JPH06228989A - 回動部におけるセンサ取付構造 - Google Patents

回動部におけるセンサ取付構造

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JPH06228989A
JPH06228989A JP1458293A JP1458293A JPH06228989A JP H06228989 A JPH06228989 A JP H06228989A JP 1458293 A JP1458293 A JP 1458293A JP 1458293 A JP1458293 A JP 1458293A JP H06228989 A JPH06228989 A JP H06228989A
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swivel joint
hole
swivel
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Sadakazu Nakajima
貞和 中嶋
Yoshiharu Tanizono
吉春 谷園
Hideo Shimazoe
秀雄 島添
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械等の作業機の回転角度を検出する回
転角センサの取付構成を簡単にし、スペースを有効に利
用して正確な角度を検知できるようにする。 【構成】 作業機の回転角度をセンサにて検出する構成
において、シリンダー23のピストンロッド先端のボス
部23bにリンク座33を設け、該ボス部23bを挟持
支持するアームプレート31の内側に角度センサ34を
設け、該センサのアーム35とリンク座を連結リンク3
6にて連結する。また、上部旋回体と下部走行体の旋回
中心O上にスイベルジョイントを設け、該スイベルジョ
イント41上の旋回中心上に、上部旋回体の旋回角度を
検出する角度センサ56と、複数の信号線を回転自在に
連結するカップリングAを一体的に設けると共に、該ス
イベルジョイントの軸心に貫通孔41dを開口し、該貫
通孔にセンサパイプ45を挿入して、該センサパイプに
通信手段を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設機械等の作業機の回
転角度を検出する回転角センサの取付構成に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば、バックホーのアーム
の回転角や上部旋回体の回転角を検知して正確な作業が
できるように作業機を制御することは従来から行われて
おり、スイングアームの回転角を検知する回転角センサ
の場合、その配置構成は図16、図17に示すように、
スイングアーム1側面にセンサブラケット2が固設さ
れ、該センサブラケット2にセンサボックス3を取り付
けて、該センサボックス3内に角度センサ4を内装し、
該角度センサ4から突出した検知軸4aにアーム5を固
設し、該アーム5とブーム6との間にリンク7を枢結
し、該リンク7とセンサボックス3を保護カバー9に覆
い保護していたのである。また、上部旋回体の回転角度
を検知する構成は旋回モーターの減速装置に角度センサ
を設けたり、旋回ベアリングギアの歯数をカウントした
りして上部旋回体の回転角を検知していたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
スイングアームの回転角を検知するために、スイングア
ームの側面にセンサユニットを配置すると、該センサユ
ニットを保護するためのカバーが大きくなり、掘削作業
中には土砂にぶつけ易く、その衝撃で角度センサが壊れ
ることがあり、この衝撃から守るためにはカバーの構造
が複雑となり、高価なものとなってしまうのである。ま
た、上部旋回体の角度を検出するセンサが、減速装置に
設けられていると、減速装置において取付スペースが必
要となり大型化し、バックラッシュ等で誤差も大きくな
る。また、歯数をカウントする構成の場合にも取付スペ
ースが必要であってコストアップにつながる。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本考案の解決すべき課題は
以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説
明する。即ち、作業機をシリンダーにて回動し、該作業
機の回転角度をセンサにて検出する構成において、シリ
ンダーのピストンロッド先端のボス部にリンク座を設
け、該ボス部を挟持支持するアームプレートの内側に角
度センサを設け、該センサのアームとリンク座を連結リ
ンクにて連結し、作業機と作業機シリンダーとの相対角
度を検出すべく構成したものである。
【0005】また、上部旋回体と下部走行体の旋回中心
上にスイベルジョイントを設け、該スイベルジョイント
上の旋回中心上に、上部旋回体の旋回角を検知する角度
センサと、複数の信号線を回転自在に連結するカップリ
ングを一体的に設けると共に、該スイベルジョイントの
軸心に貫通孔を開口し、該貫通孔にセンサパイプを挿入
して該センサパイプ内にカップリングと接続する配線を
挿入し、該貫通孔とセンサパイプ外周の間に作動油を送
油可能としたものである。また、前記上部旋回体に角度
センサを固定し、前記センサパイプを下部走行体側に固
定し、該センサパイプ上部をカップリングプレートを介
して角度センサのセンサ軸と連結し、上部旋回体の旋回
角を検知すべく構成したものである。また、前記カップ
リングと、下部走行体に設けた電装品の間に設ける通信
手段を前記貫通孔に配置し、上部旋回体と下部走行体の
間の通信を可能としたものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。ブーム15先端に設けた
スイングアーム16の回動角を検知する場合には、油圧
シリンダー23のピストンロッド23aが伸縮される
と、アームプレート31が回動されて、該アームプレー
ト31とボス部23bとの角度も変わり、該ボス部23
bに固設したリンク座33の回動が連結リンク36を介
してセンサアーム35を回動し、該センサアーム35基
部の角度センサ34がその回動量を検知し、ブーム15
とスイングアーム16の相対的角度変化を検知し、ま
た、該角度センサ34はアームプレート31・31間に
配設されるので、障害物等に当接することはない。
【0007】また、上部旋回体と下部走行体の間の旋回
中心に設けて連結するスイベルジョイント41上に角度
センサ56が旋回中心O上に設けられ、スイベルジョイ
ント41のスイベルシャフト41cの軸心に設けた貫通
孔41dに挿入されたセンサパイプ45が角度センサ5
6のセンサ軸と連結されて、上部旋回体の旋回角を検知
し、該センサパイプ45内に通した配線は、角度センサ
56と一体的に設けたカップリングAに接続されて旋回
時に捩れることはなく、該カップリングAより制御回路
等と接続される。そして、貫通孔41dとセンサパイプ
45外周との間には作動油が送油でき、クローラ式走行
装置11を駆動する油圧モーターの作動油を上部旋回体
に設けたタンクへ戻すことができる。
【0008】
【実施例】次に本発明を建設機械としてバックホーの実
施例について説明する。図1はバックホー全体側面図、
図2はブームとスイングアームの連結部を示す側面図、
図3は角度センサ取付部の平面図、図4は同じく側面断
面図、図5はスイベルジョイント側面断面図、図6は同
じく平面図、図7は同じく底面図である。
【0009】図1においてバックホーの全体構成から説
明すると、下部走行体であるクローラ式走行装置11上
に旋回台12を介して上部旋回体の上部フレーム13を
載置し、該上部フレーム13の回転角は後述する角度セ
ンサ56にて検知される。クローラ式走行装置11のト
ラックフレームより後方にはブレード(排土板)14が
突出して設けられ、油圧シリンダー20にて昇降回動可
能として土押しや均平作業等をできるようにし、該ブレ
ード14の回動角はブレード14基部に設けた角度セン
サ19にて検知される。
【0010】そして、前記上部フレーム13前端には左
右回動可能にブームブラケット21を設けて、該ブーム
ブラケット21上部にブーム15を枢支し、該ブーム1
5中途部とブームブラケット21の間にブームシリンダ
ー22を介装してブーム15を前後回動可能としてい
る。該ブーム15先端にはスイングアーム16が枢支さ
れ、該スイングアーム16基部とブーム15中途部の間
にアームシリンダー23を介装してスイングアーム16
を上下に回動可能とし、該スイングアーム16先端に作
業機としてバケット17を装着して、該バケット17基
部とスイングアーム16の間にバケットシリンダー24
を介装してバケット17を回動可能とし、それぞれのシ
リンダー22・23・24を回動することにより掘削作
業等を可能としている。そして、前記上部フレーム13
前上部には操作レバーや表示パネルや座席等を配したキ
ャビン25を載置し、上部フレーム13後部上にエンジ
ン室26を配設している。
【0011】前記ブーム15、スイングアーム16、バ
ケット17の回動角はそれぞれ回動基部に設けた角度セ
ンサにより検知されており、掘削作業時のバケット17
の深さや高さを検知したり、機体からの距離等を検知し
て、制御回路にフィードバックして所望の位置で所望の
深さに掘削できるように制御可能としており、この回動
角を検知する構成をブーム15とスイングアーム16の
間に設けた角度センサ34の実施例について説明する。
【0012】即ち、図2、図3、図4に示すように、ブ
ーム15先端にスイングアーム16が枢支ピン30にて
回転自在に枢支され、該スイングアーム16後部両側に
アームプレート31・31が固設され、アームシリンダ
ー23のピストンロッド23a先端に配したボス部23
bが該アームプレート31・31間の後部に枢支ピン3
2にて回転自在に枢支され、該ボス部23bよりリンク
座33が突設され、一方アームプレート31の内側面に
角度センサ34が固設され、該角度センサ34のセンサ
軸に固設したアーム35先端と前記リンク座33先端の
間を連結リンク36にて枢結されている。
【0013】このような構成において、例えば、アーム
シリンダー23が伸長されると、アームプレート31が
押されてスイングアーム16と共に枢支ピン30を中心
に図2に示す31’、16’の如く回動されると同時
に、ボス部23bも枢支ピン32を中心に回動して、リ
ンク座33に枢結された連結リンク36が引っ張られて
センサアーム35を回動し、その回動量を角度センサ3
4が検知し、スイングアーム16の回動に比例した値
(相対角度)を制御回路へ出力するのである。そして、
該角度センサ34や連結リンク36等はアームプレート
31とアームプレート31の間の内側に配置されている
ので、掘削作業時に土砂等に当たっても角度センサ34
はアームプレート31に保護されて直接当接することは
なく壊れることもないのである。
【0014】また、前記上部旋回体の上部フレーム13
がクローラ式走行装置11に対してどのくらい旋回して
いるかを検知するために、本発明は上部旋回体と下部走
行体の間に設けるスイベルジョイント41上に角度セン
サ40を設けている。即ち、スイベルジョイント41は
旋回台12内に収納され、図5に示すように、スイベル
プレート41aがクローラ式走行装置11のトラックフ
レーム42上にボルト43にて固設され、該スイベルプ
レート41a上に円筒状のスイベルボス41bがボルト
44にて固設され、該スイベルボス41b内にスイベル
シャフト41cがその中心を旋回中心Oに合わせて回転
自在に挿入され、該スイベルシャフト41cはその上部
で上部フレーム13に固定されるのである。尚、39は
ノックピンであり、スイベルプレート41aとスイベル
ボス41bの位置を合わせるためのものである。
【0015】そして、該スイベルシャフト41cの軸心
には貫通孔41dが穿設され、その延長上のスイベルプ
レート41aにも貫通孔41eが開口され、該貫通孔4
1dの周囲には図8に示すように縦穴の油路穴41f・
41f・・・が穿設され、該油路穴41f・41f・・
・は下端でそれぞれ高さの異なる横穴と連通されてスイ
ベルボス41bの側面に開口した取出孔41g・41g
・・・とそれぞれ連通され、クローラ式走行装置11の
油圧モーターやブレード14昇降用の油圧シリンダー2
0等に送油可能とし、油路穴41f・41f・・・の上
端には配管と接続されて前記油圧モーターや油圧シリン
ダーを制御するための切換バルブに接続される。
【0016】そして、前記貫通孔41d内の軸心部には
図12に示すようなセンサパイプ45が挿入され、該セ
ンサパイプ45内には後述する通信手段としての配線4
8を通し、該センサパイプ45の上端及び下端にボス4
6・47が固設されて、該ボス46・47の中央に穿設
した貫通孔はセンサパイプ45の孔と連通し、該ボス4
6・47自体はスイベルシャフト41c及びスイベルプ
レート41aの貫通孔41d・41eに挿入したときに
上下を栓するようにし、スイベルシャフト41cの上部
側面に連通孔41hを開口して貫通孔41dと連通し、
スイベルプレート41aの側面に貫通孔41eへの連通
孔41i・41iを開口し、該連通孔41hから貫通孔
41d・41e内周とセンサパイプ45外周の間の空間
を介して連通孔41iへと連通して油路とし、この油路
に作動油を送油可能としている。本実施例では連通孔4
1i・41iに配管49・49を介して左右の油圧モー
ターのドレンに接続している。
【0017】また、前記ボス47下部は回り止めプレー
ト50に挿入されてリング51にて固定され、該回り止
めプレート50はスイベルプレート41aに固定されセ
ンサパイプ45が下部走行体と一体となるようにし、前
記ボス46上端にはアーム52が固設され、該アーム5
2の端部に開口した長孔52aにカップリングプレート
53より突出したピン53aを挿入している。該カップ
リングプレート53はセンサボックス54内に収納した
カップリングAの回転自在なスリップリング55に固定
されており、該スリップリング55がセンサパイプ45
を介して下部走行体と一体となるようにしている。そし
て、該カップリングAは後述する角度センサ56と一体
的に構成されてセンサユニットSとしてセンサボックス
54内に収納されている。
【0018】該センサボックス54内の構成は、図9、
図10に示すように、センサボックス54の底板54a
が上部フレーム13に固設され、該センサボックス54
内の底板54a上にセンサ取付台57を固設し、該セン
サ取付台57上に角度センサ56がそのセンサ軸56a
を旋回中心Oに合わせて取り付けられ、該センサ軸56
aにアーム59を固定し、該アーム59先端にスリップ
リング55上面に設けた接片55aが固定され、上部旋
回体が旋回すると角度センサ56が回動し、接片55a
は下部走行体と一体となって固定されているので、セン
サ軸56aが回動して旋回角度が検知されるのである。
【0019】前記カップリングAはセンサボックス54
内の底板54aに取り付けられたロータリブラシ60と
スリップリング55からなり、該スリップリング55は
円形の絶縁体55b・55b・・・と導体55c・55
c・・・を交互に合わせて固定して導体55c・55c
・・・同士がショートしないようにし、スリップリング
55の内部において導体55c・55c・・・それぞれ
に配線48・48・・・を接続している。尚、該配線4
8・48・・・はカップリングプレート53の中心孔よ
り前記ボス46の貫通孔、センサパイプ45の中心孔、
ボス47の貫通孔を通って、前記ブレード14の角度を
検出する角度センサ19やその他の電装品と接続され
る。
【0020】そして、前記導体55c・55c・・・の
端部側面は「V」字状の凹部を形成し、該導体55c・
55c・・・の凹部にロータリブラシ60・60・・・
をそれぞれ当接させている。該ロータリブラシ60は図
9に示すように平面視コ字状に構成して導体55cを挟
み常に導体55cと接するようにし、該ロータリブラシ
60の基部はブラケット62に固定されて配線61と接
続され、該配線61は下部走行体の電装品の配線63と
共にセンサボックス54より延出され、図13に示すよ
うにコントローラCと接続される。該コントローラCに
は更に、前記スイングアーム16の角度を検知する角度
センサ34やその他ブーム15やバケット17等の角度
を検出する角度センサや傾倒を検知する傾斜センサ64
や作業機の負荷を検出する検出センサ65等が接続さ
れ、これらの信号をコントローラCが演算して、制御バ
ルブVのソレノイドを作動して切り換え、油圧シリンダ
ーや油圧モーター等を制御するように構成しているので
ある。但し、前記センサパイプ45内に通すのは電線だ
けでなく光ファイバ等であってもよく、この場合光ファ
イバカプラが使用される。また、センサパイプ45上部
と下部に送信部及び受信部を設けて光又は電波等で信号
のやりとりをできるようにすることも可能である。
【0021】このように構成することによって、上部フ
レーム13を旋回させると、スイベルジョイント41の
スイベルプレート41aとスイベルボス41bはトラッ
クフレーム42と一体的に構成されているので旋回せ
ず、スイベルシャフト41c内に挿入されたセンサパイ
プ45も下部でボス47を介してスイベルプレート41
aに固定されているので回転しない。そして、該センサ
パイプ45にボス46、アーム52、カップリングプレ
ート53を介してスリップリング55も固定されるので
回転しない。一方、旋回する上部フレーム13にはスイ
ベルシャフト41c上部が固定され、また、上部フレー
ム13にセンサボックス54にロータリブラシ60及び
角度センサ56が固定され、上部フレーム13と共に旋
回する。但し、本実施例ではスリップリング55及びロ
ータリブラシ60の接点は三つしか設けていないがそれ
以上でも、それ以下にでも構成できる。
【0022】従って、作動油の送油構成においては、油
圧ポンプから切換バルブを介して送油された圧油はその
配管がスイベルシャフト41c上部に接続されて、油路
孔41f・41f・・・よりスイベルボス41b側面に
穿設した取出孔41g・41g・・・にそれぞれ送油さ
れ、油圧シリンダーや油圧モーターに送油される、そし
て、その戻り油も他の取出孔41g・41g・・・、油
路孔41f・41f・・・から作動油タンクへドレンさ
れる。そして、油圧モーターのドレン油はスイベルプレ
ート41a側面よりスイベルシャフト41cの軸心に穿
設した貫通孔41dとセンサパイプ45の間を通ってス
イベルシャフト41c上部側面に設けた連通孔41hよ
り作動油タンクへ戻される。
【0023】また、電気的接続構成は、ブレード14の
回動角を検知する角度センサ19や下部走行体の電装品
の配線48は下方よりボス47の貫通孔、センサパイプ
45の中心部、ボス46の貫通孔の中及びカップリング
プレート53の中央の開口部を通して、その端部をスリ
ップリング55の導体55c・55c・・・にそれぞれ
接続して走行部と一体となって旋回はせず、配線48は
捩れることはない。一方、ロータリブラシ60・60・
・・はセンサボックス54に固定されているので、上部
フレーム13と共に旋回するが、ロータリブラシ60・
60・・・の先端は常に導体55c・55c・・・側面
に接しているのでセンサ等からの信号は伝達できるので
ある。また、旋回角度は角度センサ56がセンサボック
ス54を介して上部フレーム13に固定されて旋回し、
スリップリング55は前述のようにセンサパイプ45等
を介してトラックフレーム42に固定されて旋回しない
ので、スリップリング55上部に設けた接片55aによ
りアーム59を介してセンサ軸56aが回動されて旋回
角が検出できるのである。
【0024】また、下部走行体からの配線48をスイベ
ルジョイント41の軸心部を通す他の構成として図14
に示すように構成することも可能である。即ち、スイベ
ルシャフト41c’の貫通孔41d’内に挿入したセン
サパイプ45’を上下に延長して、その下端を直接回り
止めプレート50に固設し、その上端にはアーム52を
介してカップリングプレート53に連結し、配線48は
センサパイプ45’内のみ通され、支持部等の構成が簡
単となる。そして、センサパイプ45’上端に連結した
カップリングプレート53から前記同様に旋回角度も検
出できる。
【0025】そして、スイベルシャフト41c’の下端
中央にはインロー部41j’を突出して、スイベルプレ
ート41a’の中央に挿入し、両者の芯合わせを容易に
できるように構成しており、スイベルシャフト41c’
の貫通孔41d’とセンサパイプ45’の間にはドレン
油を通さずに、スイベルシャフト41c’の油路孔41
fの一つを貫通してドレン油路41k’とし、その下方
のスイベルプレート41a’の上面に環状の凹部41
m’を設けて、該凹部41m’より側方への貫通孔41
i’と連通するように構成している。尚、その他の構成
は前記と同様の構成である。
【0026】また、下部走行体からの配線48をスイベ
ルジョイント41の軸心部を通す他の構成として図15
に示すように構成することも可能である。即ち、スイベ
ルプレート41a”とスイベルシャフト41c”を前記
と上下逆向きに配置したように構成するものであって、
スイベルプレート41a”とスイベルボス41b”を一
体的に固定したものを上部フレーム13に固設し、スイ
ベルシャフト41c”は下部を取付プレート67を介し
てトラックフレーム42に固設し、下部側面より圧油を
取り出して油圧シリンダーや油圧モーターへ送油できる
ようにし、スイベルシャフト41c”上部中央には凸部
41n”を上方へ突出して、軸芯部には貫通孔41d”
を穿設し、センサパイプ45を設けずに直接配線48を
通す。そして、前記凸部41n”の下部はスイベルプレ
ート41a”を貫通して芯合わせを容易にし、凸部41
n”上部にはアーム52を固設してカップリングプレー
ト53に接続する構成としている。その他の構成は前記
と同様である。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、センサを保護するカバーをなくして部品点
数を削減してコンパクト化が図れると共に、簡単な構成
でセンサの破損を防止することができ、コスト低減化が
図れたのである。
【0028】請求項2の如く構成したので、角度センサ
とカップリングが一体的に設けられて収納スペースを小
さくでき、上部旋回体と下部走行体を連結するスイベル
ジョイントの油圧配管は従来と同様に構成して、更に、
軸心部に設ける貫通孔とセンサパイプの間に構成される
空間が、作動油の連通路として有効に利用することがで
きたのである。
【0029】請求項3の如く構成したので、角度センサ
のセンサ軸が旋回中心に配置されるようになり、正確な
角度検出ができるようになったのである。また、請求項
4の如く構成したので、簡単な構成でスイベルジョイン
トの軸心に配線を通すことができるようになり、カップ
リングを介することにより配線が捩れることなく、複数
の電気的通信が可能となり、信頼性も向上できたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホー全体側面図である。
【図2】ブームとスイングアームの連結部を示す側面図
である。
【図3】角度センサ取付部の平面図である。
【図4】同じく側面断面図である。
【図5】スイベルジョイント側面断面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく底面図である。
【図8】スイベルジョイントのスイベルシャフト平面図
である。
【図9】センサボックス平面図一部蓋を取った状態の平
面図である。
【図10】センサボックス側面断面図である。
【図11】アーム52平面図である。
【図12】センサパイプとボスの側面断面図である。
【図13】制御ブロック図である。
【図14】スイベルジョイントに配線を通す他の構成を
示す側面断面図である。
【図15】スイベルジョイントに配線を通す他の構成を
示す側面断面図である。
【図16】従来のセンサ取付部を示す平面図である。
【図17】同じく側面図である。
【符号の説明】 11 クローラ式走行装置 12 旋回第 13 上部フレーム 16 スイングアーム 17 バケット 19 角度センサ 23 油圧シリンダー 23a ピストンロッド 23b ボス部 31 アームプレート 33 リンク座 34 角度センサ 35 センサアーム 36 連結リンク 41 スイベルジョイント 41c スイベルシャフト 41d 貫通孔 42 トラックフレーム 45 センサパイプ 48 配線 53 カップリングプレート 55 スリップリング 56 角度センサ 60 ロータリブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島添 秀雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機をシリンダーにて回動し、該作業
    機の回転角度をセンサにて検出する構成において、シリ
    ンダーのピストンロッド先端のボス部にリンク座を設
    け、該ボス部を挟持支持するアームプレートの内側に角
    度センサを設け、該センサのアームとリンク座を連結リ
    ンクにて連結し、作業機と作業機シリンダーとの相対角
    度を検出すべく構成したことを特徴とする回動部におけ
    るセンサ取付構造。
  2. 【請求項2】 上部旋回体と下部走行体の旋回中心上に
    スイベルジョイントを設け、該スイベルジョイント上の
    旋回中心上に、上部旋回体の旋回角を検知する角度セン
    サと、複数の信号線を回転自在に連結するカップリング
    を一体的に設けると共に、該スイベルジョイントの軸心
    に貫通孔を開口し、該貫通孔にセンサパイプを挿入して
    該センサパイプ内にカップリングと接続する配線を挿入
    し、該貫通孔とセンサパイプ外周の間に作動油を送油可
    能としたことを特徴とする回動部におけるセンサ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 上部旋回体と下部走行体の旋回中心上に
    スイベルジョイントを設け、該スイベルジョイント上の
    旋回中心上に上部旋回体に固定した角度センサを配置
    し、該スイベルジョイントの軸心に貫通孔を開口し、該
    貫通孔にセンサパイプを挿入して下部走行体側に固定
    し、該センサパイプ上部をカップリングプレートを介し
    て角度センサのセンサ軸と連結し、上部旋回体の旋回角
    を検知すべく構成したことを特徴とする回動部における
    センサ取付構造。
  4. 【請求項4】 上部旋回体と下部走行体の旋回中心上に
    スイベルジョイントを設け、該スイベルジョイントの軸
    心に貫通孔を開口し、該スイベルジョイント上の旋回中
    心上に配置した回動自在なカップリングと、下部走行体
    に設けた電装品の間に設ける通信手段を前記貫通孔に配
    置し、上部旋回体と下部走行体の間の通信を可能とした
    ことを特徴とする回動部におけるセンサ取付構造。
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