JP2754121B2 - 電気カーペット - Google Patents

電気カーペット

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JP2754121B2 JP4212984A JP21298492A JP2754121B2 JP 2754121 B2 JP2754121 B2 JP 2754121B2 JP 4212984 A JP4212984 A JP 4212984A JP 21298492 A JP21298492 A JP 21298492A JP 2754121 B2 JP2754121 B2 JP 2754121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、簡単な構成で2つのヒ
ータを直列接続・並列接続に切り替えて消費電力を大幅
に変更できる電気カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気カーペットは、従来から各種の目的
で発熱量を調節できるようにしている。例えば特開昭6
3−181285号公報は、電気カーペットの同じ発熱
面に発熱容量が異なる複数のヒータを配置し、これらの
ヒータを択一的に切り替える切替え手段を設け、通常は
低発熱容量のヒータに切り替え、発熱面の温度が低い暖
房開始時、及び、外気温度が低くなるなどして暖房中に
ヒータのオン時間が長くなったときに、高発熱容量のヒ
ータに切り替えるようにした電気暖房装置を開示してい
る。
【0003】しかしながら、前記公報に記載の電気暖房
装置は、同一発熱面に発熱量の異なる複数のヒータを設
けるために配線が複雑となり、部品点数が増加し、しか
も、製造管理などの工数が上昇するという問題がある。
そこで、2畳相当以上の暖房面積の電気カーペットは、
発熱面を2分し、それぞれの発熱面に同じ発熱容量のヒ
ータを配置したものが従来から使用されている。
【0004】そして、前記発熱面を2分し、それぞれに
ヒータを配置する電気カーペットにおいて、暖房開始時
には2つのヒーターを並列接続し、温度が上昇するとリ
レーを作動させてヒータを直列に接続して消費電力を少
なくすると共に、ヒータのオン時間を長くするようにし
た電気カーペットが実開平3−89315号公報に開示
されている。しかしながら、この公報に記載された回路
は、直・並切替えリレーの直列側の極を、前記リレーの
一方に接続するため、直・並切替えリレーが順調に作動
しないと電源が短絡されるという問題がある。
【0005】その他複数のヒーターを直列・並列に接続
して発熱量を調節する手段を開示したものとして、例え
ば実開昭57−105510号公報には、電気毛布や電
気カーペットにおいて、通電初期の温度立ち上がりを速
めるために、同一面を2本の抵抗線で暖めるように配置
し、タイマーで作動するリレーによって、通電初期に前
記抵抗線を並列に接続し、一定の時間経過後に直列に切
り換えるようにした手段が開示されている。したがっ
て、この公報に記載された手段を用いると、2分した各
発熱面にそれぞれ2本の発熱線とリレーとを配置する必
要があり、部品点数が増加し、コストが上昇するという
問題がある。
【0006】また特開昭60−111829号公報に
は、電気カーペットを2分し、それぞれの発熱面に発熱
線を配置し、各発熱線の両端に切替えスイッチを接続
し、いずれか一方の発熱線のみ通電したり、2本の発熱
線を並列に接続して発熱量を多くしたり、直列に接続し
て発熱量を低下させたりする手段が開示されている。し
かしながらこの公報に記載された手段は、2つの切替え
スイッチの端子選択によっては電源がショートするとい
う問題がある。
【0007】これに対して実開昭62−144089号
公報には、2本の発熱線で1本のヒーター線を形成し、
3つのリレー接点を一斉に切り換えるリレーにより2本
の発熱線を直列又は並列に切り換えるようにした手段を
開示している。しかしながらこの公報に記載された手段
は、2分した発熱面を択一的に選択したり、発熱量を大
小に切り換える手段が開示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで周知のよう
に、現在は、各種の電化製品が普及するに至っており、
一住居当たりの電力消費量が増加している。そのうち、
比較的消費電力の大きい家庭電化製品として、電気カー
ペット、電子オーブン、大型テレビなどがあり、これら
を同時に使用する機会が増え、使用電流が一住宅の契約
電流容量を越えブレーカーが作動し停電するという問題
が生じている。更に、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサなど停電すると、故障や、それまでの作業が
消失するおそれのある電子機器が家庭に普及するに至っ
ている。この場合、電気機器の同時使用を止めることが
好ましいが、家族構成その他の事情で、電気カーペット
の使用を止めることが困難な状況にある場合がある。
【0009】そこで、実開平4−8013号公報に記載
された先行技術は、カーペット本体を2つに区分し、そ
れぞれの発熱面に同じ発熱容量のヒータを取り付け、全
面を発熱させる場合には前記ヒータを並列接続して電源
に接続し、半分を発熱させる場合には、それぞれ片側の
ヒータだけに電源を接続する電気カーペットにおいて、
他の電流容量の大きい電気器具を同時に使用するため
に、使用電流が契約電流容量を越える場合に、手動スイ
ッチ操作により前記ヒーターを直列に接続して電気カー
ペットの電流を抑えて契約電流容量以下とするものであ
る。
【0010】このように、ヒータを直列に接続して発熱
させると、当然発熱量が低下し、電気カーペットの温度
が設定温度に達しにくくなる。したがって、使用者か
ら、電流が流れているのにカーペット温度が設定温度ま
で上昇しないという苦情が出るという問題がある。更
に、通常のスイッチの組み合わせでは、スイッチ操作を
誤ると電源が短絡されるので、実際には、前記短絡を回
避するように設計した特別なスイッチを使用する必要が
あるという問題がある。
【0011】本発明は、以上説明した種々の問題を解消
するために成されたものであり、簡単な回路構成で、し
かも直列に切り替えたときに短絡事故を起こすことなく
ヒータを直列接続と並列接続とに切り替え、消費電力を
大幅に増加、又は、減少させることができる電気カーペ
ットを提供することを第1の目的としている。本発明の
第2の目的は、電気カーペットの使用中に、他の電気器
具を使用するために契約電流容量を越えるおそれが生じ
た場合に、ヒータを直列に接続して電気カーペットに流
れる電流を小さくし、しかも、カーペット温度が設定温
度に達せず使用者に違和感を与えない電気カーペットを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明の電気カーペットの第1の構成は、カーペッ
ト本体の発熱面をA面とB面との2区画に分割し、前記
A面にA面用ヒータを、B面にB面用ヒータをそれぞれ
配置し、前記A面用ヒータの一方の側にA面温度制御リ
レーを、またB面用ヒーターの一方の側にB面温度制御
リレーをそれぞれ接続し、他方の側に前記A面用・B面
用ヒータの接続を直列接続・並列接続に切り替える直・
並切替えリレーを接続し、該直・並切替えリレーは、切
替え切片端子を前記A面用又はB面用ヒータのいずれか
一方のヒータに接続し、他方の前記A面用又はB面用ヒ
ータの両端に、該切替え切片と択一的に接続する2個の
切替え端子を接続し、温度制御器に、手動スイッチを取
り付け、該手動スイッチをオンすると、前記ヒータの接
続を、直列接続と並列接続とに切り替える制御を前記制
御器に行わせるようにしたものである。また、前記目的
を達成するための本発明の電気カーペットの第2の構成
は、カーペット本体の発熱面をA面とB面との2区画に
分割し、前記A面にA面用ヒータを、B面にB面用ヒー
タをそれぞれ配置し、前記A面用ヒータの一方の側にA
面温度制御リレーを、またB面用ヒーターの一方の側に
B面温度制御リレーをそれぞれ接続し、他方の側に前記
A面用・B面用ヒータの接続を直列接続・並列接続に切
り替える直・並切替えリレーを接続し、該直・並切替え
リレーは、切替え切片端子を前記A面用又はB面用ヒー
タのいずれか一方のヒータに接続し、他方の前記A面用
又はB面用ヒータの両端に、該切替え切片と択一的に接
続する2個の切替え端子を接続し、温度制御器に取付け
た温度設定器の設定温度を所定の温度に低下させると、
前記ヒータの接続を、直列接続に切り替えるようにした
ものである。
【0013】商用電源の契約電流容量以内で、複数の電
気器具を使用するため、2つのヒータを直列接続として
電気カーペットの消費電流を低下させた際に、最高設定
温度以下の所定温度に設定温度を強制的に切り替え、こ
の強制設定温度に基づいて温度調節することができる。
また、2つのヒータを直列接続して通常の暖房を行い、
暖房開始時など、昇温速度を速める場合に、前記ヒータ
を並列接続するにすることもできる。
【0014】前記切替え手段、2つのヒータを、並列接
続・直列接続に切り替え可能とする外、それぞれ一方の
ヒータのみに通電し、電気カーペットの一部分のみ暖房
できるように構成することもできる。
【0015】
【作用】2つのヒータを直列接続と並列接続との選択を
手動スイッチによって指定し、制御器が、ヒータの接続
切り替えを行う前記手段は、簡単な回路構成でヒータに
流れる電流を大幅に変化させる作用があり、商用電源の
契約電流容量を越えないで複数の電気器具を同時に使用
しながら暖房を継続できる電気カーペットの提供と、通
常暖房を前記直列接続で行い、暖房使用時などのとき並
列接続にしてカーペット温度を急速に高めるようにした
電気カーペットの提供とを可能にする。2つのヒータを
直列に接続した際に、調節温度を最高設定温度以下の電
力節約温度に強制的に切り替える前記手段は、設定温度
にカーペット温度が達しないために、使用者に違和感を
与えることを防止する作用がある。
【0016】
【実施例】以下添付の図を対照して、実施例により本発
明を具体的に説明する。図1に示す実施例1の電気カー
ペットは、カーペット本体1と制御回路2とから成り、
カーペット本体1は、半分づつ温められるように、A面
とB面とに区分し、A面にはヒータ4Aを、また、B面
にはヒータ4Bを配置し、ヒータ4A,4Bは、同じ発
熱容量のものを使用した。また、カーペット温度を検知
するセンサー線6は、A面とB面との両方に跨がって配
置し、1本のセンサー線6で、A面,B面両方の温度を
同時に検知するようにした。
【0017】なお、図1に示すA面,B面は、センサー
線6を途中で分割する複雑な形状に描いているが、これ
は便宜的なものであり、従来と同様に、単にカーペット
本体1の中央で等分するなど単純な形状の発熱面形状と
している。また、センサー線6は、感熱樹脂Sに電極線
,Sを通じて電流を流し、温度によって変化する
インピーダンスを、電流の変化によって検出する従来と
同様の検出手段を用いた。
【0018】ヒータ4Aの回路にヒータ4Aをオンオフ
するリレー8Aを設け、また、ヒータ4Bの回路にヒー
タ4Bをオンオフするリレー8Bを設けた。直・並切替
えリレー10は、リレー8A,8Bを接続した側と反対
側のヒータ4Aとヒータ4Bとの間を短絡して並列に接
続するNC端子と、ヒータ4Aをヒータ4Bのリレー8
B側に接続してヒータ4A,4Bを直列に接続するNO
端子とに切り替えるように接続した。そして、前記リレ
ー8A,8B,10の制御は、すべてマイコン12によ
って行い、直・並切替えリレー10をNO端子側に切替
えると、リレー8Bがオフしたままとなるように予めプ
ログラムした。したがって、ヒータ4A,4Bを直列接
続にする際に、特別のスイッチを用いずに、リレー8B
を開放することができるので、回路構成の簡素化ができ
る。なお、前記回路は、リレー8Bが故障して開放され
ない場合でも、電源Eが短絡される危険はない。即ち、
本実施例の前記直・並列切替えリレー10が本発明の前
記切替え手段に該当する。
【0019】マイコン12に接続した手動スイッチ14
は、ヒータ4A,4Bを選択するスイッチであり、A端
子とするとヒータ4Aを選択し、AB端子とするとヒー
タ4A,4Bの両方を選択し、B端子とすると4Bを選
択するようにマイコン12を予めプログラムした。ま
た、手動スイッチ16は、ヒータ4A,4Bの接続を並
列接続・直列接続に切り替えるスイッチであり、オンす
ると、手動スイッチ14が前記AB端子に切り替えたと
のみ、リレー10がNO端子に切り替わり、オフする
とリレー10がNC端子に切り替えわるようにマイコン
12を予めプログラムした。
【0020】温度設定回路18は、可変抵抗器から成
り、直流電源回路20の電圧を分圧し、該分圧値を設定
温度信号としてマイコン12に与えるようにした。ま
た、温度検出回路22は、前記センサー線6と抵抗24
とによって分圧回路を形成し、カーペット温度に対応し
てセンサー線6に流れる電流の変化を、電圧に変換して
カーペット温度信号としてマイコン12に与えるように
した。なお、図1には、前記各回路の外、フェールセー
フ回路、ヒータ接続モード表示回路など、電気カーペッ
トに通常設ける各種回路を設けることができる。
【0021】次に、前記説明の電気カーペットの動作を
説明する。図1は、手動スイッチ14をAB端子に切り
替えてリレー8A,8Bの両方を作動状態にし、手動ス
イッチ16をオフして直・並切替えリレー10をNC端
子側に切り替え、ヒータ4A,4Bを並列接続して使用
する場合を示している。温度設定回路18の可変抵抗器
を設定する温度目盛に合わせ、100V商用電源Eを投
入すると、マイコン12は、温度検出回路22からの温
度信号と設定温度とを比較し、カーペット温度が設定温
度より低ければ、リレー8A,8Bをオンし、カーペッ
ト温度が設定温度以上となればリレー8A,8Bをオフ
するように動作する。また、手動スイッチ14をA端子
又はB端子に切り替えると、センサー線6の半分は常温
のままとなるので、マイコン12は、係数を変更してカ
ーペット温度を演算するように予め設定し、リレー8
A,8Bのいずれか選択した側をオンオフする信号を出
力する。
【0022】次に、複数の電気器具を使用し、全電流が
契約電流容量を越えるようになった場合を図2に示す
考例によって説明する。なお、参考例のリレー8A,8
Bは、単にヒータ4A,4Bの回路を閉じる目的で使用
し、ヒータ4A,4Bの温度調節する際のスイッチング
を、リレー8Cで行うようし、その他は図1に示した
回路と同様である。
【0023】参考例において、手動スイッチ14をAB
端子に切り替え、手動スイッチ16をオンすると、マイ
コン12は、リレー8Aをオン、リレー8Bをオフする
ように制御し、ヒータ4A及びヒータ4Bを直列に接続
する。その際の電流は、太線で示した回路を伝わって流
れる。いま、電源電圧をV、ヒータ4A,4Bのそれぞ
れの抵抗値をR、直列接続の際の消費電力をW、並列
接続の際の消費電力をWとすると、消費電力の比(W
/W)は、 W/W=(V/2R)/(2V/R)=1/4 となる。即ち、直列接続の際は、最大消費電力Wの4
分の1となる。例えば、2畳相当で600Wの電気カー
ペットとすると、直列接続の際の消費電力は約150W
となる。即ち、契約電流容量が10Aである場合に、電
気カーペットを使用しているため、4Aの余裕しかなか
ったものが、直列接続で使用することにより、8.5A
の余裕が得られ、電流容量の大きい電気器具の併用が可
能となる。
【0024】ところで、直列接続すると、前記のとおり
消費電力が少なくなる分、設定温度にカーペット温度が
達しにくくなる場合があり、使用者に違和感を与えるお
それが生じる。そこで、実施例1及び参考例のいずれ
も、手動で設定した設定温度に係わりなく、予め定めた
低い温度、即ち電力節約温度に設定温度を変更する。し
たがって、設定温度と実温度との開きがなくなり、使用
者に違和感を与えることを回避することができる。
【0025】以上説明した実施例1又は2の変形例とし
て、温度設定回路18の可変抵抗器と手動スイッチ16
とを連動させ、温度設定を一定値まで低下させると手動
スイッチ16がオンするように構成することもできる。
【0026】実施例は、図1に示す回路の手動スイッ
チ16を省略し、温度設定回路22の設定温度を一定値
まで下げると、直・並切替えリレー10をNO端子側に
切り替えるように予めマイコン12をプログラムしたも
のである。その他の回路構成は図1と同様にしたので図
を省略する。実施例も実施例1と同様に動作し、同様
の効果を得ることができる。以上説明した実施例のよ
うに、直列・並列を指定する手動スイッチ手段を、温度
設定回路22とマイコン12とによって構成するなど、
手動スイッチ16以外の手段を用いることができる。
【0027】実施例の電気カーペットは、ヒータ4
A,4Bの発熱容量を大きくした外は図1に示した回路
と同様にしたものである。即ち、通常の暖房時には、ヒ
ータ4A及びヒータ4Bを直列接続にして暖房し、暖房
開始時、及び、例えば外気温度が低くなるなど、昇温速
度が鈍る場合には、並列接続にして発熱容量を増強する
ようにしたものである。この場合には、実施例1と異な
り、設定温度を変更しない。このようにすると、簡単な
回路構成で昇温速度を通常の暖房の場合より遙に高める
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気カーペ
ットは、発熱面を2つに区分し、それぞれの面にそれぞ
れヒータを配置し、手動入力でヒータの接続を指定し、
制御器が直・並切替え手段を制御して直列接続・並列接
続の切り替えを行うようにしたので、簡単で、しかも、
切り替えに伴う電源の短絡がない回路構成としたので、
直列に切り替えた際の制御器の信頼性を高めることがで
きた。
【0029】したがって、本発明は、複数の電気器具を
使用し、商用電源の契約電流容量を越える事態が生じた
場合に、電気カーペットの発熱容量を低下させ、暖房を
継続しながら、ブレーカーが作動することなく、他の電
気器具を併用を大幅に可能にすることができる。その
際、設定温度を電力節約温度に自動的に切り替えて温度
調節することにより、設定温度にカーペット温度が達し
ないという違和感を使用者に与えることを防止すること
ができる。また、通常の暖房を直列に接続したヒータで
行い、このヒータを単に並列接続することで、暖房開始
時や、外気温度が低下して昇温時間が長くなる場合の昇
温速度を増加させることが、簡単な構成で達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による電気カーペットの回路
図である。
【図2】本発明の実施例2による電気カーペットの回路
図である。
【符号の説明】
1 カーペット本体 2 制御回路 4A ヒータ 4B ヒータ 8A リレー 8B リレー 10 直・並切替えリレー(直・並切替え手段) 14 手動スイッチ 16 手動ス
イッチ 18 温度設定回路 22 温度検出
回路 E 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−75591(JP,A) 特開 昭63−43284(JP,A) 特開 昭63−181285(JP,A) 特開 昭60−111829(JP,A) 実開 昭62−144089(JP,U) 実開 平6−18812(JP,U) 実開 平4−8013(JP,U) 実開 平3−89315(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペット本体の発熱面をA面とB面と
    2区画に分割し、前記A面にA面用ヒータを、B面に
    B面用ヒータをそれぞれ配置し、前記A面用ヒータの一
    方の側にA面温度制御リレーを、またB面用ヒーターの
    一方の側にB面温度制御リレーをそれぞれ接続し、他方
    の側に前記A面用・B面用ヒータの接続を直列接続・並
    列接続に切り替える直・並切替えリレーを接続し、該直
    ・並切替えリレーは、切替え切片端子を前記A面用又は
    B面用ヒータのいずれか一方のヒータに接続し、他方の
    前記A面用又はB面用ヒータの両端に、該切替え切片と
    択一的に接続する2個の切替え端子を接続し、温度制御
    器に、手動スイッチを取り付け、該手動スイッチをオン
    すると、前記ヒータの接続を、直列接続と並列接続とに
    切り替える制御を前記制御器に行わせるようにした電気
    カーペット。
  2. 【請求項2】 カーペット本体の発熱面をA面とB面と
    の2区画に分割し、前記A面にA面用ヒータを、B面に
    B面用ヒータをそれぞれ配置し、前記A面用ヒータの一
    方の側にA面温度制御リレーを、またB面用ヒーターの
    一方の側にB面温度制御リレーをそれぞれ接続し、他方
    の側に前記A面用・B面用ヒータの接続を直列接続・並
    列接続に切り替える直・並切替えリレーを接続し、該直
    ・並切替えリレーは、切替え切片端子を前記A面用又は
    B面用ヒータのいずれか一方のヒータに接続し、他方の
    前記A面用又はB面用ヒータの両端に、該切替え切片と
    択一的に接続する2個の切替え端子を接続し、温度制御
    器に取付けた温度設定器の設定温度を所定の温度に低下
    させると、前記ヒータの接続を、直列接続に切り替える
    ようにした電気カーペット。
  3. 【請求項3】 前記制御器は、ヒータを直列に切替える
    と制御器に設けた温度設定手段の設定温度に係わりな
    く、制御温度を、最高設定温度より低い電力節約温度に
    切り替えて温度張設するようにした請求項1又は2記載
    の電気カーペット。
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