクローリ車1がステージ3cに到着すると
各ハッチ10a〜10dへの給液作業が行なわれる。ステージ
3cには給液用のカードリーダ3b,給液コントローラ3d
(給液量設定スイッチ3d1,スタート釦3d2を有する)及
び、給液用のローディングアーム22,表示装置23が設け
られている。第8図に示す如く、表示装置23にはハッチ
数に対応するハッチNo.ランプ23a1,23a2,…23an,給液中
報知ランプ23b,パージやり直しを表示する再ガスパージ
報知ランプ23c(報知手段)が配設されている。又、表
示装置23は見やすいステージ3cの高所に取付けられてい
る。
24は油液を給送するための給液配管で、油液を貯留す
る貯液タンク25とローディングアーム22とを接続する。
又、給液配管24にはポンプ26,流量計27,定量弁28が配設
されている。29はハッチカード14a〜14dが挿入されてハ
ッチ容量を読み取るカードリーダで、ローディングアー
ム22の途中に取付けられている。
又給液制御装置3aにはカードリーダ3b,給液コントロ
ーラ3d,表示装置23,ポンプ26のポンプスタータ26a,流量
計27,定量弁28,カードリーダ29,アース装置30が接続さ
れている。
ここで、上記構成になる給液システム装置の動作を説
明するとともに、管理制御装置4,ガスパージ制御装置2
a,給液制御装置3aが実行する処理につき第9図乃至第14
図を併せ参照して説明する。
空のタンクローリ車1が油槽所に到着すると、上記給
液システム装置では、まずガスパージ作業が行なわれ、
次に給液作業が行なわれる。そのため、タンクローリ車
1はまず第2図,第4図,第6図に示す如く、ガスパー
ジ装置2のステージ2cに横付けされる。そして、タンク
ローリ車1の車番を記憶したカード(図示せず)をカー
ドリーダ2bに挿入する。これにより、第9図,第10図に
示す処理が実行される。尚、両図中ステップS1〜S13が
ガスパージ制御装置2aが実行する処理を示し、ステップ
S21〜S30は管理制御装置4がガスパージ制御装置2aから
の信号に基づいて実行する処理を示す。
従って、カードがカードリーダ2bに挿入されると、ガ
スパージ制御装置2aはカードリーダ2bによりタンクロー
リ車1の車番の情報、即ちカードデータを読込み(ステ
ップS1)、そして、読込まれたカードデータを管理制御
装置4に送信する(ステップS2)。
管理制御装置4はカードリーダ2bからのカードデータ
を受信し(ステップS21)、予約ファイルに予約されて
いる予約データと上記カードデータとを照合する(ステ
ップS22)。そして、タンクローリ車1の車番が予約フ
ァイルに登録されている場合には、前回給液された油種
と異なる油種が今回給液されるハッチのハッチ番号を示
すハッチ情報を管理制御装置4はガスパージ制御装置2a
に送信する(ステップS23)。尚、ステップS23でカード
データ(車番)が予約ファイルに存在しない場合には、
ガスパージ禁止信号(図示せず)を送信する。
ステップS3でステップS23からのハッチ情報が受信さ
れると、パージコントローラ2dのパージOKランプ2d3
点灯させると共に、表示装置20によりハッチ情報により
指示されたハッチ番号のハッチNo.ランプ20a1〜20an
点灯させる(ステップS4)。
ここで、作業者は表示装置20で点灯したハッチNo.ラ
ンプを見て、それに対応するハッチ10a〜10dに対するパ
ージ作業を実施する。尚、本実施例ではタンクローリ車
1の各ハッチ10a〜10dのうちNo.1,No.2のハッチ10a,10b
に前回と異なる油種を積込むものとする。
そのため、表示装置20はハッチNo.ランプ20a1,20a2
みを点灯させる。
そこで、作業者はまずローディングアーム15を第6図
に示すようにNo.1のハッチ10aの挿入口13aに挿入する。
次いで、ハッチ10aのハッチカード14aをローディングア
ーム15に取付けられたカードリーダ19に挿入する。その
ため、ガスパージ制御装置2aはカードリーダ19によりハ
ッチカード14aのハッチ容量情報を読み込む(ステップS
5)。そしてパージコントローラ2dの設定スイッチ2d1
よりハッチ10aのハッチ容量が設定されるとこれを読み
込む(ステップS6)。
次に、ステップS7でパージコントローラ2dのスタート
釦2d3が操作されると、ハッチカードデータ,設定デー
タ,スタート信号等の作業設定データを送信する(ステ
ップS8)。
ステップS24でステップS8からのデータを受信した管
理制御装置4は、予約ファイルに登録された予約データ
と上記作業設定データとを照合してハッチ10aがパージ
すべきハッチか否か、及び設定スイッチ2d1により設定
したハッチ容量と予約ファイルのハッチ容量とが一致か
否かとをチェックし(ステップS25)、両データが一致
したときパージすべきと判断して作業許可データを送信
する(ステップS26)。尚、ステップS25,S26でデータ不
一致の場合、パージすべきではないと判断し、パージ禁
止信号を送信する(図示せず)。
ステップS9でステップS26からの作業許可データを受
信したガスパージ制御装置2aは、ガスパージ中報知ラン
プ20bを点灯すると共に排風機18aのスタータに起動信号
を出力し、排風機18aを起動させる(ステップS10)。
これにより、排風機18aはハッチ10a内に充満していた
ベーパガスを吸引し、ベーパガスはローディングアーム
15,パージ用配管16を介してハッチ10aより排出される。
尚、ガスパージ制御装置2aでは各ハッチ容量に応じた
パージ時間が例えばハッチ容量1Kであれば、パージ時
間は1分間、ハッチ容量が4Kであればパージ時間は4
分間といった具合に予め設定されており、その間排風機
18を駆動する。又、濃度計17により配管16を流れる流体
のベーパガス濃度が計測され、濃度計17からの計測信号
はガスパージ制御装置2aに供給される。
従って、ガスパージ制御装置2aはパージ開始後ハッチ
容量に対応するパージ時間が経過すると、作業終了デー
タ(パージ時間,ガス濃度データ等)を送信する(ステ
ップS11)。
ステップS27でステップS11から作業終了データを受信
した管理制御装置4は、パージ時間,ガス濃度データを
チェックし、ハッチ10a内のベーパガスの濃度が基準以
下の値であることを確認する(ステップS28)。次い
で、パージ終了時刻を記憶する(ステップS29)。尚、
第11図のタイムチャートで示すように、パージ開始時刻
T1、パージ終了時刻がT1′であるので、ステップS29で
はパージ終了時刻T1′が記憶される。
続いて、ステップS30でパージ終了データが送信され
る。ステップS12でこの終了データが受信されると排風
機18を停止させると共に、パージ中報知ランプ20b,ハッ
チNo.ランプ20a1,パージOKランプ2d3を消灯させ(ステ
ップS13)ハッチ10aに対するパージ制御が終了する。
又、ハッチ10bに対するパージ作業は、上記ステップS
5〜S13及びS24〜S30の処理を再度実行することにより行
なわれるのでハッチ10bのパージ作業は省略する。
尚、第11図中ハッチ10bに対するパージ開始時刻は
T2、パージ終了時刻はT2′であるので、ステップS29で
はパージ終了時刻T2′を記憶する。
このようにして、前回と異なる油種を積込むハッチ10
a,10bに対するパージ作業が終了した後は、タンクロー
リ車1は第2図,第5図,第6図に示すように給液装置
3のステージ3cへ移動する。
ここで、油液の給液作業が行なわれる。尚、タンクロ
ーリ車1に対する給液作業が行なわれるのに際して、第
12図,第13図,第14図に示す如く、給液制御装置3aでは
ステップS31〜S43,S71,S72の処理が実行されるととも
に、管理制御装置4aではステップS51〜S63の処理が実行
される。
給液作業の処理は車番を記憶したカードをカードリー
ダ3bに挿入することにより開始される。第12図中、ステ
ップS31〜S38,S51〜S55は前記第9図に示すステップS1
〜S8,S21〜S25と同様な作業及び処理であるので、ここ
ではその説明は省略する。従って、第12図ではステップ
S56から説明する。
ステップS55において作業設定データが予約ファイル
の予約データと一致した場合、そのとき時刻即ち給液作
業開始時刻T3(第11図に示す)を読込む(ステップS5
6)。次いで、ステップS29で記憶したハッチ10aのパー
ジ終了時刻T1′を読み出す(ステップS57)。
そして、給液作業開始時刻T3とパージ終了時刻T1′と
の時刻差t1(第11図に示す)を演算し、このパージ作業
終了から給液開始までの移行時間t1が基準時間内である
ことを確認する(ステップS58)。尚、この基準時間と
はハッチ容量に対応して定められており、パージ後ハッ
チ内のベーパガスの濃度が危険濃度(ベーパガスの着火
温度が著しく下がるといった現象があらわれるガス濃
度)に達するまでの時間である。
従って、ステップS58において、移行時間t1が規定時
間以内であれば、ステップS59に移り作業許可データを
送信する。
ステップS59からの作業許可データを受信すると(ス
テップS39)、ステップS40において給液制御装置3aはポ
ンプ26のポンプスタータ26aにポンプ起動信号を出力し
てポンプ26を起動すると共に、定量弁28に開弁信号を出
力して定量弁28を開弁する。これより、貯液タンク25に
貯溜された油液が配管24,ローディングアーム22を介し
ハッチ10aに給液される。給液時、表示装置23ではハッ
チNo.ランプ23a1,給液中報知ランプ23b(共に第8図に
示す)が点灯する。
ハッチ10aにハッチ容量分の給液が行なわれると、流
量計27からの流量計側信号を積算した給液制御装置3a
は、定量弁28に閉弁信号を出力して定量弁28を示弁させ
ると共に、ポンプスタータ26aにポンプ停止信号を出力
しポンプ26を停止させる。このようにして、ハッチ10a
への給液作業が終了すると、油種,給液量等の給液作業
終了データを送信する(ステップS41)。
管理制御装置4ではステップ41からの給液作業終了デ
ータを受信すると(ステップS60)、給液終了データと
予約ファイルの予約データとを照合し(ステップS6
1)、確認されると終了データを送信する(ステップS6
2)。
ステップS42で終了データを受信した給液制御装置3a
はハッチNo.ランプ23a1、給液中報知ランプ23bを消灯し
(ステップS43)、ハッチ10aに対する給液作業を終了す
る。
又、次のハッチ10bに対しても上記ステップS31〜S43,
S51〜s62の処理が同様に実行され、他のハッチ10c,10d
に対してはパージ作業が行なわれていないので、この場
合ステップS56〜S58においては移行時間がゼロとして処
理される。
ところが、パージ作業の終了した後、タンクローリ車
1が直ちに給液装置3へ直行するとは限らず、他の用事
を済ませてから給液装置3へ移動することがある。又、
給液装置3が混んでいて待ち時間が長くかかることもあ
る。このように、何等かの理由によりパージ作業終了か
ら給液開始までの移行時間が基準時間を越えてしまう
と、ステップS58において管理制御装置4は例えばハッ
チ10aの場合移行時間t1が基準時間以上となるため、第1
4図に示すステップS63の処理に移り、作業不許可データ
を送信する。
これに対し、給液制御装置3aはステップS71で作業不
許可データを受信するとともに、給液作業を禁止すべく
再ガスパージ報知ランプ23cを点灯してガスパージ作業
のやり直しを指示する(ステップS72)。又、再ガスパ
ージ報知ランプ23cを点灯させるとき、ステップS29〜S4
3及びS59〜S62の処理は実行されないため、ポンプ26は
起動されず、定量弁28も開弁しない。
従って、給液装置3で再ガスパージ報知ランプ23cが
点灯した場合には、給液作業をせずに、再びタンクロー
リ車1をガスパージ装置2へ戻して再度ガスパージ作業
を行ない、その後、給液作業を行なうことになる。かく
して、ガスパージ作業を行なったにも拘らず、給液作業
への移行時間が長くなり過ぎて、各ハッチ10a〜10d内の
ベーパガスのガス濃度が危険濃度に達した状態のまま、
前回と異なる油種を給液してしまうといったことが未然
に防止され、本発明の給液システム装置では給液作業の
安全性がより高められている。
尚、上記以外にも、例えば給液制御装置にタイマを設
け、パージ作業終了と同時にタイマをゼロリセットし、
給液開始時にタイマのカウント値をチェックしてパージ
終了してから給液開始までの移行時間を監視するように
しても良いのは勿論である。又、上記実施例では移行時
間が規定時間を越えたとき再ガスパージ報知ランプを点
灯させたが、これに限らずその場合警報を発するように
しても良いし、報知ランプの点灯とともに警報を発して
も良い。
尚、上記実施例ではパージ終了から給液開始までの時
間を監視したが、必ずしもパージ終了時間を記録せずと
も良く、パージ作業時間は決められているのでパージ開
始から給液開始までの時間あるいはパージ作業に関連し
て給液開始までの時間を監視するようにすれば良い。
又、上記実施例では管理制御装置によりパージ終了か
ら給液開始までの移行時間を監視したが、これに限ら
ず、上記監視手段をガスパージ制御装置あるいは給液制
御装置に設けても良いのは勿論である。
発明の効果 上述の如く、本発明になる給液システム装置は、タン
クローリ車のハッチに前回と異なる油液を積込む際、パ
ージ作業終了から給液開始までの移行時間を監視してい
るため、何等かの理由により移行時間が基準時間より長
くなった場合給液作業を行なわれずガスパージ作業をや
り直すことになり、ハッチ内のベーパガスのガス濃度が
危険濃度に達した状態での給液作業を未然に防止するこ
とができ、これにより異なる油液を給液する際の安全性
をより高められるとともに給液作業に対する信頼性の向
上を図ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる給液システム装置の要部を示す概
略構成図、第2図は給油システム装置が適用された油槽
所の平面図、第3図はタンクローリ車の縦断面図、第4
図はガスパージ装置を説明するための図、第5図は給液
装置を説明するための図、第6図は給液システム装置の
全体の構成を説明するための概略構成図、第7図はガス
パージ装置に適用された表示装置の正面図、第8図は給
液制御装置に適用された表示装置の正面図、第9図,第
10図はガスパージ作業時に実行される処理のフローチャ
ート、第11図はガスパージ作業,給液作業の夫々の開始
時刻,終了時刻を示すタイムチャート、第12図,第13図
は給液作業時に実行される処理のフローチャート、第14
図はガスパージ後給液開始されるまでの移行時間が基準
時間を越えるとき実行される処理のフローチャートであ
る。 1……タンクローリ車、2……ガスパージ装置、2a……
ガスパージ制御装置、3……給液装置、3a……給液制御
装置、4……管理制御装置、5……移行時間計測手段、
6……比較手段、7……禁止手段、8……報知手段、14
a〜14d……ハッチカード、15……パージ用ローディング
アーム、16……パージ用配管、17……濃度計、18……排
風機、19,29……カードリーダ、20,23……表示装置、20
a,23a……ハッチNo.ランプ、20b……ガスパージ中報知
ランプ、23b……給液中報知ランプ、23c……再ガスパー
ジ報知ランプ、24……給液配管、26……ポンプ、27……
流量計、28……定量弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給油前にタンクローリ車のタンク内のベー
    パガスをパージするガスパージ装置から出力されるガス
    パージ作業信号と該タンクへ油液を給液する給液装置か
    ら出力される給液作業信号とによりガスパージ作業から
    給液作業へ移行する移行時間を計測する移行時間計測手
    段と、該移行時間計測手段により計測された移行時間を
    予め定められた所定の移行基準時間と比較する比較手段
    と、該比較手段により前記移行時間が移行基準時間より
    長いと判定されたとき前記給液装置の給液装置による給
    液作業を禁止する給液禁止手段とよりなることを特徴と
    する給液システム装置。
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