JP2595621Y2 - 太陽熱利用乾燥機における水分測定用サンプリング装置 - Google Patents

太陽熱利用乾燥機における水分測定用サンプリング装置

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JP2595621Y2
JP2595621Y2 JP1993057949U JP5794993U JP2595621Y2 JP 2595621 Y2 JP2595621 Y2 JP 2595621Y2 JP 1993057949 U JP1993057949 U JP 1993057949U JP 5794993 U JP5794993 U JP 5794993U JP 2595621 Y2 JP2595621 Y2 JP 2595621Y2
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愛次郎 金子
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、層状をなして乾燥筺内
に収容された任意堆積高さ位置における乾燥穀物の一部
を適確に採取し、その水分を検出することで、より正確
な穀物乾燥作業を営ませることができる太陽熱利用乾燥
機における水分測定用サンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横長の乾燥筺内に水平通風盤を境
として上部に乾燥室を、また下部に複数の吸引室を区画
形成するとともに、乾燥室の低位側には複数個の水分検
出器を間隔をおき配設して穀物を速やかに規定水分まで
自動的に乾燥することができる太陽熱利用の穀物乾燥機
は、本出願人がさきに開発した実開平4−39695号
公報に記載されて公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種穀物乾燥機においては、攪拌混合直後における穀物の
水分を検出できるようにするために、複数個の水分検出
器は乾燥室の低位側に設けられて低位側に位置した攪拌
混合状態の乾燥穀物の水分を検出していたものである。
【0004】したがって、前記穀物乾燥機によれば、層
状に堆積された任意高さ位置の水分検出ができないの
で、収容された乾燥穀物全体を均一水分に仕上げ乾燥さ
せることが困難である許りか、特に排出側の乾燥室内に
は水分検出器が設けられていないので、排出時における
乾燥穀物の水分検出ができないことで規定水分に達しな
い未乾燥状態の乾燥穀物が往々にして排出されるという
問題点を有していた。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、攪拌移送ロータにより跳ね出された乾燥穀物の
一部を上下回動調節ができる採取供給体により採取でき
るようにして、層状をなして乾燥筺内に収容された任意
堆積高さ位置における乾燥穀物の水分検出が容易にでき
るようにし、水分測定の精度を高め穀物全体を均一に乾
燥することができる許りか、排出側より規定水分に仕上
げ乾燥された乾燥穀物が正確に排出できる太陽熱利用乾
燥機における水分測定用サンプリング装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の太陽熱利用乾燥機における水分測定用サン
プリング装置においては、第1項の構成を、乾燥筺上
に、供給側と排出側との間を往復走行ができるように搭
載した攪拌移送ロータの穀物跳ね出し側に、跳ね出され
た乾燥穀物の一部を採取して水分検出器に供給する採取
供給体を上下回動装置を介し上下回動調節ができるよう
軸架したものである。
【0007】また、第2項の構成を、上下回動装置は、
モータにより正逆回動されるようモータ軸に直結され、
一側に係止突起を突設したモータリンクと、一側に採取
供給体を支承する支承突起を突設し、しかも正逆回動さ
れるモータリンクに設けた係止突起との係合により回動
軸を軸として正逆回動される作動リンクとにより構成し
たものである。
【0008】
【作用】太陽熱が透過吸熱される作業場内に設置した乾
燥室の供給側に穀物を連続に投入した後、攪拌移送ロー
タを反時計方向あるいは時計方向に回転させながら供給
側と排出側との間を往復移動させると同時に、作業場内
において透過吸熱して得られた熱風を乾燥室上方より穀
物中を通して吸引流通せしめた後、作業場外に排出す
る。さすれば、投入された穀物は往復走行する攪拌移送
ロータにより略均平状態に堆積されるとともに吸引流通
する熱風を浴びて乾燥される。
【0009】ところで、上述の如き通風乾燥作業中にお
いて穀物の水分を検出したい時には、先ず図3において
モータリンクをモータにより実線位置より鎖線位置とな
るよう反時計方向に回動させると、一端側に突設した支
承突起により採取供給体を上限位置に支承し、他端側が
モータリンクに突設された係止突起により係止されてい
た作動リンクは、係止突起との係合解除に伴い採取供給
体の重量で回動軸を軸として実線位置より鎖線位置に回
動される。その結果、採取供給体は作動リンクが係止突
起と係合係止される位置、すなわち、実線位置(上限)
より鎖線位置(下限)まで支軸を軸として下動され、攪
拌移送ロータの回転により跳ね出された乾燥穀物の一部
を受容器で採取する。
【0010】次いで、前記の状態でモータを逆回転させ
ると、モータリンクおよび作動リンクは鎖線位置より実
線位置に復元回動されて採取供給体を鎖線位置より上限
の実線位置に上動し、受容器内に採取した乾燥穀物を傾
斜状態となった供給筒を経て水分検出器に供給し、その
水分を自動的に検出する。
【0011】したがって、採取供給体の上限位置を変え
ずにモータリンクの回動範囲を規制できるようにモータ
を正逆回転させれば、採取供給体の下動下限位置を簡単
に規制することができるので、堆積穀物層の上層部位
置、中間層部位置、下層部位置、その他堆積層における
任意位置の乾燥穀物を自由に採取してその水分を検出し
平均水分値を簡単に求め穀物全体をより均一に通風乾燥
させることができる。
【0012】また、排出時の乾燥穀物の水分も前述と同
様の作動で容易に検出することができるので、乾燥穀物
の水分が規定水分(例えば16%)以上の場合には、乾
燥穀物の排出作業を一時停止し、通風乾燥を継続させ、
規定水分に達した乾燥穀物を排出側より排出させること
ができる。
【0013】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1ないし図4において、1は、周囲を太陽熱透過吸熱材
3、例えばファイロン板等で囲って形成した乾燥作業場
2内に設置した上面を開放した横長の乾燥筺(本実施例
では10m〜15m)であって、該乾燥筺1内の適当高
さ位置には両側面をテーパ状に傾斜させ、中央水平面に
多数の通風孔5を穿孔した通風盤4が敷設され、これが
通風盤4を境として、上部に乾燥室6を、また下部に仕
切壁8により仕切られた複数の吸引室7・・・・を区画
形成せしめる。そして、複数の吸引室7・・・・の一側
にはそれぞれ排風機9・・・・の吸気側を開口接続せし
めるとともに、吐出側は乾燥作業場2外にのぞませてあ
る。前記乾燥筺1の左右両側には、横長方向に沿ってレ
ール10,10が敷設されており、該レール10,10
上には、乾燥筺1の供給側aと排出側bとの間を往復走
行できる攪拌移送ロータ11が搭載されている。前記攪
拌移送ロータ11は供給側aより排出側bに向け走行す
る際には、反時計方向に回動し、また排出側bより供給
側aに向かって走行する時には時計方向に回転されるよ
うに構成されている。12は、攪拌移送ロータ11の穀
物跳ね出し側の一側に、攪拌移送ロータ11の進行方向
と直交するように配設した水分測定用サンプリング装置
であって、該水分測定用サンプリング装置12は、先端
側に跳ね出された乾燥穀物の一部を採取する受容器14
を装着した両端開放状の供給筒15からなる採取供給体
13と、該採取供給体13を支軸16を軸として上下回
動調節ができる上下回動装置17とにより構成されてい
る。そして、前記上下回動装置17は、図2および図3
に示されたように、攪拌移送ロータ11の門型走行機台
11aの一側に装着され、しかも、ある規定された回転
範囲内を正逆回転されるモータ18と、一側に係止突起
20が突設され、しかもモータ18により規定回動範囲
内を正逆方向に回動されるようモータ軸19に直結され
たモータリンク21と、一側に採取供給体13を支承す
る支承突起23を突設し、しかも正逆回動されるモータ
リンク21に設けた係止突起20との係合により回動軸
24を軸として正逆回動される作動リンク22とにより
構成されている。したがって、モータ18を採取供給体
13の上限位置が変わらず、下限位置が変わるように正
逆回転範囲を調節すれば、堆積穀物層の下層部位置、中
間層部位置、上層部位置およびその他の堆積任意位置に
おける乾燥穀物の一部を容易に採取することができる。
上限位置に上動された傾斜状を呈する採取供給体13の
他端開口部側にはホッパー25が設けられ、これがホッ
パー25の下部には水分検出器26を連通状に配設して
採取された乾燥穀物をホッパー25より自動的に水分検
出器26に供給し、乾燥穀物の水分を測定することがで
きる。27は、乾燥筺1の排出側bに設けた開閉シャッ
ター式の排出部であり、28は、走行機台11aの一側
に配設した制御盤である。
【0014】
【考案の効果】本考案は、上述のとおりに構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。請求項1の太陽熱
利用乾燥機における水分測定用サンプリング装置におい
ては、攪拌移送ロータにより跳ね出された乾燥穀物の一
部を、上下回動装置を介し上下回動調節される採取供給
体により適確に採取した後、水分検出器に供給し、その
水分を検出できるので、穀物を収容する乾燥筺がたとえ
どのようなものであっても、一個の水分検出器で任意堆
積位置における乾燥穀物の水分を容易に検出し、穀物を
略均一に通風乾燥させることができる許りか、排出時に
おける乾燥穀物の水分も検出できるので、未乾燥穀物が
排出部より排出されるのを確実に防止することができ
る。
【0015】請求項2の太陽熱利用乾燥機における水分
測定用サンプリング装置においては、モータの正逆回転
範囲を調節することで、採取供給体の上動上限位置を変
えずに下動下限位置を任意に変更調節できるので、層状
をなして堆積された下層部位置、中間層部位置、下層部
位置、その他任意の堆積層位置における乾燥穀物を自由
に採取し、その平均水分値を簡単に得ることができるた
め、水分測定の精度をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水分測定用サンプリング装置を備えた太陽熱利
用乾燥機の縦断側面図である。
【図2】一部を切欠した要部の拡大斜視図である。
【図3】水分測定用サンプリング装置の作用説明正面図
である。
【図4】水分測定用サンプリング装置の作用説明側面図
である。
【符号の説明】
1 乾燥筺 11 攪拌移送ロータ 12 水分測定用サンプリング装置 13 採取供給体 14 受容器 15 供給筒 16 支軸 17 上下回動装置 18 モータ 19 モータ軸 20 係止突起 21 モータリンク 22 作動リンク 23 支承突起 24 回動軸 26 水分検出器 a 供給側 b 排出側
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 25/00 F26B 17/20 F26B 23/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥筺上に、供給側と排出側との間を往
    復走行ができるように搭載した攪拌移送ロータの穀物跳
    ね出し側に、跳ね出された乾燥穀物の一部を採取して水
    分検出器に供給する採取供給体を上下回動装置を介し上
    下回動調節ができるよう軸架したことを特徴とする太陽
    熱利用乾燥機における水分測定用サンプリング装置。
  2. 【請求項2】 上下回動装置は、モータにより正逆回動
    されるようモータ軸に直結され、一側に係止突起を突設
    したモータリンクと、一側に採取供給体を支承する支承
    突起を突設し、しかも正逆回動されるモータリンクに設
    けた係止突起との係合により回動軸を軸として正逆回動
    される作動リンクとにより構成したことを特徴とする請
    求項1記載の太陽熱利用乾燥機における水分測定用サン
    プリング装置。
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