JP2598306Y2 - 液塗布用容器 - Google Patents

液塗布用容器

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JP2598306Y2
JP2598306Y2 JP1993002184U JP218493U JP2598306Y2 JP 2598306 Y2 JP2598306 Y2 JP 2598306Y2 JP 1993002184 U JP1993002184 U JP 1993002184U JP 218493 U JP218493 U JP 218493U JP 2598306 Y2 JP2598306 Y2 JP 2598306Y2
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明彦 渡辺
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬液などの液塗布用容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器に収容した薬液などを塗布す
るのに、注出栓を設けた容器を倒立させて容器の胴部を
押圧して薬液などを注出して塗布するように形成した容
器は知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の容器は、液
を塗布すべき部分が、上面となっている場合は、前記の
如く、容器を倒立させることにより容易にその上面に液
を供給して塗布できるものである。
【0004】しかしながら、液を塗布すべき部分が下面
となっている場合は、容器を倒立させると容器の注出孔
を、液を塗布すべき下面となっている部分に向かって位
置させるのが困難であり、液の塗布が困難であった。
して、一つの液塗布用容器で、単位時間内に塗布できる
液の量を変化させることや、液の塗布状態を変化させよ
うとすることは、あまり考えないことであった。
【0005】本考案は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、容器内の液を、上面となった部分に容易に供給で
きるようにすると共に、下面となったような部分にも、
容易に液を供給できるようにし、さらに、一つの液塗布
用容器で、単位時間内に塗布できる液の量や、液の塗布
状態も変化させることができるようにすることを技術的
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、可撓性を有す
る容器1の口頸部2に筒状の中栓本体8を嵌着し、この
中栓本体8の上部に内向き環状部14を設け、中栓本体
8の下部にスプリング係止体20を嵌着し、前記内向き
環状部14に、出入孔27を備えた注出筒25を嵌入し
て、内向き環状部14と注出筒25の間に容器1内と連
通する液通路30を設け、前記注出筒25の下部に設け
た外向き環状部28を、前記中栓本体8に上下摺動自在
に嵌入し、前記スプリング係止体20と外向き環状部2
8の間に、外向き環状部28を内向き環状部14に圧接
させて前記液通路30を閉鎖するスプリング35を設
け、前記注出筒25に出入孔27に連通すると共に、容
器1の底部近くに達する出入パイプ32を設け、前記注
出筒25と出入パイプ32の間に、出入孔27と容器1
内に連通する通路31を設けて液塗布用容器とした。
【0007】
【作用】本考案の液塗布用容器は、キャップ39を外ず
し、容器1を正立させて、容器1の胴部を圧搾すると、
容器1は出入パイプ32から上方に向かって液を吐出す
ると共に、通路31から空気を噴出する。そして、出入
パイプ32から吐出した液は、通路31から噴出した空
気によって噴霧状となって出入孔27から吐出する。
【0008】したがって、液を塗布するべき部分が下面
となっているとき、正立させた容器1の注出筒25の先
端部から液を噴霧状に吐出し、前記下面となっている部
分に液を塗布する。
【0009】また、容器1を倒立させて容器1の胴部を
圧搾すると、容器1は通路31から下方に液を噴出す
る。そして、通路31から吐出した液は、出入パイプ3
2から噴出した空気によって噴霧状となって出入孔27
から吐出する。
【0010】したがって、液を塗布すべき部分が上面と
なっているとき、倒立させた容器1の注出筒25の先端
部から液を噴霧状に吐出し、前記上面となっている部分
に液を塗布する。
【0011】そして、容器1を倒立させて注出筒25の
先端部の一側部を、上面となった液を塗布すべき部分等
に当接させて容器1を下方に押すと、注出筒25がスプ
リング35を押し縮めて中栓本体8内に押し込まれ、外
向き環状部28が内向き環状部14から離れ、内向き環
状部14と注出筒25の間の液通路30が容器1内と連
通すると共に、前記液通路30から液が吐出され、出入
孔27から出入パイプ32を通って、空気が容器1内に
吸入される。
【0012】
【実施例】以下本考案の実施例の説明をする。図1及び
図2は、本考案の一実施例を示すものである。
【0013】この実施例は、合成樹脂で形成した可撓性
と弾力性を有する容器1を設け、この容器1の口頸部2
の外面には雄ねじ3を設け、この口頸部2には、合成樹
脂製の筒状の中栓本体8が嵌入され、中栓本体8の外周
に設けたフランジ9が口頸部2の上縁に載置されて止着
されている。
【0014】前記中栓本体8の上部には、内向き環状部
14が設けてあり、この内向き環状部14の下面には、
環状突出部15が設けてあり、中栓本体8の下部の内面
には、環状凹溝19が設けてあり、この環状凹溝19
に、スプリング係止体20の外側に設けた突部21が嵌
入されて、前記スプリング係止体20が中栓本体8に嵌
着されるように形成してある。
【0015】前記内向き環状部14には、合成樹脂製で
天板26の中心部に出入孔27を備えた注出筒25が上
下摺動自在に嵌入してあり、前記注出筒25の外周面に
は、ローレット状の多数の縦向き突条29が設けてあ
り、前記内向き環状部14と注出筒25の間には、容器
1内と連通する通液路30が設けてある。
【0016】前記注出筒25には、一端部が注出筒25
の出入孔27に連通すると共に、他端部が容器1の底部
近くに達する出入パイプ32が嵌着して設けてあり、こ
の出入パイプ32と注出筒25の内面の間に、一端が前
記出入孔27と連通し、他端が容器1内と連通する通路
31が設けてある。
【0017】そして、前記注出筒25の下部に設けた外
向き環状部28を、前記中栓本体8に上下摺動自在に嵌
入し、前記中栓本体8の環状凹溝19に嵌着したスプリ
ング係止体20と外向き環状部28の間に、外向き環状
部28を内向き環状部14に圧接させて前記液通路30
を閉鎖するスプリング35が、前記外向き環状部28及
びスプリング係止体20と一体に設けてある。
【0018】そして、前記スプリング35は、合成樹脂
製で断面を半円形に形成したつる巻状のスプリング35
に形成してあり、つる巻状のスプリング35の半径方向
の厚さを薄くしても、スプリング35の弾発力は強力と
なるように形成してある。
【0019】そして、前記口頸部2には、合成樹脂製で
雌ねじ40を備えたキャップ39が螺着され、中栓本体
8と注出筒25を覆っている。前記実施例の液塗布用容
器は、キャップ35を外ずし、容器1を正立させて、容
器1の胴部を圧搾すると、容器1は出入パイプ32から
上方に向かって液を吐出すると共に、通路31から空気
を噴出する。そして、出入パイプ32から吐出した液
は、通路31から噴出した空気によって噴霧状となって
出入孔27から吐出する。
【0020】したがって、液を塗布すべき部分が下面と
なっているとき、正立させた容器1の注出筒25の先端
部から液を噴霧状に吐出し、前記下面となった部分に液
を塗布する。
【0021】また、容器1を倒立させて容器1の胴部を
圧搾すると、容器1は通路31から下方に液を噴出す
る。そして、通路31から吐出した液は、出入パイプ3
2から噴出した空気によって噴霧状となって出入孔27
から吐出する。
【0022】したがって、液を塗布すべき部分が上面と
なっているとき、倒立させた容器1の注出筒25の先端
部から液を噴霧状に吐出し、前記上面となっている部分
に液を塗布する。
【0023】そして、容器1を倒立させて注出筒25の
先端部の一側端部を、上面となった液を塗布すべき部分
等に当接させて容器1を下方に押すと、注出筒25がス
プリング35を押し縮めて中栓本体8内に押し込まれ、
外向き環状部28が内向き環状部14から離れ、内向き
環状部14と注出筒25の間の液通路30が容器1内と
連通する。
【0024】そして、前記液通路30から液が吐出さ
れ、出入孔27からパイプ32を通って、空気が容器1
内に吸入される。さらに、前記注出筒25の外周には、
多数の縦向き突条29が設けてあるので、注出筒25が
内向き環状部14内で片寄っても、注出筒25の全周に
液通路30が確保される。
【0025】
【考案の効果】本考案は、中栓本体8の内向き環状部1
4に、出入孔27を備えた注出筒25を嵌入して内向き
環状部14と注出筒25の間に容器1内と連通する液通
路30を設け、注出筒25の下部に設けた外向き環状部
28を、中栓本体8に上下摺動自在に嵌入してスプリン
グ35で内向き環状部14に外向き環状部28を圧接さ
せ、注出筒25に、出入孔27に連通し、容器1の底部
近くに達する出入パイプ32を設け、注出筒25と出入
パイプ32の間に、出入孔27と容器1内に連通する通
路31を設けせたものである。
【0026】したがって、容器1を正立させて、容器1
を圧搾することにより、注出筒25の出入孔27から上
方に向かって液を噴霧状として吐出できる。したがっ
て、液を塗布すべき部分が下面となっているとき、正立
させた容器1の注出筒25の出入孔27で、前記塗布す
べき下面に液を噴霧状として吐出させて塗布できる。
【0027】また、容器1を倒立させて容器1の胴部を
圧搾すると、容器1は通路31から下方に液を吐出する
と共に、出入パイプ32から空気を噴出する。そして、
通路31から吐出した液は、出入パイプ32から噴出し
た空気によって噴霧状となって出入孔27から吐出す
る。
【0028】したがって、液を塗布すべき部分が上面と
なっているとき、倒立させた容器1の注出筒25の先端
部から液を噴霧状に吐出し、前記上面となっている部分
に液を塗布できる。
【0029】そして、容器1を倒立させて注出筒25の
先端部の一側端部を、上面となった液を塗布すべき部分
に当接させて容器1を下方に押すと、注出筒25が中栓
本体8内に押し込まれ、外向き環状部28が内向き環状
部14から離れ、液通路30が容器1内と連通する。
して、この状態で出入孔27から空気を吸入し、液通路
30から下方に向かって良好に液を吐出できる。
【0030】そして、前記の如く容器1を倒立させて注
出筒25の先端部の一側端部を、上面となった液を塗布
すべき部分に当接させて容器1を下方に押して、注出筒
25が中栓本体8内に押し込まれた状態で、容器1の胴
部を圧搾すると、液通路30から下方に向かって液を吐
出できると同時に、出入口27から下方に向かって、液
を噴霧状として吐出する。 すなわち、液を液状で吐出す
ると同時に液を噴霧状として吐出できる。したがって、
本考案は、容器内の液を、上面となった部分に容易に供
給できると共に、下面となった部分にも液を容易に供給
でき、さらに、液を噴霧状に噴出させることができ、多
様な形で液を供給できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部の半断面図である。
【図2】本考案の一実施例のキャップの一部を除いた正
面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 口頸部 8 中栓本体 14 内向き環状部 20 スプリング係止体 25 注出筒 27 出入孔 28 外向き環状部 30 液通路 31 通路 32 出入パイプ 35 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する容器1の口頸部2に筒状
    の中栓本体8を嵌着し、この中栓本体8の上部に内向き
    環状部14を設け、中栓本体8の下部にスプリング係止
    体20を嵌着し、前記内向き環状部14に、出入孔27
    を備えた注出筒25を嵌入して、内向き環状部14と注
    出筒25の間に容器1内と連通する液通路30を設け、
    前記注出筒25の下部に設けた外向き環状部28を、前
    記中栓本体8に上下摺動自在に嵌入し、前記スプリング
    係止体20と外向き環状部28の間に、外向き環状部2
    8を内向き環状部14に圧接させて前記液通路30を閉
    鎖するスプリング35を設け、前記注出筒25に出入孔
    27に連通すると共に、容器1の底部近くに達する出入
    パイプ32を設け、前記注出筒25と出入パイプ32の
    間に、出入孔27と容器1内に連通する通路31を設け
    た液塗布用容器。
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