JPH0635964U - 熱伝導式絶対湿度センサ - Google Patents

熱伝導式絶対湿度センサ

Info

Publication number
JPH0635964U
JPH0635964U JP7123992U JP7123992U JPH0635964U JP H0635964 U JPH0635964 U JP H0635964U JP 7123992 U JP7123992 U JP 7123992U JP 7123992 U JP7123992 U JP 7123992U JP H0635964 U JPH0635964 U JP H0635964U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
sensitive resistance
humidity sensor
stem
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7123992U
Other languages
English (en)
Inventor
光之 武田
紀久夫 敦賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP7123992U priority Critical patent/JPH0635964U/ja
Publication of JPH0635964U publication Critical patent/JPH0635964U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステムおよびキャップの温度分布を均一に
し、温度ドリフト、サンプル間バラツキ、風を当てた時
の特性変動を改善する。 【構成】 通気孔36を有する第1のキャップ38A内
に収容される第1の感熱抵抗素子32Aと、乾絶状態を
保持する第2のキャップ38B内に収容される第2の感
熱抵抗素子32Bとを有し、前記第1及び第2の感熱抵
抗素子32に電圧を印加することにより、それぞれ自己
発生する熱量の差を感知して湿度を検出する熱伝導式絶
対湿度センサ30において、前記第1及び第2の感熱抵
抗素子32及び第1及び第2のキャップ38を1のステ
ム34に固定してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調器、除湿器、調理器、栽培ハウス等の内部雰囲気の水蒸気量を 検出する熱伝導式絶対湿度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空調器、除湿器、調理器、栽培ハウス等での湿度(相対湿度,絶対湿度 のいづれをも含む)の検出制御の要求が高まっている。この要求に応えるため種 々の方式の湿度センサが提案されている。
【0003】 図3(a)および(b)は従来の熱伝導式絶対湿度センサ10を示すもので、 そのうち(a)は熱伝導式絶対湿度センサ10を示す斜視図、(b)は熱伝導式 絶対湿度センサ10を示す分解斜視図である。熱伝導式絶対湿度センサ10は一 対の感熱抵抗素子12A,12Bを有し、これらの感熱抵抗素子12A,12B はそれぞれ異なるステム14A,14Bに半田付け、あるいは溶接等によって固 定される。一方の感熱抵抗素子12Aを固定したステム14Aには、通気孔16 を有するキャップ18Aが被せられ、このキャップ18Aは溶接によりステム1 4Aに固定される。他方の感熱抵抗素子12Bは、極低温(約−40℃)にて、 ステム14Bにキャップ18Bを被せて溶接により固定することにより、乾燥空 気中に封入される。その後、キャップ18A,18Bがキャップ固定板20に形 成された固定孔20a,20bに挿入されて固定される。さらに、その上下から 金属ケース22および金属カバー24が被せられて、これらの金属ケース22お よび金属カバー24が相互に固定されて、感熱抵抗素子12A,12Bがその内 部に収容される。固定は金属ケース22の周囲に形成された複数のタブ22aを 金属カバー24側へ折り曲げることにより行われる。金属ケース22には、周囲 の空気を内部に導入するための複数の大気導入孔22bが設けられている。感熱 抵抗素子12A,12Bには配線26が接続されている。この配線26を逃げる ため、金属カバー24には凹部24aが設けられる。
【0004】 この熱伝導式絶対湿度センサ10は、前記感熱抵抗素子12A(抵抗値RHT) と感熱抵抗素子12B(抵抗値RT)および固定抵抗R1,R2,R3,RS (ただし、 白金抵抗のように正特性の温度特性を持つ感熱抵抗素子の場合はRS は必要なし 。)により、図2に示すようなホイートストンブリッジを構成して使用する。た だしRT とRHTの温度−抵抗特性は等しく、R1 とR2 の抵抗値も等しくなけれ ばならない。感熱抵抗素子12Bは乾燥雰囲気中に封入されており、感熱抵抗素 子12Aは外気中にさらされている。このとき、感熱抵抗素子12A,12Bに 印加されている電圧により、感熱抵抗素子12A,12Bは自己発熱をし、周囲 温度よりも高くなる。感熱抵抗素子12A,12Bの温度は、感熱抵抗素子12 A,12Bに加わる電力と感熱抵抗素子12A,12Bの熱放散により決定され る。外気中に水蒸気が含まれていると、水蒸気が含まれていない場合に対して水 蒸気の熱伝導が作用して熱放散が大きくなるため、一方の感熱抵抗素子12Aの 温度が他方の感熱抵抗素子12Bよりも低くなる。このため、固定抵抗R3 の両 端に電位差VOUT が生じる。この現象を利用して大気中の絶対湿度を検出するこ とができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記熱伝導式絶対湿度センサにおいて、2個のステム14A,14Bおよびキ ャップ18A,18Bの温度分布が均一であることは非常に重要である。なぜな らば、温度分布が均一でなく、異なっている場合、湿度がゼロの場合でもキャッ プ18A,18B内部の感熱抵抗素子12A,12Bの間に温度差が生じるため 、以下に示す現象が引き起こされるからである。
【0006】 (a)温度ドリフト(温度分布不均一によって感熱抵抗素子12A,12B間 の温度差が変化する。) (b)サンプル間バラツキ(測定対象としてのサンプルによって感熱抵抗素子 12A,12B間の温度差が異なる。) (c)風を当てた時の特性変動(風を当てると全体の温度が下がるため周囲温 度が下がった場合と同じ変化をする。この変化は温度ドリフトが大きい程大きい 。) しかしながら、従来の熱伝導式絶対湿度センサにおいては、2個のステム14 A,14Bおよびキャップ18A,18Bの接触の状態、キャップ固定板20と 金属ケース22の接触の状態および金属ケース22と金属カバー24の接触の状 態により、ステム14A,14Bおよびキャップ18A,18Bの温度が大きく 影響を受け、温度分布の均一化を図ることが困難であった。
【0007】 本考案の課題は、上記欠点に鑑み、ステムおよびキャップの温度分布を均一に し、温度ドリフト、サンプル間バラツキ、および風を当てた時の特性変動を改善 した熱伝導式絶対湿度センサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案によれば、通気孔(36)を有する第1の キャップ(38A)内に収容される第1の感熱抵抗素子(32A)と、乾絶状態 を保持する第2のキャップ(38B)内に収容される第2の感熱抵抗素子(32 B)とを有し、前記第1及び第2の感熱抵抗素子(32)に電圧を印加すること により、それぞれ自己発生する熱量の差を感知して湿度を検出する熱伝導式絶対 湿度センサ(30)において、前記第1及び第2の感熱抵抗素子(32)及び第 1及び第2のキャップを(38)1のステム(34)に固定してなることを特徴 とする熱伝導式絶対湿度センサを提供することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る熱伝導式絶対湿度センサの一実施例について添付図面を参 照して説明する。
【0010】 図1(a)、(b)および(c)は熱伝導式絶対湿度センサ30を示し、この うち(a)は熱伝導式絶対湿度センサ30の斜視図、(b)は熱伝導式絶対湿度 センサ30の分解斜視図、(c)は(b)に示す熱伝導式式絶対湿度センサ30 のステム34を裏面から見たもので、ステム34に取り付けられた第1の感熱抵 抗素子たる32A及び第2の感熱抵抗素子たる32Bを示す斜視図である。
【0011】 熱伝導式絶対湿度センサ30は第1の感熱抵抗素子32Aと第2の感熱抵抗素 子32Bを有する。これらの感熱抵抗素子32A,32Bは一枚のステム34に 半田付け、あるいは溶接によって固定される。ステム34は好ましくは熱伝導性 の良い材質からなり、一体に構成される。上記感熱抵抗素子32A,32Bのう ち、第1のの感熱抵抗素子32Aは通気孔36を有する第1のキャップたるキャ ップ38Aが被せられて、そのキャップ38Aがステム34に溶接などにより固 定される。第2の感熱抵抗素子32Bは、極低温(−40℃)にて第2のキャッ プたるキャップ38Bが被せられて、そのキャップ38Bがステム34に溶接な どにより固定されることにより乾燥空気中に封入される。ステム4のキャップ3 8A,38B側には、金属パッケージ40が被せられ、この金属パッケージ40 のフランジ部40bが溶接等によりステム34に固定される。金属パッケージ4 0は複数の大気導入孔40bを備えている。感熱抵抗素子32A,32Bの端子 部42、44はステム34より外方へ突出しており、これらの端子部42、44 に配線46が電気的に接続される。
【0012】 前記感熱抵抗素子32A(抵抗値RHT)と前記感熱抵抗素子32B(抵抗値R T)および固定抵抗R1,R2,R3,Rs(ただし、白金抵抗のように正特性の温度特性 を持つ感熱抵抗素子の場合はRS は必要なし)により図2に示すようなホイート ストンブリッジを構成して使用する。
【0013】 一方の感熱抵抗素子32Bは乾燥雰囲気中に封入されており、他方の感熱抵抗 素子32Aは外気中にさらされている。このとき、感熱抵抗素子32A,32B に印加されている電圧により、感熱抵抗素子32A,32Bは自己発熱をし、周 囲温度よりも高くなる。感熱抵抗素子32A,32Bの温度は、前記感熱抵抗素 子32A,32Bに加わる電力と感熱抵抗素子32A,32Bの熱放散により決 定される。外気中に水蒸気が含まれていると、水蒸気が含まれていない場合に対 して水蒸気の熱伝導が作用して熱放散が大きくなるため、第1の感熱抵抗素子3 2Aの温度が第2の感熱抵抗素子32Bよりも低くなる。このため固定抵抗R3 の両端に電位差VOUT が生じる。この現象を利用して大気中の絶対湿度を検出す ることができる。
【0014】 上記実施例においては、一体に構成されたステム34に一対の感熱抵抗素子3 2A,32Bおよびキャップ38A,38Bが固定されている。また、ステム3 4と感熱抵抗素子32A,32Bとの固定は、半田付けまたは溶接により行われ ている。さらに、ステム34とキャップ38A,38Bおよび金属パッケージ4 0との固定は、溶接により行われている。そのため、一体のステム34を介して 熱が速やかに伝達されるとともに、半田付け箇所および溶接箇所を介して熱が速 やかに伝達される。したがって、一対のステム34および一対のキャップ38A ,38B間の温度の均一化を図ることができる。その結果、温度ドリフト、サン プル間のバラツキ、および風を当てたときの特性変動を改善することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は一体に形成されたステムに感熱抵抗素子および キャップが固定されたから、ステムおよびキャップの温度分布を均一にすること ができ、その結果、温度ドリフト、サンプル間バラツキ、風を当てた時の特性変 動を改善することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱伝導式絶対湿度センサの一実施
例を示す図であり、(a)は熱伝導式絶対湿度センサの
斜視図、(b)は熱伝導式絶対湿度センサの分解斜視
図、(c)はステムに固定された一対の感熱抵抗素子を
示す斜視図である。
【図2】本考案または従来の熱伝導式絶対湿度センサホ
イートストンブリッジ回路を示す回路図である。
【図3】従来の熱伝導式絶対湿度センサを示す図であ
り、(a)は熱伝導式絶対湿度センサの斜視図、(b)
は熱伝導式絶対湿度センサの分解斜視図である。
【符号の説明】
30 熱伝導式絶対湿度センサ 32A,32B 感熱抵抗素子 34 ステム 38A,38B キャップ 40 金属パッケージ 46 配線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気孔を有する第1のキャップ内に収容
    される第1の感熱抵抗素子と、乾絶状態を保持する第2
    のキャップ内に収容される第2の感熱抵抗素子とを有
    し、前記第1及び第2の感熱抵抗素子に電圧を印加する
    ことにより、それぞれ自己発生する熱量の差を感知して
    湿度を検出する熱伝導式絶対湿度センサにおいて、前記
    第1及び第2の感熱抵抗素子及び第1及び第2のキャッ
    プを1のステムに固定してなることを特徴とする熱伝導
    式絶対湿度センサ。
  2. 【請求項2】 同一の特性を有する一対の感熱抵抗素子
    をステムに固定し、一方の感熱抵抗素子を大気にさらし
    た状態でキャップ内に収容するとともに、他方の感熱抵
    抗素子を乾絶状態で他のキャップ内に収容し、前記一対
    の感熱抵抗素子と複数の固定抵抗によりブリッジ回路を
    組み、前記一対の感熱抵抗素子に電圧を印加することに
    より、これらの感熱抵抗素子を自己発熱させ、前記大気
    にさらした感熱抵抗素子の抵抗値が周囲の湿度の変化に
    より変化して前記ブリッジ回路のバランスが崩れること
    を利用して湿度を検出する熱伝導式絶対湿度センサにお
    いて、前記一対の感熱抵抗素子および前記一対のキャッ
    プを1のステムに固定してなることを特徴とする熱伝導
    式絶対湿度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の熱伝導式絶
    対湿度センサにおいて、前記感熱抵抗素子は前記1のス
    テムに半田付けまたは溶接により固定されるとともに、
    前記キャップは前記1のステムに溶接により固定されて
    なることを特徴とする熱伝導式絶対湿度センサ。
JP7123992U 1992-10-13 1992-10-13 熱伝導式絶対湿度センサ Pending JPH0635964U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123992U JPH0635964U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 熱伝導式絶対湿度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7123992U JPH0635964U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 熱伝導式絶対湿度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0635964U true JPH0635964U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13454953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7123992U Pending JPH0635964U (ja) 1992-10-13 1992-10-13 熱伝導式絶対湿度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635964U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3343801B2 (ja) 湿度センサ
US5837884A (en) Humidity sensor using temperature sensing resistor controlled to be at constant temperature of more than 150° C.
JPH0635964U (ja) 熱伝導式絶対湿度センサ
JPH08184575A (ja) 湿度センサ
JP3106324B2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサ
JPH07260731A (ja) 熱伝導式絶対湿度センサ
JP3326727B2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサの作製方法
JP2567373Y2 (ja) 絶対湿度センサー
JP2580794Y2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサー
JPH053973Y2 (ja)
JPH0220681Y2 (ja)
JP2581366Y2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサー
JP3413274B2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサ
JP2598249Y2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサー
JPH0599875A (ja) 熱伝導式絶対湿度センサー
JP3394603B2 (ja) 熱伝導式絶対湿度センサ
JPH0592710U (ja) 熱放散式湿度センサ
JPH0447658Y2 (ja)
JP3282048B2 (ja) 奪熱雰囲気検出装置および奪熱雰囲気検出装置用の雰囲気センサ
JP3472888B2 (ja) 熱伝導式湿度センサ装置
JPH053974Y2 (ja)
JPS6142122Y2 (ja)
JPH0665855U (ja) 湿度検知装置
JPS6138820B2 (ja)
JP3118667B2 (ja) 絶対湿度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981021