JP2595985Y2 - かつら等の取付けピン - Google Patents

かつら等の取付けピン

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JP2595985Y2
JP2595985Y2 JP1993022143U JP2214393U JP2595985Y2 JP 2595985 Y2 JP2595985 Y2 JP 2595985Y2 JP 1993022143 U JP1993022143 U JP 1993022143U JP 2214393 U JP2214393 U JP 2214393U JP 2595985 Y2 JP2595985 Y2 JP 2595985Y2
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尻 英 行 野
野 進八郎 西
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株式会社プレオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、かつら、かもじ、リボ
ンなどの頭飾品を人体頭部の毛髪に固定するための取付
けピンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の取付けピンとしては、従来か
ら、実開平1−136133号公報に開示されているよ
うな構造のものが多用されている。この既知の取付けピ
ンは、図5に鎖線で示すように、複数の櫛状片2を突出
させた弾性ある櫛状基板1と、上記櫛状片2に対向して
それらとの間に毛髪を挟持する弾性ある挟持板3からな
り、上記櫛状基板1における複数の櫛状片2の基端部2
aと、上記挟持板3の端縁3aとを、それらに設けた突
子4を相手方に係止させることにより衝合させ、両板を
櫛状片2の両側に位置する一対の支持用アーム片5によ
り連結し、それらの衝合部分を頂部として側面視山型
(鎖線)の櫛状片解放状態と、V字状(実線)の毛髪挟
持状態とに、弾性的に反転させるようにしたものであ
る。
【0003】このような取付けピンは、その使用に際し
て、部分かつらの周辺部や頭飾品に取付けるため、櫛状
片突出方向の幅をできるだけ小さくして取付けピンの使
用を目立たなくすることが強く要求されている。このよ
うな要求を満たすためには、多数の櫛状片を突設した基
板における櫛状片突出方向の板幅を小さくする必要があ
るが、この基板は、各櫛状片を安定的に支持すると同時
に、各櫛状片の基部をばね板と衝合して弾性的に反転す
るものであるため、それらに必要な強度とばね性を保持
させる必要があり、そのため、櫛状片の突出方向の板幅
を一定値以上にする必要があり、これによって板幅の最
小値が決まることになる。従って、取付けピンの機能を
損なうことなく該板幅をこの最小幅よりも小さくするこ
とは困難である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の技術的課題
は、取付けピンの機能を損なうことなく、上記基板を、
本来必要な最小幅よりも一層小さくして、前述したとこ
ろの、櫛状片突出方向の板幅をできるだけ小さくして取
付けピンの使用を目立たなくする、という要求を満たす
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の取付けピンは、複数の櫛状片を基部から平行
状に突設した弾性ある櫛状基板と、上記櫛状片に対向す
る挟持部との間に毛髪を挟持する弾性ある挟持板とから
なり、上記櫛状基板における複数の櫛状片の基端部と、
上記挟持板における挟持部端縁とを、それらの一方また
は双方に設けた突子を相手方に係止させることにより衝
合させ、これらの櫛状基板と挟持板とを、挟持板に連設
されて櫛状片の両側に延びる支持用アーム片を櫛状基板
の基部両側に突設した係止突片に係合させることによ
り、それら両板の衝合部分を頂部として側面視山型とV
字状とに弾性的に反転する程度に圧接して連結してなる
かつら等の取付けピンにおいて、上記櫛状基板の基部に
おける櫛状片を突設した側と反対側で、該基部をそれに
突設した係止突片と共に折曲反転させ、該基部の櫛状片
突設方向の長さを短寸化したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】取付けピンを人体頭部の毛髪に取付けるに際し
ては、その取付けピンの櫛状片を解放状態にして、該櫛
状片を毛髪中に差し込み、この状態で、側面視山型状の
櫛状片解放状態にある櫛状基板と挟持板を、V字状の毛
髪挟持状態に反転させ、櫛状片を挟持板に圧着させる。
これにより、毛髪が櫛状片と挟持板との間に挟着され、
取付けピンが毛髪に固定される。頭部から取りはずす時
は、上記の如くV字状に反転している櫛状基板及び挟持
板を山型状に反転させればよく、それによって取付けピ
ンは毛髪の挟持を解除するので、頭部から取外すことが
できる。
【0007】而して、上記取付けピンは、櫛状基板の基
部における櫛状片を突設した側と反対側で、該基部をそ
れに突設した係止突片と共に折曲反転させているので、
該基部に必要な強度とばね性を保持させながら、従って
取付けピンの機能を損なうことなく、該基部の櫛状片突
設方向の長さが本来必要な最小幅よりも一層短寸化され
ている。その結果、取付けピンの使用に際して、それを
部分かつらの周辺部や頭飾品に取付けても、その使用が
目立つことはない。
【0008】
【実施例】図1ないし図4は本考案の実施例を示すもの
で、この取付けピンは、弾性に富んだ金属板材(板ば
ね)により形成されて、基部11から多数の櫛状片12
が平行状に突設された櫛状基板10と、弾性ある金属板
材(板ばね)により形成され、上記櫛状片12に対向し
てそれらとの間に毛髪Hを挟持する挟持部21を備えた
挟持板20とによって構成される。
【0009】上記櫛状基板10は、平行状に設けた各櫛
状片12の基端部間に突子14を一体的に突設し、基部
11の両端に係止突片15を突出させたもので、上記櫛
状片12の基端部には、それらの櫛状片12が基部11
から直線状に延びる状態(図3における直線L)よりも
挟持板20から離間する方向に平行に変位させるための
段差13を形設している。また、この櫛状基板10の基
部11における櫛状片12を突設した側と反対側で、該
基部11をそれに突設した係止突片15と共に折曲反転
させ、これによって基部11に折曲部16を設けること
により、該基部の櫛状片突設方向の長さを短寸化してい
る。一方、上記挟持板20は、端縁22を基板10の突
子14に係合させる挟持部21の両側端に、それぞれ、
上記基板11における係止突片15に係止させる支持用
アーム片23を突設したものである。
【0010】そして、上記櫛状基板10と挟持板20と
は、各櫛状片12の基端部に設けた突子14を挟持板2
0における挟持部端縁22に係止させることにより互い
に衝合させ、これらの櫛状基板10と挟持板20は、挟
持板20の両側端に連設して櫛状片12の両側に延びる
支持用アーム片23を櫛状基板10の係止突片15に係
合させることにより連結している。この連結に際して、
櫛状基板10と挟持板20とは、それらの衝合部分を頂
部として、側面視山型(図3)の櫛状片解放状態とV字
状(図4)をなす毛髪挟持状態とに弾性的に反転する程
度に圧接させておく必要がある。
【0011】なお、この実施例では、櫛状基板10にお
ける櫛状片12の基端部間に突子14を設けて、この突
子14に挟持板の挟持部端縁22を係合させるようにし
ているが、上記突子は、挟持板20における挟持部端縁
22に突設することもでき、さらに櫛状基板10と挟持
板20の両者に突設して適宜相手方に係止させることも
できる。また、上記挟持板20における挟持部21の表
面には、ゴム等からなる滑り止めシート材を貼着し、よ
り一層の毛髪の止着の確実性と安定性を図ることもでき
る。
【0012】上記構成を有する取付けピンを人体頭部の
毛髪Hに取付けるに際しては、櫛状片12を解放状態
(図3)にして、該櫛状片12を毛髪中に差し込み、こ
の状態で、側面視山型状の櫛状片解放状態にある櫛状基
板10と挟持板20を、図4に示すようなV字状の毛髪
挟持状態に反転させ、櫛状片12を挟持板20の挟持部
21に圧着させる。これにより、毛髪Hが櫛状片12と
挟持板20の挟持部21との間に挟着され、取付けピン
が毛髪に固定される。取付けピンを頭部から取りはずす
時は、図4の如くV字状に反転している櫛状基板10と
挟持板20を山型状(図3)に反転させればよく、それ
によって取付けピンは毛髪の挟持を解除するので、頭部
から取外すことができる。
【0013】而して、上記取付けピンは、櫛状基板10
の基部11における櫛状片12を突設した側と反対側
で、該基部11をそれに突設した係止突片15と共に折
曲反転させることにより、折曲部16を形成しているの
で、基部11自体の大きさとしては、必要最小限以上の
板巾をもたせ、各櫛状片12を安定的に支持する強度と
共に、各櫛状片12の基部を挟持板20と衝合して弾性
的に反転するに必要なばね性とを保持させながら、従っ
て、取付けピンの機能を損なうことなく、該基部11の
櫛状片突設方向の長さを、本来必要な最小幅よりも一層
短寸化することができる。その結果、取付けピンの使用
に際して、それを部分かつらの周辺部や頭飾品に取付け
ても、その使用が目立つことはない。
【0014】また、上述した取付けピンの毛髪への取り
付けに際しては、櫛状片12の基端部に段差13を形設
しているので、櫛状片の基端部寄りの部分に毛髪を挟持
したときに櫛状片が挟持板に対して開いた状態になるよ
うなことがなく、櫛状片12の挟持面全体に平均的に頭
髪の挟持力を作用させ、結果的に、毛髪を確実、安定的
に挟持させることができる。
【0015】
【考案の効果】このように、本考案によれば、取付けピ
ンの機能を損なうことなく、櫛状基板を本来必要な最小
幅よりも一層小さくし、それによって、櫛状片突出方向
の板幅をできるだけ小さくして取付けピンの使用を目立
たなくする、という要求を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付けピンの実施例を示す平面図
である。
【図2】同下面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同反転状態の側面図である。
【図5】従来の取付けピンの作動状態の一例を示す側面
図である。
【符号の説明】
10 櫛状基板、 11 基部、 12 櫛状片、 13 段差、 14 突子、 15 係止突片、 20 挟持板、 21 挟持部、 22 端縁、 23 支持用アーム片、 H 毛髪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の櫛状片を基部から平行状に突設した
    弾性ある櫛状基板と、上記櫛状片に対向する挟持部との
    間に毛髪を挟持する弾性ある挟持板とからなり、上記櫛
    状基板における複数の櫛状片の基端部と、上記挟持板に
    おける挟持部端縁とを、それらの一方または双方に設け
    た突子を相手方に係止させることにより衝合させ、これ
    らの櫛状基板と挟持板とを、挟持板に連設されて櫛状片
    の両側に延びる支持用アーム片を櫛状基板の基部両側に
    突設した係止突片に係合させることにより、それら両板
    の衝合部分を頂部として側面視山型とV字状とに弾性的
    に反転する程度に圧接して連結してなるかつら等の取付
    けピンにおいて、 上記櫛状基板の基部における櫛状片を突設した側と反対
    側で、該基部をそれに突設した係止突片と共に折曲反転
    させ、該基部の櫛状片突設方向の長さを短寸化した、 ことを特徴とするかつら等の取付けピン。
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