JP2598349B2 - ローラコンベア装置 - Google Patents
ローラコンベア装置Info
- Publication number
- JP2598349B2 JP2598349B2 JP3273805A JP27380591A JP2598349B2 JP 2598349 B2 JP2598349 B2 JP 2598349B2 JP 3273805 A JP3273805 A JP 3273805A JP 27380591 A JP27380591 A JP 27380591A JP 2598349 B2 JP2598349 B2 JP 2598349B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- parallel
- roller conveyor
- conveyor device
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- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローラーコンベア装置、
より詳しくは、複数の長尺の被移送物をローラーコンベ
ア上で拡開させて移送するようにしたローラーコンベア
装置に関するものである。
より詳しくは、複数の長尺の被移送物をローラーコンベ
ア上で拡開させて移送するようにしたローラーコンベア
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に被移送物をほぼ平面的に直進又は
湾曲して移送する手段としてローラーコンベアが用いら
れている。ところで船舶を建造する場合、部材をショッ
トブラスト装置に供給する必要がある。この部材の一ツ
として長尺の型鋼があり、この場合、この長尺の型鋼を
複数本を一挙にローラコンベアでショットブラスト装置
に供給してショットブラスト加工が行なわれるようにな
っている。
湾曲して移送する手段としてローラーコンベアが用いら
れている。ところで船舶を建造する場合、部材をショッ
トブラスト装置に供給する必要がある。この部材の一ツ
として長尺の型鋼があり、この場合、この長尺の型鋼を
複数本を一挙にローラコンベアでショットブラスト装置
に供給してショットブラスト加工が行なわれるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記したよう
なローラーコンベアにより複数本の型鋼をショットブラ
スト装置に供給すると問題がある。即ち、型鋼は保管場
所から複数本まとめて一挙にローラーコンベア上に供給
され、複数本が平列してショットブラスト装置に送られ
るが、この場合に各型鋼が密接していると型鋼の一部に
ショット材が衝突しない部分が生じてショットブラスト
が出来ない箇所が生じ、その結果、ショットブラスト加
工の精度が悪いものとならざるを得ない。このような事
情でローラーコンベア上に移送された型鋼をショットブ
ラスト装置に供給する前に分散させるためには作業員の
手作業で行うか、又は分散して供給することができる特
別の装置を設けなければならず、その結果、時間や労力
を必要とするばかりでなく装置の費用も高くなるなどの
問題があった。
なローラーコンベアにより複数本の型鋼をショットブラ
スト装置に供給すると問題がある。即ち、型鋼は保管場
所から複数本まとめて一挙にローラーコンベア上に供給
され、複数本が平列してショットブラスト装置に送られ
るが、この場合に各型鋼が密接していると型鋼の一部に
ショット材が衝突しない部分が生じてショットブラスト
が出来ない箇所が生じ、その結果、ショットブラスト加
工の精度が悪いものとならざるを得ない。このような事
情でローラーコンベア上に移送された型鋼をショットブ
ラスト装置に供給する前に分散させるためには作業員の
手作業で行うか、又は分散して供給することができる特
別の装置を設けなければならず、その結果、時間や労力
を必要とするばかりでなく装置の費用も高くなるなどの
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の問題
点を解決するためになされたものであって、複数本の平
行ローラを配置してなる平行送りローラ群と、平行ロー
ラとテーパーローラとを交互に配置した拡開送りローラ
群とからなり、前記テーパーローラを前記平行ローラ上
に出没可能にし、前記テーパーローラの上面を水平状に
配置すると共に、テーパーローラの小径部側の軸芯を大
径部側の軸芯より送り方向寄りに位置させることによっ
て、軸芯を複数の移送物を小径部から大径部方向に拡開
することができる角度で送り方向に傾斜させて配置した
ことを特徴とするローラコンベア装置を提供せんとする
ものである。
点を解決するためになされたものであって、複数本の平
行ローラを配置してなる平行送りローラ群と、平行ロー
ラとテーパーローラとを交互に配置した拡開送りローラ
群とからなり、前記テーパーローラを前記平行ローラ上
に出没可能にし、前記テーパーローラの上面を水平状に
配置すると共に、テーパーローラの小径部側の軸芯を大
径部側の軸芯より送り方向寄りに位置させることによっ
て、軸芯を複数の移送物を小径部から大径部方向に拡開
することができる角度で送り方向に傾斜させて配置した
ことを特徴とするローラコンベア装置を提供せんとする
ものである。
【0005】
【作 用】前記構成からなるローラコンベア装置におい
て、平行ローラ群により送られて来た複数本の長尺の型
鋼は、平行ローラ上に突出したテーパーローラにより所
定の間隔を有するように拡開され、その後テーパーロー
ラを平行ローラの下に没することにより、所定の間隔を
有する状態で目的の場所に平行移送される。
て、平行ローラ群により送られて来た複数本の長尺の型
鋼は、平行ローラ上に突出したテーパーローラにより所
定の間隔を有するように拡開され、その後テーパーロー
ラを平行ローラの下に没することにより、所定の間隔を
有する状態で目的の場所に平行移送される。
【0006】
【実 施 例】以下図1乃至図6に基づき本発明による
ローラコンベア装置の一実施例を説明する。図1はロー
ラコンベア装置1の平面図、図2はその側面図である。
このローラーコンベア装置1は平行ローラ2を複数配置
した平行送りローラ群3と、平行ローラ4とテーパーロ
ーラ5とを交互に配置した拡開送りローラー群6とより
構成されている。
ローラコンベア装置の一実施例を説明する。図1はロー
ラコンベア装置1の平面図、図2はその側面図である。
このローラーコンベア装置1は平行ローラ2を複数配置
した平行送りローラ群3と、平行ローラ4とテーパーロ
ーラ5とを交互に配置した拡開送りローラー群6とより
構成されている。
【0007】詳述すれば平行ローラ2,4は架台7上に
平行になるよう配置され、図示しない駆動装置により回
転するようになっている。一方、拡開ローラ群を構成す
るテーパローラ5は、図3に示されるように油圧シリン
ダーの如き駆動装置8によりガイド9に沿って上下動す
る移動架台10にその軸芯0が傾斜するように取り付け
られている。即ち、図4に示すようにテーパローラ5の
軸芯0は大径部5aから小径部5bに向かって角度θを
有する如く上方へ傾斜し、その上面5cが水平状になる
ように配置される。また、図5に示されるように、テー
パーローラ5の小径部5b側の軸芯Oを大径部5a側の
軸芯Oより送り方向寄りに位置させることによって、そ
の軸芯Oを角度αで送り方向に傾斜させて配置されてい
る。この角度αは、後述する如く、複数の移送物を小径
部5bから大径部5a方向に拡開することができる所定
の角度である。
平行になるよう配置され、図示しない駆動装置により回
転するようになっている。一方、拡開ローラ群を構成す
るテーパローラ5は、図3に示されるように油圧シリン
ダーの如き駆動装置8によりガイド9に沿って上下動す
る移動架台10にその軸芯0が傾斜するように取り付け
られている。即ち、図4に示すようにテーパローラ5の
軸芯0は大径部5aから小径部5bに向かって角度θを
有する如く上方へ傾斜し、その上面5cが水平状になる
ように配置される。また、図5に示されるように、テー
パーローラ5の小径部5b側の軸芯Oを大径部5a側の
軸芯Oより送り方向寄りに位置させることによって、そ
の軸芯Oを角度αで送り方向に傾斜させて配置されてい
る。この角度αは、後述する如く、複数の移送物を小径
部5bから大径部5a方向に拡開することができる所定
の角度である。
【0008】ローラコンベア1の終端部には平行ローラ
4上に出没可能なストッパー11が設けられ、始端部には
複数の平行ローラ14からなる材料の搬入台車12が設けら
れ、更に、このローラコンベア1に連続してショットブ
ラスト装置13が設けられている。前記構成からなるロー
ラコンベア装置1において、材料供給台12から平行送り
ローラー群3上に平面的に並行し、かつ集合状態で供給
された長尺の型鋼14は拡開ローラ群6に達し、ここで平
行ローラ4上に突出しかつ図示しない駆動装置により駆
動されているテーパーローラ5の分力と周速変化を伴っ
た送り作用を受けることになる。このテーパーローラ5
の送り作用により各型鋼14は図6に示すように間隔aを
持つように分散される。
4上に出没可能なストッパー11が設けられ、始端部には
複数の平行ローラ14からなる材料の搬入台車12が設けら
れ、更に、このローラコンベア1に連続してショットブ
ラスト装置13が設けられている。前記構成からなるロー
ラコンベア装置1において、材料供給台12から平行送り
ローラー群3上に平面的に並行し、かつ集合状態で供給
された長尺の型鋼14は拡開ローラ群6に達し、ここで平
行ローラ4上に突出しかつ図示しない駆動装置により駆
動されているテーパーローラ5の分力と周速変化を伴っ
た送り作用を受けることになる。このテーパーローラ5
の送り作用により各型鋼14は図6に示すように間隔aを
持つように分散される。
【0009】しかし、この際には型鋼14の先端部には不
揃いが生ずることになる。この状態にてテーパローラ5
の駆動を停止し、テーパローラ5を平行ローラ4の下方
まで引下げて、型鋼14を平行ローラ4上に載せる。そこ
でストッパー11を平行ローラ4上に突出させ、次に平行
ローラ4を駆動させて型鋼14の先端をストッパー11に当
接させて型鋼14の先端を揃える。次に、ストッパー11を
平行ローラ4の下方まで引下げてから平行ローラ4によ
り型鋼15をショットブラスト装置に供給するものであ
る。
揃いが生ずることになる。この状態にてテーパローラ5
の駆動を停止し、テーパローラ5を平行ローラ4の下方
まで引下げて、型鋼14を平行ローラ4上に載せる。そこ
でストッパー11を平行ローラ4上に突出させ、次に平行
ローラ4を駆動させて型鋼14の先端をストッパー11に当
接させて型鋼14の先端を揃える。次に、ストッパー11を
平行ローラ4の下方まで引下げてから平行ローラ4によ
り型鋼15をショットブラスト装置に供給するものであ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明にかかるローラコンベア装置は、
複数本の平行ローラを配置した平行送りローラ群と、平
行ローラとテーパーローラとを交互に配置した拡開送り
ローラ群とからなり、前記テーパーローラを前記平行ロ
ーラ上に出没可能にし、テーパーローラの上面を水平状
に配置すると共に、テーパーローラの軸芯を、複数の移
送物を小径部から大径部方向に拡開することができる角
度で送り方向に傾斜させて配置したから、回転するテー
パーローラの周面はその角度分だけ傾斜して移動する。
複数本の平行ローラを配置した平行送りローラ群と、平
行ローラとテーパーローラとを交互に配置した拡開送り
ローラ群とからなり、前記テーパーローラを前記平行ロ
ーラ上に出没可能にし、テーパーローラの上面を水平状
に配置すると共に、テーパーローラの軸芯を、複数の移
送物を小径部から大径部方向に拡開することができる角
度で送り方向に傾斜させて配置したから、回転するテー
パーローラの周面はその角度分だけ傾斜して移動する。
【0011】従って、テーパーローラ上の複数の長尺の
移送物のうち大径部に近いものは、より大きく送り方向
に移送されると共に、より大きく大径部側に移動する
が、一方、小径部に近いものは、より小さく送り方向に
移送されると共に、より小さくしか大径部側に移動しな
いから、大径部側に近いものは小径部に近いものに比べ
より大きく大径部に近づくように移送されることにな
り、複数の移送物を送り方向に対して横方向の相互の間
隔を広げて拡開させつつ移送することができる。
移送物のうち大径部に近いものは、より大きく送り方向
に移送されると共に、より大きく大径部側に移動する
が、一方、小径部に近いものは、より小さく送り方向に
移送されると共に、より小さくしか大径部側に移動しな
いから、大径部側に近いものは小径部に近いものに比べ
より大きく大径部に近づくように移送されることにな
り、複数の移送物を送り方向に対して横方向の相互の間
隔を広げて拡開させつつ移送することができる。
【図1】本発明によるローラコンベア装置の実施例にお
ける平面図である。
ける平面図である。
【図2】1本発明によるローラコンベア装置の実施例に
おける側面図である。
おける側面図である。
【図3】本発明によるローラコンベア装置の実施例にお
けるテーパーローラ支持構造の側面図である。
けるテーパーローラ支持構造の側面図である。
【図4】テーパーローラの支持状態の側面図である。
【図5】テーパーローラの支持状態の平面図である。
【図6】型鋼が拡開されながら移送する状態の説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 ローラコンベア装置 2, 4 平行ロー
ラ 3 平行送りローラ群 5 テーパーロー
ラ 6 拡開送りローラ群 7 架台 8 駆動装置 9 ガイド 10 移動架台 11 ストッパー 12 材料供給台 13 ショットブ
ラスト装置。
ラ 3 平行送りローラ群 5 テーパーロー
ラ 6 拡開送りローラ群 7 架台 8 駆動装置 9 ガイド 10 移動架台 11 ストッパー 12 材料供給台 13 ショットブ
ラスト装置。
Claims (1)
- 【請求項1】複数本の平行ローラ2を配置した平行送り
ローラ群と、平行ローラ4とテーパーローラ5とを交互
に配置した拡開送りローラ群とからなり、前記テーパー
ローラ5を前記平行ローラ4上に出没可能にし、前記テ
ーパーローラ5の上面を水平状に配置すると共に、テー
パーローラ5の小径部5b側の軸芯Oを大径部5a側の
軸芯Oより送り方向寄りに位置させることによって、軸
芯Oを複数の移送物を小径部5bから大径部5a方向に
拡開することができる角度αで送り方向に傾斜させて配
置したことを特徴とするローラコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273805A JP2598349B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | ローラコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273805A JP2598349B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | ローラコンベア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105216A JPH05105216A (ja) | 1993-04-27 |
JP2598349B2 true JP2598349B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=17532821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3273805A Expired - Lifetime JP2598349B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | ローラコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598349B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754175Y2 (ja) * | 1990-10-08 | 1995-12-13 | 株式会社エイチイーシー | 物品搬送設備における水平仕分装置 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3273805A patent/JP2598349B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05105216A (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961001 |