JP2597112Y2 - 作業角度検出装置のセンサ取付構造 - Google Patents
作業角度検出装置のセンサ取付構造Info
- Publication number
- JP2597112Y2 JP2597112Y2 JP1993041269U JP4126993U JP2597112Y2 JP 2597112 Y2 JP2597112 Y2 JP 2597112Y2 JP 1993041269 U JP1993041269 U JP 1993041269U JP 4126993 U JP4126993 U JP 4126993U JP 2597112 Y2 JP2597112 Y2 JP 2597112Y2
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- JP
- Japan
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- sensor
- pin
- working angle
- shaft
- swing arm
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、さく孔機等の関節部を
備えた作業機の作業角度を検出するため、関節部に設置
される作業角度検出装置のセンサの取付構造に関する。
備えた作業機の作業角度を検出するため、関節部に設置
される作業角度検出装置のセンサの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ピンで枢着された部材が相互に回動する
関節部を備えた作業機では、各部材の作業角度を検出す
るために、作業角度検出装置を設けることがある。一般
に、作業機の関節部では、図3に示すように外側部材1
0がピン11に固定され、内側部材12がピン11に対
して回転可能に取付けられており、外側部材10に取付
けられたセンサ13に内側部材12の回転量情報を伝達
するため、内側部材12にセンサアーム14を固定し、
このセンサアーム14をセンサ13の検出軸15に連結
している。
関節部を備えた作業機では、各部材の作業角度を検出す
るために、作業角度検出装置を設けることがある。一般
に、作業機の関節部では、図3に示すように外側部材1
0がピン11に固定され、内側部材12がピン11に対
して回転可能に取付けられており、外側部材10に取付
けられたセンサ13に内側部材12の回転量情報を伝達
するため、内側部材12にセンサアーム14を固定し、
このセンサアーム14をセンサ13の検出軸15に連結
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、さく孔機のよ
うな作業環境の悪い現場で使用される作業機では、セン
サアーム14が外部に露出しているため、泥やモルタ
ル、コンクリート等が付着し、それがそままま回転する
と部材やセンサケース、ケーブル等を損傷することが多
い。
うな作業環境の悪い現場で使用される作業機では、セン
サアーム14が外部に露出しているため、泥やモルタ
ル、コンクリート等が付着し、それがそままま回転する
と部材やセンサケース、ケーブル等を損傷することが多
い。
【0004】本考案は、作業機の作業角度検出装置にお
けるかかる問題を解決するものであって、センサアーム
等の外部露出をなくしコンパクトな構造として、外部障
害物による破損を防止し、また、センサ取付部を密閉構
造とすることができ、電気部品の耐久性を向上すること
のできる作業角度検出装置のセンサの取付構造を提供す
ることを目的とする。
けるかかる問題を解決するものであって、センサアーム
等の外部露出をなくしコンパクトな構造として、外部障
害物による破損を防止し、また、センサ取付部を密閉構
造とすることができ、電気部品の耐久性を向上すること
のできる作業角度検出装置のセンサの取付構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ピンで枢着さ
れた部材が相互に回動する関節部を備えた作業機におい
て、関節部の内側部材をピンに固定し、外側部材をピン
に対して回転可能に取付け、外側部材にピン端面を覆う
センサベースとパッキンとセンサカバーを設けてセンサ
室を形成し、このセンサ室内にセンサを設け、センサの
検出軸をセンサベースを貫通してピン端面の中心に固定
し、センサベースと検出軸との間にオーリングを設けて
センサ室内を密閉構造として上記課題を解決している。
れた部材が相互に回動する関節部を備えた作業機におい
て、関節部の内側部材をピンに固定し、外側部材をピン
に対して回転可能に取付け、外側部材にピン端面を覆う
センサベースとパッキンとセンサカバーを設けてセンサ
室を形成し、このセンサ室内にセンサを設け、センサの
検出軸をセンサベースを貫通してピン端面の中心に固定
し、センサベースと検出軸との間にオーリングを設けて
センサ室内を密閉構造として上記課題を解決している。
【0006】
【作用】作業の際に、内側部材と外側部材との間の相対
的な回転が生じたとき、その回転量はピンに対する外側
部材の回転量であって、ピンに固定された検出軸から直
接センサに伝達され検出される。センサは密閉したセン
サ室内にあるため、作業環境の悪い現場で使用されても
トラブルを生ずることなく確実に作動する。
的な回転が生じたとき、その回転量はピンに対する外側
部材の回転量であって、ピンに固定された検出軸から直
接センサに伝達され検出される。センサは密閉したセン
サ室内にあるため、作業環境の悪い現場で使用されても
トラブルを生ずることなく確実に作動する。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例である作業角度検出
装置を備えたさく孔機のブームの側面図である。本実施
例では、さく孔機の台車19上の基台20にブーム台2
1を旋回軸22によって枢着し、このブーム台21に伸
縮可能なブーム23の下端を俯仰軸24によって枢着し
ている。基台20とブーム台21との間に旋回用油圧シ
リンダ25、ブーム台21とブーム23との間には俯仰
用油圧シリンダ26が設けられておりブーム23は旋
回、俯仰可能になっている。ブーム23の先端には、チ
ルトアーム27がチルトアーム軸28によって枢着さ
れ、ブーム23との間にチルト用油圧シリンダ29を設
けてチルト可能になっている。チルトアーム27には、
スイングアーム30がスイングアーム軸31によって枢
着され、チルトアーム27との間にスイング用油圧シリ
ンダ32を設けてスイング可能になっている。スイング
アーム22にはガイドロータリ33が設けられており、
ロータリ軸34を中心としてローテーション可能になっ
ている。ガイドロータリ33には、マウント軸35でガ
イドマウンチング36が支持され、このガイドマウンチ
ング36でガイドシェル37を摺動可能に支承してい
る。ガイドシェル37にはさく岩機38を搭載しフィー
ドシリンダ(図示略)で前後方向に移動可能としてい
る。さく岩機38にはビット39付のロッド18を装着
し、打撃と回転を与えて切羽の岩石にさく孔する。
装置を備えたさく孔機のブームの側面図である。本実施
例では、さく孔機の台車19上の基台20にブーム台2
1を旋回軸22によって枢着し、このブーム台21に伸
縮可能なブーム23の下端を俯仰軸24によって枢着し
ている。基台20とブーム台21との間に旋回用油圧シ
リンダ25、ブーム台21とブーム23との間には俯仰
用油圧シリンダ26が設けられておりブーム23は旋
回、俯仰可能になっている。ブーム23の先端には、チ
ルトアーム27がチルトアーム軸28によって枢着さ
れ、ブーム23との間にチルト用油圧シリンダ29を設
けてチルト可能になっている。チルトアーム27には、
スイングアーム30がスイングアーム軸31によって枢
着され、チルトアーム27との間にスイング用油圧シリ
ンダ32を設けてスイング可能になっている。スイング
アーム22にはガイドロータリ33が設けられており、
ロータリ軸34を中心としてローテーション可能になっ
ている。ガイドロータリ33には、マウント軸35でガ
イドマウンチング36が支持され、このガイドマウンチ
ング36でガイドシェル37を摺動可能に支承してい
る。ガイドシェル37にはさく岩機38を搭載しフィー
ドシリンダ(図示略)で前後方向に移動可能としてい
る。さく岩機38にはビット39付のロッド18を装着
し、打撃と回転を与えて切羽の岩石にさく孔する。
【0008】このようなさく孔機では、さく孔位置、さ
く孔方向等を検出するため、ブーム23の旋回軸22、
俯仰軸24、チルトアーム軸28、スイングアーム軸3
1等の関節部には、必要に応じその回転量を検出する作
業角度検出装置のセンサが取付けられる。図2はスイン
グアーム軸にセンサを設けた例を示す縦断面図である。
ここで、スイングアーム軸31は、内側部材となるチル
トアーム27にブッシュ40を介して嵌着されたピンで
あり、スイングアーム軸31とチルトアーム27とは、
ピンストッパ41で固定されている。このスイングアー
ム軸31の上下端部には、外側部材となるスイングアー
ム30がブッシュ42を介して回転可能に取付けられて
いる。スイングアーム30の上端面には、センサベース
46がボルト47で固定され、このセンサベース46上
に、パッキン48を挟んでセンサカバー49がボルト5
0で固定され、密閉状態のセンサ室51を形成してい
る。
く孔方向等を検出するため、ブーム23の旋回軸22、
俯仰軸24、チルトアーム軸28、スイングアーム軸3
1等の関節部には、必要に応じその回転量を検出する作
業角度検出装置のセンサが取付けられる。図2はスイン
グアーム軸にセンサを設けた例を示す縦断面図である。
ここで、スイングアーム軸31は、内側部材となるチル
トアーム27にブッシュ40を介して嵌着されたピンで
あり、スイングアーム軸31とチルトアーム27とは、
ピンストッパ41で固定されている。このスイングアー
ム軸31の上下端部には、外側部材となるスイングアー
ム30がブッシュ42を介して回転可能に取付けられて
いる。スイングアーム30の上端面には、センサベース
46がボルト47で固定され、このセンサベース46上
に、パッキン48を挟んでセンサカバー49がボルト5
0で固定され、密閉状態のセンサ室51を形成してい
る。
【0009】このセンサ室51内には回転検出用のセン
サ52が設けられており、このセンサ52の検出軸53
がセンサベース46に穿設した軸孔54を貫通してスイ
ングアーム軸31の上端面の中心に固定されている。セ
ンサベース46と検出軸53との間にはオーリング57
が設けられ、センサ室51の密閉をより確実にしてい
る。スイングアーム30の下端面には、軸カバー55が
ボルト56で固定されている。
サ52が設けられており、このセンサ52の検出軸53
がセンサベース46に穿設した軸孔54を貫通してスイ
ングアーム軸31の上端面の中心に固定されている。セ
ンサベース46と検出軸53との間にはオーリング57
が設けられ、センサ室51の密閉をより確実にしてい
る。スイングアーム30の下端面には、軸カバー55が
ボルト56で固定されている。
【0010】作業の際には、さく孔機のブームの各関節
部にはそれぞれ回転が与えられて、さく岩機38が所定
のさく孔位置となるようガイドシェル37を移動させ
る。チルトアーム27とスイングアーム30との間に相
対回転が生じたとき、その回転量はスイングアーム軸3
1に対するスイングアーム30の回転量であって、スイ
ングアーム軸31に固定された検出軸53から直接セン
サ52に伝達され検出される。センサ52は密閉したセ
ンサ室51内にあるため、作業環境の悪い現場で使用さ
れてもトラブルを生ずることなく確実に作動する。
部にはそれぞれ回転が与えられて、さく岩機38が所定
のさく孔位置となるようガイドシェル37を移動させ
る。チルトアーム27とスイングアーム30との間に相
対回転が生じたとき、その回転量はスイングアーム軸3
1に対するスイングアーム30の回転量であって、スイ
ングアーム軸31に固定された検出軸53から直接セン
サ52に伝達され検出される。センサ52は密閉したセ
ンサ室51内にあるため、作業環境の悪い現場で使用さ
れてもトラブルを生ずることなく確実に作動する。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の作業角度
検出装置のセンサの取付構造によれば、ブームのセンサ
アーム等の外部露出がなくコンパクトな構造となり、外
部障害物による破損が防止される。また、センサ取付部
を密閉構造とすることができ、センサは密閉したセンサ
室内にあるため、作業環境の悪い現場で使用されてもト
ラブルを生ずることなく確実に作動し、電気部品の耐久
性を向上することができる。
検出装置のセンサの取付構造によれば、ブームのセンサ
アーム等の外部露出がなくコンパクトな構造となり、外
部障害物による破損が防止される。また、センサ取付部
を密閉構造とすることができ、センサは密閉したセンサ
室内にあるため、作業環境の悪い現場で使用されてもト
ラブルを生ずることなく確実に作動し、電気部品の耐久
性を向上することができる。
【図1】本考案の一実施例である作業角度検出装置を備
えたさく孔機のブームの側面図である。
えたさく孔機のブームの側面図である。
【図2】スイングアーム軸にセンサを設けた例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図3】従来の作業角度検出装置のセンサ取付構造の説
明図である。
明図である。
27 チルトアーム 30 スイングアーム 31 スイングアーム軸 41 ピンストッパ 46 センサベース 49 センサカバー 51 センサ室 52 センサ 53 検出軸 54 軸孔 57 オーリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ピンで枢着された部材が相互に回動する
関節部を備えた作業機において、関節部の内側部材をピ
ンに固定し、外側部材をピンに対して回転可能に取付
け、外側部材にピン端面を覆うセンサベースとパッキン
とセンサカバーを設けてセンサ室を形成し、該センサ室
内にセンサを設け、センサの検出軸をセンサベースを貫
通してピン端面の中心に固定し、センサベースと検出軸
との間にオーリングを設けてセンサ室内を密閉構造とし
たことを特徴とする作業角度検出装置のセンサ取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041269U JP2597112Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 作業角度検出装置のセンサ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993041269U JP2597112Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 作業角度検出装置のセンサ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078489U JPH078489U (ja) | 1995-02-07 |
JP2597112Y2 true JP2597112Y2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12603728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993041269U Expired - Fee Related JP2597112Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 作業角度検出装置のセンサ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597112Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993041269U patent/JP2597112Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078489U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990316 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |