JP2595919Y2 - 測点用ターゲット - Google Patents
測点用ターゲットInfo
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- JP2595919Y2 JP2595919Y2 JP1993022330U JP2233093U JP2595919Y2 JP 2595919 Y2 JP2595919 Y2 JP 2595919Y2 JP 1993022330 U JP1993022330 U JP 1993022330U JP 2233093 U JP2233093 U JP 2233093U JP 2595919 Y2 JP2595919 Y2 JP 2595919Y2
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- Japan
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- target
- suction cup
- measurement
- measurement surface
- plate
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、測点用ターゲットに
関し、特に、垂直ないしは傾斜した側面の測定に適した
測点用ターゲットに関するものである。
関し、特に、垂直ないしは傾斜した側面の測定に適した
測点用ターゲットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光波を利用した測距儀は、その測定精度
が高いことから、近時、例えば、リニアモーターカー用
の軌道を構築後に検証測定する際、または、コイルを設
置する際にも利用されようとしている。リニアモータカ
ー用の軌道は、例えば、磁気浮上式の場合には、略凹形
の断面形状を有し、対向する内側面に推進コイルが設け
られるとともに、底面に浮上用コイルが配置される。
が高いことから、近時、例えば、リニアモーターカー用
の軌道を構築後に検証測定する際、または、コイルを設
置する際にも利用されようとしている。リニアモータカ
ー用の軌道は、例えば、磁気浮上式の場合には、略凹形
の断面形状を有し、対向する内側面に推進コイルが設け
られるとともに、底面に浮上用コイルが配置される。
【0003】この場合、軌道の側面に設けられるコイル
は、設置の際に、軌道中心に対して、コイル面の出入り
または傾きが生じる。ところで、このような軌道は、比
較的長いレンジで見ると、地形の状態に合わせて、上下
ないしは左右方向に屈曲した状態で構築され、構築後
に、構築された形状が設計図通りになっているかどうか
が検証測定されたり、あるいは、コイルの設置状態が測
定,調整される。
は、設置の際に、軌道中心に対して、コイル面の出入り
または傾きが生じる。ところで、このような軌道は、比
較的長いレンジで見ると、地形の状態に合わせて、上下
ないしは左右方向に屈曲した状態で構築され、構築後
に、構築された形状が設計図通りになっているかどうか
が検証測定されたり、あるいは、コイルの設置状態が測
定,調整される。
【0004】このような検証測定または設置調整におい
て、光波測距儀を利用するとすれば、軌道内の基準点に
光波測距儀を設置し、予め設定された測定対象面上の測
点にターゲットを順次設置して、ターゲットに光波を照
射して座標の測定が行われることになる。ところで、こ
のような光波測距儀の測定に用いられるターゲットとし
ては、従来から、三脚にキュービックプリズムを支持し
た構造が知られているが、このような構造のターゲット
を前述したような軌道の検証測定に用いる場合には、以
下に説明する技術的課題があった。
て、光波測距儀を利用するとすれば、軌道内の基準点に
光波測距儀を設置し、予め設定された測定対象面上の測
点にターゲットを順次設置して、ターゲットに光波を照
射して座標の測定が行われることになる。ところで、こ
のような光波測距儀の測定に用いられるターゲットとし
ては、従来から、三脚にキュービックプリズムを支持し
た構造が知られているが、このような構造のターゲット
を前述したような軌道の検証測定に用いる場合には、以
下に説明する技術的課題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする技術的課題】すなわち、従来
の三脚式ターゲットでは、例えば、軌道の底面を測定す
る際には、殆ど問題がないが、軌道の側面を測定する際
には、測定対象面が直立したほぼ垂直面となるため、そ
のままターゲットを測点に設置することができない。そ
こで、このような測定においては、例えば、ターゲット
を何らかの手段で測定面に固定することが考えられる
が、三脚式のターゲットは、プリズムなどの重量が比較
的重いので、固定手段を堅牢にしなければならず、固定
手段を堅牢にすると、その着脱が非常に面倒になるとい
う問題がある。
の三脚式ターゲットでは、例えば、軌道の底面を測定す
る際には、殆ど問題がないが、軌道の側面を測定する際
には、測定対象面が直立したほぼ垂直面となるため、そ
のままターゲットを測点に設置することができない。そ
こで、このような測定においては、例えば、ターゲット
を何らかの手段で測定面に固定することが考えられる
が、三脚式のターゲットは、プリズムなどの重量が比較
的重いので、固定手段を堅牢にしなければならず、固定
手段を堅牢にすると、その着脱が非常に面倒になるとい
う問題がある。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、着
脱が簡単にできる測点用ターゲットを提供することにあ
る。
てなされたものであって、その目的とするところは、着
脱が簡単にできる測点用ターゲットを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ターゲット本体部と、このターゲット本
体部を測定面に着脱する吸盤器とを備えた測点用ターゲ
ットであって、前記ターゲット本体部は、一端側が測点
に圧接されるターゲット軸と、このターゲット軸の他端
側に設けられ、光波測距儀の光を反射するターゲット板
と、前記ターゲット軸の外周側にあって、先端が測定面
に当接する3本以上のガイド脚と、前記ターゲット軸を
軸線方向に沿って摺動自在に支持するとともに、前記ガ
イド脚が固設された支持板とを有し、前記吸盤器は、前
記ガイド脚の側方に設けられた吸盤部と、この吸盤部に
設けられた操作ハンドルと、前記吸盤部の上部に一端側
が固設され、前記支持板を、バネ材を介して測定面側に
付勢し、前記ガイド脚を前記測定面に圧接する取付ベー
ス板とを有することを特徴とする。
め、本考案は、ターゲット本体部と、このターゲット本
体部を測定面に着脱する吸盤器とを備えた測点用ターゲ
ットであって、前記ターゲット本体部は、一端側が測点
に圧接されるターゲット軸と、このターゲット軸の他端
側に設けられ、光波測距儀の光を反射するターゲット板
と、前記ターゲット軸の外周側にあって、先端が測定面
に当接する3本以上のガイド脚と、前記ターゲット軸を
軸線方向に沿って摺動自在に支持するとともに、前記ガ
イド脚が固設された支持板とを有し、前記吸盤器は、前
記ガイド脚の側方に設けられた吸盤部と、この吸盤部に
設けられた操作ハンドルと、前記吸盤部の上部に一端側
が固設され、前記支持板を、バネ材を介して測定面側に
付勢し、前記ガイド脚を前記測定面に圧接する取付ベー
ス板とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の測点用ターゲットによれば、ターゲ
ット本体部と吸盤器とを備え、吸盤器は、ガイド脚の側
方に設けられた吸盤部と、この吸盤部に設けられた操作
ハンドルと、支持板を測定面側に付勢する取付ベース板
とを有しているので、吸盤器の操作ハンドルを操作する
ことにより、ターゲット本体部を測点に着脱することが
できる。また、本願考案では、特に、バネを介して支持
板を測定面側に付勢し、ガイド脚を測定面に圧接するの
で、吸盤器を操作して測定面に固定する際に発生する不
都合を解消することができるという格別の作用効果が得
られる。すなわち、ガイド脚の一側方に吸盤器を設ける
と、操作ハンドルを操作して、吸盤器を測定面に吸着す
る際には、吸盤器が設けられた側のガイド脚は、側底面
に圧接されるが、吸盤器と反対側にあるガイド脚は、そ
の反力により、測定面から浮き上り、測定面から離間す
る恐れがある。 ところが、本考案では、吸盤部の上部に
一端が固設された取付けベース板により、バネを介して
支持板を測定面側に付勢するフレキシブルな構成となっ
ているので、バネの弾性力により各ガイド脚が圧接され
て、このような不都合が解消され、ターゲット軸の移動
を防止することができる。
ット本体部と吸盤器とを備え、吸盤器は、ガイド脚の側
方に設けられた吸盤部と、この吸盤部に設けられた操作
ハンドルと、支持板を測定面側に付勢する取付ベース板
とを有しているので、吸盤器の操作ハンドルを操作する
ことにより、ターゲット本体部を測点に着脱することが
できる。また、本願考案では、特に、バネを介して支持
板を測定面側に付勢し、ガイド脚を測定面に圧接するの
で、吸盤器を操作して測定面に固定する際に発生する不
都合を解消することができるという格別の作用効果が得
られる。すなわち、ガイド脚の一側方に吸盤器を設ける
と、操作ハンドルを操作して、吸盤器を測定面に吸着す
る際には、吸盤器が設けられた側のガイド脚は、側底面
に圧接されるが、吸盤器と反対側にあるガイド脚は、そ
の反力により、測定面から浮き上り、測定面から離間す
る恐れがある。 ところが、本考案では、吸盤部の上部に
一端が固設された取付けベース板により、バネを介して
支持板を測定面側に付勢するフレキシブルな構成となっ
ているので、バネの弾性力により各ガイド脚が圧接され
て、このような不都合が解消され、ターゲット軸の移動
を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下本考案の好適な実施例について添附図面
を参照にして詳細に説明する。図1および図2は、本考
案にかかる測点用ターゲットの一実施例を示している。
同図に示す測点用ターゲットは、ターゲット本体部1
と、このターゲット本体部1を測定面Sに着脱する吸盤
器2とを備えている。
を参照にして詳細に説明する。図1および図2は、本考
案にかかる測点用ターゲットの一実施例を示している。
同図に示す測点用ターゲットは、ターゲット本体部1
と、このターゲット本体部1を測定面Sに着脱する吸盤
器2とを備えている。
【0010】ターゲット本体部1は、ロッド状のターゲ
ット軸3と、光波測距儀の光を反射するターゲット板4
と、前記ターゲット軸3の外周側にあって、先端が測定
面Sに当接する3本のガイド脚5と、前記ターゲット軸
3とガイド脚5とを支持する支持板6とを有している。
ターゲット軸3は、両端が開口したスリーブ7内に挿通
され、このスリーブ7は、外周にフランジ部8が設けら
れたブッシュ9に装着されている。ブッシュ9は、支持
板6に設けられた貫通孔10内に装着され、フランジ部
8が支持板6に固設されている。
ット軸3と、光波測距儀の光を反射するターゲット板4
と、前記ターゲット軸3の外周側にあって、先端が測定
面Sに当接する3本のガイド脚5と、前記ターゲット軸
3とガイド脚5とを支持する支持板6とを有している。
ターゲット軸3は、両端が開口したスリーブ7内に挿通
され、このスリーブ7は、外周にフランジ部8が設けら
れたブッシュ9に装着されている。ブッシュ9は、支持
板6に設けられた貫通孔10内に装着され、フランジ部
8が支持板6に固設されている。
【0011】そして、フランジ部8とターゲット軸3の
先端側に設けられたバネ受けリング11との間には、圧
縮コイルバネ12が介装されていて、ターゲット軸3
は、測定面Sに設定される測点Oに対して、圧縮コイル
バネ12により圧接されるとともに、支持板6と直交す
るようにして、その軸線方向に沿って摺動自在に支持板
6に支持されている。
先端側に設けられたバネ受けリング11との間には、圧
縮コイルバネ12が介装されていて、ターゲット軸3
は、測定面Sに設定される測点Oに対して、圧縮コイル
バネ12により圧接されるとともに、支持板6と直交す
るようにして、その軸線方向に沿って摺動自在に支持板
6に支持されている。
【0012】また、ターゲット軸3の他端側には、略コ
字形に形成されたターゲットホルダ13が、回転可能に
装着されており、ターゲットホルダ13の対向する側壁
部間には、ターゲット板4が回転軸14により回転可能
に取り付けられている。ターゲット板4は、ターゲット
板本体15と、この本体15の前面に貼着されたターゲ
ットシート16と、本体15が装着された取付板17と
から構成され、ターゲットシート16には、中心点がタ
ーゲット軸3の中心軸の延長線上に位置する円形のマー
クが表示されている。以上の構成により、ターゲット板
4は、ターゲット軸3の中心軸の延長線上において、垂
直および水平面内で回転できるようになっている。
字形に形成されたターゲットホルダ13が、回転可能に
装着されており、ターゲットホルダ13の対向する側壁
部間には、ターゲット板4が回転軸14により回転可能
に取り付けられている。ターゲット板4は、ターゲット
板本体15と、この本体15の前面に貼着されたターゲ
ットシート16と、本体15が装着された取付板17と
から構成され、ターゲットシート16には、中心点がタ
ーゲット軸3の中心軸の延長線上に位置する円形のマー
クが表示されている。以上の構成により、ターゲット板
4は、ターゲット軸3の中心軸の延長線上において、垂
直および水平面内で回転できるようになっている。
【0013】ガイド脚5は、この実施例では、3本がタ
ーゲッド軸3の中心軸を中心として、同一円周上に位置
するようにターゲット軸3の外周に配置され、各ガイド
脚5の中心軸とターゲット軸3の中心軸とが平行になる
ように支持板6に一端側が固設されている。また、各ガ
イド脚5の先端は、同一平面上に位置するように設定さ
れている。
ーゲッド軸3の中心軸を中心として、同一円周上に位置
するようにターゲット軸3の外周に配置され、各ガイド
脚5の中心軸とターゲット軸3の中心軸とが平行になる
ように支持板6に一端側が固設されている。また、各ガ
イド脚5の先端は、同一平面上に位置するように設定さ
れている。
【0014】一方、吸盤器2は、前記ガイド脚5の側方
に設けられた吸盤部18と、この吸盤部18の上部側に
設けられた操作ハンドル19と、吸盤部18の上部側に
固設され、一端側が支持板6の上方に延設された取付ベ
ース板20とを有するトグル式の吸盤器で構成されてい
る。取付ベース板20には、ターゲット軸3が挿通され
たブッシュ9が挿入される孔部21と、取付ベース板2
0を支持板6に結合する複数のボルト22が装着される
凹状孔23とが設けられている。
に設けられた吸盤部18と、この吸盤部18の上部側に
設けられた操作ハンドル19と、吸盤部18の上部側に
固設され、一端側が支持板6の上方に延設された取付ベ
ース板20とを有するトグル式の吸盤器で構成されてい
る。取付ベース板20には、ターゲット軸3が挿通され
たブッシュ9が挿入される孔部21と、取付ベース板2
0を支持板6に結合する複数のボルト22が装着される
凹状孔23とが設けられている。
【0015】そして、複数のボルト22の外周には、支
持板6と取付ベース板20との間に位置するようにして
バネ24が介装されていて、ハンドル19を操作して吸
盤部18を測定面Sに吸着させた時に、取付ベース板2
0が支持板6側に移動することにより、各バネ24が圧
縮されて、この圧縮反力により支持板6が測定面S側に
付勢されるようになっている。
持板6と取付ベース板20との間に位置するようにして
バネ24が介装されていて、ハンドル19を操作して吸
盤部18を測定面Sに吸着させた時に、取付ベース板2
0が支持板6側に移動することにより、各バネ24が圧
縮されて、この圧縮反力により支持板6が測定面S側に
付勢されるようになっている。
【0016】この場合、孔部21は、ブッシュ9の外径
よりも大きな内径を有し、また、凹状孔23は、ボルト
22の頭部の外径よりも大きな内径を有していて、吸盤
部2がターゲット本体部1に対してガタ付きをもって取
り付けられているので、操作ハンドル19を操作して
も、吸盤部18の変形による影響がターゲット本体部1
に及ばない。すなわち、常に測定面Sに対して、測点タ
ーゲットは法線方向に設置される。
よりも大きな内径を有し、また、凹状孔23は、ボルト
22の頭部の外径よりも大きな内径を有していて、吸盤
部2がターゲット本体部1に対してガタ付きをもって取
り付けられているので、操作ハンドル19を操作して
も、吸盤部18の変形による影響がターゲット本体部1
に及ばない。すなわち、常に測定面Sに対して、測点タ
ーゲットは法線方向に設置される。
【0017】次に、以上のように構成された測点用ター
ゲットの使用方法について説明する。ここで例示する使
用方法は、前述したようなリニアモータカーの軌道の側
面を検証測定する場合であって、軌道の側面が測定面S
となり、この測定面Sには、予め測点Oが設定されてい
る。なお、この種の軌道の測定面Sは、プラスチックな
どで形成されていて、コイルを成形加工して防水化を計
っているので平らな平面となっている。
ゲットの使用方法について説明する。ここで例示する使
用方法は、前述したようなリニアモータカーの軌道の側
面を検証測定する場合であって、軌道の側面が測定面S
となり、この測定面Sには、予め測点Oが設定されてい
る。なお、この種の軌道の測定面Sは、プラスチックな
どで形成されていて、コイルを成形加工して防水化を計
っているので平らな平面となっている。
【0018】測点Oの距離座標を光波測距儀で測定する
際には、まず、本実施例の測点用ターゲットが測定面S
に設置される。この時の設置方法は、ターゲット軸3の
先端を測定面S上に設けられた測点O上に位置させ、こ
の状態を維持しながら、操作ハンドル19を図1の一点
鎖線に示す位置に操作すると、吸盤部18内の空気が排
出されて、吸盤部18が測定面Sに吸着し、ターゲット
の設置が完了する。
際には、まず、本実施例の測点用ターゲットが測定面S
に設置される。この時の設置方法は、ターゲット軸3の
先端を測定面S上に設けられた測点O上に位置させ、こ
の状態を維持しながら、操作ハンドル19を図1の一点
鎖線に示す位置に操作すると、吸盤部18内の空気が排
出されて、吸盤部18が測定面Sに吸着し、ターゲット
の設置が完了する。
【0019】この場合、本実施例のターゲットでは、ガ
イト脚5は、取付ベース板20の変位に伴うバネ24の
弾性力が支持板6を介して伝達されるので、各ガイド脚
5の先端がバネ24の弾性力により測定面Sに押し付け
られ、この状態で固定される。このとき、ターゲット軸
3は、圧縮コイルバネ12の弾性力により測点Oに圧接
されていて、かつ、その中心軸とガイド脚5の中心軸と
が平行になっているので、3本のガイド脚5の先端が作
る面に対して、ターゲット軸3は、その中心軸が必ず直
角になる。
イト脚5は、取付ベース板20の変位に伴うバネ24の
弾性力が支持板6を介して伝達されるので、各ガイド脚
5の先端がバネ24の弾性力により測定面Sに押し付け
られ、この状態で固定される。このとき、ターゲット軸
3は、圧縮コイルバネ12の弾性力により測点Oに圧接
されていて、かつ、その中心軸とガイド脚5の中心軸と
が平行になっているので、3本のガイド脚5の先端が作
る面に対して、ターゲット軸3は、その中心軸が必ず直
角になる。
【0020】そして、ターゲットシート16のマークの
中心がターゲット軸3の中心軸の延長線上に位置し、タ
ーゲット軸3が測点Oに圧接されているので、測点Oか
らマークの中心までの距離が常に一定になり、測点Oと
ターゲットシート16との位置座標との関係が常時一定
の関係を保ってセットされる。そして、ターゲットがこ
のようにして設置されると、光波測距儀から光波をター
ゲット板4に照射して、ターゲット設置個所の位置座標
の測定が行われ、測点Oでの測定が完了すると、操作ハ
ンドル19を元の状態に戻して、ターゲットを測定面S
から離脱させ、次の測点に上述した操作によりターゲッ
トを設置して、順次各測点に対する測定が行われる。
中心がターゲット軸3の中心軸の延長線上に位置し、タ
ーゲット軸3が測点Oに圧接されているので、測点Oか
らマークの中心までの距離が常に一定になり、測点Oと
ターゲットシート16との位置座標との関係が常時一定
の関係を保ってセットされる。そして、ターゲットがこ
のようにして設置されると、光波測距儀から光波をター
ゲット板4に照射して、ターゲット設置個所の位置座標
の測定が行われ、測点Oでの測定が完了すると、操作ハ
ンドル19を元の状態に戻して、ターゲットを測定面S
から離脱させ、次の測点に上述した操作によりターゲッ
トを設置して、順次各測点に対する測定が行われる。
【0021】さて、以上のような光波測距儀による側面
の測定においては、本実施例の測点用ターゲットにおい
ては、ターゲット軸3の先端を測点に一致させて、吸盤
器2の操作ハンドル19を操作することだけにより、タ
ーゲッド板4のシート16を測点と常時一定の関係を保
った状態にセットできるので、測定の精度を高精度に維
持することができる。
の測定においては、本実施例の測点用ターゲットにおい
ては、ターゲット軸3の先端を測点に一致させて、吸盤
器2の操作ハンドル19を操作することだけにより、タ
ーゲッド板4のシート16を測点と常時一定の関係を保
った状態にセットできるので、測定の精度を高精度に維
持することができる。
【0022】また、光波測距儀のターゲットを直立ない
しは傾斜した側面に対して、操作ハンドル19の操作に
より簡単に着脱することができるので、測定の能率が大
きく向上する。さらに、本実施例の測点用ターゲットで
は、ターゲット板4がホルダ13に2軸方向に回転可能
に支持されているので、たとえば、屈曲した測定面に設
置した場合においても、ターゲット板4を必要に応じて
回転させることにより、光波測距儀から発射される光に
対して、ターゲット板4を正対させることができる。
しは傾斜した側面に対して、操作ハンドル19の操作に
より簡単に着脱することができるので、測定の能率が大
きく向上する。さらに、本実施例の測点用ターゲットで
は、ターゲット板4がホルダ13に2軸方向に回転可能
に支持されているので、たとえば、屈曲した測定面に設
置した場合においても、ターゲット板4を必要に応じて
回転させることにより、光波測距儀から発射される光に
対して、ターゲット板4を正対させることができる。
【0023】なお、上記実施例では、ガイド脚5を3本
で構成したものを例示したが、本考案の実施はこれに限
定されることはなく、例えば、4本以上のガイド脚で構
成することも可能である。
で構成したものを例示したが、本考案の実施はこれに限
定されることはなく、例えば、4本以上のガイド脚で構
成することも可能である。
【0024】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる測点用ターゲットによれば、測定面に垂
直にターゲットを設置でき、しかも、簡単かつ迅速に着
脱することができるので、測定の能率を大幅に向上する
ことができるとともに、光波測距儀で設計値通りになっ
ているかが座標値で得ることができ、この値に基づいて
コイルの出入りを調整することもできる。
本考案にかかる測点用ターゲットによれば、測定面に垂
直にターゲットを設置でき、しかも、簡単かつ迅速に着
脱することができるので、測定の能率を大幅に向上する
ことができるとともに、光波測距儀で設計値通りになっ
ているかが座標値で得ることができ、この値に基づいて
コイルの出入りを調整することもできる。
【図1】本考案にかかる測点用ターゲットの一実施例を
示す使用状態の要部断面図である。
示す使用状態の要部断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【符号の説明】 1 ターゲット本体部 2 吸盤器 3 ターゲット軸 4 ターゲット板 5 ガイド脚 6 支持板 12 圧縮コイルバネ 18 吸盤部 19 操作ハンドル 20 取付ベース板 24 バネ
Claims (1)
- 【請求項1】 ターゲット本体部と、このターゲット本
体部を測定面に着脱する吸盤器とを備えた測点用ターゲ
ットであって、 前記ターゲット本体部は、一端側が測点に圧接されるタ
ーゲット軸と、このターゲット軸の他端側に設けられ、
光波測距儀の光を反射するターゲット板と、 前記ターゲット軸の外周側にあって、先端が測定面に当
接する3本以上のガイド脚と、 前記ターゲット軸を軸線方向に沿って摺動自在に支持す
るとともに、前記ガイド脚が固設された支持板とを有
し、 前記吸盤器は、前記ガイド脚の側方に設けられた吸盤部
と、 この吸盤部に設けられた操作ハンドルと、前記吸盤部の上部に一端側が固設され、 前記支持板を、
バネ材を介して測定面側に付勢し、前記ガイド脚を前記
測定面に圧接する取付ベース板とを有することを特徴と
する測定点用ターゲット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022330U JP2595919Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 測点用ターゲット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022330U JP2595919Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 測点用ターゲット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680118U JPH0680118U (ja) | 1994-11-08 |
JP2595919Y2 true JP2595919Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=12079703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993022330U Expired - Fee Related JP2595919Y2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 測点用ターゲット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595919Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7194614B2 (ja) * | 2019-03-01 | 2022-12-22 | 株式会社トプコン | ターゲットポール及び測量システム |
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