JP2003247310A - 折版屋根用雪係止具 - Google Patents

折版屋根用雪係止具

Info

Publication number
JP2003247310A
JP2003247310A JP2002046558A JP2002046558A JP2003247310A JP 2003247310 A JP2003247310 A JP 2003247310A JP 2002046558 A JP2002046558 A JP 2002046558A JP 2002046558 A JP2002046558 A JP 2002046558A JP 2003247310 A JP2003247310 A JP 2003247310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow
locking
seam
side wall
folded roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002046558A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Shinpo
光由 新保
Tomonori Watanabe
友則 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakata Seisakusho KK
Original Assignee
Sakata Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakata Seisakusho KK filed Critical Sakata Seisakusho KK
Priority to JP2002046558A priority Critical patent/JP2003247310A/ja
Publication of JP2003247310A publication Critical patent/JP2003247310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】折版屋根のはぜ部を挾着するはぜ締め金具を構
成する左右両サイドに、雪係止機能を有する雪係止部付
き雪係止体を緊締具を介して単に対称的に接着せしめる
ようにした。 【解決手段】折版屋根のはぜ部を挾着するはぜ締め金具
の両サイドに、雪係止部を有する雪係止体を別個に固着
せしめた。また、前記雪係止体を前記はぜ締め金具の両
サイドに、夫々別個に対称的に固着せしめた。或いは、
はぜ締め金具の両サイドに、雪係止部を有する雪係止体
を折版屋根の傾斜部と平行状に夫々別個に固着せしめ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折版屋根用雪係止
具の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のはぜ折版谷用雪止め金具として
は、本件出願人が出願した特許第2604346号があ
る。
【0003】しかし上記特許は下記の欠陥がある。
【0004】第1に上記特許第2604346号は、左
右両サイドに補強羽部を設けた雪止め体を上方に、ボル
トを突設したはぜ取付け体を下方にし、はぜ取付体を前
記ボルトにナットを螺着することによって折版屋根のは
ぜ部を強固に固着し、ナットの螺着だけによって同時に
上方から跨設させた前記雪止め体を強固に固着してい
た。そのため前記雪止め体が、前記はぜ取付け体に跨設
する、いわゆる被覆する面積分だけ材料が余計に使用さ
れると共に、その分だけ材料費がかさんでいた。
【0005】第2に上記特許の雪止め体は、はぜ取付体
に対する強度を確保するために板厚を大きくしなければ
ならなかった。そのため全体の重量が大となり、さらに
折版屋根全体に取付けると比例して折版屋根に対する荷
重負担も著しく大となっていた。
【0006】第3に上記特許の雪止め体とはぜ取付け体
は、重量もかさんで運賃も比例して高くついていた。
【0007】第4に、上記特許製品は、はぜ取付け体と
雪止め体とを予め組立てた重量の重いものを施工現場で
取付けるので、高所での取付け作業が極めてやりにく
く、さらに重い製品に気をとられ足元がおろそかになっ
て、きわめて危険であった。
【0008】第5に、上記特許製品は、各メーカーによ
って折版屋根板材の高さと幅員が異なるので、それに見
合う多種類の金型を必要とし、そのため金型のコストも
比例して増加せざるを得ない等、製品コストもアップせ
ざるを得なかった。
【0009】第6に、上記特許製品は、前記したように
強度面を重視して、板厚が著しく大となり、製品の重量
も比例して大となって、折版屋根の全体にかかる荷重負
担量も極めて大となっていた。従って折版屋根を含め、
建築構造物の負担も比例して大となり、決して良い影響
を与えていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以下のよう
に従来の欠陥を改良した。
【0011】第1に本発明は、折版屋根のはぜ部を挾着
するはぜ締め金具を構成する左右両サイドに、雪係止機
能を有する雪係止部付き雪係止体を緊締具を介して単に
対称的に接着せしめるようにした。
【0012】そのため、従来タイプのはぜ締め金具に跨
設する左右両サイドに補強羽部を設けた雪止め体より
も、板厚が薄い材料を使用し材料費を著減せしめた。
【0013】さらに全体の重量も従来のものに比し著減
し、屋根への荷重負担を比例して軽減せしめた。
【0014】第2に本発明は、雪係止部とはぜ締め金具
の総重量を従来の製品に比し著減して運賃を著しく節減
せしめた。
【0015】第3に、本発明は、各メーカーによって形
状が相違する折版屋根材でも、前記雪係止具の角度を適
宜折曲したり、あるいは折版屋根材の長さが長いとき
は、前記雪係止体の長さをカットして、各メーカーサイ
ズに合せた製品作りを不要ならしめた。
【0016】第4に本発明は、組立てられた雪係止体と
はぜ締め金具との重量を従来品より軽減したので、現場
での施工が容易となり、作業性を良好にした。
【0017】第5に本発明は、雪係止体の構造を従来の
ものよりも簡単な構造にして、金型の製作費用を著しく
節減せしめた。
【0018】第6に本発明は、雪係止体が降雪のため損
傷しても、損傷している一方の雪係止体のみを取外し、
新規なものを補充することによって、従来のものより
も、補修費を著しく節減でせしめた。
【0019】第7に本発明は、はぜ締め金具に対し、雪
係止体の上方部を強固に固着できるようにした。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
折版屋根のはぜ部を挾着するはぜ締め金具の両サイド
に、雪係止部を有する雪係止体を別個に固着せしめたこ
とを特徴とする折版屋根用雪係止具である。
【0021】請求項2記載の発明は、前記雪係止体を前
記はぜ締め金具の両サイドに、夫々別個に対称的に固着
せしめたことを特徴とする請求項1記載の折版屋根用雪
係止具である。
【0022】請求項3記載の発明は、はぜ締め金具の両
サイドに、雪係止部を有する雪係止体を折版屋根の傾斜
部と平行状に夫々別個に固着せしめたことを特徴とする
請求項1又は請求項2記載の折版屋根用雪係止具であ
る。
【0023】請求項4記載の発明は、はぜ締め金具を構
成する左側壁部と右側壁部に穿設の貫通孔にボルトを貫
通し、前記ボルトにナットを螺着し緊締するはぜ締め金
具に、雪係止部を有する前記雪係止体を固着せしめたこ
とを特徴とする折版屋根用雪係止具である。
【0024】請求項5記載の発明は、前記はぜ締め金具
を構成する前記左側壁部と前記右側壁部に、雪係止部を
有する前記雪係止体を折版屋根の斜面部と平行状に固着
せしめたことを特徴とする請求項4記載の折版屋根用雪
係止具である。
【0025】請求項6記載の発明は、はぜ締め部を有す
る一片のはぜ締め体の上方部にボルトを突設し、はぜ締
め部を有する他片のはぜ締め体の上方部に貫通孔を設
け、前記貫通孔に貫通せしめた前記ボルトにナットを螺
着すると前記両はぜ締め体がはぜ部を挾着するはぜ締め
金具を構成する左側面部と右側面部に、雪係止部を有す
る雪係止体を固着せしめたことを特徴とする折版屋根用
雪係止具である。
【0026】請求項7記載の発明は、はぜ締め金具の貫
通孔と合致する貫通孔を設けた取付部の下端部を、折曲
延設して傾斜状の雪滑り部を形成し、且前記雪滑り部の
左側端部と右側端部を前記雪滑り部の表面側に夫々折曲
する雪係止部を有する雪係止体であることを特徴とする
折版屋根用雪係止具である。
【0027】請求項8記載の発明は、はぜ締め金具の左
側壁部と右側壁部に形成した貫通孔と合致する貫通孔を
設けた取付け部の下端部を、折曲延設して雪係止部を設
けた雪係止部を形成し、前記雪係止体を、前記左側壁部
と前記右側壁部に夫々別個に緊締具を前記各貫通孔に貫
通し固着せしめたことを特徴とする折版屋根用雪係止具
である。
【0028】請求項9記載の発明は、はぜ締め金具を構
成する貫通孔付左側壁部と貫通孔付右側壁部の夫々の貫
通孔と合致する貫通孔を設けた取付部の下端部を、折曲
延設して傾斜状の雪滑り部を形成し、且前記雪滑り部の
左側端部と右側端部を前記雪滑り部の表面側に夫々折曲
せしめて雪係止部を形成することを特徴とする折版屋根
用雪係止具である。
【0029】請求項10記載の発明は、前記雪係止体の
傾斜状雪滑り部の所定の部位に、捻りを加えて雪係止部
を形成せしめることを特徴とする請求項9記載の折版屋
根用雪係止具である。
【0030】請求項11記載の発明は、前記雪係止体
を、前記雪係止体を構成する上方の前記取付け部を、折
版屋根の傾斜部の角度で折曲延設し、且断面がへ形状の
細長い雪係止部を形成せしめることを特徴とする請求項
9又は請求項10記載の折版屋根用雪係止具である。
【0031】
【発明の実施の形態】請求項1〜11記載の発明に関す
る実施の形態は共通しているので、以下のとおり一括し
て説明する。
【0032】aは本発明の折版屋根用雪係止具を構成す
るはぜ締め金具である。
【0033】bは雪係止体である。
【0034】本発明は、前記はぜ締め金具aに別設する
雪係止体b2枚を別々に接着し組立てて使用する。
【0035】本発明のはぜ締め金具aは、丸はぜ部又は
角はぜ部を締付けるものであり、以下前記金具の実施例
の一例を説明する(図3)。
【0036】1ははぜ締め金具aを構成する上面部であ
り、該上面部1の左右両端部を下方向に若干開きぎみに
して対称的に折曲し、且延設して左側壁部2と右側壁部
3とを形成する。4は前記左右両側壁部2、3に形成し
た貫通孔である。この貫通孔4は複数対称的に設ける。
5は前記左側壁部2の下端部を内側方に折曲せしめ形成
した底面部である。6は前記底面部5の端部を若干上方
へ折曲せしめ形成した挟着部である。なお上記の開きぎ
みについては、限定しない構造のものもある。
【0037】7は前記右側壁部3の下端部を内側方に折
曲せしめ形成した底面部であり、この底面部7の端部を
若干上方へ折曲せしめて挟着部8を形成する。前記挟着
部6、8は、図面図示のとおり若干間隙部を設け、且対
向状態に形成する。
【0038】9は上面部1と左右両側壁部2、3の内側
に設けたL型アングルの嵌挿部である。
【0039】10は前記左右側壁部2、3の前方端部と
後方端部を夫々外側方に折曲して形成した補強部であ
る。この補強部10の形状については、図面図示のもの
に限定しない。
【0040】ナットは、前記貫通孔4に貫通する頭部1
2付ボルト11の頭部12と反対側の前記側壁部の何れ
か一方の側壁部より飛出したボルト11に螺着する。ナ
ットは図示されていない。なおボルト11に頭部12が
ないものも使用が可能である。
【0041】以上が丸はぜ締め金具aの実施の一例であ
る。
【0042】さらに角はぜを締める締め金具cについて
説明する(図4)。
【0043】14は角はぜ部を挟着するはぜ締め金具c
を構成する上面部であり、該上面部14の左右両端部を
下方向に若干開きぎみにして折曲し、且延設する対称的
な左側壁部15と右側壁部16とを形成する。17は前
記左右両側壁部15、16に形成した貫通孔である。こ
の貫通孔17は複数対称的に設ける。なお上記の開きぎ
みについては、限定しない構造のものもある。
【0044】18は左側壁部15の下端部を外側方に折
曲せしめ形成した底面部である。
【0045】19は前記右側端部16の下端部を外側方
に折曲せしめ形成した挟着部である。20は前記左右両
側壁部15、16の内側に嵌挿し、しかも頭部12付ボ
ルト11を貫通する貫通孔(図示なし)を有する垂直状
支持部21を有し、前記支持部21の上端部を折曲して
上方支持部22を、前記垂直状支持部の下端部を折曲し
てはぜ部の挟着部23を夫々形成する。前記ボルト11
の頭部12は限定した構成ではない。
【0046】以上の構成がはぜ締め金具cの構成であ
る。
【0047】さらに本発明において使用するはぜ締め金
具の構成は、上記構成のもの以外に、本件出願人が出願
している特許第2604346号(特開平7−3172
53号)の折版屋根はぜ部取付け雪止め金具のはぜ取付
け体を使用することも可能である。
【0048】さらに本発明のはぜ締め金具は、本件出願
人が出願した実願平1−38451号(実開平2−12
8724号)の馳式折版屋根用雪止め金具の構造をした
ものも可能であると共に、上記以外に、はぜ部を強固に
締め付けができるものであれば、構造的に限定しない。
【0049】つぎに雪係止体bの構成を説明する。
【0050】前記雪係止体bの第1実施例は、上方部
に、はぜ締め具a、c…の夫々の両側壁部2、3、1
5、16の貫通孔4、17に貫通するボルト11、11
と合致する貫通孔25を有する取付け部24形成する。
そして前記取付け部24の下端部を、前記取付け部24
を構成する上方端部の形状、例えば直線状の場合は、直
線状上端縁部と平行する直線をもって側面よりみて外側
方に折曲し、且延設して傾斜状の雪滑り部26を形成す
る。前記雪滑り部26は、折版屋根dの傾斜部29の長
さよりも短く、傾斜部27と稍平行状の角度をもって折
曲し形成する。しかし前記傾斜部27と平行でない場合
もあるので、限定しない。
【0051】さらに前記雪滑り部26の左端部及び右端
部を雪滑り部26の表面側方に折曲せしめた雪係止部2
7を夫々形成する。この雪係止部27の形状は、特に限
定しないが、降雪が係止できる機能さえあれば形状は限
定しない。
【0052】前記雪係止部27の間は、降雪や係止した
雪が前記屋根dの谷部へ滑り落ちやすい雪排出通路部2
8とする。
【0053】さらに前記雪係止部27は、前記取付け部
24寄りの上方の幅員を最も広くし下方へ行くに従って
幅員が若干宛狭まるように形成してもよい。
【0054】また前記取付け部24の形状は、図面図示
の如く限定するものではない。即ち前記取付け部24
は、はぜ締め金具a、c等を構成する左右両側壁部2、
3、15、16に重合したとき密着できる形状とする。
【0055】雪係止部bの第2実施例につき説明する。
【0056】第2実施例の雪係止体bは、前記第1実施
例の雪係止体bと同じく、上方部にはぜ締め金具aの左
側壁部2及び右側壁部3…の貫通孔4、17に貫通する
ボルト11と合致する貫通孔31を有する取付け部30
を形成する点は共通している。
【0057】そして前記雪係止体bの取付け部30の下
端部を、上方端部が水平状のときは、水平状の上端縁部
と平行にして、且湾曲状に折曲せしめ延設して傾斜状の
細長い帯状雪滑り部32を形成する。さらに所定の個所
例えば中央部もしくは、中央部より若干下方の部位を捻
って雪係止部33を形成する(図7)。従って前雪係止
部33によって、降雪が係止できる。
【0058】前記取付け部30の形状も、前記はぜ締め
金具a、c等の左右両側壁部2、3、15、16に重合
したとき密着できる形状とする。このように密着重合す
ると、雪係止部bの取付け時の強度は著増する。
【0059】さらに本発明の雪係止部bの第3実施例と
して、以下構成のものがある(図8)。
【0060】前記雪係止体bの貫通孔31付き上方部3
0の下端部を、上方部30の表面方向に前記上方部30
の上端縁部30aと平行状にして、且湾曲状に折曲形成
して上方雪係止部34を形成し、且前記上方雪係止部3
4の下端部を前記上端縁部30aと平行状に折曲せし
め、且若干下方に折曲状に傾斜する中間係止部35を形
成する。前記中間係止部35の所定個所例えば中間部を
一捻りをして、捻り雪係止部36を形成する。さらに前
記捻り雪係止部36の下端部を若干下方に折曲して下方
雪係止部37を形成する。この雪係止部36も、降雪が
係止できる形状であればよい。
【0061】第4実施例の雪係止体bを説明する。
【0062】前記雪係止体bを構成する上方に、前記ボ
ルト11を貫通する貫通孔4と合致する貫通孔31を有
する取付け部30を有している。そしてこの取付け部3
0も、前記はぜ締め金具a、c…を構成する左右両側端
部2、3、15、16…と重合し密着できる形状にて形
成する。従って、前記のように重合密着すると接着時の
強度は著しく増強できる。
【0063】そして前記取付け部30の内側部にして、
上方より下方へ若干開きぎみにして、且所定の角度、例
えば折版屋根dの傾斜部29と平行もしくは平行状とな
るような角度で断面がへ形状の雪係止部38を折曲延設
する。前記係止部38によって、降雪は係止する。
【0064】前記雪係止部38の長さは、折版屋根dの
傾斜部29の長さよりも短くする。
【0065】メーカーによって傾斜部29の長さが異な
るときは、雪係止部38を若干切断して使用する。
【0066】つぎに本発明の前記はぜ締め金具a、c…
と前記雪係止体bの取付け部とを組立て使用するには以
下のようにする。
【0067】左右両側壁部2、3の前方端部と後方端部
に補強部10が形成されたはぜ締め金具aのときは、雪
係止体bを構成する取付け部24の幅員を、前記金具a
の補強部10、10の間に嵌挿可能な幅員をもって形成
する。
【0068】上記のように取付け部24が、前記補強部
10、10間に嵌込むと、取付け強度が著しく強大とな
る。
【0069】つぎに前記金具aの左右両側壁部15、1
6の前後両端部に補強部10がないときは、前記雪係止
体bの取付け部24の前方端部と後方端部を、裏面部2
4a方向に折曲した引掛け部(図示なし)を嵌挿する。
そのとき前記雪係止体bの引掛け強度が著しく増大す
る。
【0070】前記はぜ締め金具a、cは、ナット(図示
なし)を螺戻しボルト11等を取外し、前記金具a、c
の貫通孔4と雪係止部bの貫通孔25、31を合致させ
る。そして前記ボルト11を貫通し、ナットを螺着して
両者を組立てる。
【0071】さらに組立てられた上記のはぜ締め金具a
と雪係止体bは、以下のようにして、折版屋根dに施工
される。
【0072】前記はぜ締め金具aのはぜ挟着部6、8…
を折版屋根dのはぜ部40に嵌込み、底面部5、6を頂
部39にのせてやる。そしてはぜ部40…に対するはぜ
締め金具aの固定位置が確定したら、ナットを緊締して
やる。その結果はぜ締め挟着部6、8…の両側方がはぜ
部40を強く挟着する。
【0073】そして同時に、左右両側壁部2、3の左右
両サイドにボルト11によって締付けられた一対の雪係
止体bは、折版屋根dの傾斜部29に、平行もしくは平
行状に位置している。
【0074】本発明のはぜ締め具aと雪係止体bとを折
版屋根dのはぜ部40に固着する位置は特に限定しな
い。
【0075】さらにはぜ締め具aは、はぜ部のはぜの形
状に応じて使用する。
【0076】前記のようにボルト11とナットによって
緊締された2枚の雪係止体bは、傾斜する折版屋根dに
取着されると、降雪は前記雪係止体bの雪係止部27、
33、36、38によって、滑落を阻止される。従って
相当量の降雪でも十分滑りが阻止されて雪害が防止でき
る。
【0077】本発明の雪係止部bには、係止した降雪量
によって万一折曲して変形するようなことがあっても、
損傷した係止体bのみを取外し、別個のものと交換する
ことができる。
【0078】しかし、従来製品は、はぜ締め具と雪係止
部とを組立てた新規の製品と交換しなければならなかっ
た。従って補修費は本発明の方が、格段に安価である。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、折版屋根のはぜ
部を挾着するはぜ締め金具の両サイドに、雪係止部を有
する雪係止体を別個に固着せしめたことを特徴とする折
版屋根用雪係止具なので、軽量化した雪係止体を使用し
ても十分雪係止機能が発揮できる。
【0080】さらに本発明の雪係止体が、従来品よりも
軽量となったので、屋根に対する荷重負担を軽減した。
【0081】また本発明の雪係止具は、前記と同様軽量
化を図ることができたので、運賃を著減できた。
【0082】さらに本発明の雪係止体は、従来品に比
し、全体がシンプルな形状となったので、金型製作費を
著しく節減できた。
【0083】また本発明の雪係止具は、従来品に比し、
軽量となったので、高所での作業が極めて良好となっ
た。
【0084】さらに本発明の雪係止体は、メーカー毎に
折版屋根の高さや幅員が相違しても、長ければ下端部を
カットして使用できるので、メーカー毎の金型を用意す
る必要が解消できた。
【0085】請求項2記載の発明は、前記雪係止体を前
記はぜ締め金具の両サイドに、夫々別個に対称的に固着
せしめた折版屋根用雪係止具なので請求項1記載の発明
と同じ効果を有している。
【0086】請求項3記載の発明は、はぜ締め金具の両
サイドに、雪係止部を有する雪係止体を折版屋根の傾斜
部と平行状に夫々別個に固着せしめた折版屋根用雪係止
具なので、請求項1又は請求項2記載の発明と同じ効果
を有している。
【0087】請求項4記載の発明は、はぜ締め金具を構
成する左側壁部と右側壁部に穿設の貫通孔にボルトを貫
通し、前記ボルトにナットを螺着し緊締するはぜ締め金
具に、雪係止部を有する前記雪係止体を固着せしめた折
版屋根用雪係止具なので、請求項1記載の発明と同じ効
果を有している。
【0088】請求項5記載の発明は、前記はぜ締め金具
を構成する前記左側壁部と前記右側壁部に、雪係止部を
有する前記雪係止体を折版屋根の斜面部と平行状に固着
せしめた折版屋根用雪係止具なので、請求項4記載の発
明と同じ効果を有している。
【0089】請求項6記載の発明は、はぜ締め部を有す
る一片のはぜ締め体の上方部にボルトを突設し、はぜ締
め部を有する他片のはぜ締め体の上方部に貫通孔を設
け、前記貫通孔に貫通せしめた前記ボルトにナットを螺
着すると前記両はぜ締め体がはぜ部を挾着するはぜ締め
金具を構成する左側面部と右側面部に、雪係止部を有す
る雪係止体を固着せしめた折版屋根用雪係止具なので、
請求項1記載の発明と同じ効果を有している。
【0090】請求項7記載の発明は、はぜ締め金具の貫
通孔と合致する貫通孔を設けた取付部の下端部を、折曲
延設して傾斜状の雪滑り部を形成し、且前記雪滑り部の
左側端部と右側端部を前記雪滑り部の表面側に夫々折曲
する雪係止部を有する雪係止体である折版屋根用雪係止
具なので、請求項1記載の発明と同じ効果を有してい
る。
【0091】請求項8記載の発明は、はぜ締め金具の左
側壁部と右側壁部に形成した貫通孔と合致する貫通孔を
設けた取付け部の下端部を、折曲延設して雪係止部を設
けた雪係止部を形成し、前記雪係止体を、前記左側壁部
と前記右側壁部に夫々別個に緊締具を前記各貫通孔に貫
通し固着せしめた折版屋根用雪係止具なので請求項1記
載の発明と同じ効果を有している。
【0092】請求項9記載の発明は、はぜ締め金具を構
成する貫通孔付左側壁部と貫通孔付右側壁部の夫々の貫
通孔と合致する貫通孔を設けた取付部の下端部を、折曲
延設して傾斜状の雪滑り部を形成し、且前記雪滑り部の
左側端部と右側端部を前記雪滑り部の表面側に夫々折曲
せしめて雪係止部を形成する折版屋根用雪係止具なので
請求項1記載の発明と同じ効果を有している。
【0093】請求項10記載の発明は、前記雪係止体の
傾斜状雪滑り部の所定の部位に、捻りを加えて雪係止部
を形成せしめる折版屋根用雪係止具なので請求項9記載
の発明と同じ効果を有している。
【0094】請求項11記載の発明は、前記雪係止体
を、前記雪係止体を構成する上方の前記取付け部を、折
版屋根の傾斜部の角度で折曲延設し、且断面がへ形状の
細長い雪係止部を形成せしめる折版屋根用雪係止具なの
で、請求項9又は請求項10記載の発明と同じ効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明折版屋根用雪係止具の組立て状態を示す
斜視図である。
【図2】図1の雪係止具を施工した状態の一部切欠斜視
図である。
【図3】第1実施例のはぜ締め金具の斜視図である。
【図4】第2実施例のはぜ締め金具の斜視図である。
【図5】第1実施例の雪係止体の斜視図である。
【図6】第2実施例の雪係止体の斜視図である。
【図7】第3実施例の雪係止体の斜視図である。
【図8】第4実施例の雪係止体の斜視図である。
【図9】第5実施例の雪係止体の斜視図である。
【図10】図9の雪係止体をはぜ締め金具と組立てた状
態の斜視図である。
【図11】従来の雪止め金具の施工状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
a はぜ締め金具 b 雪係止体 c はぜ締め金具 d 折版屋根 1 上面部 2 左側壁部 3 右側壁部 4 貫通孔 5 底面部 6 挟着部 7 底面部 8 挟着部 10 補強部 11 ボルト 12 左側壁部 13 右側壁部 14 上面部 15 左側壁部 16 右側壁部 17 貫通孔 18 底面部 19 挟着部 20 角はぜ締め付け体 21 垂直状支持部 22 上方支持部 24 取付け部 24a 裏面部 25 貫通孔 26 雪滑り部 27 雪係止部 28 雪排出通路部 29 傾斜部 30 取付け部 31 貫通孔 32 雪滑り部 33 雪係止部 34 上方雪係止部 35 中間係止部 36 捻り雪係止部 37 下方雪係止部 38 雪係止部 39 頂部 40 はぜ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折版屋根のはぜ部を挾着するはぜ締め金具
    の両サイドに、雪係止部を有する雪係止体を別個に固着
    せしめたことを特徴とする折版屋根用雪係止具。
  2. 【請求項2】前記雪係止体を前記はぜ締め金具の両サイ
    ドに、夫々別個に対称的に固着せしめたことを特徴とす
    る請求項1記載の折版屋根用雪係止具。
  3. 【請求項3】はぜ締め金具の両サイドに、雪係止部を有
    する雪係止体を折版屋根の傾斜部と平行状に夫々別個に
    固着せしめたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の折版屋根用雪係止具。
  4. 【請求項4】はぜ締め金具を構成する左側壁部と右側壁
    部に穿設の貫通孔にボルトを貫通し、前記ボルトにナッ
    トを螺着し緊締するはぜ締め金具に、雪係止部を有する
    前記雪係止体を固着せしめたことを特徴とする折版屋根
    用雪係止具。
  5. 【請求項5】前記はぜ締め金具を構成する前記左側壁部
    と前記右側壁部に、雪係止部を有する前記雪係止体を折
    版屋根の斜面部と平行状に固着せしめたことを特徴とす
    る請求項4記載の折版屋根用雪係止具。
  6. 【請求項6】はぜ締め部を有する一片のはぜ締め体の上
    方部にボルトを突設し、はぜ締め部を有する他片のはぜ
    締め体の上方部に貫通孔を設け、前記貫通孔に貫通せし
    めた前記ボルトにナットを螺着すると前記両はぜ締め体
    がはぜ部を挾着するはぜ締め金具を構成する左側面部と
    右側面部に、雪係止部を有する雪係止体を固着せしめた
    ことを特徴とする折版屋根用雪係止具。
  7. 【請求項7】はぜ締め金具の貫通孔と合致する貫通孔を
    設けた取付部の下端部を、折曲延設して傾斜状の雪滑り
    部を形成し、且前記雪滑り部の左側端部と右側端部を前
    記雪滑り部の表面側に夫々折曲する雪係止部を有する雪
    係止体であることを特徴とする折版屋根用雪係止具。
  8. 【請求項8】はぜ締め金具の左側壁部と右側壁部に形成
    した貫通孔と合致する貫通孔を設けた取付け部の下端部
    を、折曲延設して雪係止部を設けた雪係止部を形成し、
    前記雪係止体を、前記左側壁部と前記右側壁部に夫々別
    個に緊締具を前記各貫通孔に貫通し固着せしめたことを
    特徴とする折版屋根用雪係止具。
  9. 【請求項9】はぜ締め金具を構成する貫通孔付左側壁部
    と貫通孔付右側壁部の夫々の貫通孔と合致する貫通孔を
    設けた取付部の下端部を、折曲延設して傾斜状の雪滑り
    部を形成し、且前記雪滑り部の左側端部と右側端部を前
    記雪滑り部の表面側に夫々折曲せしめて雪係止部を形成
    することを特徴とする折版屋根用雪係止具。
  10. 【請求項10】前記雪係止体の傾斜状雪滑り部の所定の
    部位に、捻りを加えて雪係止部を形成せしめることを特
    徴とする請求項9記載の折版屋根用雪係止具。
  11. 【請求項11】前記雪係止体を、前記雪係止体を構成す
    る上方の前記取付け部を、折版屋根の傾斜部の角度で折
    曲延設し、且断面がへ形状の細長い雪係止部を形成せし
    めることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の折
    版屋根用雪係止具。
JP2002046558A 2002-02-22 2002-02-22 折版屋根用雪係止具 Pending JP2003247310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002046558A JP2003247310A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 折版屋根用雪係止具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002046558A JP2003247310A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 折版屋根用雪係止具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003247310A true JP2003247310A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28659923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002046558A Pending JP2003247310A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 折版屋根用雪係止具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003247310A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309009A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Harada:Kk 屋根用雪止め具
JP2010229661A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Otis:Kk 屋根上取付具およびその取付構造
JP2011047144A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Otis:Kk 屋根上取付具
JP2015161110A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 ニイガタ製販株式会社 折板屋根用雪止め金具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309009A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Harada:Kk 屋根用雪止め具
JP2010229661A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Otis:Kk 屋根上取付具およびその取付構造
JP2011047144A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Otis:Kk 屋根上取付具
JP2015161110A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 ニイガタ製販株式会社 折板屋根用雪止め金具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6022165A (en) Rigid internal connector
JP2004124583A (ja) 屋根上取り付け金具
JP2003247310A (ja) 折版屋根用雪係止具
US8910427B2 (en) Rooftop snow stop apparatus
JP2000336857A (ja) 折板屋根用支持金具
US5746362A (en) Heavy duty vehicle rack
JP4034795B2 (ja) 接触し合うパイプ同志の交叉部結束金具
JPH11350669A (ja) 折版屋根はぜ取付け金具
JP7541362B2 (ja) 屋根用雪止め具
JP7019185B2 (ja) 雪止め金具
JP3044536B2 (ja) スレ−ト屋根葺替え金具及び折版屋根葺替え金具
JP6287745B2 (ja) 屋根上設置物の取付金具
WO2014121326A1 (en) A structural connector
JP2565832B2 (ja) 金属板葺き屋根構造及び屋根板接合部の締結具
JP2583364Y2 (ja) 折版屋根の谷部用雪止め金具
JPH085233Y2 (ja) 薄板金属板段葺屋根の雪止装置
JP3982801B2 (ja) フエンス及びフエンス用胴縁
JP2604346B2 (ja) 折版屋根はぜ部取付け雪止め金具
JPH085232Y2 (ja) 薄板金属板段葺屋根の雪止装置
JP3242078B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JP3549480B2 (ja) 外壁材の留め金具
JP3881899B2 (ja) 引寄せ金物
JPH0633048Y2 (ja) 建築金物及び結合構造
JPH0735975Y2 (ja) 折版屋根谷部用雪辷り止め金具
JP2002194864A (ja) 雪止金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040616

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019