JP2596727Y2 - インピンジャーを用いたサンプリング装置 - Google Patents

インピンジャーを用いたサンプリング装置

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JP2596727Y2
JP2596727Y2 JP1993043929U JP4392993U JP2596727Y2 JP 2596727 Y2 JP2596727 Y2 JP 2596727Y2 JP 1993043929 U JP1993043929 U JP 1993043929U JP 4392993 U JP4392993 U JP 4392993U JP 2596727 Y2 JP2596727 Y2 JP 2596727Y2
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impinger
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sampling
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばメタノール車か
ら排出される排ガス中に含まれるアルコールやホルムア
ルデヒドなどの特定の成分を測定するのに用いられるイ
ンピンジャーを用いたサンプリング装置(以下、単にサ
ンプリング装置という)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】メタノール車からの排ガス中に含まれる
アルコールやホルムアルデヒドを測定する場合、一般に
は、排ガスを定流量採取装置(Constant Volume Sample
r 、以下、CVSという)によって吸引するとともに、
このCVSの上流側から分岐したサンプリング流路に、
排ガス中に含まれる特定の成分を捕集するインピンジャ
ーを設け、このインピンジャーの下流側にニードルバル
ブを介して吸引ポンプを設けるようにしたサンプリング
装置が用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサンプリング装置においては、インピンジャーを設
けた流路に流れるサンプルガス(この場合、排ガス)の
流量がニードルバルブの容量内で一定の値に固定的に設
定されてしまうという欠点がある。例えばニードルバル
ブの容量がV1 l/分である場合、CVSとの比例制御
がV1 l/分までしか行えず、しかも、その容量内で流
量を任意に変更できないといったところから、メタノー
ル車など排ガス源からの排出される排ガスの流量変化に
対応することが困難であり、その結果、排ガスの総量に
比例したアルコールやホルムアルデヒドを採取すること
が容易でなかった。
【0004】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、排ガスの流量が変化してもこれに
追従して流量設定を行うことができ、所望の特定成分を
排ガスの流量に比例して正確に採取することができるサ
ンプリング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、排ガス源から排出される排ガスをCVS
によって吸引するとともに、CVSの上流側から分岐し
たサンプリング流路に排ガス中に含まれる特定の成分を
捕集するインピンジャーを設け、このインピンジャーの
下流側に吸引ポンプを設けてなるサンプリング装置にお
いて、前記インピンジャーと吸引ポンプとの間にマスフ
ローコントローラを介装し、前記CVSからの流量信号
に基づいて前記マスフローコントローラを流れる流量を
制御するようにした点に特徴がある。
【0006】
【作用】上記構成のサンプリング装置においては、サン
プリング流路に設けられたマスフローコントローラによ
って流量制御を行うので、マスフローコントローラの容
量の範囲内でCVSとの比例制御を任意に行うことがで
き、排ガス源から排出される排ガスのそのときの流量に
対応した流量を任意に設定することができ、所望の特定
成分を排ガスの流量に比例して正確に採取することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0008】図1は、本考案の一実施例を示し、この図
において、1は排ガス源としての例えばメタノール車
で、その駆動輪2はシャシダイナモメータの駆動ローラ
3に載置されている。4はメタノール車1のエンジン
(図示してない)に連なるガス排気管で、その下流側は
希釈トンネル5に接続されている。この希釈トンエル5
の上流側にはフィルタ6が設けられ、空気を吸入するよ
うに構成されている。また、希釈トンネル5の下流側に
は、CVS7が設けられ、8はその主たる構成要素であ
るメインベンチュリである。従って、メタノール車1か
ら排出される排ガスは適宜希釈され、この希釈された排
ガスは、CVS7によって定流量吸引される。
【0009】9は前記希釈トンネル5の途中(より具体
的には、希釈トンネル5に対するガス排気管4の接続点
とCVS7との間の適宜の部位)から分岐接続されたサ
ンプリング流路で、サンプルガス中に含まれるアルコー
ルを捕集するための純水を所定量収容した第1インピン
ジャー10と、サンプルガス中に含まれるホルムアルデ
ヒドを捕集するための2,4−ジニトロフェニルヒドラ
ジン(DNPH)を所定量収容した第2インピンジャー
11とが直列接続された状態で挿入されている。12は
第2インピンジャー11の下流側に設けられるマスフロ
ーコントローラ、13はこのマスフローコントローラ1
2の下流側に設けられる吸引ポンプである。
【0010】前記マスフローコントローラ12は、詳細
には図示してないが、流量測定部と流量制御部とを流路
に臨むようにして設けてなるもので、流量測定部によっ
て検出された流量と設定流量とを比較し、前者が大きい
ときは、流量制御部のオリフィスを狭めるように弁体を
動作させて流量を制限し、逆に後者が大きいときは、オ
リフィスが広がるように弁体を動作させて流量を増大さ
せるもので、例えば実公平4−49687号公報などに
より公知である。そして、この実施例においては、前記
流量設定値としては、制御部14に入力されるCVS7
のメインベンチュリ8からの流量信号に基づいて設定さ
れた量を用いている。
【0011】上記サンプリング装置によれば、サンプリ
ング流路9を流れるサンプルガスの流量は、マスフロー
コントローラ12の容量限度内において連続的に任意に
設定される。そして、マスフローコントローラ12に
は、常にCVS7を流れる流量値が制御部14を介して
入力されており、この流量値に一定の比率を乗じること
によって定められる値がマスフローコントローラ12に
流量設定値として与えられる。従って、排ガス源である
メタノール車1から排出される排ガスの流量の変動に対
して対応することができ、排ガスの総量に比例したサン
プルガスを常にサンプリング流路9に流すことができ、
サンプルガス中に含まれるアルコールやホルムアルデヒ
ドを流量に比例して採取することができる。
【0012】なお、上述の実施例においては、排ガス源
であるメタノール車1から排出される排ガスを希釈トン
ネル5を用いて希釈し、この希釈された排ガスをサンプ
リングするようにしているが、本考案はこれに限られる
ものではなく、排ガス源から排出される排ガスを希釈せ
ず、単にCVS7を用いて定流量制御するように構成し
てあってもよい。
【0013】また、排ガス源は前記メタノール車1に限
られるものではなく、他の自動車や他のエンジン、さら
には、工場のボイラーなどの設備であってもよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
サンプリング流路に流れる排ガスの量を排ガス源から排
出される排ガスの流量に比例した流量をサンプリング流
路に流すことができる。そして、排ガスの流量が変化し
た場合においても、それに応じて流量制御が行なえるの
で、排ガス中に含まれる特定の成分を排ガスの流量に比
例して採取することができる。従って、特定成分の濃度
や総量をより高精度で測定できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサンプリング装置の一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…排ガス源、7…定容量採取装置、9…サンプリング
流路、10,11…インピンジャー、12…マスフロー
コントローラ、13…吸引ポンプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス源から排出される排ガスを定容量
    採取装置によって吸引するとともに、定容量採取装置の
    上流側から分岐したサンプリング流路に排ガス中に含ま
    れる特定の成分を捕集するインピンジャーを設け、この
    インピンジャーの下流側に吸引ポンプを設けてなるイン
    ピンジャーを用いたサンプリング装置において、前記イ
    ンピンジャーと吸引ポンプとの間にマスフローコントロ
    ーラを介装し、前記定容量採取装置からの流量信号に基
    づいて前記マスフローコントローラを流れる流量を制御
    するようにしたことを特徴とするインピンジャーを用い
    たサンプリング装置。
JP1993043929U 1993-07-17 1993-07-17 インピンジャーを用いたサンプリング装置 Expired - Fee Related JP2596727Y2 (ja)

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JP5876377B2 (ja) * 2012-06-13 2016-03-02 株式会社神戸製鋼所 水噴射式圧縮機の設置環境評価方法及び装置
KR102414354B1 (ko) * 2022-02-23 2022-06-29 주식회사 에버그린탑 임핀저 시료 포집장치

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