JP2001240320A - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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JP2001240320A JP2000051941A JP2000051941A JP2001240320A JP 2001240320 A JP2001240320 A JP 2001240320A JP 2000051941 A JP2000051941 A JP 2000051941A JP 2000051941 A JP2000051941 A JP 2000051941A JP 2001240320 A JP2001240320 A JP 2001240320A
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仁 田島
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    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
    • B66B1/30Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical effective on driving gear, e.g. acting on power electronics, on inverter or rectifier controlled motor
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    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
    • B66B1/285Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical with the use of a speed pattern generator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベーターの回生時に発生する電力は、回
生抵抗等で熱消費され、有効に使用されていないという
課題があった。 【解決手段】 コンバータ9と、インバータ12と、イ
ンバータの可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動
機を制御してエレベーターを運転するコントローラ8と
を備えたエレベーターの制御装置において、直流電力を
貯蔵する電力蓄積装置21と、コントローラの速度指令
に基づきエレベーターの所要電力を演算する所要電力演
算回路50と、エレベーターの所要電力が負の場合、即
ち回生電力がある場合には、この回生電力に応じて前記
電力蓄積装置への充電電流を可変制御して前記回生電力
を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力す
る充放電制御回路23と、前記駆動信号に従って前記回
生電力を前記電力蓄積装置へ充電する充放電回路22と
を備えた。 【効果】 回生電力を有効に利用でき、省エネルギー化
を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力蓄積装置を
利用したエレベーターの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターの制御装置について
図面を参照しながら説明する。図19は、例えば『三菱
電機技報「中低速乗用エレベーター“グランディ”のモ
デルチェンジ」(安藤、木村、森著、Vol.70、No.11、1
996年発行)の9頁』に示された従来のエレベーターの
制御装置の構成を示す図である。
【0003】図19において、1は商用の三相交流電
源、2はインダクションモータIM等の電動機、3は巻
上機、4はロープ、5はエレベーターのかご、6は釣合
い錘である。また、7はエンコーダ、8はコントロー
ラ、9はダイオード等で構成されたコンバータ、10は
コンデンサ、11はカレントトランス(CT)などの電
流検出器、12はインバータ、13はインバータ制御回
路、14はゲートドライブ回路、15は回生抵抗、16
はIGBTなどのスイッチング手段である。
【0004】つぎに、前述した従来のエレベーターの制
御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】電動機2で、巻上機3を回転することによ
り、ロープ4の両端に接続されたエレベーターのかご5
および釣合い錘6を移動させ、かご内の乗客を所定の階
に運ぶ。
【0006】コンバータ9は、商用電源1から供給され
た交流電力を整流して直流電力に変換し、コンデンサ1
0に蓄電する。この直流電力をインバータ12で可変電
圧可変周波数の交流電力に変換する。
【0007】コントローラ8は、エレベーターの起動・
停止を決定するとともに、その位置・速度指令を作成す
る。インバータ制御回路13は、コントローラ8の指令
に基づいて、電流検出器11からの電流帰還と、巻上機
3に搭載したエンコーダ7からの速度帰還により、電動
機2を回転駆動して、エレベーターの位置・速度制御を
実現する。この際、インバータ制御回路13は、ゲート
ドライブ回路14を介してインバータ12の出力電圧・
周波数を制御する。
【0008】エレベーターの釣合い錘6は、かご5に適
度の人間が乗車している時に釣合うように設定されてい
る。例えば、釣合い状態でエレベーターが走行する場
合、加速時は電力を消費しながら速度を上げ、逆に減速
時は蓄積された速度エネルギーを電力に戻すことが可能
である。しかし、一般的なエレベーターでは、この回生
電力は、スイッチング手段16を制御することにより、
回生抵抗15で熱エネルギーに変換して消費される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
エレベーターの制御装置では、常に商用電源から電力を
供給することによりエレベーターを運転しており、エレ
ベーターの回生時に発生する電力は、回生抵抗等で熱消
費され、有効に使用されていないという問題点があっ
た。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、エレベーターの回生時に発生する
電力を有効に利用する省エネルギー化が可能なエレベー
ターの制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベーターの制御装置は、交流電力を整流して直流
電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変電圧
可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前記可
変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御して
エレベーターを運転するコントローラとを備えたエレベ
ーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵する電
力蓄積装置と、前記コントローラの速度指令に基づきエ
レベーターの所要電力を演算する所要電力演算回路と、
前記エレベーターの所要電力が負の場合、即ち回生電力
がある場合には、この回生電力に応じて前記電力蓄積装
置への充電電流を可変制御して前記回生電力を前記電力
蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力する充放電制
御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電
力蓄積装置へ充電する充放電回路とを備えたものであ
る。
【0012】この発明の請求項2に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コントローラの速度指令に基づきエレベーターの所要
電力を演算する所要電力演算回路と、前記エレベーター
の所要電力が負の場合、即ち回生電力がある場合には、
前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記
交流電力を整流した電圧値以上の予め設定した電圧で定
電圧となるように制御して前記回生電力を前記電力蓄積
装置へ充電するための駆動信号を出力する充放電制御回
路と、前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄
積装置へ充電する充放電回路とを備えたものである。
【0013】この発明の請求項3に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コントローラの速度指令に基づきエレベーターの所要
電力を演算し、この所要電力が負のときには回生運転信
号を出力する所要電力演算回路と、前記回生運転信号を
入力すると、回生電力の充電制御を開始し前記回生電力
を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力す
る充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電
力の前記電力蓄積装置への充電を開始する充放電回路と
を備えたものである。
【0014】この発明の請求項4に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コントローラからのエレベーターの停止信号を入力す
ると、回生電力の充電制御を停止し前記回生電力を前記
電力蓄積装置へ充電停止するための駆動信号を出力する
充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電力
の前記電力蓄積装置への充電を停止する充放電回路とを
備えたものである。
【0015】この発明の請求項5に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記交
流電力を整流した電圧より高い予め設定した所定電圧に
到達すると、回生電力の充電制御を開始し前記回生電力
を前記電力蓄積装置へ充電開始するための駆動信号を出
力する充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回
生電力の前記電力蓄積装置への充電を開始する充放電回
路とを備えたものである。
【0016】この発明の請求項6に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記交
流電力を整流した電圧値以上の予め設定した電圧で定電
圧となるように制御し、かつ充電電流を制御して前記充
電電流が零になると、回生電力の充電制御を停止し前記
回生電力を前記電力蓄積装置へ充電停止するための駆動
信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動信号に従っ
て前記回生電力の前記電力蓄積装置への充電を停止する
充放電回路とを備えたものである。
【0017】この発明の請求項7に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記電力蓄積装置への充電電流を予め設定した所定の電流
値に一定制御して回生電力を前記電力蓄積装置へ定電流
充電するための駆動信号を出力する充放電制御回路と、
前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
へ充電する充放電回路とを備えたものである。
【0018】この発明の請求項8に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記交
流電力を整流した電圧より高い予め設定した所定電圧に
到達すると、回生電力の充電制御を停止し前記回生電力
を前記電力蓄積装置へ充電停止するための駆動信号を出
力する充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回
生電力の前記電力蓄積装置への充電を停止する充放電回
路とを備えたものである。
【0019】この発明の請求項9に係るエレベーターの
制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換するコ
ンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交流
電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波数
の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを運
転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装置
において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、前
記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧に応じ
て、前記電力蓄積装置への充電電流を段階的に予め設定
した複数の所定の電流値に一定制御して回生電力を前記
電力蓄積装置へ定電流充電するための駆動信号を出力す
る充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電
力を前記電力蓄積装置へ充電する充放電回路とを備えた
ものである。
【0020】この発明の請求項10に係るエレベーター
の制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換する
コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
置において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、
前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
設定した所定電圧で定電圧となるように制御し、かつ前
記電力蓄積装置への充電電流が予め設定した所定の上限
値に到達すると前記充電電流が前記上限値となるように
制御して回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための
駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動信号に
従って前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する充放
電回路とを備えたものである。
【0021】この発明の請求項11に係るエレベーター
の制御装置は、前記充放電制御回路は、前記電力蓄積装
置への充電電流が前記所定の上限値に到達した場合に、
前記電力蓄積装置へ前記上限値での充電を継続しなが
ら、前記母線電圧が予め設定した第2の所定電圧を超え
たときには前記回生電力の一部を抵抗により熱消費させ
るものである。
【0022】この発明の請求項12に係るエレベーター
の制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換する
コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
置において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、
前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
設定した所定電圧で定電圧となるように制御して前記回
生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための第1の駆動
信号を出力するとともに、前記電力蓄積装置の電圧が予
め設定された所定の上限値に到達すると、前記回生電力
の充電制御を停止し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ
充電停止するための第2の駆動信号を出力する充放電制
御回路と、前記第1の駆動信号に従って前記回生電力を
前記電力蓄積装置へ充電するとともに、前記第2の駆動
信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電す
るのを停止する充放電回路とを備えたものである。
【0023】この発明の請求項13に係るエレベーター
の制御装置は、交流電力を整流して直流電力に変換する
コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
置において、前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、
前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
設定した所定電圧で定電圧となるように制御して回生電
力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力
するとともに、前記電力蓄積装置の電圧が予め設定され
た所定電圧に到達した場合に、前記電力蓄積装置への充
電電流が予め設定した所定の上限値となるように制御し
て前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆
動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動信号に従
って前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する充放電
回路とを備えたものである。
【0024】この発明の請求項14に係るエレベーター
の制御装置は、前記充放電制御回路は、前記電力蓄積装
置の電圧が予め設定した前記所定電圧に到達した場合
に、前記電力蓄積装置へ前記上限値での充電を継続しな
がら、前記母線電圧が予め設定した第2の所定電圧を超
えたときには前記回生電力の一部を抵抗により熱消費さ
せるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るエレベーターの制御装置について図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1
に係るエレベーターの制御装置の構成を示す図である。
なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0026】図1において、三相交流電源1〜ゲートド
ライブ回路14は上記従来例に示した図19の構成要素
と同等のものである。
【0027】また、同図において、21はバッテリー等
で構成された電力蓄積装置、22はDC/DCコンバー
タ等で構成された充放電回路、23は充放電回路22の
充放電電力を制御する充放電制御回路、24はカレント
トランス(CT)等で構成された電力蓄積装置21の入
出力電流を検出するための電流検出器、50はエレベー
ターの所要電力を演算する所要電力演算回路、51は所
要電力演算回路50で演算した所要電力信号を伝送する
ための通信ケーブルである。
【0028】図2は、図1の充放電回路の回路構成を示
す図である。図2において、25はリアクトル、26、
27はIGBT等のスイッチング素子、28、29は逆
並列に接続されたダイオードである。
【0029】電力蓄積装置21への充電は、スイッチン
グ素子26とダイオード29の降圧型チョッパ回路で行
われる。また、電力蓄積装置21からの放電は、スイッ
チング素子27とダイオード28の昇圧型チョッパ回路
で行われる。
【0030】図3は、図1のインバータ制御回路と、所
要電力演算回路の構成を示すブロック図である。図3に
おいて、33は三相−二相座標変換器であって、三相交
流電流Iu、Iv、Iwを固定子巻線に印可される交流
電圧の周波数ω1と同期して回転する二軸の回転座標系
(d−q座標系)での値、すなわち固定子巻線電流I
d、Iqに変換する。また、38はd−q座標系での固
定子巻線電流Idから回転子に鎖交する磁束Φ2dを算
出する磁束演算器である。
【0031】また、同図において、31はPWM信号作
成回路、32はd−q座標系における電圧指令値Vd、
Vqを三相の交流電圧指令値に変換する二相−三相座標
変換器、34は固定子巻線電流のd軸成分指令値Id*
とその実際値Idとの差を例えば比例積分演算してd軸
電流を指令値に制御するd軸電流コントローラ、35は
同じく固定子巻線電流のq成分指令値Iq*とその実際
値Iqとの差を例えば比例積分演算してq軸電流を指令
値に制御するq軸電流コントローラである。
【0032】また、同図において、36は回転子巻線鎖
交磁束のd軸成分Φ2dを所望の値Φ2d*に制御する
ための磁束コントローラ、37は回転子角速度ωrを所
望の値ωr*に制御するための速度コントローラ、39
は除算器、40は係数器である。これら除算器39及び
係数器40によってすべり周波数指令ωs*を算出して
いる。
【0033】また、同図において、41、42、43、
44、45は加算器あるいは減算器、46は積分器であ
る。
【0034】さらに、同図において、47は加算器、4
8、49は積算器、50は所要電力演算器であり、d−
q座標系における電圧指令値Vdと固定子巻線電流Id
との積と、電圧指令値Vqと固定子巻線電流Iqとの積
とを加算することにより、エレベーターの所要電力Pw
を演算する。
【0035】なお、所要電力演算器50は、d−q座標
系における電圧指令値Vdと固定子巻線電流指令値Id
*との積と、電圧指令値Vqと固定子巻線電流指令値I
*との積とを加算しても同様の演算が可能である。
【0036】最終的には、二相−三相座標変換器32の
出力三相交流電圧指令値は、PWM信号作成回路31に
送られ、ゲートドライブ回路14により、インバータ1
2が駆動される。
【0037】図4は、図1の充放電制御回路の充電制御
回路の構成を示すブロック図である。図4において、5
2はゲートドライブ回路、53はPWM変調信号を作成
するPWM信号回路、54は充電電流コントローラであ
って、充電電流指令値Iccと図1の電流検出器24で
検出した充電電流の実際値Icとの差を例えば比例積分
演算して充電電流指令値に制御する。また、55は減算
器、56は除算器である。
【0038】つぎに、この実施の形態1に係るエレベー
ターの制御装置の動作について図面を参照しながら説明
する。図5は、この発明の実施の形態1に係るエレベー
ターの制御装置の充電電流波形を示す図である。
【0039】エレベーターの走行時、図1のインバータ
制御回路13によって、エレベーターは所定の速度指令
に従って、走行する。また、同時に所要電力演算回路5
0は、エレベーターの所要電力Pwを演算し、その所要
電力Pwは通信ケーブル51を介して、充放電制御回路
23に出力される。
【0040】図4に示す充放電制御回路23の充電制御
回路は、所要電力Pwに従って、エレベーターの回生
時、すなわち所要電力が負の場合は、図2に示す充電電
力用の制御回路22を動作させて、エレベーターが回生
してくる電力を電力蓄積装置21に充電する。
【0041】この充放電制御回路23の充電制御回路
は、所要電力演算回路50で演算した所要電力Pwとバ
ッテリ電圧Vbを用いて、下記の式(1)に従い、充電
電流指令Iccを作成する。 Icc=Pw/Vb ・・・(1)
【0042】次に、充電電流コントローラ54は、充電
電流指令Iccと充電電流Icに基づき、図5に示すよ
うに充電電流を可変制御する。
【0043】また、電力蓄積装置21に充電した回生電
力は、図2に示した充放電回路22の放電回路により適
時放電して、エレベーターの駆動に使用する。
【0044】以上のように、エレベーターの回生時、す
なわち所要電力が負の場合に、回生電力を電力蓄積装置
21に充電を行い、充電した回生電力を適時放電するこ
とにより、有効に回生電力の利用を行い、商用電源1か
らの電力供給を低減でき、省エネルギー化できる効果が
ある。
【0045】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。
【0046】上記の実施の形態1では、所要電力演算回
路50で演算した負の所要電力Pwに応じて、電力蓄積
装置21への充電電流を制御するものについて示した
が、この実施の形態2では、図1に示すPN間の電圧、
即ち母線電圧Vcを定電圧に制御することにより、電力
蓄積装置21への充電を行うものであり、同様の効果を
奏する。
【0047】また、所要電力演算回路50では、機械
的、または電気的な損失等による回生電力の演算誤差が
多少生じるため、実際の回生電力より演算値が大きい場
合には母線電圧が低下し、実際の回生電力より演算値が
小さい場合には母線電圧が上昇することがあるが、母線
電圧Vcを定電圧に制御することにより、母線電圧が所
定の値に保たれ、実際の回生電力に応じた電力蓄積装置
21へのより精密な充電が可能となる。
【0048】図6は、この発明の実施の形態2に係るエ
レベーターの制御装置の充放電制御回路の充電制御回路
の構成を示すブロック図である。なお、他の構成は、上
記の実施の形態1と同様である。
【0049】図6において、52〜55は上記実施の形
態1に示した図4の充電制御回路の構成要素と同等のも
のである。また、23Aは充放電制御回路、57は電圧
コントローラ、58は減算器である。
【0050】つぎに、この実施の形態2に係るエレベー
ターの制御装置の動作について図面を参照しながら説明
する。図7は、この発明の実施の形態2に係るエレベー
ターの制御装置の動作を示すタイミングチャートであっ
て、(a)は母線電圧の波形、(b)は充電電流の波形
をそれぞれ示す。
【0051】エレベーターの走行時、図3に示したイン
バータ制御回路13によって、エレベーターは所定の速
度指令に従って、走行する。また、同時に図1に示した
所要電力演算回路50は、エレベーターの所要電力Pw
を演算し、所要電力が負となった時に回生運転信号を通
信ケーブル51を介して充放電制御回路23Aに出力す
る。
【0052】エレベーターの回生運転信号を受けると、
充放電制御回路23Aの充電制御が図7に示すように開
始し、エレベーターの回生電力を電力蓄積装置21に充
電する。
【0053】充放電制御回路23A内の充電電力用の制
御回路は、図6に示すように所定の電圧指令(電源電圧
を整流した電圧以上の電圧)に基づき、電圧コントロー
ラ57により電圧を定電圧に制御する。また、充電電流
コントローラ54により充電電流を制御することによっ
て、回生電力を電力蓄積装置21に精密に充電する。充
放電制御回路23Aの充電制御は、図1に示したコント
ローラ8からのエレベーターの停止信号を通信ケーブル
等(図1では省略)を介して受け、図7に示すように停
止する。
【0054】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態3に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0055】上記実施の形態2では、エレベーターの回
生運転信号を受けて、回生電力の電力蓄積装置21への
充電制御を開始するものについて示したが、この実施の
形態3では、エレベーターの回生運転時に電源電圧を整
流平滑した電圧より高い電圧で予め設定した母線電圧到
達時点から、回生電力の電力蓄積装置21への充電制御
を開始するもので、同様の効果を奏すると共に、通信ケ
ーブル51等を不要にできる効果がある。
【0056】また、上記実施の形態2では、コントロー
ラ8からのエレベーターの停止信号を通信ケーブル等を
介して受け、回生電力の電力蓄積装置21への充電制御
を停止するものについて示したが、この実施の形態3で
は、充電電流が零となった時点で、充電制御を停止する
もので、同様の効果を奏すると共に、通信ケーブル等を
不要にできる効果がある。
【0057】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。図8は、この発明の実施の形態3に係るエレベ
ーターの制御装置による、母線電圧波形(a)、電動機
2からの回生電流波形(b)、および電力蓄積装置21
への充電電流波形(c)を示す図である。
【0058】エレベーターが回生運転を始めると、図8
(a)に示すように、回生電流は図1のコンデンサ10
へ充電され、母線電圧が上昇する。この母線電圧が電源
電圧を整流平滑した電圧より高い電圧で予め設定した電
圧Vsに到達した時点から、図8(c)に示すように回
生電力の電力蓄積装置21への充電制御を開始する。
【0059】充放電制御回路23A内の充電電力用の制
御回路は、図6に示すように所定の電圧指令(本実施の
形態例では充電制御を開始する電圧Vsと同じ電圧)に
基づき、電圧コントローラ57により電圧を定電圧に制
御し、また、充電電流コントローラ54により充電電流
を制御することによって、回生電力を電力蓄積装置21
に精密に充電する。
【0060】また、充放電制御回路23Aの充電制御
は、図1に示す電流検出器24で検出された充電電流が
零となった時点以降で、充電制御を停止する。
【0061】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態4に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0062】図9は、この発明の実施の形態4に係るエ
レベーターの制御装置の充放電制御回路における充電制
御回路の構成を示すブロック図である。図9において、
23Bは充放電制御回路であり、ゲートドライブ回路5
2〜減算器55は上記実施の形態1に示した図4や上記
実施の形態2に示した図6の充電制御回路の構成要素と
同等のものである。
【0063】上記実施の形態1〜3では、回生電力の電
力蓄積装置21への充電電流を可変制御するものについ
て示したが、この実施の形態4では、定電流での充電で
あり、上記実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、
電力蓄積装置21がバッテリの場合に、エレベーターの
停止前に生じる回生電力のピーク時付近における大電流
充電によるバッテリ電圧の急激な上昇を防止し、更には
バッテリ内部でのガスの発生を防止し、バッテリの急激
な劣化を防止する効果がある。
【0064】次に、この実施の形態4の動作について説
明する。図10は、この発明の実施の形態4に係るエレ
ベーターの制御装置による母線電圧波形(a)、電動機
2からの回生電流波形(b)、および電力蓄積装置21
への充電電流波形(c)を示す。
【0065】図1に示した所要電力演算回路50から通
信ケーブル51を介して、充放電制御回路23Bがエレ
ベーターの回生運転信号を受けると、図10(c)に示
すように充電電流指令値Ic*での定電流での充電を行
う。
【0066】図9に示すように、充電電流コントローラ
54により電流を定電流に制御する。また、充放電制御
回路23Bの充電制御は、図1に示したコントローラ8
からのエレベーターの停止信号を通信ケーブル等(図1
では省略)を介して受け、図10(c)に示すように停
止する。
【0067】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態5に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0068】上記実施の形態4では、エレベーターの回
生運転信号を受け、電力蓄積装置21へ定電流で充電を
開始し、エレベーターの停止信号を受け、充電を停止す
るものについて示したが、この実施の形態5では、電源
電圧を整流平滑した電圧より高い電圧で予め設定した母
線電圧到達時点から、回生電力の電力蓄積装置21への
充電制御を開始し、予め設定した母線電圧に到達した時
点に、回生電力の電力蓄積装置21への充電制御を停止
するもので、上記実施の形態4と同様の効果を奏すると
共に、充電電流が回生電流よりも多い場合に商用電源1
からコンデンサ10への充電が行われるのを防止し、ま
た充電電流が回生電流よりも少ない場合に母線電圧が大
幅に上昇するのを防止する効果がある。
【0069】次に、この実施の形態5の動作を説明す
る。図11は、この発明の実施の形例5に係るエレベー
ターの制御装置による母線電圧波形(a)、電動機2か
らの回生電流波形(b)、および電力蓄積装置21への
充電電流波形(c)を示す。
【0070】エレベーターの回生運転が始まると、図1
に示したコンデンサ10が充電され母線電圧が上昇す
る。図11(a)に示すように、電源電圧を整流平滑し
た電圧より高い電圧で予め設定した母線電圧Vsに到達
すると、回生電力を電力蓄積装置21へ充電電流指令値
Ic*に従い、定電流で充電を開始する。
【0071】次に、図11(a)に示すように予め設定
した母線電圧Ve(Ve<Vs)に到達すると、図11
(c)に示すように電力蓄積装置21への充電を停止す
る。このように、充電電流の導通時間を可変することに
より、回生電流に応じた電力蓄積装置21への充電が可
能となる。
【0072】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態6に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0073】上記実施の形態4、5では、予め設定した
1通りの定電流で充電するものについて示したが、この
実施の形態6では、母線電圧に応じて段階的に充電電流
値を可変したもので、上記実施の形態5とほぼ同様の効
果を奏する。
【0074】次に、この実施の形態6の動作を説明す
る。図12は、この発明の実施の形態6に係るエレベー
ターの制御装置による母線電圧波形(a)、電動機2か
らの回生電流波形(b)、および電力蓄積装置21への
充電電流波形(c)を示す。
【0075】エレベーターの回生運転が始まると、図1
に示したコンデンサ10が充電され母線電圧が上昇す
る。図12(a)に示すように、電源電圧を整流平滑し
た電圧より高い電圧で予め設定した第1の母線電圧Vs
1に到達すると、回生電力を電力蓄積装置21へ第1の
充電電流指令値Ic1*に従い、定電流で充電を開始す
る。
【0076】次に、図12(a)に示すように、予め設
定した第2の母線電圧Vs2(Vs2>Vs1)に到達
すると、回生電力を電力蓄積装置21へ第2の充電電流
指令値Ic2*に従い、定電流で充電を行い、更に予め
設定した第3の母線電圧Vs3(Vs3>Vs2)に到
達すると、回生電力を電力蓄積装置21へ第3の充電電
流指令値Ic3*に従い、定電流で充電を行う。
【0077】母線電圧が第2の母線電圧Vs2や第1の
母線電圧Vs1に下がった場合には、それに応じて充電
電流指令値を可変する。母線電圧が上昇する場合と下降
する場合で切替電圧に若干のヒステリシス電圧を設けて
も良い。母線電圧がVe(Vs1>Ve)になると充電
回路の充電制御を停止する。
【0078】なお、本実施の形態6では3段切替のもの
を示したが、2段以上の多段であれば良いことは言うま
でもない。
【0079】また、充電制御の開始は、エレベーターの
回生運転信号を受けて行っても良く、また、充電制御の
停止は、エレベーターの停止信号を受けて行っても良
い。
【0080】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態7に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0081】上記実施の形態3では、電力蓄積装置21
の充電電流に上限値を設けないものについて示したが、
この実施の形態7では、充電電流に上限値を設けたもの
であり、上記実施の形態3と同様の効果を奏すると共
に、電力蓄積装置21がバッテリの場合に、エレベータ
ーの停止前に生じる回生電力のピーク時付近における大
電流充電によるバッテリ電圧の急激な上昇を防止し、更
にはバッテリ内部でのガスの発生を防止し、バッテリの
急激な劣化を防止する効果がある。
【0082】次に、この実施の形態7の動作を説明す
る。図13は、この発明の実施の形態7に係るエレベー
ターの制御装置による母線電圧波形(a)、電動機2か
らの回生電流波形(b)、および電力蓄積装置21への
充電電流波形(c)を示す。
【0083】エレベーターの回生運転が始まると、図1
に示したコンデンサ10が充電され母線電圧が上昇す
る。図13(a)に示すように、電源電圧を整流平滑し
た電圧より高い電圧で予め設定した母線電圧Vsに到達
した時点から、図13(c)に示すように回生電力の電
力蓄積装置21への充電制御を開始する。
【0084】充放電制御回路23A内の充電電力用の制
御回路は、図6に示すように所定の電圧指令(本実施の
形態例では充電制御を開始する電圧Vsと同じ電圧)に
基づき、電圧コントローラ57により電圧を定電圧に制
御し、充電電流コントローラ54により充電電流を制御
することによって、回生電力を電力蓄積装置21に精密
に充電する。
【0085】ここで、電力蓄積装置21の電圧が急上昇
したり、内部でガスが発生する充電電流より低いレート
の充電電流値で予め上限値Ilimitを設定しておき、図
13(c)に示すように充電電流が上限値Ilimitに到
達すると、この上限値での充電を行う。また、充放電制
御回路23Aの充電制御は、図1の電流検出器24で検
出された充電電流が零となった時点以降で、充電制御を
停止する。
【0086】なお、充電制御の開始は、エレベーターの
回生運転信号を受けて行っても良く、また、充電制御の
停止は、エレベーターの停止信号を受けて行っても良
い。
【0087】実施の形態8.この発明の実施の形態7に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。図14は、この発明の実施の形態8に係る
エレベーターの制御装置の構成を示す図である。
【0088】図14において、15は抵抗、16はIG
BT等のスイッチング手段であり、他の構成要素は上記
実施の形態例1に示した図1と同等のものである。
【0089】上記実施の形態7では、電力蓄積装置21
の充電電流に上限値を設けたものについて示したが、こ
の実施の形態8では,充電電流に上限値を設けると共
に、電力蓄積装置21への充電電流が所定の上限値に到
達した時に、電力蓄積装置21へ上限電流値での充電を
継続しながら、母線電圧が第2の所定の電圧を超えた場
合に回生電力の一部を抵抗15により熱消費するもので
あり、上記実施の形態7と同様の効果を奏すると共に、
母線電圧の上昇を抑制し、インバータ回路12を過電圧
から保護する効果がある。
【0090】次に、この実施の形態8の動作について説
明する。図15は、母線電圧波形(a)、電動機2から
の回生電流波形(b)、電力蓄積装置21への充電電流
波形(c)、および抵抗15の電流波形(d)を示す。
【0091】基本的な動作は、上記実施の形態例7と同
様の動作を行う。異なる点は、電力蓄積装置21への充
電電流が所定の上限値Ilimitに到達した時に、電力蓄
積装置21へ上限電流値Ilimitでの充電を継続しなが
ら、図15(a)に示すように母線電圧が第2の所定の
電圧Vrsを超えた場合に、充放電制御回路23は、図
示しない通信ケーブルを通じてコントローラ8へその旨
の信号を送り、コントローラ8からの制御信号によりス
イッチング手段16をオンすることにより、図15
(d)のように抵抗15に電流を流して、回生電力の一
部を熱消費する。これにより、母線電圧が急上昇するの
を抑制する。なお、母線電圧が第3の所定の電圧Vre
以下になるとスイッチング手段16をオフする。なお、
スイッチング手段16のオン(駆動)は、充放電制御回
路23が直接行ってもよい。
【0092】実施の形態9.この発明の実施の形態9に
係るエレベーターの制御装置について図面を参照しなが
ら説明する。この実施の形態9に係るエレベーターの制
御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0093】上記実施のの形態7では、電力蓄積装置2
1がバッテリの場合に、エレベーターの停止前に生じる
回生電力のピーク時付近における大電流充電によるバッ
テリ電圧の急激な上昇を防止し、更にはバッテリ内部で
のガスの発生を防止し、バッテリの急激な劣化を防止す
ることを目的として、充電電流に上限値を設けるものに
ついて示したが、この実施の形態9では、同じ目的で電
力蓄積装置21の電圧が予め設定された上限電圧に到達
した場合、電力蓄積装置21への充電を停止するもの
で、上記実施の形態7と同様の効果を奏する。
【0094】次に、この実施の形態9の動作について説
明する。図16は、この発明の実施の形態9に係るエレ
ベーターの制御装置による母線電圧波形(a)、電動機
2からの回生電流波形(b)、電力蓄積装置21への充
電電流波形(c)、および電力蓄積装置21の電圧波形
(d)を示す。
【0095】基本的な動作は、上記実施の形態例3と同
様の動作を行う。異なる点は、図16(d)に示すよう
に電力蓄積装置21の電圧が予め設定された上限電圧V
beに到達した場合に、電力蓄積装置21への充電を図
16(c)に示すように停止する点である。
【0096】実施の形態10.この発明の実施の形態1
0に係るエレベーターの制御装置について図面を参照し
ながら説明する。この実施の形態10に係るエレベータ
ーの制御装置の基本構成は、上記実施の形態1と同様で
ある。
【0097】上記実施の形態9では、電力蓄積装置21
の電圧が予め設定された上限電圧に到達した場合に、電
力蓄積装置21への充電を停止するものについて示した
が、この実施の形態10では、電力蓄積装置21の電圧
が予め設定された電圧に到達した場合に、電力蓄積装置
21への充電電流に上限値を設けて、充電を継続するも
ので、上記実施の形態9と同様の効果を奏すると共に、
回生電力を低いレートの充電電流で継続して、電力蓄積
装置21へ充電できるので、より省エネルギー化できる
効果がある。
【0098】次に、この実施の形態10の動作について
説明する。図17は、この発明の実施の形態10に係る
エレベーターの制御装置による母線電圧波形(a)、電
動機2からの回生電流波形(b)、電力蓄積装置21へ
の充電電流波形(c)、および電力蓄積装置21の電圧
波形(d)を示す。
【0099】基本的な動作は、上記実施の形態例9と同
様の動作を行う。異なる点は、図17(d)に示すよう
に、電力蓄積装置21の電圧が予め設定された電圧Vb
cに到達した場合に、図17(c)に示すように電力蓄
積装置21への充電電流に低いレートでの上限値Irを
設けて、充電を継続し、回生電力を最大限電力蓄積装置
21へ充電する点である。
【0100】なお、充電電流の上限値Irは、上記実施
の形態5と同様に、母線電圧あるいは電力蓄積装置21
の電圧によって、Irと零の2値になるものであっても
良く、更に充電電流の上限値Irは、上記実施の形態6
と同様に、母線電圧あるいは電力蓄積装置21の電圧に
よって、段階的に変化するものであっても良い。
【0101】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1に係るエレベーターの制御装置について図面を参照し
ながら説明する。この実施の形態11に係るエレベータ
ーの制御装置の基本構成は、上記実施の形態8と同様で
ある。
【0102】上記実施の形態10では、電力蓄積装置2
1の電圧が予め設定された電圧に到達した場合に、電力
蓄積装置21の充電電流に上限値を設けたものについて
示したが、この実施の形態11では、充電電流に上限値
を設けると共に、電力蓄積装置21への充電電流が所定
の上限値に到達した時に、電力蓄積装置21へ上限電流
値での充電を継続しながら、母線電圧が第2の所定の電
圧を超えた場合に回生電力の一部を抵抗15により熱消
費するもので、上記実施の形態10と同様の効果を奏す
ると共に、母線電圧の上昇を抑制し、インバータ回路1
2を過電圧から保護する効果がある。
【0103】次に、この実施の形態11の動作について
説明する。図18は、この発明の実施の形態11に係る
エレベーターの制御装置による母線電圧波形(a)、電
動機2からの回生電流波形(b)、電力蓄積装置21へ
の充電電流波形(c)、および抵抗15の電流波形
(d)を示す。
【0104】基本的な動作は,上記実施の形態例10と
同様の動作を行う。異なる点は、電力蓄積装置21の電
圧が所定の電圧Vsに到達した後に、電力蓄積装置21
へ上限電流値Irでの充電を継続しながら、図18
(a)に示すように母線電圧が第2の所定の電圧Vrs
を超えた場合にスイッチング手段16をオンすることに
より、図18(d)のように抵抗15に電流を流して、
回生電力の一部を熱消費する。これにより、母線電圧が
急上昇するのを抑制する。なお、母線電圧が第3の所定
の電圧Vre以下になるとスイッチング手段16をオフ
する。
【0105】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流し
て直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可
変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、
前記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制
御してエレベーターを運転するコントローラとを備えた
エレベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵
する電力蓄積装置と、前記コントローラの速度指令に基
づきエレベーターの所要電力を演算する所要電力演算回
路と、前記エレベーターの所要電力が負の場合、即ち回
生電力がある場合には、この回生電力に応じて前記電力
蓄積装置への充電電流を可変制御して前記回生電力を前
記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力する充
放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電力を
前記電力蓄積装置へ充電する充放電回路とを備えたの
で、回生電力を有効に利用でき、省エネルギー化を図る
ことができるという効果を奏する。
【0106】この発明の請求項2に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コントローラの速度指令に基づ
きエレベーターの所要電力を演算する所要電力演算回路
と、前記エレベーターの所要電力が負の場合、即ち回生
電力がある場合には、前記コンバータ及び前記インバー
タ間の母線電圧が前記交流電力を整流した電圧値以上の
予め設定した電圧で定電圧となるように制御して前記回
生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を
出力する充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記
回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する充放電回路とを
備えたので、回生電力を有効に利用でき、省エネルギー
化を図ることができるという効果を奏する。
【0107】この発明の請求項3に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コントローラの速度指令に基づ
きエレベーターの所要電力を演算し、この所要電力が負
のときには回生運転信号を出力する所要電力演算回路
と、前記回生運転信号を入力すると、回生電力の充電制
御を開始し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する
ための駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動
信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置への充電
を開始する充放電回路とを備えたので、回生電力を有効
に利用でき、省エネルギー化を図ることができるという
効果を奏する。
【0108】この発明の請求項4に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コントローラからのエレベータ
ーの停止信号を入力すると、回生電力の充電制御を停止
し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電停止するため
の駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動信号
に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置への充電を停
止する充放電回路とを備えたので、回生電力を有効に利
用でき、省エネルギー化を図ることができるという効果
を奏する。
【0109】この発明の請求項5に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバータ
間の母線電圧が前記交流電力を整流した電圧より高い予
め設定した所定電圧に到達すると、回生電力の充電制御
を開始し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電開始す
るための駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆
動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置への充
電を開始する充放電回路とを備えたので、回生電力を有
効に利用でき、省エネルギー化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0110】この発明の請求項6に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバータ
間の母線電圧が前記交流電力を整流した電圧値以上の予
め設定した電圧で定電圧となるように制御し、かつ充電
電流を制御して前記充電電流が零になると、回生電力の
充電制御を停止し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充
電停止するための駆動信号を出力する充放電制御回路
と、前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積
装置への充電を停止する充放電回路とを備えたので、回
生電力を有効に利用でき、省エネルギー化を図ることが
できるという効果を奏する。
【0111】この発明の請求項7に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記電力蓄積装置への充電電流を予
め設定した所定の電流値に一定制御して回生電力を前記
電力蓄積装置へ定電流充電するための駆動信号を出力す
る充放電制御回路と、前記駆動信号に従って前記回生電
力を前記電力蓄積装置へ充電する充放電回路とを備えた
ので、回生電力を有効に利用でき、省エネルギー化を図
ることができるという効果を奏する。
【0112】この発明の請求項8に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバータ
間の母線電圧が前記交流電力を整流した電圧より高い予
め設定した所定電圧に到達すると、回生電力の充電制御
を停止し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電停止す
るための駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆
動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置への充
電を停止する充放電回路とを備えたので、回生電力を有
効に利用でき、省エネルギー化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0113】この発明の請求項9に係るエレベーターの
制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流して
直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可変
電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、前
記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制御
してエレベーターを運転するコントローラとを備えたエ
レベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵す
る電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバータ
間の母線電圧に応じて、前記電力蓄積装置への充電電流
を段階的に予め設定した複数の所定の電流値に一定制御
して回生電力を前記電力蓄積装置へ定電流充電するため
の駆動信号を出力する充放電制御回路と、前記駆動信号
に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する充
放電回路とを備えたので、回生電力を有効に利用でき、
省エネルギー化を図ることができるという効果を奏す
る。
【0114】この発明の請求項10に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流し
て直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可
変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、
前記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制
御してエレベーターを運転するコントローラとを備えた
エレベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵
する電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバー
タ間の母線電圧が予め設定した所定電圧で定電圧となる
ように制御し、かつ前記電力蓄積装置への充電電流が予
め設定した所定の上限値に到達すると前記充電電流が前
記上限値となるように制御して回生電力を前記電力蓄積
装置へ充電するための駆動信号を出力する充放電制御回
路と、前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄
積装置へ充電する充放電回路とを備えたので、エレベー
ターの回生電力のピーク時付近で電力蓄積装置の電圧の
急激な上昇を防止し、更には電力蓄積装置内部でのガス
の発生を防止し、電力蓄積装置の急激な劣化を防止する
ことができるという効果を奏する。
【0115】この発明の請求項11に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、前記充放電制御回
路が、前記電力蓄積装置への充電電流が前記所定の上限
値に到達した場合に、前記電力蓄積装置へ前記上限値で
の充電を継続しながら、前記母線電圧が予め設定した第
2の所定電圧を超えたときには前記回生電力の一部を抵
抗により熱消費させるので、インバータ回路を過電圧か
ら保護できるという効果を奏する。
【0116】この発明の請求項12に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流し
て直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可
変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、
前記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制
御してエレベーターを運転するコントローラとを備えた
エレベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵
する電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバー
タ間の母線電圧が予め設定した所定電圧で定電圧となる
ように制御して前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電
するための第1の駆動信号を出力するとともに、前記電
力蓄積装置の電圧が予め設定された所定の上限値に到達
すると、前記回生電力の充電制御を停止し前記回生電力
を前記電力蓄積装置へ充電停止するための第2の駆動信
号を出力する充放電制御回路と、前記第1の駆動信号に
従って前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するとと
もに、前記第2の駆動信号に従って前記回生電力を前記
電力蓄積装置へ充電するのを停止する充放電回路とを備
えたので、電力蓄積装置の電圧の急激な上昇を防止し、
更には電力蓄積装置内部でのガスの発生を防止し、電力
蓄積装置の急激な劣化を防止することができるという効
果を奏する。
【0117】この発明の請求項13に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、交流電力を整流し
て直流電力に変換するコンバータと、前記直流電力を可
変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータと、
前記可変電圧可変周波数の交流電力に基づき電動機を制
御してエレベーターを運転するコントローラとを備えた
エレベーターの制御装置において、前記直流電力を貯蔵
する電力蓄積装置と、前記コンバータ及び前記インバー
タ間の母線電圧が予め設定した所定電圧で定電圧となる
ように制御して回生電力を前記電力蓄積装置へ充電する
ための駆動信号を出力するとともに、前記電力蓄積装置
の電圧が予め設定された所定電圧に到達した場合に、前
記電力蓄積装置への充電電流が予め設定した所定の上限
値となるように制御して前記回生電力を前記電力蓄積装
置へ充電するための駆動信号を出力する充放電制御回路
と、前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積
装置へ充電する充放電回路とを備えたので、電力蓄積装
置の電圧の急激な上昇を防止しつつ、回生電流を最大限
電力蓄積装置に充電できるという効果を奏する。
【0118】この発明の請求項14に係るエレベーター
の制御装置は、以上説明したとおり、前記充放電制御回
路が、前記電力蓄積装置の電圧が予め設定した前記所定
電圧に到達した場合に、前記電力蓄積装置へ前記上限値
での充電を継続しながら、前記母線電圧が予め設定した
第2の所定電圧を超えたときには前記回生電力の一部を
抵抗により熱消費させるので、インバータ回路を過電圧
から保護できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
の制御装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
の制御装置の充放電回路の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
の制御装置のインバータ制御回路と所要電力演算回路の
構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
の制御装置の充放電制御回路の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るエレベーター
の制御装置の充電電流波形を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るエレベーター
の制御装置の充放電制御回路の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るエレベーター
の制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るエレベーター
の制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4に係るエレベーター
の制御装置の充放電制御回路の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態6に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態7に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態8に係るエレベータ
ーの制御装置の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態8に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態9に係るエレベータ
ーの制御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態10に係るエレベー
ターの制御装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図18】 この発明の実施の形態11に係るエレベー
ターの制御装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図19】 従来のエレベーターの制御装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 三相交流電源、2 電動機、3 巻上機、4 ロー
プ、5 かご、6 釣合い錘、7 エンコーダ、8 コ
ントローラ、9 コンバータ、10 コンデンサ、1
1、24 電流検出器、12 インバータ、13 イン
バータ制御回路、14、52 ゲートドライブ回路、1
5 抵抗、16 スイッチング手段、21電力蓄積装
置、22 充放電回路、23 充放電制御回路、50
所要電力演算回路、51 通信ケーブル、53 PWM
信号回路、54 充電電流コントローラ、55、58
減算器、56 除算器、57 電圧コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 博司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 田島 仁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 和幸 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 Fターム(参考) 3F002 CA06 EA08 GA03 GA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コントローラの速度指令に基づきエレベーターの所
    要電力を演算する所要電力演算回路と、 前記エレベーターの所要電力が負の場合、即ち回生電力
    がある場合には、この回生電力に応じて前記電力蓄積装
    置への充電電流を可変制御して前記回生電力を前記電力
    蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力する充放電制
    御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コントローラの速度指令に基づきエレベーターの所
    要電力を演算する所要電力演算回路と、 前記エレベーターの所要電力が負の場合、即ち回生電力
    がある場合には、前記コンバータ及び前記インバータ間
    の母線電圧が前記交流電力を整流した電圧値以上の予め
    設定した電圧で定電圧となるように制御して前記回生電
    力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力
    する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  3. 【請求項3】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コントローラの速度指令に基づきエレベーターの所
    要電力を演算し、この所要電力が負のときには回生運転
    信号を出力する所要電力演算回路と、 前記回生運転信号を入力すると、回生電力の充電制御を
    開始し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するため
    の駆動信号を出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置
    への充電を開始する充放電回路とを備えたことを特徴と
    するエレベーターの制御装置。
  4. 【請求項4】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コントローラからのエレベーターの停止信号を入力
    すると、回生電力の充電制御を停止し前記回生電力を前
    記電力蓄積装置へ充電停止するための駆動信号を出力す
    る充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置
    への充電を停止する充放電回路とを備えたことを特徴と
    するエレベーターの制御装置。
  5. 【請求項5】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記
    交流電力を整流した電圧より高い予め設定した所定電圧
    に到達すると、回生電力の充電制御を開始し前記回生電
    力を前記電力蓄積装置へ充電開始するための駆動信号を
    出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置
    への充電を開始する充放電回路とを備えたことを特徴と
    するエレベーターの制御装置。
  6. 【請求項6】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記
    交流電力を整流した電圧値以上の予め設定した電圧で定
    電圧となるように制御し、かつ充電電流を制御して前記
    充電電流が零になると、回生電力の充電制御を停止し前
    記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電停止するための駆
    動信号を出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置
    への充電を停止する充放電回路とを備えたことを特徴と
    するエレベーターの制御装置。
  7. 【請求項7】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記電力蓄積装置への充電電流を予め設定した所定の電
    流値に一定制御して回生電力を前記電力蓄積装置へ定電
    流充電するための駆動信号を出力する充放電制御回路
    と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  8. 【請求項8】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が前記
    交流電力を整流した電圧より高い予め設定した所定電圧
    に到達すると、回生電力の充電制御を停止し前記回生電
    力を前記電力蓄積装置へ充電停止するための駆動信号を
    出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力の前記電力蓄積装置
    への充電を停止する充放電回路とを備えたことを特徴と
    するエレベーターの制御装置。
  9. 【請求項9】 交流電力を整流して直流電力に変換する
    コンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の交
    流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周波
    数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーターを
    運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御装
    置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧に応じ
    て、前記電力蓄積装置への充電電流を段階的に予め設定
    した複数の所定の電流値に一定制御して回生電力を前記
    電力蓄積装置へ定電流充電するための駆動信号を出力す
    る充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  10. 【請求項10】 交流電力を整流して直流電力に変換す
    るコンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の
    交流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周
    波数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーター
    を運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御
    装置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
    設定した所定電圧で定電圧となるように制御し、かつ前
    記電力蓄積装置への充電電流が予め設定した所定の上限
    値に到達すると前記充電電流が前記上限値となるように
    制御して回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための
    駆動信号を出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  11. 【請求項11】 前記充放電制御回路は、前記電力蓄積
    装置への充電電流が前記所定の上限値に到達した場合
    に、前記電力蓄積装置へ前記上限値での充電を継続しな
    がら、前記母線電圧が予め設定した第2の所定電圧を超
    えたときには前記回生電力の一部を抵抗により熱消費さ
    せることを特徴とする請求項10記載のエレベーターの
    制御装置。
  12. 【請求項12】 交流電力を整流して直流電力に変換す
    るコンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の
    交流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周
    波数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーター
    を運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御
    装置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
    設定した所定電圧で定電圧となるように制御して前記回
    生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための第1の駆動
    信号を出力するとともに、前記電力蓄積装置の電圧が予
    め設定された所定の上限値に到達すると、前記回生電力
    の充電制御を停止し前記回生電力を前記電力蓄積装置へ
    充電停止するための第2の駆動信号を出力する充放電制
    御回路と、 前記第1の駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄
    積装置へ充電するとともに、前記第2の駆動信号に従っ
    て前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するのを停止
    する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレベータ
    ーの制御装置。
  13. 【請求項13】 交流電力を整流して直流電力に変換す
    るコンバータと、前記直流電力を可変電圧可変周波数の
    交流電力に変換するインバータと、前記可変電圧可変周
    波数の交流電力に基づき電動機を制御してエレベーター
    を運転するコントローラとを備えたエレベーターの制御
    装置において、 前記直流電力を貯蔵する電力蓄積装置と、 前記コンバータ及び前記インバータ間の母線電圧が予め
    設定した所定電圧で定電圧となるように制御して回生電
    力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆動信号を出力
    するとともに、前記電力蓄積装置の電圧が予め設定され
    た所定電圧に到達した場合に、前記電力蓄積装置への充
    電電流が予め設定した所定の上限値となるように制御し
    て前記回生電力を前記電力蓄積装置へ充電するための駆
    動信号を出力する充放電制御回路と、 前記駆動信号に従って前記回生電力を前記電力蓄積装置
    へ充電する充放電回路とを備えたことを特徴とするエレ
    ベーターの制御装置。
  14. 【請求項14】 前記充放電制御回路は、前記電力蓄積
    装置の電圧が予め設定した前記所定電圧に到達した場合
    に、前記電力蓄積装置へ前記上限値での充電を継続しな
    がら、前記母線電圧が予め設定した第2の所定電圧を超
    えたときには前記回生電力の一部を抵抗により熱消費さ
    せることを特徴とする請求項13記載のエレベーターの
    制御装置。
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