JP2597588Y2 - オートバイ用カバー - Google Patents
オートバイ用カバーInfo
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- JP2597588Y2 JP2597588Y2 JP1991082074U JP8207491U JP2597588Y2 JP 2597588 Y2 JP2597588 Y2 JP 2597588Y2 JP 1991082074 U JP1991082074 U JP 1991082074U JP 8207491 U JP8207491 U JP 8207491U JP 2597588 Y2 JP2597588 Y2 JP 2597588Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カバーで被覆したオー
トバイをワイヤーロックで施錠するようにしたオートバ
イ用カバーに関する。
トバイをワイヤーロックで施錠するようにしたオートバ
イ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】カバーで被覆したままのオートバイをワ
イヤーロックで施錠することができるようにしたオート
バイ用カバーに関しては、実開昭61−18989号,
実開昭62−198191号,実開昭63−12457
9号の公報に記載された技術などがある。
イヤーロックで施錠することができるようにしたオート
バイ用カバーに関しては、実開昭61−18989号,
実開昭62−198191号,実開昭63−12457
9号の公報に記載された技術などがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】実開昭61−1898
9号公報に記載された技術は、カバーの開口の周縁部に
沿ってワイヤーを挿通し、挿通されたワイヤーの両端部
を錠前などで施錠するものであるが、ワイヤーの径を太
くするとカバーが重くなってカバーの被覆や除去が困難
になる欠点と、ワイヤーに重量を支えるカバーの開口の
周縁部の寿命が短くなる欠点と、オートバイにワイヤー
の打ち疵が付く等の問題がある。しかし、ワイヤーの径
を細くするとペンチなどで容易に切断されるため、盗難
防止効果が低下する。
9号公報に記載された技術は、カバーの開口の周縁部に
沿ってワイヤーを挿通し、挿通されたワイヤーの両端部
を錠前などで施錠するものであるが、ワイヤーの径を太
くするとカバーが重くなってカバーの被覆や除去が困難
になる欠点と、ワイヤーに重量を支えるカバーの開口の
周縁部の寿命が短くなる欠点と、オートバイにワイヤー
の打ち疵が付く等の問題がある。しかし、ワイヤーの径
を細くするとペンチなどで容易に切断されるため、盗難
防止効果が低下する。
【0004】実開昭62−198191号公報記載の技
術は、カバーの内側に布製の帯を筒状に縫い付け、帯の
内側に挿通したワイヤーの両端にリングを設け、両リン
グに挿入した錠を施錠するものであるが、カバーの端部
に金属製のリングが露出しているので、カバーを被覆あ
るいは除去するときに、リングがオートバイを疵付ける
問題がある。又、前項と同様に、ワイヤーを太くすれば
重くなり取扱が困難になる問題と、細くすれば切断され
易くなるので盗難防止効果が低下する問題がある。
術は、カバーの内側に布製の帯を筒状に縫い付け、帯の
内側に挿通したワイヤーの両端にリングを設け、両リン
グに挿入した錠を施錠するものであるが、カバーの端部
に金属製のリングが露出しているので、カバーを被覆あ
るいは除去するときに、リングがオートバイを疵付ける
問題がある。又、前項と同様に、ワイヤーを太くすれば
重くなり取扱が困難になる問題と、細くすれば切断され
易くなるので盗難防止効果が低下する問題がある。
【0005】又、実開昭63−124579号公報記載
の技術は、カバーの開口の周縁部の一側面に錠を取り付
け、カバー開口部の前縁及び後縁に設けられた筒状部分
に、錠に一端を連結されたワイヤーの他端を筒状部分に
挿通し、筒状部分より突出した他端を車輪を通して錠に
嵌合して施錠するものであり、施錠されたときには車輪
が回転不能であるため盗難防止の効果が大きいが、オー
トバイの車輪の停止角度によっては、スポークなどがワ
イヤーの通過を妨げる場合が生じる問題と、カバーの被
覆や除去の際に錠及びワイヤー先端がオートバイに打ち
疵を付ける虞がある。
の技術は、カバーの開口の周縁部の一側面に錠を取り付
け、カバー開口部の前縁及び後縁に設けられた筒状部分
に、錠に一端を連結されたワイヤーの他端を筒状部分に
挿通し、筒状部分より突出した他端を車輪を通して錠に
嵌合して施錠するものであり、施錠されたときには車輪
が回転不能であるため盗難防止の効果が大きいが、オー
トバイの車輪の停止角度によっては、スポークなどがワ
イヤーの通過を妨げる場合が生じる問題と、カバーの被
覆や除去の際に錠及びワイヤー先端がオートバイに打ち
疵を付ける虞がある。
【0006】又、前述の3つのカバーは、カバーにワイ
ヤー,錠などが一体として縫い付けてあるため、小さく
折り畳むことができないので、カバーを輸送する際に運
賃が嵩む欠点があり、又、保管する場合に在庫スペース
が大きくなる等の商品取扱上の問題や、利用者がカバー
を保管するときに広い保管場所を必要とする問題があ
る。このような問題を解決するために、カバーとワイヤ
ーロックとを分離型とし、カバーにワイヤーロック挿通
孔を設けたものがある(実公昭57−11830号,実
開平4−119291号公報参照)。
ヤー,錠などが一体として縫い付けてあるため、小さく
折り畳むことができないので、カバーを輸送する際に運
賃が嵩む欠点があり、又、保管する場合に在庫スペース
が大きくなる等の商品取扱上の問題や、利用者がカバー
を保管するときに広い保管場所を必要とする問題があ
る。このような問題を解決するために、カバーとワイヤ
ーロックとを分離型とし、カバーにワイヤーロック挿通
孔を設けたものがある(実公昭57−11830号,実
開平4−119291号公報参照)。
【0007】しかし、上記の分離型のオートバイ用カバ
ーでは、挿通するワイヤーロックのワイヤーと車輪のス
ポークとの干渉をさけるために、ワイヤーロック挿通孔
を上下方向に長い長孔にしたことから、風が進入してカ
バーが煽られたり、カバーを被覆あるいは除去するとき
に、カバーが引っ掛かり易くなり、カバーが畳み難くな
る等の問題が生じ、実用的でなかった。本発明はかかる
問題が生じない分離型のオートバイ用カバーを提供する
ものである。
ーでは、挿通するワイヤーロックのワイヤーと車輪のス
ポークとの干渉をさけるために、ワイヤーロック挿通孔
を上下方向に長い長孔にしたことから、風が進入してカ
バーが煽られたり、カバーを被覆あるいは除去するとき
に、カバーが引っ掛かり易くなり、カバーが畳み難くな
る等の問題が生じ、実用的でなかった。本発明はかかる
問題が生じない分離型のオートバイ用カバーを提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のオートバイ用カバーは、オートバイの車体
を被覆するカバー両側面の、オートバイの前輪及び後輪
のうち少なくともいずれか一方の車輪に相当する位置
に、該車輪のタイヤとブレーキ装置との間に形成される
環状の領域に含まれる複数の鳩目を設け、該鳩目の近傍
のカバー端部に、上記カバー両側面の鳩目を通して上記
環状の領域に挿通されるワイヤーロックのワイヤーを挿
通する一対のワイヤー保持ベルトを設け、該一対のワイ
ヤー保持ベルトの相互間隔を、施錠状態の上記ワイヤー
ロックのロック部を収容可能な間隔とした。
に、本考案のオートバイ用カバーは、オートバイの車体
を被覆するカバー両側面の、オートバイの前輪及び後輪
のうち少なくともいずれか一方の車輪に相当する位置
に、該車輪のタイヤとブレーキ装置との間に形成される
環状の領域に含まれる複数の鳩目を設け、該鳩目の近傍
のカバー端部に、上記カバー両側面の鳩目を通して上記
環状の領域に挿通されるワイヤーロックのワイヤーを挿
通する一対のワイヤー保持ベルトを設け、該一対のワイ
ヤー保持ベルトの相互間隔を、施錠状態の上記ワイヤー
ロックのロック部を収容可能な間隔とした。
【0009】
【作用】上記のように構成されたオートバイ用カバーを
オートバイに被覆すると、カバーに設けられた複数の鳩
目が、オートバイの前輪及び後輪、或いは前輪及び後輪
のいずれか一方の、車輪のタイヤとブーキ装置との間に
形成される環状の領域に重なる。この環状の領域には、
タイヤと車軸とを連結する複数のスポークがあるが、複
数の鳩目のうちスポークに重なる鳩目があっても、他方
の鳩目はスポークに重ならないので、ワイヤロックのワ
イヤーを、カバーの一方の側面の鳩目を挿通してスポー
クに干渉することなく他方の側面の鳩目へ通過させるこ
とができる。 鳩目の孔は小さいので、鳩目から進入する
風は極めて微量でありオートバイ用カバーが煽られるこ
とはない。
オートバイに被覆すると、カバーに設けられた複数の鳩
目が、オートバイの前輪及び後輪、或いは前輪及び後輪
のいずれか一方の、車輪のタイヤとブーキ装置との間に
形成される環状の領域に重なる。この環状の領域には、
タイヤと車軸とを連結する複数のスポークがあるが、複
数の鳩目のうちスポークに重なる鳩目があっても、他方
の鳩目はスポークに重ならないので、ワイヤロックのワ
イヤーを、カバーの一方の側面の鳩目を挿通してスポー
クに干渉することなく他方の側面の鳩目へ通過させるこ
とができる。 鳩目の孔は小さいので、鳩目から進入する
風は極めて微量でありオートバイ用カバーが煽られるこ
とはない。
【0010】ワイヤーロックのワイヤーの先端を、一方
のワイヤー保持ベルトに挿通した後に、カバーの両側面
の鳩目と車輪とに挿通し、他方のワイヤー保持ベルトに
挿通してロック部を施錠すると、ロック部が一対のワイ
ヤー保持ベルトの間に収容され、ロック部の施錠によ
り、オートバイ及びカバーの盗難を防止することができ
る。ワイヤーロックは最も重たいロック部を一対のワイ
ヤー保持ベルトに支持されるので、下方に垂れ下がるこ
とはなく、施錠中のカバーの外観が美しくなると共に、
ロック部は施錠や解錠操作が容易な位置に保持される。
のワイヤー保持ベルトに挿通した後に、カバーの両側面
の鳩目と車輪とに挿通し、他方のワイヤー保持ベルトに
挿通してロック部を施錠すると、ロック部が一対のワイ
ヤー保持ベルトの間に収容され、ロック部の施錠によ
り、オートバイ及びカバーの盗難を防止することができ
る。ワイヤーロックは最も重たいロック部を一対のワイ
ヤー保持ベルトに支持されるので、下方に垂れ下がるこ
とはなく、施錠中のカバーの外観が美しくなると共に、
ロック部は施錠や解錠操作が容易な位置に保持される。
【0011】本考案のオートバイ用カバーは、一見、ワ
イヤーロックを使用しない一般のカバーに複数の鳩目と
一対のワイヤー保持ベルトを設けただけであるが、鳩目
は短時間で取付可能であり、その製造費は、ワイヤーロ
ック挿通孔を設けた従来のカバーに比べて安価である。
又、鳩目は、ワイヤーの挿通孔を最小限にしたものであ
り、カバーの強度を劣化させることはなく、又、カバー
の折り畳みを妨げない。
イヤーロックを使用しない一般のカバーに複数の鳩目と
一対のワイヤー保持ベルトを設けただけであるが、鳩目
は短時間で取付可能であり、その製造費は、ワイヤーロ
ック挿通孔を設けた従来のカバーに比べて安価である。
又、鳩目は、ワイヤーの挿通孔を最小限にしたものであ
り、カバーの強度を劣化させることはなく、又、カバー
の折り畳みを妨げない。
【0012】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
すると、図1はオートバイAを被覆したカバー1の側面
図、図2は図1の斜視図を示し、カバー1はビニール、
ナイロン等の合成樹脂製のシートで、可撓性を有し、下
部に被覆用の開口2が形成される。図1に示すように、
カバー1の両側面部には、被覆されたオートバイAの前
輪3及び後輪4に相当する位置に、ワイヤロック挿通用
の複数の鳩目5が設けられる。
すると、図1はオートバイAを被覆したカバー1の側面
図、図2は図1の斜視図を示し、カバー1はビニール、
ナイロン等の合成樹脂製のシートで、可撓性を有し、下
部に被覆用の開口2が形成される。図1に示すように、
カバー1の両側面部には、被覆されたオートバイAの前
輪3及び後輪4に相当する位置に、ワイヤロック挿通用
の複数の鳩目5が設けられる。
【0013】本実施例では、鳩目5を前輪3及び後輪4
に相当する位置に設けたが、前輪3及び後輪4のいずれ
か一方に相当する位置にのみ設けてもよい。前輪3及び
後輪4には、車輪のタイヤ6と車軸7との間に複数のス
ポーク8が設けられ、後輪4には駆動装置22が設けら
れ、車軸7側に設けられるブレーキ装置9とタイヤ6と
の間に形成される環状の領域10のスポーク8の間にワ
イヤーロックLのワイヤー11を挿通することができ
る。
に相当する位置に設けたが、前輪3及び後輪4のいずれ
か一方に相当する位置にのみ設けてもよい。前輪3及び
後輪4には、車輪のタイヤ6と車軸7との間に複数のス
ポーク8が設けられ、後輪4には駆動装置22が設けら
れ、車軸7側に設けられるブレーキ装置9とタイヤ6と
の間に形成される環状の領域10のスポーク8の間にワ
イヤーロックLのワイヤー11を挿通することができ
る。
【0014】カバー1を通して前輪3及び後輪4にワイ
ヤー11を挿通するためには、カバー1の両側面に設け
られる鳩目5の位置が、環状の領域10の内部に位置し
なけらばならない。そして、前輪3及び後輪4が停止し
ているとき、スポーク8の位置は一定していないので、
スポーク8を避けてワイヤー11を挿通するためには、
複数の鳩目5を環状の領域10に沿って円弧状に配列す
ることにより、一部の鳩目5がスポーク8に重なっても
他の鳩目5はスポーク8に重ならないようにする。
ヤー11を挿通するためには、カバー1の両側面に設け
られる鳩目5の位置が、環状の領域10の内部に位置し
なけらばならない。そして、前輪3及び後輪4が停止し
ているとき、スポーク8の位置は一定していないので、
スポーク8を避けてワイヤー11を挿通するためには、
複数の鳩目5を環状の領域10に沿って円弧状に配列す
ることにより、一部の鳩目5がスポーク8に重なっても
他の鳩目5はスポーク8に重ならないようにする。
【0015】鳩目5は、ワイヤー11を挿通する孔の面
積を最小限にしたものであり、孔の周囲に沿って保持さ
れたリングで補強されているので、カバー1の強度は低
下しない。又、鳩目5から風が進入してカバー1を煽る
虞もない。 鳩目5は、カバー1に打ちつけて塑性変形さ
せてカバー1に装着するもので、極めて短時間で装着で
きるので、加工費は極めて安価である。
積を最小限にしたものであり、孔の周囲に沿って保持さ
れたリングで補強されているので、カバー1の強度は低
下しない。又、鳩目5から風が進入してカバー1を煽る
虞もない。 鳩目5は、カバー1に打ちつけて塑性変形さ
せてカバー1に装着するもので、極めて短時間で装着で
きるので、加工費は極めて安価である。
【0016】カバー1の前端及び後端のうち鳩目5の近
傍となる側に、ワイヤーロックLのワイヤー11を挿通
するワイヤー通し孔15を有する一対のワイヤー保持ベ
ルト16が設けられる(図4参照)。このワイヤー保持
ベルト16は、ワイヤーロックLを施錠したときに、ロ
ック部17重量を支持するものであり、鳩目5が設けら
れる側のカバー1の端部に設けられるが、後述するよう
にカバー未使用保管時の掛け置き用としてワイヤー保持
ベルト16を、鳩目5の設けられていない側にも設ける
ことができる。
傍となる側に、ワイヤーロックLのワイヤー11を挿通
するワイヤー通し孔15を有する一対のワイヤー保持ベ
ルト16が設けられる(図4参照)。このワイヤー保持
ベルト16は、ワイヤーロックLを施錠したときに、ロ
ック部17重量を支持するものであり、鳩目5が設けら
れる側のカバー1の端部に設けられるが、後述するよう
にカバー未使用保管時の掛け置き用としてワイヤー保持
ベルト16を、鳩目5の設けられていない側にも設ける
ことができる。
【0017】ワイヤー保持ベルト16は、ロック部17
を収容する間隔を挟んで相対し、両端部がカバー1に固
着され、中央にワイヤー通し孔15が形成されるベルト
部材18により構成され、この一方のベルト部材18に
ワイヤー11の端部を挿通し、カバー1の一方の側面の
鳩目5,前輪3或いは後輪4,他方の側面の鳩目5を通
して他方のベルト部材18に挿通した後に、ロック部1
7に連結して施錠すると、カバー1に被覆されたオート
バイAが盗難防止されると共に、ワイヤー保持ベルト1
6がロック部17の垂れ下がりを防止する。
を収容する間隔を挟んで相対し、両端部がカバー1に固
着され、中央にワイヤー通し孔15が形成されるベルト
部材18により構成され、この一方のベルト部材18に
ワイヤー11の端部を挿通し、カバー1の一方の側面の
鳩目5,前輪3或いは後輪4,他方の側面の鳩目5を通
して他方のベルト部材18に挿通した後に、ロック部1
7に連結して施錠すると、カバー1に被覆されたオート
バイAが盗難防止されると共に、ワイヤー保持ベルト1
6がロック部17の垂れ下がりを防止する。
【0018】図5はワイヤー保持ベルト16の他の実施
例を示すワイヤー保持ベルト16′の斜視図であり、両
端をカバー1に固着されたベルト部材19と、ベルト部
材19の中央部に設けられるホック等の係止具20と、
カバー1に固着され係止具20に係合するホック等の被
係止具21とによって構成したワイヤー保持ベルト1
6′としてもよい。このワイヤー保持ベルト16′で
は、ワイヤー11の端部をロック部17に施錠した後に
係止具20を被係止具21に係合する。
例を示すワイヤー保持ベルト16′の斜視図であり、両
端をカバー1に固着されたベルト部材19と、ベルト部
材19の中央部に設けられるホック等の係止具20と、
カバー1に固着され係止具20に係合するホック等の被
係止具21とによって構成したワイヤー保持ベルト1
6′としてもよい。このワイヤー保持ベルト16′で
は、ワイヤー11の端部をロック部17に施錠した後に
係止具20を被係止具21に係合する。
【0019】以上のように構成されたオートバイ用カバ
ー1の作用を説明する。オートバイ用カバー1をオート
バイAに被覆すると、オートバイ用カバー1に設けられ
た複数の鳩目5が、オートバイAの前輪3及び後輪4、
或いは前輪3及び後輪4のいずれか一方の、車輪のタイ
ヤ6とブレーキ装置9との間に形成される環状の領域1
0に重なる。
ー1の作用を説明する。オートバイ用カバー1をオート
バイAに被覆すると、オートバイ用カバー1に設けられ
た複数の鳩目5が、オートバイAの前輪3及び後輪4、
或いは前輪3及び後輪4のいずれか一方の、車輪のタイ
ヤ6とブレーキ装置9との間に形成される環状の領域1
0に重なる。
【0020】複数の鳩目5は環状の領域10に沿って配
列され、一部の鳩目5がスポーク8に塞がれても、他の
鳩目5はスポーク8に塞がれていない。ワイヤーロック
Lのワイヤー11の端部を、一方のベルト部材18,カ
バー1の一側面のスポーク8に塞がれていない鳩目5,
環状の領域10,カバー1の他側面の鳩目5及び他方の
ベルト部材18に挿通し、ロック部17を施錠すると、
カバー1に被覆されたオートバイAがカバー1と共にワ
イヤーロックLにより施錠される。
列され、一部の鳩目5がスポーク8に塞がれても、他の
鳩目5はスポーク8に塞がれていない。ワイヤーロック
Lのワイヤー11の端部を、一方のベルト部材18,カ
バー1の一側面のスポーク8に塞がれていない鳩目5,
環状の領域10,カバー1の他側面の鳩目5及び他方の
ベルト部材18に挿通し、ロック部17を施錠すると、
カバー1に被覆されたオートバイAがカバー1と共にワ
イヤーロックLにより施錠される。
【0021】ワイヤーロックLのロック部17はワイヤ
ー保持ベルト16に支持されるので、下方に垂れ下がる
ことはなく施錠中のカバー1の外観が美しくなると共
に、ロック部17が施錠や解錠し易い位置に保持され
る。
ー保持ベルト16に支持されるので、下方に垂れ下がる
ことはなく施錠中のカバー1の外観が美しくなると共
に、ロック部17が施錠や解錠し易い位置に保持され
る。
【0022】ワイヤーロック分離型の従来のカバーは、
長いワイヤー挿通孔を設けたために外観が低下する欠点
や、風が進入してカバーが煽られる問題があったが、本
考案のカバー1は、従来のワイヤー挿通孔に代えて鳩目
5を使用したので、カバー1が風に煽られることはな
く、又、カバーの外観は、ワイヤーロックを使用しない
一般のカバーとほとんど変わらない良好なものである。
不使用のカバー1は、図7に示すようにコンパクトに折
り畳み、ワイヤー保持ベト16によって、或いは鳩目5
によって建物の壁23などに設けられたフック24に吊
り下げておくことができる。
長いワイヤー挿通孔を設けたために外観が低下する欠点
や、風が進入してカバーが煽られる問題があったが、本
考案のカバー1は、従来のワイヤー挿通孔に代えて鳩目
5を使用したので、カバー1が風に煽られることはな
く、又、カバーの外観は、ワイヤーロックを使用しない
一般のカバーとほとんど変わらない良好なものである。
不使用のカバー1は、図7に示すようにコンパクトに折
り畳み、ワイヤー保持ベト16によって、或いは鳩目5
によって建物の壁23などに設けられたフック24に吊
り下げておくことができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。カバーは、
ワイヤーやロック部などの金属製の重量部品を分離する
ことができるので、オートバイを被覆或いは除去すると
きのカバーを軽くすることができ、又、オートバイに打
ち疵を付ける虞はない。
で、以下に記載されるような効果を奏する。カバーは、
ワイヤーやロック部などの金属製の重量部品を分離する
ことができるので、オートバイを被覆或いは除去すると
きのカバーを軽くすることができ、又、オートバイに打
ち疵を付ける虞はない。
【0024】カバーに複数の鳩目を設けたので、ワイヤ
ーロックのワイヤーをオートバイの車輪に挿通するとき
に、いずれかの鳩目を利用してワイヤーをスポークに邪
魔されることなく挿通することができる。又、カバー被
覆後にワイヤーロックのワイヤーを取り付けるので、ワ
イヤーの太さをペンチ等で容易に切断されない太さにす
ることができる。
ーロックのワイヤーをオートバイの車輪に挿通するとき
に、いずれかの鳩目を利用してワイヤーをスポークに邪
魔されることなく挿通することができる。又、カバー被
覆後にワイヤーロックのワイヤーを取り付けるので、ワ
イヤーの太さをペンチ等で容易に切断されない太さにす
ることができる。
【0025】本考案のオートバイ用カバーは、従来のワ
イヤロック分離型のカバーのように大きく口を開くワイ
ヤーロック挿通の孔がないので、オートバイの被覆効果
が大きくなると共に、カバーの強度の低下や外観の低下
がない利点があり、カバーを被覆或いは除去するときに
オートバイに引っ掛かることがなく、しかも、カバーが
風に煽られることがない。又、鳩目は安価な費用で設け
ることができるので、カバーの製造費を低減することが
できる。
イヤロック分離型のカバーのように大きく口を開くワイ
ヤーロック挿通の孔がないので、オートバイの被覆効果
が大きくなると共に、カバーの強度の低下や外観の低下
がない利点があり、カバーを被覆或いは除去するときに
オートバイに引っ掛かることがなく、しかも、カバーが
風に煽られることがない。又、鳩目は安価な費用で設け
ることができるので、カバーの製造費を低減することが
できる。
【0026】ワイヤーロックはワイヤー保持ベルトで支
持されているので、ワイヤーロックの垂れ下がりが防止
され、オートバイを被覆し施錠したときのカバーの外観
が良くなり、ロック部の施錠及び解錠操作が容易になっ
た。
持されているので、ワイヤーロックの垂れ下がりが防止
され、オートバイを被覆し施錠したときのカバーの外観
が良くなり、ロック部の施錠及び解錠操作が容易になっ
た。
【0027】カバーを使用しないとき、折り畳んだ後
に、ワイヤー保持ベルト或いは鳩目を利用して壁面など
に設けたフックに掛け置き可能であるので、利用者が次
に使用するときに容易にカバーの方向が判断でき、取扱
いが容易な状態で保管できる。
に、ワイヤー保持ベルト或いは鳩目を利用して壁面など
に設けたフックに掛け置き可能であるので、利用者が次
に使用するときに容易にカバーの方向が判断でき、取扱
いが容易な状態で保管できる。
【0028】カバーはワイヤー,錠などとは別体であ
り、しかも、カバーには従来例のような長いワイヤーロ
ック挿通孔がないので、カバーを容易に小さく折り畳む
ことが可能であり、販売者側の輸送時の運賃や保管時の
在庫スペースを小さくすることができる。
り、しかも、カバーには従来例のような長いワイヤーロ
ック挿通孔がないので、カバーを容易に小さく折り畳む
ことが可能であり、販売者側の輸送時の運賃や保管時の
在庫スペースを小さくすることができる。
【図1】オートバイを被覆したカバーの側面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】カバーに設けた鳩目の正面図である。
【図4】ワイヤー保持ベルトの斜視図である。
【図5】他の実施例のワイヤー保持ベルトの開放状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】図5のワイヤー保持ベルトの使用状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】折り畳んだカバーの保管方法を説明する斜視図
である。
である。
A オートバイ L ワイヤーロック 3 前輪 4 後輪 5 鳩目 10 環状の領域 11 ワイヤー 16,16′ ワイヤー保持ベルト 17 ロック部 20 係止具 21 被係止具
Claims (1)
- 【請求項1】 オートバイの車体を被覆するカバー両側
面の、オートバイの前輪及び後輪のうち少なくともいず
れか一方の車輪に相当する位置に、該車輪のタイヤとブ
レーキ装置との間に形成される環状の領域に含まれる複
数の鳩目を設け、 該鳩目の近傍のカバー端部に、上記カバー両側面の鳩目
を通して上記環状の領域に挿通されるワイヤーロックの
ワイヤーを挿通する一対のワイヤー保持ベルトを設け、
該一対のワイヤー保持ベルトの相互間隔を、施錠状態の
上記ワイヤーロックのロック部を収容可能な間隔とした
ことを特徴とするオートバイ用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082074U JP2597588Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | オートバイ用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991082074U JP2597588Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | オートバイ用カバー |
Publications (2)
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JP2597588Y2 true JP2597588Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13764331
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1991082074U Expired - Fee Related JP2597588Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | オートバイ用カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2597588Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP2021049849A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | パール金属株式会社 | 自転車用カバー |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5711830U (ja) * | 1980-06-25 | 1982-01-21 | ||
JPH04119291A (ja) * | 1990-09-11 | 1992-04-20 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧力脈動減衰装置 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP1991082074U patent/JP2597588Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0532276U (ja) | 1993-04-27 |
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