JP2596991Y2 - カレンダ付き時計 - Google Patents

カレンダ付き時計

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JP2596991Y2
JP2596991Y2 JP1993009521U JP952193U JP2596991Y2 JP 2596991 Y2 JP2596991 Y2 JP 2596991Y2 JP 1993009521 U JP1993009521 U JP 1993009521U JP 952193 U JP952193 U JP 952193U JP 2596991 Y2 JP2596991 Y2 JP 2596991Y2
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Japan
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calendar
wheel
date
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rotation
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JP1993009521U
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JPH0669884U (ja
Inventor
和弘 藤田
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカレンダ車を有するカ
レンダ付き時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカレンダ付き時計のカレンダ送り
構造を図11及び図12に示す。図11は従来例の平面
図、図12は従来例の断面図であり、筒車1の回転によ
り日回し車4が回転し、前記日回し車4に形成した日回
しつめ4aが日車歯部5aと係合して日車5を回転させ
ていたので、文字板9にもうけられた日窓2cに向かい
あった位置に配置された日文字は、日車5の回転により
1日1回送られることになる。図13は従来のカレンダ
付き時計の外観図である。時刻は午後11時54分を示
し、カレンダ送り中の状態で、文字板9に設けられた日
窓2cから2日分の日文字が少しづつ見える。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のカレン
ダ送り構造においては、例えば日送りにおいて1日の終
わりの午後10時から午前0時の間がカレンダ送り時間
帯となり、カレンダ車が回転するが、日窓の位置は変わ
らないので日送りの途中においては文字の認識が不能に
なることがあった。
【0004】そこで、この考案の目的はカレンダ送りの
途中でもカレンダ文字の認識が可能な時計を得ることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】時計の中央に配置され駆
動手段の出力により回転する中心車と、中心車にかみあ
って回転する中間車と、中間車に一体で形成されたつめ
部を有するカレンダ車送り機構と、カレンダ情報を配設
し、カレンダ車送り機構により回転するカレンダ車と、
前記中心車に同軸で保持されるようにもうけられ、カレ
ンダ車のカレンダ情報を表示させるためのカレンダ窓を
有する円板と、中間車の回転により円板を回動させる円
板送り機構と、前記円板の回動を規正し、円板が一定位
置まで回動すると逆転させ、もとの位置にもどす円板位
置決め機構と、を有する構成とする。
【0006】
【作用】上記のように構成されたカレンダ付き時計にお
いては、中間車の回転によりカレンダ車と円板が同時に
回転してカレンダを表示しつづけ、カレンダ情報を送り
終えるとカレンダ窓を有する円板はもとの位置に瞬時に
もどり、次のカレンダ情報を表示するのでカレンダ送り
の途中でもカレンダ文字の認識が可能になる。
【0007】
【実施例】以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の機能ブロック図である。図2か
ら図4は本考案の実施例によるカレンダ送りの状態の平
面図である。図5及び図6は本考案の実施例の構成を示
す断面図である。図5及び図6において、本考案の実施
例の構成を以下に説明する。時計の中心車である筒車1
には時針7がとりつけられ、地板側には歯車である筒車
かな1aがとりつけられている。
【0008】筒車かな1aは日回し車4とかみあい、筒
車1の回転により日回し車4が回転することになる。日
回し車4には日回しつめ4aが一体で形成され、日回し
つめ4aは日車5の内輪側の歯部である日車歯部5aに
係合し、日文字を印刷した日車5を回転させる。
【0009】筒車1には筒車かなと時針7の間に日窓を
有する円板である日窓車2が回転可能にもうけられてい
る。日窓車2には日車5と相対する位置の一部に日窓2
cがもうけられ、日回し車4に相対する位置の一部に突
起部である日窓つめ2bがもうけられている。
【0010】日回し車4の日窓車2と相対する位置には
日窓回しつめ4bがもうけられて、前記日回し車4の回
転により日窓回しつめ4bが日窓つめ2bに係合して日
窓車2を回転させる。日窓車2は円真部に一体で日窓歯
車2aを形成し、日窓歯車の歯部には弾性材からなる日
窓ジャンパ3が係合して回転を規正している。
【0011】図7は本実施例の日窓車2の平面図であ
る。日窓車2の円真部には日窓歯車2aがもうけられ、
また円周の一部には日窓2cがもうけられている。日回
し車4にもうけられた日窓回しつめ4bに対応する位置
に日窓つめ2bがもうけられている。
【0012】図2はカレンダ送り開始直前の状態を示す
平面図である。日回し車4には日回しつめ4aと日窓回
しつめ4bが一体に形成され、24時間で1回転する。
日回しつめ4aは日車の回転により日車送りの時間帯で
ある午後10時ころにはつめの先端部が日車歯部5aの
凸部に係合する。日窓回しつめ4bは日窓車2にもうけ
られた日窓つめ2bと係合し、日窓車を回転させる。
【0013】この時日窓2cが表示する日文字は31で
ある。日回しつめ4aが日車5をさらに回転させ、カレ
ンダ送り終了直前の状態を図3に示す。日回しつめ4a
は日回し車4と一体で回転し、日車歯部5aの凸部との
係合がはずれかかっている。
【0014】一方日窓回しつめ4bも日窓車2にもうけ
られた日窓つめ2bとの係合がはずれかかっている。日
窓車2が日窓回しつめ4bにより回動させられているの
で、弾性材からなる日窓ジャンパ3は日窓歯車の凸部に
のりあげている。
【0015】日車5はカレンダ裏板10に内輪をガイド
されながら日回しつめ4aにより回動させられているの
で、日ジャンパ6も日車歯部の凸部にのりあげている。
日車5と、日窓車2は、同時に日回し車4により回動さ
せられるので日窓2cに見える日文字は31のままであ
る。
【0016】次にカレンダ送り終了直後の状態を図4に
示す。日回しつめ4aは日車歯部5aを1枚送りおわっ
て日車歯部の凹部にある。日ジャンパ6も日車歯部の次
の凹部に落ち込んで日車5の回転を規正している。同時
に、日窓回しつめ4bと日窓つめ2bとの係合がはず
れ、日窓車2は日窓ジャンパ3の弾性力により瞬時にも
との位置にもどる。
【0017】日車5が1日分回転し、日窓車2だけもと
の位置に戻るので、日窓2cからは次の日文字1が見え
ることになる。次に時計のカレンダ送りの外観図を図8
から図10に示す。図8はカレンダ送り開始直前の状態
で、時刻はカレンダ送り時間帯にさしかかる午後9時5
4分であり、日窓2cの位置は文字板9の3時位置にあ
る。
【0018】図9はカレンダ送り終了直前の状態で、日
窓2cの3時位置から12時方向に移動していて日窓車
2が回転していることがわかる。午前0時を過ぎて、カ
レンダ送り終了直後の状態を図10に示す。日窓2cは
もとの3時位置にもどり、日文字は1にかわっている。
本実施例においてはカレンダ情報を日文字としたが、
曜、月の情報が窓からかくれない位置に表示しつづける
ことも輪列を変えることにより可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上説明したようにカレンダ送
り時間帯であってもカレンダの文字が表示窓から欠ける
ことがないよう、表示窓とカレンダ文字を有する車を同
時に回転させたもので、カレンダ送り時間帯でのカレ
ンダ認識不能をなくし、見やすいカレンダ表示ができる
ようにした。瞬時カレンダ送り表示ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の動作を説明するブロック図である。
【図2】本考案の実施例でカレンダ送り開始直前の状態
を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例でカレンダ送り終了直前の状態
を示す平面図である。
【図4】本考案の実施例でカレンダ送り終了直後の状態
を示す平面図である。
【図5】本考案の実施例で日車と日窓車の係合を中心と
した断面図である。
【図6】本考案の実施例で日窓と日車の位置をあらわし
た断面図であ る。
【図7】本考案の実施例の日窓車の平面図である。
【図8】本考案の実施例でカレンダ送り開始直前の状態
を示す外観図である。
【図9】本考案の実施例でカレンダ送り終了直前の状態
を示す外観図である。
【図10】本考案の実施例でカレンダ送り終了直後の状
態を示す外観図である。
【図11】従来のカレンダ送りの終了直前の状態を示す
平面図である。
【図12】従来のカレンダ送り時計の断面図である。
【図13】従来のカレンダ送りの終了直前の状態を示す
外観図である。
【符号の説明】
1 筒車 1a 筒車かな 2 日窓車 2a 日窓歯車 2b 日窓つめ 2c 日窓 3 日窓ジャンパ 4 日回し車 4a 日回しつめ 4b 日窓回しつめ 5 日車 6 日ジャンパ 7 時針 8 地板 9 文字板 10 カレンダ裏板 11 駆動手段 12 中心車 13 中間車 14 カレンダ車 15 カレンダ車送り機構 16 円板 17 円板送り機構 18 円板位置決め機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カレンダ車を有するカレンダ付き時計に
    おいて、 時計の中央に配置され駆動手段(11)の出力により回
    転する中心車(12)と、中心車(12)にかみあって
    回転する中間車(13)と、中間車(13)に一体で形
    成されたつめ部を有するカレンダ車送り機構(15)
    と、カレンダ情報を配設し、カレンダ車送り機構(1
    5)により回転するカレンダ車(14)と、前記中心車
    (12)に同軸で保持されるようにもうけられ、カレン
    ダ車のカレンダ情報を表示させるための窓を有する円板
    (16)と、中間車(13)の回転により円板(16)
    を回動させる円板送り機構(17)と、前記円板(1
    6)の回動を規正し、円板が一定位置まで回動すると逆
    転させ、もとの位置にもどす円板位置決め機構(18)
    と、 を有してなり、中間車(13)の回転によりカレンダ車
    (14)と円板(16)が同時に回転してカレンダを表
    示しつづけ、カレンダ情報を送り終えるとカレンダ窓を
    有する円板(16)はもとの位置に瞬時にもどり、次の
    カレンダ情報を表示することを特徴とするカレンダ付き
    時計。
JP1993009521U 1993-03-08 1993-03-08 カレンダ付き時計 Expired - Lifetime JP2596991Y2 (ja)

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JPH0669884U JPH0669884U (ja) 1994-09-30
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