JP2001103769A - 電圧形インバータ - Google Patents

電圧形インバータ

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JP2001103769A
JP2001103769A JP28098499A JP28098499A JP2001103769A JP 2001103769 A JP2001103769 A JP 2001103769A JP 28098499 A JP28098499 A JP 28098499A JP 28098499 A JP28098499 A JP 28098499A JP 2001103769 A JP2001103769 A JP 2001103769A
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JP
Japan
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circuit
power
motor
voltage
layer capacitor
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JP28098499A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Jofu
敏昭 上符
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機の発電電力を発電制動方式で吸収する
のではエネルギーの無駄な消費になるし装置の大型化に
なる。 【解決手段】 電圧形インバータの直流回路に回生電力
貯蔵回路5を設けることにより、電動機から直流回路側
へ回生される発電電力をトランジスタTR1のオンとオ
フでリアクトルLを通して電気二重層コンデンサCに貯
蔵する降圧チョッパ機能と、電動機の力行状態または直
流回路の電圧が低下したときにトランジスタTR2のオ
ンとオフで電気二重層コンデンサCからリアクトルLと
ダイオードD1を通して直流回路に電力放出する昇圧チ
ョッパ機能をもたせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導電動機を速度
制御する電圧形インバータに係り、特に減速・停止時の
電動機からの発電電力の処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、3相誘導電動機(IM)を可変
速運転する電圧形インバータの主回路構成図である。順
変換部(整流回路)1は交流電源から直流電力を得、平
滑コンデンサ2は直流電圧を平滑し、逆変換部3は直流
電力から周波数及び電圧を制御した交流電力を得て誘導
電動機に供給する。
【0003】逆変換部3は、例えば、パワートランジス
タとフライホイールダイオードをアームとして3相ブリ
ッジ接続(6アーム構成)した電圧形にされ、各アーム
が速度に応じた周期とそれに比例した電圧の変調度をも
つPWM波形に従ってオン・オフ制御される。
【0004】このような電圧形インバータにおいて、誘
導電動機を可変速駆動しその減速をさせる場合、電動機
の回転子の回転速度よりも逆変換部からの回転磁界の回
転速度が小さくなり、電動機の発生トルクが負になる。
このとき、電動機及びその負荷装置が持つ運動エネルギ
ーが電気エネルギーに変換され、このエネルギーが逆変
換部3を介して直流回路へ送り込まれ、直流回路が過電
圧になる。
【0005】この対策として、図3中に示すように、放
電抵抗RとトランジスタTR1からなる放電回路(ダイ
ナミックブレーキ回路)4を設け、直流電圧が過電圧レ
ベルに近づいたときにトランジスタTR1をオンさせ、
直流回路に放電抵抗Rを投入し、過電圧を抑制する方式
(発電制動方式)がある。
【0006】他の対策として、図3中に破線ブロックで
示すように、順変換部1を双方向に電力変換可能な順逆
変換回路1Aに変更し、電動機側からの電気エネルギー
を交流電源側に電力回生する方式(回生制動方式)があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の発電制動方式
は、電動機からの発電エネルギーを放電抵抗で熱エネル
ギーとして消費するため、省エネルギーの観点ではエネ
ルギーの無駄な損失をしていることになる。
【0008】また、電動機の負荷がホイストで、その巻
下げ時に電動機の発電状態が連続的になる場合、放電抵
抗で連続的に電力消費させるには電力容量の大きな放電
抵抗を必要とし、その大型化や発熱による火災防止対策
を必要とするなどの問題がある。
【0009】この点、回生制動方式は、電動機の発電電
力を交流電源側に回生してエネルギーの無駄な損失が少
なくなるが、順逆変換回路及びその制御が複雑になり、
コスト的に不利となる。
【0010】本発明の目的は、回生制動方式と同等の省
エネルギー効果を得ながらコスト等に優れる電圧形イン
バータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、インバータの直流回路から昇降圧チョッ
パ回路を通して電気二重層コンデンサへの電力貯蔵と該
コンデンサからの電力放出を行うようにしたもので、以
下の構成を特徴とする。
【0012】順変換部と逆変換部を有して誘導電動機を
可変速運転する電圧形インバータにおいて、インバータ
の直流回路に設けられ、電動機から直流回路側へ回生さ
れる発電電力を降圧チョッパ動作によって電気二重層コ
ンデンサに貯蔵し、電動機の力行状態または直流回路の
電圧が低下したときに昇圧チョッパ動作によって前記電
気二重層コンデンサから直流回路側へ電力を放出する回
生電力貯蔵回路を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
主回路構成図である。同図が図3と異なる部分は、放電
回路4を省略し、昇降圧チョッパ回路と電気二重層コン
デンサで構成した回生電力貯蔵回路5を設けた点にあ
る。
【0014】回生電力貯蔵回路5は、半導体スイッチと
してのトランジスタTR1,TR2とそれらに逆並列の
ダイオードD1,D2からなるスイッチ回路を直列接続
してインバータの直流回路に設け、このスイッチ回路の
直列接続点からリアクトルLを通して電気二重層コンデ
ンサCに接続している。
【0015】この構成により、電動機が減速状態にある
ときの発電電力をコンデンサCに一時的に貯蔵して直流
回路の電圧を一定にし、電動機が駆動状態や直流電圧の
低下したときに貯蔵した電力を電気二重層コンデンサC
から放出する。この動作を図2を参照して以下に詳細に
説明する。
【0016】(電力貯蔵モード:降圧チョッパ動作)電
動機が減速状態になってその発電電力が逆変換部3から
直流回路に回生され、直流回路の電圧が定格値より設定
値以上に高くなったとき、この検出でトランジスタTR
1をオンさせる。これにより、直流回路からトランジス
タTR1とリアクトルLを通してコンデンサCに充電電
流iが流れ、コンデンサCに電力貯蔵を行う。
【0017】このときの電流iは、((VC1−VC2)/
L)tで上昇する。但し、VC1はコンデンサ2の電圧、
C2は電気二重層コンデンサCの電圧、Lはリアクトル
Lのインダクタンス、tは時間である。
【0018】トランジスタTR1は、電流iがトランジ
スタTR1自身の許容電流を越えようとするとき、また
は電圧(VC1−VC2)が零になろうとするときにオフ制
御する。このトランジスタTR1のオフ後、リアクトル
Lに蓄えられた電流エネルギーは、ダイオードD2→リ
アクトルL→コンデンサCの閉ループで時定数τ(=L
/コンデンサの内部抵抗r)で減衰し、コンデンサCに
電力貯蔵される。
【0019】トランジスタTR1のオフによって直流電
圧が再び設定値以上に上昇すると、トランジスタTR1
が再びオンされて電力貯蔵を開始する。
【0020】(電力放出モード:昇圧チョッパ動作)電
動機が負荷を駆動または加速する力行状態にあるとき、
トランジスタTR2をオンさせる。これにより、コンデ
ンサCからリアクトルL→トランジスタTR2→コンデ
ンサCの閉ループで放電し、リアクトルLに電流エネル
ギーとして蓄えられる。この時点でトランジスタTR2
をオフすると、リアクトルLに蓄えられたエネルギーで
リアクトルL→ダイオードD1→コンデンサ2または逆
変換部3→コンデンサCのループで電流が流れ、電動機
駆動電流として放出される。
【0021】この放出電流が減衰してくると、再度トラ
ンジスタTR2をオンさせ、リアクトルLにエネルギー
を蓄積し、その後のトランジスタTR2のオフで電力放
出を得る。
【0022】なお、トランジスタTR1、TR2のオン
・オフ制御のための、電動機の減速状態や駆動状態の検
出は、逆変換部3の出力電流極性や電動機の速度変化か
ら判定することができる。
【0023】以上のとおり、本実施形態によれば、電動
機からの発電電力を直流電力で電気二重層コンデンサに
回生するため、回生制動方式と同等の省エネルギー効果
を得ることができるし、発電制動方式のような発熱や火
災対策が不要になる。
【0024】また、回路構成上は、半導体スイッチとリ
アクトルと電気二重層コンデンサで構成でき、しかも電
気二重層コンデンサがコンデンサ(アルミ電解コンデン
サ)2に比べて同体積で106倍程度の容量となること
から、小型化を図ることができる。
【0025】また、電動機をホイストやエレベータの駆
動源とする場合、巻下げ時などに連続的な発電電力が発
生するも、その全てを電気二重層コンデンサに電力貯蔵
した回生ができる。
【0026】また、電気二重層コンデンサに電力を貯蔵
できることから、順変換部1の交流電源が瞬時停電した
場合に昇圧チョッパ動作で無停電機能を得ることができ
る。さらに、降圧チョッパ動作と昇圧チョッパ動作によ
り、交流電源の電圧変動に対する直流電圧の安定化を図
る自動電圧制御手段として利用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、インバ
ータの直流回路から昇降圧チョッパ回路を通して電気二
重層コンデンサへの電力貯蔵と該コンデンサからの電力
放出を行うようにしたため、回生制動方式と同等の省エ
ネルギー効果を得ながら装置のコストダウンや小型化等
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す電圧形インバータの主
回路構成図。
【図2】実施形態の動作説明のためのタイムチャート。
【図3】従来の放電回路をもつ電圧形インバータの主回
路構成図。
【符号の説明】
1…順変換部 2…平滑コンデンサ 3…逆変換部 4…放電回路 5…回生電力貯蔵回路 TR1,TR2…トランジスタ DI,D2…ダイオード L…リアクトル C…電気二重層コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順変換部と逆変換部を有して誘導電動機
    を可変速運転する電圧形インバータにおいて、 インバータの直流回路に設けられ、電動機から直流回路
    側へ回生される発電電力を降圧チョッパ動作によって電
    気二重層コンデンサに貯蔵し、電動機の力行状態または
    直流回路の電圧が低下したときに昇圧チョッパ動作によ
    って前記電気二重層コンデンサから直流回路側へ電力を
    放出する回生電力貯蔵回路を備えたことを特徴とする電
    圧形インバータ。
JP28098499A 1999-10-01 1999-10-01 電圧形インバータ Pending JP2001103769A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011104777T5 (de) 2011-03-31 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corporation Wechselstrommotor-Antriebsvorrichtung
US9130500B2 (en) 2011-03-28 2015-09-08 Mitsubishi Electric Corporation AC motor drive device

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9130500B2 (en) 2011-03-28 2015-09-08 Mitsubishi Electric Corporation AC motor drive device
DE112011104777T5 (de) 2011-03-31 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corporation Wechselstrommotor-Antriebsvorrichtung
US8653783B2 (en) 2011-03-31 2014-02-18 Mitsubishi Electric Corporation AC motor drive device

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