JP2597247Y2 - 電気カーペット - Google Patents

電気カーペット

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JP2597247Y2
JP2597247Y2 JP1992056079U JP5607992U JP2597247Y2 JP 2597247 Y2 JP2597247 Y2 JP 2597247Y2 JP 1992056079 U JP1992056079 U JP 1992056079U JP 5607992 U JP5607992 U JP 5607992U JP 2597247 Y2 JP2597247 Y2 JP 2597247Y2
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勝郎 深沢
社 寺島
正典 田中
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Nihon Dennetsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、消費電力を少なくして
使用可能とした電気カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、現在は、各種の電化製品
が普及するに至っており、一住居当たりの電力消費量が
増加している。そのうち、比較的消費電力の大きい家庭
電化製品として、電気カーペット、電子オーブン、大型
テレビなどがあり、これらを同時に使用する機会が増
え、使用電流が一住宅の契約電流容量を越えブレーカー
が作動し停電するという問題が生じている。更に、パー
ソナルコンピュータやワードプロセッサなど停電する
と、故障や、それまでの作業が消失するおそれのある電
子機器が家庭に普及するに至っている。この場合、電気
機器の同時使用を止めることが好ましいが、家族構成そ
の他の事情で、電気カーペットの使用を止めることが困
難な状況にある場合がある。
【0003】そこで、実開平4−8013号公報に記載
された先行技術は、カーペット本体を2つに区分し、そ
れぞれの発熱面に同じ発熱容量のヒータを取り付け、全
面を発熱させる場合には前記ヒータを並列接続して電源
に接続し、半分を発熱させる場合には、それぞれ片側の
ヒータだけに電源を接続する電気カーペットにおいて、
他の電流容量の大きい電気器具を同時に使用するため
に、使用電流が契約電流容量を越える場合に、手動スイ
ッチ操作により前記ヒーターを直列に接続して電気カー
ペットの電流を抑えて契約電流容量以下とするものであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記公報に
記載された先行技術は、特別に設計したスイッチを使用
する必要があり、また、消費電流を低下させて暖房する
と、当然発熱量が低下し、電気カーペットの温度が設定
温度に達しにくくなる。したがって、使用者から、電流
が流れているのにカーペット温度が設定温度まで上昇し
ないという苦情が出るという問題がある。
【0005】本考案は、以上の問題を解消するために成
されたものであり、電気カーペットの消費電流を低下さ
せた場合に、温度調節範囲が低くなることを使用者が認
識できるようにした電気カーペットを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの考案の電気カーペットの構成は、カーペット本体
にヒータを取付け、温度設定手段により設定した温度に
調節し、且つ、前記ヒータに流れる電流を、通常暖房時
の電流と、該電流より低減した電流に切り替える電力切
替え手段を有する温度制御手段を設けた電気カーペット
において、前記温度設定手段は、可変抵抗器の抵抗値を
つまみを操作して温度を設定するものからなり、前記電
力切替え手段を作動させる手動スイッチを設け、該手動
スイッチを操作し前記通常暖房時の電流より低減する電
流に切り替えると、前記可変抵抗器の抵抗設定位置に係
わりなく、前記電流を低減した電流に切り替える信号を
前記電力切替え手段に出力し、且つ、ランプを点灯し、
該ランプの明かりによって、前記温度設定手段の目盛盤
に、前記カーペット本体の温度か上昇しうる電力節約温
度範囲を表示する表示部を設けたものである。
【0007】
【0008】前記ヒータに流れる電流を減させる電力
切替え手段は、特に限定しない。例えば、同じ仕様のヒ
ータを2個配置し、されらのヒータを、並列接続・直列
接続に切り替えて電力を切り替える手段、抵抗値の異な
るヒータを複数設け、これらのヒータを切り替えて電流
減させる手段などを用いることができる。
【0009】
【作用】ヒータに流れる電流を減させる際に、調節可
能温度範囲が切り替わったことを表示する手段は、使用
者にカーペット温度が低下していることを認識させ、使
い勝手上の不満を解消するように作用する。
【0010】
【実施例】以下添付の図を対照して、実施例により本考
案を具体的に説明する。図1に示す実施例1の電気カー
ペットは、カーペット本体1と温度制御回路2とから成
り、カーペット本体1は、半分づつ温められるように、
A面とB面とに区分し、A面にはヒータ4A を、また、
B面にはヒータ4B を配置し、ヒータ4A,4B は、同じ
発熱容量のものを使用した。また、カーペット温度を検
知するセンサー線6は、A面とB面との両方に跨がって
配置し、1本のセンサー線6で、A面,B面両方の温度
を同時に検知するようにした。なお、図に示す符号2a
はメインスイッチである。
【0011】なお、図1に示すA面,B面は、センサー
線6を途中で分割する複雑な形状に描いているが、これ
は便宜的なものであり、従来と同様に、単にカーペット
本体1の中央で等分するなど単純な形状の発熱面形状と
している。また、センサー線6は、感熱樹脂Sに電極線
1 ,S2 を通じて電流を流し、温度によって変化する
インピーダンスを、電流の変化によって検出する従来と
同様の検出手段を用いた。
【0012】ヒータ4A の回路にヒータ4A をオンオフ
するリレー8A を設け、また、ヒータ4B の回路にヒー
タ4B をオンオフするリレー8B を設けた。直・並切替
えリレー10は、リレー8A,8B を接続した側と反対側の
ヒ−タ4A とヒ−タ4B との間を短絡して並列に接続す
るNC端子と、ヒ−タ4A をヒータ4B のリレー8B 側に
接続してヒータ4A,4B を直列に接続するNO端子とに切
り替えるように接続した。
【0013】前記リレー8A,8B,8C,10の制御
は、すべてマイコン12によって行い、直・並切替えリ
レー10をN0端子側に切替えると、リレー8Bがオフ
したままとなるように予めプログラムした。したがっ
て、ヒータ4A,4Bを直列接続しする際に、特別のス
イッチを用いずに、リレー8Bを開放することができる
ので、回路構成の簡素化ができる。なお、前記回路は、
リレー8Bが故障して開放されない場合でも、電源Eが
短絡される危険はない。なお、図1は、ヒータ4A,4
Bを直列に接続し、その際ヒータ源流が流れる回路を太
線で示した。
【0014】マイコン12に接続した手動スイッチ14は、
ヒータ4A ,4B を選択するスイッチであり、A端子と
するとヒータ4A を選択し、AB端子とするとヒータ4A,
4Bの両方を選択し、B端子とすると4B を選択するよ
うにマイコン12を予めプログラムした。また、手動スイ
ッチ16は、ヒータ4A ,4B の接続を並列接続・直列接
続に切り替えるスイッチであり、オンすると、手動スイ
ッチ14が前記AB端子に切り替えたときのみ、リレー10が
NO端子に切り替わり、オフするとリレー10がNC端子に切
り替わるように、マイコン12を予めプログラムした。そ
して、手動スイッチ16をオンすると、マイコン12は、こ
れと連動して、設定温度に係わりなく調節温度を低い温
度に設定すると共に、ランプPLを点灯させ、温度調節範
囲を表示するするようにマイコン12を予めプログラムし
た。
【0015】温度設定回路18は、可変抵抗器から成
り、直流電源回路20を分圧し、該分圧値を設定温度信
号としてマイコン12に与えるようにした。また、温
検出回路22は、前記センサー線6と抵抗24とによっ
て分圧回路を形成し、カーペット温度に対応してセンサ
ー線6に流れる電流の変化を、電圧に変換してカーペッ
ト温度信号としてマイコン12に与えるようにした。な
お、図1には、前記回路の外、フェールセーフ回路、ヒ
ータ接続モード表示回路など、電気カーペットに通常設
ける各種回路を設けることができる。
【0016】次に図2によって実施例1のランプPLの
詳細を説明する。図2において、温度制御回路2(図
1)のケーシング2bには、温度設定回路18(図1)
に使用した可変抵抗器のつまみ18aを側面に取り付
け、上面に設定温度の目盛盤18bと、その下にヒータ
4A,4Bを直列接続した際の調節可能温度範囲(電力
制約温度範囲)を表示部18cとを設けており、その横
に、メインスイッチ2aと摺動スイッチ16とを設けて
いる。表示部18cは、光透過性の材料で形成してお
り、摺動スイッチ16をオンするとランプPL(図1)
が点灯し、明るくなった部分に示された温度範囲にカー
ペット温度が調節され、つまみ18の高温側に移動し
ても、カーペット温度は、表示部18cで表示している
温度範囲以上に温度が上昇しないことを示している。
【0017】次に、前記説明の電気カーペットの動作を
説明する。図1において、手動スイッチ16をオフして直
・並切替えリレー10をNC端子側に切り替えると、リレー
8A,8B が両方共オンされ、しかも手動スイッチ14をAB
端子に切り替えると、ヒータ4A,4B が並列接続とな
る。温度設定回路18の可変抵抗器を設定する温度目盛に
合わせ、メインスイッチ2aをオンすると、マイコン12
は、温度検出回路22からの温度信号と設定温度とを比較
し、カーペット温度が設定温度より低ければ、リレー8
C をオンし、カーペット温度が設定温度以上となればリ
レー8C をオフするように動作する。以上の状態で手動
スイッチ14をA端子に切り替えるとリレー8B がオフさ
れ、ヒータ4A のみ通電され、また、手動スイッチ14を
B端子に切り替えると、今度はリレー8A がオフされ、
ヒータ4B のみ通電され、それぞれA面又はB面のみ発
熱する。いずれの場合もセンサー線6の半分は常温のま
まとなるので、マイコン12は、係数を変更してカーペッ
ト温度を演算し設定温度と比較して温度両説するように
予めプログラムした。
【0018】次に、複数の電気器具を使用し、全電流が
契約電流容量を越えるおそれが生じた場合には、手動ス
イッチ16をオンすると共に手動スイッチ14をAB端子に切
り替える。するとマイコン12は、リレー8A をオン、リ
レー8B をオフし、ヒータ4A 及びヒータ4B を直列に
接続し(図1の太線で示した回路を伝わって電流が流れ
る)、ランプPLが点灯する。この場合、並列接続の場合
の消費電力に対し、直列に接続した場合には消費電力が
1/4となる。したがって、2畳相当で並列接続600
Wの電気カーペットの場合、直列接続の際の消費電力は
約150Wとなる。したがって、契約電流容量が10A
である場合に、電気カーペットを使用しているため、4
Aの余裕しかなかったものが、直列接続で使用すること
により、8.5Aの余裕が得られ、電流容量の大きい電気
器具の併用が可能になる。
【0019】この場合、前記したように、ランプPLが
点灯し、温度調節範囲が表示部18c(図2)に表示さ
れるので、カーペット温度が設定温度から乖離したため
に、使用者に違和感を与えることを回避することができ
る。
【0020】
【0021】
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案の電気カーペ
ットは、他の電気器具と併用しする場合に、電気カーペ
ットの発熱容量を低下させ、全電流を商用電源の契約電
流容量内に抑える際に、使用者自身が設定温度を低げる
か、調節温度が低下したことを使用者に表示する手段を
設けたので、使用者が、温度調節範囲が規制されたこと
を自覚し、違和感なく電気カーペットを使用することが
でき、使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1による電気カーペットの回路
図である。
【図2】図1に使用した温度制御器の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 カーペット本体 2 温度制御回
路 4A ヒータ 4B ヒータ 8A リレー 8B リレー 10 直・並切替えリレー(電力切替え手段) 14 手動スイッチ 16 手動スイッチ(電力切替え手段) 18 温度設定回路 18a つまみ 18b 目盛盤 18c 表示部 18d 可変抵抗器 22 温度検出回路 E 電源 PL ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−18884(JP,A) 特開 昭62−190330(JP,A) 特開 昭64−52392(JP,A) 実開 平3−73820(JP,U) 実開 昭56−173919(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24D 13/02 H05B 3/00 355

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペット本体にヒータを取付け、温度
    設定手段により設定した温度に調節し、且つ、前記ヒー
    タに流れる電流を、通常暖房時の電流と、該電流より低
    減した電流に切り替える電力切替え手段を有する温度制
    御手段を設けた電気カーペットにおいて、前記温度設定
    手段は、可変抵抗器の抵抗値をつまみを操作して温度を
    設定するものからなり、前記電力切替え手段を作動させ
    る手動スイッチを設け、該手動スイッチを操作し前記通
    常暖房時の電流より低減する電流に切り替えると、前記
    可変抵抗器の抵抗設定位置に係わりなく、前記電流を低
    減した電流に切り替える信号を前記電力切替え手段に出
    力し、且つ、ランプを点灯し、該ランプの明かりによっ
    て、前記温度設定手段の目盛盤に、前記カーペット本体
    の温度が上昇しうる電力節約温度範囲を表示する表示部
    を設けた電気カーペット
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JPS56173919U (ja) * 1980-05-28 1981-12-22
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