JP2598249Y2 - 熱伝導式絶対湿度センサー - Google Patents

熱伝導式絶対湿度センサー

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JP2598249Y2
JP2598249Y2 JP1993051560U JP5156093U JP2598249Y2 JP 2598249 Y2 JP2598249 Y2 JP 2598249Y2 JP 1993051560 U JP1993051560 U JP 1993051560U JP 5156093 U JP5156093 U JP 5156093U JP 2598249 Y2 JP2598249 Y2 JP 2598249Y2
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光之 武田
紀久夫 敦賀
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Tokin Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、空調器、除湿器、及
び調理器の湿度検出に利用され、また、栽培ハウス等で
雰囲気中の水蒸気量(絶対湿度)を検出する、熱伝導式
(熱放散式)絶対湿度センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、空調器、除湿器、及び調理器の制
御や、栽培ハウス等の管理において、湿度(相対湿度ま
たは絶対湿度)の検出の要求が高まっており、この要求
に答えて種々の湿度センサーが提案されており、その一
つとして、熱伝導式絶対湿度センサーがある。
【0003】従来の熱伝導式絶対湿度センサーを図2に
示す。図2(a)に、従来の熱伝導式絶対湿度センサー
の外観を示す。この熱伝導式絶対湿度センサーは、図2
(b)に示すように,同一特性の2個の感熱抵抗素子2
1a,21bを有している。これらの感熱抵抗素子21
a,21bは、ステム22a,22bのピン端子に半田
或いは溶接により電気的かつ機械的に接続固定され、そ
れぞれ、キャップ23a,23bで覆われている。キャ
ップ23aは、感熱抵抗素子21aを乾燥空気に晒すた
め、ステム22aとの間に乾燥空気を封入している。一
方、キャップ23bには、通気孔24が形成されてお
り、感熱抵抗素子21bを大気に晒すようにしている。
【0004】ステム22a,22bのピン端子はステム
の円板の裏面に貫通しており、電源接続用及び出力検出
用のワイヤー25が接続される。
【0005】2つのキャップ23a,23bは、それぞ
れキャップ固定板26の挿入穴27に挿入され固定され
る。そして、キャップ固定板26は通気穴28を有する
金属ケース29に収容固定され、さらに、金属カバー3
0が取り付けられる。
【0006】この熱伝導式絶対湿度センサーは、図3に
示すように固定抵抗31、32、33、及び34に接続
され、ホイートストンブリッジ回路の一部として使用さ
れる。なお、固定抵抗31及び32は、それぞれの抵抗
値R1 、R2 が等しくなければならない。また、固定抵
抗34は、感熱抵抗素子21a及び21bが負特性の温
度特性を有する場合に必要で、白金抵抗のように正特性
の温度特性を有する場合は不要となる。
【0007】次に、このホイートストンブリッジ回路の
動作を説明する。感熱抵抗素子21a及び21bは、電
圧Vinが印加されると自己発熱する。感熱抵抗素子21
a及び21bの温度は、それぞれに加えられる電力と熱
放散とによって決まる。ここで、熱放散は、感熱抵抗素
子21a及び21bの周囲の空気に含まれる水蒸気量に
依存し、水蒸気を多く含むほうが熱伝導が良く熱放散が
大きくなる。即ち、乾燥雰囲気に晒されている感熱抵抗
素子21aよりも、大気に晒されている感熱抵抗素子2
1bのほうが熱放散が大きい。従って、感熱抵抗素子2
1aの方が温度上昇が大きく、感熱抵抗素子21bの温
度よりも高くなる。
【0008】感熱抵抗素子21a,21bの抵抗値Rht
及びRt は、温度に依存する。従って、互いに温度のこ
となる感熱抵抗素子21aと21bとの間には、抵抗値
に差が生じる。このときホイートストンブリッジ回路の
ブリッジバランスは崩れ、固定抵抗33の両端に電位差
Vout が生じる。この電位差に基づいて、絶対湿度を検
出することができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】この種の絶対湿度セン
サーでは、ステム22aと22b、及びキャップ23a
と23bの温度分布が均一でなければならない。なぜな
らば、これらのステム及びキャップの温度に差がある
と、湿度がゼロの場合でも、内部に収容された感熱素子
に温度差が生じ、結果的にブリッジバランスが崩れ、誤
った出力が得られるからである。
【0010】しかしながら、従来の絶対湿度センサーで
は、キャップ23a及び23bは立体的構造で表面積が
大きく風の影響を受けやすい形状であるにもかかわら
ず、金属ケース29の通気穴28を通過した風が、キャ
ップ23a及び23bに直接当たるように構成されてい
るという問題点がある。即ち、金属ケース29の通気穴
28を通過した風は、キャップ23a及び23bの双方
に均等に当たるとは限らず、風が拭いているときの特性
変動が大きいという問題点がある。また、金属ケース2
9の通気穴28を通過した風が、キャップ23bの通気
孔を通り、直接感熱抵抗素子21bに当たり、誤差の要
因になるという問題点もある。
【0011】本発明は、風の影響を受け難い絶対湿度セ
ンサーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、板状ス
テムと、該ステムに取り付けられた感熱抵抗素子と、前
記板状ステムに固定され内部に前記感熱素子を収容する
キャップとをそれぞれ有する第1及び第2の検出部と、
表裏一方の面から前記キャップを圧入して表裏他方の面
から前記キャップを突出させ前記第1及び第2の検出部
を互いに平行に保持固定するための挿入穴を有するキャ
ップ固定板と、一面に通気穴が形成され前記キャップ固
定板とともに前記第1及び第2の検出部を収容するケー
スとを有する熱伝導式絶対湿度センサーにおいて、前記
キャップ固定板に通気孔を設け、該キャップ固定板の前
記表裏一方の面が前記ケースの前記一面に対向するよう
に圧入固定したことを特徴とする熱伝導式絶対湿度セン
サーが得られる。
【0013】
【実施例】以下に、図面を参照して本考案の実施例を説
明する。図1に本考案の一実施例を示す。図1(a)に
示すように、同一特性を有する2個の感熱抵抗素子11
a,11bは、接着剤により素子受台12a,12bに
接着固定され、ステム13a,13bに接着あるいは溶
接される。また、感熱抵抗素子11a,11bは、ワイ
ヤボンディングによりステム13a,13bの接続端子
に接続される。
【0014】ステム12aには、密封型キャップ14a
が極低温(−40℃)下において溶接され、乾燥空気と
共に感熱抵抗素子11aを密封する。また、ステム12
bには通気孔15を有する開放型キャップ14bが溶接
される。
【0015】密封型キャップ14a及び開放型キャップ
14bは、キャップ固定板16に形成された挿入穴16
aに表面から裏面に向かって圧入され固定される。これ
により、キャップ固定板16の表面にはステム13a,
13bのみが露出する。また、このキャップ固定板16
には、通気孔16bと、ワイヤを通すワイヤ用穴16c
とが設けられている。ステム13a,13bの接続端子
に接続されるワイヤは、ワイヤ用穴16cを通して、キ
ャップ固定板16の裏面側に引き出される。
【0016】キャップ固定板16は、金属ケース本体1
7に、その開口部から圧入される。このとき、キャップ
固定板16の表面が、金属ケース本体17の通気穴17
aが形成された面に対向し実質的に平行になるようにす
る。即ち、ステム13a,13bが、通気穴17aに向
き、キャップ14a,14bがケースの開口部へ向かう
ようする。
【0017】金属ケース本体17の開口部には金属カバ
ー18が取り付けられる。この絶対湿度センサの斜視図
を図1(b)に示しておく。
【0018】本実施例の絶対湿度センサーに風が当たっ
た場合、その風は、金属ケース本体17の通気穴17a
を通り、ステム13a及び13bに当たる。しかし、ス
テム13a及び13bは、ほぼ平面を成しているので、
風を遮ることがない。したがって、ステム13a及び1
3bに対して風は実質的に均等に当たる。さらに風は、
キャップ固定板16の通気孔16bを通り密封型キャッ
プ14a及び開放型キャップ14bキャップに当たる
が、その大部分は、どこかで反射され減衰した風であっ
て、外部から直接キャップに当たる風は非常に少なくな
る。したがって、開放型キャップ14bの通気孔15を
通過して直接感熱抵抗素子11bに当たる風はほとんど
無くなる。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、ケースに収容され感熱
抵抗素子を覆うキャップを固定するキャップ固定板に通
気孔を設け、ケースの通気孔が形成された面にステムが
露出する面が対向するように、キャップ固定板をケース
に圧入するようにしたことで、風の影響をほとんど受け
ない熱伝導式絶対湿度センサーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(a)は分解斜視
図、(b)は組み立て斜視図である。
【図2】従来の熱伝導式絶対湿度センサーの(a)斜視
図、および(b)分解斜視図である。
【図3】熱伝導式絶対湿度センサーを用いて絶対湿度を
検出する原理を説明するための回路図である。
【符号の説明】
11a,11b 感熱抵抗素子 12a,12b 素子受台 13a,13b ステム 14a 密封型キャップ 14b 開放型キャップ 15 通気孔 16 キャップ固定板 16a 挿入穴 16b 通気孔 16c ワイヤ用穴 17 金属ケース本体 17a 通気穴 18 金属カバー 21a,21b 感熱抵抗素子 22a,22b ステム 23a,23b キャップ 24 通気孔 25 ワイヤー 26 キャップ固定板 27 挿入穴 28 通気穴 29 金属ケース 30 金属カバー 31,32,33,34 固定抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−10912(JP,A) 実開 平6−35963(JP,U) 実開 平6−56764(JP,U) 実開 平6−35964(JP,U) 実開 平3−57659(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 27/00 - 27/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状ステムと、該ステムに取り付けられ
    た感熱抵抗素子と、前記板状ステムに固定され内部に前
    記感熱素子を収容するキャップとをそれぞれ有する第1
    及び第2の検出部と、表裏一方の面から前記キャップを
    圧入して表裏他方の面から前記キャップを突出させ前記
    第1及び第2の検出部を互いに平行に保持固定するため
    の挿入穴を有するキャップ固定板と、一面に通気穴が形
    成され前記キャップ固定板とともに前記第1及び第2の
    検出部を収容するケースとを有する熱伝導式絶対湿度セ
    ンサーにおいて、前記キャップ固定板に通気孔を設け、
    該キャップ固定板の前記表裏一方の面が前記ケースの前
    記一面に対向するように圧入固定したことを特徴とする
    熱伝導式絶対湿度センサー。
JP1993051560U 1993-09-22 1993-09-22 熱伝導式絶対湿度センサー Expired - Fee Related JP2598249Y2 (ja)

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