JP2597825Y2 - 床 板 - Google Patents

床 板

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JP2597825Y2
JP2597825Y2 JP1991113441U JP11344191U JP2597825Y2 JP 2597825 Y2 JP2597825 Y2 JP 2597825Y2 JP 1991113441 U JP1991113441 U JP 1991113441U JP 11344191 U JP11344191 U JP 11344191U JP 2597825 Y2 JP2597825 Y2 JP 2597825Y2
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floorboard
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剛 大石
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株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床基材の裏面に緩衝材
が貼着されてなり、床下地上に接着施工される床板に関
する。
【0002】
【従来の技術】床基材の裏面に、シート状又は板状の合
成樹脂、ゴム又は合成ゴム、或いはこれらの発泡体、繊
維材シート又は板等よりなる緩衝材が貼着されてなる床
板が従来より提供されている。
【0003】このような床板は、床下地面に接着剤を塗
布した後、まず1枚目の床板を施工し、次いで、隣接施
工すべき床板の実部(雄実又は雌実)を先の床板の実部
(雌実又は雄実)と嵌合させながら横方向にずらすよう
にして施工される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の床板はその裏面全般に亙って緩衝材が貼着され
ているため、上記のような施工方法による場合、横ずら
しの際に、緩衝材のエッジ部分によって床下地面に予め
塗布された接着剤が掻き取られてしまう。この掻き取ら
れた分の接着剤は、床板同士を突き合わせたときに表面
にはみ出してしまい、化粧床面としての体裁を損ない、
汚染の原因となっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記従
来技術の欠点を解消し、実嵌合を介して床板同士を横ず
らし施工する際にも接着剤が表面にはみ出すことのない
床板を提供することを目的とする。
【0006】即ち、本考案による床板は、床基材の裏面
に緩衝材が貼着されてなるものにおいて、緩衝材の裏面
に凹凸溝が形成され、該凹凸溝が床基材の短手方向に延
長するように貼着されてなることを特徴とする。
【0007】床基材は、合板、パーティクルボード、ハ
ードボード、単板積層板(LVL,LVB)等の常用木
質基材から適宜選択して用いられる。
【0008】床基材は、これら板状体を複数層積層し、
任意層間に公知の緩衝材、遮音材(例えば、シート状又
は板状の合成樹脂、ゴム又は合成ゴム、これらの発泡
体、或いはこれらに金属粉やセラミック粉等を混入した
もの)を挟着させたものとして、防音性や遮音性の向上
を図っても良い。
【0009】床基材の裏面には所定方向に延長する溝を
複数刻設することができ、これによって、床基材の有す
る剛性を低下させ、床下地とのなじみを良好にすると共
に、表面に加えられた衝撃エネルギーを床基材において
吸収する効果を与えることができる。また、裏面の溝に
よって床基材が分断されることとなるので、音の伝搬が
防止され、防音効果のより一層の向上に寄与する。
【0010】床基材の表面には任意化粧を施すことがで
きる。例えば、床基材の表面に、突板、合成樹脂又は合
成樹脂発泡化粧シート、化粧紙、合成樹脂含浸化粧紙等
の表面化粧材を積層接着することによって、化粧が施さ
れる。また、床基材表面に任意下地処理を施した後に、
塗装や柄模様印刷を施すことによっても良い。
【0011】床基材の長手方向に延長する木口二辺、又
は長手方向及び短手方向に延長する木口四周辺に、本実
等の実加工が施される。
【0012】このような床基材の裏面に貼着される緩衝
材は、従来より常用されている、シート状又は板状の合
成樹脂、ゴム又は合成ゴム、或いはこれらの発泡体、繊
維材シート又は板等よりなるものであって良い。これら
は単独で用いられても良く、また必要に応じて、複数枚
を積層接着したものとして用いられる。緩衝材の比重、
発泡倍率、弾性等の物性は必要に応じて適宜選択決定さ
れる。
【0013】本考案で用いられる緩衝材は、その裏面に
凹凸溝が形成され、該凹凸溝が床基材の短手方向に延長
するようにして、床基材に貼着される。
【0014】緩衝材の裏面の凹凸溝は任意手法によって
形成され、例えば、緩衝材の裏面側に切削加工、エンボ
ス加工等によって凹溝を刻設する手法、帯状や紐状の緩
衝材を複数本適宜間隔を置いて床基材の裏面に貼着して
凸条を形成する手法、合成樹脂やゴム、合成ゴム或いは
それらの発泡体を床基材の裏面に適宜間隔を置いて帯状
に塗布後硬化させて凸条を形成する手法、合成樹脂やゴ
ム、合成ゴム或いはそれらの発泡体を床基材の裏面全般
に塗布した後櫛目によって帯状に掻き取ることによって
凹溝を形成する手法、等による。
【0015】緩衝材は、その裏面の凹凸溝が床基材の短
手方向に延長するよう、床基材の裏面に貼着される。即
ち、床板の横すべりの際に床下地面の接着剤が緩衝材の
エッジによって掻き取られる現象は、長手方向に延長す
る床基材端部同士を突き合わせる際に、より顕著に現れ
るが、掻き取られた接着剤は緩衝材の凹溝内に溜まり、
床板表面側にはみ出すことが防止される。
【0016】更に、緩衝材の裏面凹凸溝をなす凸条にお
いて、その端部の少なくとも一方を、床基材の端部より
も内側に後退させて形成することにより、長手方向に延
長する床基材端部同士を突き合わせた際に緩衝材の凸条
端部間に形成される空間を接着剤溜まりとして機能させ
ることができ、接着剤のはみ出しによる床板表面の汚染
をより有効に防止することができる。
【0017】更に、緩衝材の裏面長手方向両端に配され
る凸条を、床基材の長手方向両端面よりも内側に位置さ
せることにより、短手方向に延長する床基材端部同士を
突き合わせる際の接着剤はみ出しをも防止することがで
きる。
【0018】
【実施例】図1は本考案の一実施例による床板を示し、
長手方向に延長する雄実2a及び雌実2bを有すると共
に表面に適当な化粧(図示せず)が施された床基材1の
裏面に、等間隔を置いて短手方向に平行に延長する複数
の凸条4を裏面側に有する緩衝材3が貼着されている。
これら凸条4間には凹溝5が形成される。、雄実2a及
び雌実2b同士の嵌合を介して床板を床下地上に横継ぎ
施工する際に、横すべりによって掻き取られる接着剤
が、この凹溝5内に保留される。
【0019】図1に示す床板において、緩衝材3の裏面
側に形成された凸条4の端部を、床基材の端部よりも若
干内側に後退させて形成することができ、その場合の施
工状態を図2に示す。床基材1に形成された雄実2a及
び雌実2b同士の嵌合を介してこれら床板同士が横継ぎ
施工されるが、その際の横すべりによって、床下地6上
に予め塗布された接着剤(図示せず)が緩衝材3の凸条
4のエッジ部分により掻き取られる。
【0020】しかしながら、この掻き取られた接着剤
は、緩衝材3の裏面側における凹溝6内に保留され、床
板の表面側にはみ出すことがない。更に、凸条4の端部
を内側に後退させた場合には、図2から明らかなよう
に、床板同士を突き合わせた状態においても凸条4、4
の間に空間7が与えられ、この空間7も接着剤溜まりと
して機能する。
【0021】
【考案の効果】本考案の床板によれば、床基材の裏面に
貼着される緩衝材の裏面側に凹凸溝が形成されているの
で、このような床板同士を突き合わせた状態において、
緩衝材の内側後退端部による空間が床下地上に形成さ
れ、接着剤を塗布された床下地上において床板同士を横
すべりさせつつ施工する際に掻き取られる接着剤は、こ
の凹凸溝による凹状空間内に収容され、表面側にはみ出
すことがなく、美麗な施工床面が得られる。
【0022】また、施工後においても、接着剤が固化す
るまでの間に、床板の表面側からエネルギーが加えられ
ると、緩衝材が衝撃吸収する際に横方向に膨張し、これ
によって接着剤が表面側にはみ出すことがあるが、本考
案の床板を用いて施工する場合には上記のような凹状空
間が形成されるので、この空間内に緩衝材の膨張分が受
容されることにより接着剤のはみ出し現象が回避され
る。
【0023】更に、凹凸溝における凸条の端部を床基材
よりも内側に後退させることにより、施工時にこの凸条
後退面同士の間に形成される空間をも接着剤溜まりとし
て機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による床板の部分斜視図であ
る。
【図2】本考案の床板を突き合わせて施工された床面を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 床基材 2a 雄実 2b 雌実 3 緩衝材 4 凸条 5 凹溝 6 床下地 7 空間

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床基材の裏面に緩衝材が貼着されてな
    る床板において、前記緩衝材の裏面に凹凸溝が形成さ
    れ、該凹凸溝が前記床基材の短手方向に延長するように
    貼着されてなることを特徴とする床板。
  2. 【請求項2】 前記凹凸溝における凸条の端部が、前
    記床基材の端部よりも内側に後退して設けられているこ
    とを特徴とする請求項1の床板。
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JPS5821623U (ja) * 1981-08-04 1983-02-10 ミサワホ−ム株式会社 床材
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