JP2596504Y2 - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents
棒状化粧料繰り出し容器Info
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- JP2596504Y2 JP2596504Y2 JP1993076992U JP7699293U JP2596504Y2 JP 2596504 Y2 JP2596504 Y2 JP 2596504Y2 JP 1993076992 U JP1993076992 U JP 1993076992U JP 7699293 U JP7699293 U JP 7699293U JP 2596504 Y2 JP2596504 Y2 JP 2596504Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、口紅等の棒状化粧料を
収納する容器に於いて、容器の組み立ての自動化に対応
した棒状化粧料繰り出し容器に関するものである。
収納する容器に於いて、容器の組み立ての自動化に対応
した棒状化粧料繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より口紅等の棒状化粧料容器は、回
転操作を行う事によって、棒状化粧料が繰り出される螺
旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機構
は、複数の筒体の組み合わせより構成されていた。この
うち、棒状化粧料を収嵌保持した保持筒より突出した螺
合突部が筒体の軸線方向に長く穿設されたガイド溝を貫
通し、螺旋筒の螺旋溝に螺合していた。従って、棒状化
粧料容器に保持筒を組み付ける際には、保持筒の螺合突
部をガイド溝に突入させ、螺旋溝に螺合させるという位
置合わせ、挿入操作が必要となり、組み立てには困難が
付きまとっていた。また近年では、製造コストを削減す
るために、棒状化粧料容器の組み立て作業を自動化する
手法が採られていた。しかし、組み立てを自動化するに
も、保持筒、ガイド筒、及び螺旋筒の組み付け工程が自
動化のネックになっていた。
転操作を行う事によって、棒状化粧料が繰り出される螺
旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機構
は、複数の筒体の組み合わせより構成されていた。この
うち、棒状化粧料を収嵌保持した保持筒より突出した螺
合突部が筒体の軸線方向に長く穿設されたガイド溝を貫
通し、螺旋筒の螺旋溝に螺合していた。従って、棒状化
粧料容器に保持筒を組み付ける際には、保持筒の螺合突
部をガイド溝に突入させ、螺旋溝に螺合させるという位
置合わせ、挿入操作が必要となり、組み立てには困難が
付きまとっていた。また近年では、製造コストを削減す
るために、棒状化粧料容器の組み立て作業を自動化する
手法が採られていた。しかし、組み立てを自動化するに
も、保持筒、ガイド筒、及び螺旋筒の組み付け工程が自
動化のネックになっていた。
【0003】そこで、実公平5−35810号公報に於
いて、容器本体の底部と棒状化粧料を保持した受皿体の
底部に、容器本体に受皿体を挿入螺合組み付けする際に
おける周方向の相互位置合わせを達成するための係止部
をそれぞれ設けた構成が提案されている。この構成の場
合、容器本体に受皿体を挿入螺合組み付けする前に予
め、それぞれの底部に設けられている係止部によって容
器本体に対する受皿体の相互位置合わせを行い、容器本
体に受皿体を挿入操作するだけで螺合突部をガイド溝に
突入させる事のできる構成が提案されている。
いて、容器本体の底部と棒状化粧料を保持した受皿体の
底部に、容器本体に受皿体を挿入螺合組み付けする際に
おける周方向の相互位置合わせを達成するための係止部
をそれぞれ設けた構成が提案されている。この構成の場
合、容器本体に受皿体を挿入螺合組み付けする前に予
め、それぞれの底部に設けられている係止部によって容
器本体に対する受皿体の相互位置合わせを行い、容器本
体に受皿体を挿入操作するだけで螺合突部をガイド溝に
突入させる事のできる構成が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この構成はガ
イド溝を穿設したガイド筒の底面に係止部を設け、この
係止部と受皿体の底部の係止部とを位置合わせするた
め、螺合突部に対してガイド溝の位置合わせを行う事が
できるが、ガイド筒に回動自在に保持された螺旋筒に対
しては位置合わせの手段がなく、螺合片を螺旋溝に突入
させるのには以前のとおり位置合わせをしながら挿入操
作しなければならなかった。また、螺旋筒はガイド筒に
回動自在に保持されているため、一度ガイド筒の位置合
わせ作業をしたとしても、組み立て工程中の振動等によ
り螺旋筒が回転してしまい、再び螺旋筒の位置合わせ作
業をし直す必要が生じる危険性もあった。
イド溝を穿設したガイド筒の底面に係止部を設け、この
係止部と受皿体の底部の係止部とを位置合わせするた
め、螺合突部に対してガイド溝の位置合わせを行う事が
できるが、ガイド筒に回動自在に保持された螺旋筒に対
しては位置合わせの手段がなく、螺合片を螺旋溝に突入
させるのには以前のとおり位置合わせをしながら挿入操
作しなければならなかった。また、螺旋筒はガイド筒に
回動自在に保持されているため、一度ガイド筒の位置合
わせ作業をしたとしても、組み立て工程中の振動等によ
り螺旋筒が回転してしまい、再び螺旋筒の位置合わせ作
業をし直す必要が生じる危険性もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】棒状化粧料1を収嵌保持
する保持筒2は、側壁に螺合突部3を突設し、下端に切
り欠き5を設けた脚筒4を垂下する。この保持筒2は、
ガイド筒6内に上下摺動自在に内装する。このガイド筒
6の側壁には、前記螺合突部3が貫通するガイド溝7を
軸線方向に長く穿設し、底面に係合凹部8を刻設する。
このガイド筒6には、螺旋筒12を回動自在に保持させ
る。この螺旋筒12の内壁には、前記螺合突部3が螺合
する螺旋溝13を一方の端部に開溝させて螺設し、下端
部の螺旋溝13の螺設されていない部位に切り欠き14
を設ける。本考案は少なくとも以上の部材より構成さ
れ、前記保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹部
8、及び螺旋筒12の切り欠き14は、それぞれを治具
等に係合させた時、螺合突部3、螺旋溝13端部の開溝
部、ガイド溝7の位置がそれぞれ一致するようになって
いる。
する保持筒2は、側壁に螺合突部3を突設し、下端に切
り欠き5を設けた脚筒4を垂下する。この保持筒2は、
ガイド筒6内に上下摺動自在に内装する。このガイド筒
6の側壁には、前記螺合突部3が貫通するガイド溝7を
軸線方向に長く穿設し、底面に係合凹部8を刻設する。
このガイド筒6には、螺旋筒12を回動自在に保持させ
る。この螺旋筒12の内壁には、前記螺合突部3が螺合
する螺旋溝13を一方の端部に開溝させて螺設し、下端
部の螺旋溝13の螺設されていない部位に切り欠き14
を設ける。本考案は少なくとも以上の部材より構成さ
れ、前記保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹部
8、及び螺旋筒12の切り欠き14は、それぞれを治具
等に係合させた時、螺合突部3、螺旋溝13端部の開溝
部、ガイド溝7の位置がそれぞれ一致するようになって
いる。
【0006】また、前記ガイド筒6の側壁に、前記螺旋
筒12の螺旋溝13の螺設していない部分に摺接し、か
つ螺旋筒12の切り欠き14に係合する係合突部20を
突設し、この係合突部20と切り欠き14は、ガイド溝
7と螺旋筒12の開溝部が一致した時に係合するよう構
成する。
筒12の螺旋溝13の螺設していない部分に摺接し、か
つ螺旋筒12の切り欠き14に係合する係合突部20を
突設し、この係合突部20と切り欠き14は、ガイド溝
7と螺旋筒12の開溝部が一致した時に係合するよう構
成する。
【0007】
【作用】組み立て操作を行う場合には、先ず、保持筒2
の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹部8、及び螺旋筒1
2の切り欠き14が係合する治具の周方向の位置を、保
持筒2の螺合突部3、ガイド筒6のガイド溝7、及び螺
旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周方向の位置が合うよ
う調整しておく。そして、保持筒2の切り欠き5、ガイ
ド筒6の係合凹部8及び螺旋筒12の切り欠き14を治
具に係合させる。この治具によって保持筒2の螺合突部
3とガイド筒6のガイド溝7と螺旋筒12の螺旋溝13
の開溝部の周方向の位置が一致する。この状態で保持筒
2、ガイド筒6、及び螺旋筒12の組み立て操作を行え
ば、位置合わせの必要なく保持筒2、ガイド筒6、及び
螺旋筒12を組み立てる事ができる。
の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹部8、及び螺旋筒1
2の切り欠き14が係合する治具の周方向の位置を、保
持筒2の螺合突部3、ガイド筒6のガイド溝7、及び螺
旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周方向の位置が合うよ
う調整しておく。そして、保持筒2の切り欠き5、ガイ
ド筒6の係合凹部8及び螺旋筒12の切り欠き14を治
具に係合させる。この治具によって保持筒2の螺合突部
3とガイド筒6のガイド溝7と螺旋筒12の螺旋溝13
の開溝部の周方向の位置が一致する。この状態で保持筒
2、ガイド筒6、及び螺旋筒12の組み立て操作を行え
ば、位置合わせの必要なく保持筒2、ガイド筒6、及び
螺旋筒12を組み立てる事ができる。
【0008】また、前記ガイド筒6の側壁に、前記螺旋
筒12の螺旋溝13の螺設していない部分に摺接し、か
つ螺旋筒12の切り欠き14に係合する係合突部20を
突設した構成の場合、ガイド筒6に螺旋筒12を組み付
けた時点で、切り欠き14と係合突部20が係合し、ガ
イド溝7と螺旋溝13の開溝部が一致した状態で不用意
に螺旋筒12が動いてしまうのを防止できる。
筒12の螺旋溝13の螺設していない部分に摺接し、か
つ螺旋筒12の切り欠き14に係合する係合突部20を
突設した構成の場合、ガイド筒6に螺旋筒12を組み付
けた時点で、切り欠き14と係合突部20が係合し、ガ
イド溝7と螺旋溝13の開溝部が一致した状態で不用意
に螺旋筒12が動いてしまうのを防止できる。
【0009】
【実施例1】口紅等の棒状化粧料1を収嵌保持する保持
筒2は、側壁に一対の螺合突部3が突出している。この
螺合突部3は、保持筒2の周壁の対称な位置に設けられ
ている。また、保持筒2の下端には脚筒4が垂下してお
り、この脚筒4の下端には、切り欠き5が設けられてい
る。
筒2は、側壁に一対の螺合突部3が突出している。この
螺合突部3は、保持筒2の周壁の対称な位置に設けられ
ている。また、保持筒2の下端には脚筒4が垂下してお
り、この脚筒4の下端には、切り欠き5が設けられてい
る。
【0010】この保持筒2は、ガイド筒6内に上下摺動
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、保
持筒2の螺合突部3が貫通するガイド溝7が軸線方向に
長く穿設されている。このガイド筒6の一方は、ガイド
筒6の上端にまで達している。このガイド筒6の下面部
には、係合凹部8が刻設されている。更にガイド筒6の
上端には、鍔部9が設けられている。この鍔部9の上面
は、テーパー状に削除されている。また、ガイド溝7の
下端より下方は、外径が拡大した止着部10になってい
る。この止着部10と鍔部9の間は、保持部11となっ
ている。
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、保
持筒2の螺合突部3が貫通するガイド溝7が軸線方向に
長く穿設されている。このガイド筒6の一方は、ガイド
筒6の上端にまで達している。このガイド筒6の下面部
には、係合凹部8が刻設されている。更にガイド筒6の
上端には、鍔部9が設けられている。この鍔部9の上面
は、テーパー状に削除されている。また、ガイド溝7の
下端より下方は、外径が拡大した止着部10になってい
る。この止着部10と鍔部9の間は、保持部11となっ
ている。
【0011】このガイド筒6の保持部11には、螺旋筒
12が回動自在に保持されている。この螺旋筒12の内
壁には、保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝13が
螺設されている。この螺旋溝13の下端は、螺旋筒12
の下端に開溝している。また、螺旋筒12の下端の、螺
旋溝13が開溝していない部分には、切り欠き14が設
けられている。
12が回動自在に保持されている。この螺旋筒12の内
壁には、保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝13が
螺設されている。この螺旋溝13の下端は、螺旋筒12
の下端に開溝している。また、螺旋筒12の下端の、螺
旋溝13が開溝していない部分には、切り欠き14が設
けられている。
【0012】この螺旋筒12は、スリーブ15内に止着
されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒16内に
止着されている。この外筒16の上端には、中筒17が
止着されている。この中筒17の上端は、外筒16より
上方に突出し、キャップ18が抜脱自在に嵌合する嵌合
部19となっている。なお、螺旋筒12及びスリーブ1
5を、また外筒16及び中筒17を一体的に成形する事
も可能である。更に、保持筒2、ガイド筒6、及び螺旋
筒12で棒状化粧料繰り出し容器を構成することも可能
である。
されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒16内に
止着されている。この外筒16の上端には、中筒17が
止着されている。この中筒17の上端は、外筒16より
上方に突出し、キャップ18が抜脱自在に嵌合する嵌合
部19となっている。なお、螺旋筒12及びスリーブ1
5を、また外筒16及び中筒17を一体的に成形する事
も可能である。更に、保持筒2、ガイド筒6、及び螺旋
筒12で棒状化粧料繰り出し容器を構成することも可能
である。
【0013】この本考案実施例1を組み立てる場合に
は、先ず、保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹
部8、及び螺旋筒12の切り欠き14が係合する治具の
周方向の位置を、保持筒2の螺合突部3、ガイド筒6の
ガイド溝7、及び螺旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周
方向の位置が合うよう調整しておく。そして、保持筒2
の切り欠き5及びガイド筒6の係合凹部8を治具に係合
させる。この治具によって保持筒2の螺合突部3とガイ
ド筒6のガイド溝7との周方向の位置が一致する。この
状態でガイド筒6の上端より保持筒2を挿入すれば、螺
合突部3がガイド溝7に突入する。この時、ガイド筒6
の一方のガイド溝7は、ガイド筒6の上端にまで達して
いるため、ガイド筒6の上端が拡開し、螺合突部3が容
易に挿入できる。更にこの状態でガイド筒6の係合凹部
8と螺旋筒12の切り欠き14を治具に係合させる。こ
の治具によって保持筒2の螺合突部3と螺旋筒12の螺
旋溝13下端の開溝部との周方向の位置が一致する。こ
の状態でガイド筒6の上端より螺旋筒12を挿入すれ
ば、ガイド筒6の上端の鍔部9がテーパー状に成形さ
れ、ガイド筒6の一方のガイド溝7がガイド筒6の上端
にまで達しているため、ガイド筒6の上端が窄まり、螺
旋筒12が容易に挿入できる。この螺旋筒12がガイド
筒6に装着されると、保持筒2の螺合突部3がガイド筒
6のガイド溝7を介して螺旋筒12の下端と周方向の位
置出しが完了しているため、螺旋溝13内に螺合突部3
が突入する。その他のスリーブ15、外筒16、及び中
筒17は、周方向に対して位置合わせが必要ないため、
このまま装着すれば良い。
は、先ず、保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹
部8、及び螺旋筒12の切り欠き14が係合する治具の
周方向の位置を、保持筒2の螺合突部3、ガイド筒6の
ガイド溝7、及び螺旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周
方向の位置が合うよう調整しておく。そして、保持筒2
の切り欠き5及びガイド筒6の係合凹部8を治具に係合
させる。この治具によって保持筒2の螺合突部3とガイ
ド筒6のガイド溝7との周方向の位置が一致する。この
状態でガイド筒6の上端より保持筒2を挿入すれば、螺
合突部3がガイド溝7に突入する。この時、ガイド筒6
の一方のガイド溝7は、ガイド筒6の上端にまで達して
いるため、ガイド筒6の上端が拡開し、螺合突部3が容
易に挿入できる。更にこの状態でガイド筒6の係合凹部
8と螺旋筒12の切り欠き14を治具に係合させる。こ
の治具によって保持筒2の螺合突部3と螺旋筒12の螺
旋溝13下端の開溝部との周方向の位置が一致する。こ
の状態でガイド筒6の上端より螺旋筒12を挿入すれ
ば、ガイド筒6の上端の鍔部9がテーパー状に成形さ
れ、ガイド筒6の一方のガイド溝7がガイド筒6の上端
にまで達しているため、ガイド筒6の上端が窄まり、螺
旋筒12が容易に挿入できる。この螺旋筒12がガイド
筒6に装着されると、保持筒2の螺合突部3がガイド筒
6のガイド溝7を介して螺旋筒12の下端と周方向の位
置出しが完了しているため、螺旋溝13内に螺合突部3
が突入する。その他のスリーブ15、外筒16、及び中
筒17は、周方向に対して位置合わせが必要ないため、
このまま装着すれば良い。
【0014】
【実施例2】口紅等の棒状化粧料1を収嵌保持する保持
筒2は、下端に脚筒4が垂下している。この脚筒4の下
端よりは、対称の位置に一対の切り欠き5が設けられ、
脚筒4の下端が内方向に屈曲可能に構成されている。こ
の脚筒4の下端外側壁には、一対の螺合突部3が突出し
ている。
筒2は、下端に脚筒4が垂下している。この脚筒4の下
端よりは、対称の位置に一対の切り欠き5が設けられ、
脚筒4の下端が内方向に屈曲可能に構成されている。こ
の脚筒4の下端外側壁には、一対の螺合突部3が突出し
ている。
【0015】この保持筒2は、ガイド筒6内に上下摺動
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、保
持筒2の螺合突部3が貫通するガイド溝7が軸線方向に
長く穿設されている。このガイド筒6の一方は、ガイド
筒6の上端にまで達している。このガイド筒6の下面部
には、係合凹部8が刻設されている。更にガイド筒6の
上端には、鍔部9が設けられている。この鍔部9の上面
は、テーパー状に削除されている。また、ガイド溝7の
下端より下方は、外径が拡大した止着部10になってい
る。この止着部10と鍔部9の間は、保持部11となっ
ている。この保持部11の下部のガイド溝7下方には、
係合突部20が突出している。
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、保
持筒2の螺合突部3が貫通するガイド溝7が軸線方向に
長く穿設されている。このガイド筒6の一方は、ガイド
筒6の上端にまで達している。このガイド筒6の下面部
には、係合凹部8が刻設されている。更にガイド筒6の
上端には、鍔部9が設けられている。この鍔部9の上面
は、テーパー状に削除されている。また、ガイド溝7の
下端より下方は、外径が拡大した止着部10になってい
る。この止着部10と鍔部9の間は、保持部11となっ
ている。この保持部11の下部のガイド溝7下方には、
係合突部20が突出している。
【0016】このガイド筒6の保持部11には、螺旋筒
12が回動自在に保持されている。この螺旋筒12の内
壁には、保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝13が
螺設されている。この螺旋溝13の上端は、螺旋筒12
の上端に開溝しており、下端は前記ガイド筒6のガイド
溝7下端と一致している。また、螺旋筒12の下端の、
螺旋溝13が螺設されていない部分には、切り欠き14
が設けられている。この螺旋筒12の切り欠き14は、
ガイド筒6の螺旋筒12を装着した時点でガイド筒6の
係合突部20に脱出可能に係合するよう設けられ、ガイ
ド筒6のガイド溝7と螺旋筒12の上端の螺旋溝13の
開溝部が一致するよう、相対的に位置づけられている。
12が回動自在に保持されている。この螺旋筒12の内
壁には、保持筒2の螺合突部3が螺合する螺旋溝13が
螺設されている。この螺旋溝13の上端は、螺旋筒12
の上端に開溝しており、下端は前記ガイド筒6のガイド
溝7下端と一致している。また、螺旋筒12の下端の、
螺旋溝13が螺設されていない部分には、切り欠き14
が設けられている。この螺旋筒12の切り欠き14は、
ガイド筒6の螺旋筒12を装着した時点でガイド筒6の
係合突部20に脱出可能に係合するよう設けられ、ガイ
ド筒6のガイド溝7と螺旋筒12の上端の螺旋溝13の
開溝部が一致するよう、相対的に位置づけられている。
【0017】この螺旋筒12は、スリーブ15内に止着
されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒16内に
止着されている。この外筒16の上端には、中筒17が
止着されている。この中筒17の上端は、外筒16より
上方に突出し、キャップ18が抜脱自在に嵌合する嵌合
部19となっている。なお、螺旋筒12及びスリーブ1
5を、また外筒16及び中筒17を一体的に成形する事
も可能である。更に、保持筒2、ガイド筒6、及び螺旋
筒12で棒状化粧料繰り出し容器を構成することも可能
である。
されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒16内に
止着されている。この外筒16の上端には、中筒17が
止着されている。この中筒17の上端は、外筒16より
上方に突出し、キャップ18が抜脱自在に嵌合する嵌合
部19となっている。なお、螺旋筒12及びスリーブ1
5を、また外筒16及び中筒17を一体的に成形する事
も可能である。更に、保持筒2、ガイド筒6、及び螺旋
筒12で棒状化粧料繰り出し容器を構成することも可能
である。
【0018】この本考案実施例2を組み立てる場合に
は、先ず、保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹
部8、及び螺旋筒12の切り欠き14が係合する治具の
周方向の位置を、保持筒2の螺合突部3、ガイド筒6の
ガイド溝7、及び螺旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周
方向の位置が合うよう調整しておく。そして、ガイド筒
6の係合凹部8及び螺旋筒12の切り欠き14を治具に
係合させる。この治具によってガイド筒6のガイド溝7
と螺旋筒12の上端の開溝部との周方向の位置が一致す
る。この状態でガイド筒6の上端より螺旋筒12を挿入
すれば、ガイド筒6の上端の鍔部9がテーパー状に成形
され、ガイド筒6の一方のガイド溝7がガイド筒6の上
端にまで達しているため、ガイド筒6の上端が窄まり、
螺旋筒12が容易に挿入できる。この螺旋筒12がガイ
ド筒6に装着されると、螺旋筒12の切り欠き14がガ
イド筒6の保持部11の係合突部20に係合する。更に
この状態でガイド筒6の係合凹部8と保持筒2の切り欠
き5を治具に係合させる。この治具によって保持筒2の
螺合突部3とガイド溝7との周方向の位置が一致する。
この状態でガイド筒6の上端より保持筒2を挿入すれ
ば、保持筒2の脚筒4が内方向に屈曲可能に構成されて
いるため、保持筒2の脚筒4が内方向に屈曲し、螺旋筒
12の切り欠き5がガイド筒6の係合突部20に係合し
て、螺旋溝13の開溝部とガイド溝7の位置が一致して
いるため、螺合突部3がガイド溝7内に突入すると同時
に螺旋溝13内に突入する。その他のスリーブ15、外
筒16、及び中筒17は、周方向に対して位置合わせが
必要ないため、このまま装着すれば良い。
は、先ず、保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹
部8、及び螺旋筒12の切り欠き14が係合する治具の
周方向の位置を、保持筒2の螺合突部3、ガイド筒6の
ガイド溝7、及び螺旋筒12の螺旋溝13の開溝部の周
方向の位置が合うよう調整しておく。そして、ガイド筒
6の係合凹部8及び螺旋筒12の切り欠き14を治具に
係合させる。この治具によってガイド筒6のガイド溝7
と螺旋筒12の上端の開溝部との周方向の位置が一致す
る。この状態でガイド筒6の上端より螺旋筒12を挿入
すれば、ガイド筒6の上端の鍔部9がテーパー状に成形
され、ガイド筒6の一方のガイド溝7がガイド筒6の上
端にまで達しているため、ガイド筒6の上端が窄まり、
螺旋筒12が容易に挿入できる。この螺旋筒12がガイ
ド筒6に装着されると、螺旋筒12の切り欠き14がガ
イド筒6の保持部11の係合突部20に係合する。更に
この状態でガイド筒6の係合凹部8と保持筒2の切り欠
き5を治具に係合させる。この治具によって保持筒2の
螺合突部3とガイド溝7との周方向の位置が一致する。
この状態でガイド筒6の上端より保持筒2を挿入すれ
ば、保持筒2の脚筒4が内方向に屈曲可能に構成されて
いるため、保持筒2の脚筒4が内方向に屈曲し、螺旋筒
12の切り欠き5がガイド筒6の係合突部20に係合し
て、螺旋溝13の開溝部とガイド溝7の位置が一致して
いるため、螺合突部3がガイド溝7内に突入すると同時
に螺旋溝13内に突入する。その他のスリーブ15、外
筒16、及び中筒17は、周方向に対して位置合わせが
必要ないため、このまま装着すれば良い。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上のように、棒状化粧料繰り
出し容器を構成し、組み立て時に位置合わせが必要な保
持筒2、ガイド筒6、及び螺旋筒12に、治具に係合さ
せる事によってそれぞれの位置合わせができる係合部分
を設けたため、予め治具に係合させておく事によって、
棒状化粧料容器の組み立て操作は挿入操作のみとなり、
組み立ての効率がアップし、自動組み立て機械にも対応
できるものとなっている。しかも、ガイド筒6に螺旋筒
12の切り欠き14に係合する係合突部20を突設して
おけば、ガイド筒6のガイド溝7と、螺旋筒12の螺旋
溝13開溝部が一致したまま係合し、組み立て工程の途
中で不用意に螺旋筒12が回転してしまわないよう注意
する手間が省ける。この係合突部20を螺旋筒12の内
壁に摺接させておけば、棒状化粧料容器の回転操作時に
摺動摩擦抵抗が発生し、この摺動摩擦抵抗が良好な繰り
出し操作感にする。
出し容器を構成し、組み立て時に位置合わせが必要な保
持筒2、ガイド筒6、及び螺旋筒12に、治具に係合さ
せる事によってそれぞれの位置合わせができる係合部分
を設けたため、予め治具に係合させておく事によって、
棒状化粧料容器の組み立て操作は挿入操作のみとなり、
組み立ての効率がアップし、自動組み立て機械にも対応
できるものとなっている。しかも、ガイド筒6に螺旋筒
12の切り欠き14に係合する係合突部20を突設して
おけば、ガイド筒6のガイド溝7と、螺旋筒12の螺旋
溝13開溝部が一致したまま係合し、組み立て工程の途
中で不用意に螺旋筒12が回転してしまわないよう注意
する手間が省ける。この係合突部20を螺旋筒12の内
壁に摺接させておけば、棒状化粧料容器の回転操作時に
摺動摩擦抵抗が発生し、この摺動摩擦抵抗が良好な繰り
出し操作感にする。
【図1】 本考案実施例1の正面断面図。
【図2】本考案実施例1の組立て時の断面図。
【図3】 本考案実施例2の正面断面図。
【図4】本考案実施例2の組立て時の断面図。
1 棒状化粧料 2 保持筒 3 螺合突部 4 脚筒 5 切り欠き 6 ガイド筒 7 ガイド溝 8 係合凹部 12 螺旋筒 13 螺旋溝 14 切り欠き 20 係合突部
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合
突部3を突設し、下端に切り欠き5を設けた脚筒4を垂
下した保持筒2と、該保持筒2を上下摺動自在に内装
し、側壁に前記螺合突部3が貫通するガイド溝7を軸線
方向に長く穿設し、底面に係合凹部8を刻設したガイド
筒6と、該ガイド筒6に回動自在に保持され、内壁に前
記螺合突部3が螺合する螺旋溝13を一方の端部に開溝
させて螺設し、下端部の螺旋溝13の螺設されていない
部位に切り欠き14を設けた螺旋筒12とより少なくと
も構成され、 前記保持筒2の切り欠き5、ガイド筒6の係合凹部8、
及び螺旋筒12の切り欠き14は、それぞれを治具等に
係合させた時、螺合突部3、螺旋溝13の開溝部、ガイ
ド溝7の位置をそれぞれ一致可能としたことを特徴とす
る棒状化粧料繰り出し容器。 - 【請求項2】 前記ガイド筒6の側壁に、前記螺旋筒1
2の螺旋溝13の螺設していない部分に摺接し、かつ螺
旋筒12の切り欠き14に係合する係合突部20を突設
し、該係合突部20と切り欠き14は、ガイド溝7と螺
旋筒12の開溝部が一致した時に係合するよう構成した
事を特徴とする実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
棒状化粧料繰り出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993076992U JP2596504Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 棒状化粧料繰り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993076992U JP2596504Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 棒状化粧料繰り出し容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736924U JPH0736924U (ja) | 1995-07-11 |
JP2596504Y2 true JP2596504Y2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13621282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993076992U Expired - Fee Related JP2596504Y2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 棒状化粧料繰り出し容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596504Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP1993076992U patent/JP2596504Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736924U (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |