JP2598307Y2 - ドラム缶バンド - Google Patents

ドラム缶バンド

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JP2598307Y2
JP2598307Y2 JP1993014163U JP1416393U JP2598307Y2 JP 2598307 Y2 JP2598307 Y2 JP 2598307Y2 JP 1993014163 U JP1993014163 U JP 1993014163U JP 1416393 U JP1416393 U JP 1416393U JP 2598307 Y2 JP2598307 Y2 JP 2598307Y2
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JP
Japan
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band
main body
drum
mounting piece
attached
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JP1993014163U
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JPH0665250U (ja
Inventor
士朗 小島
Original Assignee
藤沢産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドラム缶の蓋を締め付
けるバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】ドラム缶は、図6、図7および図8に示
す如く、ドラム缶本体1内に内容物を詰め、蓋2を閉め
た後、蓋2と本体1のリム3とを利用して断面形状をV
形に曲折形成した有端円形状にしたバンド4で一体に締
め付けている。この締め付けのために、バンド本体5の
両端にボルト6を通す締め付け体7が係止部8に一体に
した取り付け片9によって取り付けてあり、この締め付
け体7にボルト6を通し、ナット10によって締め付け
るようにしている。
【0003】また、係止部8はそれぞれバンド本体5よ
り外周側に突出しないようにバンド本体5の外周より内
側に取り付けてあり、ドラム缶を転がしたときに邪魔に
なることがないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のバン
ドによると、密封状態を強固にするために締め付け体を
強固に締めると、締め付け体がバンドの外周より内側に
なるように取り付けてあり、さらに、バンドの径は蓋と
リムを締め付けるために、蓋とリムの径より多少小さい
径となるようにバンドの径が定めてあるために、締め付
け体でバンドを締め付けるとバンド本体の下部を締め付
けることになり、図9に示す如く、バンド本体の両端上
部が反り上がって係止部から逆にV形にバンド本体の端
末上部の間隔が拡がってしまい、締め付けの効果がなく
なってくるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、係止部
と取り付け片とよりなる締め付け体をバンド本体の両端
部に取り付けたドラム缶バンドにおいて、取り付け片を
係止部の端部より延長方向に延出させて延出部を形成し
た締め付け体を、その延出部がバンド本体の端部より突
出するようにバンド本体の一端に取り付けてオーバーラ
ップ部を形成し、バンド本体の他端に、取り付け片をバ
ンド本体の端部より内側に位置するように取り付けて
バンド本体の端部が上記オーバーラップ部に重なる嵌
合部となるように突出させたことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上の構成によると、このバンドで蓋とドラム
缶本体とを締め付けると、嵌合部はオーバーラップ部内
を規制されて移動するために、係止部の締め付けに伴っ
て確実にバンド本体は蓋と本体とを締め付けることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。 第1実施例 なお、以下の説明において、上記従来技術と同様の部位
については同一符号を用いて説明する。
【0008】図1は説明図、図2は締め付けた状態の説
明図であり、図において、11、12は有端円形状のバ
ンド本体17の両端に取り付けた締め付け体である。1
3、14はこの締め付け体11、12を構成する取り付
け片であり、この取り付け片13には係止部としての係
止筒15が溶接等によって強固に固定され、また、取り
付け片14には係止部としてのナット16が溶接等によ
って強固に固定されている。
【0009】また、上記取り付け片13は係止筒15の
端部より延長方向に延出し、さらにバンド本体17の端
部からも延出する延出部18が形成されており、その延
出部18をバンド本体17に取り付けた状態でバンド本
体17の端部より突出するように取り付けてバンド本体
17の端部にオーバーラップ部を形成する。他方、取り
付け片14は、ナット16と同幅でもよく、これはバン
ド本体17の端部より内側に位置するように取り付けて
バンド本体17の先端部が上記延出部18によって形成
されたオーバーラップ部に重なるようにして嵌め込まれ
る嵌合部19となるようにする。
【0010】以上の構成によると、ドラム缶本体1内に
内容物を詰め、蓋2を閉めた後、蓋2と本体1のリム3
とにバンド本体17を嵌め、その端部の延出部18によ
るオーバーラップ部に嵌合部19を嵌め、係止筒15に
ボルト20を通し、ナット16に螺合させて締め付ける
ことにより、嵌合部19は延出部18によってその延出
方向にだけ移動するように規制されることになり、ボル
ト20をナット16に締め付けるに伴って確実にバンド
本体17は蓋2とドラム缶本体1とを締め付けることに
なる。
【0011】したがって、このボルト20をナット16
に締め付けた状態でナット16と係止筒15が同一軸上
になるようにナット16と係止筒15はそれぞれ位置決
めされて取り付け片14、13に溶接されているとよ
い。なお、本実施例においても係止筒15とナット16
はそれぞれバンド本体17より外周側に突出しないよう
にバンド本体17の外周より内側に取り付けておくとド
ラム缶を転がしたときに邪魔にならないようにしてあ
る。
【0012】第2実施例 図3は説明図、図4は締め付け体の斜視図、図5は締め
付けた状態の説明図であり、図において、21、22は
締め付け体であり、この両締め付け体21、22は共に
係止部23、24と一体に形成した取り付け片25、2
6によって断面形状がV形に曲折形成された有端円形状
のバンド本体17の端部に取り付けられる。
【0013】この取り付け片25は係止部23の端部よ
り延長方向に延出して延出部18が形成されており、そ
の延出部18はバンド本体17の端部に取り付けるとバ
ンド本体17の先端より突出するように取り付けてバン
ド本体17の端部にオーバーラップ部を形成する。他
方、取り付け片26は、係止部24と同幅でもよく、こ
れはバンド本体17の端部より内側に位置するように取
り付けてバンド本体17の端部が上記延出部18による
オーバーラップ部に重なって嵌まる嵌合部19となるよ
うにする。
【0014】また、係止部23、24と取り付け片2
5、26との連結部には、三角リブ27、28をプレス
等で形成して係止部23、24が起き上がる方向に対抗
する強度を上げるとよい。なお、この係止部23、24
もバンド本体17より外周側に突出しないようにバンド
本体17の外周より内側に形成しておくとドラム缶を転
がしたときに邪魔になることがない。
【0015】以上の構成によると、ドラム缶本体1内に
内容物を詰め、蓋2を閉めた後、蓋2と本体1のリム3
とにバンド本体17を嵌め、その端部の延出部18によ
るオーバーラップ部に嵌合部19を嵌め、係止部23、
24にボルト20を通してナット29で締め付けること
により、図5に示す如く、嵌合部19は延出部18によ
ってその延出方向にだけ移動するように規制されること
になり、係止部23、24の締め付けに伴って確実にバ
ンド本体17は蓋2とドラム缶本体1とを締め付けるこ
とになる。
【0016】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によると、係
止部と取り付け片とよりなる締め付け体を両端部に取り
付けたドラム缶バンドにおいて、取り付け片を係止部の
端部より延長方向に延出して延出部を形成した締め付け
体を、その延出部がバンド本体の端部より突出するよう
に一端に取り付けてオーバーラップ部を形成し、他端
に、取り付け片をバンド本体の端部より内側に位置する
ように取り付けてバンド本体の端部が上記オーバーラッ
プ部に重なる嵌合部となるように突出させたことによ
り、蓋とドラム缶本体とをバンドで締め付けると、嵌め
込み部はオーバーラップ部によって規制されて移動する
ために、係止部の締め付けに伴ってバンドは確実に蓋と
ドラム缶本体とを締め付けることができる効果を有す
る。
【0017】また、バンド本体の端部に取り付けた一方
の締め付け体を、取り付け片に係止部としてナットを取
り付けて構成し、他方の締め付け体を、取り付け片に係
止部として係止筒を取り付けて構成したことにより、バ
ンドによる蓋とドラム缶本体との締め付けが一層確実と
なり、ドラム缶を上下に何段も重ねたて荷重がかっても
バンドの変形がなく、内容物が漏れる事故がなくなる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す説明図である。
【図2】締め付けた状態の説明図である。
【図3】第2実施例を示す説明図である。
【図4】締め付け体の斜視図である。
【図5】締め付けた状態の説明図である。
【図6】従来のドラム缶バンドの説明図である。
【図7】ドラム缶バンドの使用例を示す説明図である。
【図8】要部拡大説明図である。
【図9】バンド本体端部の反り上がり状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ドラム缶本体1 2 蓋 3 リム 11、12 締め付け体 13、14 取り付け片 15 係止筒 16 ボルト 17 バンド本体 18 延出部 19 嵌合部 21、22 締め付け体 23、24 係止部 25、26 取り付け片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止部と取り付け片とよりなる締め付け
    体をバンド本体の両端部に取り付けたドラム缶バンドに
    おいて、 取り付け片を係止部の端部より延長方向に延出させて延
    出部を形成した締め付け体を、その延出部がバンド本体
    の端部より突出するようにバンド本体の一端に取り付け
    てオーバーラップ部を形成し、バンド本体の 他端に、取り付け片をバンド本体の端部よ
    り内側に位置するように取り付けてそのバンド本体の端
    部が上記オーバーラップ部に重なる嵌合部となるように
    突出させたことを特徴とするドラム缶バンド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、バンド本体の端部に
    取り付けた一方の締め付け体を、取り付け片に係止部と
    してナットを取り付けて構成し、 他方の締め付け体を、取り付け片に係止部として係止筒
    を取り付けて構成したことを特徴とするドラム缶バン
    ド。
JP1993014163U 1992-12-28 1993-03-25 ドラム缶バンド Expired - Lifetime JP2598307Y2 (ja)

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JP1993014163U JP2598307Y2 (ja) 1992-12-28 1993-03-25 ドラム缶バンド

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JP8933692 1992-12-28
JP4-89336 1992-12-28
JP1993014163U JP2598307Y2 (ja) 1992-12-28 1993-03-25 ドラム缶バンド

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JPH0665250U JPH0665250U (ja) 1994-09-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5409023B2 (ja) * 2009-01-14 2014-02-05 Jfeコンテイナー株式会社 ドラム缶用締め輪及びドラム缶
JP4825881B2 (ja) * 2009-01-27 2011-11-30 Jfeコンテイナー株式会社 ドラム缶用天板及びドラム缶
JP5789880B2 (ja) * 2011-03-31 2015-10-07 株式会社やまびこ 燃料タンク用固定バンドの固定構造及び燃料タンク用固定バンド
KR200470213Y1 (ko) * 2013-07-18 2013-12-03 주식회사 스틸밴드코리아 드럼통 뚜껑 조임용 밴드 및 이를 구비하는 드럼통

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