JP2596300B2 - 磁気式エンコーダおよびその製造方法 - Google Patents

磁気式エンコーダおよびその製造方法

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JP2596300B2 JP4333292A JP33329292A JP2596300B2 JP 2596300 B2 JP2596300 B2 JP 2596300B2 JP 4333292 A JP4333292 A JP 4333292A JP 33329292 A JP33329292 A JP 33329292A JP 2596300 B2 JP2596300 B2 JP 2596300B2
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眞 細川
好典 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の回転角度検出
に用いられる磁気式エンコーダおよびその製造方に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5,6は各々従来の磁気式エンコーダ
9の概略構成を示す正面図および平面図である。これら
の図において、1は外周面に磁気スケールが記録され、
回転軸2に取り付けられた円盤状の磁気ドラム、3は磁
気ドラム1と同心円状に配置された円筒形の位置出し部
材である。4は取り付けナット5によってセンサベース
6に取り付けられ、磁気ドラム1の磁気スケールを読み
出して磁気ドラム1の回転角度を検出する磁気センサ、
7は磁気センサ4の端部に接続されたリード線である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の磁気式エンコーダ9を組み立てる際、調整工程にお
いて磁気センサ4を調整した後、最終組付工程にて磁気
センサ4が取り付けられる。このとき調整工程では、調
整用の磁気ドラム1および位置出し部材3が設けられ、
まず、センサベース6が、位置出し部材3と当接され
て、磁気センサ4が磁気ドラム1の中心に向くよう概略
位置決めされる。しかし、この時磁気センサ4を磁気ド
ラム1の中心に正確に向けるのは難しく、図7に示すよ
うに、少しずれてしまう場合が多い。そこで、次に、出
力信号を見ながら磁気センサ4の調整が行われる。そし
て、最終工程において、磁気センサ4を取り付ける際、
調整工程で行われた調整が再度行われる。このように、
従来の磁気式エンコーダの組付工程においては、調整工
程で行った磁気センサ4の位置合わせを最終工程で再度
行わなければならない問題があった。
【0004】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、磁気センサの調整を再度する必要がなく、磁気
センサを容易に精度良く位置決めすることができる磁気
式エンコーダおよびその製造方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明は、外周面にスケールが
磁気記録され、回転自在に支持された円盤状の磁気ドラ
ムと、前記磁気ドラムの外周面に臨んで配置された磁気
センサと、前記磁気ドラムと同心円状に配置された円形
の位置出し部材とを具備する磁気式エンコーダにおい
て、前記位置出し部材の外周面に当接されるV字状の当
接面を有する下ベースと、前記下ベースの位置出し基準
面と平行な平面内でさらに位置決めして固定するための
位置決め手段と前記磁気センサを保持する保持手段とを
有する上ベースと、を有してなることを特徴とする。ま
た、請求項2記載の発明は、外周面にスケールが磁気記
録され、回転自在に支持された円盤状の磁気ドラムと、
前記磁気ドラムの外周面に臨んで配置された磁気センサ
と、前記磁気ドラムと同心円状に配置された円形の位置
出し部材とを具備する磁気式エンコーダの製造に際し、
調整工程においてまずV字状の当接面を有する下ベース
を前記位置出し部材の外周面に当接して位置出しして
定し、次に前記磁気センサを保持する保持手段を有する
上ベースを前記下ベースの位置出し基準面と平行な平面
内でさらに位置決めして前記下ベース上に固定し、前記
磁気センサが前記下ベースのV字状の当接面との位置関
係において正しく位置決めされた下ベースおよび上ベー
スからなる一体型ベース部材を形成し、組立工程におい
て、前記一体型ベース部材の下ベース側のV字状当接面
を前記位置出し部材の外周面に当接した状態で該一体型
ベース部材の下ベースを固定することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、下ベースのV字状の当接面に
位置出し部材の外周面が当接されることによって、前記
下ベースと前記位置出し部材とが、常に、同じ位置関係
を保つ。この結果、磁気センサを容易に精度良く位置決
めすることができ、1度、磁気センサの向く方向を調整
した後、前記下ベースと保持部材とを固定すると、磁気
センサの調整を再度する必要がない。また、下ベースへ
位置決めして固定する位置決め手段が上ベースに設けら
れているので、下ベースを位置出し部材に当接させて位
置出しした状態にて上ベースを位置決めして磁気センサ
の位置を容易に位置決めすることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1,2はそれぞれ本発明の一実施例の
構成を示す正面図および平面図である。これらの図にお
いて、図5,6の各部と対応する部分には同一の符号を
付して説明を省略する。10は、V字状の溝を有する下
ベースであり、下ベース取り付けネジ11によってその
下面からなる位置出し基準面を基台に当接した状態にて
固定される。このとき、下ベース10のV字状の溝は、
位置出し部材3の側面に外接する。そして、図3に示す
ように、下ベース10のV字状の溝をつくる2つの側面
と位置出し部材3との2つの接点での法線A,Bは、位
置出し部材3の中心で交差する。このため、下ベース1
0と位置出し部材3とは、常に、同じ位置関係を保つこ
とができる。12は、磁気センサ4が取り付けられ、L
字状に屈曲形成された上ベースである。上ベース12
は、図4に示すように、上ベース取り付けネジ13によ
って、下ベース10の前記下面からなる位置出し基準面
と平行な平面、つまり、下ベース10の上面に固定され
る。そして、この下ベース10の上面、上ベース12の
下面および上ベース取り付けネジ13から、上ベース1
2の下ベース10への位置決め手段が構成されている。
【0008】上述した磁気エンコーダ14は、調整工程
で磁気センサ4の位置が調整される。次に、その手順に
ついて説明する。まず、下ベース10のV字状の溝を、
位置出し部材3の側面に外接させる。この状態で、下ベ
ース10を下ベース取り付けネジ11によって位置出し
して固定する。次に、磁気センサ4が取り付けられた上
ベース12を、磁気センサ4の出力信号を見ながら位置
決めする。そして、磁気センサ4から最適信号が得られ
る位置で、上ベース12を上ベース取り付けネジ13に
よって下ベース10に固定し、磁気センサ4が下ベース
10および上ベース12からなる一体型ベース部材を形
成し、調整工程が終了する。
【0009】次に、最終工程である組立工程において磁
気センサ4を取り付ける場合には、下ベース10に上ベ
ース12がすでに取り付けられた一体型ベース部材の
ベース10のV字状の溝に位置出し部材3の側面を外接
させ、下ベース取り付けネジ11によって一体型ベース
部材の下ベース10を固定する。このとき、下ベース1
0のV字状の溝がつくる2つの面と位置出し部材3との
2つの接点での法線は、前述したように、位置出し部材
3の中心で交差するため、下ベース10と位置出し部材
3とは、常に、同じ位置関係を保っている。これによ
り、磁気センサ4を再調整する必要がなく、磁気センサ
4を容易に精度良く位置決めすることができる。また、
上ベース12を下ベース10に、位置決めして固定する
ものであるので、調整工程において、下ベース10を位
置出し部材3に当接させて位置出しした状態にて上ベー
ス12を位置決めして磁気センサ4の位置を容易に位置
決めすることができる。
【0010】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、位置出し部材の外周面に当接されるV字
状の当接面を有する下ベースと、前記下ベースの位置出
し基準面と平行な平面内でさらに位置決めして固定する
ための位置決め手段と前記磁気センサを保持する保持
段とを有する上ベースとを有してなるので、磁気センサ
を容易に精度良く位置決めすることができるという効果
が得られる。また、請求項2記載の発明によれば、調整
工程においてまずV字状の当接面を有する下ベースを前
記位置出し部材の外周面に当接して位置出しして固定
し、次に前記磁気センサを保持する保持手段を有する上
ベースを前記下ベースの位置出し基準面と平行な平面内
でさらに位置決めして前記下ベース上に固定し、前記磁
気センサが前記下ベースのV字状の当接面との位置関係
において正しく位置決めされた下ベースおよび上ベース
からなる一体型ベース部材を形成し、組立工程におい
て、前記一体型ベース部材の下ベース側のV字状当接面
を前記位置出し部材の外周面に当接した状態で該一体型
ベース部材の下ベースを固定するので、磁気センサの調
整を再度する必要がないという効果が得られる。また、
下ベースへ位置決めして固定する位置決め手段が上ベー
スに設けられているので、調整工程において、下ベース
を位置出し部材に当接させて位置決めした状態にて上ベ
ースを位置決めして磁気センサの位置を容易に位置決め
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す正面図であ
る。
【図2】 本発明の一実施例の構成を示す平面図であ
る。
【図3】 位置出し部材3と下ベース10との位置関係
を示す平面図である。
【図4】 下ベース10と上ベース12との取り付けを
示す斜視図である。
【図5】 従来の磁気エンコーダの構成を示す正面図で
ある。
【図6】 従来の磁気エンコーダの構成を示す平面図で
ある。
【図7】 磁気センサ4の向く方向が磁気ドラム1の中
心方向からずれた状態を示す従来の磁気エンコーダの構
成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 … … 磁気ドラム、4 … … 磁気センサ、10 …
… 下ベース、12 …… 上ベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 好典 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 山下 正芳 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−171200(JP,A) 実開 昭58−165609(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にスケールが磁気記録され、回転
    自在に支持された円盤状の磁気ドラムと、 前記磁気ドラムの外周面に臨んで配置された磁気センサ
    と、 前記磁気ドラムと同心円状に配置された円形の位置出し
    部材とを具備する磁気式エンコーダにおいて、 前記位置出し部材の外周面に当接されるV字状の当接面
    を有する下ベースと、前記下ベースの位置出し基準面と
    平行な平面内でさらに位置決めして固定するための位置
    決め手段と前記磁気センサを保持する保持手段とを有す
    る上ベースと、 を有してなることを特徴とする磁気式エンコーダ。
  2. 【請求項2】 外周面にスケールが磁気記録され、回転
    自在に支持された円盤状の磁気ドラムと、 前記磁気ドラムの外周面に臨んで配置された磁気センサ
    と、 前記磁気ドラムと同心円状に配置された円形の位置出し
    部材とを具備する磁気式エンコーダの製造に際し、 調整工程においてまずV字状の当接面を有する下ベース
    を前記位置出し部材の外周面に当接して位置出しして
    定し、次に 前記磁気センサを保持する保持手段を有する上ベー
    スを前記下ベースの位置出し基準面と平行な平面内でさ
    らに位置決めして前記下ベース上に固定し、 前記磁気センサが前記下ベースのV字状の当接面との位
    置関係において正しく位置決めされた下ベースおよび上
    ベースからなる一体型ベース部材を形成し、 組立工程において、前記一体型ベース部材の下ベース側
    のV字状当接面を前記位置出し部材の外周面に当接した
    状態で該一体型ベース部材の下ベースを固定することを
    特徴とする磁気式エンコーダの製造方法。
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