JP2597216Y2 - 遮断器引外し電源装置 - Google Patents

遮断器引外し電源装置

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JP2597216Y2
JP2597216Y2 JP1993045735U JP4573593U JP2597216Y2 JP 2597216 Y2 JP2597216 Y2 JP 2597216Y2 JP 1993045735 U JP1993045735 U JP 1993045735U JP 4573593 U JP4573593 U JP 4573593U JP 2597216 Y2 JP2597216 Y2 JP 2597216Y2
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祐二 伊藤
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バッテリーのない電
気室で、直流電源を必要とする、例えば静止型の保護継
電器を遮断器引外し制御用に適用する場合において、保
護継電器に制御電源を供給することができる整流平滑回
路を内蔵した遮断器引外し電源装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の遮断器引外し電源装置の一
例の回路図を示す。図2において、1は3相の引外し対
象電路、2は3相の引外し対象電路1のうちのいずれか
2線の間に1次巻線を接続した変圧器、3は3相の引外
し対象電路1に挿入した遮断器である。4は変圧器2の
2次出力で充電される電解コンデンサ、5は変圧器2の
2次出力を整流する整流器、6は電解コンデンサ4に並
列的に設けられた通電表示用のネオンランプ、7は電解
コンデンサ4への充電電流を制限する抵抗、8はネオン
ランプ6に流れる電流を制限する抵抗、90は遮断器引
外し電源装置である。110は電磁型の保護継電器、1
0は保護継電器110の接点、12は遮断器3のトリッ
プコイルであり、接点10とトリップコイル12の直列
回路が電解コンデンサ4に並列に接続されている。
【0003】つぎに、この遮断器引外し電源装置の動作
を説明する。引外し対象電路1が短絡等を起すと、保護
継電器110が引外し対象電路1の異常を検出し、接点
10を閉じる。この結果、変圧器2の2次出力を引外し
駆動電源としてトリップコイル12に電流が流れ、遮断
器3を開放して引外し対象電路1を保護する。
【0004】また、引外し対象電路1が短絡して、変圧
器2の2次電圧が低下した場合でも、電解コンデンサ4
に蓄積された電荷を放出することによってトリップコイ
ル12に電流を流し、遮断器3を開放して引外し対象電
路1を保護する。なお、ネオンランプ6は、電解コンデ
ンサ4に電荷が蓄えられている時もしくは変圧器2の2
次側に規定の電圧が発生している時に点灯する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】最近は、静止型,デジ
タル型の保護継電器が適用されることが多くなってきた
が、電源電圧を印加する必要があるものが多い。しかし
ながら、バッテリーのない電気室においては、電源電圧
を印加する必要がある静止型,デジタル型の保護継電器
を適用することはできず、制御電源を供給する必要のな
い図2のような電磁型の保護継電器等が適用される。
【0006】また、引外し対象電路から交流電源を供給
することにより動作する静止型,デジタル型の保護継電
器もあるが、引外し対象電路の至近端で電源短絡して交
流電源が喪失した場合、交流電源から保護継電器の制御
電源を確保できず、継電器の動作が保証できないので、
バッテリーのない電気室においては、適用できない。以
上の理由で、バッテリーのない電気室には、制御電源を
供給する必要のある静止型,デジタル型の保護継電器は
適用できない。
【0007】したがって、この考案の目的は、バッテリ
ーのない電気室にも静止型,デジタル型の保護継電器の
適用を可能とする遮断器引外し電源装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の遮断器引外し
電源装置は、遮断器のトリップコイルへ給電するととも
に遮断器による引外し対象電路の状態を検出してトリッ
プコイルへの通電を制御する保護継電器の制御回路へ給
電する遮断器引外し電源装置であって、引外し対象電路
に接続された第1の整流器および第1のコンデンサから
なるトリップコイルへの給電用の第1の直流電源回路
と、第1の直流電源回路に並列接続された第2の整流器
および第2のコンデンサからなる制御回路への給電用の
第2の直流電源回路とを備えている。
【0009】
【作用】この考案の構成によれば、トリップコイルへの
給電用の第1の直流電源回路とは独立して、保護継電器
制御回路への給電用の第2の直流電源回路を設けてい
るので、引外し対象電路の至近端で電源短絡して交流電
源が喪失した場合において、トリップ動作の影響を受け
ることなく保護継電器の制御電源を確保できる。
【0010】
【実施例】図1にこの考案の一実施例の遮断器引外し電
源装置の回路図を示す。図1において、1は3相の引外
し対象電路、2は3相の引外し対象電路1のうちのいず
れか2線の間に1次巻線を接続した変圧器、3は3相の
引外し対象電路1に挿入した遮断器である。4は変圧器
2の2次出力で充電される電解コンデンサ、5は変圧器
2の2次出力を整流する整流器、6は電解コンデンサ4
に並列的に設けられた通電表示用のネオンランプ、7は
電解コンデンサ4への充電電流を制限する抵抗、8はネ
オンランプ6に流れる電流を制限する抵抗、9は遮断器
引外し電源装置である。11は例えば静止型の保護継電
器、10は保護継電器11の接点、12は遮断器3のト
リップコイルであり、接点10とトリップコイル12の
直列回路が電解コンデンサ4に並列に接続されている。
【0011】15は変圧器の2次出力で充電される電解
コンデンサ、13は変圧器2の2次出力を整流する整流
器、14は平滑コンデンサ15に並列的に設けられた通
電表示用のネオンランプ、17はネオンランプ14に流
れる電流を制限する抵抗、16は接点11の開閉および
その他の制御動作を行う保護継電器11の制御回路であ
る。
【0012】上記において、整流器5および電解コンデ
ンサ4がトリップコイルへの給電用の第1の直流電源回
路を構成し、整流器13および電解コンデンサ15が第
1の直流電源回路に並列接続された保護継電器制御回
への給電用の第2の直流電源回路を構成している。つ
ぎに、この遮断器引外し電源装置の動作を説明する。
【0013】まず、正常動作時には、整流器5で整流さ
れた直流電荷は、変圧器2の2次電圧が低下した場合に
トリップコイル12に電流を流すための電解コンデンサ
4に蓄積される。また、整流器13で整流された直流電
荷は、電解コンデンサ15に蓄積されるとともに、保護
継電器11の制御回路16へ制御電源(直流電圧)を供
給する。
【0014】引外し対象電路1が短絡等を起す(変圧器
2の2次電圧が低下しない場合)と、変圧器2の2次出
力を制御電源として運転中の保護継電器11が引外し対
象電路1の異常を検出し、接点10を閉じる。この結
果、変圧器2の2次出力を引外し駆動電源としてトリッ
プコイル12に電流が流れ、遮断器3を開放して引外し
対象電路1を保護する。
【0015】引外し対象電路1が短絡して変圧器2の2
次電圧が低下した場合、正常運転時に整流器13を通じ
て電解コンデンサ15に充電した電荷を放電して保護継
電器11の制御回路16に制御電源を供給する。そし
て、制御回路16により引外し対象電路1の異常を検出
し、整定時限後接点10を閉じる。この場合、整定時限
後接点10を閉じるまで制御電源を供給できるようにす
るためには、十分な容量の電解コンデンサ15が必要で
ある。接点10が閉じられると、電解コンデンサ4に充
電された電荷が放電してトリップコイル12に電流を流
し、遮断器3を開放して引外し対象電路1を保護する。
【0016】なお、ネオンランプ6,14は、電解コン
デンサ4,15に電荷が蓄えられている時もしくは変圧
器2の2次側に規定の電圧が発生している時に点灯す
る。以上の動作により、バッテリーのない電気室におい
ても、静止型,デジタル型の保護継電器を使用すること
が可能となり、電磁型保護継電器に比べて省スペース、
省エネルギーを達成でき、また機械的稼働部が少なく耐
振動,耐衝撃等に優れた静止型,デジタル型保護継電器
を提供できる。また、バッテリーと比較して、小形計量
で廉価である。
【0017】
【考案の効果】この考案の遮断器引外し電源装置によれ
ば、トリップコイルへの給電用の第1の直流電源回路と
は独立して、保護継電器制御回路への給電用の第2の
直流電源回路を設けているので、引外し対象電路の至近
端で電源短絡して交流電源が喪失した場合において、ト
リップ動作の影響を受けることなく保護継電器の制御電
源を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の遮断器引外し電源装置の
構成を示す回路図である。
【図2】従来の遮断器引外し電源装置の一例の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 引外し対象電路 2 変圧器 3 遮断器 4 電解コンデンサ 5 整流器 6 ネオン管 7 抵抗 8 抵抗 9 遮断器引外し電源装置 10 継電器接点 11 保護継電器 12 トリップコイル 13 整流器 14 ネオンランプ 15 電解コンデンサ 16 制御回路 17 抵抗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器のトリップコイルへ給電するとと
    もに前記遮断器による引外し対象電路の状態を検出して
    前記トリップコイルへの通電を制御する保護継電器の制
    御回路へ給電する遮断器引外し電源装置であって、 前記 引外し対象電路に接続された第1の整流器および第
    1のコンデンサからなる前記トリップコイルへの給電用
    の第1の直流電源回路と、前記第1の直流電源回路に並
    列接続された第2の整流器および第2のコンデンサから
    なる前記制御回路への給電用の第2の直流電源回路とを
    備えた遮断器引外し電源装置。
JP1993045735U 1993-08-23 1993-08-23 遮断器引外し電源装置 Expired - Fee Related JP2597216Y2 (ja)

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