JP2878067B2 - 穀物貯留施設の張込み用分散装置 - Google Patents

穀物貯留施設の張込み用分散装置

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JP2878067B2
JP2878067B2 JP12226593A JP12226593A JP2878067B2 JP 2878067 B2 JP2878067 B2 JP 2878067B2 JP 12226593 A JP12226593 A JP 12226593A JP 12226593 A JP12226593 A JP 12226593A JP 2878067 B2 JP2878067 B2 JP 2878067B2
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grain
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dispersing device
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和彦 細川
裕幸 昆
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Kubota Corp
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  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライスセンター、カン
トリーエレベータ、等の穀物貯留施設における穀物貯留
槽に穀物を上方より分散しながら張込む装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記穀物貯留槽の天井部に備えら
れる張込み用分散装置としては、円盤型あるいは筒型の
分散具を縦軸心周りに一定速度で回転させ、その中心上
部から穀物を落下させることで分散して張込むように構
成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分散装置で
は、時間当たりの供給量、穀物の堆積高さ、穀物の比
重、等の条件によって分散精度にむらが発生しやすく、
特に、床面を通気面にして通気乾燥させる乾燥貯留施設
においては分散むらがあると、堆積高さの低い部分で風
が抜けやすくなって乾燥むらができやすい不具合があっ
た。本発明は、このような従来装置の不具合を解消でき
る張込み用分散装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明特徴構成は、上方から受入れた穀物を側部から
放出するように縦軸心周りに回転可能に軸支した分散具
を、変速制御手段を介して周期的に変速制御するように
構成するとともに、変速手段では、分散具への穀物供給
が途切れている間は、その途切れる直前における分散具
の回転速度を維持するように構成してある点にある。
又、好ましくは、分散具に、縦軸心に対して所定の角度
で外下方に向かう複数の排出口を備える。
【0005】
【作用】上記構成によると、分散具が低速で回転される
時には穀物は貯留槽の中央付近に堆積し、高速で回転さ
れる時には穀物は貯留槽の周囲に拡散して堆積する。こ
の際、時間当たりの供給量、穀物の堆積高さ、穀物の比
重、等の条件に応じて、分散具の回転速度、変速幅、変
速周期を変更することで、堆積高さが均一な張込みが可
能となる。
【0006】そして、分散具への穀物供給が途切れてい
る間は、その途切れる直前における分散具の回転速度を
維持するように制御されるので、穀物が間欠的に分散具
に供給されることがあっても、真に穀物供給されている
状態において変速制御が行われることになり、より正確
な張込みを行うことができる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明によれば、穀物供給の有
無を含む各種の条件に拘わらず、堆積高さを精度良く均
一にした張り込みが可能となり、特に、乾燥のために通
風する貯留槽では局部的な風の抜けのない通風を行っ
て、ムラのない良好な乾燥を行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】先ず、本発明の原理について説明する。図1
に示すように、縦軸心Pを中心として分散具22を回転
させて、その排出口22bから穀粒飛散を検討するに、
排出口22bの放出角度をθ、穀粒の飛出し速度をv(m
/s) 、重力加速度をg (m/s2)とすると、落下高さh(m)
、および到達距離r(m) は h=vy t+1/2 ・g t2 (垂直分速度 vy =v・sin θ) r=vx t (水平分速度 vx =v・cos θ) となり、各区分〜の中心までの半径をr1,r2,r3,
4,r5 を到達距離とする飛出し速度vを演算して、そ
の飛出し速度vが得られるような回転数で分散具22を
回転駆動することによって、各区分〜区分に穀物を
飛散供給することができる。
【0009】分散具22からの穀粒の飛出し速度vは、
各種の条件に影響されるが、分散具22の回転速度に略
比例すると考えられ、分散具回転速度を上記比率で変速
制御することで各区分〜への張り込みが可能とな
る。 又、各区分〜の面積をA1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A
5 とすると、 A2 =3 A13 =5 A14 =7 A15 =9 A1 となり、区分の中心までの半径rと各区分の面積は正比
例する。従って、区分に所定厚さに穀物を張り込むの
に費やす時間をt0 秒とすると、各区分に同じ厚さの穀
物張り込みを行うには、区分では3t0 秒、区分で
は5t0 秒、区分では7t0 秒、区分では9t
0 秒、の張り込み時間をかける必要がある。
【0010】その結果、例えば図4に示すように、分散
具22の回転速度を段階的に変化させることで、1サイ
クルの間に各区分〜に同じ高さの穀物張り込みを行
うことが可能となると考えられる。そして実際には、穀
物堆積高さによって落下高さが異なることになるので、
穀物堆積高さに応じて区分にまで飛散する回転数を設
定する必要がある。
【0011】以下、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に、張込み用分散装置を備え
た穀物貯留施設の一例である穀物貯留乾燥設備の概略構
成が示されている。この穀物貯留乾燥設備の穀物貯留槽
1は円筒状に形成され、その天井部に、張込み用分散装
置2を備えた穀物投入口3が設けられ、原材投入ホッパ
ー4に投入された穀物が揚送装置5および横送りコンベ
アライン6を介して穀物投入口3に供給されるようにな
っている。
【0012】貯留槽1の下部には通気面に構成された床
面7が備えられ、この通気床面7の下方全体に排風室8
が配備されるとともに、貯留槽1の上部には外気導入口
9や温調空気の取入れダクト10が設けられている。
又、貯留槽1の下部には搬出用オーガ11が装備される
とともに、排風室8内には通気床面7中央から取り出さ
れる穀粒を機外に搬出する搬送装置12が装備されてい
る。前記排風室8には送風機13が連通接続され、貯留
槽1の外気導入口9から導入した空気を下方に吸引流動
させて、貯留槽1の堆積穀粒14を乾燥するように構成
されている。
【0013】そして、この送風機13を駆動するインバ
ータ付きの電動モータ15が制御装置16を介して速度
制御されるよう構成されている。前記制御装置16に
は、前記原材投入ホッパー4に備えた計量装置17に接
続した演算記録装置18と、前記排風室8の適所に配備
した風圧センサ19とが接続されており、これら演算記
録装置18と風圧センサ19とからの情報に基づいて送
風機13の速度制御を行うようになっている。
【0014】前記張込み用分散装置2は、図2および図
3に示すように、下細りの筒状に形成された穀物投入口
3に縦軸心P周りに回転自在に回転軸21を支持し、こ
の回転軸21の下端に分散具22を取付けて構成されて
おり、この回転軸21と、穀物投入口3の外側に配備さ
れるインバータ付きの電動モータ23とが伝動チェーン
24で連動連結されている。前記分散具22は、上端に
穀物投入口3に臨む角形の開口22aを備えるととも
に、同一の下向き傾斜角で開口する一対の排出口22b
を対角位置に備えた形状に構成されている。
【0015】インバータ付きの電動モータ23は制御盤
25に接続されていて、図9に示す特性で分散具22を
最底回転数n1 から最高回転数n2 の範囲で自動的に変
化するように制御されるとともに、その最高回転数n2
が堆積高さに応じて変更されるようになっている。
【0016】尚、実際には前記計量装置17からは例え
ば100kg(あるいは200kg)ずつの間欠排出が
行われて、張込み用分散装置2による張り込みも間欠的
になるので、より正確な張り込みを行うためには、図9
中に示すように、穀物供給が途切れている間t1 だけ回
転数制御をロックすることが望ましい。つまり、分散具
22への穀物供給が途切れている間は、その途切れる直
前における分散具22の回転速度を維持するように構成
するのである。
【0017】〔別実施例〕 本発明は、次のような形態で実施することもできる。 (1) 単位時間当たりの張り込み量、及び、堆積高さ
計測する手段を備え、これらに計測情報に基づいて最適
の回転数制御特性を自動的に選択するように構成する。 (2) 分散具22の下向き傾斜角度を変更調節可能に
構成する。 (3) 図9に示す回転数制御特性に近似させて滑らか
に連続変化する回転数制御特性を設定する。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】飛散作動の説明図
【図2】原理構成を示す断面図
【図3】貯留槽内部の区分平面図
【図4】分散具の基本的な回転数制御特性を示す線図
【図5】穀物乾燥貯留施設の概略構成図
【図6】張込み用分散装置の平面図
【図7】張込み用分散装置の一部切り欠き側面図
【図8】張込み用分散装置の一部切り欠き正面図
【図9】分散具の回転数制御特性を示す線図
【符号の説明】
22 分散具 22b 排出口 P 縦軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 69/00 - 69/28 A01F 25/00 B65G 65/30 - 65/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から受入れた穀物を側部から放出す
    るように縦軸心(P)周りに回転可能に軸支した分散具
    (22)を、変速制御手段を介して周期的に変速制御す
    るように構成するとともに、前記変速制御手段では、前
    記分散具(22)への穀物供給が途切れている間は、そ
    の途切れる直前における前記分散具(22)の回転速度
    を維持するように構成してある穀物貯留施設の張込み用
    分散装置。
  2. 【請求項2】 前記分散具(22)に、前記縦軸心
    (P)に対して所定の角度で外下方に向かう複数の排出
    口(22b)を備えてある請求項1記載の穀物貯留施設
    の張込み用分散装置。
JP12226593A 1993-05-25 1993-05-25 穀物貯留施設の張込み用分散装置 Expired - Lifetime JP2878067B2 (ja)

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JP4543578B2 (ja) * 2001-05-29 2010-09-15 株式会社サタケ ラック式穀物乾燥装置
CN104495412B (zh) * 2014-11-19 2017-02-08 中冶长天国际工程有限责任公司 一种布料器的控制方法及装置
CN105129461A (zh) * 2015-10-05 2015-12-09 乔辉 粮仓封顶平整机

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JPS58134333U (ja) * 1982-03-03 1983-09-09 静岡製機株式会社 回転飛散式穀物分散装置
JPS59324A (ja) * 1983-03-28 1984-01-05 Naoyoshi Doi 投入物分散装置

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