JP2597506Y2 - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JP2597506Y2
JP2597506Y2 JP1992082526U JP8252692U JP2597506Y2 JP 2597506 Y2 JP2597506 Y2 JP 2597506Y2 JP 1992082526 U JP1992082526 U JP 1992082526U JP 8252692 U JP8252692 U JP 8252692U JP 2597506 Y2 JP2597506 Y2 JP 2597506Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テークアップワインダ
ーなどにおいて、複数のモータを選択的に適宜駆動させ
るための駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、テークアップワイン
ダー1は、ポリエステルフィラメントやナイロンフィラ
メントを巻き取るものであって、それぞれスピンドルモ
ータ2,3を有して並設された二本のボビンホルダー
4,5と、パルス発生機6を備えたタッチローラ7とで
構成され、その運転を制御するためのコントロールボッ
クス8が具備されている。コントロールボックス8に
は、パルス発生機6の信号が入力されるコントローラ9
が設けられ、上方のボビンホルダー4に巻き取られた糸
層(パッケージ)10にタッチローラ7が接触すること
で、その周速を検出し、この周速を一定にすべくインバ
ータ11,12を介してスピンドルモータ2,3をフィ
ードバック制御するようになっている。
【0003】そして二本のボビンホルダー4,5は、図
5に示すように部分的にオーバーラップして交互に回転
駆動されるようになっており、一方のボビンホルダー4
が定常回転数Mに達して巻取を開始した時点から、所定
の時間(t1 )が経過したときに他方のボビンホルダー
5の回転を開始させ、一方のボビンホルダー4が満管と
なる時(t2 )までに定常回転数Mに達するようになっ
ている。この時点でボビンホルダー4,5の上下位置を
交替させると共に糸渡しを行って(t3 )、引き続きフ
ィラメント巻取を行うようになっている。
【0004】なおインバータ11,12としては、それ
ぞれにコンバータ(図示せず)を組み込んでいるもの
と、共通の大容量コンバータから直流部分で分岐されて
結線されているものとがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来の駆
動装置においては、各ボビンホルダー4,5を適宜駆動
させるために、別個のスピンドルモータ2,3及びイン
バータ11,12を必要としてはいるが、コントロール
ボックス8の省スペースを図る上で、構成部品を共有化
させることが課題となっていた。
【0006】そこで本考案は、上記事情に鑑み、省スペ
ースにできる駆動装置を提供すべく創案されたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、テークアップ
ワインダにおける複数のスピンドルモータをそれぞれイ
ンバータを介して選択的に適宜駆動させる駆動装置にお
いて、上記各インバータを冷却用フィンを有する一個の
収納部材に設け、上記冷却用フィンの規模を上記各イン
バータの合計容量よりも小規模に設定し、上記各インバ
ータに、共用のブレーキ回路を接続し、該ブレーキ回路
は、上記収納部材の外に配置したものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、インバータは交互にフル作
動してその構成部品が共有の冷却用フィンで冷却され
る。また、各インバータの発熱のピークが互いに重なら
ないため、冷却用フィンを各インバータの合計容量より
も小規模に設定しても、その冷却用フィンによって各イ
ンバータの発熱を適正に放熱できる。よって、冷却用フ
ィンの小型化および省スペース化を推進できる。また、
各インバータに共用のブレーキ回路を上記収納部材の外
に配置したので、ブレーキ回路に生じる発熱は、収納部
材内に籠ることはなく収納部材外に放熱される。よっ
て、これによっても冷却用フィンの規模を可及的に小さ
くできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1は、本考案に係わる駆動装置の一実施
例を示したものであり、テークアップワインダーに適用
した場合を示している。この駆動装置は、インバータ5
1が冷却用フィン52を有する一個の収納部材53に設
けられて構成されている。このインバータ51は、交流
電源を直流に変換するコンバータ54を一個備え、その
直流部分55が分岐されて二個のインバータ部56,5
7にそれぞれ結線されている。そしてインバータ部5
6,57のそれぞれの端子に部分的にオーバーラップし
て駆動されるスピンドルモータ2,3が接続されて、コ
ントラーラ(図示せず)による指令電圧で電源周波数が
変えれてモータ回転数が増減されるようになってい
る。このほか直流部分55には平滑回路を形成する抵抗
30及びコンデンサ31、ヒューズ32などの部品とブ
レーキ回路58とが組み込まれている。ブレーキ回路5
8は、図1に示すように、収納部材53の外に配置され
ている。
【0011】この構成によって、スピンドルモータ2,
3はそれぞれのインバータ部56,57によりフィード
バック制御されて、巻取速度が一定になるように回転さ
れると共に、一方が満管になる直前に他方が空の状態で
回転を開始することとなるが、両方が同時に高負荷(フ
ル作動)で駆動されることはなく、インバータ部56,
57やコンデンサなどの構成部品の発熱のピークも互い
に重なることはない。従って、その冷却用フィン52
は、インバータ二台分の容量は必要とせず、例えば1.2
倍のものでよく、従来のものよりも省スペースとなるも
のである。
【0012】また図2は、本考案の具体的実施例を示し
たもので、収納部材として裏側に冷却用フィン61を形
成したアルミ製のブロック62を構成している。このブ
ロック62の表面に図1に示したインバータのモジュー
ル63,64やコンデンサ65などの構成部品を直装
し、プリント板66を表面から浮かせて取り付けた状態
でコントロールボックスに組み込むことになる。冷却用
フィン61には通常ファンを備えることが多いが、テー
クアップワインダーにおいては油剤雰囲気による損傷が
あるため、冷却フィン61を制御盤の外に出すことで冷
却を促進するようにしている。この冷却フィン61は、
従来の二台分のフィンに比べて小規模の、すなわち幅L
及び奥行きD等が小さいものである。なお、このブロッ
ク62に、トラバースモータのインバータを搭載しても
よい。
【0013】次に図3により本考案の他の実施例を説明
する。この実施例は、それぞれにコンバータを有したイ
ンバータで成るものであって、二個のスピンドルモータ
2,3にそれぞれコンバータ付インバータ21,22が
設けられていると共に、その直流部分23,24が連結
され、ブレーキ回路(インバータブレーキ)25の抵抗
26が設けられて構成されている。コンバータ付インバ
ータ21,22は、コンバータ27,28、平滑回路2
9を形成する抵抗30及びコンデンサ31、ヒューズ3
2等を備え、コントローラから制御用回路(図示せず)
を経由してインバータ部33,34に入力される電気信
号により電源周波数を変えて、スピンドルモータ2,3
の回転数を増減させるようになっている。
【0014】そして直流部分23,24のプラス(p)
及びマイナス(n)が連結ライン35,36で結線され
ていると共に、ブレーキ回路25を作動させるためのト
ランジスタ37のプラス側同士が第三の連結ライン38
で結線されている。またプラス側連結ライン35及び第
三の連結ライン38に掛け渡されて抵抗26及びサーマ
ル39が設けられ、第三の連結ライン38にはそれぞれ
ダイオード40が設けられている。この抵抗26は、ス
ピンドルモータ2,3の回転を落としたときに生ずる逆
誘起電圧(エネルギー)を速やかに発熱で消費できる程
度の大きさで成るものである。
【0015】これら構成部品全体が、アルミブロックな
どの冷却用フィン41を有した収納部材42に、一体的
に収納されている。
【0016】上記構成によって、フィラメントの巻取は
次のように推移する。
【0017】一方のスピンドルモータ2を始動させて定
常回転数まで上昇させてから、そのボビンホルダー4に
より巻取を開始する。コントローラは、タッチローラ及
びパルス発生機により糸層の周速を検出して、モータ回
転数を徐々に減じ、巻取速度が一定となるようにフィー
ドバック制御する。所定の時間経過した時に他方のスピ
ンドルモータ3を始動させ、一方のボビンホルダー4が
満管となったなら、上下位置を交替して、定常回転数と
なっている他方のボビンホルダ5に糸渡しを行う(前出
図5参照)。
【0018】満管のボビンホルダー4は、糸渡しを行っ
た後に直ちにモータ回転が落とされるが、コントローラ
の指令が周波数0Hzに向かって下がって行くと、イン
バータの直流部分23には逆誘起電圧が流れる。この電
圧が上がると、トランジスタ37がONとなって逆誘起電
圧を抵抗26に導き(図中実線矢印a)、発熱で消費す
ることにより、実質的に回転を制動する。そしてコント
ローラの指令が周波数0Hzになった時に、補助メカブ
レーキにより回転を完全停止させて玉揚を行う。
【0019】そして他方のボビンホルダー5による巻取
が進行して満管になったなら、空になった一方のボビン
ホルダー4に糸渡ししたのち、回転減速による逆誘起電
圧を抵抗26に導くことにより(図中破線矢印b)、同
様にして回転の制動を行う。以降、交互に回転駆動を繰
り返して、連続的に巻取を行う。
【0020】このように本実施例では、抵抗が同時には
使用されないことに着目し、各スピンドルモータ2,3
に備えられたコンバータ付インバータ21,22の直流
部分23,24を連結して、逆誘起電圧消費のための抵
抗26を共有できるように設けたので、従来各スピンド
ルモータ2,3毎に合計二個設けられていた抵抗が一個
ですみ、部品点数の削減により、収納部材42に一体的
に設けたことと相俟って一層の省スペースが達成される
と共に、コストダウンに貢献できる。
【0021】なお以上の実施例では適用される機械とし
てテークアップワインダーを示したが、本考案はこれに
限らず同様な機能の駆動装置に広く適用できるものであ
る。
【0022】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0023】各インバータの発熱ピークが重ならないこ
とに着目して冷却用フィンの規模を小規模化することに
加え、各スピンドルモータ用インバータに共用のブレー
キ回路を収納部材の外に配置することにより、冷却用フ
ィンの規模を可及的に小さくして各インバータの合計容
量よりも小規模に設定することが可能となるため、省ス
ペース化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる駆動装置の一実施例を示した構
成図である。
【図2】図1の具体的実施例を示した斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示した構成図である。
【図4】従来の駆動装置を備えたテークアップワインダ
ーの構成図である。
【図5】図4の作動を説明するための回転数の時間変化
図である。
【符号の説明】
2,3 モータ(スピンドルモータ) 51 インバータ 52 冷却用フィン 53 収納部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 54/74 B65H 67/048 H01L 23/40 - 23/46

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テークアップワインダにおける複数のス
    ピンドルモータをそれぞれインバータを介して選択的に
    適宜駆動させる駆動装置において、上記各インバータを
    冷却用フィンを有する一個の収納部材に設け、上記冷却
    用フィンの規模を上記各インバータの合計容量よりも小
    規模に設定し、上記各インバータに、共用のブレーキ回
    路を接続し、該ブレーキ回路は、上記収納部材の外に配
    置されていることを特徴とする駆動装置。
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