JP2598813Y2 - ディスプレイ昇降機構を備えたシステム机 - Google Patents
ディスプレイ昇降機構を備えたシステム机Info
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- JP2598813Y2 JP2598813Y2 JP1993012791U JP1279193U JP2598813Y2 JP 2598813 Y2 JP2598813 Y2 JP 2598813Y2 JP 1993012791 U JP1993012791 U JP 1993012791U JP 1279193 U JP1279193 U JP 1279193U JP 2598813 Y2 JP2598813 Y2 JP 2598813Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシステム机、特に机内部
にディスプレイを収納してディスプレイ使用時にディス
プレイを机上面に突出させるディスプレイ昇降機構を備
えたシステム机に関する。
にディスプレイを収納してディスプレイ使用時にディス
プレイを机上面に突出させるディスプレイ昇降機構を備
えたシステム机に関する。
【0002】
【従来の技術】情報社会の急速な発達に伴い、各仕事場
や会議室へのワークステーション等の導入が盛んに行わ
れている。
や会議室へのワークステーション等の導入が盛んに行わ
れている。
【0003】従来、これらのワークステーション等のデ
ィスプレイは専用のディスプレイ置台に載置していた。
一方で、各仕事場や会議室のスペースの有効利用の点か
らディスプレイ置台と事務机の両方の機能を備えたシス
テム机が考案されている。これは、机内部にディスプレ
イを収納すると共に、ディスプレイを昇降させる機構を
備えたものである。例えば、特開昭60−40018号
公報には、ディスプレイ画面のみを露出するように収納
した収納ボックスをスプリングによって机内部から机の
天板の開口窓を通して突出させる卓上機器設置机が開示
されている。また、特開昭60−84618号公報には
机の天板の一部を折り畳みながら後方に退避させて、デ
ィスプレイを載置した昇降台をガススプリングによって
机内部から机の表面に突出させる卓上機器設置机が開示
されている。さらに、特開昭64−32808号公報に
は、机の天板の切欠き部に設けられた上板を机背面側に
設けられた上板収納部に収納すると共に、伝動体によっ
て上板に連結されている下板を吊り上げ机の主板切欠き
部に嵌合する構成が開示されている。これらのシステム
机はディスプレイを使用しない時にはディスプレイを机
内部に収納して一般の事務机として使用することができ
る。
ィスプレイは専用のディスプレイ置台に載置していた。
一方で、各仕事場や会議室のスペースの有効利用の点か
らディスプレイ置台と事務机の両方の機能を備えたシス
テム机が考案されている。これは、机内部にディスプレ
イを収納すると共に、ディスプレイを昇降させる機構を
備えたものである。例えば、特開昭60−40018号
公報には、ディスプレイ画面のみを露出するように収納
した収納ボックスをスプリングによって机内部から机の
天板の開口窓を通して突出させる卓上機器設置机が開示
されている。また、特開昭60−84618号公報には
机の天板の一部を折り畳みながら後方に退避させて、デ
ィスプレイを載置した昇降台をガススプリングによって
机内部から机の表面に突出させる卓上機器設置机が開示
されている。さらに、特開昭64−32808号公報に
は、机の天板の切欠き部に設けられた上板を机背面側に
設けられた上板収納部に収納すると共に、伝動体によっ
て上板に連結されている下板を吊り上げ机の主板切欠き
部に嵌合する構成が開示されている。これらのシステム
机はディスプレイを使用しない時にはディスプレイを机
内部に収納して一般の事務机として使用することができ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、近年では大型
かつ高精彩のディスプレイの出現により、ディスプレイ
重量の増加、放熱量の増加が伴うようになり、正確な昇
降動作や効率の良い放熱方法等が要求されるようになっ
た。一方で、ディスプレイ収納時には通常の事務机やテ
ーブルと同様にインテリアとして周囲との調和を要求さ
れるようになったが、上述のような構成を有するディス
プレイ置台と事務机とを兼用するためのディスプレイ昇
降機構を備えたシステム机では大型・高精彩のディスプ
レイの十分な放熱とスムーズな昇降動作を行いつつ、移
動する天板の嵌合および収納をスムーズに行い違和感の
ない机表面を形成することができないという問題があっ
た。また、ディスプレイの昇降動作と同様に電話機やス
イッチ類等の付属品を昇降動作や収納動作を行い、付属
品収納時には机表面に隙間や段差ができないシステム机
の提供が要望されていた。
かつ高精彩のディスプレイの出現により、ディスプレイ
重量の増加、放熱量の増加が伴うようになり、正確な昇
降動作や効率の良い放熱方法等が要求されるようになっ
た。一方で、ディスプレイ収納時には通常の事務机やテ
ーブルと同様にインテリアとして周囲との調和を要求さ
れるようになったが、上述のような構成を有するディス
プレイ置台と事務机とを兼用するためのディスプレイ昇
降機構を備えたシステム机では大型・高精彩のディスプ
レイの十分な放熱とスムーズな昇降動作を行いつつ、移
動する天板の嵌合および収納をスムーズに行い違和感の
ない机表面を形成することができないという問題があっ
た。また、ディスプレイの昇降動作と同様に電話機やス
イッチ類等の付属品を昇降動作や収納動作を行い、付属
品収納時には机表面に隙間や段差ができないシステム机
の提供が要望されていた。
【0005】そこで本考案は、ディスプレイの放熱を十
分に行い、かつ昇降動作をスムーズに行うことが可能で
あり、また、ディスプレイの昇降動作によって天板と昇
降台が入れ替った場合や付属品の昇降動作をさせた場合
でも外観上違和感のないディスプレイ昇降機構を備えた
システム机を提供することを目的とする。
分に行い、かつ昇降動作をスムーズに行うことが可能で
あり、また、ディスプレイの昇降動作によって天板と昇
降台が入れ替った場合や付属品の昇降動作をさせた場合
でも外観上違和感のないディスプレイ昇降機構を備えた
システム机を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題点を
解決するため、第1として、机枠体内部にディスプレイ
を収納し、該ディスプレイ使用時に机枠体上面に配置さ
れた固定天板の開口窓からディスプレイを突出させるデ
ィスプレイ昇降機構を備えたシステム机において、前記
固定天板の開口窓に着脱かつ移動可能に嵌合され、ディ
スプレイ突出時には机枠体内背面側に収納される第1移
動天板と、前記机枠体内部に配置され、ディスプレイを
載置する昇降可能な第2移動天板と、第2移動天板を昇
降させるパンタグラフ式テーブルリフトと、前記机枠体
内部に配置された直線部を有する第1ガイドレールと、
湾曲部を有し前記第1ガイドレールの少なくとも一部に
平行に配置された第2ガイドレールと、前記第1ガイド
レールを挟持する複数のガイドローラを有し第1移動天
板を保持する第1移動天板保持部材と前記第2ガイドレ
ールを挟持する複数のガイドローラを有する誘導部材と
が回動可能に連結されたスライドユニットであって、前
記ガイドレールに沿って第1移動天板を摺動させるスラ
イドユニットと、前記第2移動天板の昇降動作と前記ス
ライドユニットの摺動動作とを連動させ、第1移動天板
に代えて第2移動天板を固定天板の開口窓に嵌合させる
変位連動手段と、を有することを特徴とするものであ
り、第2として、第1において机枠体上面に配置された
固定天板に少なくとも1つ設けられた第1開口部と、前
記第1開口部に表裏方向に回転可能に嵌合する付属品載
置台と、机枠体上面に配置された固定天板に少なくとも
1つ設けられた第2開口部と、前記第2開口部の1端を
回転軸として回動自在に設けられ、該第2開口部に嵌合
する付属品収納ボックスと、を有することを特徴とする
ものである。
解決するため、第1として、机枠体内部にディスプレイ
を収納し、該ディスプレイ使用時に机枠体上面に配置さ
れた固定天板の開口窓からディスプレイを突出させるデ
ィスプレイ昇降機構を備えたシステム机において、前記
固定天板の開口窓に着脱かつ移動可能に嵌合され、ディ
スプレイ突出時には机枠体内背面側に収納される第1移
動天板と、前記机枠体内部に配置され、ディスプレイを
載置する昇降可能な第2移動天板と、第2移動天板を昇
降させるパンタグラフ式テーブルリフトと、前記机枠体
内部に配置された直線部を有する第1ガイドレールと、
湾曲部を有し前記第1ガイドレールの少なくとも一部に
平行に配置された第2ガイドレールと、前記第1ガイド
レールを挟持する複数のガイドローラを有し第1移動天
板を保持する第1移動天板保持部材と前記第2ガイドレ
ールを挟持する複数のガイドローラを有する誘導部材と
が回動可能に連結されたスライドユニットであって、前
記ガイドレールに沿って第1移動天板を摺動させるスラ
イドユニットと、前記第2移動天板の昇降動作と前記ス
ライドユニットの摺動動作とを連動させ、第1移動天板
に代えて第2移動天板を固定天板の開口窓に嵌合させる
変位連動手段と、を有することを特徴とするものであ
り、第2として、第1において机枠体上面に配置された
固定天板に少なくとも1つ設けられた第1開口部と、前
記第1開口部に表裏方向に回転可能に嵌合する付属品載
置台と、机枠体上面に配置された固定天板に少なくとも
1つ設けられた第2開口部と、前記第2開口部の1端を
回転軸として回動自在に設けられ、該第2開口部に嵌合
する付属品収納ボックスと、を有することを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本考案のディスプレイ昇降機構を備えたシステ
ム机において、パンダグラフ式テーブルリフトと、スラ
イドユニットとが変位連動手段によって連動することに
よって第2移動天板上に載置されたディスプレイを正確
に昇降させると共に、第1移動天板をスムーズに机枠体
内部に収納する。また、ディスプレイをむき出しの状態
で第2移動天板上に載置するのでディスプレイの放熱を
十分に行うことができる。また、ディスプレイの昇降動
作を正確にスムーズに行うことができるので、第1移動
天板と第2移動天板とが入れ替った場合や付属品の昇降
動作を行った場合でも外観上違和感のないディスプレイ
昇降機構を備えたシステム机を得ることができる。
ム机において、パンダグラフ式テーブルリフトと、スラ
イドユニットとが変位連動手段によって連動することに
よって第2移動天板上に載置されたディスプレイを正確
に昇降させると共に、第1移動天板をスムーズに机枠体
内部に収納する。また、ディスプレイをむき出しの状態
で第2移動天板上に載置するのでディスプレイの放熱を
十分に行うことができる。また、ディスプレイの昇降動
作を正確にスムーズに行うことができるので、第1移動
天板と第2移動天板とが入れ替った場合や付属品の昇降
動作を行った場合でも外観上違和感のないディスプレイ
昇降機構を備えたシステム机を得ることができる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面を利用して説明する。
【0009】本考案のディスプレイ昇降機構を備えたシ
ステム机は、図1に示すように机枠体10の上面に固定
された固定天板11に設けられた開口窓12に着脱可能
に嵌合した第1移動天板13を有している。また、ディ
スプレイ14を載置した第2移動天板15は油圧シリン
ダ16等の駆動手段によって伸縮自在に設けられたパン
ダグラフ式テーブルリフト17(以下、リフト17とい
う)によってディスプレイ14の昇降を行うことができ
る。また、机枠体10の背面側で第2移動天板15の両
側(図1においては、説明のため図面奥側のみを示す)
には図2に示すようなリフト17の昇降方向に平行に、
直線部を有する第1ガイドレール18と、湾曲部を有す
る第2ガイドレール19がある。本実施例では第1,第
2ガイドレール18,19をベース部材に固定して1つ
の部材とした例を示すが分離してもよい。また、図3に
示すように前記第1移動天板13には前記第2ガイドレ
ール19を挟持する複数のガイドローラ21aを有する
第1移動天板保持部材20aが設けられ、該第1移動天
板保持部材20aと誘導部材20bとが回動自在に係合
し、スライドユニット20を形成している。前記誘導部
材20bは前記第1ガイドレール18を挟持する複数の
ガイドローラ21bを有している。さらに図1に示すよ
うに前記第1,第2ガイドレールに平行して変位伝達手
段としてチェーン22が張られていて、前記スライドユ
ニット20の誘導部材20bから突出した把持部材21
cと第2移動天板15から突出した把持部材15aとが
それぞれチェーン22の所定位置に固定されていて、第
2移動天板15の移動に伴ってスライドユニット20が
移動するように両者の同期動作を実現させている。
ステム机は、図1に示すように机枠体10の上面に固定
された固定天板11に設けられた開口窓12に着脱可能
に嵌合した第1移動天板13を有している。また、ディ
スプレイ14を載置した第2移動天板15は油圧シリン
ダ16等の駆動手段によって伸縮自在に設けられたパン
ダグラフ式テーブルリフト17(以下、リフト17とい
う)によってディスプレイ14の昇降を行うことができ
る。また、机枠体10の背面側で第2移動天板15の両
側(図1においては、説明のため図面奥側のみを示す)
には図2に示すようなリフト17の昇降方向に平行に、
直線部を有する第1ガイドレール18と、湾曲部を有す
る第2ガイドレール19がある。本実施例では第1,第
2ガイドレール18,19をベース部材に固定して1つ
の部材とした例を示すが分離してもよい。また、図3に
示すように前記第1移動天板13には前記第2ガイドレ
ール19を挟持する複数のガイドローラ21aを有する
第1移動天板保持部材20aが設けられ、該第1移動天
板保持部材20aと誘導部材20bとが回動自在に係合
し、スライドユニット20を形成している。前記誘導部
材20bは前記第1ガイドレール18を挟持する複数の
ガイドローラ21bを有している。さらに図1に示すよ
うに前記第1,第2ガイドレールに平行して変位伝達手
段としてチェーン22が張られていて、前記スライドユ
ニット20の誘導部材20bから突出した把持部材21
cと第2移動天板15から突出した把持部材15aとが
それぞれチェーン22の所定位置に固定されていて、第
2移動天板15の移動に伴ってスライドユニット20が
移動するように両者の同期動作を実現させている。
【0010】以上のように構成されるディスプレイ昇降
機構を備えたシステム机のディスプレイ昇降動作につい
て以下に説明する。
機構を備えたシステム机のディスプレイ昇降動作につい
て以下に説明する。
【0011】図示しない油圧駆動ユニットを駆動させ
て、図4に示すようにリフト17のパンダグラフ部17
aに内蔵された油圧シリンダ16を伸長させて、パンダ
グラフ部17aを伸長させる。パンダグラフ部17aに
おいてはベース部17bに一方の脚17cが固定され、
他方の脚17dは図中L方向に摺動可能に係合してい
る。また、パンダグラフ部17aの上端も同様に第2移
動天板15に一方の脚17eが固定され、他方の脚17
fが図中L方向に摺動可能に係合している。このように
油圧シリンダ16を伸長させてパンダグラフ部17aの
脚17d,17fを摺動させることによってパンダグラ
フ部17aの伸長を行う。このパンダグラフ部17aの
伸長によってディスプレイ14を載置した第2移動天板
15が図中矢印A方向に移動する。
て、図4に示すようにリフト17のパンダグラフ部17
aに内蔵された油圧シリンダ16を伸長させて、パンダ
グラフ部17aを伸長させる。パンダグラフ部17aに
おいてはベース部17bに一方の脚17cが固定され、
他方の脚17dは図中L方向に摺動可能に係合してい
る。また、パンダグラフ部17aの上端も同様に第2移
動天板15に一方の脚17eが固定され、他方の脚17
fが図中L方向に摺動可能に係合している。このように
油圧シリンダ16を伸長させてパンダグラフ部17aの
脚17d,17fを摺動させることによってパンダグラ
フ部17aの伸長を行う。このパンダグラフ部17aの
伸長によってディスプレイ14を載置した第2移動天板
15が図中矢印A方向に移動する。
【0012】この時、第2移動天板15の一部に設けら
れた把持部材15aも矢印A方向に移動し、把持部材1
5aを所定位置に固定しているチェーン22をスプロケ
ット23a,23bの間で時計回り方向に回動させる。
同時に、チェーン22の他の所定位置に固定されたスラ
イドユニット22の誘導部材20bから突出した把持部
材21cは図中矢印B方向に移動を開始する。図1にお
いて、スライドユニット22の誘導部材20bが第1ガ
イドレール18に沿って矢印B方向に移動を開始すると
誘導部材20bに回動自在に係合している第1移動天板
保持部材20aが第2ガイドレール19に沿って移動を
開始する。第1移動天板保持部材20aは誘導部材20
bに回動自在に係合しているので第2ガイドレール19
の湾曲に沿ってスムーズに移動することができる。第1
移動天板保持部材20aが第2ガイドレール19の湾曲
に沿って起き上がると図4に示すように第1移動天板保
持部材20aが保持する第1移動天板も固定天板11か
ら分離して起き上がり、第1ガイドレール18と机枠体
10との間に形成されている第1移動天板収納部24に
徐々に挿入されて行く。
れた把持部材15aも矢印A方向に移動し、把持部材1
5aを所定位置に固定しているチェーン22をスプロケ
ット23a,23bの間で時計回り方向に回動させる。
同時に、チェーン22の他の所定位置に固定されたスラ
イドユニット22の誘導部材20bから突出した把持部
材21cは図中矢印B方向に移動を開始する。図1にお
いて、スライドユニット22の誘導部材20bが第1ガ
イドレール18に沿って矢印B方向に移動を開始すると
誘導部材20bに回動自在に係合している第1移動天板
保持部材20aが第2ガイドレール19に沿って移動を
開始する。第1移動天板保持部材20aは誘導部材20
bに回動自在に係合しているので第2ガイドレール19
の湾曲に沿ってスムーズに移動することができる。第1
移動天板保持部材20aが第2ガイドレール19の湾曲
に沿って起き上がると図4に示すように第1移動天板保
持部材20aが保持する第1移動天板も固定天板11か
ら分離して起き上がり、第1ガイドレール18と机枠体
10との間に形成されている第1移動天板収納部24に
徐々に挿入されて行く。
【0013】さらに、リフト17の伸長が進み、第2移
動天板15が所定の位置に来た時に、リフト17の伸長
は停止する。この場合、図5に示すように固定天板11
と第2移動天板15の高さが一致する位置で停止する。
第2移動天板15の大きさは横幅は第1移動天板13と
同様であり、机の奥行き方向に第1天板13の厚みより
僅かに広い逃げ隙間を有するために小さく形成されてい
るので、固定天板と第2移動天板との隙間がほとんどな
く、第2移動天板15が固定天板11に係合した場合で
も、違和感なく、あたかもディスプレイ14のみを机上
に移動してきたかのようになる。また、第1移動天板1
3は図5に示すように第1移動天板収納部24に完全に
収納され、前方視界を確保することができる。
動天板15が所定の位置に来た時に、リフト17の伸長
は停止する。この場合、図5に示すように固定天板11
と第2移動天板15の高さが一致する位置で停止する。
第2移動天板15の大きさは横幅は第1移動天板13と
同様であり、机の奥行き方向に第1天板13の厚みより
僅かに広い逃げ隙間を有するために小さく形成されてい
るので、固定天板と第2移動天板との隙間がほとんどな
く、第2移動天板15が固定天板11に係合した場合で
も、違和感なく、あたかもディスプレイ14のみを机上
に移動してきたかのようになる。また、第1移動天板1
3は図5に示すように第1移動天板収納部24に完全に
収納され、前方視界を確保することができる。
【0014】以上の様に構成されるディスプレイ昇降機
構を備えたシステム机はディスプレイを収納した際に、
机表面は全て平面となるため事務机として使用する時に
も違和感なく使用することができる。また、移動する天
板を固定天板と同様の模様にすることによって、さらに
違和感のないシステム机にすることができる。
構を備えたシステム机はディスプレイを収納した際に、
机表面は全て平面となるため事務机として使用する時に
も違和感なく使用することができる。また、移動する天
板を固定天板と同様の模様にすることによって、さらに
違和感のないシステム机にすることができる。
【0015】また、このシステム机は、ディスプレイの
昇降動作は油圧ユニット等によって自動に行われるた
め、容易にかつ安全にディスプレイの昇降動作を行うこ
とができる。
昇降動作は油圧ユニット等によって自動に行われるた
め、容易にかつ安全にディスプレイの昇降動作を行うこ
とができる。
【0016】また、本実施例においてはパンダグラフ式
リフトを使用しているので、大きな高さを有するディス
プレイも机枠体内に十分収納することができる。
リフトを使用しているので、大きな高さを有するディス
プレイも机枠体内に十分収納することができる。
【0017】図6に前述したディスプレイ昇降機構を備
えたシステム机を会議用のシステム机に適用した例を示
す。
えたシステム机を会議用のシステム机に適用した例を示
す。
【0018】会議用システム机60は、前述したディス
プレイ昇降機構の他にマイクユニット61、電話ユニッ
ト62、スイッチユニット63等の所望する付属品をデ
ィスプレイ14と同様に必要な時のみに机表面に突出さ
せる回転機能を有している。図7には、マイクユニット
61の回転構造を示す。固定天板11に設けられた開口
窓12aに嵌合するマイクユニット載置台64は片面に
マイクユニットを載置し、他面は天板として使用する。
このマイクユニット載置台64は中心軸65を中心に回
転可能に固定天板11に配置されている。マイクユニッ
ト61の使用時にはマイクユニット載置台64の一端を
下方へ押し下げて回転させる。マイクユニット載置台6
4が所定の位置まで回転した所でラッチ手段によって位
置決め固定する。ラッチ手段として、例えば、固定天板
11側にスプリングによって付勢された硬球を設けて、
この硬球をマイクユニット載置台64の所定位置に設け
られた第1係合穴に係合させることによってマイクユニ
ット載置台64の位置決め固定を行う。また、マイクユ
ニット61を収納する場合は同様にマイクユニット載置
台64の一端を下方へ押し下げることによって硬球と第
1係合穴との係合を解除してマイクユニット載置台64
を回転させる。マイクユニット載置台64には第2の係
合穴が設けられていてマイクユニット載置台64が固定
天板11と水平に嵌合する位置で前述と同等に位置決め
固定される。この実施例の場合、マイク61aは収納時
には横に倒してマイクユニット61の収納を容易にして
いる。 同様な回転構造を用いて他の付属品、例えば電
話ユニット62やスイッチユニット63を机表面に突出
させてもよい。
プレイ昇降機構の他にマイクユニット61、電話ユニッ
ト62、スイッチユニット63等の所望する付属品をデ
ィスプレイ14と同様に必要な時のみに机表面に突出さ
せる回転機能を有している。図7には、マイクユニット
61の回転構造を示す。固定天板11に設けられた開口
窓12aに嵌合するマイクユニット載置台64は片面に
マイクユニットを載置し、他面は天板として使用する。
このマイクユニット載置台64は中心軸65を中心に回
転可能に固定天板11に配置されている。マイクユニッ
ト61の使用時にはマイクユニット載置台64の一端を
下方へ押し下げて回転させる。マイクユニット載置台6
4が所定の位置まで回転した所でラッチ手段によって位
置決め固定する。ラッチ手段として、例えば、固定天板
11側にスプリングによって付勢された硬球を設けて、
この硬球をマイクユニット載置台64の所定位置に設け
られた第1係合穴に係合させることによってマイクユニ
ット載置台64の位置決め固定を行う。また、マイクユ
ニット61を収納する場合は同様にマイクユニット載置
台64の一端を下方へ押し下げることによって硬球と第
1係合穴との係合を解除してマイクユニット載置台64
を回転させる。マイクユニット載置台64には第2の係
合穴が設けられていてマイクユニット載置台64が固定
天板11と水平に嵌合する位置で前述と同等に位置決め
固定される。この実施例の場合、マイク61aは収納時
には横に倒してマイクユニット61の収納を容易にして
いる。 同様な回転構造を用いて他の付属品、例えば電
話ユニット62やスイッチユニット63を机表面に突出
させてもよい。
【0019】また、特にスイッチユニット63のように
完全な回転動作を必要としない場合には図8に示すよう
にポップアップ方式によって机表面に突出させてもよ
い。
完全な回転動作を必要としない場合には図8に示すよう
にポップアップ方式によって机表面に突出させてもよ
い。
【0020】スイッチユニット63は固定天板11に設
けられた開口窓12bに嵌合するように天板63aの下
面にスイッチボックス63bを有し、天板63aはその
一端の回転軸63cによって回動自在に固定天板11と
係合している。
けられた開口窓12bに嵌合するように天板63aの下
面にスイッチボックス63bを有し、天板63aはその
一端の回転軸63cによって回動自在に固定天板11と
係合している。
【0021】前記スイッチボックス63bの下部にはス
プリングバー66の一端が回動自在に係合して、スプリ
ングバー66の他端は机枠体10に回動自在に係合して
いる。
プリングバー66の一端が回動自在に係合して、スプリ
ングバー66の他端は机枠体10に回動自在に係合して
いる。
【0022】スイッチボックス63bが収納されている
状態では図中実線で示したようにスプリングバー66の
先端のローラ部67が机枠体10に固定された爪型ラッ
チ68によって固定され保持されている。
状態では図中実線で示したようにスプリングバー66の
先端のローラ部67が机枠体10に固定された爪型ラッ
チ68によって固定され保持されている。
【0023】スイッチボックス63bを机表面に突出さ
せるには、天板63aを下方に押し、スプリングバー6
6の先端のローラ部67を爪型ラッチ68から解放する
ことによって行う。つまり、スプリング69によって図
中矢印M方向に付勢されるローラ部67は天板63aが
下方に押し込まれることによって爪型ラッチ68から解
放され、続いてスプリング70によって付勢されている
バー71が伸びて、スイッチボックス63bと共に天板
63aを回転させながら押し上げて、スイッチボックス
63bを机表面に突出させる。スイッチユニット63は
スプリングバー66がストップピン72に当接する位置
で回転を停止する。また、スイッチボックス63bを収
納する時には天板63aを押し下げ、前記ローラ部67
を爪型ラッチ68の爪を乗り越えさせて爪型ラッチ68
に係合させることによって固定保持させる。
せるには、天板63aを下方に押し、スプリングバー6
6の先端のローラ部67を爪型ラッチ68から解放する
ことによって行う。つまり、スプリング69によって図
中矢印M方向に付勢されるローラ部67は天板63aが
下方に押し込まれることによって爪型ラッチ68から解
放され、続いてスプリング70によって付勢されている
バー71が伸びて、スイッチボックス63bと共に天板
63aを回転させながら押し上げて、スイッチボックス
63bを机表面に突出させる。スイッチユニット63は
スプリングバー66がストップピン72に当接する位置
で回転を停止する。また、スイッチボックス63bを収
納する時には天板63aを押し下げ、前記ローラ部67
を爪型ラッチ68の爪を乗り越えさせて爪型ラッチ68
に係合させることによって固定保持させる。
【0024】以上の様に構成されるディスプレイ昇降機
構を備えた会議用システム机はディスプレイおよびマイ
クユニット、スイッチユニット等の付属品を収納した際
に、机表面は全て平面となるため会議机として使用する
時にも違和感なく使用することができる。また、移動す
る各天板を固定天板と同様の模様にすることによって、
さらに違和感のない会議机にすることができる。
構を備えた会議用システム机はディスプレイおよびマイ
クユニット、スイッチユニット等の付属品を収納した際
に、机表面は全て平面となるため会議机として使用する
時にも違和感なく使用することができる。また、移動す
る各天板を固定天板と同様の模様にすることによって、
さらに違和感のない会議机にすることができる。
【0025】また、このような会議用システム机は、通
常複数個設けられるが、ディスプレイの昇降動作は油圧
ユニット等によって自動に行われるため、容易にかつ安
全にディスプレイの昇降動作を行うことができる。
常複数個設けられるが、ディスプレイの昇降動作は油圧
ユニット等によって自動に行われるため、容易にかつ安
全にディスプレイの昇降動作を行うことができる。
【0026】
【考案の効果】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を
備えたシステム机は、パンダグラフ式テーブルリフト
と、スライドユニットとが変位連動手段によって連動す
ることによって第2移動天板上に載置されたディスプレ
イを正確に昇降させると共に、第1移動天板をスムーズ
に机枠体内部に収納することができる。また、ディスプ
レイをむき出しの状態で第2移動天板上に載置すること
ができるのでディスプレイの放熱を十分に行うことがで
きる。また、ディスプレイの昇降動作を正確にスムーズ
に行うことができるので、天板と昇降台が入れ替った場
合や付属品の昇降動作を行った場合でも外観上違和感の
ないディスプレイ昇降機構を備えたシステム机を得るこ
とができる。
備えたシステム机は、パンダグラフ式テーブルリフト
と、スライドユニットとが変位連動手段によって連動す
ることによって第2移動天板上に載置されたディスプレ
イを正確に昇降させると共に、第1移動天板をスムーズ
に机枠体内部に収納することができる。また、ディスプ
レイをむき出しの状態で第2移動天板上に載置すること
ができるのでディスプレイの放熱を十分に行うことがで
きる。また、ディスプレイの昇降動作を正確にスムーズ
に行うことができるので、天板と昇降台が入れ替った場
合や付属品の昇降動作を行った場合でも外観上違和感の
ないディスプレイ昇降機構を備えたシステム机を得るこ
とができる。
【図1】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机のディスプレイ収納状態を示す全体略構成図
である。
システム机のディスプレイ収納状態を示す全体略構成図
である。
【図2】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机の第1ガイドレールおよび第2ガイドレール
を説明する斜視図である。
システム机の第1ガイドレールおよび第2ガイドレール
を説明する斜視図である。
【図3】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机のスライドユニットを説明する斜視図であ
る。
システム机のスライドユニットを説明する斜視図であ
る。
【図4】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机のディスプレイ上昇途中を示す説明図であ
る。
システム机のディスプレイ上昇途中を示す説明図であ
る。
【図5】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机のディスプレイ上昇完了状態を示す説明図で
ある。
システム机のディスプレイ上昇完了状態を示す説明図で
ある。
【図6】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机を会議用システム机に適用した斜視図であ
る。
システム机を会議用システム机に適用した斜視図であ
る。
【図7】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机に搭載するマイクユニットの概略構成図であ
る。
システム机に搭載するマイクユニットの概略構成図であ
る。
【図8】本考案に基づくディスプレイ昇降機構を備えた
システム机に搭載するスイッチユニットの概略構成図で
ある。
システム机に搭載するスイッチユニットの概略構成図で
ある。
10 机枠体 11 固定天板 12 開口窓 13 第1移動天板 14 ディスプレイ 15 第2移動天板 16 油圧シリンダ 17 パンダグラフ式リフト 18 第1ガイドレール 19 第2ガイドレール 20 スライドユニット 20a 第1移動天板保持部材 20b 誘導部材 21a,21b ガイドローラ 22 チェーン(変位連動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 37/00 505 A47B 17/00
Claims (2)
- 【請求項1】 机枠体内部にディスプレイを収納し、該
ディスプレイ使用時に机枠体上面に配置された固定天板
の開口窓からディスプレイを突出させるディスプレイ昇
降機構を備えたシステム机において、 前記固定天板の開口窓に着脱かつ移動可能に嵌合され、
ディスプレイ突出時には机枠体内背面側に収納される第
1移動天板と、 前記机枠体内部に配置され、ディスプレイを載置する昇
降可能な第2移動天板と、 第2移動天板を昇降させるパンタグラフ式テーブルリフ
トと、 前記机枠体内部に配置された直線部を有する第1ガイド
レールと、 湾曲部を有し前記第1ガイドレールの少なくとも一部に
平行に配置された第2ガイドレールと、 前記第1ガイドレールを挟持する複数のガイドローラを
有し第1移動天板を保持する第1移動天板保持部材と前
記第2ガイドレールを挟持する複数のガイドローラを有
する誘導部材とが回動可能に連結されたスライドユニッ
トであって、前記ガイドレールに沿って第1移動天板を
摺動させるスライドユニットと、 前記第2移動天板の昇降動作と前記スライドユニットの
摺動動作とを連動させ、第1移動天板に代えて第2移動
天板を固定天板の開口窓に嵌合させる変位連動手段と、 を有することを特徴とするディスプレイ昇降機構を備え
たシステム机。 - 【請求項2】 請求項1記載のディスプレイ昇降機構を
備えたシステム机において、システム机がさらに、 机枠体上面に配置された固定天板に少なくとも1つ設け
られた第1開口部と、 前記第1開口部に表裏方向に回転可能に嵌合する付属品
載置台と、 机枠体上面に配置された固定天板に少なくとも1つ設け
られた第2開口部と、 前記第2開口部の1端を回転軸として回動自在に設けら
れ、該第2開口部に嵌合する付属品収納ボックスと、 を有することを特徴とするディスプレイ昇降機構を備え
たシステム机。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012791U JP2598813Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ディスプレイ昇降機構を備えたシステム机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012791U JP2598813Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ディスプレイ昇降機構を備えたシステム机 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670631U JPH0670631U (ja) | 1994-10-04 |
JP2598813Y2 true JP2598813Y2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=11815229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993012791U Expired - Fee Related JP2598813Y2 (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | ディスプレイ昇降機構を備えたシステム机 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598813Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP1993012791U patent/JP2598813Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0670631U (ja) | 1994-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |