JPH10119A - 昇降式ディスプレイ搭載装置 - Google Patents

昇降式ディスプレイ搭載装置

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JPH10119A
JPH10119A JP8153800A JP15380096A JPH10119A JP H10119 A JPH10119 A JP H10119A JP 8153800 A JP8153800 A JP 8153800A JP 15380096 A JP15380096 A JP 15380096A JP H10119 A JPH10119 A JP H10119A
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川 秀 樹 立
Takeshi Oiyama
山 健 老
Hiroshi Kanai
井 博 金
Hiroyuki Urai
井 浩 幸 浦
Harunobu Saito
藤 治 宣 斉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 巻込み式スプリングによりディスプレイ載置
台を軽い力で上昇させるディスプレイ搭載装置。 【解決手段】 デスク1の先端側に立設されるボード2
にそって巻込み式スプリング16により昇降自在なディ
スプレイ載置台4を備え、この載置台4にはボード2側
に縦方向に列設された係止穴20に係脱して載置台4を
任意高さ位置に固定するためのストッパロッド21を配
設し、載置台4の手元側にストッパロッド21を係止穴
20から外すための操作レバー23を設けるとともに、
載置台4の上面のディスプレイ下面で押される位置にス
トッパ解除部材27を突設し、このストッパ解除部材2
7が上昇位置にあるとき操作レバー23の操作を不能と
し、同下降位置にあるとき操作レバー23を操作可能と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスプレイ搭載装
置に係り、特に手動により軽い力で上下動させ、ディス
プレイを最適高さ位置に設定することができるとともに
不使用時には上方へ退避させておくことができる昇降式
ディスプレイ搭載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンやワープロ等のOA機器
の発達に伴い、OA機器が事務処理に欠かせない存在と
なっており、そのため官庁・民間企業を問わず各デスク
毎に1台のOA機器が配置される時代となっている。
【0003】ところで日常業務のなかには、OA機器を
使用する業務とOA機器を使用しない業務とがあり、こ
れらの業務を一つのデスク上で行う場合、OA機器、主
としてディスプレイをデスク上に置く場合とデスク上か
ら他所へ移動させることが必要となる。
【0004】しかして、OA機器を使用しない場合に重
量の大きいディスプレイを他所へ移動させたり、また使
用する場合にデスク上へ持ち来たすことは容易でなく、
重労働が強いられることになる。
【0005】このようなことから、デスクにディスプレ
イ搭載台を昇降自在に設け、この載置台をバネの力で昇
降させるようにし、ディスプレイの使用時には載置台を
下げて最適位置に置かれるようにするとともに、不使用
時には上昇させてデスク上面を広く使えるようにするこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記のように
バネの力によりディスプレイを軽い力で上昇させるよう
にすると、その載置台にディスプレイを載置した状態で
載置台のストッパを外した場合は支障はないが、ディス
プレイを載置していない無負荷の状態でストッパを外し
た場合、載置台が急激に上昇し、きわめて危険を伴うこ
とになる。
【0007】一方、上記のような昇降式ディスプレイ載
置台を用いた場合、その上に載置されるディスプレイへ
の配線用ケーブルが上下方向に走り、このケーブル類が
他の業務の邪魔になるばかりでなく、煩雑となってオフ
ィス景観を損うものとなる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、載置台にディ
スプレイが搭載されていない無負荷時には載置台の上昇
を不可として安全性を確保し、ディスプレイ搭載時には
載置台の上昇を妨げることがないようにした昇降式ディ
スプレイ搭載装置を提供すること、および載置台上のデ
ィスプレイとデスク上のOA機器とを継ぐ配線用ケーブ
ルが外部に表われないようにした昇降式ディスプレイ搭
載装置を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0009】上記課題を解決するための手段として本発
明では、デスクの先端側に立設されるボードにそって巻
込み式スプリングにより昇降自在なディスプレイ載置台
を備え、この載置台には前記巻込み式スプリング部側に
縦方向に列設された係止穴に係脱して載置台を任意高さ
位置に固定するためのストッパロッドを配設し、前記載
置台の手元側に前記ストッパロッドを係止穴から外すた
めの操作レバーを設けるとともに、該載置台の上面のデ
ィスプレイ下面で押される位置にストッパ解除部材を突
設し、このストッパ解除部材が上昇位置にあるとき前記
操作レバーの操作を不能とし、同下降位置にあるとき前
記操作レバーを操作可能としたことにある。
【0010】前記ストッパロッドの操作端を軸を中心に
回動する操作レバーの一端に連結し、この操作レバーの
他端に前記載置台の手元側の端面に出没自在に設けられ
た操作部材を連結する一方、前記ストッパ解除部材の側
面に前記操作レバーの一部が嵌脱し得る係合溝を設ける
とともにバネ付勢により載置台上に突出する習性を付与
し、該ストッパ解除部材の下降時に前記係合溝に操作レ
バーの一部が整合して嵌入自在とすることが作動の確実
性を得るうえで好ましい。
【0011】また前記ディスプレイ載置台内に、該台上
に搭載されるディスプレイとデスク上のOA機器とを接
続する配線用コードを配設するケーブル配設部を設ける
ことによってケーブル類が外部に露出せず、就務の邪魔
にならないと同時にオフィスの景観をよくすることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の使用状態のイメージを示す
もので、デスク1の先端に一体若しくは別体として立設
されるボード2のデスク面側に本発明によるディスプレ
イ搭載装置3が設けられ、その載置台4上にOA機器5
に付帯するディスプレイ6が搭載される。
【0014】上記ディスプレイ搭載装置3は、前記ボー
ド2にそって取付けられる巻込み式スプリング部7と、
この巻込み式スプリング部7にそって水平姿勢のまま昇
降自在に支持された載置台4とを備えており、図1では
横方向へも移動可能とした場合を示している。
【0015】上記巻込みスプリング部7は、その一例を
図2、図3に示すように、前記ボード2のデスク1側と
なる面にデスク1の天板面からそれぞれ適宜高さを有す
る位置にレール部材8,8をカバーするように溝9,9
が設けられており、巻込み式スプリング部7の外枠10
の背面側に突設されたアームに軸着されているガイドロ
ーラ11,11がボード2の溝9,9内のレール部材
8,8の垂直面に接触することにより前記外枠10が常
時垂直姿勢を保って横方向に移動可能に支持されてい
る。
【0016】図示の例では、レール部材8,8がボード
2の上下2箇所に設けられ、外枠10の上下2箇所にガ
イドローラ11,11を設けるようにしているが、これ
は上部のみをレール部材8とし、下部は外枠10の下部
に車輪を軸支してボード2の表面に転接するようにして
もよい。
【0017】上記外枠10は、図2にみられるように適
宜間隔をおいて設けられる2本の垂直な支柱12,12
と、この支柱12,12間を連結する横梁13,13と
で角枠状に形成されている。
【0018】上記外枠10の上側の横梁13の中央下面
にはバランスプーリー14が、その両隣りにそれぞれメ
インプーリー15,15が同一軸線上に回転可能に支持
されており、各プーリー14,15,15にはそれぞれ
帯状に垂下するゼンマイ式の巻込み式スプリング16,
16…が常の巻込む方向に付勢されて取付けられてい
る。
【0019】一方、載置台4は側面視において略L字形
を有し、その垂直な左右のガイド部材17,17は横梁
18,18で連結され、このガイド部材17,17は前
記外枠10の垂直な支柱12,12のガイドレール部1
9,19にそって上下動が案内されるようになってお
り、上部の横梁18に前記巻込み式スプリング16,1
6…の下端がビス等により固定されている。そしてこの
スプリング16,16…は、載置台4上に搭載されるテ
ィスプレイ6の重量にバランスして軽い力で上下動させ
ることができるものである。
【0020】前記載置台4には、図4〜図10に示すよ
うに前記巻込み式スプリング部7の外枠10の一方の垂
直な支柱12に縦方向に所要のピッチをもって列設され
た係止穴20,20…に係脱するストッパロッド21が
前後方向に摺動可能に設けられ、このストッパロッド2
1の手前端は、中間部がピン22により載置台4に枢支
されたL形状の操作レバー23の長辺側端部にピン24
により連結され、この操作レバー23の端辺側端部には
図7に拡大して示すように平板状の端板23aが設けら
れていて、載置台4の手前端に水平な軸25aにより上
下方向揺動可能に設けられた操作部材25の内端の平板
状の端板25bに対向されていてバネ26による付勢に
より常時当接されている。
【0021】前記載置台4の手前寄りの中央位置にはス
トッパ解除部材27が設けられている。このストッパ解
除部材27はガイド28にそって上下動自在に設けら
れ、常時は図5に示すようにバネ29の作用によりその
上端が載置台4の上面から突出した状態におかれてお
り、このストッパ解除部材27の側面には前記操作レバ
ー23の一部が嵌入し得る係合溝30が形成されてい
て、ストッパ解除部材21が突出しているときは操作レ
バー23は図5のように係合溝30外の外側面に当って
前記ストッパロッド21を前進させた状態、すなわちス
トッパロッド21の先端21aが前記係止穴20に嵌入
した状態に保持され、ストッパ解除部材27が図8のよ
うに押し込まれたときその係合溝30に操作レバー23
の側縁が嵌入可能となり、操作部材25を図11のよう
に上または下に揺動させることにより端板25bが傾斜
して端板23aを押すことによりストッパロッド21が
引かれ、その先端21aが係止穴20から抜けるように
なっている。
【0022】したがって載置台4上に何も載せず、無負
荷のとき操作部材25を上または下方へ押してストッパ
ロッド21の係止を解除しようとしても、操作レバー2
3がストッパ解除部材27の側面に当って回動すること
ができず、ストッパロッド21を係止穴20から抜き外
すことができないので、載置台4が急激に上昇すること
がない。
【0023】載置台4上にディスプレイ6を搭載する
と、そのディスプレイ6によりストッパ解除部材27が
押し込まれ、この状態で操作部材25を上または下方へ
押すと操作レバー23はストッパ解除部材27の係合溝
30に進入するようバネ26に抗して回動し、ストッパ
ロッド21を引いてその先端21aを係止穴30から抜
くことができ、これにより載置台4を巻込み式スプリン
グ16,16…の巻込み力により軽く上昇させることが
できる。
【0024】図12、図13は、載置台4を上下動のみ
可能とし、かつパーティション31に巻込み式スプリン
グ部7を取付けて使用するようにした場合の実施形態を
示すもので、パーティション31の上端に掛止する下向
きコ字状の嵌合部32aを上端に有する上部支持部材3
2と、デスク天板1aの前方のコード類通し孔1bの孔
縁にコ字形の取付け具33を介して固定されるとともに
パーティション31にも固定し得るL形状の下部支持部
材34とに巻込み式スプリング部7の外枠10をビス止
めして取付けるようになされている。その取付けた状態
が図13である。
【0025】これによれば、デスク1にボード2を有し
なくても、パーティション31を利用してディスプレイ
昇降装置3を取付けることができる。
【0026】図において35は、キーボード等を収容し
ておくため、載置台4の下面側に設けられたホルダを示
す。
【0027】図14、図15は、巻込み式スプリング部
7および載置台4内での配線ケーブル36の配設形態例
を示すもので、巻込み式スプリング部7では、外枠10
の下端一側a(デスク側)から他側b(パネル側)中央
にかけて巻込み式スプリング16,16…の存在しない
空間部に図14のようにジグザグ状に、また載置台4に
おいては、図15に示すように一側中央付近c(デスク
側)から他側d(パネル側)中央付近にかけて配線する
ことができるよう要所にケーブルガイド37,37が内
設され、これにそってケーブル36,36を配設するこ
とにより載置台4の頻繁な動きに対してもケーブル3
6,36を傷めることがなく、またケーブルが外部に露
出しないので邪魔にならないとともに外観をよくするこ
とができる。図16は配線ケーブル36の外部に現われ
る部分を示している。
【0028】図17は、コネクタ部の接続構成を示すも
のである。市場に流通するパソコンは、本体にディスプ
レイやキーボード、マウス等を接続するとき機種ごとに
端子形状が異なり、互換性が見られない場合が少なから
ず生じている。そこでディスプレイ載置台内のベースコ
ネクタ38と、パソコン側のベースコネクタ39間にあ
らかじめ接続端子用の多数本のケーブルを通線してお
き、それぞれ市場において流通する多機種パソコンのデ
ィスプレイ端子40,41、キーボード端子42,43
およびマウス端子44,45のコネクタ形状に合せたそ
れぞれの変換ユニットA,B,C,A′,B′,C′を
それぞれのベースコネクタに接続すれば、ただちにパソ
コン50を駆動することができる。その具体的形態を図
18に示しており、図17に対応する部材にはこれと同
じ符号を付して対応させてある。
【0029】図19(A),(B)、図20(A),
(B)は、ケーブル36の引き廻しの形態例を示してお
り、載置台4の動きに対する順応性を示している。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、O
A機器のディスプレイを搭載する載置台を巻込み式スプ
リングにより使用時には最適高さ位置に下げ、不使用時
には軽い力で上方へ退避させてデスク面を有効に使用す
るようにしたディスプレイ搭載装置において、載置台上
にディスプレイが搭載されていないとき不用意に載置台
のストッパを解除しようとしても解除することができ
ず、そのため載置台が急激に上昇する過激な動きを予防
することができ、安全性を高めることができる。
【0031】また載置台上にディスプレイを搭載したの
ちは、特別なストッパ解除操作を行うことなくストッパ
の解除ができ、直ちに上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をデスクに装着した場合の一実施形態を
示す斜視図。
【図2】本発明における巻込み式スプリング部の内部を
示す正面図。
【図3】同、ボードとの関係の一例を示す断面図。
【図4】本発明における載置台のストッパロッドが巻込
み式スプリング部の係止穴に係合している状態を示す略
示断面図。
【図5】無負荷時におけるストッパ解除部材の状態を示
す部分断面図。
【図6】図4、図5の状態時における載置台の下面図。
【図7】図5の部分拡大図。
【図8】図4におけるストッパロッドが係止穴から抜け
た状態を示す略示断面図。
【図9】載置台上にディスプレイを載置した際における
ストッパ解除部材の状態を示す部分断面図。
【図10】図8、図9の状態時における載置台の下面
図。
【図11】図9の部分拡大図。
【図12】パーティションに本発明の昇降式ディスプレ
イ搭載装置を取付ける場合の一例を示す分解側面図。
【図13】同、取付け後の状態を示す側面図。
【図14】巻込み式スプリング部内へのケーブル配設例
を示す内部の正面図。
【図15】載置台内のケーブル配設例を示す内部の平面
図。
【図16】ケーブルの外部への現われ方を示す斜視図。
【図17】オプションパネル方式としたパネルの説明
図。
【図18】図17の具体例を示す斜視図。
【図19】(A)、(B)はケーブルの引き廻しを示す
斜視図。
【図20】(A)、(B)は同、他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 デスク 2 ボード 3 ディスプレイ搭載装置 4 載置台 5 OA機器 6 ディスプレイ 7 巻込み式スプリング部 10 外枠 16 巻込み式スプリング 20 係止穴 21 ストッパロッド 23 操作レバー 25 操作部材 27 ストッパ解除部材 30 係合溝 31 ボードに代るパーティション 38,39 ベースコネクタ A,A′〜C,C′ 変換ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦 井 浩 幸 東京都江東区潮見2丁目9番15号 株式会 社内田洋行潮見オフィス内 (72)発明者 斉 藤 治 宣 東京都江東区潮見2丁目9番15号 株式会 社内田洋行潮見オフィス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デスクの先端側に立設されるボードにそっ
    て巻込み式スプリングにより昇降自在なディスプレイ載
    置台を備え、この載置台には前記巻込み式スプリング部
    側に縦方向に列設された係止穴に係脱して載置台を任意
    高さ位置に固定するためのストッパロッドを配設し、前
    記載置台の手元側に前記ストッパロッドを係止穴から外
    すための操作レバーを設けるとともに、該載置台の上面
    のディスプレイ下面で押される位置にストッパ解除部材
    を突設し、このストッパ解除部材が上昇位置にあるとき
    前記操作レバーの操作を不能とし、同下降位置にあると
    き前記操作レバーを操作可能としたことを特徴とする昇
    降式ディスプレイ搭載装置。
  2. 【請求項2】前記ストッパロッドの操作端は軸を中心に
    回動する操作レバーの一端に連結され、この操作レバー
    の他端に前記載置台の手元側の端面に出没自在に設けら
    れた操作部材が連結される一方、前記ストッパ解除部材
    の側面に前記操作レバーの一部が嵌脱し得る係合溝を有
    するとともにバネ付勢により載置台上に突出する習性が
    付与されており、該ストッパ解除部材の下降時に前記係
    合溝に操作レバーの一部が整合して嵌入自在とされてい
    る請求項1記載の昇降式ディスプレイ搭載装置。
  3. 【請求項3】前記ディスプレイ載置台内に、該台上に搭
    載されるディスプレイとこれに付帯するOA機器とを接
    続する配線用ケーブルを配設するケーブル配設部を有し
    ている請求項1または2記載の昇降式ディスプレイ搭載
    装置。
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