JP2939585B1 - 折版屋根はぜ取付け金具 - Google Patents

折版屋根はぜ取付け金具

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JP2939585B1
JP2939585B1 JP10170628A JP17062898A JP2939585B1 JP 2939585 B1 JP2939585 B1 JP 2939585B1 JP 10170628 A JP10170628 A JP 10170628A JP 17062898 A JP17062898 A JP 17062898A JP 2939585 B1 JP2939585 B1 JP 2939585B1
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
    • F24S25/61Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures
    • F24S25/615Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures for fixing to protruding parts of buildings, e.g. to corrugations or to standing seams

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 組立てた2個の両挟持板体がはぜ締めのため
外側方に展開しても、ボルトが常時垂直状態を確保し、
且ボルトの落下を防止すると共に、ナットの空廻りを防
止してナットとの緊締作業をスムーズにした。 【解決手段】 上下段水平部1、3に貫通孔4と、廻り
止め防止部5と、切欠部8とを形成し、前記水平部1を
折曲して垂直板部9を形成し、且前記垂直板部9の下方
を内側に折曲して底部10を形成した挟持板体a、bを
別設し、2個の挟持板体a、bを嵌め合せ、ボルトcと
ナット19とパッキン17とをもって組立てた構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折版屋根はぜ取付
け金具の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来折版屋根はぜ取付け金具として、実
公平4-11064号実用新案公報と実用新案登録第3
007536号の考案のものが開示されている。
【0003】前記実公平4-11064号実用新案公報
のはぜ取付け金具は、2枚の挟板(A、B)の中、一方
の挟板Aにボルトを突設し、他方の挟板Bには、上辺板
部3に長孔4を設けた構造を特長としている。さらに前
記挟板(A、B)の下方板部5、6を介してはぜ部に固
着するとき、長孔4付き挟板Bを第2図々示のように、
若干傾斜状にしてはぜ部の首部に下辺板部を当てなが
ら、突設したボルトにナットを螺着するが、時には突設
するボルトが傾斜したまま被取着物の雪止めアングル、
鼻隠し板等がナットによって締付けられていた。そのた
め被取着物が傾斜状態のまま取付けられたときは、再度
前記ナットをゆるめ、正常な垂直状態にして締付けなけ
ればならなかった。
【0004】さらに後者の実用新案第3007536号
の登録実用新案においても、2枚の挟持板(1、9)の
底部を若干外側方に展開させ貫通孔19より突設のボル
トの頭部を指で押えながら、できるだけ垂直状態を保持
せしめながら、はぜ部の首部を左右両側方の底部で締付
け、前記と同じように被取着物をナットを介して締付け
ていた。しかし前記ボルトが垂直状態を保持せずに、若
干傾斜状態のまま、前記の被取着物を座付きナットを介
して螺着していた。そのため再度ボルトを垂直状態に確
保するためのやり直し作業をせざるを得なかった。
【0005】さらに折版屋根はぜ取付け金具の取付け作
業は、高所のため危険を伴い、従って前記金具のボルト
を垂直状態にして取着するには、熟練を要していた。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、第1に、
高所におけるはぜへの取付け作業時に、2個の挟持板体
の底部の展開時において、貫通孔より突設するボルトが
常時確実に垂直状態を確保できるようにしたこと、第2
に、前記ボルトが締付け作業時において、不意に落下す
ることを防止したこと、第3に、底付きナットの螺着時
にボルトが空廻りをすることなく確実に緊締することが
できること、第4に、はぜの首部に対する締付け強度を
著しく増大したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上段水平部の一端部に若干低い段差部を有する下段水平
部を形成し、前記上段水平部と前記下段水平部との内側
にボルトのネジ部が貫通可能な貫通孔を形成し、且前記
下段水平部寄りの貫通孔を形成する周縁部に下側方に傾
斜する前記ボルトの廻り止め防止部を形成し、前記上段
水平部と下段水平部とを折続接続する後側端縁部と前記
貫通孔との間の段差部を切欠して切欠部を設け、前記上
段水平部の他端部を折曲して垂直板部を形成し、前記垂
直板部の下方端部を内側方に若干上方へ傾斜する底部を
形成した挟持板体を形成し、2個の前記挟持板体を夫々
の切欠部を嵌め合せ一方の挟持板体の上段水平部に他方
の挟持板体の下段水平部が、他方の挟持板体の上段水平
部に一方の挟持板体の下段水平部とを夫々重合し、頭部
付きボルトを重合する前記両挟持板体の貫通孔にネジ部
を貫通し、座金付きナットを螺着し組立てた折版屋根は
ぜ取付け金具である。
【0008】請求項2記載の発明は、前記両挟持板体の
貫通孔より飛出したボルトのネジ部に、貫通孔を有する
パッキンを嵌挿せしめた請求項1記載の折版屋根はぜ取
付け金具である。
【0009】請求項3記載の発明は、前記対向状に組立
てた挟持板体の底部に、底部を構成する端縁部に凹部を
夫々形成せしめた請求項1記載の折版屋根はぜ取付け金
具である。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明に関する実
施の形態を説明すると以下のとおりである。
【0011】a、bは挟持板体である。
【0012】上段水平部1の一端部に若干低い段差部2
を有する下段水平部3を形成する。前記上段水平部1と
前記下段水平部3との内側にボルトcのネジ部16が貫
通可能な貫通孔4を形成する。
【0013】5は前記下段水平部3寄りの貫通孔4を形
成する周縁部4’に下側方に傾斜する前記ボルトcの頭
部14の基部に形成した角根15に係止する廻り止め防
止部である。
【0014】8は前記上段水平部1と下段水平部3とを
接続する後側端縁部7と前記貫通孔4との間の段差部2
を切欠して形成した切欠部である。
【0015】9は前記上段水平部1の他端部を折曲して
形成した垂直板部である。
【0016】10は前記垂直板部9の下方端部を内側方
に若干上方へ傾斜して形成の底部である。
【0017】11は前記底部10の端縁部12に形成し
た凹部である。
【0018】以上が挟持板体aの構成であり、本発明は
前記と同じ構成の挟持板体bをもって組立てる。
【0019】前記2個の挟持板体a、bを組立てるには
以下のようにする。
【0020】2個の前記挟持板体a、bを夫々の切欠部
8を交叉させ嵌め合せてやると、一方の挟持板体aの上
段水平部1に他方の挟持板体bの下段水平部3が、他方
の挟持板体bの上段水平部1に一方挟持板体aの下段水
平部3とを夫々重合する。
【0021】さらに、頭部14付きボルトcを、重合す
る前記両挟持板体a、bの貫通孔4にネジ部16を貫通
する。そして、座金20付きナット19を螺着し組立て
る。
【0022】13は両挟持板体a、bの垂直板部9に形
成したリブである。
【0023】前記のように組立てられた両挟持板体a、
bの貫通孔4にボルトcを貫通するとき、底部10に形
成の凹部11によって、前記ボルトCの頭部14が引掛
ることなくスムーズに嵌挿しネジ部16をスムーズに前
記貫通孔4より突設できる。
【0024】さらに前記のネジ部16に対する座金20
付きナット19の螺着時において、2つの廻り止め防止
部5に角根15が引掛ってボルトcが回動しない。従っ
て前記ナット19は確実に締付けができる。
【0025】さらに本発明の特長は、組立てられた両挟
持板体a、bを構成する下方に位置する底部10が、は
ぜ部21の首部を締付けるとき、前記はぜ部21の首部
に対し、4個所の端縁部12が密着して締付けられるの
で、はぜ部21の首部に対する締付け強度が著しく増大
する。
【0026】請求項2に記載の発明に関する実施の形態
を以下に説明する。
【0027】本発明は、前記両挟持板体a、bの貫通孔
4より飛出したボルトcのネジ部16に、貫通孔18を
有するパッキン17を嵌挿せしめるものである。
【0028】また、前記パッキン17は、合成樹脂製に
して、且弾性を有する材質をもって形成する。
【0029】前記パッキン17は内側に貫通孔18が形
成されているので、ネジ部16が貫通すると、ネジ部1
6に対し常時直角状にして、且貫通孔18の縁部が前記
ネジ部16に引掛って、落下が防止される。
【0030】はぜ部21の首部に両挟持板体a、bの底
部10の端縁部12を当らせるために前記両挟持板体
a、bを外側方に展開させても、貫通する前記ボルトc
が、前記パッキン17によって、常時垂直状態を確保
し、さらにボルトcは両挟持板体a、bの展開時に不意
に落下したりしない。
【0031】従って両挟持板体a、bがはぜ部21の首
部の挟着作業時において、ボルトcが常時垂直状態を確
保しているので、ボルトcに対し、ナット19が傾斜状
になって螺着するのを防止することができた。
【0032】また前記パッキンCを前記ボルトCの頭部
14を手指で押上げ、重合する上下両段水平部1、3の
中、上段水平部1に密着せしめ、被取着物を取付けた後
前記ナット19をネジ部16に螺着する。
【0033】従って、前記パッキン17の機能はきわめ
てすぐれている。
【0034】さらに、本発明のパッキン17は、図面上
1枚のみであるが、複数枚重ねて使用してもよい。
【0035】パッキン17は弾性を有しているので、挟
持板体a、bを外側方に展開しても、上下段水平部1、
3の動きに応じて折曲する。
【0036】またボルトCのネジ部16の長さは調整で
きる。
【0037】請求項3に記載の発明に関する実施の形態
は以下のとおりである。
【0038】前記対向状に組立てた挟持板体a、bの底
部10に、底部10を構成する端縁部12に凹部11を
夫々形成した。
【0039】前記切欠部11の機能は、組立て中の両挟
持板体a、bにボルトCを貫通するとき、ボルトCの頭
部14の嵌挿を容易にした。
【0040】さらに前記の切欠部11を形成したので、
端縁部12が4個所となった。前記の複数の端縁部12
によって、はぜ部21の首部に対し、締付け強度が著し
く増大し、取付け後に容易に滑り出したりしない。
【0041】
【効果】請求項1記載の発明に関する効果は以下のとお
りである。
【0042】上段水平部の一端部に若干低い段差部を有
する下段水平部を形成し、前記上段水平部と前記下段水
平部との内側にボルトのネジ部が貫通可能な貫通孔を形
成し、且前記下段水平部寄りの貫通孔を形成する周縁部
に下側方に傾斜する前記ボルトの廻り止め防止部を形成
し、前記上段水平部と下段水平部とを接続する後側端縁
部と前記貫通孔との間の段差部を切欠して切欠部を設
け、前記上段水平部の他端部を折曲して垂直板部を形成
し、前記垂直板部の下方端部を内側方に若干上方へ傾斜
する底部を形成した挟持板体を形成し、2個の前記挟持
板体を夫々の切欠部を嵌め合せ一方の挟持板体の上段水
平部に他方の挟持板体の下段水平部が、他方の挟持板体
の上段水平部に一方の挟持板体の下段水平部とを夫々重
合し、頭部付きボルトを重合する前記両挟持板体の貫通
孔にネジ部を貫通し、座金付きナットを螺着し組立てた
ので、重合中の両挟持板体が前記ボルトを中心にして、
均一の角度をもって展開し、前記両挟持板体の動きを偏
寄させないようにした。
【0043】さらにネジ部に螺入した前記座金付きナッ
トが、廻り止め防止部にボルトの角根が引掛ってボルト
が回動することなく、前記ナットを確実に螺着できる。
【0044】請求項2記載の発明に関する効果は以下の
とおりである。
【0045】本発明は、前記両挟持板体の貫通孔より飛
出したボルトのネジ部に、貫通孔を有するパッキンを嵌
挿せしめた折版屋根はぜ取付け金具なので、両挟持板体
が外側方に展開しても、前記ボルトの垂直状態を確保
し、偏寄させるのを防止した。
【0046】さらに、前記ボルトが落下するのを防止し
ている。
【0047】また前記パッキンによって、前記両挟持板
体が外側方に展開しても、弾性を有しているので、スム
ーズに折曲して、前記ボルトの垂直状態を確保せしめる
利点を有している。
【0048】請求項3記載の発明に関する効果は以下の
とおりである。
【0049】本発明は、前記対向状に組立てた挟持板体
の底部に、底部を構成する端縁部に凹部を夫々形成せし
めた折版屋根はぜ取付け金具なので、はぜ部の首部に対
する接触面を増加して、緊締強度を従来のものに比し増
大せしめた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折版屋根はぜ取付け金具の組立て前の
分解斜視図である。
【図2】同金具の縦断正面図である。
【図3】同金具の平面図である。
【図4】同金具の組立て時の正面図である。
【図5】同金具の使用状態を示す一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
a、b 挟持板体 c ボルト 1 上段水平部 2 段差部 3 下段水平部 4 貫通孔 4’ 周縁部 5 廻り止め防止部 7 後側端縁部 8 切欠部 9 垂直板部 10 底部 11 凹部 12 端縁部 13 リブ 14 頭部 15 角根 16 ネジ部 17 パッキン 18 貫通孔 19 ナット 20 座金

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上段水平部の一端部に若干低い段差部を有
    する下段水平部を形成し、前記上段水平部と前記下段水
    平部との内側にボルトのネジ部が貫通可能な貫通孔を形
    成し、且前記下段水平部寄りの貫通孔を形成する周縁部
    に下側方に傾斜する前記ボルトの廻り止め防止部を形成
    し、前記上段水平部と下段水平部とを接続する後側端縁
    部と前記貫通孔との間の段差部を切欠して切欠部を設
    け、前記上段水平部の他端部を折曲して垂直板部を形成
    し、前記垂直板部の下方端部を内側方に若干上方へ傾斜
    する底部を形成した挟持板体を形成し、 2個の前記挟持板体を夫々の切欠部を嵌め合せ一方の挟
    持板体の上段水平部に他方の挟持板体の下段水平部が、
    他方の挟持板体の上段水平部に一方の挟持板体の下段水
    平部とを夫々重合し、頭部付きボルトを重合する前記両
    挟持板体の貫通孔にネジ部を貫通し、座金付きナットを
    螺着し組立てたことを特徴とする折版屋根はぜ取付け金
    具。
  2. 【請求項2】前記両挟持板体の貫通孔より飛出したボル
    トのネジ部に、貫通孔を有するパッキンを嵌挿せしめた
    ことを特徴とする請求項1記載の折版屋根はぜ取付け金
    具。
  3. 【請求項3】前記対向状に組立てた挟持板体の底部に、
    底部を構成する端縁部に凹部を夫々形成せしめたことを
    特徴とする請求項1記載の折版屋根はぜ取付け金具。
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