JPH078752U - インピンジャーを用いたサンプリング装置 - Google Patents
インピンジャーを用いたサンプリング装置Info
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- JPH078752U JPH078752U JP4392993U JP4392993U JPH078752U JP H078752 U JPH078752 U JP H078752U JP 4392993 U JP4392993 U JP 4392993U JP 4392993 U JP4392993 U JP 4392993U JP H078752 U JPH078752 U JP H078752U
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- flow rate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排ガスの流量が変化してもこれに追従して流
量設定を行うことができ、所望の特定成分を排ガスの流
量に比例して正確に採取することができるサンプリング
装置を提供すること。 【構成】 排ガス源1から排出される排ガスを定容量採
取装置7によって吸引するとともに、定容量採取装置7
の上流側から分岐したサンプリング流路9に排ガス中に
含まれる特定の成分を捕集するインピンジャー10,1
1を設け、このインピンジャー10,11の下流側に吸
引ポンプ13を設けてなるサンプリング装置において、
前記インピンジャー10,11と吸引ポンプ13との間
にマスフローコントローラ12を介装し、前記定容量採
取装置7からの流量信号に基づいて前記マスフローコン
トローラ12を流れる流量を制御するようにした。
量設定を行うことができ、所望の特定成分を排ガスの流
量に比例して正確に採取することができるサンプリング
装置を提供すること。 【構成】 排ガス源1から排出される排ガスを定容量採
取装置7によって吸引するとともに、定容量採取装置7
の上流側から分岐したサンプリング流路9に排ガス中に
含まれる特定の成分を捕集するインピンジャー10,1
1を設け、このインピンジャー10,11の下流側に吸
引ポンプ13を設けてなるサンプリング装置において、
前記インピンジャー10,11と吸引ポンプ13との間
にマスフローコントローラ12を介装し、前記定容量採
取装置7からの流量信号に基づいて前記マスフローコン
トローラ12を流れる流量を制御するようにした。
Description
【0001】
本考案は、例えばメタノール車から排出される排ガス中に含まれるアルコール やホルムアルデヒドなどの特定の成分を測定するのに用いられるインピンジャー を用いたサンプリング装置(以下、単にサンプリング装置という)の改良に関す る。
【0002】
メタノール車からの排ガス中に含まれるアルコールやホルムアルデヒドを測定 する場合、一般には、排ガスを定流量採取装置(Constant Volume Sampler 、以 下、CVSという)によって吸引するとともに、このCVSの上流側から分岐し たサンプリング流路に、排ガス中に含まれる特定の成分を捕集するインピンジャ ーを設け、このインピンジャーの下流側にニードルバルブを介して吸引ポンプを 設けるようにしたサンプリング装置が用いられている。
【0003】
しかしながら、上記従来のサンプリング装置においては、インピンジャーを設 けた流路に流れるサンプルガス(この場合、排ガス)の流量がニードルバルブの 容量内で一定の値に固定的に設定されてしまうという欠点がある。例えばニード ルバルブの容量がV1 l/分である場合、CVSとの比例制御がV1 l/分まで しか行えず、しかも、その容量内で流量を任意に変更できないといったところか ら、メタノール車など排ガス源からの排出される排ガスの流量変化に対応するこ とが困難であり、その結果、排ガスの総量に比例したアルコールやホルムアルデ ヒドを採取することが容易でなかった。
【0004】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、排ガスの流量 が変化してもこれに追従して流量設定を行うことができ、所望の特定成分を排ガ スの流量に比例して正確に採取することができるサンプリング装置を提供するこ とにある。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案は、排ガス源から排出される排ガスをCVS によって吸引するとともに、CVSの上流側から分岐したサンプリング流路に排 ガス中に含まれる特定の成分を捕集するインピンジャーを設け、このインピンジ ャーの下流側に吸引ポンプを設けてなるサンプリング装置において、前記インピ ンジャーと吸引ポンプとの間にマスフローコントローラを介装し、前記CVSか らの流量信号に基づいて前記マスフローコントローラを流れる流量を制御するよ うにした点に特徴がある。
【0006】
上記構成のサンプリング装置においては、サンプリング流路に設けられたマス フローコントローラによって流量制御を行うので、マスフローコントローラの容 量の範囲内でCVSとの比例制御を任意に行うことができ、排ガス源から排出さ れる排ガスのそのときの流量に対応した流量を任意に設定することができ、所望 の特定成分を排ガスの流量に比例して正確に採取することができる。
【0007】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は、本考案の一実施例を示し、この図において、1は排ガス源としての例 えばメタノール車で、その駆動輪2はシャシダイナモメータの駆動ローラ3に載 置されている。4はメタノール車1のエンジン(図示してない)に連なるガス排 気管で、その下流側は希釈トンネル5に接続されている。この希釈トンエル5の 上流側にはフィルタ6が設けられ、空気を吸入するように構成されている。また 、希釈トンネル5の下流側には、CVS7が設けられ、8はその主たる構成要素 であるメインベンチュリである。従って、メタノール車1から排出される排ガス は適宜希釈され、この希釈された排ガスは、CVS7によって定流量吸引される 。
【0009】 9は前記希釈トンネル5の途中(より具体的には、希釈トンネル5に対するガ ス排気管4の接続点とCVS7との間の適宜の部位)から分岐接続されたサンプ リング流路で、サンプルガス中に含まれるアルコールを捕集するための純水を所 定量収容した第1インピンジャー10と、サンプルガス中に含まれるホルムアル デヒドを捕集するための2,4−ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を所 定量収容した第2インピンジャー11とが直列接続された状態で挿入されている 。12は第2インピンジャー11の下流側に設けられるマスフローコントローラ 、13はこのマスフローコントローラ12の下流側に設けられる吸引ポンプであ る。
【0010】 前記マスフローコントローラ12は、詳細には図示してないが、流量測定部と 流量制御部とを流路に臨むようにして設けてなるもので、流量測定部によって検 出された流量と設定流量とを比較し、前者が大きいときは、流量制御部のオリフ ィスを狭めるように弁体を動作させて流量を制限し、逆に後者が大きいときは、 オリフィスが広がるように弁体を動作させて流量を増大させるもので、例えば実 公平4−49687号公報などにより公知である。そして、この実施例において は、前記流量設定値としては、制御部14に入力されるCVS7のメインベンチ ュリ8からの流量信号に基づいて設定された量を用いている。
【0011】 上記サンプリング装置によれば、サンプリング流路9を流れるサンプルガスの 流量は、マスフローコントローラ12の容量限度内において連続的に任意に設定 される。そして、マスフローコントローラ12には、常にCVS7を流れる流量 値が制御部14を介して入力されており、この流量値に一定の比率を乗じること によって定められる値がマスフローコントローラ12に流量設定値として与えら れる。従って、排ガス源であるメタノール車1から排出される排ガスの流量の変 動に対して対応することができ、排ガスの総量に比例したサンプルガスを常にサ ンプリング流路9に流すことができ、サンプルガス中に含まれるアルコールやホ ルムアルデヒドを流量に比例して採取することができる。
【0012】 なお、上述の実施例においては、排ガス源であるメタノール車1から排出され る排ガスを希釈トンネル5を用いて希釈し、この希釈された排ガスをサンプリン グするようにしているが、本考案はこれに限られるものではなく、排ガス源から 排出される排ガスを希釈せず、単にCVS7を用いて定流量制御するように構成 してあってもよい。
【0013】 また、排ガス源は前記メタノール車1に限られるものではなく、他の自動車や 他のエンジン、さらには、工場のボイラーなどの設備であってもよい。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、サンプリング流路に流れる排ガスの量 を排ガス源から排出される排ガスの流量に比例した流量をサンプリング流路に流 すことができる。そして、排ガスの流量が変化した場合においても、それに応じ て流量制御が行なえるので、排ガス中に含まれる特定の成分を排ガスの流量に比 例して採取することができる。従って、特定成分の濃度や総量をより高精度で測 定できるようになった。
【図1】本考案に係るサンプリング装置の一例を示す構
成図である。
成図である。
1…排ガス源、7…定容量採取装置、9…サンプリング
流路、10,11…インピンジャー、12…マスフロー
コントローラ、13…吸引ポンプ。
流路、10,11…インピンジャー、12…マスフロー
コントローラ、13…吸引ポンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】 排ガス源から排出される排ガスを定容量
採取装置によって吸引するとともに、定容量採取装置の
上流側から分岐したサンプリング流路に排ガス中に含ま
れる特定の成分を捕集するインピンジャーを設け、この
インピンジャーの下流側に吸引ポンプを設けてなるイン
ピンジャーを用いたサンプリング装置において、前記イ
ンピンジャーと吸引ポンプとの間にマスフローコントロ
ーラを介装し、前記定容量採取装置からの流量信号に基
づいて前記マスフローコントローラを流れる流量を制御
するようにしたことを特徴とするインピンジャーを用い
たサンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043929U JP2596727Y2 (ja) | 1993-07-17 | 1993-07-17 | インピンジャーを用いたサンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993043929U JP2596727Y2 (ja) | 1993-07-17 | 1993-07-17 | インピンジャーを用いたサンプリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078752U true JPH078752U (ja) | 1995-02-07 |
JP2596727Y2 JP2596727Y2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=12677390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993043929U Expired - Fee Related JP2596727Y2 (ja) | 1993-07-17 | 1993-07-17 | インピンジャーを用いたサンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596727Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333485A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 生体性物質の酸化装置及び生体性物質酸化測定方法 |
JP2013257232A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Kobe Steel Ltd | 水噴射式圧縮機の設置環境評価方法及び装置 |
KR102414354B1 (ko) * | 2022-02-23 | 2022-06-29 | 주식회사 에버그린탑 | 임핀저 시료 포집장치 |
-
1993
- 1993-07-17 JP JP1993043929U patent/JP2596727Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333485A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 生体性物質の酸化装置及び生体性物質酸化測定方法 |
JP4497131B2 (ja) * | 2006-06-13 | 2010-07-07 | 株式会社豊田中央研究所 | 生体性物質の酸化装置及び生体性物質酸化測定方法 |
JP2013257232A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Kobe Steel Ltd | 水噴射式圧縮機の設置環境評価方法及び装置 |
KR102414354B1 (ko) * | 2022-02-23 | 2022-06-29 | 주식회사 에버그린탑 | 임핀저 시료 포집장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2596727Y2 (ja) | 1999-06-21 |
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